JPH05223680A - 密閉容器の漏れ検出装置 - Google Patents

密閉容器の漏れ検出装置

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JPH05223680A
JPH05223680A JP2969392A JP2969392A JPH05223680A JP H05223680 A JPH05223680 A JP H05223680A JP 2969392 A JP2969392 A JP 2969392A JP 2969392 A JP2969392 A JP 2969392A JP H05223680 A JPH05223680 A JP H05223680A
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JP
Japan
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air
path
sub
main path
thin tube
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JP2969392A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yamazaki
努 山崎
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AKUSON DATA MACH KK
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AKUSON DATA MACH KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉容器における漏れの有無を適確に判定す
る。 【構成】 エア源11と、メイン経路20と、サブ経路
30とを設け、メイン経路20の中間に切換弁22を配
設する。サブ経路30の検出槽31には、液体層31b
に浸漬する細管32bを設ける。切換弁22をメイン経
路20側に切り換え、試験品Sとサブ経路30とを同一
圧力にし、切換弁22をサブ経路30側に切り換える
と、試験品Sに漏れがあるときは、細管32bから気泡
が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、密閉容器に対し、ピ
ンホール等による漏れの有無を適確に検出するための密
閉容器の漏れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製または金属製などの容器
は、製造過程において、ピンホールを有する不良品が発
生することがある。液体や気体を注入する密閉容器の場
合、ピンホール等による漏れは重大な欠陥となるから、
出荷前に入念な検査が必要である。また、このような容
器は大量生産されるものであるから、漏れを検出するた
めの検査装置は、検査効率の良いものが要求される。
【0003】密閉容器の漏れ検査方法として、水浸法が
知られている。すなわち、まず、コンプレッサから分岐
したエアホースの先端を、適当なアダプタを介して試験
品としての密閉容器の口部に連結し、試験品の中にエア
を吹き込む。次に、この試験品を、エアホースとともに
水に浸す。
【0004】試験品に漏れがあれば、試験品の内部のエ
アが外の水中に漏出するから、試験品の外側には気泡が
発生し、試験品に漏れがなければ、気泡は発生しない。
そこで、係員は、このようにして発生する気泡の有無に
より、試験品の良否を判定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、試験品は、その全体を水に浸す必要があり、そのと
き、試験品の外面に汚れがあったり、ほこりが付着して
いたりすると、試験品の外面に細かい気泡が付着するこ
とがあり、この気泡と、漏れによって発生する気泡とを
判別することが容易でないため、検査に熟練を要すると
いう問題があった。また、この検査方法は、水に浸した
試験品の外面をすべてチェックする必要があるから、検
査効率が極めて悪いという問題もあった。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、試験品にエアを供給するメイン経路
と、切換弁を介してメイン経路から分岐するサブ経路
と、サブ経路に配設する検出槽とを設けることによっ
て、漏れの有無を、容易に、しかも効率よく判定するこ
とができる密閉容器の漏れ検出装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、エア源と、エア源から試験品に
エアを供給するためのメイン経路と、メイン経路から分
岐するサブ経路と、サブ経路に配設する検出槽とを備
え、検出槽には、メイン経路を遮断するとき、エア源か
らのエアの流入を検出する検出手段を装備することをそ
の要旨とする。
【0008】なお、検出手段は、液中に浸漬する細管と
することができる。
【0009】また、検出槽には、細管から噴出する気泡
を検知するための光電センサを付設することができる。
【0010】
【作用】この発明の構成によるときは、エア源は、メイ
ン経路を介して試験品にエアを供給し、試験品に対し、
エア源と同一圧力にエアを充填することができる。ま
た、このとき、検出槽を含むサブ経路も、エア源と同一
圧力にエアが充填される。
【0011】試験品にエアを充填した後、メイン経路を
遮断すると、試験品は、サブ経路に介在する検出槽を介
してエア源と連通する。そこで、試験品に漏れがあれ
ば、そこからエアが漏出することにより、サブ経路を介
してエア源からのエアが試験品に流入するから、検出槽
の検出手段は、これを検出することにより、試験品の漏
れを検出することができる。
【0012】検出手段が、液中に浸漬する細管であると
きは、エアの流入は、細管の先端に発生する気泡として
検出することができる。
【0013】また、検出槽に光電センサを付設すれば、
光電センサは、細管に発生する気泡を自動的に検知する
