JPH05222312A - 熱可塑性合成樹脂用着色剤組成物 - Google Patents
熱可塑性合成樹脂用着色剤組成物Info
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- JPH05222312A JPH05222312A JP2420092A JP2420092A JPH05222312A JP H05222312 A JPH05222312 A JP H05222312A JP 2420092 A JP2420092 A JP 2420092A JP 2420092 A JP2420092 A JP 2420092A JP H05222312 A JPH05222312 A JP H05222312A
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- pigment
- synthetic resin
- thermoplastic synthetic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】着色剤の合成樹脂に対する分散性を十分満足さ
せて、なおかつ飛散性の無い顆粒状の熱可塑性合成樹脂
用着色剤組成物を提供すること。 【構成】顔料、油溶性染料またはそれらの混合物100
重量部に対して、平均粒子径100〜800μmの球状
ポリエチレンワックス2〜4000重量部および非イオ
ン系界面活性剤0.2〜40重量部を配合してなること
を特徴とする。非イオン系界面活性剤が粘着剤の働きを
して、球状ポリエチレンワックスの粒子の表面に微粉末
状の顔料等を均一に付着させ、機械的な加熱造粒をしな
くても、一般的な高速混合ミキサーで混合するだけで、
飛散性がなく、しかも熱可塑性合成樹脂への分散性に優
れた着色剤組成物を得ることができる。
せて、なおかつ飛散性の無い顆粒状の熱可塑性合成樹脂
用着色剤組成物を提供すること。 【構成】顔料、油溶性染料またはそれらの混合物100
重量部に対して、平均粒子径100〜800μmの球状
ポリエチレンワックス2〜4000重量部および非イオ
ン系界面活性剤0.2〜40重量部を配合してなること
を特徴とする。非イオン系界面活性剤が粘着剤の働きを
して、球状ポリエチレンワックスの粒子の表面に微粉末
状の顔料等を均一に付着させ、機械的な加熱造粒をしな
くても、一般的な高速混合ミキサーで混合するだけで、
飛散性がなく、しかも熱可塑性合成樹脂への分散性に優
れた着色剤組成物を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛散性がなく、合成樹
脂に対する分散性に優れた熱可塑性合成樹脂用着色剤組
成物に関する。
脂に対する分散性に優れた熱可塑性合成樹脂用着色剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】熱可塑性合成樹脂の着色に
使用される着色方法としては、ドライカラー、マスター
バッチ、リキッドカラー等を用いる方法が知られている
が、これらのうちドライカラーは、染顔料を金属石けん
類やワックス類等の粉末と単に混合したもので一般に安
価であるが、合成樹脂に対する分散性にやや難点があ
り、微粉末状で飛散しやすいことも大きな欠点である。
使用される着色方法としては、ドライカラー、マスター
バッチ、リキッドカラー等を用いる方法が知られている
が、これらのうちドライカラーは、染顔料を金属石けん
類やワックス類等の粉末と単に混合したもので一般に安
価であるが、合成樹脂に対する分散性にやや難点があ
り、微粉末状で飛散しやすいことも大きな欠点である。
【0003】一般に微粉末状物質の飛散性を防止し取り
扱いを容易にする有効な方法として、溶剤やワックス類
等の媒体を微粉末状物質と混合して機械的に造粒し顆粒
状化する方法が知られている。かような顆粒状化方法
は、医薬品、食品など多くの分野で各種の造粒法により
行われているが、着色剤の場合には顆粒状化によって合
成樹脂に対する分散性が著しく悪くなり、成形品の外
観、色ムラ、カラースペック等の問題が起こりやすい欠
点を有している。この分散性を改良するために、易崩壊
性の顆粒とし、使用時の合成樹脂原料との混合衝撃で顆
粒を崩壊させる方法も提案されているが、混合衝撃によ
り顆粒が崩壊した後は微粉末状に戻るため通常のドライ
カラーと同じようになってしまい、飛散防止効果が不完
全となる。
扱いを容易にする有効な方法として、溶剤やワックス類
等の媒体を微粉末状物質と混合して機械的に造粒し顆粒
状化する方法が知られている。かような顆粒状化方法
