JPH05224628A - 表示パネルの駆動法 - Google Patents

表示パネルの駆動法

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Publication number
JPH05224628A
JPH05224628A JP2777192A JP2777192A JPH05224628A JP H05224628 A JPH05224628 A JP H05224628A JP 2777192 A JP2777192 A JP 2777192A JP 2777192 A JP2777192 A JP 2777192A JP H05224628 A JPH05224628 A JP H05224628A
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JP
Japan
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period
pixel
stable state
voltage pulse
state
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Pending
Application number
JP2777192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Fujiwara
正三 藤原
Yoshinori Furubayashi
好則 古林
Yoshihiro Gohara
良寛 郷原
Hisahide Wakita
尚英 脇田
Kenji Nakao
健次 中尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2777192A priority Critical patent/JPH05224628A/ja
Publication of JPH05224628A publication Critical patent/JPH05224628A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】静電容量が大きい画素において、表示内容によ
り生じていた表示むらを解消し、さらにフリッカの少な
い駆動法を提供すること。 【構成】1走査ラインの選択期間が消去期間と書き込み
期間からなり、選択された走査ライン上の全画素が所定
の数の画素群に分割され、選択された走査ライン上の所
定の数の画素群のうち、1つの画素群を指定し、指定さ
れた画素群には消去期間に安定状態が変化する所定の電
圧パルスを印加して、表示デ−タを書き込む。一方、指
定された画素群以外の画素群には、選択期間内において
安定状態が変化しない電圧パルスを印加し、選択期間以
前の安定状態を保持し、所定の数の回数の走査で順次各
画素群の画素に書き込みを行う。1回の走査で書き込み
期間中に安定状態の変化する画素の数を制限して、供給
すべき電荷量を供給能力以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像や情報の表示に用
いる表示パネルの駆動法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は強誘電性液晶パネルの構成を示
す図である。X1〜X8は信号電極であり、Y1〜Y8
は走査電極であり、信号電極X1〜X8と走査電極Y1
〜Y8が交差する部分が画素である。図12の上下の図
は、この強誘電性液晶パネルの表示例を示す図であり、
図11の液晶パネルにおいて表示状態を変化させた様子
を示している。黒の部分が暗状態であり、白の部分が明
状態である。
【0003】図13は従来の液晶パネルの駆動法の波形
図を示すものである。この駆動法は4スロット法で選択
期間が消去期間と書き込み期間からなるタイプの駆動法
である。(1)は走査電極Y2に印加される電圧パルス
の波形、(2)は走査電極Y3に印加される電圧パルス
の波形、(3)は信号電極X3、X6に印加される電圧
パルスの波形、(4)は画素X3Y2、X6Y2に印加
される電圧パルスの波形と輝度変化、(5)は画素X3
