JPH052265U - 車両運行記録解析装置 - Google Patents

車両運行記録解析装置

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JPH052265U
JPH052265U JP4574991U JP4574991U JPH052265U JP H052265 U JPH052265 U JP H052265U JP 4574991 U JP4574991 U JP 4574991U JP 4574991 U JP4574991 U JP 4574991U JP H052265 U JPH052265 U JP H052265U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両運行記録解析装置において、短時間の作業
区分も明確に表現した作業区分タイムチャート表を得る
ことを目的としている。 【構成】作業表示線プロット手段61a−1が、一定時
間間隔で収集した作業区分を示す運行データに基づい
て、一方向に作業区分の各項目の実行時間を開始時刻か
ら終了時刻までを表す作業表示線を表示手段61cにプ
ロットする。作業連絡線プロット手段61a−2が、上
記運行データに基づいて、上記一方向と直交する他の方
向に直前の終了項目の終了時刻から次の項目の開始時刻
までを結ぶ作業連絡線を点線又は破線で表示手段61c
プロットする。又は、作業連絡線を点線又は実線でプロ
ットすると共に、陰影プロット手段61a−3が作業表
示線に時間の進行方向の陰影をプロットする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両運行記録を解析する車両運行記録解析装置にかかり、特に、作 業区分を表すタイムチャート表を表示するようにした車両運行記録解析装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置は、車両運行データを収集する車載装置と共に、車両運行データ を収集し、この収集した運行データを解析して車両の運行状態を管理する図6に 示すような車両運行管理システムを構成する。
【0003】 同図において、1は車両のトランスミッション2から引き出した車軸の回転を 検出し、回転数を電気信号に変換して出力する回転センサ、3は回転センサ1か らの信号をサンプリングして入力し、演算により瞬時速度及び走行距離を求める と共に、必要に応じて所定のデータ圧縮処理を行ってそれを記録する車載装置で ある。この車載装置3には、運転者の作業区分を示す情報を入力する作業区分入 力器4が接続されると共に、可搬性の記録媒体であるICメモリカード5が着脱 自在に装着できるようになっている。ICメモリカード5は、これを車載装置3 に装着することによって、上記速度、距離及び作業区分などの運行データが記録 されるようになっている。
【0004】 また、同図において、6は車両の運行を管理する運送会社の車両管理事務所な どに設置される車両運行記録解析装置であり、この解析装置6に対して車載装置 3から取外したICメモリカード5を装着することによって、ICメモリカード 5から運行データを読み取ってフロッピディスクなどの記録媒体にセーブすると 共に、このセーブした運行データを解析してその結果を印字したり表示したりす る他、運行データを記録するため車載装置3に装着して使用するICメモリカー ド5の初期化や設定データなどの記録を行う。
【0005】 上記車載装置3は、具体的には、図7に示すような構成となっており、予め定 めた制御プログラムに従って動作するマイクロコンピュータ(CPU)31を有 する。CPU31は制御プログラムを格納するROM31a及び信号処理のため の各種のデータを格納するRAM31bを内蔵している。CPU31には、イン タフェース(I/F)32を介して回転センサ1からの信号及びイグニッション (IGN)スイッチのアクセサリ(ACC)スイッチの状態を示す信号が入力さ れ、またインタフェース(I/F)33を介して作業区分入力器4からの作業区 分を示す情報が入力される。
【0006】 また、CPU31には、作業区分入力器4から入力された情報によって現在の 作業区分を表示する表示器34が接続されると共に、図示しないコネクタを介し てICメモリカード5が着脱自在に接続されるようになっている。なお、35は 接続される回転センサ1からの信号によって速度や走行距離を演算するため、例 えばその種類に応じた所定の値などを設定するための設定スイッチである。