は、医薬品、食品など多くの分野で各種の造粒法により
行われているが、着色剤の場合には顆粒状化によって合
成樹脂に対する分散性が著しく悪くなり、成形品の外
観、色ムラ、カラースペック等の問題が起こりやすい欠
点を有している。この分散性を改良するために、易崩壊
性の顆粒とし、使用時の合成樹脂原料との混合衝撃で顆
粒を崩壊させる方法も提案されているが、混合衝撃によ
り顆粒が崩壊した後は微粉末状に戻るため通常のドライ
カラーと同じようになってしまい、飛散防止効果が不完
全となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように現在知ら
れている顆粒状着色剤は各々の欠点のために巾広い用途
に使用できないのが現状である。そこで本発明は、着色
剤の合成樹脂に対する分散性を十分満足させて、なおか
つ飛散性の無い顆粒状の熱可塑性合成樹脂用着色剤組成
物を提供することを目的としてなされたものである。
れている顆粒状着色剤は各々の欠点のために巾広い用途
に使用できないのが現状である。そこで本発明は、着色
剤の合成樹脂に対する分散性を十分満足させて、なおか
つ飛散性の無い顆粒状の熱可塑性合成樹脂用着色剤組成
物を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決する手段】すなわち本発明は、顔料、油溶
性染料またはそれらの混合物(以下これらを総称して
“顔料等”と略記する)100重量部に対し、平均粒径
100〜800μmの球状ポリエチレンワックス2〜4
000重量部および非イオン系界面活性剤0.2〜40
重量部を配合してなることを特徴とする顆粒状の熱可塑
性合成樹脂用着色剤組成物である。
性染料またはそれらの混合物(以下これらを総称して
“顔料等”と略記する)100重量部に対し、平均粒径
100〜800μmの球状ポリエチレンワックス2〜4
000重量部および非イオン系界面活性剤0.2〜40
重量部を配合してなることを特徴とする顆粒状の熱可塑
性合成樹脂用着色剤組成物である。
【0006】本発明においては、非イオン系界面活性剤
が粘着剤の働きをして、球状ポリエチレンワックスの粒
子の表面に微粉末状の顔料等を均一に付着させ、機械的
な加熱造粒をしなくても、一般的な高速混合ミキサーで
混合するだけで、飛散性がなく、しかも熱可塑性合成樹
脂への分散性に優れた着色剤組成物を得ることができ
る。
が粘着剤の働きをして、球状ポリエチレンワックスの粒
子の表面に微粉末状の顔料等を均一に付着させ、機械的
な加熱造粒をしなくても、一般的な高速混合ミキサーで
混合するだけで、飛散性がなく、しかも熱可塑性合成樹
脂への分散性に優れた着色剤組成物を得ることができ
る。
【0007】本発明における顔料等は、熱可塑性合成樹
脂の着色に使用できる適性を有する顔料や油溶性染料で
あれば全て使用できる。例えば、酸化チタン、カーボン
ブラック、群青、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化クロム、焼成
顔料等の無機顔料、アゾ系、イソインドリノン系、キナ
クリドン系、フタロシアニン系、ペリレン系等の有機顔
料、アゾ系、アンスラキノン系、ピラゾロン系、ペリノ
ン系、複素環系等の染料が挙げられる。これらの顔料等
は、着色後の熱可塑性合成樹脂製品の使用用途に応じ
て、耐熱性、耐候性、耐薬品性、耐移行性等の適性を有
するものを選択使用することができる。又、使用用途に
適した体質顔料として硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭
酸カルシウム、シリカ、アルミナ、タルク、クレー等、
あるいは雲母、金属粉末等も使用できる。
脂の着色に使用できる適性を有する顔料や油溶性染料で
あれば全て使用できる。例えば、酸化チタン、カーボン
ブラック、群青、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化クロム、焼成
顔料等の無機顔料、アゾ系、イソインドリノン系、キナ
クリドン系、フタロシアニン系、ペリレン系等の有機顔
料、アゾ系、アンスラキノン系、ピラゾロン系、ペリノ
ン系、複素環系等の染料が挙げられる。これらの顔料等
は、着色後の熱可塑性合成樹脂製品の使用用途に応じ
て、耐熱性、耐候性、耐薬品性、耐移行性等の適性を有
するものを選択使用することができる。又、使用用途に
適した体質顔料として硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭
酸カルシウム、シリカ、アルミナ、タルク、クレー等、