Y3、X6Y3に印加される電圧パルスの波形と輝度変
化、ts2は走査電極Y2の選択期間、ts3は走査電
極Y3の選択期間、trは消去期間、twは書き込み期
間、a(0<a<1/2)は液晶駆動電圧のバイアス比
である。
【0004】強誘電性液晶の分子配向状態は、同一極性
パルスの印加電圧の時間積分(印加電圧が+から−へ変
化してから、−から+に変化するまで、または−から+
に変化してから、+から−に変化するまでの電圧の時間
積分)に応答するという特徴がある。図13において、
画素印加電圧の最小パルス幅をtとする。このとき分子
配向状態の変化する電圧の時間積分値をVth・tとす
る。すなわち、各画素の印加電圧の時間積分値がVth
・tよりも大きいときは明状態になり、Vth・tより
も小さいときは以前の状態を保持し、−Vth・tより
も小さいときは暗状態となる。ここではVthは、
【0005】
【数1】|V0・t|>|Vth・t|>|(1−a)
・V0・t|>|(1−2a)・V0・t|≧|a・V
0・t| を満足するものとする。ここに0<a≦1/3である。
【0006】まず、Y2が選択された場合を考える。選
択された走査ライン上の全画素に消去期間trの前半に
+の極性で波高値V0の電圧を印加する。
【0007】
【数2】Vth・t<V0・t なので、Y2上の全画素は『明』状態になる。続いてt
rの後半に前半とは逆相の電圧パルスを印加する。
【0008】
【数3】−Vth・t>−V0・t なのでY2上の全画素は『暗』状態になる。
【0009】全画素を『暗』状態にし、表示デ−タが
『明』になる画素には書き込み期間前半に−V0・tの
電圧パルスを印加し、後半にV0・tの電圧パルスを印
加して画素の表示状態を『明』にする。表示デ−タが
『暗』になる画素には書き込み期間前半に−a・V0・
tの電圧パルスを印加し、後半にa・V0・tの電圧パ
ルスを印加する。
【0010】
【数4】|Vth・t|>|a・V0・t| なので、画素は『暗』状態を保持する。この動作を走査
ラインを選択しながら、線順次方式で表示を行う。
【0011】図14は従来の液晶パネルの駆動法の波形
図をを示すものである。この駆動法は全面消去2スロッ
ト法で消去期間と書き込み期間が分離し、一旦全画面の
表示を消去し、走査電極を選択しながら、表示デ−タを
書き込んでいくタイプの駆動法である。(1)は走査電
極Y2に印加される電圧パルスの波形、(2)は走査電
極Y3に印加される電圧パルスの波形、(3)は信号電
極X3、X6に印加される電圧パルスの波形、(4)は
画素X3Y2、X6Y2に印加される電圧パルスの波形
と輝度変化、(5)は画素X3Y3、X6Y3に印加さ
れる電圧パルスの波形と輝度変化、ts2は走査電極Y
2の選択期間、ts3は走査電極Y3の選択期間、tr
は消去期間、twは書き込み期間、a(0<a<1/
2)は液晶駆動電圧のバイアス比である。
【0012】最初に画面を走査する前に消去期間があ
り、
【0013】
【数5】|Vth・t|<|V0・t| を満たす一対の電圧パルス(消去パルス)を印加して、
全面を暗状態にする。図6における画素X3y2のよう
に明状態にする画素には、図8の(4)に示すように、
【0014】
【数6】|Vth・t|<|V0・t| を満たす、消去パルスとは逆相の電圧パルスを印加して
明状態にする。図6の画素X3Y3のように暗状態にす
る画素には、(5)に示すように、
【0015】
【数7】|Vth・t|>|(1−a)・V0・t| を満たす一対の電圧パルスを印加する。この時液晶の安
定状態は暗状態から変化しないので画素の表示状態は暗
状態となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな従来の駆動法では、画素サイズが大きい、パネル長
さが長い、液晶の自発分極が大きいなどの場合は、画素
に充電する電荷量が大きくなるので、供給できる電流が
決っている場合、充電期間を長くする必要がある。また
電極抵抗や液晶駆動回路の出力抵抗が高い場合などの場
合でも、同様に充電期間を長くする必要がある。従来例
で示した駆動法において、消去期間に印加される消去パ
ルスに関しては選択された走査電極上のすべての画素が
同じように安定状態を変えるので、充電時間、つまりパ
