JP2000313856A - 顔料含有粉末コーティング組成物 - Google Patents

顔料含有粉末コーティング組成物

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JP2000313856A
JP2000313856A JP2000099891A JP2000099891A JP2000313856A JP 2000313856 A JP2000313856 A JP 2000313856A JP 2000099891 A JP2000099891 A JP 2000099891A JP 2000099891 A JP2000099891 A JP 2000099891A JP 2000313856 A JP2000313856 A JP 2000313856A
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waxy
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Marten Theodoor Ubbink
テオドール ユッビンク マルテン
Ferdinand Noordegraaf
ノールデフラーフ フェルディナンド
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Holland Colours NV
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    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/03Powdery paints
    • C09D5/032Powdery paints characterised by a special effect of the produced film, e.g. wrinkle, pearlescence, matt finish

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝かしい(明るい)ハンマー仕上げを有する
コーティング層を与えることができる顔料含有熱硬化性
粉末コーティング組成物を提供すること。 【解決手段】 特別な効果を有する少なくとも1つのタ
イプの顔料を含有し、熱硬化性樹脂、硬化剤、従来の添
加剤および充填剤、ならびに該顔料または該顔料を含有
する調製物の微粉砕粒子をブレンドし、このようにして
得られたブレンドを高温で押出しに供し、次いで冷却操
作を行って押出物を得、続いて該押出物を破砕、粉砕お
よびスクリーニングして粉末コーティング組成物を得る
ことにより製造される顔料含有熱硬化性粉末コーティン
グ組成物であって、押出されるべき該ブレンドがさら
に、該特別な効果を有する顔料を保護しかつ該顔料と凝
集しない樹脂非含有キャリアを含有する、顔料含有熱硬
化性粉末コーティング組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料含有熱硬化性
粉末コーティング組成物に関する。このタイプの塗料
は、流動床コーティングまたは静電スプレーにより塗布
される。次いで、このようにコーティングされた製品
は、乾燥され、それによって薄層として塗布された粉末
は均一フィルムに変換される。
【0002】
【従来の技術】粉末塗料は、顔料または着色剤を、熱硬
化性コーティング系(樹脂および硬化剤からなる)なら
びに添加剤および/または充填剤とブレンドすることに
より形成される。次いで、得られたブレンドは、押出機
中で均一に溶融され、そして押出される。次いで、押出
物は、できるだけ迅速に室温まで冷却され、そして微細
に粉砕され、粉末塗料として使用され得る粉末が得られ
る。
【0003】しかし、このタイプの製造プロセスは、特
別な効果、例えば、光効果を有するか、または電気伝導
性である顔料には適切ではない。これは、このような顔
料は、押出機中で溶融され、高せん断力に供された場
合、所望の効果が得られないようにか、または少なくと
もかなり悪い程度まで物理的に変化するからである。
【0004】特別な効果、特に光効果を有する顔料は、
一方では、金属顔料(例えば、アルミニウム、銅、錫、
青銅)中に従来から分散されているフレークの形態の金
属顔料であり、他方では、例えば、二酸化チタンおよび
/または酸化鉄(III)でコーティングされる(しか
し、例えば、酸化クロム(III)でのコーティングは
別の選択である)雲母の薄片からなる雲母顔料である。
【0005】もちろん、このような顔料は、雲母の場合
のような天然塩基の代わりに、合成塩基を有し得る。
【0006】金属顔料の中で、アルミニウム顔料はしば
しば使用される。それらは、顕著な金属光沢およびハン
マー仕上げ効果(hammer finish eff
ect)を、粉末塗料でコーティングされ、そして硬化
された製品に与え得る。
【0007】雲母顔料は、真珠層(mother−of
−pearl)効果を、粉末塗料でコーティングされ、
そして硬化された製品に与える。これはおそらくそれら
