JPH0522327U - コンテナ - Google Patents

コンテナ

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Publication number
JPH0522327U
JPH0522327U JP7952091U JP7952091U JPH0522327U JP H0522327 U JPH0522327 U JP H0522327U JP 7952091 U JP7952091 U JP 7952091U JP 7952091 U JP7952091 U JP 7952091U JP H0522327 U JPH0522327 U JP H0522327U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
container
sheet
resin
woven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7952091U
Other languages
English (en)
Inventor
憲二 西面
次郎 阿部
岳彦 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP7952091U priority Critical patent/JPH0522327U/ja
Publication of JPH0522327U publication Critical patent/JPH0522327U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で十分に高い圧縮変形強度と形態安定性
を有し、組み立てや折り畳みが容易で、収納や輸送が便
利なコンテナを提供することにある。 【構成】 メッシュ構造編織布が樹脂で固定され、かつ
該編織布に深絞り成形により多数の突起部を形成したシ
ート状物で、その突起部の圧縮変形強度が少なくとも3
0Kg/cm2を満足したシート状物を芯材とし、その一面
または両面に板状物を重ね合わせて構成したパネルを使
用し、そのパネルの組み立て固定を面フアスナー(9、
10)の係合で行うようにしたコンテナである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、使用後に折り畳んで返送しやすい、軽量な折り畳み式コンテナに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、農産物や各種機械部品の集配並びに輸送には専らプラスチックス製小型 コンテナが使用され、使用後は数十個重ねて返送することができるが、例えば、 航空貨物などに使用するコンテナや電気製品、建築材料、繊維製品などの輸送に 多用されている段ボール箱は、使用後廃棄されるものが大部分である。また、繰 り返し使用される折り畳み式コンテナとしては、段ボール製の折り畳み式輸送コ ンテナの提案もあるが(例えば、特公平3−46378号公報)、形態安定性と 強固さの問題から殆どのものが金属製のコンテナである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来の紙を原材料とする段ボール製コンテナや段ボール箱は、木 材資源の減少や製紙工程で出る廃棄物処理の問題を抱えており、現在再使用ので きるものが要求されている。また段ボール製コンテナは強度維持の点で十分な補 強が必要である。一方、金属製コンテナはそれ自体の風体が重く、輸送効率が悪 いといった問題がある。
【0004】 従って、本考案の目的は、軽量で十分な圧縮変形強度と形態安定性を有し、収 納および輸送が便利で、組み立てと分解または折り畳みが容易なコンテナを提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、メッシュ構造編織布が樹脂で固定され、かつ該編織布に深絞り成形 により多数の突起部を形成したシート状物の少なくとも一面に板状物を重ね合わ せたパネルを使用したことを特徴とするコンテナである。
【0006】 また、本考案は、メッシュ構造編織布が樹脂で固定され、かつ該編織布に深絞 り成形により多数の突起部を形成したシート状物で、該突起部の圧縮変形強度が 少なくとも30Kg/cm2を満足したシート状物を芯材として構成したパネルを用 い、該パネルの組み立て固定を面フアスナーの係合で行うことを特徴とするコン テナである。
【0007】
【作用】
本考案は、メッシュ構造編織布を樹脂で固定し、深絞り成形で多数の突起部を 形成したシート状物(ハニカム構造体シート状物)の片面または両面に板状物を 重ね合わせたパネルを使用したことによって、必要な圧縮変形強度を維持してコ ンテナの重量を低減させることができる。また材料、メッシュの目開きの選定に より透視性を持たせることができる。更に、該パネルの組み立て固定を面フアス ナーの係合で行うようにしたことで、組み立て、分解または折り畳みが容易にで きるため、収納、輸送が便利である。
【0008】
【実施例】
次に、本考案のコンテナを図面にて説明する。
【0009】 図1は、本考案のコンテナを構成するパネルの構成斜視図であり、メッシュ構 造編織布を樹脂で固定し、深絞り成形で多数の突起部を形成したシート状物2の 両面に板状物3、4を重ね合わせて構成したパネル1である。
【0010】 図2は、コンテナの組み立て方法を例示する図面であり、所定の大きさのパネ ル6の所定の位置に面フアスナー9、10を固定し、面フアスナーを相互に係合 させることでパネルを係合固定してコンテナ5に組み立てるものである。7は上 蓋パネル、8は底板である。
【0011】 図3は、面フアスナーによるパネルの係合固定方法を例示する図面であり、 図3(1)は、パネル6の側面部に固定した面フアスナー9と、断面部に固定し た面フアスナー10を相互に係合させる固定方法である。図3(2)は、パネル 6の側面部に固定した面フアスナー9と、パネルの側面部にバンド状面フアスナ ー11の一端を固定し、他端で係合させる固定方法である。または、パネルの側 面部に固定した面フアスナーをバンド状面フアスナーで相互に係合する固定方法 であり、このバンド状面フアスナーを用いる場合には蝶番的な作用を兼ねること もできる。
【0012】 図4は、パネルの他の実施例の断面図であり、二枚のハニカム構造体シート状 物2、2’を積層して芯材とし、その両面に板状物3、4を重ね合わせたパネル 1であり、図4(1)は、芯材の突起部を外側として積層したもの、図4(2) は、芯材の突起部を内側として積層したものである。
