JPH05223719A - 硬度測定装置 - Google Patents

硬度測定装置

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JPH05223719A
JPH05223719A JP2399092A JP2399092A JPH05223719A JP H05223719 A JPH05223719 A JP H05223719A JP 2399092 A JP2399092 A JP 2399092A JP 2399092 A JP2399092 A JP 2399092A JP H05223719 A JPH05223719 A JP H05223719A
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Masao Yajima
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】測定試料の硬度や表面状態に応じて、適切な硬
度測定を実現する。 【構成】オートフォーカス手段を制御するオートフォー
カスプログラムとしてピーク検出モードと積分モードと
を選択可能にするとともに、オートフォーカスのオフセ
ット調整を行なうパラメータOと、上記移動ステージに
おける少なくともZ方向の移動に対して、ステージ位置
を制御するパラメータJ,S,B、ステージの移動を制
御するパラメータTL,TH,APを、それぞれが変更
可能および/または複数値設定可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は硬度測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】測定試料に所定の圧力で四辺形形状の圧
痕を印し、この圧痕の対角線長を測定することにより測
定試料の硬度を特定する方法は、従来からビッカース硬
度計に関連して広く知られ、このような測定方法を実施
する装置として、従来から特公平3−34819号公報
開示の装置が知られている。
【0003】この装置では、測定結果が測定試料の表面
状態により影響され易く、同一硬度を有する測定試料で
も、圧痕を形成する表面の状態が異なると、測定値に差
がでることがあるという問題があった。また、測定試料
の硬度によっては測定に長時間を要するという問題もあ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたもので、測定試料の表面状態や硬度
によらず、常に適正・迅速な硬度測定を行ない得る、新
規な硬度測定装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の硬度測定装置
は「測定試料に所定の圧力で四辺形形状の圧痕を印し、
この圧痕の対角線長を測定することにより測定試料の硬
度を特定する」装置であって、移動ステージと、撮像素
子と、レボルバーと、照明系と、レボルバー・圧子駆動
手段と、オートフォーカス手段と、ディスプレイ手段
と、制御・演算手段とを有する。
【0006】「移動ステージ」は、測定試料を支持し、
互いに直交するX,Y,Z方向へ平行移動させる。この
移動ステージは、必要に応じて、Z方向に平行な軸の回
りに回転する機能を付加されることができる。「撮像素
子」は2次元のもので、上記Z方向と平行に設定された
所定の基準軸上に配備される。撮像素子としては、例え
ばCCDカメラが好適である。「レボルバー」は、所定
の回転軸の周りに回転可能で、上記Z方向に変位可能で
あり、1以上の対物レンズと圧痕形成用の圧子とを上記
回転軸から所定距離離れた位置に配備され、上記回転軸
の回りの回転により、所望の圧痕もしくは対物レンズを
上記基準軸位置に設定させる。「照明系」は、撮像素子
とレボルバーの間に配備され、上記基準軸上に設定され
た対物レンズを介して測定試料を照明する。
【0007】「レボルバー・圧子駆動手段」は、レボル
バーを回転軸の周りに回転させて対物レンズと圧子の選
択を行ない、圧子が選択されたとき、選択された圧子を
回転軸方向に変位させて測定試料に圧痕を印す。「オー
トフォーカス手段」は、レボルバーの対物レンズが選択
されたとき、選択された対物レンズによる測定試料像を
撮像素子の受光面上に結像させる。「ディスプレイ手
段」は、撮像素子の受光状態を表示する。「制御・演算