の平坦構造に加えて高い屈折率および透明度のためであ
る。
【0008】これらの顔料、特に雲母顔料では、顔料薄
片が、実質的に同じ方向、コーティングフィルムの表面
層に平行に、好ましくはできるだけ近くに配列すること
が重要である。
【0009】こうやって初めて、光は、拡散される代わ
りに、選択的方向に反射され得る。光干渉効果を有しか
つその薄片がランダムに整列される顔料、または微粉末
である顔料は、粉末コーティング組成物に使用される場
合、通常の白色粉末と同じ効果を生じる。光干渉効果を
有する顔料を、それらの光干渉効果を保持しつつ粉末コ
ーティング組成物に使用できるようにするため、多数の
プロセスが当該分野において以前に提案されている。
【0010】指摘されるべき第1の例は、いわゆる「ド
ライブレンディング」プロセスである。このプロセスに
おいて、粉末コーティング組成物の成分、すなわち、樹
脂、硬化剤、添加剤、顔料および充填剤は、一緒にブレ
ンドされ、押出しに供され、続いて破砕、粉砕およびス
クリーニングされ、こうやって、粉末コーティング組成
物は、光干渉効果を有する顔料とブレンドされ、ブレン
ドは使用準備が整う。
【0011】このプロセスの欠点は、小規模(例えば、
研究または試験目的)では、実際、特定の顔料の性能に
関する指示を提供することにより良好な結果を与える
が、大規模な製造プロセスにおいては、粉末ブレンドは
分離する傾向があり、その結果、不均一コーティングが
形成される。
【0012】分離の問題は、特に、再使用され、それゆ
え系中に再循環される「オーバースプレー」が所望であ
る場合は重要な要因である。次いで、この「オーバース
プレー」は、特定の量の新しい粉末塗料ブレンドとブレ
ンドされなければならない。しかし、そうして形成され
たブレンドは、第1の場所において使用されたブレンド
とは異なる組成を有し得る(再現性に乏しい)。
【0013】用語「オーバースプレー」は、コーティン
グされるべき基材に到達しない量の塗料をいうことに留
意すべきである。たとえ粉末コーティングの静電噴霧
が、加圧下での噴霧により生成されるよりもかなり少量
の「オーバースプレー」しか生じないとしても、「オー
バースプレー」は通常、環境を汚染する可能性があるた
め、可能な限り再使用されるべきである。
【0014】指摘されるべき第2の例は、いわゆる「ボ
ンディング」プロセスである。概略では、このタイプの
プロセスは、樹脂、架橋剤、添加剤、充填剤および種々
のプロセス操作の結果としてそれらの効果をおそらく損
失しない顔料をブレンドし、このブレンドを押出し、続
いて破砕、粉砕およびスクリーニングすることである。
光干渉効果を有する顔料は、この光干渉効果を有する顔
料を粉末コーティング組成物とブレンドし、そしてこの
ブレンドを後処理に供することにより、このような組成
物に使用される。ここで、この光干渉効果を有する顔料
は、粉末コーティングに密接に(すなわち、直接)結合
される。このようにして得られた顔料凝集物は、粉末塗
料コーティングを形成するために使用される。薄層とし
て基材に塗布されると、光干渉効果を有する粒子は、粉
末コーティング組成物が焼成プロセス中に溶融し始める
とすぐに放出される。このようなプロセスの例は、米国
特許第5,470,893号に記載されている。
【0015】このタイプの「ボンディング」プロセスに
おいて、オーバースプレーは、何の問題もなく系中に再
循環され得る。しかし、光干渉効果を有する顔料を凝集
させるために、熱硬化性樹脂を用いる溶融段階が必要で
あるので、プロセスはやや高価である。
【0016】指摘されるべき最後の例は、押出法であ
る。この方法では、全ての成分、すなわち、樹脂、架橋
剤、添加剤、充填剤および(所望の全てのタイプの)顔
料が一緒にブレンドされ、このブレンドは押出され、続
いて破砕、粉砕およびスクリーニングされる。この方法
は時々アルミニウムフレークまたは雲母顔料に使用され
るが、種々の加工処理操作の間に顔料の形状が損傷され
るので、得られる効果は最適ではない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の課
題を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、輝かしい(明るい)ハンマー仕上げを有す
るコーティング層を与えることができる顔料含有熱硬化
性粉末コーティング組成物を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に対し、鋭意検討した結果、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は以下の通りである。
【0019】本発明は、顔料含有熱硬化性粉末コーティ
ング組成物に関し、この組成物は、特別な効果を有する
少なくとも1つのタイプの顔料を含有し、熱硬化性樹
脂、硬化剤、従来の添加剤および充填剤、ならびに該顔
料または該顔料を含有する調製物の微粉砕粒子をブレン
ドし、このようにして得られたブレンドを高温で押出し
に供し、次いで冷却操作を行って押出物を得、続いて該
押出物を破砕、粉砕およびスクリーニングして該粉末コ