ルス幅を広くすることで対処できるが、書き込み期間で
は、表示内容により、各走査電極で安定状態が変化する
画素の数が異なるので、充電する電荷量が走査電極によ
って異なってくる。したがって、一定のパルス幅で駆動
すると表示パタ−ンによってコントラストが異なり、表
示むらが生じるという課題があった。
【0017】本発明はかかる従来の駆動法の課題に鑑
み、上記表示パタ−ンによる表示むら解消し、さらにフ
リッカの少ない表示パネルの駆動法を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学特性が印
加電界に対して明の安定状態と暗の安定状態を示すマト
リクス形の表示パネルにおいて、1走査ラインの選択期
間が消去期間と書き込み期間からなり、選択された走査
ライン上の全画素を所定の数の画素群に分割し、選択さ
れた走査ライン上の所定の数の画素群のうち、1つの画
素群を指定し、指定された画素群には消去期間に安定状
態が変化する所定の電圧パルスを印加して、指定された
画素群に属する全画素を明の安定状態か、あるいは暗の
安定状態のどちらか一方に揃え、書き込み期間に表示デ
−タに対応した所定の電圧パルスを指定された画素群の
各画素に印加して表示デ−タを書き込む一方、選択され
た走査ライン上の所定の数の画素群のうち、指定された
画素群以外の画素群には、選択期間内において安定状態
が変化しない電圧パルスを印加し、選択期間以前の安定
状態を保持し、所定の数の回数の走査で順次各画素群の
画素に書き込みを行い、表示する表示パネルの駆動法で
ある。
【0019】
【作用】本発明は前記した構成により、1回の走査で書
き込み期間中に安定状態の変化する画素の数を制限し
て、供給すべき電荷量を供給能力以下にすることによ
り、表示パタ−ンによる表示むらが解消され、消去パル
スも全面消去ではないのでフリッカも少なくなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例における強誘電性
液晶パネルの駆動法の電圧パルスの波形図である。本駆
動法は画素に書き込みを行う際には選択期間中の消去期
間において画素を暗状態にし、書き込み期間において表
示デ−タに応じて明状態に状態が反転する電圧パルス
か、暗状態に留まる電圧パルスを印加することにより表
示を行う。
【0022】まず、消去期間の電圧パルスについて説明
する。図1において(1)は消去期間に選択された走査
電極に印加される電圧波形、(2)は消去期間に非選択
の走査電極に印加される電圧波形、(3)は消去期間に
書き込みを指定されている画素が属する信号電極に印加
される電圧波形(消去信号)、(4)は消去期間に書き
込みを指定されていない画素が属する信号電極に印加さ
れる電圧波形(非消去信号)である。画素に印加される
電圧パルスは信号電極に印加された電圧と、走査電極に
印加された電圧の差で表わせる。(5)、(6)、
(7)、(8)の波形は画素に印加されている電圧パル
スの波形である。なお、tは印加される電圧の最小パル
ス幅であり、V0は液晶駆動電圧であり、aはバイアス
比であり、ここでは0<a≦1/3とする。
【0023】Vthはしきい値電圧であり、パルス幅t
で波高値Vの電圧が
【0024】
【数8】Vth・t<V・t であれば、画素は明状態に安定状態が変化し、
【0025】
【数9】−Vth・t>−V・t であれば、画素は暗状態に安定状態が変化する。ここで
Vthは、
【0026】
【数10】|V0・t|>|Vth・t|>|(1−
a)・V0・t|>|(1−2a)・V0・t|≧|a
・V0・t| を満たすものとする。
【0027】(5)は書き込みを行う指定を受けた画素
群に印加される電圧パルスの波形である。消去期間の前
半に+極性で波高値V0の電圧が印加され、後半に−極
性で波高値V0の電圧が印加される。これらは
【0028】
【数11】|V0・t|>|Vth・t| を満たすので、安定状態が変化する。消去期間前半に明
状態に、後半に暗状態となり、消去期間終了時には画素
は暗状態となる。
【0029】(6)は選択された走査電極上にあるが、
書き込みの指定を受けていない画素群に印加される電圧
パルスの波形である。t期間毎に極性が反転しながら、
−a・V0、(1−a)・V0、−(1−a)・V0、
