JPH0522421A - 電子交換機システム - Google Patents

電子交換機システム

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JPH0522421A
JPH0522421A JP17224991A JP17224991A JPH0522421A JP H0522421 A JPH0522421 A JP H0522421A JP 17224991 A JP17224991 A JP 17224991A JP 17224991 A JP17224991 A JP 17224991A JP H0522421 A JPH0522421 A JP H0522421A
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JP17224991A
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Junichi Matsumura
純一 松村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内線や外線等を接続する制御カード(インタフ
ェ−ス手段)の動作検証を含め負荷試験が可能な電子交
換機システムを提供することを目的とする。 【構成】内線,外線を夫々のインタフェース(IF)手段12
-1〜12-n,13-1 〜13-n,16 を介して収容し各IF手段は特
定の入出力ポート(IOP) に割付け、収容内線相互又は内
線と外線の交換接続制御は発呼側のダイアル情報(DD)に
基づき制御手段14A にて着呼側のIOP を指定しそのIF手
段との信号授受を可能にして行うシステムにおいて、制
御手段14A には経路指定情報(RD)を受けるとIF手段のう
ちその指定経路対応のものを指定して受信ダイアル信号
を送出する機能を持たせ、又、IF手段の機能を有して所
望IOPに割付可能な模擬用IF手段及び該模擬用IF手段に
対し発呼から終話迄の所定シーケンスに従う模擬信号を
出力し発呼のときはRDとDDを発生可能な試験用制御手段
22A を持ち電子交換機に接続する試験装置より構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、プロセッサ化さ
れた電子交換機の動作の検証を行うための自動試験を可
能にした電子交換機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交換機はマイクロプロセッサを制
御の中枢として使用するようになり、益々高インテリジ
ェント化と高機能化が図られるようになった。ところ
で、マイクロコンピュータを使用した構内交換用のディ
ジタル電子交換機は、内線と外線を収容し、内線相互
間、内線と外線間の交換接続を行うと云った基本機能の
他、様々なサービスを可能にしている。
【0003】また、構内交換用のディジタル電子交換機
を使用したシステムを導入している場合、着信を専任の
オペレータにより交換台で受付けた後、内線に繋ぐと云
った中継台方式をとることがあるが、この交換台におい
て外線との対応や内線への接続等の操作を行うために設
けられる端末装置が、中継台であり、通常、ハンドセッ
トとダイアルキー、応答キー、内線キー、表示ランプ等
より構成してある。内線キーは50個とか100 個とかの纏
まった数分、用意してあり、各々の内線キーはそれぞれ
異なる特定の内線に割り付けてあって、内線キーを選ん
で操作するだけで、その内線を呼ぶことができる。
【0004】そして、オペレータは着信があると、ハン
ドセットをとり、応答キーを押してその着信に応答し、
転送を必要とするときは、対応する転送先内線の割り付
けられた内線キーを押すか、ダイアルキーを操作して、
その内線を呼び、その内線が応答したならば、取り継ぎ
を行い、発信側と内線とを繋ぐと云った操作をする。
【0005】ところで、電子交換機では基本的にはCP
Uを中心としたコンピュータシステムに近い装置であ
り、局線とのインタフェースであるトランク回路や内線
とのインタフェースであるライン回路或いは中継台用の
インタフェースは外部周辺回路として扱い、入出力ポー
トに割り付けて、CPUはこの入出力ポートに対するア
クセスをすることで、これらとの間で信号やデータの授
受を行うようにしている。
【0006】このように、ディジタル電子交換機システ
ムでは、それぞれトランク回路やライン回路或いは中継
台用のインタフェースは入出力ポートに割り付けてあ
り、それぞれ特定のポート番号が割り当てられていて、
このポート番号によりアクセス可能にしている。
【0007】ディジタル電子交換機は収容されている内
・外線に対する交換動作や終話に至るまでの各種制御動
作をソフトウェアとハードウェアにより行うが、実際に
システムを運用開始する前に、これらが所期の目的を全
うするか否かの確認試験をする必要がある。そのために
電子交換機に収容されている内・外線に対する発呼から
終話までの一連の動作確認試験が必要であり、更には混
雑時での動作確認をするために耐高負荷性の確認試験を
行う必要がある。
【0008】図3は電子交換機システムの構成例を示す
ブロック図であり、1は交換機本体、2-1 〜2-m は内線
電話機、3は受付に設けられる中継台である。4-1 〜4-
n は専用線、5-1 〜5-mは局線である。
【0009】交換機本体1は内線端末や局線、専用線を
収容し、内線相互間、内線と外線との間の交換接続等を
行うもので、交換回路11、トランク回路12-1〜12-m、ラ
イン回路(加入者回路)13-1〜13-m、制御部(中央制御
