JP3111589B2 - 形状測定法および形状測定システム - Google Patents

形状測定法および形状測定システム

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JP3111589B2 JP04027117A JP2711792A JP3111589B2 JP 3111589 B2 JP3111589 B2 JP 3111589B2 JP 04027117 A JP04027117 A JP 04027117A JP 2711792 A JP2711792 A JP 2711792A JP 3111589 B2 JP3111589 B2 JP 3111589B2
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  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学レンズ等の形状測
定法および形状測定システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】干渉計によって光学的な面の形状誤差を
測定する場合、基準面との相対測定を行うのが一般的で
ある。基準面の面精度(PVとする)は、PV=λ/1
0からλ/20(例えば、干渉計用として良く使われる
He−Neレ−ザ−の場合、λ=633nm)が多く、
それより高精度な測定を行なうには絶対形状の測定が必
要となる。
【0003】従来のこの種の測定法としては、以下に示
すものがある。
【0004】1つの方法は、図2,3に示すものであ
る。測定対象物である被検レンズM2の表面形状を求め
る、この形状測定システムは、レ−ザ光源1と、撮像素
子2と、半透鏡3と、コリメ−ティングレンズ(フィゾ
−レンズ)L,M1とを有する。そして、被検レンズM
2による反射波面と、コリメーティングレンズM1によ
る参照波面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、
被検レンズM2の形状誤差を測定するものである。測定
は以下の手順で行なわれる。
【0005】なお、説明の簡略化のために、Front
Opticsの収差は、ゼロとしている。
【0006】(1)図2(a)に示す状態で測定を行な
う。この時のコリメ−ティングレンズ(フィゾ−レン
ズ)L,M1、被検レンズM2の回転位置を0°とす
る。この時に測定される形状誤差は、F0(0°におけ
るコリメ−ティングレンズM1の形状誤差)+H0(0
°における被検レンズM2の形状誤差)である。
【0007】(2)図2(b)に示す状態(被検レンズ
のみを光軸の回りに180°回転させた状態)で測定を
行なう。この時のコリメ−ティングレンズL,M1の回
転位置は0°である。この時に測定される形状誤差は、
F0(0°におけるコリメ−ティングレンズM1の形状
誤差)+H180(180°における被検レンズM2の
形状誤差)である。このデ−タを計算により、180°
回転させることにより、F180(180°におけるコ
リメ−ティングレンズM1の形状誤差)+H0(0°に
おける被検レンズM2の形状誤差)を得る。
【0008】(3)図3に示す状態(被検レンズM2を
外し、コリメ−ティングレンズL,M1の焦点位置にミ
ラ−4を置いた状態)で測定を行なう。この時のコリメ
−ティングレンズL,M1の回転位置は0°である。こ
の時に測定される形状誤差は、コリメ−ティングレンズ
L,M1の形状誤差のみであり、F0(0°におけるコ
リメ−ティングレンズM1の形状誤差)+F180(1
80°におけるコリメ−ティングレンズM1の形状誤
差)である。
【0009】(4)(1)と(2)のデ−タの差を求め
ることにより、F0(0°におけるコリメ−ティングレ
ンズM1の形状誤差)−F180(180°におけるコ
リメ−ティングレンズM1の形状誤差)を得る。この結
果と、(3)のデ−タとを加えることにより、F0を得
る。このF0を(1)の結果と引き算をすることによ
り、H0(0°における被検レンズM2の形状誤差)を
得る。
【0010】この方法の問題点は、システム全体のアラ
イメントを正確に維持したまま、被検レンズを正確に1
80°回転させることと、ミラ−を設置しなければなら
ないことである。
【0011】他のコリメ−ティングレンズM1の形状誤
差を求める方法として「波面平均化法」がある。この測
定法は明るいFナンバーの被検レンズ42を使用し、コ
リメ−ティングレンズ41は変えずに被測定領域を変位
させて波面測定を複数回行なう。測定データを平均化す
ることにより、被検レンズ42の形状誤差による測定へ
の影響を減少させコリメ−ティングレンズ41の面形状
を求めることができる。この方法は、被検レンズ42の
形状誤差がランダムであることを仮定している。図4
は、この測定法の原理を表す図である。測定データWK
を平均すると式1のようになる。
【0012】
【数1】