a・V0の電圧パルスが印加されている。
【0030】
【数12】|a・V0・t|<|Vth・t|
【0031】
【数13】|(1−a)・V0・t|<|Vth・t| であるから、消去期間において安定状態に変化はない。
【0032】(7)は非選択の走査電極上にあり、消去
信号が印加された信号電極上の画素に印加される電圧パ
ルスの波形である。t期間毎に極性が反転しながら、−
(1−2a)・V0、(1−a)・V0、−(1−a)
a・V0、(1−2a)・V0の電圧パルスが印加され
ている。
【0033】
【数14】 |(1−2a)・V0・t|<|Vth・t|
【0034】
【数15】|(1−a)・V0・t|<|Vth・t| であるから、消去期間において安定状態に変化はない。
【0035】(8)は非選択の走査電極上にあり、非消
去信号が印加された信号電極上の画素群に印加される電
圧パルスの波形である。t期間毎に極性が反転しなが
ら、−(1−a)・V0、(1−2a)・V0、−(1
−2a)・V0、(1−a)・V0の電圧パルスが印加
されている。
【0036】
【数16】 |(1−2a)・V0・t|<|Vth・t|
【0037】
【数17】|(1−a)・V0・t|<|Vth・t| であるから、消去期間において安定状態に変化はない。
【0038】以上のように選択された走査電極上の画素
群のうち、消去信号の印加された画素のみ、安定状態が
変化し、最終的には暗状態となり、非選択の走査電極上
の画素はもちろんのことであるが、選択された走査電極
上の画素であっても書き込みの指定を受けていない画素
には安定状態の変化する電圧パルスは印加されず、選択
期間前の表示状態を維持する。
【0039】次に書き込み期間の電圧パルスについて説
明する。
【0040】図2において、(9)は書き込み期間にお
ける選択された走査電極に印加される電圧波形、(1
0)は書き込み期間における非選択の走査電極に印加さ
れる電圧波形、(11)は書き込み期間において書き込
みを指定されている画素群のうち、明状態になる画素が
属する信号電極に印加される電圧波形(明信号)、(1
2)は書き込み期間において書き込みを指定されている
画素群のうち、暗状態になる画素が属する信号電極に印
加される電圧波形(暗信号)、(13)は書き込み期間
において書き込みを指定されていない画素が属する信号
電極に印加される電圧波形(非書き込み信号)である。
(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、
(19)は各々画素に印加される電圧パルスの波形であ
る。
【0041】(14)は表示状態が明状態になる画素に
印加される電圧パルスの波形である。書き込み期間前半
に−極性で−V0、−(1−a)・V0の電圧パルスが
印加される。この期間の電圧パルスの時間積分値は−
(2−a)・V0・tであり、
【0042】
【数18】|(2−a)・V0・t|>|Vth・t| であるが、この電圧パルスは−極性であり、消去期間に
おいてすでに画素は暗状態となっているので表示状態は
暗状態のままである。書き込み期間後半に+極性で、
(1−a)・V0、V0の電圧が印加され、時間積分値
は(2−a)・V0・tであり、
【0043】
【数19】|(2−a)・V0・t|>|Vth・t| なので、安定状態は暗の状態から、明の状態へと変化す
る。この結果、表示状態は明となる。
【0044】(15)は表示状態が暗状態になる画素に
印加される電圧パルスの波形である。書き込み期間前半
に−(1−a)・V0、後半で(1−a)・V0の電圧
パルスが印加される。
【0045】
【数20】|(1−a)・V0・t|<|Vth・t| なので、書き込み期間中に安定状態に変化はない。すで
に消去期間において画素は暗の状態になっているので、
表示状態は暗となる。
【0046】(16)は選択された走査電極上にある
が、書き込みの指定を受けていない画素群に印加される
電圧パルスの波形である。波形は(15)と同じである
から、安定状態に変化はない、消去期間においても安定
状態に変化はないので選択期間以前の安定状態を維持す
る。
【0047】(17)は非選択の走査電極上にあり、明
信号が印加された信号電極上の画素に印加される電圧パ
