JPH05221181A - 小冊子の表紙構造とその製造方法 - Google Patents

小冊子の表紙構造とその製造方法

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JPH05221181A
JPH05221181A JP2928592A JP2928592A JPH05221181A JP H05221181 A JPH05221181 A JP H05221181A JP 2928592 A JP2928592 A JP 2928592A JP 2928592 A JP2928592 A JP 2928592A JP H05221181 A JPH05221181 A JP H05221181A
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JP
Japan
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cover
adhesive layer
adhesive
hot
booklet
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JP2928592A
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English (en)
Inventor
Toru Komatsu
叡 小松
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NIPPON BUTSURIYUU KK
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NIPPON BUTSURIYUU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 わずかな種類の表紙を用意しておくだけで広
範囲の厚みの製本に対応することができ、製本後に内部
の紙が脱落するおそれがなく、表表紙と裏表紙が常に平
行であって容積損失のない小冊子の表紙構造と、その製
造方法を提供すること。 【構成】 本発明の小冊子の表紙構造は、二つ折りする
ための複数本の折り目2A、2B、2Cをもつ表紙本体
1と、その折り目の上を含む折り目周辺の帯状部分に被
着されたパターン模様をもつ中央接着剤層3と、その左
右両側に間隔を隔てて被着された線状の左右接着剤層
4、5を有することを特徴とする。本発明方法は、上記
表紙構造の製造方法であって、ホットメルト接着剤また
はその粉末を付着させる中間接着剤を、スクリーン印刷
法により表紙本体1に被着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、専門の製本業者よりも
むしろ、オフィス、学校など小冊子のユーザ側で簡単に
製本しうる小冊子の表紙構造と、その製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特公昭61−4675号公報には、図5
に示すように、表紙を背板17、表表紙18および裏表
紙19で構成するとともに、背板17の両側に切込み2
0、20を形成して、製本時にコ字形に折り曲げられる
ようにし、背板17の内面全面に背板接着剤条片21を
設け、表表紙18と裏表紙19の内面の上記背板接着剤
条片21に近接した部分に表紙接着剤条片23、24を
設けた本表紙構造が開示されている。
【0003】しかしこの従来技術によれば、背板17を
有するため、製本すべき小冊子の厚みに応じて背板寸法
が異なる多種類の本表紙を用意しておかねばならない欠
点があり、もし、製本すべき全用紙の厚みよりも背板の
厚みが大きい場合(これはしばしば起りうる)は、小冊
子をカバン等に入れて持ち運ぶ際の容積が嵩ばり、小冊
子を積み重ねたり棚に並べたとき表表紙と裏表紙が平行
でないため、多数の小冊子を積み重ねたり棚に並べると
きに不都合が生ずる欠点があった。また、製本すべき用
紙が背板両側の切込み20、20にしばしば落ち込む
が、その切込み部には接着剤が塗布されていないので、
製本後に内部の用紙が脱落するという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに対し本発明は、
1種類またはわずかな種類の表紙を用意しておくだけ
で、製本すべき小冊子の広範囲な厚みに対応することが
でき、製本後に内部の用紙が脱落するおそれがなく、し
かも、製本すべき全用紙の厚みがいかなる寸法の場合で
あっても表表紙と裏表紙が常に平行であって容積損失の
ない、改良された小冊子の表紙構造と、その製造方法の
提供を解決課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の小冊子の表紙構造は、左右に二つ折りするた
め互に平行で近接した複数本の折り目をもつ表紙本体
と、その表紙本体内面の上記折り目周辺の帯状部分に被
着されたホットメルト接着剤のパターン模様よりなる中
央接着剤層と、その中央接着剤層の左右両側に間隔を隔
てて全体として線状に被着されたホットメルト接着剤よ