ーティング組成物を得ることにより製造される。上記押
出されるべきブレンドはさらに、上記特別な効果を有す
る顔料を保護しかつ該顔料と凝集しない樹脂非含有キャ
リアを含有する。特に、上記顔料は、金属フレークおよ
び雲母顔料のようなラメラ顔料である。上記キャリア
は、押出しの間、顔料を保護する;好ましくは、このキ
ャリアは、少なくとも40℃で高くても145℃の軟化
点を有する。顔料調製物およびその調製方法もまた記載
される。
【0020】本発明の顔料含有熱硬化性粉末コーティン
グ組成物は、特別な効果を有する少なくとも1つのタイ
プの顔料を含有し、熱硬化性樹脂、硬化剤、従来の添加
剤および充填剤、ならびに該顔料または該顔料を含有す
る調製物の微粉砕粒子をブレンドし、このようにして得
られたブレンドを高温で押出しに供し、次いで冷却操作
を行って押出物を得、続いて該押出物を破砕、粉砕およ
びスクリーニングして該粉末コーティング組成物を得る
ことにより製造され、ここで押出されるべき該ブレンド
はさらに、該特別な効果を有する顔料を保護し、かつ該
顔料と凝集しない樹脂非含有キャリアを含有する。その
ことにより上記目的が達成される。
【0021】好適な実施態様において、上記特別な効果
を有する顔料は、ラメラ顔料、好ましくは金属フレーク
および雲母顔料からなる群より選択されるラメラ顔料で
ある。
【0022】好適な実施態様において、上記顔料は、光
干渉効果を有し、および/または電気伝導性である。
【0023】好適な実施態様において、上記特別な効果
を有する顔料を保護しかつこの顔料と凝集しない上記樹
脂非含有キャリアは、ワックス状化合物、好ましくは少
なくとも40℃で高くても145℃の軟化点を有するワ
ックス状化合物である。
【0024】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、上記粉末コーティング組成物と相溶性であ
る。
【0025】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、14〜50個の炭素原子を有するワックス状
アルコール、特に、セチルアルコール、ステアリルアル
コールおよびそれらの混合物からなる群より選択される
ワックス状アルコールである。
【0026】好適な実施態様において、上記粉末コーテ
ィング組成物は、熱硬化性樹脂、硬化剤、従来の添加剤
および充填剤を含有し、さらに、クレーター添加物に加
えて10〜50μmのサイズを有するアルミニウムフレ
ークおよびステアリルアルコールを含有する。
【0027】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、上記粉末コーティング組成物と非相溶性であ
る。
【0028】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、アミドワックス、特に、ステアリルステアラ
ミド、エチレンビスステアラミドおよびそれらの混合物
からなる群より選択されるアミドワックスである。
【0029】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、天然塩基エステル、特に、セチルパルミテー
トである。
【0030】好適な実施態様において、上記粉末コーテ
ィング組成物は、熱硬化性樹脂、硬化剤、従来の添加剤
および充填剤を含有し、さらに、雲母顔料およびステア
リルステアラミドを含有する。
【0031】好適な実施態様において、上記顔料対この
顔料と凝集しない樹脂非含有キャリアの量の比は20:
80%〜80:20%であり、上記押出されるべき粉末
コーティングブレンドに対する顔料とキャリアとの合計
量は約1:15重量部である。
【0032】好適な実施態様において、最終粉末コーテ
ィング組成物中の、上記顔料と凝集しない樹脂非含有キ
ャリアの量は少なくとも0.5%である。
【0033】本発明の物品は、上記粉末コーティング組
成物の使用により形成される、粉末コーティングでコー
ティングされている。
【0034】本発明の顔料調製物は、特に、押出しによ
るコーティング組成物の形成に適し、この調製物は、特
別な効果を有する顔料粒子と、この特別な効果を有する
顔料を保護しかつこの顔料と凝集しない樹脂非含有キャ
リアとのブレンドを含有する。
【0035】好適な実施態様において、上記顔料はラメ
ラ顔料である。
【0036】好適な実施態様において、上記顔料は、光
干渉効果を有し、および/または電気伝導性である。
【0037】好適な実施態様において、上記特別な効果
を有する顔料を保護しかつこの顔料と凝集しない上記樹
脂非含有キャリアは、40℃と145℃との間の軟化点
を有するワックス状化合物である。
【0038】好適な実施態様において、上記顔料は柔毛
状金属顔料であり、上記ワックス状化合物は上記粉末コ
ーティング組成物と相溶性である。
【0039】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、14〜50個の炭素原子を有するワックス状
アルコール、特に、セチルアルコール、ステアリルアル
コールおよびそれらの混合物からなる群より選択される