【0013】被検レンズ42の面形状WTKを変化させ
ながら、測定回数nを増やしてゆくと式1の右辺第2項
は零に近づくので、コリメ−ティングレンズ41の面形
状WRが求められる。
【0014】この方法は、コリメーティングレンズ41
のNAより大きいNAの被検レンズ42を準備し、その
被検レンズ42を光軸に対して横ずらしさせる事によ
り、波面を平均化させ、コリメーティングレンズ41が
有する参照球面の形状誤差を求めていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、測定対象物の形状が制限されるという問題
点があった。
【0016】他の従来の技術においては、平均化するデ
ータの非一様性が必ず必要である。
【0017】本発明の目的は、波面の平均化を一定パタ
ーン創成に用い、そのパターンを抽出すること(波面創
成抽出法)により、被検レンズの平均化の制限を緩和す
ることができる形状測定システムを提供することであ
る。
【0018】
【課題を解決しようとする手段】上記問題点を解決する
為、測定対象物からの反射波面と、基準面による参照波
面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、該測定対
象物の形状を求める形状測定システムであって、該測定
対象物を第1の回転軸回りに、少なくとも1回転させる
回転手段と、回転させながら測定して得られた表面形状
デ−タを該基準面の形状誤差について平均して、該基準
面の形状誤差について第1の回転対称成分を求める第1
の回転対称成分検出手段と、該測定対象物を変位させて
から、該第1の回転軸回りに、少なくとも1回転させな
がら、測定して得られた表面形状デ−タを該基準面の形
状誤差について平均して、該基準面の形状誤差について
第2の回転対称成分を求める第2の回転対称成分検出手
段と、該第1の回転対称成分と該第2の回転対称成分よ
り、該測定対象物の形状誤差を含まない回転対称成分
(これを真の回転対称成分と呼ぶ)を、該第1の回転対
称成分または該第2の回転対称成分について求める真の
回転対称成分検出手段と、該真の回転対称成分と、該第
1の回転対称成分または該第2の回転対称成分のうち少
なくとも一方とより、該測定対象物の形状誤差を求める
形状誤差検出手段とを有することとしたものである。
【0019】
【作用】本発明は、以下に定義する基準面の真の回転対
称成分(RS)、非回転対称成分(AS)により、測定
対象物の形状誤差を求めるものである。真の回転対称成
分(RS)、非回転対称成分(AS)の定義を図5の模
式図により説明する。図5において、F0は、基準面の
形状誤差の分布図を示す。測定対象物を回転させなが
ら、測定対象物上の各点での測定値を求め、それらを基
準面の形状誤差について平均したものがRSで示す回転
対称成分である。ASで示す非回転対称成分は、F0−
RSで定義される。
【0020】測定対象物の形状誤差Hを求める手順は、
以下の通りである。
【0021】(1)干渉縞パタ−ンORを求める。これ
は、測定対象物の形状誤差H、基準面の真の回転対称成
分RS、基準面の非回転対称成分ASの和である。
【0022】(2)第1の回転対称成分検出手段は、回
転手段により回転させながら測定して得られた表面形状
デ−タをデ−タ処理により、実効的に、回転と逆向きに
回転させながら重ねあわせて、基準面の形状誤差を平均
して、第1の回転対称成分を求める。これは、測定対象
物の形状誤差Hと基準面の回転対称成分(RS1とす
る)の和である。
【0023】(3)測定対象物を変位させる。第2の回
転対称成分検出手段は、測定対象物を第1の回転軸回り
に、少なくとも1回転させながら、測定して得られた表
面形状デ−タをデ−タ処理により、実効的に、回転と逆
向きに回転させながら重ねあわせて、基準面の形状誤差
を平均して第2の回転対称成分を求める。これは、測定
対象物の基準面の形状誤差Hと基準面の回転対称成分
(RS2とする)の和である。
【0024】(4)真の回転対称成分検出手段は、第1
の回転対称成分と第2の回転対称成分より、測定対象物
の形状誤差を含まない回転対称成分(これを真の回転対
称成分と呼び、これは、RS1またはRS2である)
を、第1の回転対称成分または第2の回転対称成分につ
いて求める。
【0025】(5)形状誤差検出手段は、(2),
(3)で求めた真の回転対称成分と、第1の回転対称成
分または第2の回転対称成分のうち少なくとも一方とよ
り、測定対象物の形状誤差を求める。
【0026】
【実施例】図6に本発明に係わる形状測定システムであ
るフィゾ−型干渉計システムを示す。本フィゾ−型干渉
計システムは、制御部8と、処理部15と、レ−ザ光源
1と、撮像素子2と、半透鏡3と、コリメ−ティングレ
ンズ(フィゾ−レンズ)L,M3と、回転手段14とを
有する。制御部8は、撮像素子2とレ−ザ光源1の制
御、および処理部15とのデ−タのやり取りを行なう。
処理部15は、図1に示すように、第1の回転対称成分
