JPH05225664A - 複数カセット装填装置 - Google Patents
複数カセット装填装置Info
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- JPH05225664A JPH05225664A JP3063410A JP6341091A JPH05225664A JP H05225664 A JPH05225664 A JP H05225664A JP 3063410 A JP3063410 A JP 3063410A JP 6341091 A JP6341091 A JP 6341091A JP H05225664 A JPH05225664 A JP H05225664A
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- tray device
- tray
- cassette
- state
- pop
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のカセットを予めトレイ装置に装填し、カ
セットを選択的に記録再生部に配置するために各種の位
置へ移動させる場合、その制動手段を簡単な構成として
正確な移動位置決めが可能であり、その駆動モータを制
御する手段を持ち動作上の信頼性が高い装置を得る。 【構成】テープ記録再生機能を内蔵した筐体10の開口
部を通して水平に挿脱自在であり、上面に複数のカセッ
トを配置できるトレイ装置100と、トレイ装置の水平
移動経路の途中に設けられ、トレイ装置が停止する位置
に対応してトレイ装置の突起に弾性的に嵌合するクリッ
ク手段81とを備える。
セットを選択的に記録再生部に配置するために各種の位
置へ移動させる場合、その制動手段を簡単な構成として
正確な移動位置決めが可能であり、その駆動モータを制
御する手段を持ち動作上の信頼性が高い装置を得る。 【構成】テープ記録再生機能を内蔵した筐体10の開口
部を通して水平に挿脱自在であり、上面に複数のカセッ
トを配置できるトレイ装置100と、トレイ装置の水平
移動経路の途中に設けられ、トレイ装置が停止する位置
に対応してトレイ装置の突起に弾性的に嵌合するクリッ
ク手段81とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)やデジタルオーディオテ
ープレコーダ(以下DATと記す)等に使用される複数
カセット装填装置に関する。
レコーダ(以下VTRと記す)やデジタルオーディオテ
ープレコーダ(以下DATと記す)等に使用される複数
カセット装填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送番組として、長時間も
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。
のが多くなっている。また衛星放送の開始により放送時
間帯も深夜に及ぶ番組ものが増加しつつある。そこで、
VTRの録画態勢も留守中の録画、長時間録画が可能な
ように移行しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
VTRでは、テープカセットを1巻だけ装填して、これ
に長時間録画、あるいは留守録画を行う構造であるため
に、録画容量には限度がある。また、カセットの大きさ
にも規格があるために大容量のカセットテープを作成す
るには制約が生じる。これを解決するために、複数のカ
セットを装填できるようにVTRを構成する提案がなさ
れている。しかし、複数のカセットを装填できるように
し、かつ複数カセットを搬送手段に予め載置しておき選
択的にカセット駆動部に搬送して再生あるいは録画を得
る場合、その搬送手段が必要となる。しかし、この搬送
手段の場合、1巻のカセットを搬送するのに比べて複数
のカセットを搭載されているのであるから、所定の位置
へ正確に移動し位置決めされる必要がある。このような
事情があるにも係わらず、複数のカセットを搭載した搬
送手段は、全体的に重量が大きくなり制動機構を必要と
し、この結果機器内部の部品点数が多くなり複雑になる
傾向にある。
VTRでは、テープカセットを1巻だけ装填して、これ
に長時間録画、あるいは留守録画を行う構造であるため
に、録画容量には限度がある。また、カセットの大きさ
にも規格があるために大容量のカセットテープを作成す
るには制約が生じる。これを解決するために、複数のカ
セットを装填できるようにVTRを構成する提案がなさ
れている。しかし、複数のカセットを装填できるように
し、かつ複数カセットを搬送手段に予め載置しておき選
択的にカセット駆動部に搬送して再生あるいは録画を得
る場合、その搬送手段が必要となる。しかし、この搬送
手段の場合、1巻のカセットを搬送するのに比べて複数
のカセットを搭載されているのであるから、所定の位置
へ正確に移動し位置決めされる必要がある。このような
事情があるにも係わらず、複数のカセットを搭載した搬
送手段は、全体的に重量が大きくなり制動機構を必要と
し、この結果機器内部の部品点数が多くなり複雑になる
傾向にある。
【0004】そこで、この発明は、複数のカセットを予
めトレイ装置に装填し、カセットを選択的に記録再生部
に配置するために各種の位置へ移動させる場合、その制
動手段を簡単な構成として正確な移動位置決めが可能で
あり、しかもその駆動モータを制御する手段を持ち動作
上の信頼性が高い複数カセット装填装置を提供すること
を目的とする。
めトレイ装置に装填し、カセットを選択的に記録再生部
に配置するために各種の位置へ移動させる場合、その制
動手段を簡単な構成として正確な移動位置決めが可能で
あり、しかもその駆動モータを制御する手段を持ち動作
上の信頼性が高い複数カセット装填装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、テープ記録
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に挿脱自在であ
り、上面に複数のカセットを配置できるトレイ装置と、
前記筐体内部の前記トレイ装置の水平移動経路の途中に
設けられ、前記トレイ装置が停止する位置に対応してト
レイ装置の突起に弾性的に嵌合するクリック手段とを備
える。
再生機能を内蔵した筐体と、この筐体の前面に開設され
た開口部と、この開口部を通して水平に挿脱自在であ
り、上面に複数のカセットを配置できるトレイ装置と、
前記筐体内部の前記トレイ装置の水平移動経路の途中に
設けられ、前記トレイ装置が停止する位置に対応してト
レイ装置の突起に弾性的に嵌合するクリック手段とを備
える。
【0006】また、テープ記録再生機能を内蔵した筐体
と、この筐体の前面に開設された開口部と、この開口部
を通して水平に挿脱自在であり、上面に複数のカセット
を配置できるトレイ装置と、このトレイ装置のラックに
噛合するギアを介して前記トレイ装置を水平移動方向へ
駆動するモータと、前記トレイ装置の移動位置を検出す
る位置検出手段と、この位置検出手段からの位置検出情
報を参照して、前記トレイ装置が所定の停止位置に到達
する前から前記モータの駆動電圧を制御し、速度を低下
せしめる速度制御手段とを備える。
と、この筐体の前面に開設された開口部と、この開口部
を通して水平に挿脱自在であり、上面に複数のカセット
を配置できるトレイ装置と、このトレイ装置のラックに
噛合するギアを介して前記トレイ装置を水平移動方向へ
駆動するモータと、前記トレイ装置の移動位置を検出す
る位置検出手段と、この位置検出手段からの位置検出情
報を参照して、前記トレイ装置が所定の停止位置に到達
する前から前記モータの駆動電圧を制御し、速度を低下
せしめる速度制御手段とを備える。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0008】図1乃至図5は、この発明が適用されたV
TRの筐体の中からシャーシ本体部を取出して外観を示
す図である。図1は左側前方から見た図でありトレイ装
置100がシャーシ本体部から最大に引き出された状態
を示し、図2は右側前方から見た図であり同じくトレイ
装置100がシャーシ本体部から最大に引出された状態
を示し、図3と図4はトレイ装置100が最も奥部に押
し込まれた状態で、右側前方から見た図と左側前方から
見た図を示している。
TRの筐体の中からシャーシ本体部を取出して外観を示
す図である。図1は左側前方から見た図でありトレイ装
置100がシャーシ本体部から最大に引き出された状態
を示し、図2は右側前方から見た図であり同じくトレイ
装置100がシャーシ本体部から最大に引出された状態
を示し、図3と図4はトレイ装置100が最も奥部に押
し込まれた状態で、右側前方から見た図と左側前方から
見た図を示している。
【0009】シャーシ本体は、左右の側板31Lと31
R、及び左右の側板31Lと31Rの前方上に架設され
た架設板32、後部上に架設された架設板33を主な構
成要素としている。側板31Lには、トレイ装置100
を前後方向へ駆動するための水平駆動モータ21(図3
に見える)や、トレイ装置100の前後移動に連動する
部材を駆動するためのギア41、42、さらにカム43
(図1、図4に見える)が設けられている。また側板3
1Rには、トレイ装置100に載置されるカセットを下
降させたり上昇させたりするための垂直駆動モータ51
(図4に見える)が取付けられている。さらに、垂直駆
動モータ51の動きを各種部品に伝達するためのギア5
2、53、54、55、及びカム56が設けられている
(図2、図3に見える)。トレイ装置100の具体的な
水平移動、及びトレイ装置100に載置されているカセ
ットの下降及び上昇制御手段については後述する。
R、及び左右の側板31Lと31Rの前方上に架設され
た架設板32、後部上に架設された架設板33を主な構
成要素としている。側板31Lには、トレイ装置100
を前後方向へ駆動するための水平駆動モータ21(図3
に見える)や、トレイ装置100の前後移動に連動する
部材を駆動するためのギア41、42、さらにカム43
(図1、図4に見える)が設けられている。また側板3
1Rには、トレイ装置100に載置されるカセットを下