【0007】 上述した構成の車載装置3は、そのCPU31が図8のフローチャートに示す 仕事を実行して運行データの収集を行う。すなわち、CPU31はその電源の投 入によって動作を開始し、その最初のステップS1においてイニシャライズを行 い、続くステップS2においてIGNスイッチのACCがオン状態であるか否か を判定する。ステップS2の判定がYESのときにはステップS3に進み、ここ でCPU31のRAM31b内に構成した年月日時分秒の時間を刻む時計につい ての処理を行ってからステップS4に進む。
【0008】 ステップS4においては、ICメモリカード5が装着されたことに関連するカ ードに対する読み出し及び書き込みを伴うカード処理を行い、その後ステップS 5に進んでICメモリカード5に書き込み可能な状態であるか否かを判定する。 ステップS5の判定がNOのときには上記ステップS2に戻って上記ステップS 2乃至S5を繰り返し、ステップS5がYESとなるのを待つ。ステップS5の 判定がYESのときにはステップS6に進み、ここで回転センサ1からの信号に 基づいて速度を計測したり、計測した速度を示すデータを圧縮してICメモリカ ード5に記録する処理を行う。
【0009】 その後ステップS7に進んで後述するステップS8の終了後所定時間、例えば 1分経過したか否かをRAM31b内の時計によって判定する。このステップS 7の判定がYESのときにはステップS8に進んで回転センサ1からの信号に基 づいて1分間に走行した距離を計測したり、作業区分入力器4からの信号を入力 して、計測した距離及び作業区分情報をICメモリカード5に記録する処理を行 ってからステップS9に進み、ここで作業区分を表示器34に表示させる処理を 行ってから上記ステップS2に戻る。上記ステップS7の判定がNOのときには ステップS8を飛ばしてステップS9を経て上記ステップS2に戻る。
【0010】 以上のステップS2乃至S9のステップの実行により、IGNスイッチのAC Cがオン状態にあるときには、ICメモリカード5が装着されて書き込み可能に なっていれば、回転センサ1からの信号によって速度を計測し、これを圧縮処理 してICメモリカード5に書き込むと共に、1分間の走行距離を計測してこれを 作業区分情報と共にICメモリカード5に書き込むことを行う。
【0011】 上記ステップS2の判定がNOのとき、すなわちIGNスイッチのACCがオ フ状態にあるときには、ステップS10に進んで上記ステップS3と同様の時計 処理を行う。その後ステップS11に進んで後述するステップS14の終了後所 定時間、例えば1分経過したか否かをRAM31b内の時計によって判定する。 このステップS11の判定がYESのときにはステップS12に進んで上記ステ ップS4と同様のカード処理を行った後ステップS13に進んでICメモリカー ド5に書き込み可能な状態であるか否かを判定する。
【0012】 ステップS13の判定がYESのときにはステップS14に進み、ここで作業 区分入力器4からの信号を入力して、作業区分情報をICメモリカード5に記録 する処理を行ってからステップS15に進み、ここでIGNスイッチのACCが オン状態にあるか否かを判定し、この判定がNOのときには上記ステップS10 に戻り、YESのときには上記ステップS2に戻る。また、上記ステップS11 の判定がNOのときにはステップS12乃至S14を飛ばしてステップS15に 進み、ステップS13の判定がNOのときにはステップS14を飛ばしてステッ プS15に進む。
【0013】 以上のステップS10乃至S15のステップの実行により、IGNスイッチの ACCがオフ状態にあるときには、ICメモリカード5が装着されて書き込み可 能になっていれば、1分毎に作業区分入力器4からの信号に基づいて作業区分情 報をICメモリカード5に書き込むことを行う。
【0014】 ICメモリカード5には、上述した車載装置3によって図9に示すようにデー タが書き込まれる。先ず、ICメモリカード5の先頭には、ICメモリカード5 への記録の仕方などのカードを識別するデータであるカードID5aが書き込ま れ、このカードID5aと最後のオプション領域5bとの間には、カードID5 a側からICメモリカード5への書き込みが可能になってから不可能になるまで を1運行として識別するための運行ID5c1 、5c2 と、各運行IDに対応す る運行における1分毎の走行距離を示すデータと作業区分データとを対にした距 離、作業区分データ5d1 、5d2 とが書き込まれ、オプション領域5b側から 各運行毎の速度データ5e1 、5e2 を書き込まれる。
