JP3178059B2 - 形状測定法および形状測定システム - Google Patents

形状測定法および形状測定システム

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JP3178059B2 JP02711692A JP2711692A JP3178059B2 JP 3178059 B2 JP3178059 B2 JP 3178059B2 JP 02711692 A JP02711692 A JP 02711692A JP 2711692 A JP2711692 A JP 2711692A JP 3178059 B2 JP3178059 B2 JP 3178059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学レンズ等の形状測
定法および形状測定システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】干渉計によって光学的な面の形状誤差を
測定する場合、基準面との相対測定を行うのが一般的で
ある。基準面の面精度(PVとする)はPV=λ/10
からλ/20(He−Neレ−ザの場合、λ=633n
m)が多く、それより高精度な測定を行なうには絶対形
状の測定が必要となる。
【0003】従来のこの種の測定法としては、以下に示
すものがある。
【0004】1つの方法は、図2,3に示すものであ
る。第1の測定対象物である被検レンズM2の表面形状
を求める、この形状測定システムは、レ−ザ光源1と、
撮像素子2と、半透鏡3と、コリメ−ティングレンズ
(フィゾ−レンズ)L,M1とを有する。そして、被検
レンズM2による反射波面と、コリメーティングレンズ
L,M1による参照波面とを干渉させ、その干渉縞パタ
ーンにより、被検レンズM2の形状誤差を測定するもの
である。測定は以下の手順で行なわれる。
【0005】なお、説明の簡略化のために、Front
Opticsの収差は、ゼロとしている。
【0006】(1)図2(a)に示す状態で測定を行な
う。この時のコリメ−ティングレンズ(フィゾ−レン
ズ)L,M1、被検レンズM2の回転位置を0°とす
る。この時に測定される形状誤差は、F0(0°におけ
るコリメ−ティングレンズM1の形状誤差)+H0(0
°における被検レンズM2の形状誤差)である。
【0007】(2)図2(b)に示す状態(被検レンズ
のみを光軸の回りに180°回転させた状態)で測定を
行なう。この時のコリメ−ティングレンズL,M1の回
転位置は0°である。この時に測定される形状誤差は、
F0(0°におけるコリメ−ティングレンズM1の形状
誤差)+H180(180°における被検レンズM2の
形状誤差)である。このデ−タを計算により、180°
回転させることにより、F180(180°におけるコ
リメ−ティングレンズM1の形状誤差)+H0(0°に
おける被検レンズM2の形状誤差)を得る。
【0008】(3)図3に示す状態(被検レンズM2を
外し、コリメ−ティングレンズL,M1の焦点位置にミ
ラ−4を置いた状態)で測定を行なう。この時のコリメ
−ティングレンズL,M1の回転位置は0°である。こ
の時に測定される形状誤差は、コリメ−ティングレンズ
M1の形状誤差のみであり、F0(0°におけるコリメ
−ティングレンズM1の形状誤差)+F180(180
°におけるコリメ−ティングレンズM1の形状誤差)で
ある。
【0009】(4)(1)と(2)のデ−タの差を求め
ることにより、F0(0°におけるコリメ−ティングレ
ンズM1の形状誤差)−F180(180°におけるコ
リメ−ティングレンズM1の形状誤差)を得る。この結
果と、(3)のデ−タとを加えることにより、F0を得
る。このF0を(1)の結果と引き算をすることによ
り、H0(0°における被検レンズM2の形状誤差)を
得る。
【0010】この方法の問題点は、システム全体のアラ
イメントを正確に維持したまま、被検レンズを正確に1
80°回転させることと、ミラ−を設置しなければなら
ないことである。
【0011】他のコリメ−ティングレンズM1の形状誤
差を求める方法として「波面平均化法」がある。この測
定法は明るいFナンバーの被検レンズ42を使用し、コ
リメ−ティングレンズ41は変えずに被測定領域を変位
させて波面測定を複数回行なう。測定データを平均化す
ることにより、被検レンズ42の形状誤差による測定へ
の影響を減少させコリメ−ティングレンズ41の面形状
を求めることができる。この方法は、被検レンズ42の
形状誤差がランダムであることを仮定している。図4
は、この測定法の原理を表す図である。測定データWK
を平均すると式1のようになる。
【0012】
【数1】
【0013】被検レンズ42の面形状WTKを変化させ
ながら測定回数nを増やしてゆくと式1の右辺第2項は
零に近づくので、コリメ−ティングレンズ41の面形状
WRが求められる。
【0014】この方法は、コリメーティングレンズ41
のNAより大きいNAの被検レンズ42を準備し、その
被検レンズ42を光軸に対して横ずらしさせる事によ