あるいは雲母、金属粉末等も使用できる。
【0008】顆粒状化する顔料等とは別に、熱可塑性合
成樹脂中で顔料等をより一層良好に分散させるために、
必要に応じて分散剤を使用してもよい。かような分散剤
としては、従来から熱可塑性合成樹脂用着色剤の製造に
一般的に使用されている公知の分散剤が使用できる。例
えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、オク
チル酸、リシノール酸、オレイン酸、ナフテン酸等の中
・高級脂肪酸、これら脂肪酸のマグネシウム、亜鉛、カ
ルシウム、アルミニウム、カリウム、バリウム、リチウ
ム、カドミウム、ストロンチウム、錫等の金属塩及びア
マイド、さらにはポリエチレンワックス等のワックス類
が挙げられ、これらの1種または2種以上を混合して用
いることができる。
成樹脂中で顔料等をより一層良好に分散させるために、
必要に応じて分散剤を使用してもよい。かような分散剤
としては、従来から熱可塑性合成樹脂用着色剤の製造に
一般的に使用されている公知の分散剤が使用できる。例
えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、オク
チル酸、リシノール酸、オレイン酸、ナフテン酸等の中
・高級脂肪酸、これら脂肪酸のマグネシウム、亜鉛、カ
ルシウム、アルミニウム、カリウム、バリウム、リチウ
ム、カドミウム、ストロンチウム、錫等の金属塩及びア
マイド、さらにはポリエチレンワックス等のワックス類
が挙げられ、これらの1種または2種以上を混合して用
いることができる。
【0009】本発明において特長的な役割を果す球状ポ
リエチレンワックスは、一般にポリエチレンワックス、
合成ワックスとして知られているもので、通常分子量5
00〜10,000のエチレン低重合体である。本発明
で使用できる球状ポリエチレンワックスは、本発明の着
色剤組成物を用いて着色される熱可塑性合成樹脂への分
散適性を有し、顔料等との混合工程の発熱で溶融しない
融点を有するものであれば、平均分子量や密度に特に制
限されることなく使用できる。特に本発明においては、
平均粒径100〜800μm、好ましくは200〜50
0μmの球状ポリエチレンワックスを使用する必要があ
る。平均粒径が100μmより小さいファインパウダー
あるいはマイクロパウダーであると飛散しやすくなり、
800μmより大きいと良好な顆粒状とはならず、着色
剤の付着ムラが生じる。球状ポリエチレンワックスの配
合量は、顔料等100重量部に対して球状ポリエチレン
ワックス2〜4000重量部とする。球状ポリエチレン
ワックスの配合量が2重量部より少ないと顔料等の飛散
防止効果が不充分であり、一方、4000重量部を超え
て配合することは飛散防止効果上は意味がなく、コスト
その他からは有害無益である。
リエチレンワックスは、一般にポリエチレンワックス、
合成ワックスとして知られているもので、通常分子量5
00〜10,000のエチレン低重合体である。本発明
で使用できる球状ポリエチレンワックスは、本発明の着
色剤組成物を用いて着色される熱可塑性合成樹脂への分
散適性を有し、顔料等との混合工程の発熱で溶融しない
融点を有するものであれば、平均分子量や密度に特に制
限されることなく使用できる。特に本発明においては、
平均粒径100〜800μm、好ましくは200〜50
0μmの球状ポリエチレンワックスを使用する必要があ
る。平均粒径が100μmより小さいファインパウダー
あるいはマイクロパウダーであると飛散しやすくなり、
800μmより大きいと良好な顆粒状とはならず、着色
剤の付着ムラが生じる。球状ポリエチレンワックスの配
合量は、顔料等100重量部に対して球状ポリエチレン
ワックス2〜4000重量部とする。球状ポリエチレン
ワックスの配合量が2重量部より少ないと顔料等の飛散
防止効果が不充分であり、一方、4000重量部を超え
て配合することは飛散防止効果上は意味がなく、コスト
その他からは有害無益である。
【0010】本発明に使用する非イオン系界面活性剤
は、前述したように顔料等の微粉末を球状ポリエチレン
ワックスの粒子表面に均一に付着させるための粘着剤と
して作用するものであり、一般的な非イオン系界面活性
剤が使用できる。効果的な非イオン系界面活性剤として
はポリオキシエチレン(4〜50モル)アルキル(炭素
原子数4個以上)フェニルエーテルであり、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルのヒドロキシル価11
0〜130のものが好ましく使用できる。非イオン系界
面活性剤の配合量は、顔料等100重量部に対して0.
