JP2015217346A - 塗装機および塗装方法 - Google Patents

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克 金子
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Abstract

【課題】 塗料の噴霧方向に直交する断面において径を大きくした円形状とする噴霧パターンを得ることのできる塗装機を提供する。
【解決手段】 空気を混合させて塗料を噴霧する塗装機10であって、塗装機本体20と、塗装機本体20の先端側に配置され、その先端面に形成された塗料噴出口32から塗料を噴出する塗料ノズル30と、塗料ノズル30との間に空気を噴出する環状のスリットSを介して配置され、塗料ノズル30の延長線に交差する方向に空気を噴出させ塗料の噴霧パターンを調整する角(つの)部62を有する空気キャップ60と、を備え、空気キャップ60が、角(つの)部62から空気を噴出させて塗料を噴霧させるときに、塗料ノズル30の周りに回転できる。
【選択図】図2

Description

本発明は塗装機および塗装方法に係り、特に、空気を混合させて塗料を噴霧する塗装機および塗布方法に関する。
この種の塗布機としては、塗装機本体の先端側に、塗料ノズルと空気キャップとを備えたものが知られている。空気キャップは、塗料ノズルとの間に環状のスリットを介して配置され、塗料ノズルの延長線に交差する方向に空気噴出孔を有する一対の角(つの)部を有する。塗料ノズルから塗料を噴出させる際に、前記スリットから空気を噴出させることにより、塗料に空気を混合させて噴霧できるようになっている。また、必要時において、角(つの)部の空気噴出孔から空気を噴出させることによって、噴霧された塗料のパターン(噴霧パターン)を調整できるようになっている。
このようなパターンとして、空気キャップの角(つの)部から空気を噴出させていない場合、塗料の噴霧方向に直交する断面において径が小さい円形状の噴霧パターン(丸吹パターン)となるが、空気キャップの角(つの)部から空気を噴出させた場合、塗料の噴霧方向に直交する断面において扁平な楕円形状の噴霧パターン(平吹パターン)を得ることができる。しかし、このように構成された塗布機は、塗料の噴霧方向に直交する断面において、上述したような丸吹きパターンの径よりも大きくした円形状とする噴霧パターンを得ることができないという不都合を有する。
また、現状エアースプレーガンの丸吹パターン開きは直径30〜60mm程度が一般的で、一部の静電ガンに直径200〜300mmの丸吹パターンが得られる物もあるがイニシャルコストが高く安全面(スパーク、高電圧等)に十分な注意を払う必要がある。また、スプレー塗装で重要視される塗着効率と噴霧パターンの関係では、丸吹パターンは噴霧密度が高く塗着効率の上では平吹きパターンよりも有利な反面、パターン開きが小さいので作業性が悪いという不具合を有する。現状小口径単孔ノズル(ノズル内径0.8〜2.5mm程度)においては丸吹パターンを直径100mm以上に拡大することは技術的に困難である。また、塗面が乾燥する前に塗り重ねすると塗着効率が向上するが平面自動塗装時のコンベアー吹付操作などでは素早い塗り重ねを行うことは困難である。
また、従来のスプレーガンを用いた回転塗布装置は装置が大掛かりでコストもかかり平面自動塗布装置において比較的低コストの回転塗布装置は市場に見当たらない。
なお、本発明に関連する技術として下記特許文献1および2がある。該特許文献1には、パターン調整部を90°回転移動させ、これにより、パターンの向きを変更させる技術が開示されている。特許文献2には、ロボットアームの先端にガンをセット(2丁)し回転塗布を行っている技術が開示されている。
実公平5−022276号公報 特開昭62−0282664号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストで作業効率及び塗着効率の向上を得るために、塗料の噴霧方向に直交する断面において径を大きくした円形状とする噴霧パターンを得ることのできる塗装機および塗装方法を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の塗装機は、空気を混合させて塗料を噴霧する塗装機であって、塗装機本体と、前記塗装機本体の先端側に配置され、その先端面に形成された塗料噴出口から前記塗料を噴出する塗料ノズルと、前記塗料ノズルとの間に前記空気を噴出する環状のスリットを介して配置され、前記塗料ノズルの延長線に交差する方向に空気を噴出させ前記塗料の噴霧パターンを調整する角(つの)部を有する空気キャップと、を備え、前記空気キャップが、前記角(つの)部から空気を噴出させて前記塗料を噴霧させるときに、前記塗料ノズルの周りに回転できることを特徴とする。
(2)本発明の塗装機は、(1)の構成において、前記空気キャップが、前記塗装機本体とベアリングを介して配置され、前記塗料ノズルの周りに回転できることを特徴とする。