ワックス状アルコールである。
【0040】好適な実施態様において、上記金属顔料は
20〜40μmのサイズを有するアルミニウムフレーク
を含む。
【0041】好適な実施態様において、上記顔料は雲母
顔料であり、上記ワックス状化合物は上記粉末コーティ
ング組成物と非相溶性である。
【0042】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、アミドワックス、特に、ステアリルステアラ
ミド、エチレンビスステアラミドおよびそれらの混合物
からなる群より選択されるアミドワックスである。
【0043】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、天然塩基エステル、特に、セチルパルミテー
トである。
【0044】本発明の顔料調製物を調製する方法は、ラ
メラ顔料を溶融状態のワックス状化合物とブレンドし、
このようにして得られたブレンドを固化し、必要であれ
ば、微粉砕して粒子状顔料調製物を得る。
【0045】本発明はまた、少なくとも40℃で高くて
も145℃の軟化点を有するワックス状化合物と、押出
されるべき粉末コーティング組成物を染色するためのラ
メラ顔料とのブレンドの使用である。
【0046】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、14〜50個の炭素原子を有するワックス状
アルコールおよびアミドワックスからなる群より選択さ
れる化合物である。
【0047】好適な実施態様において、上記ワックス状
化合物は、セチルアルコール、ステアリルアルコールお
よびそれらの混合物、ステアリルステアラミド、エチレ
ンビスステアラミドおよびセチルパルミテートからなる
群より選択される化合物である。
【0048】好適な実施態様において、上記ブレンド中
の上記ラメラ顔料の量は、20〜80%、特に、40〜
60%である。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明者らは、今回、特別な効果
を有する少なくとも1つの顔料を含有する、顔料含有熱
硬化性粉末コーティング組成物を見出した。この組成物
は、上述の欠点を有さない。
【0050】より特定すると、本発明によれば、粉末コ
ーティング組成物は、熱硬化性樹脂、硬化剤、従来の添
加剤および充填剤、ならびに上記した顔料またはこの顔
料を含有する調製物の微粉砕粒子をブレンドし、このよ
うにして得られたブレンドを高温で押出しに供し、次い
で冷却操作を行って押出物を得、続いてこの押出物を破
砕、粉砕およびスクリーニングして粉末コーティング組
成物を得ることにより、製造される。ここで、押出され
るべきブレンドは、さらに、特別な効果を有する顔料を
保護しかつこの顔料と凝集しない樹脂非含有キャリアを
含有する。
【0051】好ましくは、本発明に従って使用されるべ
き特別な効果を有する顔料は、ラメラ顔料であり、より
特定すると、金属フレークおよび雲母顔料からなる群よ
り選択される。特別な効果を有する顔料は、特に、光干
渉効果を有する顔料または電気伝導性の顔料である。
【0052】金属顔料の具体例としては、アルミニウム
フレーク(いわゆる「箔」タイプおよび「非箔」タイプ
の両方)、ステンレス鋼フレークおよび青銅フレークが
挙げられる。
【0053】しかし、本発明では、本明細書中上述した
顔料に限定されない。原則として、押出機または類似の
装置で加工される場合に損傷し得る任意の顔料が、本発
明の組成物に使用され得る。
【0054】本発明の粉末塗料組成物の好適な実施態様
によれば、特別な効果を有する顔料を保護しかつこの顔
料と凝集しない樹脂非含有キャリアは、ワックス状化合
物であり、特に、少なくとも40℃で高くても145℃
の軟化点を有するワックス状化合物である。
【0055】本発明の範囲内において、ワックス状化合
物は、以下の特性を有する化合物であると理解されるべ
きであることが観察される: ・20℃で固体であり、その温度で、軟質および可塑性
から脆性および硬質まで変化し得るコンシステンシーを
有する; ・固体である場合、粗結晶性から微結晶性、透明から不
透明であるが、ガラス状ではない; ・40℃より上で分解することなく溶融する; ・融点よりいくらか高い温度で比較的低い粘度を有す
る; ・温度を変化させることによりコンシステンシーおよび
溶解度が実質的に変化する; ・光圧力下でこすることによりみがかれ得る。
【0056】ワックス状化合物の特性は、Deutsc
he Gesellschaftfur Fettwi
ssenschaft (DGF)−inheitsm
ethoden, Abteilung M−Wach
se (1975), Wax, an introd
uctionに記述、 R.Sayers, Euro
pean wax federation, 198
3,15/16ページから引き出す。
【0057】本出願人は、顔料と凝集しない樹脂非含有
キャリアの使用により、顔料粒子の形状が、押出しおよ
び粉砕工程でおそらく実質的に保持されたままであるこ
とを見出した:この事実は、例えば、光干渉効果を有す