【0015】 そして、距離、作業区分データを形成する1分毎のデータは、図10に示すよ うに、下位5ビットで1分間の走行距離データと、上位3ビットで作業区分デー タとからなっている。この3ビットの作業区分データは、8種類の作業を表すこ とができ、例えば作業区分入力器4に設けた8個の作業入力釦の操作によって入 力された作業区分データを3ビットデータにコード化することによって書き込ま れる。
【0016】 一方、車両の運行を管理する運送会社の車両管理事務所などに設置される車両 運行記録解析装置6は、具体的には、図11に示すような構成となっており、予 め定めたプログラムに従って動作するパーソナルコンピュータ(パソコン)61 を有する。パソコン61には、パソコン本体61aと、これに接続されたキーボ ード61b、CRT61c、フロッピディスク(FD)ドライバ61d、プリン タ61e及びカードリーダ・ライタ(R/W)61fが接続されている。
【0017】 この解析装置6においては、フロッピディスクドライバ61dに解析プログラ ムなどを格納したプログラムフロッピディスク(FD)61g1 を装着して起動 することによって、車載装置3から取外してカードR/W61fに装着されたI Cメモリカード5から運行データを読み取り、これをFDドライバ61dに装着 れているデータフロッピディスク(FD)61g2 にセーブしたり、ICメモリ カード5から運行データを読み取った運行データを直接解析するか或いはデータ FD61g2 に一度セーブしている運行データを解析してその結果をCRT61 cに表示したり或いはプリンタ61eによって印字したりする他、運行データを 記録するため車載装置3に装着して使用するICメモリカード5の初期化や設定 データなどの記録を行う。
【0018】 上述した構成の解析装置6は、そのパソコン本体61aが図12のフローチャ ートに示す仕事を実行する。すなわち、パソコン本体61aはプログラムFD6 1g1 を装着することによって起動し、その最初のステップS21において処理 メニュー画面をCRT61cに表示させる。その後ステップS22に進み、ここ でキーボード61bのテンキーによる選択を待つ。
【0019】 今、キーボード61bのテンキーによってカード読み取りが選択されると、ス テップS23に進んでカードR/W61fに装着されているICメモリカード5 から運行データを読み取るカード読み取り処理を行い、続くステップS24にお いて運行データを読み取ったICメモリカード5を再利用できるようにするカー ド再利用処理を行う。その後ステップS25において読み取った運行データの保 存処理を行ってからステップS26に進んでエラー検出を行うエラー検出処理を 行い、次のステップS27において設定データによる選択を待つ。
【0020】 キーボード61bのテンキーによってFD読み取りが選択されると、ステップ S28に進んでFDドライバ61dに装着されているデータFD61g2 から運 行データを読み取るFD読み取り処理を行ってからステップS29に進んでエラ ー検出を行うエラー検出処理を行う。
【0021】 キーボード61bのテンキーによってカード確認処理が選択されると、ステッ プS30に進んでカードR/W61fに装着されているICメモリカード5を確 認するカード確認処理を行う。その後ステップS31に進んでフリーワード(F W)を変更するFW変更処理を行い、続くステップS32においてカード再利用 処理を行ってから次のステップS33において連続処理であるか否かを判定し、 連続であるときには上記ステップS30に戻ってステップS30乃至S33を繰 り返す。また、ステップS33の判定がNOのときには上記ステップS21に戻 る。また、ステップS22において終了が選択されたときにはステップS34に おいて終了処理を行って動作を終了する。