(3)本発明の塗装機は、(1)又は(2)の構成において、前記空気キャップが300rpm以下の速度で回転することを特徴とする。
(4)本発明の塗装機は、(1)の構成において、さらに、前記塗装機本体に取付けられる回転駆動部材と、前記空気キャップの外周に取付けられたリング状部材と、を備え、前記回転駆動部材の回転を前記リング状部材を介して前記空気キャップに伝達させ、前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする。
(5)本発明の塗装機は、(1)の構成において、前記空気キャップの外周に取付けられたリング状部材と、前記リング状部材の内周面に沿って形成される空気通路と、前記空気通路に空気を供給する空気供給孔と、前記リング状部材の前記空気通路に連通され、前記空気キャップの径方向に対して角度を有して形成される複数の空気噴出孔と、を備え、空気を、前記空気供給孔、前記空気通路、および空気噴出孔に導出させることによって、前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする。
(6)本発明の塗装機は、(1)の構成において、前記空気キャップの外周に等間隔に取付けられた複数の回転羽根と、前記回転羽根に向け圧縮空気を噴射する空気噴射ノズルと、を備え、前記圧縮空気を、前記回転羽根に向け噴射させることによって、前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする。
(7)本発明の塗装方法は、空気を混合させて塗料を噴霧する塗装方法であって、塗装機本体の先端側に配置された塗料ノズルから前記塗料を噴出し、前記塗料ノズルとの間に環状のスリットを介して配置された空気キャップの前記スリットから、及び前記空気キャップに取付けられ前記塗料ノズルの延長線に交差する方向に空気噴出孔を有する角(つの)部から空気を噴出させるときに、前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする。
(8)本発明の塗装方法は、(7)の構成において、前記空気キャップを300rpm以下の速度で回転させることを特徴とする。
このように構成した塗装機および塗装方法によれば、塗料の噴霧方向に直交する断面において径を大きくした円形状とする噴霧パターンを得ることができるようになる。従って、空気キャップを連続回転させながら移動塗装することによりたとえば直径300mm以上の広範囲な塗布幅が得られると共に空気キャップの回転速度の調整により塗り重ね条件(濡れた箇所を複数回塗布)を良くして塗着効率向上が図れる。
本発明の塗装機の実施形態1を示す断面図である。 本発明の塗装機の実施形態1を先端側から観た正面図である。 本発明の塗装機の実施形態1を後端側から観た背面図である。 空気キャップの各角(つの)部からの空気噴出の有無によって調整される塗料の噴霧パターンを示す図である。 本発明の塗装機によって得られる噴霧パターンを示す図である。 本発明の塗装機の実施形態2を示す断面図である。 本発明の塗装機の実施形態3を示し、塗装機を三方向から観た図面である。 本発明の塗装機の実施形態4を示し、本発明を手持ち式スプレーガンに適用した図面である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明の塗装機10の実施形態1を示す断面図である。図2は、本発明の塗装機10の実施形態1を先端側から観た正面図、図3は、本発明の塗装機10の実施形態1を後端側から観た背面図である。なお、図1は、図2のI−I線における断面図に相当する。
図1において、塗装機本体20があり、塗装機本体20の先端側(図中左側)には塗料ノズル30が配置されている。この塗料ノズル30には塗装機本体20の先端部の下部に形成された塗料供給口22を通して塗料が導入されるようになっている。塗料ノズル30には、その中心軸上にニードル24が配置され、ニードル24は、通常時おいて、塗料ノズル30の先端面の塗料噴出口32を閉塞し、後方への移動で塗料ノズル30内の塗料を塗料噴出口32から噴出させるようになっている。
ニードル24の上述した移動は、塗装機本体20の後端側の下部に形成されたピストン作動用の空気導入口26(以下、第1空気導入口26と称する)からの空気導入によってなされるようになっている。すなわち、ニードル24は、塗装機本体20の後端側への延在部にピストン40が取り付けられ、該ピストン40はスプリング42によってニードル24が塗料ノズル30の塗料噴出口32を閉塞する方向に付勢されている。そして、第1空気導入口26から空気が導入されることにより、ピストン40が押圧されスプリング42の付勢力に抗して後方に移動し、それにともない、ニードル24は該塗料噴出口32を開放させるように移動する。