手段」は、撮像素子の出力に応じて所定の演算により測
定試料の硬度を算出するとともに、上記移動ステージ、
撮像素子、レボルバー、照明系、レボルバー・圧子駆動
手段、ディスプレイ手段およびオートフォーカス手段を
制御する。
【0008】上記制御・演算手段は、オートフォーカス
手段を制御するオートフォーカスプログラムとして、ピ
ーク検出モードと積分モードを選択可能に有するととも
に、オートフォーカスのオフセット調整を行なうパラメ
ータ:Oと、上記移動ステージにおける少なくともZ方
向の移動に対して、ステージ位置を制御するパラメー
タ:J,S,B、ステージの移動を制御するパラメー
タ:TL,TH,APを、それぞれが変更可能および/
または複数値設定可能に有する。
【0009】ここに、J:ステージ移動の最小単位(1
ユニット)を設定するパラメータ, S:1ユニットのステージ移動の間に行なうべきサンプ
リング回数を設定するパラメータ, B:バックラッシュ除去のための動作量を設定するパラ
メータ, TL:ステージを起動するときのステージ駆動パルスを
設定するパラメータ TH:起動されたステージが加速され、等速移動すると
きのステージ駆動パルスを設定するパラメータ AP:ステージを起動してから等速移動状態に到るまで
の加速期間を設定するパラメータ である。
【0010】上記ピーク検出モードは、相対的に高い周
波数で合焦検出を行なう高周波ピークモードと、相対的
に低い周波数で合焦検出を行なう低周波ピークモードを
選択可能に有することができ、上記積分モードは、相対
的に高い周波数で合焦検出を行なう高周波積分モード
と、相対的に低い周波数で合焦検出を行なう低周波積分
モードを選択可能に有することができる(請求項2)。
【0011】また、複数種の代表的な測定試料に応じ
て、上記ピーク検出モード,積分モード,パラメータ:
O,J,S,B,TL,TH,APの組合せを設定でき
るようにしても良い(請求項3)。
【0012】
【作用】前述のように、従来の硬度測定装置において
は、同じ硬度の測定試料を測定しても、測定試料の表面
の状態、例えば鏡面であるか研磨面であるか、あるいは
粗面であるかエッチング面であるか等により測定値が異
なったものとなり易い。この原因は、測定試料表面に印
された圧痕像を撮像素子の受光面上に結像させるオート
フォーカスの誤差にある。
【0013】オートフォーカスには大別して、ピーク検
出による方法と、ピーク値の積分による方法とがある。
【0014】ピーク検出による方法では、撮像素子の出
力の各ラスターについて、空間周波数の高い信号成分を
求め、その正負の成分のピーク値の差の最大状態として
合焦状態を検出する。
【0015】例えば、撮像素子のある1ラスターの出力
信号が、図3の(A)の如きものであったとすると、こ
の信号をハイパスフィルター(例えば微分回路)を通す
と、図3(B)に示すような高い空間周波数の信号成分
が得られる。ピーク検出による方法では、この高い空間
周波数の信号成分のピーク値を、正・負について検出
し、正・負信号成分とも、絶対値で「より大きいピーク
値」をホールドする。そして、正・負の最大ピーク値の
差:MPを出力する。対物レンズを移動させつつ上記
値:MPが最大となる位置を合焦状態とするのである。
【0016】このオートフォーカス方式は測定試料の圧
痕形成面が鏡面である場合に適しており、かかる場合に
は極めて精度良く合焦状態を実現できる。反面、測定試
料表面がエッチングされた面や研磨面、粗面等では、上
記表面の微小な凹凸が、高い空間周波数の信号にノイズ
成分を生じやすく、ピーク検出により得られた合焦状態
は実際の合焦状態と異なったものとなり易い。このよう
にオートフォーカスにより自動的に実現された合焦状態
と、実際の合焦状態とにおける対物レンズ位置のずれを
オートフォーカスの「オフセット」とよぶ。また、測定
試料の表面が錆びた状態などでは、高い空間周波数の信
号成分のピーク値の絶対値が大きくなりにくいため、や
はりオフセットが生じ易い。
【0017】一方、ピーク値の積分による方法では、撮
像素子の各ラスターについて空間周波数の高い信号成分
を求め、その正負の成分につき積分を行ない、正の積分
値と、負の積分値の差の最大状態として合焦状態を検出
する。
【0018】例えば、上記図3の例では、同図(B)に
示す高い空間周波数の信号成分のピーク値を正・負につ