【0022】 上記ステップS27においては、ステップS35の連続読み取り処理、ステッ プS36の一覧表作成表示処理、ステップS37の運行管理表作成表示処理、ス テップS38のグラフ作成表示処理、ステップS39の安全管理表作成表示処理 、ステップS40の予備記録表作成表示処理を行う。ステップS35の連続読み 取り処理の実行後は上記ステップS23に戻り、ステップS36乃至S40の実 行後はステップS41に進んでキーボード61bのファンクションキーによる選 択を待つ。
【0023】 上記ステップS41におけるファンクションキーによる選択によって、ステッ プS42の一覧表作成表示処理、ステップS43の運行管理表作成表示処理、ス テップS44の安全管理表作成表示処理、ステップS45のグラフ作成表示処理 、ステップS46の印字処理、ステップS47の予備記録表作成表示処理をそれ ぞれ行ってからステップS41に戻り、無選択によって上記ステップS21に戻 る。
【0024】 上記予備記録表作成表示処理では、図13に示すような作業区分タイムチャー ト表を作成してCRT61c或いはプリンタ61eに出力する。すなわち、作業 区分タイムチャート表は、水平方向に運転、作業、荷積、荷卸、休憩、休息及び その他などからなる作業区分の各項目の実行時間(期間)の開始時刻から終了時 刻までを表す作業表示線L1 をプロットし、垂直方向に各項目の実行順序を明確 に表現するためある項目の終了時刻から次の項目の開始時刻までを結ぶ作業連絡 線L2 をプロットして作成したものである。
【0025】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図13について上述した従来の作業区分タイムチャート表は、例えば 24時間の長い時間軸を限られたスペースにプロットしなければならないため、 プロットするタイムチャート表の時間分解能を小さくすることができない。この ため、垂直方向にプロットした作業連絡線L2 が他の項目を跨ぐ部分に表現しな ければならない作業区分が存在し、その時間が短い場合には、その項目にプロッ トされる作業表示線L1 の長さは作業連絡線L2 の幅以下となってしまう。
【0026】 このような場合、作業を表すデータが存在していても作業連絡線L2 の存在に よって、水平方向にプロットした作業表示線L1 が消されてしまい、その項目の データの有無を明確に表現することができない。このため、例えば図13の点A の部分には、実際には、図14のB点のデータが存在しているにも拘らず、表示 において明確に確認することができないという問題点があった。
【0027】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、一方向に作業区分の各項目の 実行時間を開始時刻から終了時刻までを表す作業表示線をプロットし、上記一方 向と直交する他の方向に各項目の実行順序を明確に表現するため、直前の終了項 目の終了時刻から次の項目の開始時刻までを結ぶ作業連絡線をプロットして作成 する作業区分タイムチャート表を、短時間の作業区分についても明確に表現でき るようにした車両運行記録解析装置を提供することを課題としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案により成された車両運行記録解析装置は、図1 (a)の基本構成図に示すように、作業区分タイムチャート表を表示する表示手 段61cと、一定時間間隔で収集した作業区分を示す運行データに基づいて、一 方向に作業区分の各項目の実行時間を開始時刻から終了時刻までを表す作業表示 線を前記表示手段61cにプロットする作業表示線プロット手段61a−1と、 前記運行データに基づいて、前記一方向と直交する他の方向に直前の終了項目の 終了時刻から次の項目の開始時刻までを結ぶ作業連絡線を前記表示手段61cに プロットする作業連絡線プロット手段61a−2とを備え、前記作業表示線と作 業連絡線とによって作業区分タイムチャート表を作成する車両運行記録解析装置 において、前記作業連絡線プロット手段61a−2が作業連絡線を点線又は破線 によってプロットすることを特徴としている。
