JPH05220646A - 穴あけプレスにおけるプリント基板の位置決め方法及び装置 - Google Patents

穴あけプレスにおけるプリント基板の位置決め方法及び装置

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JPH05220646A
JPH05220646A JP5744892A JP5744892A JPH05220646A JP H05220646 A JPH05220646 A JP H05220646A JP 5744892 A JP5744892 A JP 5744892A JP 5744892 A JP5744892 A JP 5744892A JP H05220646 A JPH05220646 A JP H05220646A
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JP
Japan
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printed circuit
product
circuit board
punching press
wiring pattern
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Application number
JP5744892A
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English (en)
Inventor
Hideo Bando
日出雄 坂東
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板の穴あけプレス時の位置決め作
業を能率よく行う。 【構成】 配線パターンの印刷されたプリント基板をプ
リント基板位置決め装置によって穴あけプレスに搬入
し、あらかじめ設定した設定座標位置に位置させて、穴
あけプレスによって穴加工するとともに配線パターン部
を打抜いて製品とした後、製品の配線パターンに対する
加工穴位置のずれ量を測定し、これを上記設定座標に加
算したものを修正座標として記憶し、プリント基板の後
続の配線パターン部を修正座標位置に位置させて穴加工
及び打抜き加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穴あけプレスにおける
プリント基板の位置決め方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の穴あけプレスとしては、実開昭6
1−120500に示されるようなものがある。これに
示される穴あけプレス(自動パンチング装置)は、被加
工材を、穴あけプレスに設けたカメラと対向する位置に
供給し、カメラによってプレス打抜き部近傍の位置決め
用マークの中心位置を検出し、検出された位置決め用マ
ークの中心座標位置を仮の基準座標として、あらかじめ
設定されている座標データに基づいて被加工材のプレス
打抜き部を仮の取付位置に位置決めする。仮の取付位置
は、位置決め用マークの印刷ずれなどによって本来のプ
レス加工位置からずれていることがあるので、カメラの
基準座標からの位置決め用マーク中心座標のX方向及び
Y方向のずれ量を求め、このずれ量を補正するように被
加工材を移動させることにより加工位置に位置決めし、
穴あけプレスの金型を動作させて被加工材に所定の穴を
打抜きプレス加工するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の穴あけプレスには、穴あけプレスに被加工
材を搬入した後、これの仮の取付位置の加工位置に対す
る位置ずれ量を測定するので、段取り時間が長くなると
いう問題点があった。また、たとえ上述した補正を行っ
たとしても、プレス穴が所定の位置から外れた位置に加
工されてしまうことがあるという問題点があった。たと
えば、配線パターンの所定の位置から被加工材の端面ま
での切りそろえ寸法がずれた場合は、たとえ位置決め用
マークが本来の位置に印刷されていたとしても、カメラ
の基準位置に対する位置決め用マークの位置が見掛け上
ずれていることになるため、上述した補正が行われてし
まい、配線パターンの所定の位置に穴あけできないこと
になる。通常、切りそろえ寸法のずれは、被加工材のロ
ットにまとまって発生するので、上記の方法では、まと
まった量の加工不良品が発生することになる。そこで図
13に示すように、下金型50の通常2箇所の基準座標
位置にそれぞれガイドピン52を設けておき、また図1
4に示すように、プリント基板などの被加工材54に
は、上記ガイドピン52に対応するそれぞれの基準位置
にドリル加工によって基準穴56を加工しておき、下金