降させたり上昇させたりするための垂直駆動モータ51
(図4に見える)が取付けられている。さらに、垂直駆
動モータ51の動きを各種部品に伝達するためのギア5
2、53、54、55、及びカム56が設けられている
(図2、図3に見える)。トレイ装置100の具体的な
水平移動、及びトレイ装置100に載置されているカセ
ットの下降及び上昇制御手段については後述する。
【0010】図5は、トレイ装置100の外観を示して
いる。トレイ装置100は、上面から見て枠型のトレイ
フレームを有し、その側板の外側のレールは、側板シャ
ーシの内側に設けられたローラに案内され水平に移動自
在である。フレーム101の左右の枠131、132を
構成する部分は、内部が空洞となっており、この内部に
は後述するようにパンタグラフ機構のリンクレバーなど
が収容されている。
いる。トレイ装置100は、上面から見て枠型のトレイ
フレームを有し、その側板の外側のレールは、側板シャ
ーシの内側に設けられたローラに案内され水平に移動自
在である。フレーム101の左右の枠131、132を
構成する部分は、内部が空洞となっており、この内部に
は後述するようにパンタグラフ機構のリンクレバーなど
が収容されている。
【0011】図6(A)、(B)、及び図7は、この発
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す説明図である。10はVTR
筐体であり、その前面には、開口12が形成され、この
開口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に
挿入したり、また筐体10内部から露出させたりするこ
とができる。なお、13は開口12に設けられた蓋であ
り、トレイ装置100が筐体10から引出されるときは
開き、筐体10内部に挿入されたときは閉じるようにな
っている。これは図示していないが、トレイ装置100
に連動する蓋開閉機構により実現される。
明が適用されたVTRのカセットローディング、アンロ
ーディング基本構成を示す説明図である。10はVTR
筐体であり、その前面には、開口12が形成され、この
開口12を通して前後方向へトレイ装置100を水平に
挿入したり、また筐体10内部から露出させたりするこ
とができる。なお、13は開口12に設けられた蓋であ
り、トレイ装置100が筐体10から引出されるときは
開き、筐体10内部に挿入されたときは閉じるようにな
っている。これは図示していないが、トレイ装置100
に連動する蓋開閉機構により実現される。
【0012】筐体10の内部には、トレイ駆動機構とし
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にそれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図6(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図6(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図7は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
て固定位置にモータ21が設けられ、中間ギア22を回
転駆動することができる。中間ギア22は、トレイ装置
100の前後移動方向に対して直交する方向の回転軸を
有し、前後にそれぞれ回転自在に設けられている駆動ギ
ア23、24を回転駆動することができる。駆動ギア2
3、24は、トレイ装置100の側部下面に設けられて
いるラックに噛合して、トレイ装置100を前後に駆動
することができる。また、VTRの内部には、カセット
を所定位置に装着しテープローディングを実行させる機
能がある。14は、メインシャーシでありカセットのリ
ールハブに係合するリール軸やテープローディング、テ
ープ駆動に必要な各種部品(図示せず)が設けられてい
る。また15は、所定の装着位置に配置されたカセット
から引き出されたテープがテープローディングにより添
接される回転ヘッドドラムである。図6(A)は前方部
の駆動ギア23がラックに噛合した状態、図6(B)は
前方部と後方部の駆動ギア23、24の双方がラックに
噛合した状態、図7は後方部の駆動ギア24がラックに
噛合した状態を示している。
【0013】トレイ装置100は、上面から見て枠型の
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
トレイフレームを有し、その側板の外側のレールは、筐
体10の内側に設けられたローラに案内され水平に移動
自在である。
【0014】このシステムは、トレイ装置100の上面
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図6(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
の前部領域と後部領域にそれぞれカセット200、30
0の2つを配置することができる(図6(A))。トレ
イ装置100の前部領域と後部領域にはそれぞれパンタ
グラフ機構201と301が取付けられている。パンタ
グラフ機構201と301は同様な機構であり、リンク
機構によりカセット底支持板を下降、上昇させることが
できる。
【0015】図6(A)はカセット200と300とが
前部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット200と300とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
操作を容易にしているからである。しかも、この状態で
は、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引き
出さなくても、後方のカセット300を取り出せること
ができるように設計されている。つまり、前方のカセッ
ト200は全体が露出するが、後方のカセット300は
その一部(先端部)のみが開口から露出している。この
ように設計することにより、トレイ装置100を引出す
距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割合
を少なくすることができるからである。
前部領域と後部領域とのそれぞれ載置された状態を示し
ている。カセット200と300とが先端部を斜め上方
に向けているのは、トレイ装置100に設けられている
ポップアップ機構により持ち上げられ、カセットの挿脱
操作を容易にしているからである。しかも、この状態で
は、トレイ装置100を筐体10の開口から大きく引き
出さなくても、後方のカセット300を取り出せること
ができるように設計されている。つまり、前方のカセッ
ト200は全体が露出するが、後方のカセット300は
その一部(先端部)のみが開口から露出している。この
ように設計することにより、トレイ装置100を引出す
距離が短くてすみ、取扱いの面で周辺空間を占める割合
を少なくすることができるからである。
【0016】図6(B)は、後方のパンタグラフ機構3
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図7には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してい
る。図6(A)の状態から図6(B)の状態に移るに
は、トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体
10の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後
方カセットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が
停止される。この位置に来ると、後述するパンタグラフ
ドライブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動
し、カセット300を下降させる。図6(B)の状態か
ら図7の状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が
下降しているカセット300を持ち上げるようにパンタ
グラフ機構を駆動し、トレイ装置100を元の位置に戻
す。次に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに
奥の方へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット
装着位置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットド
ライブ位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停
止させる。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、
今度はパンタグラフ機構201を駆動し、カセット20
0を所定位置まで下降させる。
01がトレイ通過位置下部のカセット装着位置へカセッ
ト300を装着した状態を示している。また図7には前
方のパンタグラフ機構201がカセット200を降下さ
せて所定のカセット装着位置へ装着した状態を示してい
る。図6(A)の状態から図6(B)の状態に移るに
は、トレイ駆動機構が動作し、トレイ装置100を筐体
10の内部方向へ水平に移動させ、第1の検出位置(後
方カセットドライブ位置)にくるとトレイ装置100が
停止される。この位置に来ると、後述するパンタグラフ
ドライブ機構が作動し、パンタグラフ機構301を駆動
し、カセット300を下降させる。図6(B)の状態か
ら図7の状態に移るには、パンタグラフドライブ機構が
下降しているカセット300を持ち上げるようにパンタ
グラフ機構を駆動し、トレイ装置100を元の位置に戻
す。次に、トレイ駆動機構がトレイ装置100をさらに
奥の方へ移動させ、パンタグラフ機構200がカセット
装着位置の上、つまり第2の検出位置(前方カセットド
ライブ位置)に来たときにトレイ装置100の移動を停