装置CC)14、記憶部15、中継台用のインタフェース16、
ディジタルインタフェース回路17等よりなる。
【0010】前記交換回路11は内線相互或いは内線から
外線(局線や専用線)そして外線から内線への交換接続
を行うものであり、前記制御部14はこの交換回路11の交
換動作の制御を初め、全体の各種制御を司るものであ
る。
【0011】前記記憶部15は前記制御部14の各種制御プ
ログラムや各種テーブル、そして、設定した機能内容等
のデータを記憶するもので、その他、交換機において発
生する各種情報、例えば、発呼内線の番号情報やその通
話時間、通話回数、外線への発呼回数や発信先の電話番
号、通話時間、通話料金、現在の状態等の各種情報を記
憶部15に更新記憶させるとともに、保守用ターミナル6
との間でデータ授受すべく制御するプログラム等が保持
される。
【0012】保守用ターミナル6はキーボードとディス
プレイとを持ち、交換機本体1に対し、データやプログ
ラムの入力や変更、データ等の読出し等を行うことがで
きる。ディジタルインタフェース回路17は交換機本体1
と外部のディジタル機器を接続するためのインターフェ
ースであり、保守用ターミナル6はこのディジタルイン
タフェース回路17を介して制御部14と接続される。この
ディジタルインタフェース回路17はデータ等の高速伝送
が可能なインタフェースであって、保守用ターミナル6
はこのディジタルインタフェース回路17を介して交換機
本体1の制御部14と接続され、該制御部14と交信できる
ようにしてある。
【0013】交換機本体1のライン回路13-1〜13-mはそ
れぞれ内線毎に設けた接続インタフェースであり、交換
回路11と各内線端末との接続インタフェースとなる。前
記トランク回路12-1〜12-nは交換回路11とそれぞれ対応
する専用線4-1 〜4-m や局線5-1 〜5-m とのインタフェ
ースをとり、また、着信検出、回線捕捉のための直流ル
ープ閉結等を行う回路である。前記トランク回路12-1〜
12-nは専用線用、局線用で別になっており、例えば、8
回線分程度毎に一枚の端末制御カードとして用意されて
いて、この端末制御カード単位で交換機本体1内に装着
される。この装着により交換機本体1内では制御ハイウ
ェイ18と交換回路11に接続される。
【0014】交換回路11は上り用、下り用の通話路ハイ
ウェイを持ち、これらの通話路ハイウェイは時分割スイ
ッチにより時分割制御されてタイムスロットを形成し、
各端末制御カードは一方の通話路ハイウェイにおける自
己に割り当てられているタイムスロットを使用して信号
を受取り、出力は他方の通話路ハイウェイを使用して、
制御部14の制御のもとにデータ授受する相手のタイムス
ロットに送り出すことで行う。この他、図示しないがト
ーン送出回路が交換回路11に接続され、電話システムと
して必要な各種シグナル音を送出できるようになってい
る。
【0015】また、インタフェース16は中継台3と交換
機本体1とを接続するためのもので、これも端末制御カ
ードのひとつであり、中継台3と音声やデータ、制御信
号を授受する機能を有している。
【0016】制御部14と各端末制御カードとは制御ハイ
ウェイ18により信号授受を行うが、各端末制御カードは
入出力ポートに割り付けるかたちとなっているので、そ
れを特定するポート番号のかたちで端末指定できるよう
に各々自己のポート番号のデコード手段を設けてあり、
ポート番号が自己のものと一致するとき、自己に対する
アクセスと認識するようにしてある。
【0017】前記交換機本体1内の上述した構成要素
は、制御ハイウェイ18を介して制御部14と結合され、制
御部14は記憶部15に予め格納された制御プログラムに従
って、ライン回路13-1〜13-mやトランク回路12-1〜12-n
の間の通話路が形成されるように制御して通常の交換動
作を可能にする。また、これらの制御を実現するため
に、記憶部15にはダイアル情報に基づき、交換接続制御
すべき相手ポート番号の選択やオフフック、オンフック
信号等に基づく各種制御を行うためのプログラムやデー
タが用意されている。
【0018】このような構成において、外線からの着信
があれば、制御部14はトランク回路12-1〜12-nより着信
を検出し、代表として設定された内線端末(中継台方式
や内線グループ式の場合)もしくは、直接、対応の内線
(PBXダイアルイン;NTTから加入者番号を貰い、内
線に割り付けることで、その加入者番号のダイアルによ
り直接着信させる方式等の場合)に着信させる。そし
て、その内線端末の応答により通話路を確保し、両者の
間の通信を可能にする。
【0019】内線から受付への発呼に対しては、制御部
14はその受付側の端末である中継台3へ着信させるべく
制御し、中継台3が応答したならば、制御部14は発呼側
と着呼側の通話路確保し、両者の間の通信を可能にす
る。内線から外線への発呼は内線端末の発呼操作によ
り、制御部14はトランク回路12-1〜12-nのうちの空きの
ものを探し、この空きトランク回路を使用して通話路を
確保し、局交換機へダイアル情報を出力することで行
う。そして、局交換機を介して相手方と接続されると通
信可能になる。
【0020】内線間は発呼内線より内線番号を受けて、
該当内線番号のライン回路に対し、着信制御をし、その
ライン回路の接続端末が応答することで通話路を確保
し、通信可能にする。
【0021】トランク回路やライン回路等の発着信制御
を含む各種制御はポート番号を使用して行われ、例え
ば、ある内線A番がポート番号PN n番に割り付けてある
とすると、内線A番を呼ぶ場合はポート番号PN n番をア
クセスすると云った手法をとる。このような制御は記憶