型50の各ガイドピン52に被加工材54の各基準穴5
6をはめ合わせることによって被加工材54の下金型5
0に対する位置決めを行い、被加工材54に所定の穴を
打抜きプレス加工するようにした穴あけプレスもある。
この場合は、配線パターン58と基準穴54との関係位
置寸法を一定値にそろえておくことにより、実開昭61
−120500におけるような、まとまった量の加工不
良品が発生することを防止することができる。しかしな
がら、このような穴あけプレスを用いた場合には、被加
工材にあらかじめ位置精度の高い基準穴56をドリル加
工しておく必要があるので、加工装置が高価なものにな
るだけでなく、打抜きプレス加工の際、下金型50のガ
イドピン52に被加工材54の基準穴56がはめ合わさ
れたことを確認する工程が必要になるため、期待したほ
ど段取り時間を短くすることができないという問題点が
あった。本発明はこのような課題を解決することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリント基板
の計算上の加工位置の座標を、あらかじめ位置決め装置
に設定記憶しておき、プリント基板を加工位置の座標に
したがって位置決めし、穴あけプレス加工して製品とし
た後、製品の配線パターンに対する穴位置のずれ量を測
定し、このずれ量を記憶されている座標に加算して、修
正座標として記憶し直すことにより上記課題を解決す
る。すなわち本発明の穴あけプレスにおけるプリント基
板の位置決め方法は、配線パターンの印刷されたプリン
ト基板を位置決め装置によって穴あけプレスに搬入し、
あらかじめ設定した設定座標位置に位置させて、穴あけ
プレスによって穴加工するとともに配線パターン部を打
抜いて製品とした後、製品の配線パターンに対する加工
穴位置のずれ量を測定し、これを上記設定座標に加算し
たものを修正座標として記憶し、プリント基板の後続の
配線パターン部を修正座標位置に位置させて穴加工及び
打抜き加工を行う。なお、あらかじめ設定した所定数の
穴あけプレス加工が行われるごとに、製品の配線パター
ンに対する加工穴位置のずれ量を測定し、記憶した修正
座標を再修正するようにするとよい。また上記方法を実
施する装置は、穴あけプレス(10)と、プリント基板
位置決め装置(18)と、を有しており、配線パターン
の印刷されたプリント基板(48)をプリント基板位置
決め装置(18)によって穴あけプレス(10)に搬入
し、あらかじめ記憶した設定座標位置に位置させて、プ
リント基板(48)の配線パターンに対応する所定位置
に穴加工するとともに配線パターン部を打抜いて製品
(46)とするものを対象にしており、プレス加工後に
穴あけプレス(10)から搬入された製品(46)を所
定位置に位置決めする製品位置決め機構(34,36,
38)と、これによって位置決めされた製品(46)の
配線パターンに対する加工穴位置のずれ量を測定するカ
メラ(40)と、を有する加工位置誤差検出装置(4
4)が設けられており、加工位置誤差検出装置(44)
は、ずれ量を上記プリント基板位置決め装置(18)に
出力するように構成されており、プリント基板位置決め
装置(18)は、上記設定座標にずれ量を加算して修正
座標として記憶し直すように構成されている。なお、上
記製品位置決め機構(34,36,38)の製品(4
6)取付部と上記カメラ(40)取付部との相対的関係
位置を変更可能な移動機構(42又は41)が設けられ
ているとよい。また、上記製品位置決め機構(34,3
6,38)には、これの製品(46)取付面を上記カメ
ラ(40)光軸線に対して傾けることが可能な傾斜機構
(43)が設けられているとよい。なお、かっこ内の符
号は実施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】プリント基板は、プリント基板位置決め装置に
あらかじめ設定記憶されている加工位置の座標にしたが
って位置決めされ、打抜きプレス加工されて製品とされ
た後、製品の配線パターンに対する穴位置のずれ量が測
定される。このずれ量は、記憶されている加工位置の座
標データに加算されて修正座標として更新記憶される。
すなわち、プリント基板の後続の配線パターン部は、修
正座標に基づいて位置決めされる。これにより後続の配
線パターン部には、配線パターンに対する位置精度の良
好な穴を打抜きプレス加工することができる。なお、適
当な加工枚数ごとに、配線パターンに対する穴位置のず
れ量の測定及び座標修正を行うようにすれば、より一層
安定した穴位置精度を維持することができる。
【0006】
【実施例】図1及び2に本発明の第1実施例を示す。穴
あけプレス10のボルスタ12には、これの所定位置に
下金型14が2つの固定装置16によって固定されてい