また、塗装機本体20の後端側の下部には霧化用の空気を導入させる空気導入口28(以下、第2空気導入口28と称する)が取り付けられ、第2空気導入口28からの空気は該ピストン40の後方への移動(第1空気導入口26からの空気導入によってなされる)によって形成される通路52を通して空気経路50に導かれ、塗料ノズル30と後述する空気キャップ60の間の環状のスリットSを通して空気が噴出されるようになっている。スリットS(図2参照)からの空気の噴出は、塗料ノズル30の塗料噴出口32からの塗料の噴出と同時になされ、該塗料噴出口32からの塗料に空気が混合され、塗料は霧化されて噴出されるようになっている。
空気キャップ60は、塗料ノズル30の間に上述のスリットSを介して配置され、塗料ノズルの延長線に交差する方向に空気噴出孔62Aが形成された一対の角(つの)部62を備えて形成されている。一対の角(つの)部62は、図2に示すように、塗料ノズル30を間にして対向して配置され、それぞれの空気噴出孔62Aは塗料ノズルの延長線のほぼ同一の箇所に向けて形成されている。空気キャップ60は、上述したように塗料ノズル30の間のスリットSを通して空気を噴出させ、また、必要に応じて、各角(つの)部62の空気噴出孔62Aを通して空気を噴出させるようになっている。各角(つの)部62からの空気噴出は、塗料ノズル30からの塗料の噴霧パターンを調整できるようになっている。すなわち、図4(a)は、左側において、空気キャップ60の角(つの)部62からの空気噴出が無い場合の噴霧パターンを示し、右側において、該噴霧パターンの断面図を示している。図4(a)に示す噴霧パターンは、細かい箇所への塗装に適するパターンとなる。また、図4(b)は、空気キャップ60の角(つの)部62からの空気噴出が有る場合の噴霧パターンを示し、右側において、該噴霧パターンの断面図を示している。図4(b)に示す噴霧パターンは、平面や広い面積への塗装に適するパターンとなる。
図1に戻り、空気キャップ60の各角(つの)部62における空気噴出は、空気経路50からの空気が調整弁70を通してなされるようになっている。調整弁70は、塗装機本体20に取付けられた調整つまみ72の回転によって軸方向に移動する弁棒74の先端が、空気経路50と各角(つの)部62の空気噴出孔62Aとを連結する通路を開閉するようになっている。これにより、空気キャップ60の各角(つの)部62における空気噴出は、必要時において、調整つまみ72を操作することによって行うことができるようになっている。
そして、空気キャップ60は、塗料ノズル30の周りの塗装機本体20とベアリング80を介して配置され、これにより、空気キャップ60は、角(つの)部62とともに、塗料ノズル30の中心軸の周りに滑らかに回転できる状態になっている。
空気キャップ60は、この実施形態1の場合、塗装機本体20に取付けられたたとえば周知のエアーモータ90からなる回転駆動部材によって回転できるようになっている。すなわち、図2、図3に示すように、エアーモータ90は、接続部材92(図3参照)を介して塗装機本体20に並設され、その回転軸94は塗装機本体20の先端側に突出して設けられている。エアーモータ90の回転軸94には、図2に示すように、平歯車96(以下、第1ギヤ96と称する)が取り付けられている。また、空気キャップ60はその外周にリング状部材64がとりつけられ、このリング状部材64は、その外周にギヤが形成されたリング状ギヤとなっている。第1ギヤ96は、リング状部材64(以下、第2ギヤ64と称する)と同一平面上に位置づけられ、第2ギヤ64に噛合されるようになっている。
なお、エアーモータ90は、周知の構造からなるもので、複数のベーン96’が組み込まれたロータとハウジングから構成されたモータ部と、出力を回転軸94に伝達する減速遊星歯車装置を一体に組み込んだ構造からなっている。なお、図2、図3では、エアーモータ90には、ロータを回転するための空気の供給口98Aと排出口98Bが備えられていることを示している。
空気の供給によって、エアーモータ90は駆動され、その回転軸94の回転は第1ギヤ96および第2ギヤ64を介して空気キャップ60に伝達され、空気キャップ60は各角(つの)部62とともに塗料ノズル30の周りに回転できるようになっている。空気キャップ60の回転は、たとえば、300rpm以下の速度で回転するようになっている。
この場合、図5に示すように、空気キャップ60を回転(図中α方向)させながら、塗料ノズル30から塗料を噴霧させ、角(つの)部62から空気を噴出させるようにすることにより、塗料ノズル30からの塗料の噴霧パターンが図中β方向に回転されることから大口径の円形状に調整できるようになる。なお、図5は、左側において、噴霧パターンを示し、右側において、該噴霧パターンの断面図を示している。該断面図から明らかなように、塗料の噴霧方向に直交する断面において径を大きくした円形状とする事ができるようになる。さらにこの実施形態は電気を使わない空気駆動型の回転駆動部材を使用するので塗装室内の防爆安全性が保たれるようになる。
