JPH05223540A - ト−リック面の形状測定システム - Google Patents

ト−リック面の形状測定システム

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JPH05223540A
JPH05223540A JP4027114A JP2711492A JPH05223540A JP H05223540 A JPH05223540 A JP H05223540A JP 4027114 A JP4027114 A JP 4027114A JP 2711492 A JP2711492 A JP 2711492A JP H05223540 A JPH05223540 A JP H05223540A
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JP
Japan
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shape
cylindrical mirror
wavefront
mirror
toric surface
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JP4027114A
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Inventor
Hajime Ichikawa
元 市川
Misao Sakamoto
操 坂本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ト−リック面の形状測定を面領域で行なうこと
ができる形状測定システムを提供する。 【構成】ト−リックレンズ18のト−リック面10の形
状を測定するものであり、制御部8と、処理部15と、
レ−ザ光源1と、撮像素子2と、半透鏡3と、フィゾ−
レンズL,M1(ト−リック面10からの反射波面と干
渉させる参照波面を作る基準面16を有する)と、ト−
リック面10からの反射波面を反射する平面ミラ−19
と、平面ミラ−19からの反射波面を反射するシリンド
リカルミラ−17とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ト−リック面からの反射波面と、
基準面による参照波面とを干渉させ、その干渉縞パター
ンにより、ト−リック面の形状を求める形状測定システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】干渉計によって光学的な面の形状誤差を
測定する場合、基準面との相対測定を行うのが一般的で
ある。
【0003】従来のこの種の形状測定システムとして
は、以下に示すものがある。
【0004】1つの方法は、図2,3に示すものであ
る。測定対象物である被検レンズM2の表面形状を求め
る、この形状測定システムは、レ−ザ光源1と、撮像素
子2と、半透鏡3と、コリメ−ティングレンズ(フィゾ
−レンズ)L,M1とを有する。そして、被検レンズM
2による反射波面と、コリメーティングレンズL,M1
による参照波面とを干渉させ、その干渉稿パターンによ
り、被検レンズM2の形状誤差を測定するものである。
測定は以下の手順で行なわれる。
【0005】なお、説明の簡略化のために、Front
Opticsの収差は、ゼロとしている。
【0006】(1)図2(a)に示す状態で測定を行な
う。この時のコリメ−ティングレンズ(フィゾ−レン
ズ)L,M1、被検レンズM2の回転位置を0°とす
る。この時に測定される形状誤差は、F0(0°におけ
るコリメ−ティングレンズL,M1の形状誤差)+H0
(0°における被検レンズM2の誤差)である。
【0007】(2)図2(b)に示す状態(被検レンズ
のみを光軸の回りに180°回転させた状態)で測定を
行なう。この時のコリメ−ティングレンズL,M1の回
転位置は0°である。この時に測定される形状誤差は、
F0(0°におけるコリメ−ティングレンズM1の形状
誤差)+H180(180°における被検レンズM2の
誤差)である。このデ−タを計算により、180°回転
させることにより、F180(180°におけるコリメ