ルスの波形である。波形は(15)と同じであるから、
安定状態に変化はない。消去期間においても安定状態に
変化はないので選択期間以前の安定状態を維持する。
【0048】(18)は非選択の走査電極上にあり、暗
信号が印加された信号電極上の画素に印加される電圧パ
ルスの波形である。t期間毎に極性が反転しながら、−
(1−2a)・V0、(1−a)・V0、−(1−a)
・V0、(1−2a)・V0の電圧パルスが印加されて
いる。
【0049】
【数21】 |(1−2a)・V0・t|<|Vth・t|
【0050】
【数22】|(1−a)・V0・t|<|Vth・t| であるから、消去期間において安定状態に変化はない。
【0051】(19)非選択の走査電極上にあり、非書
き込み信号が印加された信号電極上の画素群に印加され
る電圧パルスの波形である。波形は(18)と同じであ
るから、安定状態に変化はない。消去期間においても安
定状態に変化はないので選択期間以前の安定状態を維持
する。
【0052】なお、図3は本発明の実施例における強誘
電性液晶パネルの駆動法の消去期間の波形図である。図
1、図2では消去パルスの波形を一対の電圧パルスとし
たが、図3で示すように消去期間を延長して消去パルス
の数を増やすこともできる。
【0053】図4は本発明の一実施例の表示方法を示し
た図である。図4では液晶パネルは8×8の表示容量
で、選択された走査電極上の画素群をを奇数の信号電極
(x1,x3、x5、x7)上に属する画素群と偶数の
信号電極(x2、x4、x6、x8)上に属する画素群
に分割し、第1フィ−ルドで奇数の信号電極上の画素に
表示デ−タを書き込み、第2フィ−ルドで偶数の信号電
極上の画素に表示デ−タを書き込む様子を示している。
第1フィ−ルドでは選択期間中に奇数の信号電極上の画
素には安定状態が変化するような電圧が印加されるが、
偶数の信号電極上の画素に印加される電圧は安定状態が
変化しないような電圧なので、第1フィ−ルド以前の表
示状態がそのまま維持されている。第2フィ−ルドでは
選択期間中の偶数の信号電極上の画素には安定状態が変
化するような電圧が印加されるが、奇数の信号電極上の
画素に印加される電圧は安定状態が変化しないような電
圧なので、第1フィ−ルドで書き込んだ表示状態がその
まま維持され、2フィ−ルドで表示が完成する。書き込
むデ−タは図6と同じデ−タである。
【0054】図5〜10は本発明の一実施例における駆
動波形を示した図である。図5は、(1)〜(4)の左
半分、図6は、(1)〜(4)の左半分である。図7
は、(5)、(6)の左半分、図8は、(5)、(6)
の左半分である。図9は、(7)、(8)の左半分、図
10は、(7)、(8)の左半分である。図5〜10は
図1で説明した駆動波形を図4での表示例に適用した場
合の駆動波形を示している。図5〜10において、
(1)は走査電極Y2に印加される電圧パルスの波形、
(2)は走査電極Y3に印加される電圧パルスの波形、
(3)は信号電極X3に印加される電圧パルスの波形、
(4)は信号電極X6に印加される電圧パルスの波形、
(5)は画素X3Y2に印加される電圧パルスの波形と
輝度変化、(6)は画素X6Y2に印加される電圧パル
スの波形と輝度変化、(7)は画素X3Y3に印加され
る電圧パルスの波形と輝度変化、(8)は画素X6Y3
に印加される電圧パルスの波形と輝度変化、tf1は第
1フィ−ルドの期間、tf2は第2フィ−ルドの期間、
ts2は走査電極Y2の選択期間、ts3は走査電極Y
3の選択期間、trは消去期間、twは書き込み期間で
ある。また、ここではバイアス比aは1/3として示
す。よってこの場合、しきい値電圧Vthは、
【0055】
【数23】|V0・t|>|Vth・t|>|(2/
3)・V0・t| を満たすものとする。
【0056】図4では画素X3Y2は第1フィ−ルドで
暗状態から明状態に変化し、画素X6Y2は第2フィ−
ルドで暗状態から明状態に変化している。図7、8の
(5)で示すように第1フィ−ルドのY2の選択期間t
s2においてX3Y2は暗状態から明状態に変化してい
る。選択期間中の消去期間trにおいて信号電極X3に
は消去信号が印加され、書き込み期間twにおいて明信
号が印加されている。しかし、(6)で示すように同じ