2〜40重量部とする。0.2重量部より少ないと顔料
等の球状ポリエチレンワックス粒子表面への付着が効果
的になされず飛散防止効果が不充分となる。40重量部
より多いと飛散防止効果はあるが、着色剤組成物全体が
潤性に過ぎ、顆粒としての易流動性に欠け、取り扱う上
において好ましくない。
は、前述したように顔料等の微粉末を球状ポリエチレン
ワックスの粒子表面に均一に付着させるための粘着剤と
して作用するものであり、一般的な非イオン系界面活性
剤が使用できる。効果的な非イオン系界面活性剤として
はポリオキシエチレン(4〜50モル)アルキル(炭素
原子数4個以上)フェニルエーテルであり、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルのヒドロキシル価11
0〜130のものが好ましく使用できる。非イオン系界
面活性剤の配合量は、顔料等100重量部に対して0.
2〜40重量部とする。0.2重量部より少ないと顔料
等の球状ポリエチレンワックス粒子表面への付着が効果
的になされず飛散防止効果が不充分となる。40重量部
より多いと飛散防止効果はあるが、着色剤組成物全体が
潤性に過ぎ、顆粒としての易流動性に欠け、取り扱う上
において好ましくない。
【0011】本発明の着色剤組成物を製造するに際して
は、先ず顔料等と球状ポリエチレンワックスとを均一に
混合する。この時、必要に応じて分散剤を添加する。混
合するための機器は、一般ドライカラー製造に使用され
る混合機であればどんな形式のものでもよいが、高速混
合機を用いることが望ましい。次いでこの混合物にさら
に非イオン系界面活性剤を添加して高速混合機で混合す
ることによって、目的の顆粒状の着色剤組成物を得るこ
とができる。
は、先ず顔料等と球状ポリエチレンワックスとを均一に
混合する。この時、必要に応じて分散剤を添加する。混
合するための機器は、一般ドライカラー製造に使用され
る混合機であればどんな形式のものでもよいが、高速混
合機を用いることが望ましい。次いでこの混合物にさら
に非イオン系界面活性剤を添加して高速混合機で混合す
ることによって、目的の顆粒状の着色剤組成物を得るこ
とができる。
【0012】本発明の熱可塑性合成樹脂用着色剤には、
上記した各成分の他に、通常使用されている熱安定剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤等を必要に応じて適
宜添加してもよい。
上記した各成分の他に、通常使用されている熱安定剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤等を必要に応じて適
宜添加してもよい。
【0013】
【実施例】下記の実施例により本発明を更に詳細に説明
する。なお実施例および比較例中の“部”および“%”
は各々重量部および重量%を表わす。
する。なお実施例および比較例中の“部”および“%”
は各々重量部および重量%を表わす。
【0014】実施例1 酸化チタン79.2部、ピラゾロン系染料5.2部、ペ
リノン系染料4.5部およびカーボンブラック11.1
部からなる顔料等の合計100部と、球状ポリエチレン
ワックス(ヘキストワックス“PE520”パウダー、
平均粒径400〜500μm)37部とをヘンシェルミ
キサー(三井三池化工機(株)製)で3分間混合し均一
になったことを確認してから、非イオン系界面活性剤
(“Value 3706”丸菱油化工業(株)製)
0.7部を添加し、さらに1分間高速回転にて混合して
顆粒状着色剤組成物を得た。
リノン系染料4.5部およびカーボンブラック11.1
部からなる顔料等の合計100部と、球状ポリエチレン
ワックス(ヘキストワックス“PE520”パウダー、
平均粒径400〜500μm)37部とをヘンシェルミ
キサー(三井三池化工機(株)製)で3分間混合し均一
になったことを確認してから、非イオン系界面活性剤
(“Value 3706”丸菱油化工業(株)製)
0.7部を添加し、さらに1分間高速回転にて混合して
顆粒状着色剤組成物を得た。
【0015】得られた着色剤組成物2部とポリスチレン
樹脂ペレット(三菱化成ポリテック(株)製“ダイヤレ
ックスHF−77”70%、“ダイヤレックスHT−8
8”30%)500部とを小型ブレンダーで混合し、ス
クリューインライン射出成形機でプレートを成形した。
顆粒状着色剤組成物の計量、運搬、混合、成形機への投
入の取り扱いに際して飛散は全く見られず、成形プレー
トは分散性のよい均一なブラウン色に着色されたものが
得られた。
樹脂ペレット(三菱化成ポリテック(株)製“ダイヤレ
ックスHF−77”70%、“ダイヤレックスHT−8
8”30%)500部とを小型ブレンダーで混合し、ス
クリューインライン射出成形機でプレートを成形した。
顆粒状着色剤組成物の計量、運搬、混合、成形機への投
入の取り扱いに際して飛散は全く見られず、成形プレー
トは分散性のよい均一なブラウン色に着色されたものが
得られた。
【0016】実施例2 酸化チタン99.976部、チタンイエロー0.02
部、弁柄0.004部からなる顔料等の合計100部
と、球状ポリエチレンワックス(ヘキストワックス“P
E520”パウダー、平均粒径300〜400μm)
