JPH05226063A - 面状ヒータの局部加熱防止方法 - Google Patents

面状ヒータの局部加熱防止方法

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JPH05226063A
JPH05226063A JP2851992A JP2851992A JPH05226063A JP H05226063 A JPH05226063 A JP H05226063A JP 2851992 A JP2851992 A JP 2851992A JP 2851992 A JP2851992 A JP 2851992A JP H05226063 A JPH05226063 A JP H05226063A
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JP
Japan
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planar heater
heater
temperature
local heating
timer means
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JP2851992A
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English (en)
Inventor
Atsushi Machiya
敦司 町屋
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 局部加熱の発生を一掃できる面状ヒータの局
部加熱防止方法を提供する。 【構成】 制御装置19に一定の通電時間と断電時間を繰
り返して制御するタイマー手段20を設ける。タイマー手
段20によって面状ヒータ本体15への通断電を制御し前記
面状ヒータ本体15を所定温度に制御する。面状ヒータ本
体15を強制循環制御して連続給電をなくして、局部加熱
が生じるような虞を低コストで一掃できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床暖房、屋根融雪、電
気マット或いは洋式便座のヒータ等に用いられる面状ヒ
ータの局部加熱防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の面状ヒータ装置は、図6に示すよ
うに面状ヒータ1が温度調節機能を備えた電源制御装置
2に接続され、前記面状ヒータ装置1には、サーモスタ
ット、温度ヒューズなどの温度センサ3が複数配設され
ていると共に、この温度センサ3が図示しないリード線
を介して前記電源制御装置2に接続されて面状ヒータ1
の温度をフィードバックして前記電源制御装置2を介し
て面状ヒータ1の温度制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、面状ヒータ1に配設した温度センサ3の検知周囲の
温度を検知して前記面状ヒータ1全体を制御するもので
あるが、例えば床暖房の面状ヒータ1の場合に該面状ヒ
ータ1の角部、すなわち温度センサ3より離れて温度検
知ができない部位4に座布団等が比較的長時間置いてあ
った場合には、前記座布団が断熱の作用を有する。した
がって面状ヒータ1が温度センサ3によって温度制御さ
れて、温度センサ3の検知周囲を所定温度になるように
面状ヒータ1を制御するが、前記部位4においては、放
熱がされずに前記温度センサ3によって面状ヒータ1が
連続通電すると、前記部位4は温度上昇し続け、この結
果該部位4には火傷等の虞がある高温の局部加熱が生ず
る。
【0004】このような問題を解決する一手段として、
例えば温度センサ3を面状ヒータ1に満遍なく多数配設
して、温度センサ3によって温度センサ3の全域を温度
検知することが考えられるが、このような場合において
は、多数の温度センサに伴うコストによって装置が高価
になるのみならず、温度センサのリード線に伴う製造上
の問題等がある。
【0005】本発明は、前記問題を解決して面状ヒータ
を制御装置に接続して前記面状ヒータを所定温度に制御
する面状ヒータ装置において、低コストで局部加熱の発
生を一掃できる面状ヒータの局部加熱防止方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、面状ヒータを
制御装置に接続して前記面状ヒータを所定温度に制御す
る面状ヒータ装置において、前記制御装置には一定時間
で通断電を繰り返して制御するタイマー手段を備え、該
タイマー手段によって前記面状ヒータへの通断電を制御
して前記面状ヒータを所定温度に制御して面状ヒータの
局部加熱を防止するものである。
【0007】
【作用】前記構成によって、面状ヒータはタイマー手段
を備えた制御装置によって、一定時間通電して発熱し、
その後に一定時間断電して、通断電を強制的に繰り返す
ことによって面状ヒータを所定温度に制御して、前記面
状ヒータへの通電が連続的になることはなく、したがっ
て面状ヒータが局部加熱となることを防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明一実施例を図1乃至図4を参照
して説明する。実施例は床暖房の場合を示しており、図
1に示すように床下に複数並設される面状ヒータである
面状ヒータユニット11は、図1に示すように木製の枠体
12の底部側から断熱クッション材12A、空気層によって
形成される超断熱構造13、不燃断熱材14が設けられ、さ
らに前記不燃断熱材14上に面状ヒータ本体15が設けられ
ていると共に、この面状ヒータ15上にアルミニュームシ
ート等の伝熱部材16が設けられている。そして前記配設
された伝熱部材16の上面には床板等の床材17が設けられ
る。図2に示すように前記複数の面状ヒータユニット1
1、11A、11B、11C、11D、11Eに各々設けられる面
状ヒータ本体15、15A、15B、15C、15D、15Eのリー
ド線18、18A、18B、18C、18D、18Eは制御装置19に
接続されている。この制御装置19には一定の通断電時間
を繰り返して制御するマイコン、リレー(図示せず)な
どからなるタイマー手段20が設けられており、前記面状
ヒータユニット11…に設けられた面状ヒータ本体15…は
2つにグループ化されて通断電制御されるようになって
いる。すなわち一方のグループ化された面状ヒータ本体
15、15B、15Dは図3に示すように、例えば前記タイマ
ー手段20によって3.5分間通電、3.5分間断電(オ
ン)、3.5分間通電(オフ)…を繰り返すように制御
されて前記面状ヒータユニット11、11B、11Dの伝熱部
材16の温度を図4のに示すように例えば略42度に加
熱し、ひいては前記面状ヒータユニット11、11Aに対応
する床材17を所定温度を図4のに示すように例えば略
28度になるようにしている。他方にグループ化された
面状ヒータ本体15A、15C、15Eは、前記タイマー手段
20によって前記面状ヒータ本体15、15B、15Dが3.5
分間通電(オン)しているときに3.5分間断電(オ
フ)し、その後前記面状ヒータ本体15、15B、15Dが
3.5分間断電(オフ)しているときに3.5分間通電
(オン)することを繰り返すように制御されて前記面状
ヒータユニット11A、11C、11Eの伝熱部材16の温度を
例えば略42度に加熱し、ひいては前記面状ヒータユニ
ット11A、11C、11Eに対応する床材17を所定温度、例
えば略28度になるようにしている。尚、前記タイマー