りなる左右接着剤層を有することを特徴としている。
【0006】本発明の中央接着層の、パターン模様を利
用して、表紙の種類、品名、使用方法、製造者名などを
文字、記号、絵模様により表現することができる。本発
明の特徴を要約すると、背板を有していないことと、二
つ折りのための折り目周辺の帯状部分に設けられる中央
接着剤層が一様な厚みでなく、被着部分と非被着部分と
が混在するパターン模様を形成していることである。
【0007】また、本発明による小冊子の表紙構造の製
造方法の一つは、二つ折りするための折り目をもつ表紙
本体を予め作成し、ホットメルト接着剤の粉末を水溶性
又は油性の液中に混入させて液状としたものを、スクリ
ーン印刷法により上記表紙本体内面に被着させて上記中
央接着剤層および左右接着剤層を形成することを特徴と
しており、もう一つの製造方法は、二つ折りするための
折り目をもつ表紙本体を予め作成し、水溶性又は油性の
中間接着剤を、スクリーン印刷法により上記表紙本体内
面の上記中央接着剤層および左右接着剤層を形成すべき
部分に被着させたのち、その被着部分の上にホットメル
ト接着剤の粉末を散布して上記中央接着剤層および左右
接着剤層を形成することを特徴としている。
【0008】本発明方法の特徴を要約すると、ホットメ
ルト接着剤またはそれを付着させる中間接着剤を、ノズ
ルまたはブラシを用いた塗布により形成するのでなく、
スクリーン印刷法により形成していることである。
【0009】
【作用】表紙本体に予め形成された複数本の折り目は、
その横断面形状が例えば図4に示すように全体として弯
曲形の丸い形状に折り曲げられて製本される。そして、
複数本の折り目の周辺の帯状部分にホットメルト接着剤
層が形成されているので、製本すべきすべての用紙の背
縁が表紙本体の内面に直接接着され、たとえ左右接着剤
層が存在しなくても内部の用紙が製本後脱落することが
ない。
【0010】また、ホットメルト接着剤層をスクリーン
印刷法により表紙内面に被着させるため、所望のパター
ン模様を形成することが可能になるばかりでなく、パタ
ーン模様による非被着部分が混在するため、表紙本体を
所望の折り目に沿って容易に折り曲げることができ、そ
の結果、表紙本体が、従来の厚紙に限らず、薄い柔軟な
表紙に到るまで広範囲に拡大される。
【0011】
【実施例】図1に、表紙の実施例を左右両開きにしたも
のを内面から見た正面図を示す。表紙本体1は、二ツ折
りにするための例えば3本の折り目2A、2B、2Cが
中央縦方向に互に平行にかつ近接して形成され、その折
り目を含む帯状部分に、ホットメルト接着剤をスクリー
ン印刷してなる中央接着剤層3が設けられ、その左右両
側から所定の間隔を保つ線状部分に、ホットメルト接着
剤をスクリーン印刷してなる左右接着剤層4、5が設け
られている。
【0012】図2に中央接着剤層3に施こされる印刷パ
ターンの一例を示す。(A)図は縦横の微小な格子状模
様、(B)図は文字、記号を表わしたものを示す。さら
に、ホットメルト接着剤に顔料を添加することにより、
色彩により品種、用途等を識別させるものを製作するこ
とができる。
【0013】また、左右の接着剤層4(または5)に施
こされる印刷パターンは、図3(A)に示す線状のほ
か、(B)に示す点線状、(C)に示す破線状でもよ
く、要するに全体として線状であればよい。
【0014】中央接着剤層3と左右の接着剤層4、5は
これを同時に印刷してもよく、別工程で印刷してもよ
い。この場合、ホットメルトの材質、厚みを異って形成
することができる。
【0015】ホットメルト接着剤は、感熱型接着剤、感
温度接着剤と同義語であって、使用の際、加熱して溶か
し、流動状のときに塗布、被着させ、或いは接着、接合
させるタイプの接着剤をいう。昔から「膠」が知られて
いたが、近来、各種の熱可塑性ポリマー、例えばポリエ
チレン、ポリエステル、ポリイソグチレン、ポリアミ
ド、酢酸ビニル・エチレン共重合体が用いられ、さら
に、エチレン・プロピレンゴム、ポリウレタンゴム、ア
クリルゴム、ブチルゴムなどの人工ゴムが用いられる。
接着剤に、可塑剤、粘着性付与剤、充填剤などの添加剤
を含ませてもよい。
【0016】スクリーン印刷は、絹、ナイロン、テトロ
ン、ステンレス鋼などの糸で網目状に織ったスクリーン
を枠に張り、そのスクリーン面にインクの通過を阻む部
分を選択的に形成してインクの通過する部分のパターン
を形成させ、そのスクリーンを通してインクを押し出し
て印刷する手法をいう。本発明におけるスクリーン印刷
法とは、インクに代えてホットメルト接着剤または中間
接着剤を用いる手法をいう。
【0017】図4に、本発明の表紙構造を用いて製本さ
れた小冊子のとじ合せ部、すなわち表紙折曲部6の拡大
図を示す。この小冊子の特徴とするところは、表紙の折
曲部がコ字形でなく、連続した折線形であって全体とし
て丸められた弯曲形をしており、明確な背表紙部分がな
く、小冊子全体の厚みが、背表紙寸法で規定されず、製
本された内部用紙の全厚みに表裏両表紙を加えた寸法で
定まることであり、その結果、表裏両表紙が平行になる
ことである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、表紙本体内面の複数本
