JPH0522280U - 自動装着可能な塗装面保護シ−ト - Google Patents

自動装着可能な塗装面保護シ−ト

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JPH0522280U
JPH0522280U JP5530591U JP5530591U JPH0522280U JP H0522280 U JPH0522280 U JP H0522280U JP 5530591 U JP5530591 U JP 5530591U JP 5530591 U JP5530591 U JP 5530591U JP H0522280 U JPH0522280 U JP H0522280U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は塗装面保護シ−トに関し、車両の組
立製造ラインにおける塗装後の表面の保護シ−トをロボ
ットにて装着するものである。 【構成】 塗装面を覆うに足る軟質ポリウレタンフォ−
ムシ−トと、略同形状の合成樹脂フィルムシ−ト又は合
成樹脂レザ−とを重ね合せて一体シ−ト基体とし、塗装
面の上端縁に沿う硬質芯材を当該シ−ト上部の縁部に固
着し、かかる芯材より塗装面の上端に掛け止めするフッ
クと自動装着用握持リブを突出させ、一方、当該シ−ト
の下部の縁部に長尺重りを固着したことを特徴とする自
動装着可能な車両塗装面保護シ−トであって、当該保護
シ−トは車両のドア部に使用され、前記握持リブをロボ
ットにて握持して移動し、前記フックをドアのガラス挿
入部に掛け止めするに供される車両塗装面保護シ−ト。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は塗装面保護シ−トに関し、車両の組立製造ラインにおける塗装後の表 面の保護シ−トに係るものである。
【0002】
【従来技術】
自動車や建設機械等の車両の組立製造ラインにあって、躯体表面の塗装が完了 した後に各種内装材が組込まれる。この組込み作業中にあって、作業者が塗装面 に接触したり、組立の内装材が接触したりして傷を付けやすい状況にある。 又、この作業中にゴミ等の付着によって汚れる等の問題があり、このため塗装 面を組立作業終了までカバ−しておく、塗装面保護シ−トが利用されている。 例えば、自動車の塗装面の保護シ−トとしてポリエチレンフォ−ム材に塩化ビ ニルシ−トを貼り合わせ、真空成形等で塗装面である被保護部の形状にほぼ合せ て成形したシ−トが使用されている。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
この従来の塗装面保護シ−トは、側縁部分等にフック材を取り付けておき、被 保護部に取り付けておくものであるが、真空成形等によって被保護面の形状に合 せて癖付けされた成形品であるため、保護部の形状が若干でも異なればこれを使 用することができないという欠点があった。 例えば、乗用車用フェンダ−に形成された塗装面保護シ−トは、若干でも形状 の異なるフェンダ−にもはや利用不可であり、従って、車種別に塗装面保護シ− トを形成しなくてはならないものであった。
【0004】 又、この従来例にあっては、塗装面保護シ−トはフック材による被保護部との 側部の縁における着脱であり、かかる着脱作業に手間取り、又、この取り付けが 完全な位置にないと、例えば斜めに取り付けられたりすると、塗装面保護シ−ト が被保護部の形状に合せた成形品であるが由に密着性が悪く、かえってこの隙間 等にゴミ等が侵入し塗装面を傷つけてしまうことも発生している。 勿論、フック材に負担がかかるため破損しやすく、フック材が一つでも破損す ると破棄処分されることとなっていた。 更に、かかる従来の塗装面保護シ−トはポリエチレンフォ−ムをコア−とした 成形品のため、作業者が組立中に接触していると違和感が大きかった。
【0005】 従って、本出願人は、従来の塗装面保護シ−トの欠点を解決すべく、軟質ポリ ウレタンフォ−ムとシ−トと布地を重ね合わせ、少なくともその端部に磁石を包 み込んで保持した塗装面保護シ−トを既に提供しており、現在、車両の組立ライ ンに広く使用されるようになってきた。 この考案にあって、磁石を使用する点が極めてユニ−クであるが、一部の組立 てラインにおいては更なる改良が要求されている。 これは、磁石が微細な鉄粉等を拾ってしまうからであり、このため、場合によ っては、磁石に拾われたこの鉄粉によって、塗装面が傷つくことも考えられるか らである。 又、一方で、保護シ−ト面の汚れを更に落しやすいものに改良すべきであると の指摘もある。