選択された走査電極上の画素X6Y2には消去期間にお
いては非消去信号がX6に印加されているので消去パル
スは印加されず、書き込み期間には非書き込み信号が印
加されているので選択期間ts2の間、安定状態が変化
することはなく、選択期間以前の表示状態のままであ
る。次に第2フィ−ルドにおいては画素X3Y2には消
去期間においては非消去信号がX3に印加されているの
で消去パルスは印加されず、書き込み期間には非書き込
み信号が印加されているので選択期間ts2の間、安定
状態が変化することはなく、第1フィ−ルドで書き込ま
れた表示状態が維持される。画素X6Y2には選択期間
中の消去期間trにおいて、信号電極X3に消去信号が
印加され、書き込み期間twにおいて明信号が印加され
ているので、暗状態から明状態に変化している。
【0057】図4では画素X3Y3は第1フィ−ルドで
明状態から暗状態に変化し、画素X6Y3は第2フィ−
ルドで明状態から暗状態に変化している。図9、10の
(7)で示すように第1フィ−ルドのY3の選択期間t
s2においてX3Y3は明状態から暗状態に変化してい
る。選択期間中の消去期間trにおいて信号電極X3に
は消去信号が印加され、書き込み期間twにおいて暗信
号が印加されている。しかし、(6)で示すように同じ
選択された走査電極上の画素X6Y3には消去期間にお
いては非消去信号がX6に印加されているので消去パル
スは印加されず、書き込み期間には非書き込み信号が印
加されているので選択期間ts2の間、安定状態が変化
することはなく、選択期間以前の表示状態のままであ
る。次に第2フィ−ルドにおいては画素X3Y3には消
去期間においては非消去信号がX3に印加されているの
で消去パルスは印加されず、書き込み期間には非書き込
み信号が印加されているので選択期間ts2の間、安定
状態が変化することはなく、第1フィ−ルドで書き込ま
れた表示状態が維持される。画素X6Y3には選択期間
中の消去期間trにおいて、信号電極X3に消去信号が
印加され、書き込み期間twにおいて暗信号が印加され
ているので、明状態から暗状態に変化している。
【0058】以上のようにこの実施例によれば、選択さ
れた走査電極上の画素を奇数の信号電極上の画素群と偶
数の信号電極上の画素群に2分割し、2回の走査で表示
を行うことにより、1回の走査で書き込み期間中に安定
状態の変化する画素数を制限することによって供給すべ
き電荷量を制限し、供給能力以下に抑えることで表示む
らを解消し、さらにこの分割表示方式は従来の4スロッ
ト法のように選択期間中に消去期間と書き込み期間が含
まれるタイプの駆動法では実現不可能であり、また、全
面消去付の2スロット法では可能であったが、消去時の
フリッカが問題であった。しかし、本実施例で示した駆
動法では選択された走査電極上の画素であっても書換え
の指定を受けていない画素には安定状態の変化する電圧
パルスが印加されないので、分割表示方式が可能であ
り、全面消去も不要なのでフリッカを抑えることもでき
る。
【0059】なお、実施例において示した駆動波形は一
例にすぎず、指定された画素にのみ液晶分子の安定状態
が変化する電圧パルスを印加し、指定されない画素には
液晶分子の安定状態が変化しないような電圧パルスを印
加できればよい。また、実施例においては、2フィ−ル
ドで表示を行う例を示したが、選択された走査電極上の
画素群の分割のしかたはこれに限るものではなく、例え
ば、Y1上の画素群は2分割して、2回走査し、Y2上
の画素群は3分割して3回走査するようなことも行うこ
とも可能である。また、実施例では8×8の液晶パネル
の駆動例を示したが画素数はこれに限るものでないこと
はいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
選択された走査電極上の画素を所定の画素群に分割し、
所定の数の走査で表示を行うことにより、1回の走査で
書き込み期間中に安定状態の変化する画素数を制限する
ことによって供給すべき電荷量を制限し、供給能力以下
に抑えることで表示むらを解消する。
【0061】また、分割表示方式は、従来の4スロット
法のように選択期間中に消去期間と書き込み期間が含ま
れるタイプの駆動法では実現不可能であり、また、全面