部15に記憶させた端末‐ポート番号情報に基づいて制御
部14が制御することにより実現している。
【0022】従って、電子交換機の運用を開始する前
に、記憶部15に記憶させた端末‐ポート番号情報等に誤
りがないことを含め、制御プログラムの動作確認を行う
必要がある。そこで、電子交換機の動作確認試験を行う
ための装置として自動試験機があり、この自動試験機を
電子交換機に接続して試験を行う。図4に自動試験機20
を電子交換機1に接続した様子を示す。
【0023】自動試験機20は電子交換機との間で各種信
号を授受できる信号シミュレーションのための装置であ
り、電子交換機本体1の制御ハイウェイ18側に接続でき
るインタフェースカード21と自動試験機本体22、コンソ
ール(操作卓)23および外部記憶装置24から構成されて
いる。前記自動試験機20のインタフェースカード21は電
子交換機1の制御ハイウェイ18に対し、前記端末制御カ
ードの一つとして取り扱えるようなインタフェース機能
を有する。
【0024】前記シミュレーションのために発生される
信号はオペレータの端末操作、例えば、「電話機をオフ
フックする(受話器を上げる)」、「ダイアルを回
す」、等に対応する前記インタフェース点に対応する信
号であり、以下、これを擬似命令と呼ぶ。
【0025】さらにまた、どの程度の発着信混雑状態に
耐え得るか、つまり、正常動作する範囲を試験する必要
もある。この種の試験は耐高負荷性能試験と云い、この
試験機能も自動試験機20に持たせてある。
【0026】電子交換機の耐高負荷性能の確認は前記の
擬似命令を組み合わせた発呼、応答(通話)、切断と云
った一連のシーケンス、すなわち、「発側オフフック」
‐「発側ダイアル」‐「着側オフフック」‐「発着オン
フック」と云った一連のシーケンスを実施することであ
り、このシーケンス実施に必要な信号を供試体である電
子交換機にランダム、且つ、高速に与える機能である。
【0027】耐高負荷試験における通話は、発側端末か
らの発信と着側端末の応答を共に制御する必要があるた
め、発着共にインタフェースカード21で模擬した端末間
で行われる。すなわち、ここで用いるインタフェースカ
ード21には発信端末を模擬する機能と着信端末を模擬す
る機能(シミュレート機能)を持たせてあり、内線番号
に対応するポート番号を割り付けることで内線の模擬端
末としての機能を実現できる構成としてある。
【0028】ポート番号の割り付け(アサイン)はイン
タフェースカード21に対して自動試験機20からのポート
番号の割り付け指令と設定データの送信により、自動設
定する方式や或いはインタフェスカード21に設定スイッ
チを設けて手動設定により行うことができる。
【0029】発信のためにダイアルされる番号(模擬さ
れた着信端末群に対する)は自動試験機20内のメモリに
用意されたデータベース内の着側端末電話番号帳25から
ランダムに検索して自動的に決定される。
【0030】図5はそのイメージ化した構成図である。
具体的に説明すると、まず、試験に先立ち、交換動作に
必要な内線番号対応のポート番号等のデータを用意する
必要があるため、供試体である電子交換機に設定してあ
るこれらデータと同じデータをフロッピ等から自動試験
機本体22内のメモリにロードする。
【0031】次に試験手順を指令するため、自動試験機
のコンソール23から手入力により、または予めプログラ
ムとして用意した試験手順書を自動試験機本体22にロー
ドすることにより準備完了となり、自動試験機20に対し
て試験開始指令を与えると自動試験機本体22の負荷試験
制御部26は前記試験手順に基づいて、発側内線模擬用の
インタフェースカード21b に模擬すべき発側の端末のア
サイン(割り付け)をし、また、着側内線模擬用のイン
タフェースカード21a に、模擬すべき着側の端末のアサ
インをする。
【0032】すなわち、模擬試験対象の内線番号につい
て、シミュレーションできるように、コンソール23より
所望の発側内線番号の着側内線番号のセット指令操作を
すると、これにより自動試験機本体22A は当該発側内線
番号および着側内線番号のポート番号を前記ロードされ
たデータをもとに検索して抽出し、これを着側のものは
インタフェースカード21a に、発側のものはインタフェ
ースカード21b にそれぞれセット指令とともに出力して
与える。
【0033】これにより、インタフェースカード21a ,
21b はそれぞれこの指令によるポート番号がセットさ
れ、特定内線端末の端末制御カードを模擬可能な状態に
なる。インタフェースカード21は発側用と着側用それぞ
れを用意してあり、それぞれ8端末分を設定できるよう
にしてあるので、8端末分ずつのポート番号を割り付け
ることで、内線8回線分模擬端末として機能させること
ができる。
【0034】発側、着側の端末のアサイン(割り付け)
を終えると、次に自動試験機本体22の負荷試験制御部26
は前記ロードしたデータ(電子交換機設定データと同様
のデータ)の中から、着側にアサインされた端末につい
て着側電話番号帳25を構築する。
【0035】今、交換機本体1内の収容内線に割り付け
られている内線番号のうち、ダイアル番号が“4001”か
ら“4008”番までの8端末を着信端末として模擬するも
のとし、ダイアル番号が“4001”から“4008”番までの
内線は交換機本体1内ではポート番号PNが“000200”か
ら“000207”までに割り付けてあるものとすると、上記
アサインにより、着側内線模擬用のインタフェースカー
ド21a にはポート番号PN“000200”から“000207”まで
が割り付けられ、着側電話番号帳25にはこの対照表が構