検出手段81と、第2の回転対称成分検出手段82と、
真の回転対称成分検出手段83と、形状誤差検出手段8
4とを有する。処理部15は、プログラム及びデ−タを
記憶するメモリ(図示しない)と、CPU(図示しな
い)とを有する。
【0027】CPUと、メモリとは、図1に示す第1の
回転対称成分検出手段81と、第2の回転対称成分検出
手段82と、真の回転対称成分検出手段83と、形状誤
差検出手段84との機能を実行する。
【0028】回転手段14は、被検レンズ10を光軸回
りに回転させる。さらに、被検レンズ10を回転手段1
4上で変位させて、図10に示す位置に置いた後、回転
手段14により、回転させる。
【0029】そして、測定対象である被検レンズ10に
よる反射波面と、フィゾ−レンズM3による参照波面と
を干渉させ、その干渉稿パターンにより、被検レンズ1
0の形状誤差を測定するものである。
【0030】上記構成において、レーザ1から出射した
光は、半透鏡3に入射する。この光のうち、1部は、フ
ィゾ−レンズM3の基準面16で反射されて、半透鏡3
に戻り上方に直進する。こうして撮像素子2に入射す
る。
【0031】一方、フィゾ−レンズL,M3に入射した
光のうち、1部はフィゾ−レンズL,M3によって適当
な平面波とされて被検レンズ10に入射する。そして、
ここで反射されて再びフィゾ−レンズL,M3を通り、
半透鏡3に戻り、上方に折り曲げられて撮像素子2に入
射する。
【0032】このとき、被検レンズ10の位置が調整さ
れて被検レンズ10の形状とフィゾ−レンズL,M3が
作り出す平面波との形状が概略一致していれば、撮像素
子2上には充分な粗さの干渉縞が観測される。観測され
た干渉縞は被検レンズ10の形状と球平面波との形状の
ズレ即ち波面収差の情報を与えており、縞1本が丁度レ
ーザ光源1からの光の波長λの半分のズレに等しくなっ
ている。
【0033】従って、被検レンズ10の形状が平面に近
い場合は、全体にわたって干渉縞の粗さが適当なものと
なって干渉縞パターンを解析する事により被検レンズ1
0の全体形状を一括で測定できる。
【0034】測定は以下の手順で行なわれる。
【0035】(1)コリメ−ティングレンズL,M3の
光軸(第1の回転軸)と被検レンズ10の中心軸を一致
させた状態で干渉縞パタ−ンORを求める。これは、被
検レンズ10の形状誤差H、コリメ−ティングレンズM
3の回転対称成分RS1、非回転対称成分ASの和であ
る。
【0036】(2)上記の測定を、回転手段14によ
り、被検レンズ10を1回転させながら行ない、表面形
状デ−タを取る。第1の回転対称成分検出手段81は、
回転手段14により回転させながら測定して得られた表
面形状デ−タをデ−タ処理により実効的に、回転と逆向
きに回転させながら重ねあわせて、基準面16の形状誤
差を平均して、第1の回転対称成分(図10の101)
を求める。これは、被検レンズ10の形状誤差Hとコリ
メ−ティングレンズM3の回転対称成分RS1の和であ
る。
【0037】(3)被検レンズ10を移動させる。第2
の回転対称成分検出手段82は、被検レンズ10を回転
手段14により、第1の回転軸の回りに1回転させなが
ら、測定して得られた表面形状デ−タをデ−タ処理によ
り実効的に、回転と逆向きに回転させながら重ねあわせ
る。図10の10が回転の初期位置、10´が90°回
転させた位置を示す。さらに、基準面16の形状誤差を
平均して、第2の回転対称成分(図10の102)を求
める。これは、測定対象物の形状誤差Hとコリメ−ティ
ングレンズM3の回転対称成分RS2の和である。コリ
メ−ティングレンズM3の光軸と被検レンズ10の中心
軸はずれているために、干渉縞は図10に実線で示す部
分のみで測定される。
【0038】(4)真の回転対称成分検出手段83は、
第1の回転対称成分と第2の回転対称成分より、被検レ
ンズ10の形状誤差Hを含まない回転対称成分(これを
真の回転対称成分と呼び、これは、RS1またはRS2
である)を、第1の回転対称成分について求める。これ
を図11により説明する。図11に示す各リング上で回
転対称成分は、同一の値を取るので、それを図11に示
すようにRS1A+H,RS1B+H,RS2A+H,
RS2B+Hとする。第1の回転対称成分と第2の回転
対称成分の差を取ると、被検レンズ10の形状誤差は、
消えて、交点A,B,C,Dの値は、図9に示すように
なる。中心Oにおける第1の回転対称成分の値を基準に
すると、弧OA上の値は定数RS1Bという共通部分を
含むため、第2の回転対称成分の値がすべて決定する。
【0039】また、点Cと点Dは、第1の回転対称成分
の値が同じであることを利用すると、弧OAの代わりに
弧OC、弧DB上の値を使っても、第1の回転対称成分
の値がもとまる。
【0040】さらに、別の求め方として、未知数がRS
1A,RS1B,RS2A,RS2Bの4個、方程式が
A,B,C,Dの値について、実質3個できることを利