る顔料を使用することにより、非常に顕著な輝度を有す
るコーティングが得られたということである。今まで、
同様の輝度を有するコーティングを得るただ1つの方法
は、押出し段階後に問題の顔料を粉末コーティング組成
物に添加することであった。本発明によるキャリアを使
用することにより、現在、例えば、直ちに適切に使用し
得る粉末塗料組成物を形成することが可能である。なぜ
なら、一緒にブレンドしたすべての成分は、これが目的
の最終結果を犠牲にすることなく、押出しに供され得る
からである。
【0058】適切な好適な実施態様によれば、本発明の
顔料含有粉末コーティング組成物中に存在するワックス
状化合物は、この粉末コーティング組成物と相溶性であ
る。
【0059】粉末コーティング組成物と相溶性のワック
ス状化合物の存在は、優れた結果、特に、ハンマー効果
コーティングにおいて優れた結果を与える。
【0060】ハンマー効果は、粉末コーティング組成物
がいわゆるクレーター添加剤と混合される場合に得られ
ることに留意すべきである。このような添加剤は、塗料
層が焼成される間、塗料層に表面欠陥を引き起こす。
【0061】特に、アルミニウム顔料の添加の結果、本
発明の粉末コーティング組成物が使用される場合、輝か
しい(明るい)ハンマー仕上げを有するコーティング層
が得られる。アルミニウム顔料としては、任意のタイプ
のもの(「箔」および「非箔」タイプの両方)、および
種々の粒子サイズ、例えば、10〜50μm、特に約3
0μmのものが使用され得る。
【0062】各粒子サイズ(またはその範囲)は、硬化
後に得られるコーティング層において特定の特異的な色
または色の効果を生じることに留意すべきである。別の
顔料または着色剤を粉末コーティング組成物に添加する
ことによってもまた、異なる色相のハンマー効果を形成
することが可能である。
【0063】好ましくは、ワックス状化合物は、14〜
50個の炭素原子を有するワックス状アルコール、特
に、セチルアルコール、ステアリルアルコールまたはそ
れらの混合物である。
【0064】本発明の顔料含有粉末コーティング組成物
の別の好適な実施態様によれば、ワックス状化合物は、
粉末塗料組成物と非相溶性である。本発明の範囲内にお
いて、用語「非相溶性」は、問題の化合物が、コーティ
ング層として塗布される粉末コーティング組成物の硬化
プロセス中に分離しようとし、かつ(コーティング層の
ない(free))表面に向かって移動しようとする
(「浮遊」)ことを意味することに留意すべきである。
もちろん、これは、どんな平坦化効果をも生じるべきで
はない。
【0065】このタイプの化合物は、驚くべきことに、
魅力的な利点の組み合わせを与えることが見出された。
すなわち、押出しの間、ワックス状化合物は、ラメラ顔
料を保護し、それによって、ラメラ形状は実質的に保持
される;しかし、高温での焼成の間、粉末コーティング
組成物との非相溶性特性が、あるいは、本出願人はさし
あたりそのように推測するが、コーティング層の表面層
に多かれ少なかれ到達しかつ硬化後に有益な光干渉効果
を与えるワックス状化合物とラメラ顔料との組み合わせ
を生じる。
【0066】さらに、上記の最後に述べた挙動の結果と
して、先行技術、特に、上述の「ドライブレンド」プロ
セスに従って生成された粉末コーティング組成物と比較
して、特定の効果を得るのに必要な顔料がより少なくな
る。この事実から、実際、本発明の顔料調製物を使用し
た場合、いわゆる「ドライブレンド」プロセスに従って
生成された顔料調製物と比較して、同様の結果を得るた
めに必要な顔料の量がかなり減少される(時には10%
まで減少される)ことが可能であることが分かった。
【0067】好ましくは、粉末コーティング組成物と非
相溶性であるワックス状化合物として、アミドワックス
が使用され、より特定すると、ステアリルステアラミ
ド、エチレンビスステアラミド、またはそれらの混合物
が使用される。
【0068】アミドワックスの代わりに、ワックス状化
合物は、天然塩基エステル、特に、セチルパルミテート
であり得る。
【0069】このタイプのワックス状化合物は、特に、
滑らかなコーティングを形成するのに適している;実際
は、本出願人は、ラメラ顔料が、コーティングにおける
それらの選択的配向方向を実質的に保持し得、それによ
って、本明細書中上記のワックス状化合物の存在下で所
望の光干渉効果を発揮し得たことを見出した。
【0070】熱硬化性樹脂として、例えば、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ/ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂またはアクリレート樹脂を使用するこ
とができることに留意すべきである。このタイプの樹脂
に必要な硬化剤は、一般的に当業者に公知である。
【0071】適切には、本発明の顔料含有粉末コーティ
ング組成物中の、ラメラ顔料対顔料と凝集しない樹脂非
含有キャリアの量の比は、20:80%〜80:20%
であり、押出されるべき粉末塗料ブレンドに対する顔料
とキャリアとの合計量は、約1:15重量部である。好