築されることになる。
【0036】このようにして準備が終わると、次に負荷
試験制御部26は負荷試験の実施制御に移る。そして、発
側模擬端末として発側用のインタフェースカード21b に
内線3001番から3008番に対応するポート番号PN“00010
0”から“000107”までが割り付けられているとする
と、負荷試験制御部26は発側内線として内線3001番から
3008番のうちのいずれかをランダムに選択使用して発呼
を行う。この発呼(発側オフフック‐発側ダイアル)の
際に、負荷試験制御部26は着側端末電話帳25から通話し
たい相手のダイアル番号をランダムに選択し、ダイアル
を行う(図5では4001番を選択し、ダイアルを行った様
子を示している)。
【0037】この発呼信号は発側のインタフェースカー
ド21b から電子交換機本体1の制御ハイウェイ18を通し
て制御部14に送られ、交換接続処理により相手端末(内
線4001番;ポート番号PN“000200”)に接続される。内
線4001番(ポート番号PN“000200”)にはインタフェー
スカード21a が割り付けてあり、このカードは着信端末
としての模擬機能があって4001番の模擬電話端末として
動作するから、この模擬端末はインタフェースカード21
b から着信信号を受けると、同カード21b へ応答信号を
返し、通話が成立する。通話が成立した後、所定時間経
過した段階で双方から切断信号を送出し、1つの模擬端
末間での通話が完了する。負荷試験制御はこの通話と並
行して他の端末間でも通話(すなわち、発着信)を行
い、ランダム負荷を実現している。このような制御は負
荷試験制御部26の制御により実現する。
【0038】ここで、図中の着側端末電話番号帳25内の
ポート番号PNは電子交換機収容端末の当該電子交換機
(PBX)内での収容位置を示す番号であり、必ずしも
相手の電話番号だけではない。図では内線相互の通話の
イメージであるが、試験機では相手模擬端末がトランク
回路である場合(所謂外線発信)もあり、そのような場
合のダイアル番号にはトランク・アクセス・コードを含
んで記述されている。ここでトランク・アクセス・コー
ドとは、トランク回路を捕捉するためのコード番号であ
り、相手の電話番号には含まれていない。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】電子交換機システムで
は、トランク回路やライン回路等については入出力ポー
トに割り付けて、その入出力ポートのポート番号でこれ
ら回路の特定し、制御するようにしている。すなわち、
トランク回路やライン回路等の発着信制御を含む各種制
御はポート番号を使用して行われ、例えば、ある内線A
番がポート番号PNn番に割り付けてあるとすると、内線
A番を呼ぶ場合はポート番号PN n番をアクセスすると云
った手法をとる。このような制御は記憶部15に記憶させ
た端末‐ポート番号情報に基づいて制御部14が制御する
ことにより実現している。
【0040】従って、電子交換機の運用を開始する前
に、記憶部15に記憶させた端末‐ポート番号情報等に誤
りがないことを含め、制御プログラムの動作確認を行う
必要がある。また、発着信が短時間に多数、集中した場
合の動作確認をする必要がある。
【0041】そこで、電子交換機のこれらの動作確認試
験を行うための装置として自動試験機があり、この自動
試験機を電子交換機に接続して試験を行う。自動試験機
は電子交換機との間で各種信号を授受できる信号シミュ
レーションのための装置であり、電子交換機本体の制御
ハイウェイ側に接続できる端末模擬機能を持ったインタ
フェースカードを介して電子交換機本体と接続し、各種
模擬命令を発生してこれを電子交換機に与えたり、電子
交換機から各種信号を受けることで各種負荷試験を模擬
することができる。インタフェースカードは端末を模擬
することができるカードであり、内線番号等に相当する
ポート番号を割り付けることで、特定の内線や、特定の
外線を接続した場合と同様の動作を再現できる。
【0042】このように、実端末制御カードの代わりに
インタフェースカードを挿入する方式では、多くの実端
末(例えば、電話機、実局線他)の接続を必要とせず、
それによるう多くの制約を受けることなく電子交換機の
動作確認ができる長所がある反面、この動作確認は電子
交換機の制御部による制御動作の範囲にとどまり、実端
末や外線等を接続する制御カードの動作検証と耐高負荷
性能の確認ができないと云う欠点がある。
【0043】そこで、この発明の目的とするところは、
内線等の実端末や外線等を接続する制御カード(インタ
フェ−ス手段)の動作検証を含めて電子交換機の負荷試
験を行うことができるようにした電子交換機システムを
提供することにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、内線と外
線とをそれぞれのインタフェース手段を介して収容し、
これらインタフェース手段は特定の入出力ポートに割り
付けるとともに、前記収容されている内線相互または内
線と外線の交換接続制御は発呼側からのダイアル情報に
基づき、交換機制御手段により着呼側の前記入出力ポー
トを指定し、そのインタフェース手段との信号授受を可
能にして行うようにした電子交換機システムにおいて、
前記交換機制御手段には経路指定情報を受けると前記イ
ンタフェース手段のうち、その指定経路対応のインタフ
ェースを指定して受信ダイアル信号を送出する機能を付
加して構成し、また、前記電子交換機システムに接続し
て使用すると共に、前記インタフェース手段と同様の機
能を有して、所望の入出力ポートに割り付け可能な模擬