る。穴あけプレス10は、後述のように下金型14に位
置決め保持されたプリント基板48に、所定の穴を打抜
きプレス加工可能である。穴あけプレス10に対向する
前方位置にプリント基板置台26が配置されている。プ
リント基板置台26は、これの下面側に連結された回動
装置28を介して固定部に取り付けられている。回動装
置28は、後述する第1カメラ32からの座標データに
基づいた回動方向及び回動角度だけ、軸心回りにプリン
ト基板置台26を回動可能である。これによりプリント
基板置台26に載置されたプリント基板48が穴あけプ
レス10に対して正確な関係角度位置に位置するよう
に、プリント基板48の相対角度位置を修正可能であ
る。プリント基板置台26に隣接して縦方向駆動装置2
2が配置されている。縦方向駆動装置22の下端部は固
定部に固定されている。縦方向駆動装置22には、横方
向駆動装置20が連結されている。縦方向駆動装置22
は、横方向駆動装置20を縦方向(図2中上下方向)に
移動可能である。横方向駆動装置20には、上下方向駆
動装置24が連結されている。横方向駆動装置20は、
上下方向駆動装置24を横方向(図2中左右方向)に移
動可能である。上下方向駆動装置24には、ロボットハ
ンド30が連結されている。上下方向駆動装置24は、
ロボットハンド30を上下方向(図2中紙面と直交する
方向)に移動可能である。これによりロボットハンド3
0は、上下方向駆動装置24、横方向駆動装置20及び
縦方向駆動装置22によって上下方向、横方向及び縦方
向にそれぞれ移動可能とされている。ロボットハンド3
0は、プリント基板置台26上に載置されたプリント基
板48を吸着可能である。横方向駆動装置20、縦方向
駆動装置22、上下方向駆動装置24、プリント基板置
台26、回動装置28及びロボットハンド30によって
ロボット装置18(プリント基板位置決め装置)が構成
されている。プリント基板置台26の図1中左方の準備
位置Aには、図中仮想線で示すプレス加工前のプリント
基板48を積み上げ載置可能である。準備位置Aのプリ
ント基板48は、図示してない搬送装置によって1枚ず
つ搬送されてプリント基板置台26に載置されるように
なっている。ロボット装置18には、これの図示してな
い制御部に、プリント基板48をプリント基板置台26
から穴あけプレス10の下金型14まで移動させるため
の座標データなどをあらかじめ設定可能である。図中プ
リント基板置台26の上方位置には、2台の第1カメラ
32が配置されている。第1カメラ32は、図示してな
い支持装置によって支持されている。なお、図1におい
ては、第1カメラ32が、ほかの部材(特にロボットハ
ンド30)と重なり合って分かりにくくなるので、位置
を少しずらせて示してあるが、平面的に見た場合のプリ
ント基板置台26に対する実際の位置関係は、図2に示
すような配置とされている。各第1カメラ32は、互い
に共同してプリント基板置台26に載置されているプリ
ント基板48の基準角度位置からのずれ回転角度を読み
取り、また、プリント基板48の配線パターン46a
(図3参照)から、あらかじめ選定した穴あけ位置の座
標を読み取り、それぞれの測定座標データをロボット装
置18の制御部に入力可能である。ロボット装置18
は、プリント基板置台26を上記測定座標データに対応
する回転方向及び回転角度だけ回動させるように回動装
置28に対して指令信号を出力するとともに、横方向駆
動装置20及び縦方向駆動装置22を駆動することによ
り、プリント基板48の穴あけプレス10に対する関係
位置を一定のものに修正可能であり、この位置修正され
たプリント基板48を吸着把持して穴あけプレス10に
搬入し、これの所定位置に位置決め載置した状態で把持
可能である。図2中ボルスタ12の左側には、製品載置
台34が配置されている。製品載置台34には、2つの
製品移動機構36が配置されている。製品移動機構36
は、これらの移動部材の移動軸心が互いに直交するよう
に配置されている。製品載置台34の図中右下部には、
位置合わせ部材38が固定されている。2つの製品移動
機構36は、後述のように製品載置台34に搬入された
製品46を位置合わせ部材38に押し付けることによ
り、所定の位置に位置決め可能である。製品載置台34
の上方位置には、2台の第2カメラ40が配置されてい
る。製品載置台34には、製品載置台移動機構42が連
結されている。製品載置台移動機構42は、製品載置台
34を駆動して、これと第2カメラ40との相対位置を
変更可能である。製品載置台34、製品移動機構36及
び位置合わせ部材38によって位置決め機構が構成され
ている。位置決め機構は、後述のように穴あけプレス1
0から取り出されて製品載置台34に載置された製品4
6(プリント基板48の一部が切り離されて製品とされ