ましくは、最終粉末コーティング組成物中の、顔料と凝
集しない樹脂非含有キャリアの量は、少なくとも0.5
%である。特に、本明細書中上述の非相溶性ワックス状
化合物が使用される場合、優秀な結果が得られる。
【0072】本発明の別の局面は、特に、押出しによる
コーティング組成物の形成に適した顔料調製物を提供す
ることにある。ここで、この調製物は、特別な効果を有
する顔料粒子と、特別な効果を有する顔料を保護しかつ
この顔料と凝集しない樹脂非含有キャリアとのブレンド
を含有する。
【0073】好ましくは、特別な効果を有する顔料は、
ラメラであり、光干渉効果の特別な効果を含み、および
/または電気伝導性の顔料である。
【0074】驚くべきことに、本出願人は、本明細書中
上述の顔料調製物が添加される場合、成分(顔料および
樹脂非含有キャリア)を別々に押出機に供給した場合よ
りも、ラメラ顔料の良好な保護が得られたことを見出し
た。
【0075】この効果の説明はいまだに全体として明瞭
ではないが、押出しの間でさえ、顔料が樹脂非含有キャ
リアで完全にコーティングされたままであり、従って、
顔料粒子のラメラ構造が押出しの間に働く力により破壊
されるのを防止するためと考えられる。
【0076】本発明の調製物は、押出加工を必要とする
という理由から、特に粉末コーティング組成物の調製に
適しているが、この調製物はまた、調製の間に粉砕工程
(これは、通常顔料の塩基構造に損傷を与える)が存在
する場合での使用にも適していることは、専門家には明
らかである。上記で説明したように、このような構造へ
の損傷は、特別な効果が損失され得るという効果を有す
る。
【0077】適切には、特別な効果を有する顔料を保護
しかつこの顔料と凝集しない樹脂非含有キャリアは、4
0℃と145℃との間の軟化点を有するワックス状化合
物である。
【0078】好適な実施態様によれば、顔料は、柔毛状
金属顔料であり、ワックス状化合物は、粉末塗料組成物
と相溶性である;特に、ワックス状化合物は、14〜5
0個の炭素原子を有するワックス状アルコール、例え
ば、セチルアルコール、ステアリルアルコールまたはそ
れらの混合物であり、金属顔料は、20〜40μmのサ
イズを有するアルミニウムフレークを含む。
【0079】別の好適な実施態様によれば、顔料は、雲
母顔料であり、ワックス状化合物は、粉末コーティング
組成物と非相溶性である。特に、ワックス状化合物は、
アミドワックスであり、特に、ステアリルステアラミ
ド、エチレンビスステアラミド、またはそれらの混合物
であるか、または天然塩基エステル、例えば、セチルパ
ルミテートである。
【0080】驚くべきことに、このような雲母顔料を含
有する調製物が粉末コーティング組成物に使用される場
合、優れた真珠層効果を有するコーティングを形成する
ことが可能であり;対照的に、雲母顔料およびワックス
状キャリアを別々に押出機に供給した場合、同様の真珠
層効果を得るためにより大量の雲母顔料を使用すること
が必要であったことが見出されたことに留意すべきであ
る。
【0081】本明細書中上記のような顔料調製物が、2
つの成分を物理的にブレンドすることにより形成され得
るとしても、好適な実施態様は、溶融状態でワックス状
化合物とブレンドされる顔料を含む。
【0082】より特定すると、本発明の顔料調製物を調
製する方法は、ラメラ顔料を溶融状態でワックス状化合
物とブレンドし、そのようにして得られたブレンドを固
化させ、そして必要であれば微粉砕して粒子状顔料調製
物を得ることを含む。
【0083】最後に、本発明は、本明細書中上記のよう
に、少なくとも40℃で高くても145℃の軟化点を有
するワックス状化合物と、押出されるべき粉末コーティ
ング組成物を染色するためのラメラ顔料とのブレンドの
使用に関する。適切には、このタイプのブレンド中のラ
メラ顔料の量は、20〜80%、特に、40〜60%で
ある。
【0084】
【実施例】以下の実施例は、本発明をより詳細に例示す
る。
【0085】(実施例1) ハンマー効果粉末コーティング層の調製:使用した出発
物質は、自体既知のポリエステル粉末コーティング組成
物であり、以下の成分からなる(重量部): 250部のポリエステル樹脂 18.8部の硬化剤TGIC(トリグリシジルイソシア
ヌレート) 1.5部の流動制御剤 2部の脱泡剤 0.4部のクレーター添加剤 70部の充填剤。
【0086】この組成物を、全粉末コーティング組成物
に基づいて7%の量の、60%のステアリルアルコール
および40%のアルミニウムフレーク(±30μmのサ
イズを有する)からなるブレンドと混合した。得られた
ブレンドを押出し、粉砕し、スクリーニングし、15〜
70μmの粒子径を有する粉末を得た。この粉末ブレン
ドを、金属プレート上に静電スプレーし、200℃で硬
化させた。最終結果は、輝かしい(明るい)ハンマー仕
上げを有する塗料層であった。
【0087】押出されるべき粉末ブレンドを、各時間で
異なる顔料と混合することにより、例えば、パステル色
相のハンマー効果を得ることが可能である。
【0088】最終用途に従って、おおよそ5つの異なる
樹脂系、すなわち、1)エポキシ、2)エポキシ/ポリ