止させる。そして再度、パンタグラフドライブ機構が、
今度はパンタグラフ機構201を駆動し、カセット20
0を所定位置まで下降させる。
【0017】図7の状態では、後方のカセット300を
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15の衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図6(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
搭載しているパンタグラフ機構301は、丁度回転ヘッ
ドドラム15の上側に位置する。ここで、パンタグラフ
機構301は、トレイ装置100から若干浮き上がる方
向へガイドされ、カセット300及びパンタグラフ機構
301が回転ヘッドドラム15の衝突しないように設計
されている。パンタグラフ機構301を持ち上げる部材
は、筐体10の内部の側面に突出して取り付けられてい
るガイド部材16である。つまり、カセット300が上
昇した状態で、トレイ装置100が図6(A)の状態か
らさらに奥の方へ移動すると、このガイド部材16の傾
斜面にパンタグラフ機構301の底板が乗り上げるよう
に設計されている。このように、カセット300の待機
位置では、カセット300つまりパンタグラフ機構が若
干持ち上げられるようにしたのは、小形化のために筐体
10の高さを低くすると、トレイ装置100の移動軌跡
が回転ヘッドドラム15上部に衝突することになるから
である。また回転ヘッドドラム15部周辺の通気を良く
して温度上昇を軽減するとともに、カセットテープの安
全性を考慮したからである。
【0018】次に、図6(A)と図7の状態を比較して
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図6(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図7は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図6(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図7ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図6(A)、図7のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからであ
る。
みると、以下のように設計されていることがわかる。即
ち、図6(A)はトレイ装置100が最も引出された状
態であり、図7は最も奥に挿入された状態である。トレ
イ装置100の下面のエッジにはラックが設けられ、こ
れにギア23と24が噛合してトレイ装置100を前後
方向へ駆動するようになっている。しかし、図6(A)
の状態ではギア23のみが噛合し、図7ではギア24の
みが噛合するように、ギア23と24の配置がトレイ移
動方向へ並べて配置され、双方のギア23、24は中間
ギア22により連動するようになっている。このように
ギア23、24を配置することは、トレイ装置100の
前後方向の全長を短くできることを意味する。仮にトレ
イ装置100の駆動ギアを1個で実現しようとすると、
トレイ装置100の全長は実施例の場合よりも長くなら
ざるを得ない。なぜなら、図6(A)、図7のいずれの
状態でも、1つのギアに噛合する必要があるからであ
る。
【0019】このように、トレイ装置100の全長を短
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。図
8は、パンタグラフ機構301を代表して示し、またパ
ンタグラフドライブ機構も合わせて示している。
くできることは、重量を軽くして駆動装置の負荷を軽減
することは勿論のこと、カセット装填を行うときにトレ
イ装置100が突出する空間を狭くすることができ、周
辺の占有空間を小さくすることができる。また逆に、言
い換えれば、トレイ装置100の全長が短くても、トレ
イ装置の移動ストロークを大きくできることである。図
8は、パンタグラフ機構301を代表して示し、またパ
ンタグラフドライブ機構も合わせて示している。
【0020】パンタグラフ機構301は、各種の実施例
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図8(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられてい
る。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101
に形成された長穴103にピン104を介して係合さ
れ、リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持
板401の取付け部404に形成された長穴405にピ
ン406を介して係合されている。これにより、リンク
機構は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置
へ運ぶことができる。次に、パンタグラフ機構301を
駆動するパンタグラフ駆動機構について説明する。
が可能であるが、この装置では側面から見て×印状にク
ロスした第1と第2のリンクレバー311と312を基
本構成としている。リンクレバー311と312のクロ
ス点は、軸313により連結され、これによりリンクレ
バー311と312は、図8(A)と(B)のように両
端を近付けた状態(上昇状態)、離間(下降状態)させ
た状態になることができる。リンクレバー321と31
1の前方側端部は、それぞれトレイ装置100のフレー
ム101と、カセット底支持板401の取付け部402
に軸102と403により回動自在に取付けられてい
る。リンクレバー311の後方端部は、フレーム101
に形成された長穴103にピン104を介して係合さ
れ、リンクレバー312の後方端部は、カセット底支持
板401の取付け部404に形成された長穴405にピ
ン406を介して係合されている。これにより、リンク
機構は、カセット底支持板401を下降位置、上昇位置
へ運ぶことができる。次に、パンタグラフ機構301を
駆動するパンタグラフ駆動機構について説明する。
【0021】パンタグラフ駆動機構は、リンクレバー3
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を下
降位置方向へ押し付けたり、また上昇位置方向へ引上げ
たりする回動部品501を有する。仲介カム320は、
軸321によりリンクレバー312の途中に回動自在に
取付けられ、リンクレバー312の動作に追従して上下
する。この場合、仲介カム320には、係合ピン322
が設けられている。この係合ピン322は、フレーム1
01に間隔をおいて取付けられているガイド板120の
穴121に係合する。この穴121は、溝状でありパン
タグラフ機構の上昇位置をロックするロック機能と、パ
ンタグラフ機構の上下移動軌跡および下降位置を規制す
る規制機能を奏することができる。つまり、仲介カム3
20の係合ピン321は、穴121に係合して移動する
から、上下移動時の軌跡が規制されるとともに、下降位
置も穴121の下端部で位置決めされる。また、係合ピ
ン321は、上昇したときは、穴121に段状に窪んで
形成されたロック部121Aに係合し、不用意にパンタ
グラフ機構が下降しないように作用する。
12に回動自在に取付けられている仲介カム320を下
降位置方向へ押し付けたり、また上昇位置方向へ引上げ
たりする回動部品501を有する。仲介カム320は、
軸321によりリンクレバー312の途中に回動自在に
取付けられ、リンクレバー312の動作に追従して上下
する。この場合、仲介カム320には、係合ピン322
が設けられている。この係合ピン322は、フレーム1
01に間隔をおいて取付けられているガイド板120の
穴121に係合する。この穴121は、溝状でありパン
タグラフ機構の上昇位置をロックするロック機能と、パ
ンタグラフ機構の上下移動軌跡および下降位置を規制す
る規制機能を奏することができる。つまり、仲介カム3
20の係合ピン321は、穴121に係合して移動する
から、上下移動時の軌跡が規制されるとともに、下降位
置も穴121の下端部で位置決めされる。また、係合ピ
ン321は、上昇したときは、穴121に段状に窪んで
形成されたロック部121Aに係合し、不用意にパンタ
グラフ機構が下降しないように作用する。
【0022】ガイド板120にはさらにガイド溝122
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
が、先の穴121と平行して形成されているが、このガ
イド溝122は上端部と下端部でガイド板120を切り
欠くように形成されている。そしてこのガイド溝122
と重なって交差するように先の仲介カム320の回動先
端が位置するように設計されている。ガイド溝122は
上下方向に切り抜けているので、この溝122を回動部
品501の先端に設けられたローラ502が通過するこ
とができる。ローラ502は、図面上で上方向からガイ
ド溝122に対向している。
【0023】回動部品501は、筐体内部の固定位置
(トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により
回動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド
溝122に沿って上下することができる。図8(B)の
状態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であ
り、ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に
位置する。トレイ装置100の位置検出手段により位置
検出情報があると、回動部品501は、軸503を支点
にして図しない駆動手段により駆動され回動する。ここ
で、ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム
320の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若