り、波面を平均化させコリメーティングレンズ41が有
する参照球面の形状誤差を求めていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、測定対象物の形状が制限されるという問題
点があった。
【0016】他の従来の技術においては、平均化するデ
ータの非一様性が必ず必要である。
【0017】本発明の目的は、波面の平均化を一定パタ
ーン創成に用い、そのパターンを抽出すること(波面創
成抽出法)により、被検レンズの平均化の制限を緩和す
ることができる形状測定システムを提供することであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、測定対象物か
らの反射波面と、基準面による参照波面とを干渉させ、
その干渉縞パターンにより、前記測定対象物の形状誤差
を求める。その手順は、 (1)前記測定対象物の、回転軸に関する回転平均形状
を求めること、 (2)前記測定対象物からの反射波面と、前記基準面に
よる参照波面とを干渉させた第1の干渉縞パターンを求
めること、 (3)前記回転平均形状と、前記第1の干渉縞パターン
とより、第1の形状誤差を求めること、 (4)前記測定対象物を変位させてから、前記変位させ
た測定対象物からの反射波面と、前記基準面による参照
波面とを干渉させた第2の干渉縞パターンを求めるこ
と、 (5)前記回転平均形状と前記第2の干渉縞パターンと
より、第2の形状誤差を求めること、 (6)前記第1の形状誤差と前記第2の形状誤差とよ
り、回転対称成分を求めること、 (7)前記第1の形状誤差と前記回転対称成分とより、
前記測定対象物の形状誤差を算出することよりなること
を特徴とする。
【0019】
【作用】本発明は、以下に定義する真の回転対称成分
(R1)、非回転対称成分(A)により、第1の測定対
象物の形状誤差を求めるものである。真の回転対称成分
(R1)、非回転対称成分(A)の定義を図5の模式図
により説明する。図5において、Hは、コリメ−ティン
グレンズの形状誤差を含まない、第1の測定対象物の形
状誤差の分布図を示す。第1の測定対象物を回転させな
がら、第1の測定対象物上の各点での測定値を求め、そ
れらを平均したものがR1で示す真の回転対称成分であ
る。Aで示す非回転対称成分は、H−R1で定義され
る。
【0020】形状誤差Hを求める手順は、以下の通りで
ある。
【0021】(1)回転対称成分検出手段は、回転手段
により回転させながら測定して得られた表面形状デ−タ
を平均して、回転対称成分を求める。これは、コリメ−
ティングレンズの形状誤差Fと真の回転対称成分R1の
和である。
【0022】(2)第1の表面形状検出手段は、第1の
干渉縞パタ−ン(これは、コリメ−ティングレンズの形
状誤差F、真の回転対称成分R1、非回転対称成分Aの
和である)と回転対称成分とより、コリメーティングレ
ンズの形状誤差を含まない、第1の表面形状を求める。
これは、非回転対称成分Aのみを有する。
【0023】(3)変位手段により、第1の測定対象物
を変位させる。第2の表面形状検出手段は、第2の干渉
縞パタ−ン(これは、コリメ−ティングレンズの形状誤
差F、真の回転対称成分R1´、非回転対称成分A´の
和である)と回転対称成分とより、コリメーティングレ
ンズの形状誤差を含まない、第2の表面形状を求める。
これは、非回転対称成分A´および真の回転対称成分R
1´の和と真の回転対称成分R1との差である。
【0024】(4)真の回転対称成分検出手段は、第2
の表面形状に対して、実効的に(3)と逆の変位を与え
たものと、第1の表面形状とより、コリメーティングレ
ンズの形状誤差を含まない真の回転対称成分R1を求め
る。
【0025】(5)形状誤差検出手段は、真の回転対称
成分R1と、回転対称成分とより、コリメーティングレ
ンズの形状誤差Fを求める。
【0026】(6)第1の算出手段は、第1の干渉縞パ
ターンと、コリメーティングレンズの形状誤差の差を求
めて、第1の測定対象物の真の形状誤差Hを算出する。
【0027】
【実施例】図1に本発明に係わる形状測定システムであ
るフィゾ−型干渉計システムを示す。本フィゾ−型干渉
計システムは、制御部8と、処理部15と、レ−ザ光源
1と、撮像素子2と、半透鏡3と、コリメ−ティングレ
ンズ(フィゾ−レンズ)L,M1と、測定対象物である
被検レンズ10の3軸方向の位置ぎめを行なうXステ−
ジ4、Yステ−ジ5、Zステ−ジ6と、回転手段である
θステ−ジ18およびベアリング14と、αステ−ジ7
とを有する。Xステ−ジ4と、Yステ−ジ5と、Zステ
−ジ6と、αステ−ジ7とは、変位手段である。
【0028】制御部8は、撮像素子2とレ−ザ光源1の
制御、および処理部15とのデ−タのやり取りを行な
う。処理部15は、図6に示すように、回転対称成分検
出手段81と、メモリに格納された干渉縞パタ−ン8
6、91と、第1の表面形状検出手段82と、第2の表
面形状検出手段90と、真の回転対称成分検出手段83
と、形状誤差検出手段84と、第1の算出手段85とを
有する。処理部15は、プログラム及びデ−タを記憶す
るメモリ(図示しない)と、CPUと(図示しない)と