エステル(いわゆるハイブリッド系)、3)ポリエステ
ル/TGIC(トリグリシジルイソシアヌレート)また
はHAA(テトラ−β−ヒドロキシアルキルアミド)
(架橋剤として)、4)ポリウレタンおよび5)アクリ
レートベースの樹脂系が存在することに留意すべきであ
る。エポキシ/ポリエステル系は、主として屋内に設置
される一般的な工業設備および装置のコーティングとし
て作用するが、ポリエステル/TGICまたはHAA系
は、優先的に屋外用途に使用される。実際、ポリエステ
ルベースの樹脂系は、かなり一般に使用され得る。
【0089】上記のポリエステル/TGIC樹脂系を上
述の他の樹脂系の1つによって置き換えても、同様の効
果を生じる。
【0090】(実施例2) 滑らかなコーティングの調製 それぞれ以下の成分(重量部)からなるポリエステル/
TGIC処方物およびエポキシ/ポリエステル処方物を
形成した: a)250部のポリエステル樹脂 18.8部の硬化剤TGIC(トリグリシジルイソシア
ヌレート) 4部の流動制御剤 2部の脱泡剤 3部のカーボンブラック顔料。
【0091】b)145部のポリエステル樹脂 145部のエポキシ樹脂 4部の流動制御剤 2部の脱泡剤 3部のカーボンブラック顔料。
【0092】両方の処方物を、約20重量部の量の、4
0%のIrodin 9103(雲母顔料)および60
%のキャリア(ステアリルステアラミド)からなるブレ
ンドと混合し、ブレンドして均一ブレンドを得た。この
均一ブレンドを押出し、粉砕し、そして15〜70μm
の粒子径にスクリーニングした。この後、この粉末ブレ
ンドを、金属プレート上に静電スプレーし、そして20
0℃で硬化させた。両方の粉末コーティング系における
結果は、雲母粒子が表面に向かって明らかに移動し、明
るい光干渉効果を生じたことであった。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、輝かしい(明るい)ハ
ンマー仕上げを有するコーティング層を与えることがで
きる顔料含有熱硬化性粉末コーティング組成物が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 191/06 C09D 191/06

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特別な効果を有する少なくとも1つのタ
    イプの顔料を含有し、熱硬化性樹脂、硬化剤、従来の添
    加剤および充填剤、ならびに該顔料または該顔料を含有
    する調製物の微粉砕粒子をブレンドし、このようにして
    得られたブレンドを高温で押出しに供し、次いで冷却操
    作を行って押出物を得、続いて該押出物を破砕、粉砕お
    よびスクリーニングして粉末コーティング組成物を得る
    ことにより製造される顔料含有熱硬化性粉末コーティン
    グ組成物であって、押出されるべき該ブレンドがさら
    に、該特別な効果を有する顔料を保護しかつ該顔料と凝
    集しない樹脂非含有キャリアを含有する、顔料含有熱硬
    化性粉末コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 特別な効果を有する顔料が、ラメラ顔
    料、好ましくは金属フレークおよび雲母顔料からなる群
    より選択されるラメラ顔料である、請求項1に記載の顔
    料含有粉末コーティング組成物。
  3. 【請求項3】 顔料が、光干渉効果を有し、および/ま
    たは電気伝導性である、請求項1に記載の顔料含有粉末
    コーティング組成物。
  4. 【請求項4】 特別な効果を有する顔料を保護しかつ該
    顔料と凝集しない樹脂非含有キャリアが、ワックス状化
    合物、好ましくは少なくとも40℃で高くても145℃
    の軟化点を有するワックス状化合物である、請求項1に
    記載の顔料含有粉末コーティング組成物。
  5. 【請求項5】 ワックス状化合物が粉末コーティング組
    成物と相溶性である、請求項4に記載の顔料含有粉末コ
    ーティング組成物。
  6. 【請求項6】 ワックス状化合物が、14〜50個の炭
    素原子を有するワックス状アルコール、特に、セチルア
    ルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物
    からなる群より選択されるワックス状アルコールであ
    る、請求項4に記載の顔料含有粉末コーティング組成
    物。
  7. 【請求項7】 熱硬化性樹脂、硬化剤、従来既知の添加
    剤および充填剤を含有し、さらに、クレーター添加物に
    加えて10〜50μmのサイズを有するアルミニウムフ
    レークおよびステアリルアルコールを含有する、請求項
    1に記載の顔料含有粉末コーティング組成物。
  8. 【請求項8】 ワックス状化合物が粉末コーティング組
    成物と非相溶性である、請求項4に記載の顔料含有粉末
    コーティング組成物。
  9. 【請求項9】 ワックス状化合物が、アミドワックス、
    特に、ステアリルステアラミド、エチレンビスステアラ
