JPH0522276Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0522276Y2
JPH0522276Y2 JP3545487U JP3545487U JPH0522276Y2 JP H0522276 Y2 JPH0522276 Y2 JP H0522276Y2 JP 3545487 U JP3545487 U JP 3545487U JP 3545487 U JP3545487 U JP 3545487U JP H0522276 Y2 JPH0522276 Y2 JP H0522276Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
spray gun
section
central
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3545487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63141660U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3545487U priority Critical patent/JPH0522276Y2/ja
Publication of JPS63141660U publication Critical patent/JPS63141660U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0522276Y2 publication Critical patent/JPH0522276Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は塗装ロボツト等により、自動的にスプ
レーガンを操作し、塗装を行う場合に用いられる
自動スプレーガンに関する。特に操作する側の自
動装置が十分な機能を持たない場合でも、不足部
分を補完する機能を備えた自動スプレーガンとし
て有効利用されるものである。
[従来の技術] 一般に塗装ロボツトは多関節形のプレイバツク
方式のものが用いられていて、その自由度は5軸
又は6軸となつている。腕の上下、左右、前後の
他に手首の上下、左右の5軸に手首の回転を加え
て6軸とするか、又は手首の90°回転を加え5.5軸
として用いられている。この場合、手首の回転
は、塗装用スプレーガンの噴霧パタンを横とする
か縦とするかによつて使われている。
しかし、自由度を増すことは装置の構成、価格
等に影響を与えることになるのは明白で、なるべ
くなら簡単機能で、実質的に同等の働きが可能で
あることが良い。そこでスプレーガンそのものに
パタンの90°回転機能をもたせたものがすでに提
案されている。また、別の案として2丁のスプレ
ーガンを使用し、指令信号によつてそれぞれを使
い分けるものが提案されている。
前者は、スプレーガン全体を回転駆動装置に取
り付け、これを指令信号によつて操作するもので
ある。この場合、一般の自動スプレーガンを使用
することができるが回転駆動部が塗装ロボツトの
先端位置である動作基準点との中間に入り、スプ
レーガン先端までの長さが長くなつてしまう問題
がある。又、必然的に重くなり、動作条件も低下
する。後者は、スプレーガンを2丁使用すること
によるコスト、メンテナンス、作動用空気ホース
の増加等の他、前者と同様重量の問題がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、従来技術において解決されていない
ロボツト先端部の軽量、小形化をはかり、塗装ロ
ボツトの機能を生かし、塗装能力のアツプをはか
ろうとするものである。すなわち、ロボツトの先
端部に設けた自動スプレーガンが第2図Aに示す
如く、中間に回転駆動部を設けた従来の場合、塗
装ロボツトは被塗物に対し、本考案の場合を示す
Bに比べ必要以上に離れた位置からの噴霧が必要
で、同じ動作領域の塗装ロボツトで塗装を行う場
合、第3図Aの如く小さい被塗物の塗装しかでき
なくなる。また回転させる駆動部は、重量が大き
い程、急速な回転は不可能で応答性がおさえられ
てしまう。同様に塗装ロボツトのスピードアツプ
に対しても制限され、高速化、能率アツプをはか
ることが難しい。
[問題点を解決するための手段] 上記の如き従来の問題点を解決するため、本考
案は、スプレーガンの霧化装置を中心霧化部と、
この中心霧化部の外側に回転可動としたパタン調
節部を設け、該パタン調節部を噛み合い歯と小形
のミニシリンダーによつて駆動させたものであ
る。中心霧化部は固定側とし、塗料ノズルと、中
心霧化空気孔を有し、これらはそれぞれ塗料源、
空気源へとつながれている。パタン調節部は、中
心霧化部の先端外周部に軸受を介し、回転可動に
取り付けられ、更にその外周に設けた噛み合い歯
を小形のミニシリンダーと連動するラツクによつ
て駆動し、少なくとも90°以上回転するよう構成
されている。このパタン調節部には、パタンを形
成するための空気噴射孔と該空気噴射孔に空気を
供給する空気供給口が設けられている。
[作用] 以上の構成における自動スプレーガンではスプ
レーパタンの方向を例えば初期位置の横から縦の
方向にする場合、塗装ロボツトからの指令信号に
より作動する小形のミニシリンダー、この小形の
ミニシリンダーと連動して直線的に前進するラツ
クと、このラツクの前進によつて、このラツクの
歯に噛み合つているパタン調節部外周の噛み合い
歯が連動し、パタン調節部を90°回転することに
よつて、パタンの向きを変更することができる。
更にスプレーパタンの方向を再び元の横とする場
合は、塗装ロボツトからの指令信号により、逆の
向きに作動する小形のミニシリンダー、この小形
のミニシリンダーと連動して直線的に後退するラ
ツクと、このラツクの後退によつて、このラツク
の歯に噛み合つているパタン調節部外周の噛み合
い歯が連動し、パタン調節部を90°回転させるこ
とによつて簡単に操作できる。
[実施例] 第1図に本考案の一実施例を概要図で示してい
るが、スプレーガンの本体1は塗装ロボツトの先
端部に固定される。本体1の先端部には塗料ノズ
ル2とその先端外周に霧化用空気を噴射する中心
空気孔3が形成されている。中心空気孔3は着脱
自在の空気キヤツプ4で形成しても、本体1と一
体に形成しても良い。塗料ノズル2内に位置する
ニードル弁5は塗料の噴出を制御するために設け
られたもので、後部は図示されていないが、一体
のエアーピストン弁を駆動し、制御エアーの導入
によつて作動する。これらの中心霧化装置6は従
来の自動スプレーガンに見られる技術と同様であ