用して、RS1Aを基準としてRS1B,RS2A,R
S2Bの値を求めることもできる。
【0041】こうして、形状誤差の回転対称成分が確定
する。この操作を被検レンズ10全体について、行なえ
ば良い。
【0042】(5)形状誤差検出手段84は、(2)で
求めた第1の回転対称成分と、真の回転対称成分より、
被検レンズ10の形状誤差を求める。
【0043】次に、第2の実施例として、本発明をト−
リックレンズの形状誤差の測定に適用した例を示す。図
14に本発明に係わる形状測定システムであるフィゾ−
型干渉計システムを示す。本フィゾ−型干渉計システム
は、ト−リックレンズ18のト−リック面(直交する主
曲率半径をrx,ryとし、rx<ryとする)140
の形状を測定するものであり、制御部8と、処理部15
と、レ−ザ光源1と、撮像素子2と、半透鏡3と、フィ
ゾ−レンズL,M1(ト−リック面140からの反射波
面と干渉させる参照波面を作る基準面160を有する)
と、ト−リック面140からの反射波面を反射する平面
ミラ−19と、平面ミラ−19からの反射波面を反射す
るシリンドリカルミラ−(曲率半径をRxとする)17
とを有する。半透鏡3と、フィゾ−レンズL,M1は、
シリンドリカルミラ−17からの反射波面と参照波面と
を干渉させる光学系である。
【0044】本実施例では、基準面160と平面ミラ−
19は、回転させずに、シリンドリカルミラ−17とト
−リック面140を一体で回転させて、基準面160と
平面ミラ−19の形状を基準として、シリンドリカルミ
ラ−17とト−リック面140の形状を一体で求める。
シリンドリカルミラ−17が充分な精度を有していれ
ば、ト−リック面の形状誤差が求まる。制御部8は、撮
像素子2とレ−ザ光源1の制御、および処理部15との
デ−タのやり取りを行なう。処理部15は、プログラム
及びデ−タを記憶するメモリ(図示しない)と、CPU
(図示しない)とを有する。
【0045】そして、測定対象であるト−リック面14
0による反射波面と、フィゾ−レンズM1による参照波
面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、ト−リッ
ク面140の形状誤差を測定するものである。
【0046】上記構成において、レーザ1から出射した
光は、半透鏡3に入射する。この光のうち、1部は、フ
ィゾ−レンズM1の基準面160で反射されて、半透鏡
3に戻り上方に直進する。こうして撮像素子2に入射す
る。
【0047】一方、フィゾ−レンズL,M1に入射した
光のうち、1部は、図15(図14の側面図である)に
示すように、フィゾ−レンズL,M1によって適当な球
面波とされて、シリンドリカルミラ−17、平面ミラ−
19で反射されてト−リック面140に入射する。そし
て、ここで反射されて再び平面ミラ−19、シリンドリ
カルミラ−17で反射されて、フィゾ−レンズL,M1
を通り、半透鏡3に戻り、上方に折り曲げられて撮像素
子2に入射する。図15のAで示す領域が測定対象とな
る面領域である。干渉縞が観測できるための条件は、図
15に示すように、ト−リック面140に入射する光線
が曲率中心41から来たように、平面ミラ−160とシ
リンドリカルミラ−17を配置すれば良い。従って、平
面ミラ−160とシリンドリカルミラ−17の距離をS
とすると、基準面160の曲率中心が曲率rxの中心と
一致することと、RxがSに等しくなることとry−r
x=2・Sとが干渉する条件である。図14,15は、
この場合を示す。
【0048】このとき、ト−リック面140の位置が調
整されて、ト−リック面140の形状と、シリンドリカ
ルミラ−17、平面ミラ−19、フィゾ−レンズL,M
1が作り出す波面との形状が概略一致していれば、撮像
素子2上には充分な粗さの干渉縞が観測される。観測さ
れた干渉縞はト−リック面140の形状と、シリンドリ
カルミラ−17、平面ミラ−19、フィゾ−レンズL,
M1が作り出す波面との形状のズレ即ち波面収差の情報
を与えており、縞1本が丁度レーザ光源1からの光の波
長λの半分のズレに等しくなっている。干渉縞ができな
いときは、ト−リック面は所定の形状でないことがわか
る。
【0049】従って、ト−リック面140の形状が所定
の形状に近い場合は、全体にわたって干渉縞の粗さが適
当なものとなって干渉縞パターンを解析する事によりト
−リック面140の全体形状を一括で測定できる。
【0050】図16に図15のC視から見た、干渉可能
領域をハッチングで示す。測定の方法としては、第1の
実施例と同様に行なえば良い。まず、図14の光軸の回
りにシリンドリカルミラ−17とト−リック面140を
一体で回転させて、第1の回転対称成分を求める。次
に、図17に示すように、シリンドリカルミラ−17と
ト−リック面140を一体で171を中心にして、変位
させる。次に、シリンドリカルミラ−17とト−リック
面140を一体で光軸回りに回転させて、第2の回転対
称成分を求める。得られた結果を図18に示す。このデ