たもの)を所定位置に位置決め可能である。位置決め機
構、第2カメラ40などによって加工位置誤差検出装置
44が構成されている。第2カメラ40は、製品載置台
34に位置決めされた製品46の、配線パターンに対す
る穴あけ位置のずれ量を測定可能である。加工位置誤差
検出装置44は、ずれ量をロボット装置18に出力可能
である。ロボット装置18は、あらかじめ記憶していた
加工位置の座標データに、上記ずれ量の座標データを加
算して加工位置の修正座標データとして記憶し直すこと
が可能である。なお、図1には、加工位置誤差検出装置
44に関係する部材の図示を省略してある。穴あけプレ
ス10には、回数設定部、計数部などが設けられてい
る。これの回数設定部には、任意のプレス回数Nを設定
可能であり、これにより設定されたプレス回数Nだけプ
レス加工が行われるごとに、加工位置誤差検出装置44
及び図示してない製品搬送装置に対してプレス加工誤差
測定工程を行うように指令信号を出力可能である。ま
た、穴あけプレス10の計数部は、後述の試し打ちを除
いて、プレス加工を1回行うごとに加工数nのカウント
を1つ進めることが可能である。
【0007】次に、この第1実施例の作用を図12のフ
ローチャートを参照しながら説明する。図3(a)に示
すように、プリント基板48には、同一形状の3つの回
路パターン46aがそれぞれ形成されている。回路パタ
ーン46aは図3(b)に拡大して示すようなものとさ
れている。あらかじめ、製品載置台移動機構42を駆動
して製品載置台34と第2カメラ40との相対位置を所
定の配置関係になるように製品載置台34を位置決めし
ておく。準備位置A(図1参照)には、加工前のプリン
ト基板48が所定数積み上げ載置されており、準備位置
Aから1枚のプリント基板48が図示してない搬送装置
によって取り出され、プリント基板置台26に載置され
ている。プリント基板48は、これの下金型14に対す
る座標位置及び載置角度位置が、2つの第1カメラ32
によって検出されており、これに基づいて回動装置28
によってプリント基板48の角度修正が行われている。
初めに、ロボット装置18には、プリント基板48を穴
あけプレス10の下金型14に位置決めするための加工
位置の座標データを設定記憶させておく(ステップ6
0)。また、パターンに対する加工穴の位置ずれ許容値
も入力しておく(ステップ62)。次に、試し打ちを除
いた所定の加工回数ごとにプレス穴の加工位置誤差の測
定工程を行うものとして、穴あけプレス10には、これ
の回数設定部にプレス回数Nを設定し、また、これの計
数部には加工数nを0にリセットする(ステップ6
4)。次に、ロボット装置18の横方向駆動装置20及
び縦方向駆動装置22がそれぞれ駆動される。これによ
りロボットハンド30がプリント基板48に対して所定
の関係位置で向かい合うことになる。次いで上下方向駆
動装置24が図1中下方向に駆動され、ロボットハンド
30がプリント基板48を吸着する。ロボット装置18
は、記憶している加工位置の座標データにしたがってプ
リント基板48を穴あけプレス10に搬送し、下金型1
4の加工位置に位置決め載置する(ステップ66:ロボ
ットハンド30はプリント基板48を吸着したままの状
態)。次に穴あけプレス10によるプリント基板48の
試しプレス加工(試し打ち)が行われる(ステップ6
8)。これによりプリント基板48は、穴加工されると
ともに1つ分の回路パターン46bが切り離されて、図
4(a)に示すような製品46とされる。すなわち、製
品46の回路パターン46aには、これの所定位置に図
4(b)に拡大して示すようなプレス穴46b(実施例
では9個)が加工されたことになる。なお、この試し打
ちの場合には、穴あけプレス10の計数部には何も加算
されない(加工数nは0のままの状態)。次に製品46
は、図示してない製品搬送装置によって穴あけプレス1
0から取り出され、加工位置誤差検出装置44に搬送さ
れ、ここで製品46の回路パターン46aの位置に対す
るプレス穴46bの穴あけ位置のずれ量が測定される。
すなわち、製品載置台34に載置された製品46は、2
つの製品移動機構36によって位置合わせ部材38に押
し付けることにより、所定の位置に位置決めされ、この
状態で2台の第2カメラ40によって製品46の回路パ
ターン位置及び穴あけ位置の座標がそれぞれ測定され
る。これらの座標は、ロボット装置18の制御部に出力
され、ここで穴あけ位置のずれ量が計算される(ステッ
プ70)。ロボット装置18においては、これに記憶さ
れている加工位置の座標とずれ量とを加算して加工位置
の修正座標として、これを記憶し直す(ステップ7
2)。この間にずれ量の測定を終了した製品46は、図
示してない製品搬送装置によって製品載置台34から取