−ティングレンズM1の形状誤差)+H0(0°におけ
る被検レンズM2の誤差)を得る。
【0008】(3)図3に示す状態(被検レンズM2を
外し、コリメ−ティングレンズL,M1の焦点位置にミ
ラ−4を置いた状態)で測定を行なう。この時のコリメ
−ティングレンズL,M1の回転位置は0°である。こ
の時に測定される形状誤差は、コリメ−ティングレンズ
M1の形状誤差のみであり、F0(0°におけるコリメ
−ティングレンズM1の形状誤差)+F180(180
°におけるコリメ−ティングレンズM1の形状誤差)で
ある。
【0009】(4)(1)と(2)のデ−タの差を求め
ることにより、F0(0°におけるコリメ−ティングレ
ンズM1の形状誤差)−F180(180°におけるコ
リメ−ティングレンズM1の形状誤差)を得る。この結
果と、(3)のデ−タとを加えることにより、F0を得
る。このF0を(1)の結果と引き算をすることによ
り、H0(0°における被検レンズM2の誤差)を得
る。
【0010】この方法の問題点は、被検レンズが球面で
なければならないことである。
【0011】ト−リック面の形状測定方法として、ト−
リック面の曲率半径(直交する主曲率半径をrx,ry
とし、rx<ryとする)と同じ半径の球面をト−リッ
ク面に当てて測定を行なうものがあるが、半径の小さい
rxの球面を用いると、この球面とト−リック面との接
する線上でのみ測定が可能であった。当然、半径の大き
いryの測定が行なうことができない。半径の大きいr
yの球面を用いると半径の小さいrxの曲面がじゃまを
して、測定が不可能であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、ト−リック面の形状測定が面の一部分(線
上)でしかできなかった。
【0013】本発明の目的は、ト−リック面の形状測定
を面領域で行なうことができる形状測定システムを提供
することである。
【0014】
【課題を解決しようとする手段】上記問題点を解決する
為、ト−リック面の形状を求める形状測定システムにお
いて、該ト−リック面からの反射波面と干渉させる参照
波面を作る基準面と、該ト−リック面からの反射波面を
反射する平面ミラ−と、該平面ミラ−からの反射波面を
反射するシリンドリカルミラ−と、該シリンドリカルミ
ラ−からの反射波面と参照波面とを干渉させる光学系と
を有し、反射波面と参照波面との干渉縞パターンによ
り、ト−リック面の形状を求めることとしたものであ
る。
【0015】
【作用】面領域での測定を行なう方法として、干渉を利
用する方法があるが、図2のように、基準面を通過した
光束を直接ト−リック面に当てても、ト−リック面は球
面ではないため光束の入射方向とは、異なる方向に反射
される。本発明は、このため、入射された光束をシリン
ドリカルミラ−と平面ミラ−で反射してからト−リック
面に入射することとしたものである。このために、ト−
リック面の形状を求める形状測定システムにおいて、ま
ず、平面ミラ−によりト−リック面からの反射波面を反
射させる。さらに、シリンドリカルミラ−により、この
平面ミラ−からの反射波面を反射させる。このト−リッ
ク面からの反射波面と、基準面からの参照波面は、干渉
させることができるので、基準面と平面ミラ−の形状誤
差が必要な測定精度に比べて小いさければ、この干渉縞
パターンにより、ト−リック面の形状を求めることがで
きる。
【0016】
【実施例】図1に本発明に係わる形状測定システムであ
るフィゾ−型干渉計システムを示す。本フィゾ−型干渉
計システムは、ト−リックレンズ18のト−リック面
(直交する主曲率半径をrx,ryとし、rx<ryと
する)10の形状を測定するものであり、制御部8と、
処理部15と、レ−ザ光源1と、撮像素子2と、半透鏡
3と、フィゾ−レンズL,M1(ト−リック面10から
の反射波面と干渉させる参照波面を作る基準面16を有
する)と、ト−リック面10からの反射波面を反射する
平面ミラ−19と、平面ミラ−19からの反射波面を反
射するシリンドリカルミラ−(曲率半径をRxとする)
17とを有する。半透鏡3と、フィゾ−レンズL,M1
は、シリンドリカルミラ−17からの反射波面と参照波
面とを干渉させる光学系である。
【0017】本実施例では、基準面16と平面ミラ−1