−タより、半径分のデ−タを有する弧AF´上で回転対
称成分を求めれば良いが、デ−タは、細長い領域でのみ
得られているために以下のようにデ−タをつなげる。弧
ABで回転対称成分をもとめた後、弧BD´の回転対称
成分=弧CDの回転対称成分を利用して弧CD上で回転
対称成分をもとめる。同様にして、弧D´F´の回転対
称成分=弧EFの回転対称成分より、弧EF上で回転対
称成分をもとめる。この後、シリンドリカルミラ−17
とト−リック面140を一体で形状誤差を求める。
【0051】次に第3の実施例を示す。
【0052】これは、第2の実施例はトーリックレンズ
18に対して、シリンドリカルレンズ17によるケラレ
の為に全面測定ができないと言う欠点を改造した例であ
り、図19(a)の配置をとる。シリンドリカルレンズ
17の曲率半径Rxとトーリックレンズ18の主曲率半
径rx,ry(ry>rxとする)との間にry−rx
=2Rxの関係が成立する必要があるのは、第2の実施
例と同様である。この時先ず、図19(a)の如く、干
渉計光軸に対して、第1の回転対称成分を、図示した2
点鎖線内の構成要件に対して求める。
【0053】次に、図19(b)の如く、干渉計光軸を
α°傾けて、同様に2点鎖線内の構成要件を干渉計光軸
中心に回転させ、第2の回転対称成分を求める。
【0054】その他の形状算出法は、第2の実施例と同
様である。
【0055】次に、第4の実施例として、被検レンズの
みを変位させるのではなくて、被検レンズと第1の回転
軸を一緒に変位させる場合について述べる。
【0056】測定は以下の手順で行なわれる。被検レン
ズは、第1の実施例の長方形と異なり、円形レンズとす
る。他の構成は図6と同様とする。
【0057】(1)フィゾ−レンズL,M1の光軸と被
検レンズ10の中心軸を一致させた状態で干渉縞パタ−
ンORを求める。これは、被検レンズの形状誤差H、フ
ィゾ−レンズM1の形状誤差の回転対称成分RS1、非
回転対称成分ASの和である。
【0058】(2)上記の測定を、回転手段14(回転
軸を第1の回転軸とする)により、被検レンズを1回転
させながら、図7に示す表面形状デ−タを取る。第1の
回転対称成分検出手段81は、回転手段14により回転
させながら測定して得られた表面形状デ−タをデ−タ処
理により実効的に、回転と逆向きに回転させながら重ね
あわせて、基準面16の形状誤差を平均して、第1の回
転対称成分(図7の71)を求める。これは、被検レン
ズの形状誤差Hとコリメ−ティングレンズM3の回転対
称成分RS1の和である。
【0059】(3)被検レンズ10と回転手段14とを
一緒に移動させる。第2の回転対称成分検出手段82
は、被検レンズ10を移動後(図8の81の位置に移動
する)の第1の回転軸回りに、1回転させながら、測定
して得られた表面形状デ−タをデ−タ処理により実効的
に、回転と逆向きに回転させながら重ねあわせる。さら
に、基準面16の形状誤差を平均して、第2の回転対称
成分(図8の82)を求める。これは、測定対象物の形
状誤差Hとコリメ−ティングレンズM3の回転対称成分
RS2の和である。フィゾ−レンズL,M1の光軸と被
検レンズの中心軸はずれているために、干渉縞は図8に
示す部分のみで測定される。
【0060】(4)真の回転対称成分検出手段83は、
第1の回転対称成分と第2の回転対称成分より、被検レ
ンズの形状誤差を含まない回転対称成分(これを真の回
転対称成分と呼び、これは、RS1またはRS2であ
る)を、第1の回転対称成分について求める。これを図
9により説明する。図7、図8に示す各リング上で回転
対称成分は、同一の値を取るので、それを図9に示すよ
うにRS1A+H,RS1B+H,RS2A+H,RS
2B+Hとする。第1の回転対称成分と第2の回転対称
成分の差を取ると、被検レンズの形状誤差は、消えて、
交点A,B,C,Dの値は、図9に示すようになる。中
心Oにおける第2の回転対称成分の値を基準にすると、
弧OE上の値は定数RS2Aという共通部分を含むた
め、第1の回転対称成分の値がすべて決定する。
【0061】また、点Bと点Cは、第1の回転対称成分
の値が同じであることを利用すると、弧OEの代わりに
弧OB、弧CF上の値を使っても、第1の回転対称成分
の値がもとまる。
【0062】こうして、形状誤差の回転対称成分が確定
する。この操作を被検レンズ全体について、行なえば良
い。
【0063】(5)形状誤差検出手段は、(2)で求め
た第1の回転対称成分と真の回転対称成分より、被検レ
ンズの形状誤差を求める。
【0064】次に、第5の実施例として、変位はさせな
いで、第1の回転軸回りに回転させた後で、第2の回転
軸回りに回転させて、形状誤差を求める方法について述
べる。
【0065】測定は、以下の手順で行なわれる。図12
に、測定時の状態を示す。被検レンズは球面レンズであ
り、フィゾ−レンズM1を用いて測定を行なう。76が
第1の回転軸、73が第2の回転軸である。測定の結果