【0029】 上記課題を解決するため本考案により成された車両運行記録解析装置はまた、 図1(b)の基本構成図に示すように、作業区分タイムチャート表を表示する表 示手段61cと、一定時間間隔で収集した作業区分を示す運行データに基づいて 、一方向に作業区分の各項目の実行時間を開始時刻から終了時刻までを表す作業 表示線を前記表示手段61cにプロットする作業表示線プロット手段61a−1 と、前記運行データに基づいて、前記一方向と直交する他の方向に直前の終了項 目の終了時刻から次の項目の開始時刻までを結ぶ作業連絡線を前記表示手段61 cにプロットする作業連絡線プロット手段61a−2とを備え、前記作業表示線 と作業連絡線とによって作業区分タイムチャート表を作成する車両運行記録解析 装置において、前記作業表示線に時間の進行方向の陰影をプロットする陰影プロ ット手段61a−3を更に備えることを特徴としている。
【0030】
【作用】
上記図1(a)の構成において、作業表示線プロット手段61a−1が、一定 時間間隔で収集した作業区分を示す運行データに基づいて、一方向に作業区分の 各項目の実行時間を開始時刻から終了時刻までを表す作業表示線を表示手段61 cにプロットし、作業連絡線プロット手段61a−2が、上記運行データに基づ いて、上記一方向と直交する他の方向に直前の終了項目の終了時刻から次の項目 の開始時刻までを結ぶ作業連絡線を表示手段61cにプロットして作成した作業 区分タイムチャート表の作業連絡線が点線又は破線によってプロットされている ので、作業表示線が短時間の短いものであっても、作業連絡線に埋もれて隠れて しまうことがなくなる。
【0031】 上記図1(b)の構成において、陰影プロット手段61a−3が作業表示線に 時間の進行方向の陰影をプロットするので、作業表示線が短時間の短いものであ っても、陰影が作業連絡線から突出するようになる。
【0032】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。本考案による車両運行記録 解析装置は、そのハード構成は図11について上述した従来のものと同一でよく 、同図の解析装置6を構成しているパソコン61のパソコン本体61aが予め定 めたプログラムに従って行う仕事の内、特にステップS40及びS47の予備記 録表作成表示処理を図4及び図5のフローチャートについて後述するように行わ せることによって、図2及び図3に示すような作業区分タイムチャート表を作成 するようにしている。
【0033】 図2は本考案による車両運行記録解析装置により作成した作業区分タイムチャ ート表の一例を示す図である。図2の作業区分タイムチャート表は、運転、作業 、荷積、荷卸、休憩、休息及びその他などからなる作業区分の各項目の実行時間 (期間)の開始時刻から終了時刻までを表す作業表示線L1 の水平方向のプロッ トの仕方は大略従来と同じであるが、各項目の実行順序を明確に表現するための ある項目の終了時刻から次の項目の開始時刻までを結ぶ作業連絡線L2 の垂直方 向のプロットは点線又は破線で行う。
【0034】 このように垂直方向の作業連絡線L2 を点線や破線でプロットすることによっ て、水平方向の作業表示線L1 の幅Wを点線や破線の点より大きくし、この線L 1 が垂直方向の点線又は破線からなる作業連絡線L2 に隠れてしまわないように したり、作業表示線L1 を点線や破線の空白部にプロットすることによって作業 連絡線L2 が本来の点線や破線でなくなるようにすることができるようになり、 短時間の作業区分データであっても、明確に表現することができる。
【0035】 図3は本考案による車両運行記録解析装置により作成した作業区分タイムチャ ート表の他の例を示す図であり、図3の作業区分タイムチャート表は、水平方向 の作業表示線L1 のプロットは帯状に行うと共にその帯に時間の進行方向の陰影 L3 を付し、垂直方向の作業連絡線L2 のプロットは点線又は実線で行っている 。なお、陰影はベタ塗り又は網掛けによって付している。
【0036】 このように帯状の作業信号線L1 にその時間の進行方向に陰影L3 を付すよう にしているため、短時間の作業区分データであって作業表示線L1 の長さが垂直 連絡線L2 の幅内に埋もれてしまうようなものであっても、この作業表示線L1 に付された陰影L3 が作業連絡線L2 から突出してプロットされるので、作業区 分データを明確に表現することができる。
【0037】 以下、図2の作業区分タイムチャート表をプロットするための本考案による解 析装置の動作を、解析装置を構成するパソコン本体が行う仕事を示す図4のフロ ーチャートを参照して説明する。