9とシリンドリカルミラ−17の形状誤差が必要な測定
精度に比べて小いさいとし、基準面16と平面ミラ−1
9とシリンドリカルミラ−17の形状を基準として、ト
−リック面10の形状を求める。制御部8は、撮像素子
2とレ−ザ光源1の制御、および処理部15とのデ−タ
のやり取りを行なう。処理部15は、プログラム及びデ
−タを記憶するメモリ(図示しない)と、CPU(図示
しない)とを有する。
【0018】そして、測定対象であるト−リック面10
による反射波面と、フィゾ−レンズL,M1による参照
波面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、ト−リ
ック面10の形状誤差を測定するものである。
【0019】上記構成において、レーザ1から出射した
光は、半透鏡3に入射する。この光のうち、1部は、フ
ィゾ−レンズL,M1の基準面16で反射されて、半透
鏡3に戻り上方に直進する。こうして撮像素子2に入射
する。
【0020】一方、フィゾ−レンズL,M1に入射した
光のうち、1部は、図4(図1の側面図である)に示す
ように、フィゾ−レンズL,M1によって適当な球面波
とされて、シリンドリカルミラ−17、平面ミラ−19
で反射されてト−リック面10に入射する。そして、こ
こで反射されて再び平面ミラ−19、シリンドリカルミ
ラ−17で反射されて、フィゾ−レンズL,M1を通
り、半透鏡3に戻り、上方に折り曲げられて撮像素子2
に入射する。図4のAで示す領域が測定対象となる面領
域である。干渉縞が観測できるための条件は、図4に示
すように、ト−リック面10に入射する光線が曲率中心
41から来たように、平面ミラ−19とシリンドリカル
ミラ−17を配置すれば良い。従って、平面ミラ−19
とシリンドリカルミラ−17の距離をSとすると、基準
面16の曲率中心が曲率rxの中心と一致することと、
RxがSに等しくなることと、ry−rx=2・Sとが
干渉する条件である。図1、2は、この場合を示す。
【0021】このとき、ト−リック面10の位置が調整
されて、ト−リック面10の形状と、シリンドリカルミ
ラ−17、平面ミラ−19、フィゾ−レンズL,M1が
作り出す波面との形状が概略一致していれば、撮像素子
2上には充分な粗さの干渉縞が観測される。観測された
干渉縞はト−リック面10の形状と、シリンドリカルミ
ラ−17、平面ミラ−19、フィゾ−レンズL,M1が
作り出す波面との形状のズレ即ち波面収差の情報を与え
ており、縞1本が丁度レーザ光源1からの光の波長λの
半分のズレに等しくなっている。干渉縞ができないとき
は、ト−リック面は所定の形状でないことがわかる。
【0022】従って、ト−リック面10の形状が所定の
形状に近い場合は、全体に互って干渉縞の粗さが適当な
ものとなって干渉縞パターンを解析する事によりト−リ
ック面10の全体形状を一括で測定できる。
【0023】次に、本発明の第2の実施例を図5により
示す。第1の実施例では、基準面16と平面ミラ−19
とシリンドリカルミラ−17の形状誤差が必要な測定精
度に比べて小いさいとして、無視したが、シリンドリカ
ルミラ−17の形状誤差が無視できないときは、シリン
ドリカルミラ−17の形状誤差を考慮しなければいけな
い。第2の実施例は、この場合にシリンドリカルミラ−
17の形状誤差を求めてからト−リック面の形状誤差を
もとめるものである。
【0024】本実施例は、シリンドリカルミラ−を揺動
させて、2次元であるシリンドリカルミラ−の形状誤差
をシリンドリカルミラ−の周方向に平均化して、1次元
にして計算量を減らす。さらに、第1の回転軸方向にシ
リンドリカルミラ−を横ずらしして、横ずらしの前後の
シリンドリカルミラ−の形状誤差を重ねあわせることに
より、シャリング干渉縞に相当するような量を求めるこ
とにより、シリンドリカルミラ−の形状誤差を求める。
最後に、測定値に含まれるシリンドリカルミラ−の形状
誤差を除去して、ト−リック面の形状誤差をもとめるも
のである。
【0025】図5(a)は、測定システム中のフィゾ−
レンズM1、平面ミラ−191、シリンドリカルミラ−
17、ト−リック面18を示し、他の測定システムの構
成は、図1と同様である。シリンドリカルミラ−17
は、円形の半分のみを有する半円形をしている。次に、