得られるデ−タのうち1部72,74について、被検レ
ンズ上およびフィゾ−レンズM1上の位置を示す。
【0066】(1)コリメ−ティングレンズL,M1の
光軸と被検レンズの光軸を一致させた状態で、第1の回
転軸76により、被検レンズを1回転させながら、7
5、72の位置の表面形状デ−タをリング状に取る。第
1の回転対称成分検出手段81は、回転させながら測定
して得られた表面形状デ−タをデ−タ処理により実効的
に、回転と逆向きに回転させながら重ねあわせて、フィ
ゾ−レンズM1の形状誤差を平均して、第1の回転対称
成分(図12の75)を求める。これは、被検レンズの
形状誤差Hとフィゾ−レンズM1の回転対称成分RS1
の和である。
【0067】(2)図12の73の軸回りに、第2の回
転対称成分検出手段82は、被検レンズを第2の回転軸
73回りに、1回転させながら、図12に示す74の位
置の表面形状デ−タをデ−タ処理により実効的に、回転
と逆向きに回転させながら重ねあわせる。さらに、フィ
ゾ−レンズM1の形状誤差を平均して、第2の回転対称
成分(図12の74)を求める。これは、被検レンズの
形状誤差Hとフィゾ−レンズM1の形状誤差の回転対称
成分RS2の和である。(1)の第1の回転軸76の軸
方向と、(2)の第2の回転軸73の軸方向は直交して
いるため、得られたパタ−ンは互いに直交している。
【0068】(3)真の回転対称成分検出手段83は、
第1の回転対称成分と第2の回転対称成分より、被検レ
ンズの形状誤差を含まない回転対称成分(これを真の回
転対称成分と呼び、これは、RS1またはRS2であ
る)を、第1の回転対称成分について求める。これを図
13により説明する。図13に示す各リング上で回転対
称成分は、同一の値を取るので、それを図13に示すよ
うにRS1A+H,RS1B+H,RS2A+H,RS
2B+Hとする。第1の回転対称成分と第2の回転対称
成分の差を取ると、被検レンズの形状誤差は、消えて、
交点A,B,C,Dの値は、図13に示すようになる。
中心Oにおける第2の回転対称成分の値を基準にする
と、弧OE上の値は定数RS1Aという共通部分を含む
ため、第2の回転対称成分の値がすべて決定する。
【0069】また、点Bと点Cは、第1の回転対称成分
の値が同じであることを利用すると、弧OEの代わりに
弧OB、弧CF上の値を使っても、弧F´Eを除き、第
1の回転対称成分の値がもとまる。
【0070】こうして、形状誤差の回転対称成分が確定
する。この操作を被検レンズ全体について、行なえば良
い。
【0071】(4)形状誤差検出手段は、(1)で求め
た第1の回転対称成分と真の回転対称成分より、被検レ
ンズの形状誤差を求める。
【0072】図12において、第1、第2の回転軸を直
交させたのは、以下の理由による。90°以外の角度
(α°)とすると、回転後の74は、72と直交しない
ため、CCDの画素を考慮すると解析が複雑になるため
である。
【0073】従って、図13の如く、直交させて、A視
の中心線上のパターンを抽出すれば良い事になる。
【0074】また、第一の回転軸は測定光軸と90°で
なくても測定は可能であるが、この様にパターンの直線
性が保たれると、解析が容易となる。
【0075】図7,8,9は、横ずらし量を半径と同じ
くし、演算簡単化の為、弧OE上のデ−タに限定して、
形状誤差を求めた例を示すが、高精度化の為には、弧O
E上のデータだけでなく、図9の和集合部の全データを
順々につないでいく方法で計算に使用すれば良い。
【0076】また、順々につないでいく方法で計算する
時は、逆に横ずらし量を半径以下とする事ができる。
【0077】更に、測定誤差(被検レンズの保持方法の
関係で、横ずらしを大きくすると被検レンズの位置がず
れる可能性があり、これに起因する誤差)を少くする為
に、横ずらしを小さくしたい場合は、例えば、図7の半
分のずらしで左右にふり分けて測定すれば、良い。横ず
らしの回数は、2倍になるが、図7と同じデ−タが得ら
れ、かつ上記の誤差が小さくなるため、高精度化が期待
できる。
【0078】以上のように、本実施例によれば、測定対
象物の形状によらずに測定が可能である。また、回転軸
が1つだけで済むというメリットを有する。
【0079】以上の実施例は、フィゾ−型干渉計システ
ムについて説明をしたが、本発明は、これに限られるも
のではなく、振幅分割型と呼ばれる干渉計、すなわち、
マイケルソン干渉計およびトワイマングリ−ン干渉計に
ついても同様に適用することができる。
【0080】以上の実施例は、回転させることにより、
形状を求めているが、本発明は、これに限られるもので
はなく、回転の代わりに揺動させても、もとめることが
できる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、平均化
するデータの非一様性を必要としない形状測定システム
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる制御部のブロック図。