5.5部と、分散剤(ステアリン酸マグネシウム)1
1.1部とをスーパーミキサー((株)カワタ製)で3
分間混合したのち、非イオン系界面活性剤(“Valu
e 3706”)0.6部を添加し、さらに1分間混合
して顆粒状着色剤組成物を得た。
部、弁柄0.004部からなる顔料等の合計100部
と、球状ポリエチレンワックス(ヘキストワックス“P
E520”パウダー、平均粒径300〜400μm)
5.5部と、分散剤(ステアリン酸マグネシウム)1
1.1部とをスーパーミキサー((株)カワタ製)で3
分間混合したのち、非イオン系界面活性剤(“Valu
e 3706”)0.6部を添加し、さらに1分間混合
して顆粒状着色剤組成物を得た。
【0017】得られた着色剤組成物1.9部とポリプロ
ピレン樹脂(三菱油化(株)製“三菱ポリプロ MA
4”)100部の割合で自動計量供給装置付射出成形機
で成形した。実施例1と同様に飛散は皆無で、成形品は
均一に着色されたホワイト色で分散性も全く問題なかっ
た。顆粒状着色剤の自動計量供給は極めて定量的に行わ
れ、連続生産においても問題なく使用できた。
ピレン樹脂(三菱油化(株)製“三菱ポリプロ MA
4”)100部の割合で自動計量供給装置付射出成形機
で成形した。実施例1と同様に飛散は皆無で、成形品は
均一に着色されたホワイト色で分散性も全く問題なかっ
た。顆粒状着色剤の自動計量供給は極めて定量的に行わ
れ、連続生産においても問題なく使用できた。
【0018】実施例3 カーボンブラック77部、アンスラキノン系染料14
部、ペリノン系染料9部からなる顔料等の合計100部
と、球状ポリエチレンワックス(ヘキストワックス“P
E520”パウダー、平均粒径200〜300μm)7
0部とをヘンシェルミキサーで3分間混合したのち、非
イオン系界面活性剤(“Value 3706”)2部
を添加しながらさらに2分間混合して顆粒状着色剤組成
物を得た。
部、ペリノン系染料9部からなる顔料等の合計100部
と、球状ポリエチレンワックス(ヘキストワックス“P
E520”パウダー、平均粒径200〜300μm)7
0部とをヘンシェルミキサーで3分間混合したのち、非
イオン系界面活性剤(“Value 3706”)2部
を添加しながらさらに2分間混合して顆粒状着色剤組成
物を得た。
【0019】得られた着色剤組成物1.8部とABS樹
脂(モンサント化成(株)製“タフレックスTFX−2
50”)500部とを小型ブレンダーで混合し、スクリ
ューインライン射出成形機でプレートを成形した。実施
例1と同様に飛散は無く、分散性のよい均一なブラック
色のプレートが成形された。
脂(モンサント化成(株)製“タフレックスTFX−2
50”)500部とを小型ブレンダーで混合し、スクリ
ューインライン射出成形機でプレートを成形した。実施
例1と同様に飛散は無く、分散性のよい均一なブラック
色のプレートが成形された。
【0020】実施例4 ペリノン系染料17部、カーボンブラック83部からな
る顔料等の合計100部と、球状ポリエチレンワックス
(ヘキストワックス“PE520”パウダー、平均粒径
400〜500μm)3000部と、分散剤(エチレン
ステアリン酸アマイド)140部とをヘンシェルミキサ
ーで3分間混合したのち、非イオン系界面活性剤(“V
alue 3706”)17部を添加しさらに1分間混
合して顆粒状着色剤組成物を得た。
る顔料等の合計100部と、球状ポリエチレンワックス
(ヘキストワックス“PE520”パウダー、平均粒径
400〜500μm)3000部と、分散剤(エチレン
ステアリン酸アマイド)140部とをヘンシェルミキサ
ーで3分間混合したのち、非イオン系界面活性剤(“V
alue 3706”)17部を添加しさらに1分間混
合して顆粒状着色剤組成物を得た。
【0021】得られた着色剤組成物0.3部とポリスチ
レン樹脂(旭化成工業(株)製“スタイロン666”)
500部とを小型ブレンダーで混合し、スクリューイン
ライン射出成形機でプレートを成形した。実施例1と同
様に飛散は無く、完全分散したブラウン透明のプレート
が成形された。
レン樹脂(旭化成工業(株)製“スタイロン666”)
500部とを小型ブレンダーで混合し、スクリューイン
ライン射出成形機でプレートを成形した。実施例1と同
様に飛散は無く、完全分散したブラウン透明のプレート
が成形された。
【0022】比較例1 実施例1において球状ポリエチレンワックスであるヘキ
ストワックス“PE520”パウダー(平均粒径400
〜500μm)をヘキストワックス“PE190”マイ
クロパウダー(平均粒径40μm以下)に代えた以外
は、実施例1と同じ配合、同じ操作で着色剤組成物を調
製したところ、顆粒状とはならず、飛散性のある一般ド
ライカラーとなった。
ストワックス“PE520”パウダー(平均粒径400
〜500μm)をヘキストワックス“PE190”マイ
クロパウダー(平均粒径40μm以下)に代えた以外
は、実施例1と同じ配合、同じ操作で着色剤組成物を調
製したところ、顆粒状とはならず、飛散性のある一般ド
ライカラーとなった。
【0023】比較例2 実施例1において非イオン系界面活性剤を添加しなかっ
た以外は、実施例1と同じ配合、同じ操作で着色剤組成
物を調製したところ、顆粒状とはならず、飛散性のある