り出されて、図示してない製品集積位置に集積され、ま
た、1枚目のプリント基板48の2つめの回路パターン
46a部分が加工位置の修正座標に基づいてロボット装
置18によって位置決めされ(ステップ74)、プレス
加工される(ステップ76)。穴あけプレス10の計数
部には加工数n(0)に1が加算され(ステップ7
8)、計数部の加工数nと回数設定部のプレス回数Nと
が等しいかどうかが比較され(ステップ80)、Yes
であれば、加工枚nの値を0にリセット(ステップ8
2)した後、ステップ74以降を繰り返し、またNoで
あれば、ステップ90に進む。ステップ90において
は、加工終了かどうかがチェックされ、(Yesの場合
は後述)、Noであれば穴あけ位置のずれ量が測定計算
され(ステップ84)、測定値が許容値内であるかどう
かが比較される(ステップ86)、ステップ86におい
てYesであれば、ステップ72に進み、またNoであ
れば不良プリント基板48が搬出されて(ステップ8
8)、図示してない不良品集積位置に集積された後、ス
テップ66以降を繰り返す。またステップ90において
Yesであれば作業を終了する(ステップ92)。な
お、ステップ80において判定結果がNoである(加工
数が設定数に達していない)間は、製品46は、図示し
てない製品搬送装置によって穴あけプレス10から取り
出されると(加工位置誤差検出装置44に搬送されるこ
となく)直ちに製品集積位置に集積される。また、ステ
ップ90において判定結果がNoである(未加工品があ
る)間は、上記と同様にしてプリント基板48の3つめ
の回路パターン46a部分まで順次プレス加工されるこ
とにより、1枚のプリント基板48のすべての回路パタ
ーン46aについてプレス加工が終了し、ロボットハン
ド30は、プリント基板48の枠部48aのみを把持し
た状態となる。ロボットハンド30は、枠部48aを図
示してない廃材収容部に引き渡した後、穴あけプレス1
0からプリント基板置台26に戻る。以上の動作の間
に、上記と同様にして準備位置Aからプリント基板置台
26にプレス加工前のプリント基板48が1枚搬入さ
れ、プリント基板48の下金型14に対する座標位置及
び載置角度位置が検出され、この検出データに基づいて
プリント基板48の載置角度修正が行われている。ロボ
ットハンド30は、再び上記の手順にしたがってプレス
加工前のプリント基板48を吸引把持し、ステップ74
以降が繰り返し行われることになる。すなわち、プリン
ト基板48が修正座標に基づいて加工位置に位置決めさ
れ、穴あけプレス10によるプレス加工が繰り返し行わ
れることになる。また、プリント基板48の形状・サイ
ズが変更になった場合には、下金型14(及び図示して
ない上金型)を交換するが、第1カメラ32の設置位置
を変更するとともにロボット装置18の加工位置の座標
データなどを変更し、また製品載置台移動機構42を駆
動することにより製品載置台34の第2カメラ40に対
する関係位置、位置合わせ部材38の取付位置などを変
更することになる。
【0008】図5に本発明の第2実施例の加工位置誤差
検出装置44を示す。製品載置台移動機構42には、傾
斜機構43が連結されている。傾斜機構43は、製品載
置台34の面を第2カメラ40の光軸線に対して傾斜機
構43の軸心回りに回動可能である。すなわち、製品載
置台34は、これのプリント基板載置面を傾斜機構43
の軸心回りに移動させることにより第2カメラ40の光
軸線に対する傾斜角度を調整可能である。その他の作用
は第1実施例のものと同様である。
【0009】図6に本発明の第3実施例の加工位置誤差
検出装置44を示す。この第3実施例は、第2実施例の
ものと同様な傾斜機構43を製品載置台34に連結する
とともに、傾斜機構43を製品載置台移動機構42に連
結するように、部材の配置を入れ替えたものであり、そ
の作用は第2実施例のものと同様である。
【0010】図7に本発明の第4実施例の加工位置誤差
検出装置44を示す。第2カメラ40は、支持部材41
の軸心に沿って図中左右方向に移動させることが可能で
ある。支持部材41は、第2カメラ40を移動範囲内の
任意の位置で固定しておくことが可能である。この実施
例においては、製品載置台移動機構42は不要であり、
したがって製品載置台34は、固定位置に固定すること
ができる。この第4実施例の作用は、製品載置台34と
第2カメラ40との相対位置の変更を第2カメラ40側
を移動させて行う点を除けば、第1実施例のものと同様
である。
【0011】図8に本発明の第5実施例の加工位置誤差
検出装置44を示す。製品載置台34は、固定位置に固
定されており、第2カメラ40は1台だけ設けられてい
る。第2カメラ40は、第4実施例の場合と同様に、支
持部材41の軸心に沿って図中左右方向に移動させるこ