用インタフェース手段と、この模擬用インタフェース手
段に対し、通話に必要な発呼から終話までの所定のシー
ケンスに従った模擬信号の出力制御を行うと共に、発呼
のときは経路指定情報とダイアル情報を発生可能な試験
用の制御手段とを有する試験装置とを接続可能に構成す
る。
【0045】
【作用】このような構成の本装置は、内線と外線とをそ
れぞれのインタフェース手段を介して収容し、これらイ
ンタフェース手段は特定の入出力ポートに割り付けると
もに、前記収容されている内線相互または内線と外線の
交換接続制御は発呼側からのダイアル情報に基づき、交
換機制御手段により着呼側の前記入出力ポートを指定し
て行うが、前記交換機制御手段には経路指定情報を受け
ると前記インタフェース手段のうち、その指定経路対応
のインタフェース手段を指定して受信ダイアル信号を送
出する機能を付加してあり、一方、このような電子交換
機システムに試験装置の模擬用インタフェース手段を接
続し、さらにこの模擬用インタフェース手段は試験装置
の制御手段を接続した上で、模擬用インタフェース手段
に模擬信号を出力する。
【0046】この模擬信号としては通話に必要な発呼か
ら終話までの所定のシーケンスに従った信号としてあ
り、特に発呼のときは経路指定情報とダイアル情報を発
生できるので、この模擬信号を模擬用インタフェース手
段を介して受けた交換機制御手段は経路指定情報に対応
するインタフェース手段に対してダイアル情報を出力す
る。そのため、当該経路指定情報に対応するインタフェ
ース手段と他のインタフェース手段との間に折り返し線
路を持たせておくと、このダイアル情報を再び当該他の
インタフェース手段を介して交換機制御手段に与えるこ
とができ、交換機制御手段はこの当該他のインタフェー
ス手段を介して得られたダイアル情報に基づいた入出力
ポートに対して着信の制御を行う。
【0047】そこでこの着信対象の入出力ポートを発側
とは別の入出力ポートに割り付けた模擬用インタフェー
ス手段に対応させておくと、当該模擬用インタフェース
手段を介して試験装置の制御手段にこの着信を知らせる
ことができ、試験装置の制御手段によりその着信に対す
る応答等の模擬信号を発生させることで、交換機制御手
段は応答を検知して前記経路指定情報により発呼に使用
した経路および着呼に使用した経路について通話路を形
成する。試験装置の制御手段より終話の模擬信号が発生
されれば交換機制御手段は通話路を切断して一連の交換
接続制御を終える。
【0048】このように、本発明システムでは電子交換
機内部に収容された電話端末、局線、専用線、中継台等
を接続するためのインタフェース手段と同様の模擬信号
入出力機能を有し、前記インタフェース手段と同様に入
出力ポートの割り付けが可能でこれらインタフェース手
段の代用となり得る試験装置用のインタフェ−ス手段
と、この試験装置用のインタフェ−ス手段との間で模擬
信号の授受を行うことができるとともに、所定の通話シ
ーケンスに沿った模擬信号を発生可能な試験装置用の制
御手段とを使用して着信端末に着信するまでの経路(局
線、専用線を経由させて着信させる場合のトランクアク
セスコード等)の情報とダイアル情報を試験装置用の制
御手段より試験装置用のインタフェ−ス手段を介して電
子交換機に与え、電子交換機には前記発信経路情報を受
けた場合はこの情報に付加されるダイアル情報を前記発
信経路情報により指定されるインタフェ−ス手段に与え
る機能を持たせるようにしたものであり、試験装置から
発信の際に前記発信経路情報を付加して、発信経路を任
意に変更できるようにすることにより、その経路内に実
装された実端末制御等のためのインタフェ−ス手段のハ
ードウェアの検証と電子交換機の制御ソフトウェアの検
証を可能にするものである。
【0049】本発明では、試験装置からの発呼の際、相
手端末電話番号に発信経路を示すコードを付加すること
で、電子交換機はこのコードにより接続先を決定し、接
続するが最終接続先は前記相手端末電話番号の端末であ
り、発信経路を示すコードは単に発信の経路を決定する
だけのものとなるので、その指定発信経路を検証したい
実端末制御等のインタフェ−ス手段に設定し、該インタ
フェ−ス手段と別のインタフェ−ス手段との間に折り返
し経路を設けて電子交換機に前記相手端末電話番号の情
報を戻すようにすれば通話の制御は試験装置側で行いな
がら本物の制御インタフェース手段の検証ができる。
【0050】従って、この発明によれば、内線等の実端
末や外線等を接続する制御カード(インタフェ−ス手
段)の動作検証を含めて電子交換機の負荷試験を行うこ
とができるようにした電子交換機システムを提供でき
る。
【0051】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0052】図1は本発明の一実施例を示すブロック構
成図であり、1Aは交換機本体、2-1〜2-m は内線電話
機、3は受付に設けられる中継台である。4-1 〜4-n は
専用線、5-1 〜5-m は局線である。
【0053】交換機本体1Aは内線端末や局線、専用線を
収容し、内線相互間、内線と外線との間の交換接続等を
行うもので、交換回路11、トランク回路12-1〜12-m、ラ
イン回路(加入者回路)13-1〜13-m、制御部(中央制御
装置CC)14A 、記憶部15A 、中継台用のインタフェース
16等よりなる。
【0054】前記交換回路11は内線相互或いは内線から
外線(局線や専用線)そして外線から内線への交換接続
を行うものであり、前記制御部14A はこの交換回路11の
交換動作の制御を初め、全体の各種制御を司るものであ
る。