を有する。
【0029】CPUと、メモリとは、図6に示す、回転
対称成分検出手段81と、メモリに格納された干渉縞パ
タ−ン86、91と、第1の表面形状検出手段82と、
第2の表面形状検出手段90と、真の回転対称成分検出
手段83と、形状誤差検出手段84と、第1の算出手段
85の機能を実行する。
【0030】回転手段であるベアリング14は、被検レ
ンズ10を光軸回りに回転させる。変位手段であるαス
テ−ジ18と、Xステ−ジ4と、Yステ−ジ5と、Zス
テ−ジ6とは、被検レンズ10の基準軸を回転中心9回
りに回転させることと、回転後も曲率中心17(コリメ
ーティングレンズM1、と被検レンズ10の曲率中心で
ある)を中心とした同一の球面上に被検レンズ10があ
るように、3軸方向の移動を行なう。
【0031】そして、測定対象である被検レンズ10に
よる反射波面と、コリメーティングレンズM1による参
照波面とを干渉させ、その干渉パターンにより、被検
レンズ10の形状誤差を測定するものである。
【0032】上記構成において、レーザ1から出射した
光は、半透鏡3に入射する。この光のうち、1部は、フ
ィゾ−レンズL,M1の基準面16で反射されて、半透
鏡3に戻り上方に直進する。こうして撮像素子2に入射
する。
【0033】一方、フィゾ−レンズL,M1に入射した
光のうち、1部はフィゾ−レンズL,M1によって適当
な球面波とされて被検レンズ10に入射する。そして、
ここで反射されて再びフィゾ−レンズL,M1を通り、
半透鏡3に戻り、上方に折り曲げられて撮像素子2に入
射する。
【0034】このとき、被検レンズ10の位置が調整さ
れて被検レンズ10の形状とフィゾ−レンズL,M1が
作り出す球面波との形状が概略一致していれば、撮像素
子2上には充分な粗さの干渉縞が観測される。観測され
た干渉縞は被検レンズ10の形状と球面波との形状のズ
レ即ち波面収差の情報を与えており、明である位置の形
状誤差と隣の明である位置の形状誤差とが丁度レーザ光
源1からの光の波長λの半分のズレに等しくなってい
る。
【0035】従って、被検レンズ10の形状が球面に近
い場合は、全体にわたって干渉縞の粗さが適当なものと
なって干渉縞パターンを解析する事により被検レンズ1
0の全体形状を一括で測定できる。
【0036】測定は以下の手順で行なわれる。図7に撮
像素子2であるCCDによりえられる像を示す。
【0037】(1)コリメ−ティングレンズL,M1の
光軸とθステ−ジ18の回転軸を一致させた状態で第1
の干渉縞パタ−ンを求める。これは、コリメ−ティング
レンズM1の参照面16の形状誤差F、回転対称成分R
1、非回転対称成分Aの和である。図7(a)にえられ
る像を示す。円は、測定可能領域(干渉可能領域であ
り、フィゾ−有効と呼ぶ)である。ハッチング部分は、
後の処理で使われる部分であり、FUは、参照面の形状
誤差Fの内のハッチング部分、R1Uは、回転対称成分
R1の内のハッチング部分、AUは、非回転対称成分A
の内のハッチング部分である。
【0038】(2)次に、θステ−ジ18と、ベアリン
グ14により、被検レンズ10を1回転させながら、表
面形状デ−タを取る。第1の回転対称成分検出手段81
は、回転させながら測定して得られた表面形状デ−タを
平均して、回転対称成分を求める。これは、参照面16
の形状誤差Fと真の回転対称成分R1の和である。図7
(b)にえられる像を示す。円は、測定可能領域(干渉
可能領域であり、フィゾ−有効と呼ぶ)である。ハッチ
ング部分は、後の処理で使われる部分であり、FDは、
参照面の形状誤差Fの内の下部のハッチング部分、R1
Dは、回転対称成分R1の内の下部のハッチング部分で
ある。
【0039】(3)αステ−ジ7により、θステ−ジ1
8の回転軸を下方に回転させる。同時に、Xステ−ジ
4、Yステ−ジ5、Zステ−ジ6により、被検レンズ1
0の被検面の曲率中心とコリメ−ティングレンズL,M
1の焦点位置が一致するように3次元移動も行なう。こ
の状態で測定を行ない、第2の干渉縞パタ−ンを得る。
これは、コリメ−ティングレンズM1の参照面16の形
状誤差F、真の回転対称成分R1、非回転対称成分Aの
和である。図7(c)にえられる像を示す。2点鎖線で
示す円は、測定可能領域(干渉可能領域であり、フィゾ
−有効と呼ぶ)である。実線で示す円は、被検レンズ1
0からの反射波がCCDに入射する位置を示す。ハッチ
ング部分は、干渉が起こる部分であり、後の処理で使わ
れる部分である。FDは、参照面の形状誤差Fの内のハ
ッチング部分、R1Uは、真の回転対称成分R1の内の
ハッチング部分、AUは、非回転対称成分Aの内のハッ
チング部分である。
【0040】(4)第1の表面形状検出手段82は、第
1の干渉縞パタ−ン86から回転対称成分を減算するこ
とにより、コリメーティングレンズM1の形状誤差Fを
含まない、被検レンズ10の第1の表面形状を求める。
これは、非回転対称成分Aである。図7(d)に得られ
る像を示す。円は、測定可能領域である。ハッチング部
分は、後の処理で使われる部分であり、AUは、非回転
対称成分Aの内のハッチング部分である。