なお、図1ないし3の場合、エアーモータ90の回転をギヤ(第1ギヤ96および第2ギヤ64)を介して空気キャップ60に伝達させるようにしたものであるが、これに限定されることはなく、たとえば摩擦車を介してエアーモータ90の回転を空気キャップ60に伝達させるようにしてもよいことはもちろんである。又、エアーモータ90を用いることなく、一般の回転駆動部材を用いて空気キャップ60を回転するようにしてもよいことは勿論である。
(実施形態2)
図6(a)、(b)、(c)は、本発明の塗装機10の実施形態2を示す構成図である。図6(a)は、塗装機10の塗装機本体20の先端側を示した断面図である。図6(b)は、塗装機本体20の空気キャップ60を正面から観た図である。図6(c)は、図6(a)のc−c線における断面図である。なお、実施形態2に示す塗装機10は、塗装機本体20にエアーモータ90のような回転駆動部材が取り付けられていない構成となっている。
図6(a)において、塗装機本体20は実施形態1で示した塗装機本体20とほぼ同じ構成となっている。また、空気キャップ60においても、塗装機本体20にベアリング80を介して配置され、塗料ノズル30の中心軸の周りに滑らかに回転できる状態となっている。そして、空気キャップ60の外周にはリング状部材64’が取り付けられている。リング状部材64’は内周面の周方向沿って形成される環状の空気通路64’Rを有し、該空気通路64’Rは空気供給孔64’Pから空気が供給されるようになっている。空気供給孔64’Pは、空気キャップ60の各角(つの)部62の空気噴出孔62Aに連通する通路に連結されている。そして、空気通路64’Rには、その周方向に等間隔に配置されたたとえば4か所において、それぞれ、空気通路64’Rの接線方向に延在する(空気キャップ60の径方向に対して角度を有して形成される)空気導出孔64’Qが形成されている。
これにより、調整弁70を介して供給される空気は、空気キャップ60の空気供給孔64’Pに分岐され、リング状部材64’の空気通路64’Rを通して各空気導出孔64’Qからリング状部材64’の径方向と直交する方向へ導出(噴出)されるようになる。これにより、リング状部材64’は、空気の噴出方向と逆の方向に力を受け、空気キャップ60とともに、塗料ノズル30の周りを回転するようになる。
このようにした場合、エアーモータ90のような回転駆動部材が取り付けられていなくても、空気キャップ60を回転させることができ、実施形態1と同様に、塗料の噴霧方向に直交する断面において径を大きくした円形状とする噴霧パターンを得ることができる。
(実施形態3)
図7は本発明の塗装機10の実施形態3を示す構造図である。
図7(a)は上面図、図7(b)は正面図、図7(c)は側面図である。上述した各実施形態1又は2の構成と異なる部分は、まず、空気キャップ60が塗料ノズル30の周りに回転自在に取り付けられ、この空気キャップ60の外周に複数(図ではたとえば4個)の回転羽根100が等間隔に取付けられている。なお、空気キャップ60は、上述したベアリング80(図6(a)参照)を介して塗装機本体20に取付けられ、図中ベアリング80を被うカバー(ベアリングカバー)を符号81で示している。
そして、空気キャップ60の近傍には、塗装機本体20とステー120を介して支持された空気噴射ノズル110が配置されている。空気噴射ノズル110には、第2空気導入口28に設けられた圧力調節弁からなるスピードコントローラ130、及び空気パイプ131を通して圧縮空気が供給され、空気噴射ノズル110から噴射される圧縮空気は空気キャップ60の回転羽根100に吹付けられるようになっている。これにより、空気キャップ60は、塗料ノズル30の周りに回転するようになっている。
この場合、スピードコントローラ130の調節によって、空気噴射ノズル110からの空気流量を制御でき、空気キャップ60の回転速度を調整できるようになっている。
このように構成した場合にも、実施形態1、2に示したと同様の効果を得ることができるようになる。
(実施形態4)
実施形態1ないし3では、いわゆるガンタイプのものでない塗装機について説明したものである。しかし、図8に示すように、たとえば手持ち式のスプレーガンからなる塗装機であっても適用できることはいうまでもない。
図8に示すように、手持ち式のスプレーガン10’は、把持部140が設けられているとともに、ニードル24(図1参照)等を操作する引金150等が設けられた構成となっている。
なお、図8は、実施形態3に示したように、回転羽根100、空気噴射ノズル110等が備えられた塗装機(ガンタイプのものでない)10を、手持ち式のスプレーガン10’に応用した図となっている。
(実施形態5)
実施形態1ないし4は、いずれも塗装機について説明したものである。しかし、これに限定されることはなく、同様の趣旨の塗装方法にも適用することができる。