干時計方向に回動する。このために、仲介カム320の
係合ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴1
21を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品50
1は、回動を続け、図8(A)の状態まで回動する。こ
の回動に伴い、パンタグラフ機構により支持されている
カセット底支持板401が下降し、カセットを所定の装
着位置へ配置する。このとき、穴121により仲介カム
320の係合ピン322は、位置規制された状態である
から、結果的にカセットの位置決めも行われることにな
る。また、このとき回動部材501の軸503と共に回
転する弾性を有した押え部品がカセットの左右中央部を
上方から押さえるようになっている。
(トレイ装置100の通過路の上側)に軸503により
回動自在に取付けられており、回動先端は、前記ガイド
溝122に沿って上下することができる。図8(B)の
状態は、パンタグラフドライブ機構が動作する前であ
り、ローラ502は、ガイド溝122の侵入口の上部に
位置する。トレイ装置100の位置検出手段により位置
検出情報があると、回動部品501は、軸503を支点
にして図しない駆動手段により駆動され回動する。ここ
で、ローラ502がガイド溝122に侵入し、仲介カム
320の回動端部に突き当たると、仲介カム320が若
干時計方向に回動する。このために、仲介カム320の
係合ピン322は、ロック部121Aから離脱し、穴1
21を下方向へ移動可能となる。よって、回動部品50
1は、回動を続け、図8(A)の状態まで回動する。こ
の回動に伴い、パンタグラフ機構により支持されている
カセット底支持板401が下降し、カセットを所定の装
着位置へ配置する。このとき、穴121により仲介カム
320の係合ピン322は、位置規制された状態である
から、結果的にカセットの位置決めも行われることにな
る。また、このとき回動部材501の軸503と共に回
転する弾性を有した押え部品がカセットの左右中央部を
上方から押さえるようになっている。
【0024】図8(A)は、カセット底支持板401が
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502
は、仲介カム320を反時計方向に押さえることにな
る。これにより、仲介カム320の係合ピン322は、
ロック部121Aへ移動する。よって、カセット底支持
板401が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置
にあるときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動
作することはない。
下降した状態を示し、この状態から上昇した状態に移る
には、回動部品501が図示しない駆動手段により反時
計方向に回動される。すると、ローラ502は、仲介カ
ム302のU字窪みに係合しているので、仲介カム30
2を引上げることになる。これに伴い、リンク機構が作
動し、カセット底支持板401が上昇する。仲介カム3
20が図(B)の状態になる直前では、ローラ502
は、仲介カム320を反時計方向に押さえることにな
る。これにより、仲介カム320の係合ピン322は、
ロック部121Aへ移動する。よって、カセット底支持
板401が上昇してトレイ装置100の高さと同じ位置
にあるときは、リンク機構が不用意に下降する方向へ動
作することはない。
【0025】図8では、開口から見て左側のパンタグラ
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。
フ機構及びそのドライブ機構について説明したが右側に
も同様な機構が設けられており、左右の機構が同期して
動作するようになっている。
【0026】図9は、トレイ装置100が筐体10から
引き出される際に、カセット200や300を外部から
扱い易くするためのポップアップ機構を示している。ト
レイ装置100が筐体10から引き出された状態では、
ポップアップ機構により前方のカセット200と後方の
カセット300は、前端を上方に向けて平行状態とな
る。そして後方のカセット300の底面が前方のカセッ
ト200の上面を滑るようにして後方のポップアップ部
材330に挿入できるように配置関係が設計されてい
る。
引き出される際に、カセット200や300を外部から
扱い易くするためのポップアップ機構を示している。ト
レイ装置100が筐体10から引き出された状態では、
ポップアップ機構により前方のカセット200と後方の
カセット300は、前端を上方に向けて平行状態とな
る。そして後方のカセット300の底面が前方のカセッ
ト200の上面を滑るようにして後方のポップアップ部
材330に挿入できるように配置関係が設計されてい
る。
【0027】図9(A)は、前部領域のポップアップ部
材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ支
持しているカセット200、300を持ち上げた状態を
示している。まず前方のポップアップ機構から説明す
る。
材230と後部ポップアップ部材330とがそれぞれ支
持しているカセット200、300を持ち上げた状態を
示している。まず前方のポップアップ機構から説明す
る。
【0028】ポップアップ部材230は、軸231を支
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部2332はカセット200の底部を持ち上げる
ことができる。軸231は、図示していないが、カセッ
ト底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けら
れている。従って、先に説明したようにカセット底支持
板240がパンタグラフ機構201により下降した場合
は、これと一体に下降することができる。
点としており前方側の回動端が上下方向へ回動自在であ
る。前方側の回動端には、支持部232が形成され、こ
の支持部2332はカセット200の底部を持ち上げる
ことができる。軸231は、図示していないが、カセッ
ト底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付けら
れている。従って、先に説明したようにカセット底支持
板240がパンタグラフ機構201により下降した場合
は、これと一体に下降することができる。
【0029】フレーム101の内壁には、フレーム10
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン11
1、112にその長穴261、262を係合させてい
る。さらにスライダー260は、ポップアップ部材23
0に対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を
持った切り欠き部264を有し、この切り欠き部264
を通じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取
付けられたピン233が侵入することができる。これ
は、パンタグラフ機構により下降されるときにポップア
ップ部材230がカセット底支持板240と共に下降
し、また元の位置に戻るときに必要であるからである。
1の移動方向と同じ方向へフレーム101に対して移動
できるスライダー260が配置されている。スライダー
260は、フレーム101の内壁に突出したピン11
1、112にその長穴261、262を係合させてい
る。さらにスライダー260は、ポップアップ部材23
0に対応した位置に、長穴261に通じ、かつ傾斜部を
持った切り欠き部264を有し、この切り欠き部264
を通じて長穴261部に、ポップアップ部材230に取
付けられたピン233が侵入することができる。これ
は、パンタグラフ機構により下降されるときにポップア
ップ部材230がカセット底支持板240と共に下降
し、また元の位置に戻るときに必要であるからである。
【0030】トレイ装置100が筐体10の内部に挿入
されるときは、図9(A)の状態から図9(B)の状態
になり、次に前方のカセット200は、ポップアップ部
材230の回動によりトレイ装置100と平行になる。
これは、図9(B)の状態から、さらにトレイ装置10
0が奥の方へ移動すると、スライダー230に対してピ
ン111、112及びポップアップ部材230が一体に
後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方に移
動)することになるので、ピン233は切り欠き部26
4の角部に突き当たり、ピン233を下から支える部分
がなくなるからである。そしてこの状態でスライダー2
60もフレーム101と一体に後方へ移動する。ポップ
アップ部材230は、切り欠き部264(長穴261の
端部に連続してL型に下方向へ解放している)があるた
めに、回動先端が下方へ回動し、カセット200をカセ
ット底支持板240に載置させた状態となる。
されるときは、図9(A)の状態から図9(B)の状態
になり、次に前方のカセット200は、ポップアップ部
材230の回動によりトレイ装置100と平行になる。
これは、図9(B)の状態から、さらにトレイ装置10
0が奥の方へ移動すると、スライダー230に対してピ
ン111、112及びポップアップ部材230が一体に
後方へ移動(相対的にはスライダー260が前方に移
動)することになるので、ピン233は切り欠き部26
4の角部に突き当たり、ピン233を下から支える部分
がなくなるからである。そしてこの状態でスライダー2
60もフレーム101と一体に後方へ移動する。ポップ
アップ部材230は、切り欠き部264(長穴261の
端部に連続してL型に下方向へ解放している)があるた
めに、回動先端が下方へ回動し、カセット200をカセ
ット底支持板240に載置させた状態となる。
【0031】逆に、奥のほうからトレイ装置100が引
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図9の状態
をとることになる。次に、後方のポップアップ部材33