【0041】(5)第2の表面形状検出手段90は、第
2の干渉縞パタ−ン91から回転対称成分を減算するこ
とにより、コリメーティングレンズM1の形状誤差を含
まない、被検レンズ10の第2の表面形状を求める。こ
れは、非回転対称成分AUと回転対称成分R1Uの和と
回転対称成分R1Dの差である。コリメ−ティングレン
ズL,M1の光軸とθステ−ジ18の回転軸はずれてい
るために、干渉縞は図7(e)に示す部分のみである。
2点鎖線で示す円は、測定可能領域(干渉可能領域であ
り、フィゾ−有効と呼ぶ)である。実線で示す円は、被
検レンズ10からの反射波がCCDに入射する位置を示
す。ハッチング部分は、干渉が起こった部分である。
【0042】(6)真の回転対称成分検出手段83は、
第2の表面形状に(3)と逆の変位を与えたものから第
1の表面形状を減算することにより(すなわち、図7
(d)の円の中心71と図7(e)の円の中心72とを
一致させて減算を行なう)、コリメーティングレンズM
1の形状誤差を含まない(真の回転対称成分R1U−真
の回転対称成分R1D)を求める。図7(f)にえられ
る像を示す。実線で示す円は、被検レンズ10からの反
射波がCCDに入射する位置を示す。さらに、真の回転
対称成分R1をこれからもとめる方法を図8により説明
する。各リング上で回転対称成分は、同一の値を取るの
で、それを図8に示すようにR1UA,R1UB,R1
DA,R1DBとする。交点A,B,C,Dの値は、図
8に示すようになる。中心OにおけるR1Uの値(R1
UO)を基準にすると、弧OE上の値は定数R1DAと
いう共通部分を含むため、回転対称成分R1の値がすべ
て決定する。
【0043】また、点Bと点Cは、R1UAの値が同じ
であることを利用すると、弧OEの代わりに弧OB、弧
CF上の値を使っても、回転対称成分R1の値がもとま
る。
【0044】さらに、別の求め方として、未知数がR1
UA,R1UB,R1DA,R1DBの4個、方程式が
A,B,C,Dの値について、実質3個できることを利
用して、R1Uを基準としたR1UB,R1DA,R1
DBの値を求めることもできる。
【0045】こうして、形状誤差の回転対称成分が確定
する。この操作を被検レンズ10全体について、行なえ
ば良い。
【0046】(7)形状誤差検出手段84は、(2)で
求めた回転対称成分から真の回転対称成分を減算するこ
とにより、コリメーティングレンズM1の形状誤差を求
める。
【0047】(8)第1の算出手段85は、(1)で求
めた第1の干渉パターンと、(7)で求めたコリメー
ティングレンズM1の形状誤差の差を求めて、被検レン
ズ10の真の表面形状Hを算出する。
【0048】以上のように、本実施例によれば、以下の
効果がある。変位させた後で回転軸回りに回転させるこ
とにより、第2の回転対称成分を求めて、上記の回転対
称成分と減算を行なっても、図7(f)と同じものが求
められるが、これに比べて、回転対称成分を求める操作
が1回で済むために、測定操作が大幅に軽減される。す
なわち、回転平均を求めるために、90°ずつ回転をさ
せて、4回測定を行なう場合について両者の測定回数を
比較すると以下のようになる。本実施例では、回転操作
で4回、横ずらし後の干渉縞パタ−ンを求めるのに1回
必要であるが、回転対称成分を2個もとめる場合は、回
転操作で8回、必要である。
【0049】次に、第2の実施例として、コリメーティ
ングレンズM1の形状誤差を求めないで、直接、被検レ
ンズの真の表面形状Hを算出する方法について述べる。
【0050】本フィゾ−型干渉計システムは、制御部1
5と、処理部87と、レ−ザ光源1と、撮像素子2と、
半透鏡3と、コリメ−ティングレンズ(フィゾ−レン
ズ)L,M1と、被検レンズ10の3軸方向の位置ぎめ
を行なうXステ−ジ4、Yステ−ジ5、Zステ−ジ6
と、回転手段であるθステ−ジ18およびベアリング1
4と、αステ−ジ7とを有する。Xステ−ジ4と、Yス
テ−ジ5と、Zステ−ジ6と、αステ−ジ7とは、変位
手段である。処理部87は、図9に示すように、回転対
称成分検出手段81と、メモリに格納された干渉縞パタ
−ン86、91と、第1の表面形状検出手段82と、第
2の表面形状検出手段90と、真の回転対称成分検出手
段83と、第2の算出手段88と、非回転対称成分検出
手段89とを有する。
【0051】測定は第1の実施例の測定手順のうち
(1)から(6)までは同様に行なわれるので、(7)
以降について述べる。
【0052】(7)非回転回転対称成分検出手段89
は、第1の干渉パターン86(F,R1,Aの和であ
る)と、回転対称成分(F,R1の和である)との差よ
り、非回転対称成分Aを求める。
【0053】(8)第2の算出手段88は、真の回転対
称成分R1と、非回転対称成分Aの和を求めて、被検レ
ンズ10の真の表面形状Hを算出する。
【0054】以上のように、コリメーティングレンズの
NAより小さい被検レンズ10の測定を行なうことがで
きるフィゾ−型干渉計システムを提供できる。また、従
来技術である図2、3の場合は、3点(0°、180
°、ミラ−設置)のみで測定を行なうため、アライメン