測定の手順を示す。
【0026】(1)シリンドリカルミラ−17を第1の
回転軸(図5(a)において、紙面に垂直方向である)
105回りに、左右に揺動させながら(点Pから点Kの
方向に、点Pが点Kの位置に来るまで回転させ、次に、
点Rから点Lの方向に、点Rが点Lの位置に来るまで回
転させる)、測定して得られた表面形状デ−タを平均し
て、第1の揺動成分を求める。点S,Qは、弧PS=弧
QR=弧KLで定義される点である。
【0027】(2)図5(b)の様に、基準面のキャッ
ツアイ中心に第1のミラー51を設けて、測定光軸の方
向を変える。本図は、(2)、(3)に示す操作をした
後で、測定システムを横から見たものである。
【0028】(3)変えた後の測定光を反射する位置に
ト−リック面18とシリンドリカルミラ−17と平面ミ
ラ−191とを変位させる。さらに、シリンドリカルミ
ラー17を光軸回りに180°回転後、第1の回転軸1
05回りに、(1)と同じ揺動をさせながら測定して得
られた表面形状デ−タを平均する。これを、第1の揺動
成分と加算して、第3の揺動成分を求める。
【0029】図5の(a),(b)に示すように、これ
らの2つは、シリンドリカルミラー17を光軸回りに、
180°回転した状態であることが必要である。即ち、
状態(a)→(b)で、180°回転させてデ−タを重
畳させる必要がある。この時、両デ−タの重畳は、点K
において、(1)の操作により(0°方向と呼ぶ)でP
Q,(5)の操作により(180°方向と呼ぶ)RS、
従って、和=PR+SQとなり(SQの部分は重複す
る)、中心対称の形状となる為、KL間の任意の点につ
いて、スキャン領域は一定となる。但し、この時、
(a)の状態で単純に光軸回りに180°回転すれば、
シリンドリカルミラ−17上の対応点が対称位置に移っ
てしまう為、(b)の様な、キャッツアイ反射を利用す
る事により、解決している。以上の様に、この配置で均
等なパタ−ン創成が可能となる。
【0030】(4)キャッツアイ反射をやめて、(1)
の状態に戻す。
【0031】(5)第1の回転軸105とシリンドリカ
ルミラ−17の位置関係を維持したまま、シリンドリカ
ルミラ−17を第1の回転軸105の軸方向に横ずらし
させる。
【0032】(6)シリンドリカルミラ−17を第1の
回転軸105回りに、揺動させながら測定して得られた
表面形状デ−タを平均して、第2の揺動成分を求める。
【0033】(7)図5(b)の様に、基準面のキャッ
ツアイ中心に第1のミラー51を設けて、測定光軸の方
向を変える。本図は、(7)、(8)に示す操作をした
後で、測定システムを横から見たものである。
【0034】(8)変えた後の測定光を反射する位置に
ト−リック面18とシリンドリカルミラ−17と平面ミ
ラ−191とを変位させる。さらに、シリンドリカルミ
ラー17を光軸回りに180°回転後、第1の回転軸1
05回りに、(1)と同じ揺動をさせながら測定して得
られた表面形状デ−タを平均する。これを、第2の揺動
成分と加算して、第4の揺動成分を求める。
【0035】(9)第3の揺動成分と第4の揺動成分に
は、シリンドリカルミラ−17、ト−リック面18の形
状誤差が入っているが、シリンドリカルミラ−17以外
の形状誤差については、これらは横ずらしをしていない
ため、第3の揺動成分と第4の揺動成分を減算すること
により消去できる。こうして、平均化されたシリンドリ
カルミラー17の誤差成分に対して、シャリング干渉縞
に相当する量を求めることにより、シリンドリカルミラ
−の形状誤差を含まない形状誤差(これを真の形状誤差
と呼ぶ)が、第3の揺動成分または第4の揺動成分につ
いて求められる。
【0036】(10)さらに、基準面16、平面ミラー
191の形状誤差成分を分離することにより、真の形状
誤差から、ト−リック面18の形状誤差を求める。
【0037】上記において、揺動は、シリンドリカルミ
ラ−の形状誤差の粗さに応じて、揺動範囲を何等分化し
て、行なわれるが、形状誤差が大きくなると、分割を細
かくしなければならない。そのため、形状誤差が大きい
ときは、分割をして、測定を繰り返すことをやめて、揺
動させるあいだ中、CCDにデ−タを蓄積させることと
しても良い。これは、デ−タを時間積分することであ