消去付の2スロット法では可能であったが、消去時のフ
リッカが問題であった。しかし、本発明では選択された
走査電極上の画素であっても書換えの指定を受けていな
い画素には安定状態の変化する電圧パルスが印加されな
いので、分割表示方式が可能であり、全面消去も不要な
のでフリッカを抑えることもでき、その実用的効果は大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における強誘電性液晶パネル
の駆動法の電圧パルスの波形図である。
【図2】本発明の一実施例における強誘電性液晶パネル
の駆動法の電圧パルスの波形図である。
【図3】本発明の一実施例における強誘電性液晶パネル
の駆動法の消去期間における電圧パルスの波形図であ
る。
【図4】本発明の実施例の表示方法を示した図である。
【図5】本発明の実施例における駆動波形を示した図で
ある。
【図6】本発明の実施例における駆動波形を示した図で
ある。
【図7】本発明の実施例における駆動波形を示した図で
ある。
【図8】本発明の実施例における駆動波形を示した図で
ある。
【図9】本発明の実施例における駆動波形を示した図で
ある。
【図10】本発明の実施例における駆動波形を示した図
である。
【図11】強誘電性液晶パネルの構成を示す図である。
【図12】強誘電性液晶パネルの表示例を示す図であ
る。
【図13】従来の液晶パネルの駆動法の波形図である。
【図14】従来の液晶パネルの駆動法の波形図である。
【符号の説明】
t 印加される電圧の最小パルス幅 V0 液晶駆動電圧 a バイアス比 ts1 第1フィ−ルドの期間 ts2 第2フィ−ルドの期間 ts2 走査電極Y2の選択期間 ts3 走査電極Y3の選択期間 tr 消去期間 tw 書き込み期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇田 尚英 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中尾 健次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学特性が印加電界に対して明の安定状
    態と暗の安定状態を示すマトリクス形の表示パネルの駆
    動法において、1走査ラインの選択期間が消去期間と書
    き込み期間からなり、選択された走査ライン上の全画素
    を所定の数の画素群に分割し、前記選択された走査ライ
    ン上の前記所定の数の画素群のうち、1つの画素群を指
    定し、指定された画素群には前記消去期間に安定状態が
    変化する所定の電圧パルスを印加して、前記指定された
    画素群に属する全画素を明の安定状態か、あるいは暗の
    安定状態のどちらか一方に揃え、前記書き込み期間に表
    示デ−タに対応した所定の電圧パルスを前記指定された
    画素群の各画素に印加して前記表示デ−タを書き込む一
    方、前記選択された走査ライン上の前記所定の数の画素
    群のうち、前記指定された画素群以外の画素群には、前
    記選択期間内において安定状態が変化しない電圧パルス
    を印加し、前記選択期間以前の安定状態を保持し、前記
    所定の数の回数の走査で順次各画素群の画素に書き込み
    を行うことを特徴とする表示パネルの駆動法。
  2. 【請求項2】 表示パネルは強誘電性液晶パネルである
    ことを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動法。
JP2777192A 1992-02-14 1992-02-14 表示パネルの駆動法 Pending JPH05224628A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9230469B2 (en) 2012-07-23 2016-01-05 Samsung Display Co., Ltd. Display device using plural gamma curves and driving method thereof

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