0を駆動するポップアップ機構及びその動作について説
明する。
き出される場合は、フレーム101及びスライダー26
0、ポップアップ部材230は一体となつて前方へ移動
してくる。しかし、スライダー260は、その途中で、
筐体内部の固定位置に設けられたストッパー18に係止
し、前方へは移動しなくなる。そこでさらにフレーム1
01が前方へ移動すると、スライダー260は相対的に
後方へ移動した形となり、切り欠き部264の傾斜部で
ポップアップ部材230のピン233がガイドされて長
穴261に侵入する。この動作は、ポップアップ部材2
30の回動先端を上方に向ける動作であり、図9の状態
をとることになる。次に、後方のポップアップ部材33
0を駆動するポップアップ機構及びその動作について説
明する。
【0032】ポップアップ部材330は、前方よりカセ
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、パンタグラフ機構によりカセッ
ト底支持板401が降下したときは、これと一体に降下
したりまた上昇することができる。図9(A)ではポッ
プアップ部材330の回動先端は上方を向き、図9
(B)ではカセット底支持板と平行になっている。これ
は、ポップアップ部材330の後端部に設けられている
レバー332の先端部333が、固定位置に設けられて
いる突設部19により回動されるからである。つまり、
トレイ装置100が最も引き出されたときには、突設部
19によりポップアップ部材330が軸331を支点と
して時計方向へ回動されるからである。トレイ装置10
0が後方へ移動すると、突設部19からレバー332の
先端部333は、離脱するために、ポップアップ部材3
30は自重、あるいは弱スプリングにより反時計方向に
回動し、カセット底支持板と平行になる。
ット300を挿入できる開口を有し、後方部は、軸33
1により回動自在に支持され、前方部を上下回動できる
ようになっている。軸331は、図示していないが、カ
セット底支持板の左右側板のうち、左側の側板に取り付
けられている。従って、パンタグラフ機構によりカセッ
ト底支持板401が降下したときは、これと一体に降下
したりまた上昇することができる。図9(A)ではポッ
プアップ部材330の回動先端は上方を向き、図9
(B)ではカセット底支持板と平行になっている。これ
は、ポップアップ部材330の後端部に設けられている
レバー332の先端部333が、固定位置に設けられて
いる突設部19により回動されるからである。つまり、
トレイ装置100が最も引き出されたときには、突設部
19によりポップアップ部材330が軸331を支点と
して時計方向へ回動されるからである。トレイ装置10
0が後方へ移動すると、突設部19からレバー332の
先端部333は、離脱するために、ポップアップ部材3
30は自重、あるいは弱スプリングにより反時計方向に
回動し、カセット底支持板と平行になる。
【0033】さらに、上記のポップアップ部材230等
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
による前部ポップアップ機構と、ポップアップ部材33
0等による後部ポップアップ機構との動作タイミングは
以下のように設定されている。
【0034】前部ポップアップ機構は、図9(B)の位
置のときカセット200の前方を持ち上げており、後部
ポップアップ機構は、図9(B)の状態からさらにトレ
イ装置100が引出され、図9(A)の状態になるとき
に後部ポップアップ部材330を持ち上げている。上記
したようにポップアップ機構の動作は、トレイ装置10
0が移動されることにより、部品のガイドや衝突により
得られている。このことは、カセットを持ち上げる力
は、トレイ装置100を駆動しているモータ21のパワ
ーによるものであることが理解できる。ここで、前後の
ポップアップ機構を同時に動作させると、モータ21に
多大な負荷がかかることになる。そこでこのシステムで
は、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持たせる
(前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げた後で
後部のポップアップ機構がカセットを持ち上げる)よう
にし、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電力モータ
で駆動できるようにしている。次にポップアップ部材3
30に関する補助機構を説明する。
置のときカセット200の前方を持ち上げており、後部
ポップアップ機構は、図9(B)の状態からさらにトレ
イ装置100が引出され、図9(A)の状態になるとき
に後部ポップアップ部材330を持ち上げている。上記
したようにポップアップ機構の動作は、トレイ装置10
0が移動されることにより、部品のガイドや衝突により
得られている。このことは、カセットを持ち上げる力
は、トレイ装置100を駆動しているモータ21のパワ
ーによるものであることが理解できる。ここで、前後の
ポップアップ機構を同時に動作させると、モータ21に
多大な負荷がかかることになる。そこでこのシステムで
は、前後のポップアップ機構の動作に時間差を持たせる
(前部のポップアップ機構がカセットを持ち上げた後で
後部のポップアップ機構がカセットを持ち上げる)よう
にし、モータ21にかかる負荷を軽減し、小電力モータ
で駆動できるようにしている。次にポップアップ部材3
30に関する補助機構を説明する。
【0035】ポップアップ部材330の両側板には、左
右のピン341(図1及び図2に見える)がそれぞれ設
けられている。このピン341は、トレイ装置100が
引き出す方向へ移動し、ポップアップ部材330が上方
を向いて所定位置に来たときに、筐体内部の固定位置に
設けられた休止棚部61にそれぞれ乗ることができる。
これは、ポップアップ部材330の持ち上げ状態を安定
に維持し、突設部19とレバー332の先端部333と
の故障を防止するためである。即ち、先に説明したよう
にポップアップ部材330は、軸331を支点にして回
動し、開口側を持ち上げるたときには、レバー332の
先端部333を突設部19が押えている。しかしこれで
は、カセット300の収容側には、カセットを収容した
り、取り出したりする場合に過大な力が加わることがあ
り、ポップアップ部材330をレバー332と突設部1
9との係合関係で持ち上げた状態に維持するのには無理
が生じることがある。そこでこのシステムでは、傾斜を
持った休止棚部61にピン341が乗り上げて、ポップ
アップ部材330の持ち上がった状態を安定して維持で
きるようにしている。図10は、トレイ装置100が図
6(B)の状態に移動したときのクリック手段を示して
いる。
右のピン341(図1及び図2に見える)がそれぞれ設
けられている。このピン341は、トレイ装置100が
引き出す方向へ移動し、ポップアップ部材330が上方
を向いて所定位置に来たときに、筐体内部の固定位置に
設けられた休止棚部61にそれぞれ乗ることができる。
これは、ポップアップ部材330の持ち上げ状態を安定
に維持し、突設部19とレバー332の先端部333と
の故障を防止するためである。即ち、先に説明したよう
にポップアップ部材330は、軸331を支点にして回
動し、開口側を持ち上げるたときには、レバー332の
先端部333を突設部19が押えている。しかしこれで
は、カセット300の収容側には、カセットを収容した
り、取り出したりする場合に過大な力が加わることがあ
り、ポップアップ部材330をレバー332と突設部1
9との係合関係で持ち上げた状態に維持するのには無理
が生じることがある。そこでこのシステムでは、傾斜を
持った休止棚部61にピン341が乗り上げて、ポップ
アップ部材330の持ち上がった状態を安定して維持で
きるようにしている。図10は、トレイ装置100が図
6(B)の状態に移動したときのクリック手段を示して
いる。
【0036】複数のカセットを装填できるトレイ装置の
場合、重量が大きくなりその移動による慣性モーメント
も大きい。従って、移動途中のトレイ装置100を停止
させる場合に、水平駆動モータ21を停止させても所望
の位置を通り過ぎることがある。そこでこのシステムで
は、図10に示すように所定の位置にクリック部材81
を設けている。このクリック部材81は、側板31Lに
取付けられている。同図(B)は側板31Lを外側から
見た状態を示している。クリック部材81には、前後方
向中間部に支点となる突起81aが形成され、この突起
81aは、側板31Lに形成された穴(突起81aより
も十分大きい)を貫通して、下方向へスプリングにより
引かれている。またクリック部材81の前後には、L形
の係止片81b、81cが形成され、これも側板31L
に形成された縦長の穴にそれぞれ係止している。従っ
て、クリック部材81は、突起81aを支点として矢印
のごとく回動することができるとともに、突起81はそ
の貫通穴に大してがたつきを持つので上下に移動するこ
ともできる。しかし通常は、スプリングにより下方向へ
引かれている。さらにクリック部材81の前後の端部
は、そり形になっており、、ここにトレイ装置100の
フレームに形成された突起140が来たときはこれに乗
り上げることができる。そして、突起81の丁度下の部
分には、突起140が嵌合する切り欠き81dが形成さ
れ、ここで突起140を受け止めることができる。
場合、重量が大きくなりその移動による慣性モーメント
も大きい。従って、移動途中のトレイ装置100を停止
させる場合に、水平駆動モータ21を停止させても所望
の位置を通り過ぎることがある。そこでこのシステムで
は、図10に示すように所定の位置にクリック部材81
を設けている。このクリック部材81は、側板31Lに
取付けられている。同図(B)は側板31Lを外側から
見た状態を示している。クリック部材81には、前後方
向中間部に支点となる突起81aが形成され、この突起
81aは、側板31Lに形成された穴(突起81aより
も十分大きい)を貫通して、下方向へスプリングにより
引かれている。またクリック部材81の前後には、L形
の係止片81b、81cが形成され、これも側板31L