【0038】 図4のフローチャートは図12のフローチャートにおけるステップS29又は S41において予備記録表作成表示処理が選択されたときにスタートし、その最 初のステップS101aにおいて、図12のフローチャートのステップS23の カード読み取り処理によってICメモリカード5から読み取り、ステップS25 でデータ保存処理した運行データ、或いは一度保存しデータFD61g2 から読 み取った運行データ中の距離データと共に1分毎に記録された作業区分データ( 図10)の全てについて解析装置のパソコンのCRT61c(図11)へのプロ ットが終了したか否かを判定する。
【0039】 そして、このステップS101aの判定がNOのときにはステップS102a に進んで作業区分の実行時間を水平方向にプロットする。このステップS102 aにおける実行時間は、運行データとして記録される最新ID開始時刻と作業区 分データの1分毎の記録間隔とによって求めることができる。その後ステップS 103aに進んで作業区分の変更があるか否かを1つ前の作業区分データと変化 したかどうかによって判定し、この判定がNOのときには上記ステップS101 aに戻って再度ステップS101a及びS102aを実行する。ステップS10 3aの判定がYESのときにはステップS104aに進んで変更になった作業区 分間を垂直方向に点線又は破線でプロットしてから上記ステップS101aに戻 って上記ステップを繰り返す。詳細には、任意の作業区分の終了時刻と次の作業 区分の開始時刻間を点線で結ぶ。また、全てのデータのプロットが終了してステ ップS101aの判定がYESとなると終了する。
【0040】 図5のフローチャートは図4のフローチャートと同様にしてスタートし、その 最初のステップS101bにおいて、図4のフローチャートと同様に作業区分デ ータ(図10)の全てについて解析装置のパソコンのCRT61c(図11)へ のプロットが終了したか否かを判定する。
【0041】 そして、このステップS101bの判定がNOのときにはステップS102b に進んで作業区分の実行時間を水平方向にプロットする。このステップS102 bにおける実行時間は、運行データとして記録される最新ID開始時刻と作業区 分データの1分毎の記録間隔とによって求めることができる。その後ステップS 103bに進んで水平方向のプロットに時間の進行方向で陰影を付してからステ ップS104bに進み、ここで作業区分の変更があるか否かを1つ前の作業区分 データと変化したかどうかによって判定し、この判定がNOのときには上記ステ ップS101bに戻って再度ステップS101a及びS102aを実行する。ス テップS104bの判定がYESのときにはステップS105bに進んで変更に なった作業区分間を垂直方向に点線又は実線でプロットしてから上記ステップS 101aに戻って上記ステップを繰り返す。詳細には、ステップS105bにお いては任意の作業区分の終了時刻と次の作業区分の開始時刻間を点線又は実線で 結ぶ。また、全てのデータのプロットが終了してステップS101bの判定がY ESとなると終了する。
【0042】 以上の説明から明らかなようにパソコン本体61aは、図4及び図5のフロー チャートのステップ102a及び102bの実行によって、一定時間間隔で収集 した作業区分を示す運行データに基づいて、一方向に作業区分の各項目の実行時 間を開始時刻から終了時刻までを表す作業表示線をCRT61cにプロットする 作業表示線プロット手段61a−1として、ステップS104a及び105bの 実行によって、運行データに基づいて、上記一方向と直交する他の方向に直前の 終了項目の終了時刻から次の項目の開始時刻までを結ぶ作業連絡線をCRT61 cにプロットする作業連絡線プロット手段61a−2として、図5のフローチャ ートのステップS103bの実行によって、作業表示線に時間の進行方向の陰影 をプロットする陰影プロット手段61a−3としてそれぞれ働く。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、作業区分タイムチャート表の作業連絡線 が点線又は破線によってプロットされているので、作業表示線が短時間の短いも のであっても、作業連絡線に埋もれて隠れてしまうことがなくなり、短時間の作 業区分についても明確に表現できる。