り、この後、平均を取ればよい。
【0038】第2の実施例は、シリンドリカルミラーを
横ずらしと揺動をさせることにより、形状を求めている
が、本発明は、これに限られるものではなく、は、波面
平均化法をシリンドリカルミラーに適応しても、もとめ
ることができる。
【0039】第3の実施例は、第1の実施例の変形例で
ある。
【0040】即ち、シリンドリカルミラー171の曲率
半径Rxと、トーリックミラー18の主曲率半径rx−
ry(ry>rxとする)との関係は、「ry−rx=
2Rx」を保ったまま、平面ミラー16を図6(フィゾ
ーレンズ(基準面163を有する)を有する干渉計シス
テムである)の様に光束をケラない様に傾けて、シリン
ドリカルミラー171からの反射光を干渉計光軸から偏
向させることにより、第1の実施例で生じたシリンドリ
カルミラー171によるトーリックミラー18の被測定
領域のケラレ(図4)を無くしたものである。
【0041】この場合のシリンドリカルミラー17の形
状誤差とトーリックミラー18の形状誤差の分離も、図
5と同様の手段で可能となる。この場合の配置を図7
(フィゾーレンズ(基準面16を有する)を有する干渉
計システムである)に示す。図7において、〜は、
光の進行順序を示す。
【0042】また、揺動(させて得られた)平均化デー
タに、更にシリンドリカルミラー171を第2のシリン
ドリカルミラー172に交換して、第2の揺動平均化デ
ータを求め、足し込んで行き、これをn個のシリンドリ
カルミラーについて行った後、nで除して平均化させて
も良い。もちろん、被測定シリンドリカルミラー17よ
りも被検面が大きいシリンドリカルミラー(図示しな
い)を一個用意すれば、同様の平均化を行うことができ
るのは言うまでも無い。
【0043】以上の本実施例は、フィゾ−型干渉計シス
テムについて説明をしたが、本発明は、これに限られる
ものではなく、振幅分割型と呼ばれる干渉計、すなわ
ち、マイケルソン干渉計およびトワイマングリ−ン干渉
計についても同様に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ト−リ
ック面の形状測定を面領域で行なうことができる形状測
定システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるフィゾ−型干渉計システムのブ
ロック図。
【図2】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図3】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図4】本発明に係る形状測定法の説明図。
【図5】本発明に係る形状測定法の説明図。
【図6】本発明に係る形状測定法の説明図。
【図7】本発明に係る形状測定法の説明図。
【符号の説明】
8…制御部、1…レ−ザ光源、2…撮像素子、3…半透
鏡、L,M1…フィゾ−レンズ、10…ト−リック面、
17…シリンドリカルミラ−、18…ト−リックレン
ズ、19…平面ミラ−、51…第1のミラ−、105…
第1の回転軸。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ト−リック面からの反射波面と干渉させる
    参照波面を作る基準面と、 該ト−リック面からの反射波面を反射する平面ミラ−
    と、 該平面ミラ−からの反射波面を反射するシリンドリカル
    ミラ−と、 該シリンドリカルミラ−からの反射波面と参照波面とを
    干渉させる光学系とを有し、反射波面と参照波面との干
    渉縞パターンにより、該ト−リック面の形状を求めるト
    −リック面の形状測定システム。
  2. 【請求項2】ト−リック面(直交する主曲率半径をr
    x,ryとし、rx<ryとする)からの反射波面と干
    渉させる参照波面を作る基準面と、 該ト−リック面からの反射波面を反射する平面ミラ−
    と、 該平面ミラ−からの反射波面を反射するシリンドリカル
    ミラ−と、 該シリンドリカルミラ−(曲率半径をRxとする)から
    の反射波面と参照波面とを干渉させる光学系とを有し、
    rx,ry,Rxは、ry−rx=2・Rxの関係を満