ことができるから、試験品の検査を容易に全自動化する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0015】密閉容器の漏れ検出装置は、エア源11
と、切換弁22を有するメイン経路20と、検出槽31
を介在してメイン経路20から分岐するサブ経路30と
を備えてなる(図1)。
【0016】エア源11は、通常のエアコンプレッサな
どであり、メイン経路20に対し、一定の圧力Po のエ
アを圧送することができる。
【0017】メイン経路20は、管路21a、21c、
21d、21eの途中に、管継手21b、切換弁22、
管継手21fを連結してなる。管路21aと管路21c
との間には、管継手21bが接続されており、サブ経路
30の入路32が分岐している。管路21cと管路21
dとの間には、切換弁22が接続されており、切換弁2
2には、サブ経路30の出路33が合流している。な
お。切換弁22は、3ポジションの電磁弁とし、図示し
ない制御回路により、管路21c、21dを連通させる
状態(以下、メイン経路側という)、出路33、管路2
1dを連通させる状態(以下、サブ経路側という)、管
路21dを管路21c、出路33のいずれにも連通させ
ない状態(以下、閉状態という)の3状態に切り換える
ことができる。
【0018】サブ経路30は、検出槽31に入路32と
出路33とを導き、メイン経路20の管路21cをバイ
パスするものとなっている。入路32の終端は、検出槽
31のポート31eに接続され、ポート31eの内側に
は、支持器32aを介して細管32bが取り付けられて
いる。細管32bの先端には、細管32bを斜めに切断
することによって、吹出口32b1 が形成されている。
【0019】検出槽31は、少なくとも細管32bの先
端部を外部から見ることができる透明容器または透明な
窓付きの容器である。検出槽31には、その中間部にま
で水を注入することにより、液体層31bと空気層31
cとが形成されている。また、検出槽31は、蓋31d
によって密閉され、蓋31dには、ポート31e、31
fが設けられ、ポート31e、31fには、それぞれ、
入路32、出路33が接続されている。細管32bの吹
出口32b1 は、液体層31bに浸漬されており、ま
た、空気層31cには、出路33用のポート31fの内
側に装着した連通口31gが開口している。
【0020】なお、管路21dの終端には、管継手21
fを介して別の管路21eが接続されている。管路21
eは、屈曲自在なチューブ管であり、その先端に設けら
れた取付具21gを介し、試験品Sを接続することがで
きる。ただし、取付具21gは、試験品Sの口部に適合
するパッキンを備え、試験品Sの口部を密閉することが
できるものとする。
【0021】いま、切換弁22を閉状態にして、取付具
21gに試験品Sを装着した後、エア源11を作動さ
せ、切換弁22をメイン経路側に開いてメイン経路20
の管路21cと管路21dとを連通させれば(図2の時
刻t=t1 )、エア源11は、メイン経路20を介して
試験品Sにエアを充填することができる。
【0022】なお、このとき、サブ経路30にも、エア
源11からエアが供給される。エア源11からのエア
は、管路21aから管継手21bを介し、サブ経路30
の入路32に圧送され、細管32bを通過して吹出口3
2b1 から気泡となって噴出し、サブ経路30の出路3
3にまで到達することができるからである。吹出口32
b1 からの気泡の噴出は、空気層31cの内圧P1 がエ
ア源11からの圧力Poと同一になったときに停止し、
このとき、空気層31cの内圧P1 と試験品Sの内圧P
2 とは、いずれも、エア源11からの圧力Po に等し
く、P1 =P2 =Po の関係が成立している。
【0023】次に、切換弁22を閉状態に切り換える
(図2の時刻t=t2 )。ここで、試験品Sに漏れがあ
れば、試験品Sの内部のエアが漏出することにより、試
験品Sの内圧P2 が次第に低下し、空気層31cの内圧
P1 より低くなる。
【0024】そこで、切換弁22をサブ経路側に切り換
えて(図2の時刻t=t3 )、サブ経路30の出路33
とメイン経路20の管路21dとを連通させ、メイン経
路20を遮断すると、試験品Sの内圧P2 と空気層31
cの内圧P1 =Po との関係は、P2 <P1 となってい
るから、空気層31cから試験品Sの方へエアが流れ
る。その結果、エア源11からのエアが検出槽31に補
充され、このときのエアの流入は、細管32bの吹出口
32b1 に発生する気泡として検出することができる。
一方、試験品Sに漏れがなく、完全なものであれば、吹
出口32b1 には、気泡が発生しない。
【0025】すなわち、試験品Sにおける漏れの有無
は、検出槽31の細管32bの吹出口32b1 から、気
泡が発生するかしないかにより、適確に検出することが
できる。
【0026】このようにして、試験品Sの検査が終了す
れば、切換弁22を閉状態に切り換えて(図2の時刻t
4 )、サブ経路30を遮断し、検査済みの試験品Sを取
付具21gから取り外す。出路33を遮断された空気層
31cには、その内圧P1 がP1 =Po になるまで、細
管32bを介してエアが供給されるから、以下同様にし
て、次の試験品Sの検査を繰り返せばよい。
【0027】図2において、区間T1 =t2 −t1 、T
2 =t3 −t2 、T3 =t4 −t3は、それぞれ、試験
品Sに対するエアの充填時間、試験品Sからのエア漏れ
の待ち時間、試験品Sに対するエア漏れの検出時間に相
当する。試験品Sからの単位時間当りのエア漏れ量が微
少であるときは、待ち時間T2 を長くとることが必要で
あるが、エア漏れ量が大きいときは、待ち時間T2 =0
としても、検出時間T3 において、細管32bから連続
的に気泡が発生することにより、漏れを検出することが
可能である。また、充填時間T1 は、試験品Sに対し、
その内圧P2 がP2 =Po になるまでエアを充填するこ
とができる最短時間にとればよい。
【0028】
【他の実施例】検出槽31には、投光器41、受光器4