【0055】前記記憶部15は前記制御部14A の各種制御
プログラムや各種テーブル、そして、設定した機能内容
等のデータを記憶するもので、その他、交換機において
発生する各種情報を記憶部15A に更新記憶させるととも
に、図示しないが交換機本体1Aと接続可能な保守用ター
ミナルとの間でデータ授受すべく制御するプログラム等
が保持される。
【0056】交換機本体1Aのライン回路13-1〜13-mはそ
れぞれ内線毎に設けた接続インタフェースであり、交換
回路11と各内線端末との接続インタフェースとなる。前
記トランク回路12-1〜12-nは交換回路11とそれぞれ対応
する専用線4-1 〜4-m や局線5-1 〜5-m とのインタフェ
ースをとり、また、着信検出、回線捕捉のための直流ル
ープ閉結等を行う回路である。
【0057】前記トランク回路12-1〜12-nは専用線用、
局線用で別になっており、例えば、8回線分程度毎に一
枚の端末制御カードとして用意されていて、この端末制
御カード単位で交換機本体1A内に装着される。この装着
により交換機本体1A内では制御ハイウェイ18と交換回路
11に接続される。
【0058】交換回路11は上り用、下り用の通話路ハイ
ウェイを持ち、これらの通話路ハイウェイは時分割スイ
ッチにより時分割制御されてタイムスロットを形成し、
各端末制御カードは一方の通話路ハイウェイにおける自
己に割り当てられているタイムスロットを使用して信号
を受取り、出力は他方の通話路ハイウェイを使用して、
制御部14A の制御のもとにデータ授受する相手のタイム
スロットに送り出すことで行う。この他、図示しないが
トーン送出回路が交換回路11に接続され、電話システム
として必要な各種シグナル音を送出できるようになって
いる。
【0059】また、インタフェース16は中継台3と交換
機本体1Aとを接続するためのもので、これも端末制御カ
ードのひとつであり、中継台3と音声やデータ、制御信
号を授受する機能を有している。
【0060】制御部14A と各端末制御カード(前記ライ
ン回路13-1〜13-mや前記トランク回路12-1〜12-n、イン
タフェース16等)とは制御ハイウェイ18により信号授受
を行うが、各端末制御カードは入出力ポートに割り付け
るかたちとなっているので、それを特定するポート番号
のかたちで端末指定できるように各々自己のポート番号
のデコード手段を設けてあり、ポート番号が自己のもの
と一致するとき、自己に対するアクセスと認識するよう
にしてある。
【0061】前記交換機本体1A内の上述した構成要素
は、制御ハイウェイ18を介して制御部14A と結合され、
制御部14A は記憶部15A に予め格納された制御プログラ
ムに従って、ライン回路13-1〜13-mやトランク回路12-1
〜12-nの間の通話路が形成されるように制御して通常の
交換動作を可能にする。
【0062】また、これらの制御を実現するために、記
憶部15にはダイアル情報に基づき、交換接続制御すべき
相手ポート番号の選択やオフフック、オンフック信号等
に基づく各種制御を行うためのプログラムやデータが用
意されている。
【0063】20A は電子交換機の動作確認試験や耐高負
荷性能の確認試験を行うための自動試験機であり、この
自動試験機20A は電子交換機との間で各種信号を授受で
きる信号シミュレーションのための装置であって、基本
的な構成は従来例で説明したものと同じものである。
【0064】但し、従来のものは着信先が模擬端末のみ
であったのに対し、本発明では発信経路情報を与えるこ
とができ、この発信経路情報により指定される経路を辿
って目的の模擬端末に着信させるよう指示できるように
した点が異なる。
【0065】また、電子交換機1Aでもこれに対処するた
めに、自動試験機20A から受け取った発信経路情報に基
づいて、その情報により指定される実端末制御カードの
ポート番号を指定し、受信ダイアル信号を転送する機能
を制御部14A に持たせてある。発信経路情報に基づくこ
のような迂回制御のためのプログラムは記憶部15A に記
憶させておく。
【0066】自動試験機20A は電子交換機本体1Aの制御
ハイウェイ18側に接続できるインタフェースカード21と
自動試験機本体22A 、コンソール(操作卓)23および外
部記憶装置24A から構成されている。前記自動試験機20
A のインタフェースカード21は電子交換機1Aの制御ハイ
ウェイ18に対し、前記端末制御カードの一つとして取り
扱えるようなインタフェース機能を有する。
【0067】前記シミュレーションのために発生される
信号はオペレータの端末操作、例えば、「電話機をオフ
フックする」、「ダイアルを回す」、等に対応する前記
インタフェース点に対応する信号(擬似命令)である。
そして、耐高負荷性能試験のため、これら模擬命令を対
象とする模擬端末にランダムに授受することができるよ
うにしてある。
【0068】つまり、電子交換機の耐高負荷性能の確認
は前記の擬似命令を組み合わせた発呼、応答(通話)、
切断と云った一連のシーケンス、すなわち、「発側オフ
フック」‐「発側ダイアル」‐「着側オフフック」‐
「発着オンフック」と云った一連のシーケンスを実施す
ることであるから、このシーケンス実施に必要な信号を
供試体である電子交換機にランダム、且つ、高速に与え
ることができる構成となっている。
【0069】また、発信のためにダイアルされる番号
(模擬された着信端末群に対するダイアル番号)は自動
試験機20内のメモリに用意されたデータベース内の着側
端末電話番号帳25からランダムに検索して自動的に決定
される。
【0070】次にこのような構成の本装置の作用につい