いて別個に積分し、図3(D)に示すように正の部分の
積分値と負の部分の積分値との差:MQを出力する。こ
の差:MQが最大となる位置が合焦状態とされる。
【0019】この積分によるオートフォーカス方式は、
測定試料の表面が研磨面や粗面、エッチングされた面で
あるような場合に適しているが、表面の状態により、若
干のオフセットが発生する。
【0020】このように、オートフォーカスに誤差が生
じると、勿論、圧痕の対角線長を正確に測定できないか
ら、測定硬度に誤差が生じるのは当然である。
【0021】そこで、この発明では前述のように、制御
・演算手段が、オートフォーカス手段を制御するオート
フォーカスプログラムとして、ピーク検出モード(上記
ピーク値により合焦状態を判別する方式)と積分モード
(ピーク値の積分により合焦状態を判別する方式)を選
択可能に有し、オートフォーカスのオフセット調整を行
なうパラメータ:Oを変更可能および/または複数値設
定可能に有するようにした。従って、測定試料の表面状
態によって、それに適したオートフォーカス方式を選択
することが可能になり、測定試料に応じて適正なパラメ
ータ:Oを設定することにより、適正な合焦状態を実現
できる。
【0022】また測定試料の硬度が変わると試料表面に
形成される圧痕の大きさも異なる。従って測定硬度に応
じて結像倍率の異なる対物レンズを選択する場合も必要
となるが、オートフォーカスの際に測定試料を対物レン
ズ光軸方向(基準軸方向)に移動させる「移動の1ユニ
ット」は、対物レンズの焦点深度の1/5〜1/10に
設定するのが良い。
【0023】そこでこの発明では、前述のように、パラ
メータ:Jを変更可能および/または複数値設定可能と
する。パラメータ:Jのみならず、パラメータ:S,
B,TL,TH,APをそれぞれ変更可能および/また
は複数値設定可能とすることにより、測定試料の硬度お
よび表面状態に応じて、常に適切なオートフォーカスを
行なうことが可能になる。
【0024】
【実施例】以下、具体的な実施例に即して説明する。
【0025】図1は、この発明を実施した硬度測定装置
の1例を用部のみ略示している。図中、符号10は移動
ステージ、符号20はレボルバー、符号30は照明系、
符号40は2次元の撮像素子としてのCCDカメラ、符
号50は画像処理部を示す。また、符号70はレボルバ
ー・圧子駆動装置、符号80はステージコントローラ
ー、符号90はコンピューター、符号100は操作部を
示している。これらは図示されない支持手段により全体
が適宜に支持されている。
【0026】移動ステージ10は、図1(a)の図面に
直交する方向に対応するX方向に変位するX方向ステー
ジ10X、同図左右方向に対応するY方向に変位するY
方向ステージ10Yおよび、同図上下方向に対応するZ
方向に変位するZ方向ステージ10Zを組み合わせて構
成され、且つ、全体が、Z方向に平行な所定のZ軸の周
りに回転可能となっている。
【0027】X方向ステージ10XをX方向に移動させ
るにはステップモーターMXを動作させ、Y,Z方向ス
テージ10Y,10Zを各々Y,Z方向へ変位させるに
はステップモーターMY,MZを動作させる。また、移
動ステージ10全体をZ軸の周りに回転させるには、ス
テップモーターMθを動作させる。測定試料0は、移動
ステージ10のX方向ステージ10X上に載置される。
【0028】図1(a)に符号Sで示す鎖線は硬度測定
装置における「基準軸」を示している。基準軸Sは、移
動ステージ10に置けるZ方向ステージ10Zの移動方
向であるZ方向と平行に測定装置空間に固定的に設定さ
れ、この装置例では上述のZ軸に合致している。
【0029】レボルバー20は、基準軸Sに平行な回転
軸25を有する本体21に圧子23と対物レンズ22と
を設けたものであり、回転軸25の周りに回転可能であ
り、且つ、回転軸25の方向(基準軸Sに平行な方向)
に移動可能である。回転軸25は基準軸Sから所定の距
離:Hだけ離れて設定されている。
【0030】レボルバー20の回転・移動はレボルバー
・圧子駆動装置70により行なう。レボルバー・圧子駆
動装置70は、レボルバー20を回転軸25の周りに回
転させるためのステップモーターと、レボルバー25を
回転軸25の方向に変位させるためのモーターと、圧痕
形成時に圧子23を駆動するための圧子駆動装置23A
を作動させるための手段を有する。