の折り目を含むその周辺の帯状部分にホットメルト接着
剤を被着させているので、製本すべき用紙7のすべての
背縁が確実に表紙本体に接着され、用紙の脱落するおそ
れがない。また、スクリーン印刷法により中央接着剤層
をパターン模様に形成しているので、製本に際し表紙本
体を任意の折り目に沿って容易に折り曲げることがで
き、このパターン模様を利用して所望の文字、記号、絵
模様等を表現することができる。
【0019】また、第3項記載の発明によれば、中間接
着剤をスクリーン印刷法により表紙内面上に被着させた
のち、ホットメルト接着剤粉末を散布するだけでよいの
で、ホットメルトを溶融させる加熱装置を必要とせず、
製造装置が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の表紙実施例を左右両開きしたもの
を内面から見た正面図である。
【図2】は、本発明表紙の中央接着剤層3の形状の一例
を示す。
【図3】は、本発明表紙の左右接着剤層4、5の形状の
一例を示す。
【図4】は、本発明の表紙構造を用いて製本された小冊
子の表紙折曲部の拡大図である。
【図5】は従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・表紙本体 2A、2B、2C・・・・折り目 3・・・・中央接着剤層 4・・・・左接着剤層 5・・・・右接着剤層 6・・・・表紙本体折曲部 7・・・・製本すべき用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に二つ折りするため互に平行で近接
    した複数本の折り目をもつ表紙本体と、その表紙本体内
    面の上記折り目周辺の帯状部分に被着されたホットメル
    ト接着剤のパターン模様よりなる中央接着剤層と、その
    中央接着剤層の左右両側に間隔を隔てて全体として線状
    に被着されたホットメルト接着剤よりなる左右接着剤層
    を有することを特徴とする小冊子の表紙構造。
  2. 【請求項2】 二つ折りするための折り目をもつ表紙本
    体を予め作成し、ホットメルト接着剤の粉末を水溶性又
    は油性の液中に混入させて液状としたものを、スクリー
    ン印刷法により上記表紙本体内面に被着させて上記中央
    接着剤層および左右接着剤層を形成することを特徴とす
    る小冊子の表紙構造の製造方法。
  3. 【請求項3】 二つ折りするための折り目をもつ表紙本
    体を予め作成し、水溶性又は油性の中間接着剤を、スク
    リーン印刷法により上記表紙本体内面の上記中央接着剤
    層および左右接着剤層を形成すべき部分に被着させたの
    ち、その被着部分の上にホットメルト接着剤の粉末を散
    布して上記中央接着剤層および左右接着剤層を形成する
    ことを特徴とする小冊子の表紙構造の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記中央接着剤層により文字、記号、絵
    模様が表現されている、請求項1に記載の小冊子の表紙
    構造。
JP2928592A 1992-02-17 1992-02-17 小冊子の表紙構造とその製造方法 Pending JPH05221181A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5447333A (en) * 1993-08-12 1995-09-05 Avant, Incorporated Method of producing a laminated wrinkle-free presentation folder having perfect binding sheets
DE19509179A1 (de) * 1994-03-15 1995-09-28 Fujitsu Ltd Beschleunigungssensor, der ein piezoelektrisches Element verwendet

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5447333A (en) * 1993-08-12 1995-09-05 Avant, Incorporated Method of producing a laminated wrinkle-free presentation folder having perfect binding sheets
DE19509179A1 (de) * 1994-03-15 1995-09-28 Fujitsu Ltd Beschleunigungssensor, der ein piezoelektrisches Element verwendet
DE19509179C2 (de) * 1994-03-15 2000-01-05 Fujitsu Ltd Beschleunigungssensor zum Detektieren einer Drehbeschleunigung

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