に形成された縦長の穴にそれぞれ係止している。従っ
て、クリック部材81は、突起81aを支点として矢印
のごとく回動することができるとともに、突起81はそ
の貫通穴に大してがたつきを持つので上下に移動するこ
ともできる。しかし通常は、スプリングにより下方向へ
引かれている。さらにクリック部材81の前後の端部
は、そり形になっており、、ここにトレイ装置100の
フレームに形成された突起140が来たときはこれに乗
り上げることができる。そして、突起81の丁度下の部
分には、突起140が嵌合する切り欠き81dが形成さ
れ、ここで突起140を受け止めることができる。
【0037】従って、トレイ装置100が移動され、停
止位置に来ると位置検出手段により位置検出がなされ、
モータ21がオフされクリック部材81により所望の位
置へ正確に停止できることになる。よって、パンタグラ
フ機構のドライブも正確に得られ、カセットのカセット
駆動部への装着も正確に得られることになる。
止位置に来ると位置検出手段により位置検出がなされ、
モータ21がオフされクリック部材81により所望の位
置へ正確に停止できることになる。よって、パンタグラ
フ機構のドライブも正確に得られ、カセットのカセット
駆動部への装着も正確に得られることになる。
【0038】図10は、トレイ装置100の水平移動位
置を検出するために、その移動位置情報を得る手段を示
している。側板31Rの外側には、L形の第1の差動レ
バー1012が側板31の面に沿ってへ配置され、折曲
部は軸1013により側板31Rに回動自在に取付けら
れている。この差動レバー1012の上側の一端には、
ピン1014が設けられ側板31Rの穴を貫通してい
る。差動レバー1012の下側の一端は、第2の差動レ
バー1015の一端と係合されている。第2の差動レバ
ー1015は、側板31Rの下側の縁にそって後方に延
在し、後部の端部は上方向へ延在している。そしてこの
端部には、ピン1016が設けられ側板31Rの穴を貫
通している。差動レバー1015の一端は、スプリング
により張引され前部方向へ付勢されている。
置を検出するために、その移動位置情報を得る手段を示
している。側板31Rの外側には、L形の第1の差動レ
バー1012が側板31の面に沿ってへ配置され、折曲
部は軸1013により側板31Rに回動自在に取付けら
れている。この差動レバー1012の上側の一端には、
ピン1014が設けられ側板31Rの穴を貫通してい
る。差動レバー1012の下側の一端は、第2の差動レ
バー1015の一端と係合されている。第2の差動レバ
ー1015は、側板31Rの下側の縁にそって後方に延
在し、後部の端部は上方向へ延在している。そしてこの
端部には、ピン1016が設けられ側板31Rの穴を貫
通している。差動レバー1015の一端は、スプリング
により張引され前部方向へ付勢されている。
【0039】従って、第1の差動レバー1012が軸1
013を中心に時計方向に回動すると、第2の差動レバ
ー1015は全部方向へ引かれ、反時計方向に回動する
と後部方向へ押される。第2の差動レバー1015は、
その途中にスイッチ駆動片1017を形成されており、
前後の移動によって、スイッチ1101、1102を駆
動することができる。側板31Rの外側には、モータ2
1により回転駆動されるプーリ1021も配置されてい
る。このプーリ1021の回転は、側板31Rに回転自
在に取付けられている回転部材1022に伝達される。
回転部材1022は、軸を有した筒形であり、その筒に
は軸方向へスリットが多数形成されている。この回転部
材1022が回転すると、筒の内と外に受光、発光素子
を配置する回転検出素子1103から回転検出パルスを
得ることができる。モータ21は先にも説明したように
トレイ装置100を水平移動させるのであるから、回転
検出パルスの数は、水平移動量を示すことになる。
013を中心に時計方向に回動すると、第2の差動レバ
ー1015は全部方向へ引かれ、反時計方向に回動する
と後部方向へ押される。第2の差動レバー1015は、
その途中にスイッチ駆動片1017を形成されており、
前後の移動によって、スイッチ1101、1102を駆
動することができる。側板31Rの外側には、モータ2
1により回転駆動されるプーリ1021も配置されてい
る。このプーリ1021の回転は、側板31Rに回転自
在に取付けられている回転部材1022に伝達される。
回転部材1022は、軸を有した筒形であり、その筒に
は軸方向へスリットが多数形成されている。この回転部
材1022が回転すると、筒の内と外に受光、発光素子
を配置する回転検出素子1103から回転検出パルスを
得ることができる。モータ21は先にも説明したように
トレイ装置100を水平移動させるのであるから、回転
検出パルスの数は、水平移動量を示すことになる。
【0040】さらに側板31Rには、スイッチ駆動部材
1025が軸1026を支点にして回動自在に取付けら
れている。スイッチ駆動部材1025は、第1のアーム
の先端に側板31Rの穴を貫通したピン1027を有
し、また側板31Rの外側には、回動方向へ互いに対向
した第2と第3のアーム1029を有する。第1のアー
ムに設けられたピン1027はトレイ装置100に関連
するものであり、第2と第3のアーム1028、102
9はスイッチ1105、1106に関連するものであ
る。
1025が軸1026を支点にして回動自在に取付けら
れている。スイッチ駆動部材1025は、第1のアーム
の先端に側板31Rの穴を貫通したピン1027を有
し、また側板31Rの外側には、回動方向へ互いに対向
した第2と第3のアーム1029を有する。第1のアー
ムに設けられたピン1027はトレイ装置100に関連
するものであり、第2と第3のアーム1028、102
9はスイッチ1105、1106に関連するものであ
る。
【0041】スイッチ1101〜1106は、印刷基板
1100に取付けられ、側板31R側の面に配置されて
いる。そして印刷基板1100が側板31Rに取付けら
れると、各対応する部品と関連付けられる。
1100に取付けられ、側板31R側の面に配置されて
いる。そして印刷基板1100が側板31Rに取付けら
れると、各対応する部品と関連付けられる。
【0042】上記のシステムにおいては、例えば慣性力
などによりトレイが所定の停止位置を通り過ぎてしまっ
た場合の対策も施されている。この場合は、水平モータ
の電源電圧が逆極性に切り替えられ、かつ電圧を落とす
制御が繰り返され目的の停止位置で停止させる制御部が
働くようになっている。
などによりトレイが所定の停止位置を通り過ぎてしまっ
た場合の対策も施されている。この場合は、水平モータ
の電源電圧が逆極性に切り替えられ、かつ電圧を落とす
制御が繰り返され目的の停止位置で停止させる制御部が
働くようになっている。
【0043】図12は、トレイ装置100を下側から見
た図である。このトレイ装置100は、フレームの下部
の左右にはラックが形成され、モータ21により駆動さ
れるギア22、23、24により水平移動されることは
前述した通りである。フレームの側部には、側板31
L、31Rに設けられているローラ(図示せず)にガイ
ドされるレール溝141R、141Lが形成されてい
る。さらに、この溝141R、141Lと平行に後部端
部から前部に向かって規制溝142R、142Lが形成
されている。ここで各溝の後部端部は、同図(B)に示
すように幅が広くなるように傾斜面を持つ。またラック
144Rの端部も後述するピンを制御するために傾斜面
145Rを形成されている。
た図である。このトレイ装置100は、フレームの下部
の左右にはラックが形成され、モータ21により駆動さ
れるギア22、23、24により水平移動されることは
前述した通りである。フレームの側部には、側板31
L、31Rに設けられているローラ(図示せず)にガイ
ドされるレール溝141R、141Lが形成されてい
る。さらに、この溝141R、141Lと平行に後部端
部から前部に向かって規制溝142R、142Lが形成
されている。ここで各溝の後部端部は、同図(B)に示
すように幅が広くなるように傾斜面を持つ。またラック
144Rの端部も後述するピンを制御するために傾斜面
145Rを形成されている。
【0044】次に、図11に示した各種部品(トレイ位
置情報検出機構を構成している)と図12に示したトレ
イ装置100の動作上での関連を図13以降を参照して
説明する。
置情報検出機構を構成している)と図12に示したトレ
イ装置100の動作上での関連を図13以降を参照して
説明する。
【0045】図13は、トレイ装置100が最大に引き
出された状態を示している。このときは、差動レバー1
012のピン1014は、トレイ装置100のフレーム
の段部の最も高い段部Hに乗り上げている。よって差動
レバー1012は反時計方向へ回動され、差動レバー1
015は後部へ押されている。このために、スイッチ駆
動片1017は、スイッチ1102をオンしている。ス
イッチ駆動部材1025は、スプリングにより張引され
ているだけであるから、時計方向へ回動しスイッチ11
06をオフしている。ここで、図6(B)に示した状態
に移るために、例えば後部のカセットの再生操作がなさ
れるものとする。このときは、滑らかなスタートを得る
ために、モータ21の駆動電圧は低いレベルVLに設定
される。そしてトレイ装置100がユーザにより若干矢
印A方向へ押される。
出された状態を示している。このときは、差動レバー1
012のピン1014は、トレイ装置100のフレーム
の段部の最も高い段部Hに乗り上げている。よって差動
レバー1012は反時計方向へ回動され、差動レバー1
015は後部へ押されている。このために、スイッチ駆
動片1017は、スイッチ1102をオンしている。ス
イッチ駆動部材1025は、スプリングにより張引され
ているだけであるから、時計方向へ回動しスイッチ11
06をオフしている。ここで、図6(B)に示した状態
に移るために、例えば後部のカセットの再生操作がなさ
れるものとする。このときは、滑らかなスタートを得る
ために、モータ21の駆動電圧は低いレベルVLに設定
される。そしてトレイ装置100がユーザにより若干矢
印A方向へ押される。
【0046】これにより、トレイ装置100が移動して