て説明する。電子交換機本体1Aにおける電子交換機とし
ての基本機能は従来技術で説明したものと変わりはない
ので、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0071】まず、試験に先立ち、交換動作に必要な内
線番号対応のポート番号等のデータを用意する必要があ
るため、供試体である電子交換機に設定してあるこれら
データと同じデータをフロッピ等から自動試験機本体22
A 内のメモリにロードする。
【0072】そして、模擬試験対象の内線番号につい
て、シミュレーションできるように、コンソール23より
所望の発側内線番号の着側内線番号のセット指令操作を
すると、これにより自動試験機本体22A は当該発側内線
番号および着側内線番号のポート番号を前記ロードされ
たデータをもとに検索して抽出し、これを着側のものは
インタフェースカード21a に、発側のものはインタフェ
ースカード21b にそれぞれセット指令とともに出力して
与える。これにより、インタフェースカード21a ,21b
はそれぞれこの指令によるポート番号がセットされ、内
線端末の端末制御カードを模擬可能な状態になる。
【0073】図3に本発明による方式での試験イメージ
を示す。本システムでは所望の模擬発呼端末より所望の
模擬着呼端末に対し、所望の実端末制御カードを介して
着信させる。
【0074】すなわち、試験実行時にコンソール23を操
作して、あるいは自動試験機本体22内のメモリにプログ
ラムされた試験手順書の記述により与えられた模擬発呼
端末対応のいくつかの内線の一つより、同様にして与え
られた前記発信経路情報(本例では専用線トランクアク
セスコード“7”)を、着信端末電話番号帳25から検索
されて任意に抽出されたダイアル番号(本例では“400
1”)に付加して、試験対象の発側模擬内線に対応させ
たインタフェースカード21b にダイアル信号として送出
する。
【0075】これによりインタフェースカード21b を介
して交換機本体1Aの制御部14A に“7+4001”なるダイ
アル信号が送られる。この発呼は電子交換機により専用
線端末制御カード(本物の端末制御カード)に送られる
が、ダイアル信号に発信経路情報として“7”が含まれ
ており、本例ではこの“7”は専用線トランクのアクセ
スコードであると定めてあり、制御部14A にはこのアク
セスコード“7”を受けてその専用線トランクのアクセ
スを行うように制御する機能を持たせてあるので、制御
部14A はこの発呼に対する着信先を当該専用線トランク
回路に指定してダイアル番号“4001”を送出する。
【0076】ここで図3に示すように専用線端末制御カ
ードの回線のいくつかの出力側が、他の回線の入力側に
折り返されていれば、この発呼は再び専用線トランク回
路に着信(専用線着信)するので、電子交換機本体1Aの
制御部14A はこれにより、該専用線トランク回路から
“4001”なるダイアル信号を受信することになる。そし
て、これにより制御部14A は内線“4001”番に着信させ
るべく制御することになる。
【0077】今、内線“4001”番に対応する端末制御カ
ードには実端末が接続されておらず、インタフェースカ
ード21a に内線“4001”番対応のポート番号を設定して
あるものとすれば、このインタフェースカード21a が着
側模擬内線として機能し、ここに着信する。
【0078】そして、このインタフェースカード21a よ
り着呼信号が自動試験機本体22A に入力されるので、自
動試験機本体22A はオフフック信号を発生し、インタフ
ェースカード21a に出力する。
【0079】これにより、制御部14A は内線“4001”番
が応答したと判断し、発着呼に供している専用線トラン
ク回路および模擬内線のインタフェースカード21a ,21
b 間の通話路を確保する。
【0080】この状態でこれらの間での通話が成立す
る。通話が成立すると、自動試験機本体22A はオンフッ
ク信号を発生し、通話状態ある模擬内線対応のインタフ
ェスカード21a ,21b に出力する。このオンフック信号
により制御部14A は終話を検出して通話路断の制御を行
う。
【0081】耐高負荷性能においてはこのような制御を
発着呼端末をランダムに変えて複数並行して実施するこ
とにより、検証することができる。ここでの検証はイン
タフェースカード21a ,21b がそれぞれ8端末(8回
線)づつ模擬可能であるので、この範囲で並行して耐高
負荷性能試験を実施できる。
【0082】図2および図5の点線内が耐高負荷性能試
験の検証対象範囲であるが、本発明によれば、図2に示
すように、従来(図5)、制御部15A に限定されていた
検証範囲に端末制御カード12-m部を含めて検証すること
が可能になり、総合的な検証が可能になる。
【0083】以上は、端末制御カードとして専用線端末
制御カードの検証を例に示しているが、局線端末カー
ド、標準電話端末カード間を折り返し、発信経路情報と
して局線トランクのアクセスコードまたは内線電話番号
を与えることにより、同様な検証が可能になることは云
うまでもない。また、外線からの着信は中継台3に繋ぐ
方式とするばあいにおいても、着側インタフェースカー
ド21a に中継台3のインタフェース16のポート番号を割
り付けておくことで模擬することができる。
【0084】このように、本システムでは電子交換機内
部に収容された電話端末、局線、専用線、中継台等を接
続するためのインタフェース手段と同様の模擬信号入出
力機能を有し、前記インタフェース手段と同様に入出力
ポートの割り付けが可能でこれらインタフェース手段の
代用となり得る試験装置用のインタフェ−ス手段と、こ