り、必要な範囲で各種の構成が可能である。中心
霧化装置の外側は、両側に相対向して設けられ、
噴霧化塗料流の前方中心軸に向かう1対の空気孔
7を有するパタン調節部8が回転可動に配置され
ている。パタン調節部8は、軸受9を介在させて
中心霧化装置6に取り付けられ軽く回転するよう
にしている。また、パタン調節部8を少なくとも
90°回転移動させる手段は、パタン調節の外周に
噛み合い歯10を形成、この噛み合い歯10に噛
み合い往復動するラツク11を設けている。該ラ
ツク11は圧縮エアーによつて往復動する汎用の
小形のミニシリンダー12に連動するよう公知の
方法で固定されている。また、自動スプレーガン
の本体1に対してパタン調節部8を回転させる構
成は、詳細に図示されていないが、本体1に取付
アーム等を介して固定された小形のミニシリンダ
ー12の往復動を利用し、パタン調節部8の噛み
合い歯10を正逆回転移動させる常用された機構
を用いている。また、小形のミニシリンダー12
は塗装区域で使用されるため、防爆等の安全性か
らエア駆動のものが使われているが、安全性を確
保できる小形の駆動源があれば変更しうるもので
ある。さらにパタン調節部8には空気孔7へ圧縮
空気を導入するため空気ホース13が取り付いて
いる。
[考案の効果] 以上の如く、本考案は、霧化装置の外側に配し
たパタン調節部8のみを回転させるため、回転に
よる負荷は軽く、従来の回転駆動装置によるスプ
レーガン全体の回転と異なり反転のスピードを速
くすることが可能となる。しかも小さい駆動力で
よく全体として小形、軽量化がはかれ、塗装ロボ
ツトそのものの先端搭載重量が減少し、その分塗
装ロボツトのスピードアツプ(能率向上)がはか
れる。
また、狭い箱などの内面を塗装する場合でも、
パターンの反転が容易化されると共に動作領域の
有効活用がはかれることによる大形被塗物への対
応も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すスプレーガン
の構成図、第2図は塗装ロボツトに本考案のスプ
レーガンを付けた場合と従来のスプレーガンを付
けた場合の比較図、第3図は同じく本考案のスプ
レーガンを付けた場合と従来のスプレーガンを付
けた場合の塗装ロボツトの動作範囲比較図。 1……スプレーガン本体、6……中心霧化装
置、8……パタン調節部、11……ラツク、12
……小形のミニシリンダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗装用ロボツトの先端に設けられ外部信号によ
    り作動制御される自動スプレーガンにおいて、該
    自動スプレーガンは、中心霧化装置部と、その外
    側に設けられ、両側にパタン形成用空気孔を配し
    たパタン調節部とに分け、パタン調節部には噛み
    合い歯を形成し、さらに、該噛み合い歯と噛み合
    うラツクと該ラツクを往復動させる小形のミニシ
    リンダを有し、塗装用ロボツトからの信号により
    作動する前記小形のミニシリンダによつて、パタ
    ン調節部は中心霧化装置部を中心に少なくとも
    90°回転可動に構成してなる噴霧パタン切換装置
    付自動スプレーガン。
JP3545487U 1987-03-11 1987-03-11 Expired - Lifetime JPH0522276Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3545487U JPH0522276Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3545487U JPH0522276Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63141660U JPS63141660U (ja) 1988-09-19
JPH0522276Y2 true JPH0522276Y2 (ja) 1993-06-08

Family

ID=30844963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3545487U Expired - Lifetime JPH0522276Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0522276Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217346A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 アネスト岩田株式会社 塗装機および塗装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63141660U (ja) 1988-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110778076B (zh) 喷涂装置及喷涂机器人
CN111760713A (zh) 一种车辆自动化智能涂装系统
JP3421992B2 (ja) ロボット塗装装置
JPH053233Y2 (ja)
JPH0522276Y2 (ja)
CN205361774U (zh) 一种移动式涂料喷涂机
CN114472302A (zh) 一种具有高压喷头的自动调节水压清洗设备及其清洗方法
JP3826967B2 (ja) 塗装用ロボット
CN110508428A (zh) 一种自动喷涂机
JP2010051891A (ja) 塗装用ロボット
US5213620A (en) Paint spraying machine
JPH04100564A (ja) メタリック塗料の塗装方法
JPS6333647Y2 (ja)
JP4176371B2 (ja) バンパーの塗装方法並びにその方法を実施するための塗装装置及びワーク供給装置
CN215088283U (zh) 一种伺服喷雾机
JPH0630291Y2 (ja) 塗装用ロボット
JPH10213202A (ja) 揺動ストローク往復動機
CN220247495U (zh) 一种枪架带旋转功能的升降机
CN209174206U (zh) 一种旋转式喷涂仪
JPH044840Y2 (ja)
CN214864681U (zh) 用于喷漆作业的自由度机械手
JPS5827812Y2 (ja) 自動スプレ−ガン塗装装置
CN215917928U (zh) 一种环保车生产用环保喷涂装置
JPH0522306Y2 (ja)
CN208771692U (zh) 一种油漆环形吊挂式喷涂运行架