JPH0522119A - デイジタル演算素子 - Google Patents

デイジタル演算素子

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JPH0522119A
JPH0522119A JP3201430A JP20143091A JPH0522119A JP H0522119 A JPH0522119 A JP H0522119A JP 3201430 A JP3201430 A JP 3201430A JP 20143091 A JP20143091 A JP 20143091A JP H0522119 A JPH0522119 A JP H0522119A
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Tadashi Kamata
忠 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で小型のXOR又はNXOR演算を行う
ディジタル演算素子を提供すること。 【構成】 電極1と電極2及び3との間には電極1に接
続された負電源により高電界が発生され、円錐状の電極
1の電界強度が最も高い先端部分より電子線が発生す
る。この発生した電子線のうち電極2及び3の間を通過
したものは、電極4及び5にて挟まれた空間に進入す
る。この時、上記電子線は電極4及び電極5が同電位で
あれば、実線の経路にて電極6に到達する。一方、電極
4と電極5とが異なる電位であれば、破線又は一点鎖線
の経路にて電極7又は電極8に到達する。これにより、
本発明のディジタル演算素子はXOR又はNXORとし
て動作し、CMOS素子を用いた場合に比べて小型化さ
れ実装密度が向上すると共に極めて高速な動作が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排他的論理和(XO
R)又は一致(NXOR)演算を行うディジタル演算素
子に関し、全加算器などディジタル回路一般に応用が可
能である。
【0002】
【従来技術】従来、排他的論理和(以下、XORとい
う)又は一致(以下、NXORという)演算は、ディジ
タル論理において、一般に使用されている機能である。
2つの入力変数に関するXOR機能の真理値表を示した
図4(a) によれば、入力の1つだけが高い場合を除い
て、その出力は低い。即ち、両方の入力が高いか又は低
い場合には、出力は低い。又、2つの入力変数に関する
NXOR機能の真理値表を示した図4(b) によれば、入
力の1つだけが高い場合を除いて、その出力は高い。即
ち、両方の入力が高いか又は低い場合には、出力は高
い。これらXOR又はNXOR演算は全加算器などディ
ジタル回路に多用されており、近年マイクロプロセッサ
の高速化の要求と共にその高速演算能力などが重要性を
増している。ここで、特公昭61−8968号公報「加
算回路」及び特開昭64−49423号公報「相補形金
属−酸化膜−半導体回路」にて開示されたものが知られ
ている。前者においては、MOS(Metal Oxide S
emiconductor:絶縁ゲート型電界効果)トランジスタを
用いた論理回路である加算回路が示されている。この加
算回路ではMOSトランジスタを用いたXORゲートの
問題点として、素子数の多さや回路構成の複雑さを述べ
ている。そして、加算回路をNANDゲートやORゲー
トなどにて構成することにより素子数を減少させ、構成
を簡単とし高速動作を可能としている。又、後者におい
ては、CMOS(Complementary MOS)回路を用い
たXORゲートが示されている。このものは、従来に比
べて、XORゲートの素子数及び基板面積を減少させ動
作速度を速めたものとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、今日
一般的なXOR演算は、CMOS素子を用いた回路にて
行われている。CMOS素子を用いた回路にてXOR演
算を行うには、未だ素子数が多く基板面積も相当なもの
であり、且つ、高速動作は難しいという問題があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、高速で小
型のXOR又はNXOR演算を行うディジタル演算素子
を提供することにある。これにより、ディジタル回路及
びディジタル計算機は、極めて高速化され、低コスト化
され、更に応用範囲が広がることが期待できる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、電子線を発生させる電子線発生装置
と、該電子線発生装置により発生された電子線の進行方
向が所定の角度だけ変化するような電界を発生させる電
界発生装置と、前記電子線発生装置により発生された電
子線の到達位置に対応して受信/非受信を区別する電子
線受信装置とから成り、前記電界発生装置は2つの入力
電極を有し、該電極による電界の発生の有無に対応して
変化する前記電子線受信装置の受信状態によりXOR又
はNXOR演算を行うことを特徴とする。
【0006】
【作用及び効果】電子線発生装置により電子線が発生さ
れる。次に、電界発生装置の入力電極による電界発生の
有無により上記電子線の進行方向が所定の角度だけ変化
される。そして、電子線受信装置により上記電子線の到
達位置に対応して受信/非受信の状態が区別されXOR
又はNXOR演算が行われる。これにより、本発明のデ
ィジタル演算素子はCMOS素子を用いた場合に比べて
数段小型化され実装密度が向上すると共に極めて高速な
動作が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係るディジタル演算素子10の
構成を示した縦断面図である。1は電子線の放出を行う
陰極(エミッタ)となる電極であり、例えば、半導体製
造技術を用いたシリコン(100)基板の異方性エッチ