の試験装置用のインタフェ−ス手段との間で模擬信号の
授受を行うことができるとともに、所定の通話シーケン
スに沿った模擬信号を発生可能な試験装置用の制御手段
とを使用して着信端末に着信するまでの経路(局線、専
用線を経由させて着信させる場合のトランクアクセスコ
ード等)の情報とダイアル情報を試験装置用の制御手段
より試験装置用のインタフェ−ス手段を介して電子交換
機に与え、電子交換機には前記発信経路情報を受けた場
合はこの情報に付加されるダイアル情報を前記発信経路
情報により指定されるインタフェ−ス手段に与える機能
を持たせるようにしたものであり、試験装置から発信の
際に前記発信経路情報を付加して、発信経路を任意に変
更できるようにすることにより、その経路内に実装され
た実端末制御等のためのインタフェ−ス手段のハードウ
ェアの検証と電子交換機の制御ソフトウェアの検証を可
能にするものである。
【0085】本発明では、試験装置からの発呼の際、相
手端末電話番号に発信経路を示すコードを付加すること
で、電子交換機はこのコードにより接続先を決定し、接
続するが最終接続先は前記相手端末電話番号の端末であ
り、発信経路を示すコードは単に発信の経路を決定する
だけのものとなるので、その指定発信経路を検証したい
実端末制御等のインタフェ−ス手段に設定し、該インタ
フェ−ス手段と別のインタフェ−ス手段との間に折り返
し経路を設けて電子交換機に前記相手端末電話番号の情
報を戻すようにすれば通話の制御は試験装置側行いなが
ら本物の制御インタフェース手段の検証ができる。従っ
て、従来の端末制御カードの代わりに模擬用インタフェ
ースカードを挿入して耐高付加性能の試験を行う試験装
置の最大の短所であった端末制御カードの検証が出来な
いと云った事態を完全に解消できるようになる。尚、本
発明は上記し、且つ、図面に示す実施例に限定すること
なく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施
し得るものである。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、内
線等の実端末や外線等を接続する制御カード(インタフ
ェ−ス手段)の動作検証を含めて電子交換機の負荷試験
を行うことができるようにした電子交換機システムを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を概略的なブロック構成図。
【図2】本発明の作用を説明するための図。
【図3】従来の電子交換機システムの基本的な構成例を
示すブロック図。
【図4】自動試験機を接続した従来の電子交換機システ
ムの構成を示すブロック図。
【図5】図4システムの作用を説明するための図。
【符号の説明】
1A…電子交換機本体、2-1 〜2-m …内線電話機、3 …中
継台、11…交換回路、12-1〜12-n…トランク回路、13-1
〜13-m…ライン回路、14A …制御部、15A…記憶部、16
…中継台用のインタフェース、18…制御ハイウェイ、20
A …自動試験機、21,21a ,21b …インタフェスカー
ド、22A …自動試験機本体、23…コンソール(操作
卓)、24A …外部記憶装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内線と外線とをそれぞれのインタフェー
    ス手段を介して収容し、これらインタフェース手段は特
    定の入出力ポートに割り付けるともに、前記収容されて
    いる内線相互または内線と外線の交換接続制御は発呼側
    からのダイアル情報に基づき、交換機制御手段により着
    呼側の前記入出力ポートを指定し、そのインタフェース
    手段との信号授受を可能にして行うようにした電子交換
    機システムにおいて、 前記交換機制御手段には経路指定情報を受けると前記イ
    ンタフェース手段のうち、その指定経路対応のインタフ
    ェース手段を指定して受信ダイアル信号を送出する機能
    を付加して構成し、また、前記電子交換機システムに接
    続して使用すると共に、前記インタフェース手段と同様
    の機能を有して、所望の入出力ポートに割り付け可能な
    模擬用インタフェース手段と、この模擬用インタフェー
    ス手段に対し、通話に必要な発呼から終話までの所定の
    シーケンスに従った模擬信号の出力制御を行うと共に、
    発呼のときは経路指定情報とダイアル情報を発生可能な
    試験用の制御手段とを有する試験装置とを接続可能に構
    成したことを特徴とする電子交換機システム。
JP17224991A 1991-07-12 1991-07-12 電子交換機システム Pending JPH0522421A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6805369B2 (en) 2000-01-19 2004-10-19 The Holland Group, Inc. Spring beam suspension with compressed axle mounting

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6805369B2 (en) 2000-01-19 2004-10-19 The Holland Group, Inc. Spring beam suspension with compressed axle mounting

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