    たし、反射波面と参照波面との干渉縞パターンにより、
    該ト−リック面の形状を求めるト−リック面の形状測定
    システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のト−リック面の形
    状測定システムを用いたト−リック面の形状を求める形
    状測定法であって、 (1)前記シリンドリカルミラ−を第1の回転軸回り
    に、揺動させながら測定して得られた表面形状デ−タを
    平均して、第1の揺動成分を求めること、 (2)該第1の回転軸と前記シリンドリカルミラ−の位
    置関係を維持したまま、前記シリンドリカルミラ−を該
    第1の回転軸の軸方向に変位させること、 (3)前記シリンドリカルミラ−を該第1の回転軸回り
    に、揺動させながら測定して得られた表面形状デ−タを
    平均して、第2の揺動成分を求めること、 (4)前記基準面のキャッツアイ中心に第1のミラーを
    設けて、測定光軸の方向を変えること、 (5)変えた後の測定光を反射する位置に前記ト−リッ
    ク面と前記シリンドリカルミラ−と前記平面ミラ−とを
    変位させ、さらに、前記ト−リック面と前記シリンドリ
    カルミラ−と前記平面ミラ−を光軸回りに180°回転
    後、該第1の回転軸回りに、揺動させながら測定して得
    られた表面形状デ−タを平均し、さらに、該第2の揺動
    成分と加算して、第3の揺動成分を求めること、 (6)該第1の回転軸と前記シリンドリカルミラ−の位
    置関係を維持したまま、前記シリンドリカルミラ−を
    (2)と逆方向に変位させること、 (7)前記シリンドリカルミラ−を変位後の該第1の回
    転軸回りに、揺動させながら測定して得られた表面形状
    デ−タを平均し、さらに、該第1の揺動成分と加算し
    て、第4の揺動成分を求めること、 (8)該第3の揺動成分と該第4の揺動成分より、前記
    ト−リック面の形状誤差を含まない揺動成分(これを真
    の揺動成分と呼ぶ)を、該第3の揺動成分または該第4
    の揺動成分について求めること、 (9)該第3の揺動成分と該第4の揺動成分のうち少な
    くとも一方と、該真の揺動成分より、前記ト−リック面
    の形状誤差を求めること、よりなることを特徴とする形
    状測定法。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のト−リック面の形
    状測定システムを用いたト−リック面の形状を求める形
    状測定法であって、 前記ト−リック面からの反射波面と参照波面を干渉させ
    て、形状測定デ−タを求めること、 前記シリンドリカルミラ−を光軸に垂直な方向に変位さ
    せること、 前記ト−リック面からの反射波面と参照波面とを干渉さ
    せて、形状測定デ−タを求めること、 変位の前後の形状測定デ−タより、前記シリンドリカル
    ミラ−の形状誤差を求めること、 変位の前後の形状測定デ−タの少なくとも一方と、得ら
    れた前記シリンドリカルミラ−の形状誤差とより、前記
    ト−リック面の形状誤差を求めることよりなることを特
    徴とする形状測定法。
JP4027114A 1992-02-14 1992-02-14 ト−リック面の形状測定システム Pending JPH05223540A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103134442A (zh) * 2013-04-02 2013-06-05 中国科学院上海光学精密机械研究所 非球面面形的检测方法
CN106323191A (zh) * 2015-06-23 2017-01-11 南京理工大学 一种共轭差分法检测柱面镜绝对面形的装置
US20230063166A1 (en) * 2021-08-31 2023-03-02 Mloptic Corp Method for measuring the surface shape of a toric mirror

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