トの要求が厳しいが、本発明の場合は、360°を多数
に分割するため、各々の位置でのアライメントの要求を
緩和しても、最終的な精度は、従来技術よりも改善され
るという効果がある。
【0055】なお、以上の実施例においては、回転対称
成分は、被検レンズを回転させることによりえていた
が、被検レンズ以外の他のレンズを用いても同様に測定
をすることができる。これを図10により示す。
【0056】(1)被検レンズ10以外の他のレンズ1
01をθステ−ジ18に取付けて、θステ−ジ18と、
ベアリング14により、レンズ101を1回転させなが
ら、表面形状デ−タを取る。第1の回転対称成分検出手
段81は、回転させながら測定して得られた表面形状デ
−タを平均して、回転対称成分を求める。これは、参照
面16の形状誤差Fと回転対称成分RRの和である。図
10(b)にえられる像を示す。円は、測定可能領域
(干渉可能領域であり、フィゾ−有効と呼ぶ)である。
ハッチング部分は、後の処理で使われる部分であり、F
Dは、参照面の形状誤差Fの内の下部のハッチング部
分、RRDは、回転対称成分RRの内の下部のハッチン
グ部分である。
【0057】(2)次に、コリメ−ティングレンズL,
M1の光軸とθステ−ジ18の回転軸を一致させた状態
で第1の干渉縞パタ−ンを被検レンズ10について求め
る。これは、コリメ−ティングレンズM1の参照面16
の形状誤差F、回転対称成分R1、非回転対称成分Aの
和である。図10(a)にえられる像を示す。円は、測
定可能領域(干渉可能領域であり、フィゾ−有効と呼
ぶ)である。ハッチング部分は、後の処理で使われる部
分であり、FUは、参照面の形状誤差Fの内のハッチン
グ部分、R1Uは、回転対称成分R1の内のハッチング
部分、AUは、非回転対称成分Aの内のハッチング部分
である。
【0058】(3)αステ−ジ7により、θステ−ジ1
8の回転軸を下方に回転させる。同時に、Xステ−ジ
4、Yステ−ジ5、Zステ−ジ6により、被検レンズ1
0の被検面の曲率中心とコリメ−ティングレンズL,M
1の焦点位置が一致するように3次元移動も行なう。こ
の状態で測定を行ない、第2の干渉縞パタ−ンを被検レ
ンズ10について得る。これは、コリメ−ティングレン
ズM1の参照面16の形状誤差F、真の回転対称成分R
1、非回転対称成分Aの和である。図10(c)にえら
れる像を示す。2点鎖線で示す円は、測定可能領域(干
渉可能領域であり、フィゾ−有効と呼ぶ)である。実線
で示す円は、被検レンズ10からの反射波がCCDに入
射する位置を示す。ハッチング部分は、干渉が起こる部
分であり、後の処理で使われる部分である。FDは、参
照面の形状誤差Fの内のハッチング部分、R1Uは、真
の回転対称成分R1の内のハッチング部分、AUは、非
回転対称成分Aの内のハッチング部分である。
【0059】(4)第1の表面形状検出手段82は、第
1の干渉縞パタ−ン86から図10(b)に示す回転対
称成分を減算することにより、コリメーティングレンズ
M1の形状誤差Fを含まない、被検レンズ10の第1の
表面形状を求める。図10(d)に得られる像を示す。
円は、測定可能領域である。ハッチング部分は、後の処
理で使われる部分であり、AUは、非回転対称成分Aの
内のハッチング部分である。
【0060】(5)第2の表面形状検出手段90は、第
2の干渉縞パタ−ン91から回転対称成分を減算するこ
とにより、コリメーティングレンズM1の形状誤差を含
まない、第2の表面形状を求める。これは、非回転対称
成分AUと回転対称成分R1Uの和と回転対称成分RR
Dの差である。コリメ−ティングレンズL,M1の光軸
とθステ−ジ18の回転軸はずれているために、干渉縞
は図10(c)に示す部分のみである。2点鎖線で示す
円は、測定可能領域(干渉可能領域であり、フィゾ−有
効と呼ぶ)である。実線で示す円は、被検レンズ10か
らの反射波がCCDに入射する位置を示す。ハッチング
部分は、干渉が起こった部分である。
【0061】(6)真の回転対称成分検出手段83は、
第2の表面形状に(3)と逆の変位を与えたものから第
1の表面形状を減算することにより(すなわち、図10
(d)の円の中心71と図10(e)の円の中心72と
を一致させて減算を行なう)、コリメーティングレンズ
M1の形状誤差を含まない(真の回転対称成分RRU−
真の回転対称成分RRD)を求める。図10(f)にえ
られる像を示す。実線で示す円は、被検レンズ10から
の反射波がCCDに入射する位置を示す。
【0062】この後の、真の回転対称成分RRをこれか
らもとめる方法および被検レンズ10の真の形状誤差を
求める方法は既に述べた通りである。
【0063】なお、以上の実施例においては、回転対称
成分は、レンズをθステ−ジの回転軸回りに回転させる
ことによりえていたが、他の軸回りに回転させても可能
である。さらに、変位は、横ずらしに限るものではな
く、回転でも可能である。これを図11,12により示
す。
【0064】(1)被検レンズ10以外の他のレンズ1
02を図11に示すような回転手段21に取付けて、第
1の回転軸回りに、レンズ102を1回転させながら、