【0031】この実施例では、レボルバー20の本体2
1には、1個の圧子23と2個の対物レンズ22とが設
けられている。これら対物レンズ22と圧子23とは、
図2(a)に示すように回転軸25に対して軸対称に設
けられ、圧子23の尖端部および対物レンズ22A,2
2Bの光軸の、回転軸25からの距離は何れも距離:H
に設定されている。レボルバーにおける圧子,対物レン
ズの配置はこの例に限らず、図2(b)に示すように、
圧子23の他に3個の対物レンズ22A,22B,22
C、あるいは4個以上の対物レンズを設けることもでき
る。また必要に応じて、レボルバー本体に2種以上の圧
子を設けても良い。圧子23の先端は頂角90度の正4
角錐状の尖端部を形成している。
【0032】図1(a)に示す実施例では、レボルバー
20の回転軸25は基準軸Sと平行であるが、図2
(c)に示すレボルバー20Aのように、その回転軸2
5Aを基準軸Sに対して傾けて配設することも可能であ
る。この場合でもレボルバー20は基準軸Sの方向へ変
位可能である。
【0033】図1(a)に戻ると、基準軸S上にはCC
Dカメラ40が設けられており、レボルバー20とCC
Dカメラ40との間には照明系30が配備されている。
照明系30は、ケーシング31内に光源ランプ32とコ
リメートレンズ33と半透鏡34とを配してなる。半透
鏡34は基準軸S上に位置し、基準軸Sに対して45度
傾けられている。基準軸Sが通る部分のケーシング部は
窓に形成されている。この例の照明系30は無限長光学
系であり、図示のように対物レンズ22が選択されて基
準軸S位置にあるとき、光源ランプ32を発光させると
光はコリメートレンズ33により平行光束化され、半透
鏡34に反射され、対物レンズ22を介して測定試料0
を照明する。測定試料0からの反射光は対物レンズ22
と半透鏡34とを介してCCDカメラ40の受光面に入
射する。照明系は有限長光学系のものも可能であり、そ
の場合は、レボルバーに設けられた対物レンズの後側焦
点位置に光源の像を結ぶようにすれば良い。
【0034】以下、図1(a)に示す装置例に即して硬
度測定を説明する。硬度測定は、図1(b)に示すよう
に試料セット工程、圧痕形成工程、対物レンズ選択工
程、撮像・演算工程の順に行なわれる。以下これらの各
工程を説明する。先ず「試料セット工程」であるが、こ
の工程は、測定試料0を移動ステージ10上に載置する
ことに始まり、レボルバー20における圧子23が選択
されて圧痕形成の準備完了とともに完了する。
【0035】操作部1000の操作によって硬度測定装
置を測定モードにすると、移動ステージ10とレボルバ
ー20は基準の始動位置を占める。移動ステージ10の
X方向ステージ10Xの上には測定試料0をセットする
べき位置が印されており、この位置は上記始動位置にお
いて基準軸SがX方向ステージ10Xの測定試料載置面
と交わる位置である。まず、この位置に硬度を測定すべ
き測定試料0をセットする。
【0036】続いて操作部100上の測定開始用スイッ
チを「オン」にすると、以下の手順で圧子の選択が行な
われる。即ち、図1(a)に示すレボルバー・圧子駆動
装置70のステップモーターによりレボルバー20が回
転され、圧子23が作動位置にセットされる。セットさ
れた圧子は、その尖端部が基準軸Sの位置に合致する。
かくして「試料セット工程」が完了する。
【0037】続いて「圧痕形成工程」が実行される。圧
痕形成は、レボルバー・圧子駆動装置70により圧子駆
動装置23Aを動作させて圧子23を測定試料0の方へ
移動させ、所定の圧力で圧子23の尖端部を測定試料0
の表面に押し込むことにより行なわれる。この動作によ
り、測定試料表面には図2(d)に示すような四辺形形
状の圧痕AKが形成される。同図(e)は圧痕AKの断
面形状である。圧痕AKにおける角γは、圧子尖端部の
形状に応じて90度である。
【0038】圧子23の尖端部を押し込む圧力は「所定
の圧力」で一定であるから、測定試料0の硬度が大きい
ほど形成される圧痕AKの大きさは小さくなる。従っ
て、圧痕AKの大きさを対角線L1,L2により測定す
れば、対角線L1,L2の大きさと測定試料の硬度とは
対応関係にあるので、この対応関係に応じて硬度を算出
することができる。なお、圧子を押し込む圧力を複数段
階用意し、測定試料の固さに応じて押し込み圧力を選択
して、適当な圧痕を形成して良いことは言うまでもな