手段20の時間設定は適時調節スイッチなどによって調整
できるようになっている。また二次的な温度調節として
前記制御装置19には温度調節摘み21が設けられると共
に、前記面状ヒータユニット11、…には、各々温度セン
サー22がリード線(図示せず)を介して前記制御装置19
の接続している。すなわち前記面状ヒータ本体15は前記
制御装置19のタイマー手段20によって、3.5分間通
電、3.5分間断電を繰り返すものであるが、例えば床
材17を例えば略20度に下げる場合には、前記温度調節
摘み21を調節して、3.5分間の通電中であっても、前
記温度センサー22による検知に起因する制御が優先して
断電するように前記制御装置19には温度制御回路(図示
せず)が組み込まれている。
【0009】次に前記構成についてその作用を説明す
る。制御装置19のメインスイッチ(図示せず)を作動す
ることによって、図3に示すように面状ヒータ本体15、
15B、15Dが3.5分間通電すると共に面状ヒータ本体
15A、15C、15Eは3.5分間断電する。前記面状ヒー
タ本体15、15B、15Dは通電に伴って発熱して放熱す
る。この際に該熱は前記断熱クッション材12、超断熱構
造13、不燃断熱材14によって床下側への伝熱が抑止さ
れ、この結果前記熱は床材17側にのみ伝熱する。この後
に面状ヒータ15A、15C、15Eが3.5分間通電すると
共に面状ヒータ15、15B、、15Dは3.5分間断電す
る。したがって面状ヒータ本体15等への給電は、強制的
に最長3.5分間の通電後、3.5分間断電することに
よって、前記面状ヒータ本体15には連続して給電がなさ
ることはない。したがって床材17上に座布団 (図示せ
ず)等が置かれて該箇所が断熱状態であっても、面状ヒ
ータ本体15、ひいては床材17は局部加熱が生じるような
一定温度以上の高温度の温度上昇が発生することはな
い。尚、図4におけるは座布団を置いた箇所の床材17
の温度を示したものであり、この温度は略45度で上昇
が抑止されて異常高温の局部加熱が発生しないことを示
している。
【0010】以上のように、制御装置19に一定の通電時
間と断電時間を繰り返して制御するタイマー手段20を備
え、該タイマー手段20によって面状ヒータ本体15への通
断電を制御し前記面状ヒータ本体15を所定温度に制御し
て、面状ヒータ本体15への給電を強制的に断電すること
によって、すなわち面状ヒータ本体15を強制循環制御し
て連続給電をなくして、局部加熱が生じるような虞を低
コストで一掃できる。さらに前記面状ヒータユニット11
…においては、下部に断熱クッション材12、超断熱構造
13、不燃断熱材14を設けたことによって、面状ヒータユ
ニット11…の裏側の温度上昇はなく、熱エネルギーの損
失を無くすことができる。しかも前記面状ヒータユニッ
ト11…は上記のように面状ヒータユニット11…の裏側の
温度上昇をなくして、強制循環の制御を行うことができ
るようにしたため、前記面状ヒータ本体15の総電力消費
量の略半分の電力消費量で常時済み、電力消費を節約す
ることができる。
【0011】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば床盤暖房以外に屋根融雪、電気マット
或いは洋式便座のヒータ等にも使用することができ、ま
た図5に示すようにタイマー手段に通断電時間を適時変
更してもよい等種々の変形が可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明は、面状ヒータを制御装置に接続
して前記面状ヒータを所定温度に制御する面状ヒータ装
置において、前記制御装置には一定時間で通断電を繰り
返して制御するタイマー手段を備え、該タイマー手段に
よって前記面状ヒータへの通断電を制御して前記面状ヒ
ータを所定温度に制御して面状ヒータの局部加熱を防止
するものであり、前記面状ヒータを強制的に通電、断電
の循環制御することによって、低コストで面状ヒータの
局部加熱を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例を示す面状ヒータユニットの断
面図である。
【図2】本発明一実施例を示す電気配線図である。
【図3】本発明の一実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す温度グラフである。
【図5】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
11 面状ヒータユニット(面状ヒータ) 19 制御装置 20 タイマー手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】従来例を示す平面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例を示す電気配線図である。
【図2】本発明一実施例を示す面状ヒータユニットの
断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図4】本発明の一実施例を示す温度グラフである。
【図5】本発明の他の実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図6】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】 11 面状ヒータユニット(面状ヒータ) 19 制御装置 20 タイマー手段
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面状ヒータを制御装置に接続して前記面
    状ヒータを所定温度に制御する面状ヒータ装置におい
    て、前記制御装置には一定時間で通断電を繰り返して制
    御するタイマー手段を備え、該タイマー手段によって前
    記面状ヒータへの通断電を制御して前記面状ヒータを所
    定温度に制御して面状ヒータの局部加熱を防止すること
    を特徴とする面状ヒータの局部加熱防止方法。
JP2851992A 1992-02-14 1992-02-14 面状ヒータの局部加熱防止方法 Pending JPH05226063A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2851992A JPH05226063A (ja) 1992-02-14 1992-02-14 面状ヒータの局部加熱防止方法

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JPH05226063A true JPH05226063A (ja) 1993-09-03

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JP (1) JPH05226063A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7536124B2 (en) 2006-11-27 2009-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus with detection of an abnormal state of heater element groups

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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