表面形状デ−タを取る。第1の回転対称成分検出手段8
1は、回転させながら測定して得られた表面形状デ−タ
を平均して、回転対称成分を求める。これは、参照面1
6の形状誤差Fと真の回転対称成分RR1の和である。
図12(b)にえられる像を示す。円は、測定可能領域
である。Fは、参照面の形状誤差、RR1は、真の回転
対称成分である。
【0065】(2)次に、コリメ−ティングレンズL,
M1の光軸とθステ−ジ18の回転軸を一致させた状態
で被検レンズ10について、第1の干渉縞パタ−ンを求
める。これは、コリメ−ティングレンズM1の参照面1
6の形状誤差F、回転対称成分R1、非回転対称成分A
の和である。図12(a)にえられる像を示す。円は、
測定可能領域である。FUは、参照面の形状誤差、R1
Uは、回転対称成分R1、AUは、非回転対称成分であ
る。
【0066】(3)θステ−ジ18により、90°回転
させる。この状態で測定を行ない、第2の干渉縞パタ−
ンを得る。これは、コリメ−ティングレンズM1の参照
面16の形状誤差F、真の回転対称成分R1V、非回転
対称成分AVの和である。図12(c)にえられる像を
示す。円は、測定可能領域である。
【0067】(4)第1の表面形状検出手段82は、第
1の干渉縞パタ−ン86から図12(b)に示す回転対
称成分を減算することにより、コリメーティングレンズ
M1の形状誤差Fを含まない、被検レンズ10の第1の
表面形状を求める。図12(d)に得られる像を示す。
円は、測定可能領域である。
【0068】(5)第2の表面形状検出手段90は、第
2の干渉縞パタ−ン91から回転対称成分を減算するこ
とにより、コリメーティングレンズM1の形状誤差を含
まない、第2の表面形状を求める。これは、非回転対称
成分AVと回転対称成分R1Vの和と回転対称成分RR
1の差である。
【0069】(6)真の回転対称成分検出手段183
は、第2の表面形状に(3)と逆に90°回転させたも
のから第1の表面形状を減算することにより、コリメー
ティングレンズM1の形状誤差を含まない(真の回転対
称成分RR1V−真の回転対称成分RR1)を求める。
図12(f)にえられる像を示す。
【0070】この後の、真の回転対称成分RRをこれか
らもとめる方法および被検レンズ10の真の形状誤差を
求める方法は既に述べた通りである。
【0071】以上のように本発明によれば、被検レンズ
の中心に穴があいていても、全く影響を受けない利点が
ある。
【0072】上記において、θステ−ジ等の回転は、被
検レンズの形状誤差の粗さに応じて、360°を何等分
化して、行なわれるが、形状誤差が大きくなると、分割
を細かくしなければならない。そのため、形状誤差が大
きいときは、分割をして、測定を繰り返すことをやめ
て、θステ−ジ等を1回転させるあいだ中、CCDにデ
−タを蓄積させることとしても良い。これは、デ−タを
時間積分することであり、この後、平均を取ればよい。
【0073】図8は、横ずらし量を半径と同じくし、演
算簡単化の為、弧OE上のデ−タに限定して、形状誤差
を求めた例を示すが、高精度化の為には、弧OE上のデ
ータだけでなく、図8の和集合部の全データを順々につ
ないでいく方法で計算に使用すれば良い。
【0074】また、順々につないでいく方法で計算する
時は、逆に横ずらし量を半径以下とする事ができる。
【0075】本実施例は、フィゾ−型干渉計システムに
ついて説明をしたが、本発明は、これに限られるもので
はなく、振幅分割型と呼ばれる干渉計、すなわち、マイ
ケルソン干渉計およびトワイマングリ−ン干渉計につい
ても同様に適用することができる。マイケルソン干渉計
およびトワイマングリ−ン干渉計の場合、球面のとき
は、本実施例と同様に操作を行なえば良い。平面の場合
は、回転軸としては、平面に垂直な軸を取れば良い。
【0076】以上の実施例は、回転させることにより、
平均化して、形状を求めているが、本発明は、これに限
られるものではなく、回転の代わりに揺動させて、平均
化して、もとめることもできる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、平均化
するデータの非一様性を必要としない形状測定システム
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるフィゾ−型干渉計システムのブ
ロック図。
【図2】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図3】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図4】従来技術に係わる形状測定法の説明図。
【図5】本発明に係る形状測定法の原理図。
【図6】本発明に係る制御部のブロック図。
【図7】本発明に係る形状測定法の説明図。
【図8】本発明に係る形状測定法の説明図。
【図9】本発明に係る制御部のブロック図。
【図10】本発明に係る形状測定法の説明図。
【図11】本発明に係る他の実施例の構成図。
【図12】本発明に係る形状測定法の説明図。
【符号の説明】