【図2】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図3】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図4】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図5】本発明に係る形状測定法の原理図。
【図6】本発明に係る第1の実施例のフィゾ−型干渉計
システムのブロック図。
【図7】本発明に係る第2の実施例の形状測定法の説明
図。
【図8】本発明に係る第2の実施例の形状測定法の説明
図。
【図9】本発明に係る第2の実施例の形状測定法の説明
図。
【図10】本発明に係る第1の実施例の形状測定法の説
明図。
【図11】本発明に係る第1の実施例の形状測定法の説
明図。
【図12】本発明に係る第3の実施例の形状測定法の説
明図。
【図13】本発明に係る第3の実施例の形状測定法の説
明図。
【図14】本発明に係る第4の実施例のフィゾ−型干渉
計システムのブロック図。
【図15】本発明に係る第4の実施例の形状測定法の説
明図。
【図16】本発明に係る第4の実施例の形状測定法の説
明図。
【図17】本発明に係る第4の実施例の形状測定法の説
明図。
【図18】本発明に係る第4の実施例の形状測定法の説
明図。
【図19】本発明に係る第4の実施例の形状測定法の説
明図。
【図20】本発明に係る第4の実施例の形状測定法の説
明図。
【符号の説明】
1…レ−ザ光源、2…撮像素子、3…半透鏡、8…制御
部、10…被検レンズ、14…回転手段、7…αステ−
ジ、81…第1の回転対称成分検出手段、82…第2の
回転対称成分検出手段、83…真の回転対称成分検出手
段、84…形状誤差検出手段、L,M3…コリメ−ティ
ングレンズ(フィゾ−レンズ)。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象物からの反射波面と、基準面によ
    る参照波面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、
    前記測定対象物の形状を求める形状測定法であって、前記 測定対象物を第1の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを平均し
    第1の回転平均形状を求めること、前記 測定対象物を変位させてから、前記第1の回転軸
    しくは第2の回転軸回りに、少なくとも1回転させなが
    ら測定して得られた表面形状デ−タを前記基準面の形状
    誤差について平均して、第2の回転平均形状を求めるこ
    と、前記 第1の回転平均形状前記第2の回転平均形状と
    り、回転対称成分を、前記第1の回転対称成分または
    第2の回転対称成分について求めること、前記 回転対称成分と、前記第1の回転平均形状または
    第2の回転平均形状のうち少なくとも一方とより、
    前記測定対象物の形状誤差を求めることよりなることを
    特徴とする形状測定法。
  2. 【請求項2】測定対象物からの反射波面と、基準面によ
    る参照波面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、
    前記測定対象物の形状を求める形状測定法であって、前記 測定対象物を第1の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを平均し
    第1の回転平均形状を求めること、前記 測定対象物を第2の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを前記
    準面の形状誤差について平均して、第2の回転平均形状
    を求めること、前記 第1の回転平均形状前記第2の回転平均形状と
    り、回転対称成分を、前記第1の回転平均形状または
    第2の回転平均形状について求めること、前記 回転対称成分と、前記第1の回転平均形状または
    第2の回転平均形状のうち少なくとも一方とより、
    前記測定対象物の形状誤差を求めることよりなることを
    特徴とする形状測定法。
  3. 【請求項3】請求項1および2のいずれか一項に記載の
    形状測定法において、 前記第1の回転平均形状を、前記基準面の形状誤差につ
    いて平均して求めること を特徴とする形状測定法。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一項に記載の形
    状測定法において、 前記回転対称成分を求めるに際し、 前記回転対称成分が有する同心円状の等高線の性質を、
    前記第1の回転平均形状が求められた領域と、前記第2
    の回転平均形状が求められた領域とが重なる領域におい