    ミドおよびそれらの混合物からなる群より選択されるア
    ミドワックスである、請求項8に記載の顔料含有粉末コ
    ーティング組成物。
  10. 【請求項10】 ワックス状化合物が、天然塩基エステ
    ル、特に、セチルパルミテートである、請求項8に記載
    の顔料含有粉末コーティング組成物。
  11. 【請求項11】 熱硬化性樹脂、硬化剤、従来の添加剤
    および充填剤を含有し、さらに、雲母顔料およびステア
    リルステアラミドを含有する、請求項1に記載の顔料含
    有粉末コーティング組成物。
  12. 【請求項12】 顔料対該顔料と凝集しない樹脂非含有
    キャリアの量の比が20:80%〜80:20%であ
    り、押出されるべき粉末コーティングブレンドに対する
    顔料とキャリアとの合計量が約1:15重量部である、
    請求項1に記載の顔料含有粉末コーティング組成物。
  13. 【請求項13】 最終粉末コーティング組成物中の、顔
    料と凝集しない樹脂非含有キャリアの量が少なくとも
    0.5%である、請求項12に記載の顔料含有粉末コー
    ティング組成物。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の粉末コーティング組
    成物の使用により形成される、粉末コーティングでコー
    ティングされた物品。
  15. 【請求項15】 特に、押出しによるコーティング組成
    物の形成に適する顔料調製物であって、該調製物が、特
    別な効果を有する顔料粒子と、該特別な効果を有する顔
    料を保護しかつ該顔料と凝集しない樹脂非含有キャリア
    とのブレンドを含有する、顔料調製物。
  16. 【請求項16】 顔料がラメラ顔料である、請求項15
    に記載の顔料調製物。
  17. 【請求項17】 顔料が、光干渉効果を有し、および/
    または電気伝導性である、請求項15に記載の顔料調製
    物。
  18. 【請求項18】 特別な効果を有する顔料を保護しかつ
    該顔料と凝集しない樹脂非含有キャリアが、40℃と1
    45℃との間の軟化点を有するワックス状化合物であ
    る、請求項15に記載の顔料調製物。
  19. 【請求項19】 顔料が柔毛状金属顔料であり、ワック
    ス状化合物が粉末コーティング組成物と相溶性である、
    請求項15に記載の顔料調製物。
  20. 【請求項20】 ワックス状化合物が、14〜50個の
    炭素原子を有するワックス状アルコール、特に、セチル
    アルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合
    物からなる群より選択されるワックス状アルコールであ
    る、請求項15に記載の顔料調製物。
  21. 【請求項21】 金属顔料が20〜40μmのサイズを
    有するアルミニウムフレークを含む、請求項15に記載
    の顔料調製物。
  22. 【請求項22】 顔料が雲母顔料であり、ワックス状化
    合物が粉末コーティング組成物と非相溶性である、請求
    項15に記載の顔料調製物。
  23. 【請求項23】 ワックス状化合物が、アミドワック
    ス、特に、ステアリルステアラミド、エチレンビスステ
    アラミドおよびそれらの混合物からなる群より選択され
    るアミドワックスである、請求項15に記載の顔料調製
    物。
  24. 【請求項24】 ワックス状化合物が、天然塩基エステ
    ル、特に、セチルパルミテートである、請求項15に記
    載の顔料調製物。
  25. 【請求項25】 ラメラ顔料を溶融状態のワックス状化
    合物とブレンドし、このようにして得られたブレンドを
    固化し、必要であれば、微粉砕して粒子状顔料調製物を
    得る、請求項15に記載の顔料調製物を調製する方法。
  26. 【請求項26】 少なくとも40℃で高くても145℃
    の軟化点を有するワックス状化合物と、押出されるべき
    粉末コーティング組成物を染色するためのラメラ顔料と
    のブレンドの使用。
  27. 【請求項27】 ワックス状化合物が、14〜50個の
    炭素原子を有するワックス状アルコールおよびアミドワ
    ックスからなる群より選択される化合物である、請求項
    26に記載の使用。
  28. 【請求項28】 ワックス状化合物が、セチルアルコー
    ル、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物、ステ
    アリルステアラミド、エチレンビスステアラミドおよび
    セチルパルミテートからなる群より選択される化合物で
    ある、請求項26に記載の使用。
  29. 【請求項29】 ブレンド中のラメラ顔料の量が、20
    〜80%、特に、40〜60%である、請求項26に記
    載の使用。
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