い。
【0039】上記圧子選択のためのレボルバー20の回
転と、圧痕形成のために圧子駆動装置23Aにより圧子
を移動させるためのレボルバー・圧子駆動装置70の動
作はコンピューター90により制御される。従って、レ
ボルバー・圧子駆動装置70と圧子駆動手段23Aと、
これらを制御するコンピューター90とはレボルバー・
圧子駆動手段を構成する。
【0040】上記のようにして圧痕が形成されると圧子
23はレボルバー方向へ戻される。続いてレボルバー2
0が回転し、対物レンズ22の一方の選択が行なわれ
る。この選択により選択された対物レンズの光軸が基準
軸Sに合致させられる。これが「対物レンズ選択工程」
である。
【0041】続いて「撮像・演算工程」が行なわれる。
この工程の手順はオートフォーカス動作により始まる。
対物レンズ22の選択に伴い結像倍率は一義的に定ま
る。従ってコンピューター90は、先ずレボルバー・圧
子駆動装置70によりレボルバー20を回転軸25に沿
って移動させて上記結像倍率に応じた位置(これは、C
CDカメラ40との相対的な位置関係で定まる)へ配備
する。続いてコンピューター90の制御に基づき、ステ
ージコントローラー80により移動ステージ90のZ方
向ステージ10Zを駆動し、測定試料0もろとも移動ス
テージ10をZ方向へ所定ステップで移動させる。この
とき照明系30により照明を行ない、CCDカメラ40
からの出力をコンピューター内に取り込みオートフォー
カスプログラムを実行する。上記所定ステップは、パラ
メータ:Jにより設定される1ユニットであり、この1
ユニットの移動の間に、パラメータ:Sで指定される回
数の情報サンプリングが行なわれる。
【0042】オートフォーカス動作が完了すると、CC
Dカメラ40の受光面には、測定試料0に印された圧痕
の拡大像が結像している。従って、レボルバー・圧子駆
動装置70とステージコントローラー80とZ方向ステ
ージ10ZとCCDカメラ40とコンピューター90と
が、オートフォーカス手段を構成することになる。
【0043】この状態で圧痕は基準軸Sの上にあり、従
って圧痕の拡大像はCCDカメラ40の受光面の中央部
に結像するはずであるが、実際には機械的な誤差や、振
動等の外部要因等により測定試料0が移動ステージ上で
動くこともあり、圧痕像が必ずしもCCDカメラ40の
受光面上の最適の位置からずれている場合もある。この
ように、圧痕像が最適位置にない場合にもコンピュータ
ー90は、入力情報に基づき、移動ステージ10のステ
ップモーターMX,MY,Mθを制御して圧痕の位置を
基準軸S上に自動的に修正する。
【0044】続いて、CCDカメラ40の出力により圧
痕の対角線長を算出し、それに基づき測定試料10の硬
度を演算算出する。対角線長から硬度を算出する算出演
算は従来から知られた演算を用いる。かくして演算され
た硬度を測定試料の硬度として出力する。従って、制御
・演算手段はコンピューター90である。以上が、硬度
測定の基本的なプロセスである。
【0045】さて、制御演算手段の一部を構成する操作
部100には表示部があり、硬度測定装置を測定モード
にすると、前述した「試料セット工程」に先立ち、例え
ば試料表面の状態を指定するための表示が現われる。こ
の表示は、例えば「試料の表面状態を番号で選択して下
さい。1.鏡面,2.その他」というようなものであ
る。この表示に従って「1.鏡面」を選ぶと、オートフ
ォーカス方式として「ピーク検出モード」と、このピー
ク検出モードによるオートフォーカスに伴う「オフセッ
ト量」に応じたパラメータ:O0が選択される。この場
合のオフセット量は一般に「0」とすることができる。
測定試料に対してより細かく対応するために、ピーク検
出モードを更に細かく「相対的に高い周波数で合焦検出
を行なう高周波ピークモードと、相対的に低い周波数で
合焦検出を行なう低周波ピークモード」に分けて選択可
能にしても良い。
【0046】また、上記表示で「2.その他」を選択す
ると、オートフォーカス方式として自動的に「積分モー
ド」が選択される。この積分モードも所望により「相対
的に高い周波数で合焦検出を行なう高周波積分モード
と、相対的に低い周波数で合焦検出を行なう低周波積分
モード」を選択可能にしても良い。
【0047】上記表示「2.その他」を選ぶと、表示部
にはさらに、例えば「1.研磨面,2.粗面,3.エッ