2からなる光電センサを付設し、細管32bに発生する
気泡を自動的に検知するようにしてもよい(図3
(A)、(B))。
【0029】入路32と連通する支持器32aには、略
U字形の細管32bが、吹出口32b1 を上方に向けて
取り付けられている。光電センサは透過形であり、投光
器41と受光器42とが、検出槽31の前後に相対向し
て配設され、それらの検出位置は、細管32bの吹出口
32b1 から僅か上方の液体層31b中に設定されてい
る。
【0030】このような検出槽31は、試験品Sに漏れ
がある場合、細管32bの吹出口32b1 から発生する
気泡を光電センサによって検知することができる。吹出
口32b1 が上方に向いているから、発生した気泡は、
ほぼ直線的に上方へ移動し、したがって、光電センサ
は、気泡の発生を確実に検知することができる。
【0031】なお、光電センサは、投光器41、受光器
42が一体になった反射形であってもよい。
【0032】以上の説明において、検出槽31の細管3
2bは、発生する気泡が大きく成長することなく、微少
な段階で円滑に吹出口32b1 から分離するように、そ
の先端部の形状を定めるのがよい。そこで、細管32b
は、できるだけ小径とするとともに、先端部を斜めに切
断するのが有利であるが(図1)、さらには、L字形の
ブローパイプであってもよい(図4)。吹出口32b1
が上方を向いているから、気泡が発生し易く、発生した
気泡は直線的に上方へ移動するので、自動検知に適す
る。
【0033】また、以上の各実施例において、メイン経
路20の切換弁22は、開閉弁23に代え、サブ経路3
0の出路33は、開閉弁23の下流側に合流させてもよ
い(図5)。なお、ここでは、エア源11の出口側に、
排気用の切換弁24が介装されている。
【0034】開閉弁23を開き、切換弁24のポート
P、Aを連通させると、エア源11は、メイン経路20
を介し、試験品Sにエアを充填することができ、このと
き、検出槽31を含むサブ経路30にも、エアが充填さ
れる。そこで、開閉弁23を閉じ、メイン経路20を遮
断すると、試験品Sに漏れがあるときは、細管32bに
気泡が発生し、漏れがないときは、気泡が発生しない。
その後、開閉弁23を開き、切換弁24のポートA、R
を連通させれば、試験品Sを含む全系の排気をすること
ができる。
【0035】なお、検出槽31の細管32bは、吹出口
32b1 を液体層31bに浸漬し、気泡の発生により、
検出槽31に対するエアの流入を検出する検出手段を形
成する。そこで、かかる検出手段は、サブ経路30にお
けるエアの移動を機械的または電気的に検出することが
できれば足り、その形式は、任意である。また、検出槽
31は、その容積を大きくする必要はないから、たとえ
ば、入路32、出路33からなるサブ経路30の配管経
路の途中に、簡単なユニットとして組み込むことも可能
である。
【0036】さらに、検出槽31は、封入する液体の一
部が試験品Sにまで吸引されることがない限り、格別な
空気層31cを設ける必要はなく、その全体を液体層3
1bによって満たしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、エア源から試験品にエアを供給するためのメイン経
路と、検出槽を有するサブ経路とを設けることによっ
て、検出槽の検出手段は、メイン経路を介して試験品に
エアを充填した後、メイン経路を遮断するとき、検出槽
に流入するエアを検出し、試験品における漏れの有無を
検出することができるから、試験品は、極めて容易に、
しかも迅速に検査することができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成説明図
【図2】 動作説明図
【図3】 他の実施例を示す要部構成図
【図4】 別の実施例を示す要部拡大図
【図5】 他の実施例を示す全体模式図
【符号の説明】
S…試験品 11…エア源 20…メイン経路 30…サブ経路 31…検出槽 32b…細管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エア源と、該エア源から試験品にエアを
    供給するためのメイン経路と、該メイン経路から分岐す
    るサブ経路と、該サブ経路に配設する検出槽とを備え、
    該検出槽には、前記メイン経路を遮断するとき、前記エ
    ア源からのエアの流入を検出する検出手段を装備するこ
    とを特徴とする密閉容器の漏れ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、液中に浸漬する細管で
    あることを特徴とする請求項1記載の密閉容器の漏れ検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出槽には、前記細管から噴出する
    気泡を検知するための光電センサを付設することを特徴
    とする請求項2記載の密閉容器の漏れ検出装置。
JP2969392A 1992-02-17 1992-02-17 密閉容器の漏れ検出装置 Pending JPH05223680A (ja)

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JP2969392A JPH05223680A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 密閉容器の漏れ検出装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117903U (ja) * 1974-07-26 1976-02-09
JPS5233269U (ja) * 1975-08-29 1977-03-09
JPS5374481A (en) * 1976-12-15 1978-07-01 Tadao Teraya Automatic leak inspection machine by detection of bubles

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