一般ドライカラーとなった。
た以外は、実施例1と同じ配合、同じ操作で着色剤組成
物を調製したところ、顆粒状とはならず、飛散性のある
一般ドライカラーとなった。
【0024】比較例3 実施例1において球状ポリエチレンワックスであるヘキ
ストワックス“PE520”パウダー(平均粒径400
〜500μm)をヘキストワックス“PE520”ファ
イングレイン(平均粒径1000〜2000μm)に代
えた以外は、実施例1と同じ配合、同じ操作で着色剤組
成物を調製したところ、良好な顆粒状とはならず、球状
ポリエチレンワックスに対する着色剤の付着ムラが生
じ、外観的にも好ましくなかった。
ストワックス“PE520”パウダー(平均粒径400
〜500μm)をヘキストワックス“PE520”ファ
イングレイン(平均粒径1000〜2000μm)に代
えた以外は、実施例1と同じ配合、同じ操作で着色剤組
成物を調製したところ、良好な顆粒状とはならず、球状
ポリエチレンワックスに対する着色剤の付着ムラが生
じ、外観的にも好ましくなかった。
【0025】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明によ
れば、球状ポリエチレンワックス粒子の表面に顔料等が
均一に付着した流動性の良い顆粒状の着色剤組成物を得
ることができる。この着色剤組成物は熱可塑性合成樹脂
に対する分散性に優れ、均一に着色された成形物を製造
することができる。
れば、球状ポリエチレンワックス粒子の表面に顔料等が
均一に付着した流動性の良い顆粒状の着色剤組成物を得
ることができる。この着色剤組成物は熱可塑性合成樹脂
に対する分散性に優れ、均一に着色された成形物を製造
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09C 3/10 PBY 6904−4J PCD 6904−4J C09D 17/00 PUJ 7415−4J // C08L 23:04
Claims (1)
- 【請求項1】 顔料、油溶性染料またはそれらの混合物
100重量部に対して、平均粒子径100〜800μm
の球状ポリエチレンワックス2〜4000重量部および
非イオン系界面活性剤0.2〜40重量部を配合してな
ることを特徴とする顆粒状の熱可塑性合成樹脂用着色剤
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2420092A JPH05222312A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 熱可塑性合成樹脂用着色剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2420092A JPH05222312A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 熱可塑性合成樹脂用着色剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222312A true JPH05222312A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12131682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2420092A Withdrawn JPH05222312A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 熱可塑性合成樹脂用着色剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05222312A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000336274A (ja) * | 1999-05-27 | 2000-12-05 | Sanyo Chem Ind Ltd | 樹脂成形品用改質剤組成物および樹脂成形品 |
JP2001081349A (ja) * | 1999-08-28 | 2001-03-27 | Clariant Gmbh | 顔料顆粒の調製方法 |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP2420092A patent/JPH05222312A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000336274A (ja) * | 1999-05-27 | 2000-12-05 | Sanyo Chem Ind Ltd | 樹脂成形品用改質剤組成物および樹脂成形品 |
JP2001081349A (ja) * | 1999-08-28 | 2001-03-27 | Clariant Gmbh | 顔料顆粒の調製方法 |
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Legal Events
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