チング面」が表示され、これらの一つを選ぶと更に
「1.錆びていない,2.錆びている」の表示が現われ
る。そして、上記研磨面・粗面・エッチング面と、錆び
ている、錆びていないの6党利の組合せに応じて、オフ
セット調整用のパラメータ:O1〜O6の何れかが選択さ
れる。
【0048】即ち、この実施例においては、予めオート
フォーカスのモードと測定試料表面状態の組合せに応じ
て、パラメータ:O0〜O6が設定されており、測定試料
の表面状態を指定することで自動的に、適正なパラメー
タ:Oが選択されるようになっている。
【0049】パラメータ:O0〜O6は、予め測定試料の
表面状態の典型例毎に測定により決定され、コンピュー
タ90に設定される。即ち、測定試料の表面状態に応じ
てオートフォーカス方式を選択して、オートフォーカス
を行ない、ディスプレイ60上に得られる実際の合焦状
態と、オートフォーカスにより自動的に得られた合焦状
態における、Z方向の距離差を求め、この距離差をZス
テージの駆動パルス数:Oとして設定するのである。
【0050】また、測定試料の硬度を測定する場合に、
その硬度が全く未知である場合はむしろ稀であり、一般
には、正確な硬度は分からないものの、凡その硬度に就
いては分かっている場合が多い。このように凡その硬度
が分かっている場合には、測定試料に形成される圧痕の
大きさも予め、ある程度は予想がつく。そこで、この実
施例では、上記表示部におよその硬度の範囲を所定種類
表示し、その内の一つを選択すると、それに応じて、適
正な結像倍率の対物レンズが選択されるようになってい
る。
【0051】前述のように対物レンズの結像倍率に応じ
て、適正なパラメータ:Jの値があるので、この実施例
では、選択された対物レンズの結像倍率に応じてパラメ
ータ:Jとして適正な値を選択する。さらにこの実施例
では、パラメータ:Jのみならず、パラメータ:S,
B,TL,TH,APも適当な値を選択するのである。
即ち、この実施例では、「複数種の代表的な測定試料」
に応じて、ピーク検出モード,積分モード,パラメー
タ:O,J,S,B,TL,TH,APの組合せを設定
できるようになっている。
【0052】パラメータ:J,S,B,TL,TH,A
Pも、前述のパラメータ:Oの場合と同様に、予め代表
的な測定試料毎に実験的に適正な値を決定して、コンピ
ュータ90に設定しておくのである。
【0053】ここでパラメータ:J,S,B,TL,T
H,APの内容を簡単に説明する。前述のように、パラ
メータ:Jは、ステージ移動の最小単位(1ユニット)
を設定するパラメータであり、オートフォーカスに関連
しては、オートフォーカス動作のときにZステージによ
り測定試料をZ方向(基準軸Sの方向)に変位させると
きの変位の1単位即ち1ユニットであり、Zステージを
駆動するパルスモーターのパルス数として設定される。
また、パラメータ:Sは測定試料を上記1ユニットの距
離、Z方向へ移動させる間に情報サンプリングを行なう
回数である。
【0054】また、パラメータ:Bは、バックラッシュ
除去のための動作量を設定するパラメータである。移動
ステージの移動には、ステージ構造上の「ガタ」による
位置誤差が不可避である。この「ガタ」による誤差がバ
ックラッシュである。このバックラッシュは、ステージ
を基準位置および目標位置へ移動させるとき、必ず同一
の向きに移動させることにより除去できる。
【0055】図4を参照して説明すると、図中のBRは
バックラッシュ除去用に設定された距離である。Zステ
ージは最初、前回合焦位置にあり、オートフォーカス動
作を開始させると、一旦、AF原点(オートフォーカス
用基準位置)に復帰するが、このとき、AF原点を距
離:BRだけ越えた位置まで移動し、この位置からAF
原点へ移動する((1)原点復帰)。
【0056】続いてオートフォーカス動作が行なわれ
る。このとき前述のようにZステージの変位の1ステッ
プ即ち1ユニットは、ステップモーターのJパルス分で
あり、1ユニットごとに情報サンプリングはS回行なわ
れる((2)コントラストデータサンプリング)。移動
ステージの駆動により、測定試料がAFサーチ範囲を移
動すると、コントラスト(図3における出力MPもしく
はMQは、合焦位置で最大となるので、AFサーチ範囲
内でのコントラスト最大の位置として合焦位置を特定で
きる((3)合焦位置検出)。