8…制御部、1…レ−ザ光源、2…撮像素子、3…半透
鏡、L,M1…コリメ−ティングレンズ(フィゾ−レン
ズ)、10…被検レンズ、4…Xステ−ジ、5…Yステ
−ジ、6…Zステ−ジ、14…ベアリング、7…αステ
−ジ、81…回転対称成分検出手段、82…第1の表面
形状検出手段、83…真の回転対称成分検出手段、84
…形状誤差検出手段、85…第1の算出手段。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象物からの反射波面と、基準面によ
    る参照波面とを干渉させ、その干渉縞パターンにより、
    前記測定対象物の形状誤差を求める形状測定法であっ
    て、 (1)前記測定対象物の、回転軸に関する回転平均形状
    を求めること、 (2)前記測定対象物からの反射波面と、前記基準面に
    よる参照波面とを干渉させた第1の干渉縞パターンを求
    めること、 (3)前記回転平均形状と、前記第1の干渉縞パターン
    とより、第1の形状誤差を求めること、 (4)前記測定対象物を変位させてから、前記変位させ
    た測定対象物からの反射波面と、前記基準面による参照
    波面とを干渉させた第2の干渉縞パターンを求めるこ
    と、 (5)前記回転平均形状と前記第2の干渉縞パターンと
    より、第2の形状誤差を求めること、 (6)前記第1の形状誤差と前記第2の形状誤差とよ
    り、回転対称成分を求めること、 (7)前記第1の形状誤差と前記回転対称成分とより、
    前記測定対象物の形状誤差を算出することよりなること
    を特徴とする形状測定法。
  2. 【請求項2】測定対象物からの反射波面と、基準面によ
    る参照波面とを干渉させ、その干渉縞パターンにより、
    前記測定対象物の形状誤差を求める形状測定法であっ
    て、 (1)第1または第2の測定対象物の、回転軸に関する
    回転平均形状を求めること、 (2)前記第1または第2の測定対象物からの反射波面
    と、前記基準面による参照波面とを干渉させた第1の干
    渉縞パターンを求めること、 (3)前記回転平均形状と前記第1の干渉縞パターンと
    より、第1の形状誤差を求めること、 (4)前記第1または第2の測定対象物を変位させてか
    ら、前記変位させた測定対象物からの反射波面と、前記
    基準面による参照波面とを干渉させた第2の干渉縞パタ
    ーンを求めること、 (5)前記回転平均形状と前記第2の干渉縞パターンと
    より、第2の形状誤差を求めること、 (6)前記第1の形状誤差と前記第2の形状誤差とよ
    り、回転対称成分を求めること、 (7)前記回転平均形状と、前記回転対称成分とより、
    前記基準面の形状誤差を求めること、 (8)前記第1の干渉縞パターンと前記基準面の形状誤
    差とより、前記測定対象物の形状誤差を算出することよ
    りなることを特徴とする形状測定法。
  3. 【請求項3】請求項1および2のいずれか一項に記載の
    形状測定法において、 前記測定対象物は、測定対象となる球面を有し、 前記回転軸は、前記球面の曲率中心を通ることを特徴と
    する形状測定法。
  4. 【請求項4】請求項1および2のいずれか一項に記載の
    形状測定法において、 前記測定対象物は、測定対象となる平面を有し、 前記回転軸は、前記平面に垂直であることを特徴とする
    形状測定法。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか一項に記載の形
    状測定法において、 前記回転軸に関する回転平均形状を求めるに際し、 前記測定対象物を前記回転軸回りに、少なくとも1回転
    させながら、表面形状データを複数の回転位置に対応し
    て測定し、 前記複数の回転位置に対応して測定した表面形状データ
    を平均して前記回転平均形状を求めることを特徴とする
    形状測定法。
  6. 【請求項6】請求項1から4のいずれか一項に記載の形
    状測定法において、 前記回転軸に関する回転平均形状を求めるに際し、 前記測定対象物を前記回転軸回りに、少なくとも1回転
    させながら、表面形状データを時間積分し、 前記時間積分した表面形状データを平均して前記回転平
    均形状を求めることを特徴とする形状測定法。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれか一項に記載の形
    状測定法において、 前記回転対称成分を求めるに際し、 前記回転対称成分が有する同心円状の等高線の性質を、
    前記第2の形状誤差を求めた領域において用いることを
    特徴とする形状測定法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の形状測定法において、 前記回転対称成分を求めるに際し、前記領域における前
    記等高線の全データを用いることを特徴とする形状測定
    法。
  9. 【請求項9】測定対象物からの反射波面と、基準面によ