【0044】 また、作業表示線に時間の進行方向の陰影を付しているので、作業表示線が短 時間の短いものであっても、陰影が作業連絡線から突出するようになり、短時間 の作業区分についても明確に表現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両運行記録解析装置の基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本考案による解析装置によって作成される作業
区分タイムチャート表の一例を示す図である。
【図3】本考案による解析装置によって作成される作業
区分タイムチャート表の一例を示す図である。
【図4】解析装置が図2の作業区分タイムチャート表を
作成するためパソコン本体が行う仕事を示すフローチャ
ートである。
【図5】解析装置が図3の作業区分タイムチャート表を
作成するためパソコン本体が行う仕事を示すフローチャ
ートである。
【図6】車両運行記録解析装置を組み込んだ車両運行管
理システムの概略構成を示す図である。
【図7】図6のシステムの車載装置の具体的な構成を示
す図である。
【図8】図7中のCPUが行う仕事を示すフローチャー
トである。
【図9】図7の装置によって収集され書き込まれたIC
メモリカード内の運行データを示す図である。
【図10】図9中の一部分の詳細を示す図である。
【図11】車両運行記録解析装置の構成を示す図であ
る。
【図12】図11中のパソコン本体が行う仕事を示すフ
ローチャートである。
【図13】従来の解析装置によって作成された作業区分
タイムチャート表を示す図である。
【図14】従来の解析装置によって作成された作業区分
タイムチャート表の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
61a−1 作業表示線プロット手段(パソコン本体) 61a−2 作業連絡線プロット手段(パソコン本体) 61a−3 陰影プロット手段(パソコン本体) 61c 表示手段(CRT)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業区分タイムチャート表を表示する表
    示手段と、一定時間間隔で収集した作業区分を示す運行
    データに基づいて、一方向に作業区分の各項目の実行時
    間を開始時刻から終了時刻までを表す作業表示線を前記
    表示手段にプロットする作業表示線プロット手段61a
    −1と、前記運行データに基づいて、前記一方向と直交
    する他の方向に直前の終了項目の終了時刻から次の項目
    の開始時刻までを結ぶ作業連絡線を前記表示手段にプロ
    ットする作業連絡線プロット手段61a−2とを備え、
    前記作業表示線と作業連絡線とによって作業区分タイム
    チャート表を作成する車両運行記録解析装置において、
    前記作業連絡線プロット手段61a−2が作業連絡線を
    点線又は破線によってプロットすることを特徴とする車
    両運行記録解析装置。
  2. 【請求項2】 作業区分タイムチャート表を表示する表
    示手段と、一定時間間隔で収集した作業区分を示す運行
    データに基づいて、一方向に作業区分の各項目の実行時
    間を開始時刻から終了時刻までを表す作業表示線を前記
    表示手段にプロットする作業表示線プロット手段61a
    −1と、前記運行データに基づいて、前記一方向と直交
    する他の方向に直前の終了項目の終了時刻から次の項目
    の開始時刻までを結ぶ作業連絡線を前記表示手段にプロ
    ットする作業連絡線プロット手段61a−2とを備え、
    前記作業表示線と作業連絡線とによって作業区分タイム
    チャート表を作成する車両運行記録解析装置において、
    前記作業表示線に時間の進行方向の陰影をプロットする
    陰影プロット手段を更に備えることを特徴とする車両運
    行記録解析装置。
JP1991045749U 1991-06-18 1991-06-18 車両運行記録解析装置 Expired - Lifetime JP2600372Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001236590A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Horiba Ltd ディジタル式運行管理システム

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