    て用いること を特徴とする形状測定法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の形状測定法において、 前記回転対称成分を求めるに際し、前記重なる領域にお
    ける前記等高線の全データを用いること を特徴とする形
    状測定法。
  6. 【請求項6】 測定対象物からの反射波面と、基準面によ
    る参照波面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、
    前記測定対象物の形状を求める形状測定システムであっ
    て、 前記測定対象物を第1の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを平均し
    て、第1の回転平均形状を求める手段と、 前記測定対象物を変位させてから、前記第1の回転軸若
    しくは第2の回転軸回りに、少なくとも1回転させなが
    ら測定して得られた表面形状デ−タを前記基準面の形状
    誤差について平均して、第2の回転平均形状を求める手
    段と、 前記第1の回転平均形状と前記第2の回転平均形状とよ
    り、回転対称成分を、 前記第1の回転対称成分または前記第2の回転対称成分
    について求める手段と、 前記回転対称成分と、前記第1の回転平均形状または前
    記第2の回転平均形状のうちの少なくとも一方とより、
    前記測定対象物の形状誤差を求める手段と、 を有することを特徴とする形状測定システム。
  7. 【請求項7】 測定対象物からの反射波面と、基準面によ
    る参照波面とを干渉させ、その干渉稿パターンにより、
    前記測定対象物の形状を求める形状測定システムであっ
    て、 前記測定対象物を第1の回転軸回りに、少なくとも
    1回転させながら測定して得られた表面形状デ−タを平
    均して、第1の回転平均形状を求める手段と、 前記測定対象物を第2の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを前記基
    準面の形状誤差について平均して、第2の回転平均形状
    を求める手段と、 前記第1の回転平均形状と前記第2の回転平均形状とよ
    り、回転対称成分を、 前記第1の回転平均形状または前記第2の回転平均形状
    について求める手段と、 前記回転対称成分と、前記第1の回転平均形状または前
    記第2の回転平均形状のうちの少なくとも一方とより、
    前記測定対象物の形状誤差を求める手段と、 を有することを特徴とする形状測定システム。
  8. 【請求項8】 測定対象物の表面形状の誤差を情報処理装
    置によって求めるためのプログラムが記憶されたメモリ
    であって、 前記測定対象物を第1の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを平均し
    て、第1の回転平均形状を求める処理と、 前記測定対象物を変位させてから、前記第1の回転軸若
    しくは第2の回転軸回りに、少なくとも1回転させなが
    ら測定して得られた表面形状デ−タを前記基準面の形状
    誤差について平均して、第2の回転平均形状を求める処
    理と、 前記第1の回転平均形状と前記第2の回転平均形状とよ
    り、回転対称成分を、 前記第1の回転対称成分または前記第2の回転対称成分
    について求める処理と、 前記回転対称成分と、前記第1の回転平均形状または前
    記第2の回転平均形状のうちの少なくとも一方とより、
    前記測定対象物の形状誤差を求める処理と、 を前記情報処理装置によって実行するためのものである
    ことを特徴とするプログラムが記憶されたメモリ。
  9. 【請求項9】 測定対象物の表面形状の誤差を情報処理装
    置によって求めるためのプログラム が記憶されたメモリ
    であって、 前記測定対象物を第1の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを平均し
    て、第1の回転平均形状を求める処理と、 前記測定対象物を第2の回転軸回りに、少なくとも1回
    転させながら測定して得られた表面形状デ−タを前記基
    準面の形状誤差について平均して、第2の回転平均形状
    を求める処理と、 前記第1の回転平均形状と前記第2の回転平均形状とよ
    り、回転対称成分を、前記第1の回転平均形状または前
    記第2の回転平均形状について求める処理と、 前記回転対称成分と、前記第1の回転平均形状または前
    記第2の回転平均形状のうちの少なくとも一方とより、
    前記測定対象物の形状誤差を求める処理と、 を前記情報処理装置によって実行するためのものである
    ことを特徴とするプログラムが記憶されたメモリ。
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