すなわち、空気を混合させて塗料を噴霧する塗装方法であって、塗装機本体20の先端側に配置された塗料ノズル30から塗料を噴出し、塗料ノズル30との間に環状のスリットSを介して配置された空気キャップ60のスリットSから、及び空気キャップ60に取付けられ塗料ノズル30の延長線に交差する方向に空気噴出孔62Aを有する角(つの)部62から空気を噴出させるときに、空気キャップ60を塗料ノズル30の周りに回転させるようにした塗布方法として把握することができる。この場合、空気キャップ60は、300rpm以下の速度で回転させることが好ましい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない事は言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 塗装機
10’ スプレーガン
20 塗装機本体
22 塗料供給口
24 ニードル
26 第1空気導入口
28 第2空気導入口
30 塗料ノズル
32 塗料噴出口
40 ピストン
42 スプリング
50 空気経路
60 空気キャップ
62 角(つの)部
62A 空気噴出孔
64 リング状部材(第2ギヤ)
64’ リング状部材
64’P 空気供給孔
64’R 空気通路
64’Q 空気導出孔
70 調整弁
72 調整つまみ
74 弁棒
80 ベアリング
81 ベアリグカバー
90 エアーモータ(回転駆動部材)
92 接続部材
94 回転軸
96 平歯車(第1ギヤ)
96’ ベーン
98A 空気の供給口
98B 空気の排出口
100 回転羽根
110 空気噴射ノズル
120 ステー
130 スピードコントローラー
140 把持部
150 引金

Claims (8)

  1. 空気を混合させて塗料を噴霧する塗装機であって、
    塗装機本体と、
    前記塗装機本体の先端側に配置され、その先端面に形成された塗料噴出口から前記塗料を噴出する塗料ノズルと、
    前記塗料ノズルとの間に前記空気を噴出する環状のスリットを介して配置され、前記塗料ノズルの延長線に交差する方向に空気を噴出させ前記塗料の噴霧パターンを調整する角(つの)部を有する空気キャップと、
    を備え、
    前記空気キャップが、前記角(つの)部から空気を噴出させて前記塗料を噴霧させるときに、前記塗料ノズルの周りに回転できることを特徴とする塗装機。
  2. 前記空気キャップが、前記塗装機本体とベアリングを介して配置され、前記塗料ノズルの周りに回転できることを特徴とする請求項1に記載の塗装機。
  3. 前記空気キャップが300rpm以下の速度で回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の塗装機。
  4. さらに、
    前記塗装機本体に取付けられる回転駆動部材と、
    前記空気キャップの外周に取付けられたリング状部材と、
    を備え、
    前記回転駆動部材の回転を前記リング状部材を介して前記空気キャップに伝達させ、前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする請求項1に記載の塗装機。
  5. 前記空気キャップの外周に取付けられたリング状部材と、
    前記リング状部材の内周面に沿って形成される空気通路と、
    前記空気通路に空気を供給する空気供給孔と、
    前記リング状部材の前記空気通路に連通され、前記空気キャップの径方向に対して角度を有して形成される複数の空気導出孔と、
    を備え、
    空気を、前記空気供給孔、前記空気通路、および空気導出孔に導出させることによって、前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする請求項1に記載の塗装機。
  6. 前記空気キャップの外周に等間隔に取付けられた複数の回転羽根と、
    前記回転羽根に向け圧縮空気を噴射する空気噴射ノズルと、
    を備え、
    前記圧縮空気を、前記回転羽根に向け噴射させることによって、
    前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする請求項1に記載の塗装機。
  7. 空気を混合させて塗料を噴霧する塗装方法であって、
    塗装機本体の先端側に配置された塗料ノズルから前記塗料を噴出し、
    前記塗料ノズルとの間に環状のスリットを介して配置された空気キャップの前記スリットから、及び前記空気キャップに取付けられ前記塗料ノズルの延長線に交差する方向に空気噴出孔を有する角(つの)部から空気を噴出させるときに、
    前記空気キャップを前記塗料ノズルの周りに回転させることを特徴とする塗装方法。
  8. 前記空気キャップを300rpm以下の速度で回転させることを特徴とする請求項7に記載の塗装方法。
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