差動レバー1012のピン1014がトレイ装置100
の中段の段部Mにさしかかった状態は、図14のように
なる。このときは差動レバー1012が若干時計方向へ
回動するので、差動レバー1015が前部方向へスライ
ドし、スイッチ1102がオフされる。このときはスイ
ッチ1101もオフであるように設計されている。スイ
ッチ1102がオンからオフに移行したときのスイッチ
出力は、モータ21をオンするタイミング信号として利
用される。
差動レバー1012のピン1014がトレイ装置100
の中段の段部Mにさしかかった状態は、図14のように
なる。このときは差動レバー1012が若干時計方向へ
回動するので、差動レバー1015が前部方向へスライ
ドし、スイッチ1102がオフされる。このときはスイ
ッチ1101もオフであるように設計されている。スイ
ッチ1102がオンからオフに移行したときのスイッチ
出力は、モータ21をオンするタイミング信号として利
用される。
【0047】これにより、モータ21が駆動電圧VLで
回転を開始し、トレイ装置100が矢印A方向へ自動的
に移動を開始する。この開始の直後の状態は、図15の
ようになる。このときは、差動レバー1012のピン1
014は、最も低い段部Lに至るために、差動レバー1
012は時計方向へさらに回動し、差動レバー1015
をさらに前部方向へ引き付けることになる。すると、差
動レバー1015のスイッチ駆動片1107は、今度
は、スイッチ1101をオンする。このときのスイッチ
出力は、回転検出素子1103から出力されている回転
検出パルスを計数するためのスタートタイミング信号と
して利用される。また同時にモータ21の駆動電圧はV
LからVH(VL<VH)に切り替えられる。これによ
り、トレイ装置100は早い速度で水平移動し、操作時
点からカセットの所定位置への配置時点までの時間短縮
を得られるようになっている。
回転を開始し、トレイ装置100が矢印A方向へ自動的
に移動を開始する。この開始の直後の状態は、図15の
ようになる。このときは、差動レバー1012のピン1
014は、最も低い段部Lに至るために、差動レバー1
012は時計方向へさらに回動し、差動レバー1015
をさらに前部方向へ引き付けることになる。すると、差
動レバー1015のスイッチ駆動片1107は、今度
は、スイッチ1101をオンする。このときのスイッチ
出力は、回転検出素子1103から出力されている回転
検出パルスを計数するためのスタートタイミング信号と
して利用される。また同時にモータ21の駆動電圧はV
LからVH(VL<VH)に切り替えられる。これによ
り、トレイ装置100は早い速度で水平移動し、操作時
点からカセットの所定位置への配置時点までの時間短縮
を得られるようになっている。
【0048】次に、図16はトレイ装置100が移動
し、その後部端部が、スイッチ駆動部材1025のピン
1027を押さえた状態を示している。この状態のに移
る直前のトレイ装置の移動位置は、回転検出素子110
3とその出力パルスの計数器により把握されている。従
って、計数器の値が、図16の状態の直前の位置を示す
ときは、モータ21の駆動電圧をVM(VL<VM<V
H)に切り替えるようにモータ制御回路が構成されてい
る。
し、その後部端部が、スイッチ駆動部材1025のピン
1027を押さえた状態を示している。この状態のに移
る直前のトレイ装置の移動位置は、回転検出素子110
3とその出力パルスの計数器により把握されている。従
って、計数器の値が、図16の状態の直前の位置を示す
ときは、モータ21の駆動電圧をVM(VL<VM<V
H)に切り替えるようにモータ制御回路が構成されてい
る。
【0049】図16の状態では、スイッチ駆動部材10
25がスイッチ1105をオフするが、このときのスイ
ッチ出力は、モータ21の回転を停止(トレイ装置10
0を停止)するためのタイミング信号として利用され
る。そして、この状態に移る直前ではモータ21の駆動
電圧はVMとなっており、速度が減速されている。よっ
て、モータ21の停止動作がスムーズに得られ、かつ先
に述べたクリップ手段の作用と相俟ってトレイ装置10
0の正確な位置への停止が得られる。
25がスイッチ1105をオフするが、このときのスイ
ッチ出力は、モータ21の回転を停止(トレイ装置10
0を停止)するためのタイミング信号として利用され
る。そして、この状態に移る直前ではモータ21の駆動
電圧はVMとなっており、速度が減速されている。よっ
て、モータ21の停止動作がスムーズに得られ、かつ先
に述べたクリップ手段の作用と相俟ってトレイ装置10
0の正確な位置への停止が得られる。
【0050】次に、図16の状態から(図6(B)の状
態から図7の状態に移行させるために)、前部カセット
再生のための操作がなされたとする。するとモータ21
が再度オンされ図17のようにトレイ装置100は最も
奥に移動する。モータ21のスタート時の駆動電圧はV
Hである。スタートと同時に回転検出素子1103から
の回転検出パルスの計数が開始され、図17の状態に移
行する直前でモータ21の駆動電圧はVMに切り替えら
れる。図17の状態は。トレイ装置100の溝142R
に差動レバー1015のピン1016が侵入し、溝14
2Rの端部で衝突するようになっている。そしてこのた
めに差動レバー1015が矢印A方向へ引かれてスイッ
チ1102をオンするように設計されている。このスイ
ッチ1102の出力は、モータ21の回転を停止させる
タイミング信号として利用される。図17の位置は図7
に対応し、パンタグラフ機構により前部カセットを駆動
位置へ配置することができる。
態から図7の状態に移行させるために)、前部カセット
再生のための操作がなされたとする。するとモータ21
が再度オンされ図17のようにトレイ装置100は最も
奥に移動する。モータ21のスタート時の駆動電圧はV
Hである。スタートと同時に回転検出素子1103から
の回転検出パルスの計数が開始され、図17の状態に移
行する直前でモータ21の駆動電圧はVMに切り替えら
れる。図17の状態は。トレイ装置100の溝142R
に差動レバー1015のピン1016が侵入し、溝14
2Rの端部で衝突するようになっている。そしてこのた
めに差動レバー1015が矢印A方向へ引かれてスイッ
チ1102をオンするように設計されている。このスイ
ッチ1102の出力は、モータ21の回転を停止させる
タイミング信号として利用される。図17の位置は図7
に対応し、パンタグラフ機構により前部カセットを駆動
位置へ配置することができる。
【0051】図17の状態から逆に図16の状態する場
合は、モータ21が逆転し、上記の説明とは逆の経過を
たどることになり、トレイ装置100は矢印B方向へ移
動する。このときも、モータ21の駆動電圧は、−VH
とされる。そしてスイッチ1102がオフになると、回
転検出素子1103からの回転検出パルスの計数が開始
される。そして図6の状態に移る直前でモータ21の駆
動電圧は−VMと変化される。そして図16の状態でさ
らにトレイ装置100が若干矢印B方向へ移動すると、
スイッチ駆動部材1025は、時計方向へ回動するため
にスイッチ1106がオフされる。このスイッチ出力
は、トレイ装置100の停止タイミング信号として利用
される。
合は、モータ21が逆転し、上記の説明とは逆の経過を
たどることになり、トレイ装置100は矢印B方向へ移
動する。このときも、モータ21の駆動電圧は、−VH
とされる。そしてスイッチ1102がオフになると、回
転検出素子1103からの回転検出パルスの計数が開始
される。そして図6の状態に移る直前でモータ21の駆
動電圧は−VMと変化される。そして図16の状態でさ
らにトレイ装置100が若干矢印B方向へ移動すると、
スイッチ駆動部材1025は、時計方向へ回動するため
にスイッチ1106がオフされる。このスイッチ出力
は、トレイ装置100の停止タイミング信号として利用
される。
【0052】図16の状態から、カセットアウト操作が
なされると、モータ21は−VHで駆動されトレイ装置
100は矢印B方向へ移動し、図15の状態になると、
スイッチ1101がオンされる。このスイッチ出力は、
モータ駆動電圧を−VHから−VLに切り替えるタイミ
ング信号として利用される。そして図13の状態に移行
したときにスイッチ1102がオンするので、このとき
の出力がモータ停止タイミング信号として利用される。
これによりトレイ装置100の引出し時には、高速移動
から減速され図13の状態で停止されることになる。従
って、トレイ装置100の引出し時は、衝突音などが生
じずスムーズでソフトな引出し動作が得られる。各スイ
ッチの出力を判定し、モータの駆動電圧を切り替える手
段としては、論理回路により実現できる。なお、トレイ
装置100の移動位置検出手段としては、上記の実施例
に限定されるものではなく各種の実施例が可能である。
図18は、上記したトレイ装置100の各位置と、モー
タ21の駆動電圧の変化を示している。
なされると、モータ21は−VHで駆動されトレイ装置
100は矢印B方向へ移動し、図15の状態になると、
スイッチ1101がオンされる。このスイッチ出力は、
モータ駆動電圧を−VHから−VLに切り替えるタイミ
ング信号として利用される。そして図13の状態に移行
したときにスイッチ1102がオンするので、このとき
の出力がモータ停止タイミング信号として利用される。
これによりトレイ装置100の引出し時には、高速移動
から減速され図13の状態で停止されることになる。従
って、トレイ装置100の引出し時は、衝突音などが生
じずスムーズでソフトな引出し動作が得られる。各スイ
ッチの出力を判定し、モータの駆動電圧を切り替える手
段としては、論理回路により実現できる。なお、トレイ
装置100の移動位置検出手段としては、上記の実施例
に限定されるものではなく各種の実施例が可能である。
図18は、上記したトレイ装置100の各位置と、モー
タ21の駆動電圧の変化を示している。
【0053】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、複数の
カセットを予めトレイ装置に装填し、カセットを選択的
に記録再生部に配置するために各種の位置へ移動させる