ングにより円錐状に微細加工する。2及び3は電極1が
電子線を放出するために必要な電界を発生させ、更に、
電子線の進行方向をコントロールするための電極であ
る。上記電極1及び電極2,3により電子線発生装置が
構成される。4及び5は入力信号を与えるための電極で
あり、電極4,5により電界発生装置が構成される。
6,7,8は出力信号を取り出すための電極であり、電
極6,7,8により電子線受信装置が構成される。尚、
上記電極2〜8は、例えば、高融点金属であるタングス
テンなどで各々形成される。又、上記電極1〜8は、例
えば、SiO2などで作られた絶縁体9にて空間的にそれ
ぞれ固設されている。そして、電子線が進行する上記電
極1〜8で囲まれた空間は、高真空又は希ガスで満たさ
れている。
【0008】図2は上記電極2〜8の電極形状を示した
横断面図である。図2(a) に示されたように、電極6及
び電極7,8は電子線の進行方向に対して同心円状に配
設され、電極6は円柱状、電極7,8は円筒状の構造で
ある。又、図2(b) に示されたように、電極4,5は電
子線の進行方向に対して2つに縦割りにされた円筒状の
対向する構造である。そして、図2(c) に示されたよう
に、電極2,3は電子線の進行方向に対して円筒状に配
設された構造である。又、上述の実施例におけるディジ
タル演算素子10全体としては、例えば、半導体集積回
路の製造工程を用いれば、縦・横・厚み寸法は各々数μ
m 程度の大きさにて実現が可能である。
【0009】次に、その作用を説明する。電極1と電極
2及び3との間には電極1に接続された負電源(数百
V)により高電界が発生される。すると、円錐状の電極
1の電界強度が最も高い先端部分より電子線が発生す
る。この発生した電子線のうち電極2及び3の間を通過
したものは、電極4及び5にて挟まれた空間に進入す
る。この時、電極4(入力A)及び電極5(入力B)が
同電位であれば、即ち、A=0且つB=0又はA=1且
つB=1の場合には、図1に実線にてその経路を示した
ように、上記電子線は電極6に到達するため電極6には
負電位が発生する。一方、電極4と電極5とが異なる電
位であれば、即ち、A=0且つB=1又はA=1且つB
=0の場合には、上記電子線は電極4と電極5との間で
進行方向に直交する電界の力を受けることになる。そし
て、図1に破線又は一点鎖線にてその経路を示したよう
に、上記電子線はその進行方向が変化される。すると、
上記電子線は電極7又は電極8に到達してそれら電極
7,8に負電位が生ずる。そして、負電位が発生した電
極を0又は1、発生しない電極を1又は0に対応させれ
ば、ディジタル演算素子であるXOR又はNXOR演算
素子として動作することになる。
【0010】図3は上述のディジタル演算素子10の外
部接続を示した回路図である。尚、各信号線には図1の
電極と同じ符号を付しそれぞれ対応させてある。電極1
の信号線には電子線を発生させるための負電源15が接
続される。又、電極6の信号線は、必要ならば増幅器1
6を介して次段の素子20などと接続される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係るディジタル演
算素子の構成を示した縦断面図である。
【図2】同実施例に係るディジタル演算素子の各電極形
状を示した横断面図である。
【図3】同実施例に係るディジタル演算素子の外部接続
を示した回路図である。
【図4】XOR及びNXORの論理を表したテーブルで
ある。
【符号の説明】
1〜8−電極 9−絶縁体 10−ディジタル演算
素子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電子線を発生させる電子線発生装置と、 前記電子線発生装置により発生された電子線の進行方向
    が所定の角度だけ変化するような電界を発生させる電界
    発生装置と、 前記電子線発生装置により発生された電子線の到達位置
    に対応して受信/非受信を区別する電子線受信装置とか
    ら成り、 前記電界発生装置は2つの入力電極を有し、該電極によ
    る電界の発生の有無に対応して変化する前記電子線受信
    装置の受信状態により排他的論理和(XOR)又は一致
    (NXOR)演算を行うことを特徴とするディジタル演
    算素子。
JP20143091A 1991-07-15 1991-07-15 ディジタル演算素子 Expired - Fee Related JP3213974B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004079910A1 (ja) * 2003-03-07 2004-09-16 Sumitomo Electric Industries Ltd. 電界放射型微小電子エミッタを用いた論理演算素子および論理演算回路

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WO2004079910A1 (ja) * 2003-03-07 2004-09-16 Sumitomo Electric Industries Ltd. 電界放射型微小電子エミッタを用いた論理演算素子および論理演算回路
JPWO2004079910A1 (ja) * 2003-03-07 2006-06-08 住友電気工業株式会社 電界放射型微小電子エミッタを用いた論理演算素子および論理演算回路
US7432521B2 (en) 2003-03-07 2008-10-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Logical operation element field emission emitter and logical operation circuit

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