【0006】 更に言えば、自動車の組立てラインにあって、近年では自動化の割合が進み、 ロボット化率が進んでいる。しかるに、この塗装面保護シ−トの装着作業も例外 ではなく、自動装着が可能な保護シ−トとする必要もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案はかかる要請に基づいて更に改良を進めたものであって、その要旨は次 の通りである。 即ち、本考案は、塗装面を覆うに足る軟質ポリウレタンフォ−ムシ−トと、略 同形状の合成樹脂フィルムシ−ト又は合成樹脂レザ−とを重ね合わせて一体シ− トとし、塗装面の上端縁に沿う硬質芯材を当該シ−ト上部の縁部に固着し、かか る芯材より塗装面の上端に掛け止めするフックと自動装着用握持リブを突出させ 、一方、当該シ−トの下部の縁部に長尺重りを固着したことを特徴とする車両塗 装面保護シ−トであって、好ましくは、ポリウレタンフォ−ムシ−ト表面に布地 を一体に積層した自動装着可能な車両保護シ−トである。
【0008】 そして、前記フックは、一般には芯材の長手方向に一様に突出しており、長尺 重りは、比較的柔軟なゴム様の重りであるのがよい。 ここで言う合成樹脂フィルムシ−ト又は合成樹脂レザ−は、極く一般的なもの でよく、例えば塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン製の柔軟な皮膜 であれば十分である。
【0009】
【作用】
本考案は表面側を合成樹脂フィルムシ−ト又は合成樹脂レザ−とし、被保護部 に面して軟質ポリウレタンフォ−ムシ−トとし、或いはこのシ−トに一体に積層 した生地を対向させたものであって、塗装面に当たりのやわらかい面と、表面に は容易に傷のつかないしかも汚れを簡単にふき取ることができる合成樹脂レザ− 等としたものであって、その効能は高く、更に本考案の特徴としては、塗装面の 上端に沿って、保護シ−トの上端に芯材を固着したものであり、このため、広い 塗装面を確実に広げて覆うことができると共に、この芯材より自動装着用の握持 リブを突出させ、このリブをロボットに握持させて移動し、塗装面の上端にフッ クを掛り止めさせるものであって、従って、保護シ−トを自動的に塗装面に沿っ て広げ、かつ、固定することができるのである。
【0010】 更に、本保護シ−トにあって、風等の影響がないように保護シ−トの下端に長 尺の、好ましくは比較的柔軟な重りを取り付けたものである。 このため、工場内に流れる風の力によっても保護シ−トがめくれあがることは なく、常に一定状態を保ち得るものとなったのである。
【0011】
【具体例】
本考案を更に図面をもって詳細に説明する。 図1は自動車のドアパネル1の一例であって、2が塗装面である。そしてこの ドアパネル1の塗装面2に対して、本考案の保護シ−ト10が装着される。
【0012】 図2はこの保護シ−ト10のA−A線での断面斜視図である。 かかる保護シ−ト10にあっては、厚さ5mmポリウレタンフォ−ムシ−ト1 1に、塩化ビニル樹脂レザ−12がフレ−ムラミネ−ト法によって一体化されて おり、この例では、更にポリウレタンフォ−ムシ−ト11の面に薄いトリコット 生地13が積層され、保護シ−ト10の基体100 をなしている。
【0013】 そして、基体100 の上端には、例えば押出成型品である長尺のポリプロピレ ン製の芯体14が固着されており、この芯体14はその長さが略ドアパネルの枠 の長さとされている。 そして、この芯体14には、ドアパネル1の上端3に掛け止めさせるためにフ ック15が形成されているものである。 このフック15は、芯体14の押出成形時に同時に形成してしまうのが好まし いが、場合によってはごく短いフック15でもよく、更には、芯体14と別体の フック15をもって掛け止めに供してもよい。 この芯体14と保護シ−ト基体100 とは、縫着16した例を示したが、これ には限定されず、接着剤やウエルダ−等によって固着してもよい。
【0014】 そして又、かかる芯体14には、ロボット装置が握持できるようリブ17を形 成したものであって、芯体14の押出成形時に同時に形成してしまうのが好まし いが、場合によってはごく短いリブ17でもよく、更には、芯体14と別体のリ ブ17をもって自動化に供してもよい。