【0057】そこ移動ステージをZ方向へ駆動して、測
定試料表面を検出された合焦位置へ移動させる訳である
が((4)合焦位置移動)、このときも一旦、合焦位置
を距離:BRだけ越えた位置へ移動させてから、合焦位
置(目標位置)へ移動する。このように、基準位置,目
標位置へ近づくときには、必ず所定の側から近づくよう
にするこよりバックラッシュを除去できる。
【0058】バックラッシュは上述のように、移動ステ
ージの機械的な「ガタ」に起因する誤差であるから、ス
テージごと、換言すれば硬度測定装置毎に異なるもので
あり、パラメータ:Bを設定可能にすることは、硬度測
定装置を構成するステージにおけるバックラッシュのバ
ラツキに容易に対処できることを意味し、ステージの製
造精度に余裕を与えることができることを意味する。
【0059】パラメータ:Bは、距離:BRに対凹する
ユニット数である。即ち、距離:BRの変位は、ステッ
プモーターのJ×Bパルスに対応するのである。
【0060】以上のパラメータ:J,S,Bは、移動ス
テージの位置制御に関するパラメータであるが、以下に
説明するパラメータ:TL,TH,APは、移動ステー
ジの動的制御に関するパラメータである。
【0061】先ず、パラメータ:TLはステージを起動
するときのステージ駆動パルスを設定するパラメータで
ある。起動とはステージの始動および停止を意味する。
即ち、パラメータ:TLは、ステージを始動または停止
するときの速度を指定する。パラメータ:THは、起動
され、加速されたステージが加速され、等速移動すると
きのステージ駆動パルスを設定するパラメータである。
さらに、パラメータ:APは、ステージを起動してから
等速移動状態に到るまでの加速期間を設定するパラメー
タである。
【0062】例えばステージを始動させてから、等速運
動まで加速する場合を例にとると、ステージは当初、T
L×10μsec間隔の駆動パルスで駆動され、駆動パ
ルスの間隔がTH×10μsecになるまで加速され
る。またパラメーター:APは始動から等速運動に到る
までの加速期間をパルス数で設定する。1例として、A
P=50パルス、TL=100、TH=50とし、25
0パルス分変位させる場合の図を、図5に示す。ステー
ジは最初50パルス分だけ加速され(駆動パルスのパル
ス間隔を1000μsecから500μsecへ次第に
小さくすること、換言すればパルスレートを1000か
ら2000pps(パルス/秒)へと直線的に大きくす
ることにより行なわれる)、パルス間隔が500μse
cになると、それから150パルス分は、同一のパルス
レート:2000で等速変位し、その後始動時と逆の減
速運動で目標位置へ変位する。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
硬度測定装置を提供できる。この装置は上記の如き構成
となっているから、測定試料の硬度や表面状態に応じ
て、適正なオートフォーカスを実現出来、オートフォー
カス誤差による測定誤差を有効に防止することができ
る。なお、測定試料の表面の色や経時的変化等をも考慮
してオートフォーカス方式や各種パラメータの設定を行
なうことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】レボルバーと、圧子により形成される圧痕を説
明するための図である。
【図3】オートフォーカス方式としてのピーク検出モー
ドと積分モードを説明する図である。
【図4】パラメータ:Bを説明するための図である。
【図5】パラメータ:TL,TH,APを説明するため
の図である。
【符号の説明】
10 移動ステージ 20 レボルバー 22 対物レンズ 23 圧子 30 照明系 100 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定試料に所定の圧力で四辺形形状の圧痕
    を印し、この圧痕の対角線長を測定することにより測定
    試料の硬度を特定する装置であって、 測定試料を支持し、互いに直交するX,Y,Z方向へ平
    行移動させるための移動ステージと、 上記Z方向と平行に設定された所定の基準軸上に配備さ
    れた2次元の撮像素子と、 所定の回転軸の周りに回転可能で、且つ上記Z方向に変
    位可能であり、1以上の対物レンズと圧痕形成用の圧子
    とを上記回転軸から所定距離離れた位置に配備され、上