    る参照波面とを干渉させ、その干渉縞パターンにより、
    前記測定対象物の形状誤差を求める形状測定システムで
    あって、 (1)前記測定対象物の、回転軸に関する回転平均形状
    を求める手段と、 (2)前記測定対象物からの反射波面と、前記基準面に
    よる参照波面とを干渉させた第1の干渉縞パターンを求
    める手段と、 (3)前記回転平均形状と、前記第1の干渉縞パターン
    とより、第1の形状誤差を求める手段と、 (4)前記測定対象物を変位させてから、前記変位させ
    た測定対象物からの反射波面と、前記基準面による参照
    波面とを干渉させた第2の干渉縞パターンを求める手段
    と、 (5)前記回転平均形状と前記第2の干渉縞パターンと
    より、第2の形状誤差を求める手段と、 (6)前記第1の形状誤差と前記第2の形状誤差とよ
    り、回転対称成分を求める手段と、 (7)前記第1の形状誤差と前記回転対称成分とより、
    前記測定対象物の形状誤差を算出する手段と、 を有することを特徴とする形状測定システム。
  10. 【請求項10】測定対象物からの反射波面と、基準面に
    よる参照波面とを干渉させ、その干渉縞パターンによ
    り、前記測定対象物の形状誤差を求める形状測定システ
    ムであって、 (1)第1または第2の測定対象物の、回転軸に関する
    回転平均形状を求める手段と、 (2)前記第1または第2の測定対象物からの反射波面
    と、前記基準面による参照波面とを干渉させた第1の干
    渉縞パターンを求める手段と、 (3)前記回転平均形状と前記第1の干渉縞パターンと
    より、第1の形状誤差を求める手段と、 (4)前記第1または第2の測定対象物を変位させてか
    ら、前記変位させた測定対象物からの反射波面と、前記
    基準面による参照波面とを干渉させた第2の干渉縞パタ
    ーンを求める手段と、 (5)前記回転平均形状と前記第2の干渉縞パターンと
    より、第2の形状誤差を求める手段と、 (6)前記第1の形状誤差と前記第2の形状誤差とよ
    り、回転対称成分を求める手段と、 (7)前記回転平均形状と、前記回転対称成分とより、
    前記基準面の形状誤差を求める手段と、 (8)前記第1の干渉縞パターンと前記基準面の形状誤
    差より、前記測定対象物の形状誤差を算出する手段と、 を有することを特徴とする形状測定システム。
  11. 【請求項11】測定対象物の表面形状の誤差を情報処理
    装置によって求めるためのプログラムが記憶されたメモ
    リであって、 (1)前記測定対象物の、回転軸に関する回転平均形状
    を求める処理と、 (2)前記測定対象物からの反射波面と、前記基準面に
    よる参照波面とを干渉させた第1の干渉縞パターンを求
    める処理と、 (3)前記回転平均形状と、前記第1の干渉縞パターン
    とより、第1の形状誤差を求める処理と、 (4)前記測定対象物を変位させてから、前記変位させ
    た測定対象物からの反射波面と、前記基準面による参照
    波面とを干渉させた第2の干渉縞パターンを求める処理
    と、 (5)前記回転平均形状と前記第2の干渉縞パターンと
    より、第2の形状誤差を求める処理と、 (6)前記第1の形状誤差と前記第2の形状誤差とよ
    り、回転対称成分を求める処理と、 (7)前記第1の形状誤差と前記回転対称成分とより、
    前記測定対象物の形状誤差を算出する処理と、 を前記情報処理装置によって実行するためのものである
    ことを特徴とするプログラムが記憶されたメモリ。
  12. 【請求項12】測定対象物の表面形状の誤差を情報処理
    装置によって求めるためのプログラムが記憶されたメモ
    リであって、 (1)第1または第2の測定対象物の、回転軸に関する
    回転平均形状を求める処理と、 (2)前記第1または第2の測定対象物からの反射波面
    と、前記基準面による参照波面とを干渉させた第1の干
    渉縞パターンを求める処理と、 (3)前記回転平均形状と前記第1の干渉縞パターンと
    より、第1の形状誤差を求める処理と、 (4)前記第1または第2の測定対象物を変位させてか
    ら、前記変位させた測定対象物からの反射波面と、前記
    基準面による参照波面とを干渉させた第2の干渉縞パタ
    ーンを求める処理と、 (5)前記回転平均形状と前記第2の干渉縞パターンと
    より、第2の形状誤差を求める処理と、 (6)前記第1の形状誤差と前記第2の形状誤差とよ
    り、回転対称成分を求める処理と、 (7)前記回転平均形状と、前記回転対称成分とより、
    前記基準面の形状誤差を求める処理と、 (8)前記第1の干渉縞パターンと前記基準面の形状誤
    差より、前記測定対象物の形状誤差を算出する処理と、 を前記情報処理装置によって実行するためのものである
    ことを特徴とするプログラムが記憶されたメモリ。
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