【0015】 又、保護シ−ト基体100 にあって、その下端にはゴム製の柔軟性のある重り 18を封じこめてあり、この例では、保護シ−ト基体100 にて重り18をくる んだ後に縫着19したが、場合によっては、接着剤やウエルダ−処理によって一 体化してもよい。 尚、芯体14は、必ずしもドアパネル1の幅に近い長さを有さず、例えば2本 の芯体14をもってドアパネル1の幅に近い長さを形成してもよく、こうするこ とによって収納時に折り畳むことも可能である。
【0016】 図3にあっては、保護シ−ト基体10の別例を示すものであって、芯体14と 一体固着されるのは保護シ−ト基体100 の合成樹脂レザ−12とトリコット地 13であって、ポリウレタンシ−ト11は芯体14には達していない例である。 このようにすることによって、保護シ−ト10を塗装面に装着した場合、その 芯体14から下側の保護シ−ト基体100 が塗装面に沿って極めて密着した垂れ 下がることができることとなったのである。 そしてこの例では、芯体14とフック15が一体に押出し成形され、これと同 時に自動化用のリブ17も又一体に成形された例を示すものである。このフック 15は大きく湾曲しており、ドアパネル1の上端3全体に覆い被さって保護シ− ト10を装着することとなる。
【0017】
【効果】
本考案にかかる保護シ−トは、以上の通り塗装面にロボットによって簡単に装 着され、かつ、簡単に取りはずしのできる保護シ−トを提供するものであって、 保護シ−ト自体は塗装面に対してなんらのくせづけもないため、各種車両の塗装 面に兼用でき、装着が確実になるばかりでなく、汚れに対しても簡単にこれを洗 い落すことができるため、何回も繰り返し用いることが可能となったもので、装 着作業性がよくなったことと共に、その利用価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は自動車のドアパネルと、保護シ−トの斜
視図である。
【図2】図2は保護シ−トの中央断面図である。
【図3】図3は保護シ−トの別例を示す中央断面図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥ドアパネル 2‥‥塗装面 3‥‥ドアパネル上端 10‥‥保護シ−ト 100 ‥‥保護シ−ト基体 11‥‥ポリウレタンフォ−ムシ−ト 12‥‥合成樹脂レザ− 13‥‥トリコット生地 14‥‥芯体 15‥‥フック 16、19‥‥縫着 17‥‥リブ 18‥‥重り

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装面を覆うに足る軟質ポリウレタンフ
    ォ−ムシ−トと、略同形状の合成樹脂フィルムシ−ト又
    は合成樹脂レザ−とを重ね合せて一体シ−ト基体とし、
    塗装面の上端縁に沿う硬質芯材を当該シ−ト上部の縁部
    に固着し、かかる芯材より塗装面の上端に掛け止めする
    フックと自動装着用握持リブを突出させ、一方、当該シ
    −トの下部の縁部に長尺重りを固着したことを特徴とす
    る自動装着可能な車両塗装面保護シ−ト。
  2. 【請求項2】 合成樹脂レザ−は塩化ビニル樹脂レザ−
    である請求項第1項記載の車両塗装面保護シ−ト。
  3. 【請求項3】 ポリウレタンフォ−ムシ−ト表面に布地
    を一体に積層した請求項第1項記載の車両塗装面保護シ
    −ト。
  4. 【請求項4】 フックは芯材の長手方向に一様に突出し
    た請求項第1項記載の車両用塗装面保護シ−ト。
  5. 【請求項5】 長尺重りは比較的柔軟なゴム様の重りで
    ある請求項第1項記載の車両塗装面保護シ−ト。
  6. 【請求項6】 当該保護シ−トは車両のドア部に使用さ
    れ、前記握持リブをロボットにて握持して移動し、前記
    フックをドアのガラス挿入部に掛け止めした請求項第1
    項記載の車両塗装面保護シ−ト。
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JPH08294648A (ja) * 1996-05-10 1996-11-12 Bridgestone Kaseihin Chubu Hanbai Kk 車両塗装面保護シ−ト
JP2014054990A (ja) * 2013-12-24 2014-03-27 Mitsubishi Motors Corp 車体用保護シート

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