    記回転軸の回りの回転により、所望の圧痕もしくは対物
    レンズを上記基準軸位置に設定させるレボルバーと、 上記撮像素子とレボルバーの間に配備され、上記基準軸
    上に設定された対物レンズを介して、測定試料を照明す
    る照明系と、 上記レボルバーを上記回転軸の周りに回転させて、対物
    レンズと圧子の選択を行ない、上記圧子が選択されたと
    き、選択された圧子を上記回転軸方向に変位させて測定
    試料に圧痕を印すためのレボルバー・圧子駆動手段と、 上記レボルバーの対物レンズが選択されたとき、選択さ
    れた対物レンズによる測定試料像を撮像素子の受光面上
    に結像させるためのオートフォーカス手段と、 上記撮像素子の受光状態を表示するディスプレイ手段
    と、 上記撮像素子の出力に応じて所定の演算により測定試料
    の硬度を算出するとともに、上記移動ステージ、撮像素
    子、レボルバー、照明系、レボルバー・圧子駆動手段、
    ディスプレイ手段およびオートフォーカス手段を制御す
    る制御・演算手段とを有し、 上記制御・演算手段が、オートフォーカス手段を制御す
    るオートフォーカスプログラムとしてピーク検出モード
    と積分モードとを選択可能に有するとともに、オートフ
    ォーカスのオフセット調整を行なうパラメータ:Oと、
    上記移動ステージにおける少なくともZ方向の移動に対
    して、ステージ位置を制御するパラメータ:J,S,
    B、ステージの移動を制御するパラメータ:TL,T
    H,AP ここに、J:ステージ移動の最小単位(1ユニット)を
    設定するパラメータ, S:1ユニットのステージ移動の間に行なうべきサンプ
    リング回数を設定するパラメータ, B:バックラッシュ除去のための動作量を設定するパラ
    メータ, TL:ステージを起動するときのステージ駆動パルスを
    設定するパラメータ TH:起動されたステージが加速され、等速移動すると
    きのステージ駆動パルスを設定するパラメータ AP:ステージを起動してから等速移動状態に到るまで
    の加速期間を設定するパラメータ を、それぞれが変更可能および/または複数値設定可能
    に有することを特徴とする硬度測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の硬度測定装置において、 ピーク検出モードが、相対的に高い周波数で合焦検出を
    行なう高周波ピークモードと、相対的に低い周波数で合
    焦検出を行なう低周波ピークモードを選択可能に有し、 積分モードが、相対的に高い周波数で合焦検出を行なう
    高周波積分モードと、相対的に低い周波数で合焦検出を
    行なう低周波積分モードを選択可能に有することを特徴
    とする硬度測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の硬度測定装置にお
    いて、 複数種の代表的な測定試料に応じて、上記ピーク検出モ
    ード,積分モード,パラメータ:O,J,S,B,T
    L,TH,APの組合せを設定できることを特徴とする
    硬度測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100736436B1 (ko) * 2006-06-14 2007-07-09 한국표준과학연구원 비파괴 표면 압입흔적의 형상분석을 통한 압입경도산출방법
JP2008111777A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Jeol Ltd 顕微鏡用試料作成装置

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KR100736436B1 (ko) * 2006-06-14 2007-07-09 한국표준과학연구원 비파괴 표면 압입흔적의 형상분석을 통한 압입경도산출방법
JP2008111777A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Jeol Ltd 顕微鏡用試料作成装置

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