【0013】 本考案のハニカム構造体シート状物は、(1)例えば、ポリアミド繊維、芳香 族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリビニル アルコール系繊維、アクリル系繊維、セルロースアセテート繊維などの合成繊維 、炭素繊維やガラス繊維などの無機繊維から選ばれた繊維糸、好ましくは切断強 度8g/デニール以上の繊維糸を主体とした総繊度1,000〜15,000デニ ールのマルチフイラメント糸または紡績糸を用いて、例えば、トリコット、ラツ セルの様な経編法、平編、ゴム編の様な緯編法、または平織り法などの製編織法 で、通常目開きが1〜20mmのメッシュ構造の編織布を作り、該編織布をフエノ ール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン系樹脂、 塩化ビニル系樹脂などから選ばれた樹脂、好ましくは熱硬化性樹脂を編織布の重 量に対して20〜120重量%付着させて固定したシート状物。(2)例えば、 切断強度が8g/デニール以上で、融点が200℃以上の高融点繊維糸と、該高 融点繊維糸の融点より少なくとも20℃低い低融点合成繊維糸を10〜50重量 %混繊、混紡あるいは交撚して得た総繊度1,000〜15,000デニールの繊 維糸で、通常目開きが1〜20mmのメッシュ構造の編織布を作り、熱処理して低 融点繊維の熱変形物で編織布を固定したシート状物、または繊維の熱変形物と樹 脂で固定したシート状物。(3)例えば、高融点合成樹脂成分と、該高融点合成 樹脂の融点より少なくとも20℃低い低融点合成樹脂成分とからなる芯鞘型複合 繊維または接合型複合繊維、また該複合繊維の低融点合成樹脂成分の融点より少 なくとも20℃高い高融点繊維を混繊、混紡あるいは交撚して得た総繊度1,0 00〜15,000デニールの繊維糸で、通常目開きが1〜20mmのメッシュ構 造の編織布を作り、熱処理して複合繊維の低融点成分の熱変形物で編織布を固定 したシート状物、または繊維の熱変形物と樹脂で固定したシート状物である。
【0014】 これらシート状物の形状は、コンテナの使用目的や大きさから適宜決定される が、通常深さ5〜50mm、平均横断面積が0.20〜30cm2の突起を1〜200 個/100cm2に深絞り成形してハニカム構造体シート状物としたものである。 更に、このシート状物の突起部を圧縮して20%変形するのに要する圧縮変形強 度が少なくとも30Kg/cm2、好ましくは40Kg/cm2以上を満足させるために、 繊維の太さ、樹脂の選択と付着量並びに硬さの調製などを行う。圧縮変形強度が 小さい場合には、コンテナ収納物あるいは外部からの押力などで変形したり、破 損するなど好ましくない事態をもたらすことがある。なお、平均横断面積は突起 の中間部横断面と絞り口の2カ所の面積の平均値である。
【0015】 ハニカム構造体シート状物は一枚または複数枚積層し、その片面または両面に 板状物を重ね合わせる。用いる板状物は、例えば、通常の樹脂成形板、不織布ま たは不織布と編織布の複合体を樹脂加工した成形板、木質板、金属板、紙の加工 物などから選ばれた板状物であり、該板状物の選択や厚さはコンテナの使用目的 、大きさ、コンテナ構成部位などから適宜選定されるが、従来のコンテナ用部材 よりはるかに薄い板状物で十分であり、通常金属板では0.4〜1mm、樹脂系や 木質では1〜3mmである。そして、ハニカム構造体シート状物と板状物の接合は 超音波法、高周波法などによる熱接着法、接着剤による接着法または両面からね じ止めや鋲止めする方法などで接合することで、軽量で高い圧縮変形強度と靭性 のコンテナ用パネルが得られる。
【0016】 本考案のコンテナの構成は、全面を同一のパネルで構成してもよいが、特に重 量物用には底板部分を太い繊維材料で構成したハニカム構造体シート状物からな るパネル、または他の素材で作ったパネルとしてもよい。そして、パネルの組み 立て固定部は樹脂の成形面フアスナーまたは繊維の編織製面フアスナーを用いた 係合で固定させることによって、組み立て、分解または折り畳みが容易で、折り 畳んだ状態に出っ張りがなく、積み重ねて収納・輸送ができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案のコンテナは軽量で、十分に高い圧縮変形強度と形態安定性を有し、組 み立ておよび折り畳みが容易であるため、収納や輸送が便利である。更に、軽量 化したコンテナができるため、人的作業が容易であるばかりでなく、積載貨物量 を増やすことが可能である。また透視性のものは整理・チェック用などに便利で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパネルの構成斜視図である。
【図2】本考案のコンテナの組み立て方法を例示する図
面である。
【図3】本考案の面フアスナーによるパネルの係合固定
方法を例示する図面である。
【図4】本考案のパネルの他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 パネル、 2、2’ハニカム構造体、 3 板状物、 4 板状物、 5 コンテナ、 6 パネル、 7 上蓋パネル、 8 底板、 9 固定面フアスナー、 10 固定面フアスナー、 11 バンド状面フアスナー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッシュ構造編織布が樹脂で固定され、
    かつ該編織布に深絞り成形により多数の突起部を形成し
    たシート状物の少なくとも一面に板状物を重ね合わせた
    パネルを使用したことを特徴とするコンテナ。
JP7952091U 1991-09-03 1991-09-03 コンテナ Pending JPH0522327U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7952091U JPH0522327U (ja) 1991-09-03 1991-09-03 コンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7952091U JPH0522327U (ja) 1991-09-03 1991-09-03 コンテナ

Publications (1)

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JPH0522327U true JPH0522327U (ja) 1993-03-23

Family

ID=13692257

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JP7952091U Pending JPH0522327U (ja) 1991-09-03 1991-09-03 コンテナ

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JP (1) JPH0522327U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080097A1 (ja) * 2005-01-27 2006-08-03 Shin Nihon Kasei Co., Ltd ハニカム状パネル材とこれを用いた包装用容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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