場合、その制動手段を簡単な構成として正確な移動位置
決めが可能であり、しかもその駆動モータを制御する手
段を持ち動作上の信頼性が高い装置を得ることができ
る。
カセットを予めトレイ装置に装填し、カセットを選択的
に記録再生部に配置するために各種の位置へ移動させる
場合、その制動手段を簡単な構成として正確な移動位置
決めが可能であり、しかもその駆動モータを制御する手
段を持ち動作上の信頼性が高い装置を得ることができ
る。
【図1】この発明の一実施例を左側前方から示す斜視
図。
図。
【図2】この発明の一実施例を右側前方から示す斜視
図。
図。
【図3】この発明の一実施例の他の動作状態を右側前方
から示す斜視図。
から示す斜視図。
【図4】この発明の一実施例の他の動作状態を左側前方
から示す斜視図。
から示す斜視図。
【図5】この発明の一実施例に使用されたトレイ装置を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図6】この発明に係わるVTRの第1、第2の動作態
様を示す基本的構成説明図。
様を示す基本的構成説明図。
【図7】上記VTRの第3の動作態様を示す基本的構成
説明図。
説明図。
【図8】上記VTRのパンタグラフ機構及びその駆動機
構を説明するために示した構成説明図。
構を説明するために示した構成説明図。
【図9】上記VTRのポップアップ機構を示す構成説明
図。
図。
【図10】この発明に係わるクリック機構の例を示す説
明図。
明図。
【図11】この発明に係わるトレイ位置検出機構の例を
示す説明図。
示す説明図。
【図12】この発明に係わるトレイ装置を下側から示す
斜視図。
斜視図。
【図13】この発明の実施例の動作態様を説明するため
に示した動作説明図。
に示した動作説明図。
【図14】この発明の実施例の別の動作態様を説明する
ために示した動作説明図。
ために示した動作説明図。
【図15】この発明の実施例のさらに別の動作態様を説
明するために示した動作説明図。
明するために示した動作説明図。
【図16】この発明の実施例のまた別の動作態様を説明
するために示した動作説明図。
するために示した動作説明図。
【図16】この発明の実施例のさらに別の動作態様を説
明するために示した動作説明図。
明するために示した動作説明図。
【図18】この発明の実施例による装置の動作経過を説
明するために示した動作説明図。
明するために示した動作説明図。
【符号の説明】 10…筐体、12…開口、13…蓋、14…メインシャ
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部
材、231、331…軸、232…支持部、233…ピ
ン、260…スライダー、261、262…長穴、26
4…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、
332…レバー。
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部
材、231、331…軸、232…支持部、233…ピ
ン、260…スライダー、261、262…長穴、26
4…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、
332…レバー。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を左側前方から示す斜視
図。
図。
【図2】この発明の一実施例を右側前方から示す斜視
図。
図。
【図3】この発明の一実施例の他の動作状態を右側前方
から示す斜視図。
から示す斜視図。
【図4】この発明の一実施例の他の動作状態を左側前方
から示す斜視図。
から示す斜視図。
【図5】この発明の一実施例に使用されたトレイ装置を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図6】この発明に係わるVTRの第1、第2の動作態
様を示す基本的構成説明図。
様を示す基本的構成説明図。
【図7】上記VTRの第3の動作態様を示す基本的構成
説明図。
説明図。
【図8】上記VTRのパンタグラフ機構及びその駆動機
構を説明するために示した構成説明図。
構を説明するために示した構成説明図。
【図9】上記VTRのポップアップ機構を示す構成説明
図。
図。
【図10】この発明に係わるクリック機構の例を示す説
明図。
明図。
【図11】この発明に係わるトレイ位置検出機構の例を
示す説明図。
示す説明図。
【図12】この発明に係わるトレイ装置を下側から示す
斜視図。
斜視図。
【図13】この発明の実施例の動作態様を説明するため
に示した動作説明図。
に示した動作説明図。
【図14】この発明の実施例の別の動作態様を説明する
ために示した動作説明図。
ために示した動作説明図。
【図15】この発明の実施例のさらに別の動作態様を説
明するために示した動作説明図。
明するために示した動作説明図。
【図16】この発明の実施例のまた別の動作態様を説明
するために示した動作説明図。
するために示した動作説明図。
【図17】この発明の実施例のさらに別の動作態様を説
明するために示した動作説明図。
明するために示した動作説明図。
【図18】この発明の実施例による装置の動作経過を説
明するために示した動作説明図。
明するために示した動作説明図。
【符号の説明】 10…筐体、12…開口、13…蓋、14…メインシャ
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部
材、231、331…軸、232…支持部、233…ピ
ン、260…スライダー、261、262…長穴、26
4…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、
332…レバー。
ーシ、15…回転ヘッドドラム、16…ガイド部材、1
8…ストッパー、19…突設部、100…トレイ装置、
101…フレーム、102…軸、103…長穴、104
…ピン、111、112…ピン、121…穴、120…
ガイド板、122…ガイド溝、131…窪み部、132
…段部、200、300…カセット、201、301…
パンタグラフ機構、230、330…ポップアップ部
材、231、331…軸、232…支持部、233…ピ
ン、260…スライダー、261、262…長穴、26
4…切り欠き部、240、401…カセット底支持板、
332…レバー。
Claims (2)
- 【請求項1】 テープ記録再生機能を内蔵した筐体と、 この筐体の前面に開設された開口部と、 この開口部を通して水平に挿脱自在であり、上面に複数
のカセットを配置できるトレイ装置と、 前記筐体内部の前記トレイ装置の水平移動経路の途中に
設けられ、前記トレイ装置が停止する位置に対応してト
レイ装置の突起に弾性的に嵌合するクリック手段とを具
備したことを特徴とする複数カセット装填装置。 - 【請求項2】 テープ記録再生機能を内蔵した筐体と、 この筐体の前面に開設された開口部と、 この開口部を通して水平に挿脱自在であり、上面に複数
のカセットを配置できるトレイ装置と、 このトレイ装置のラックに噛合するギアを介して前記ト
レイ装置を水平移動方向へ駆動するモータと、 前記トレイ装置の移動位置を検出する位置検出手段と、 この位置検出手段からの位置検出情報を参照して、前記
トレイ装置が所定の停止位置に到達する前から前記モー
タの駆動電圧を制御し、速度を低下せしめる速度制御手
段とを具備したことを特徴とする複数カセット装填装
置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063410A JPH05225664A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 複数カセット装填装置 |
DE69212684T DE69212684T2 (de) | 1991-03-11 | 1992-03-04 | Gerät geeignet zum Laden einer Mehrzahl von Kassetten |
EP92103697A EP0508097B1 (en) | 1991-03-11 | 1992-03-04 | Apparatus capable of loading a plurality of cassettes |
US07/847,693 US5328124A (en) | 1991-03-11 | 1992-03-09 | Apparatus capable of loading a plurality of cassettes |
KR1019920003940A KR960004053B1 (ko) | 1991-03-11 | 1992-03-10 | 복수의 카세트를 미리 장전 가능한 카세트 장전 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063410A JPH05225664A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 複数カセット装填装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05225664A true JPH05225664A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=13228499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3063410A Pending JPH05225664A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-27 | 複数カセット装填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05225664A (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3063410A patent/JPH05225664A/ja active Pending
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