とが可能であり、また支持部材41は、第2カメラ40
を移動範囲内の任意の位置で固定しておくことが可能で
ある。この実施例は、製品46の大きさが比較的小さ
く、回路パターン46aが1台のカメラ視野に納まるよ
うな場合に用いられる。この第5実施例においては、製
品46の回路パターン46aに対するプレス穴46bの
位置誤差を求める加工位置誤差測定工程が、1台の第2
カメラ40によって実行される点を除けば、第4実施例
の場合と同様である。
【0012】図9に本発明の第6実施例のロボット装置
18を示す。回動装置28には、これの回動部に縦方向
駆動装置22の一端部が連結されており、縦方向駆動装
置22の他端側には、横方向駆動装置20が配置されて
いる。すなわち、ロボット装置18は、回動装置28に
よって縦方向駆動装置22、横方向駆動装置20、上下
方向駆動装置24及びロボットハンド30が回動される
ようになっている。図示してないが、図2と同様なプリ
ント基板置台26は、固定部に固定配置されている。プ
リント基板48は、ロボットハンド30に吸着された
後、回動装置28及び横方向駆動装置20によって、穴
あけプレス10に対する角度位置及び左右方向位置を修
正されるようになっている。その他の作用は、第1実施
例の場合と同様である。
【0013】図10に本発明の第7実施例のロボット装
置18を示す。回動装置28は、上下駆動装置24とロ
ボットハンド30との間に配置されている。図示してな
いが、図2と同様なプリント基板置台26は、固定部に
固定配置されている。この実施例においては、プリント
基板置台26上のプリント基板48は、ロボットハンド
30に吸着された後、回動装置28によって穴あけプレ
ス10に対する角度位置を修正されるようになってい
る。その他の作用は、第1実施例の場合と同様である。
【0014】図11に本発明の第8実施例を示す。横方
向駆動装置20及び回動装置28は、一体的な構造とさ
れてプリント基板置台26側に設けられている。プリン
ト基板置台26の図中左方に2つの軸部材31が配置さ
れている。軸部材31の下端側の端部は、それぞれ固定
部に固定されており、またこれらの上端側の端部は、そ
れぞれモータ29の回動部に連結されている。各モータ
29は、これらのケースを介して後述のモータ27、お
ねじ部材25などを軸部材31の軸心回りにそれぞれ回
動可能である。プリント基板置台26の縦方向の両端部
下面側には、めねじ部材21がそれぞれ配置されてい
る。各めねじ部材21は、それぞれ軸部材23を介して
プリント基板置台26と連結されている。各めねじ部材
21は、これらのねじ穴軸心がそれぞれ図中左右方向に
貫通するものとされている。各めねじ部材21のねじ穴
には、おねじ部材25がそれぞれねじ込まれている。お
ねじ部材25は、それぞれモータ29のケースを貫通し
てモータ27の回動部にそれぞれ連結されている。モー
タ27のケースは、モータ29のケースにそれぞれ固定
されている。モータ27は、おねじ部材25をそれぞれ
回動可能である。これによりプリント基板置台26を図
中左右方向に移動可能である。この実施例においては、
各モータ27を駆動することによりプリント基板置台2
6が図中左右方向に移動され、また各モータ29を駆動
することによりプリント基板置台26が軸部材31回り
に回動される。すなわち、プリント基板置台26側にお
いて、プリント基板48の角度位置及び横方向位置があ
らかじめ修正されることになる。その他の作用は第1実
施例のものと同様である。
【0015】なお、上記第1実施例の説明においては、
第1カメラ32によってプリント基板載置台26に載置
されたプリント基板48の座標を読み取るものとした
が、プリント基板48の形状精度が良好な場合には、第
1カメラ32は設けないで、プリント基板載置台26に
位置合わせ治具を取り付けるようにして、これにプリン
ト基板48をはめ合わせることにより、プリント基板載
置台26に対するプリント基板48の座標を一定のもの
と見なすようにすることもできる。この場合には、プリ
ント基板載置台26に回動装置28を設ける必要はな
く、プリント基板載置台26は、固定部に固定配置する
ことができる。また、上記第2実施例の説明において
は、傾斜機構43によって製品載置台34の製品載置面
が図5中紙面と直交する軸心回りに傾斜するものとした
が、同様の傾斜機構をこれの軸心が製品載置台34の製
品載置面と平行に、かつ傾斜機構43の軸心と直交する
ように追加配置することもできる。これにより製品載置
台34の製品載置面を2軸回りに傾斜させることができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればプ
リント基板の穴あけプレス時の位置決め作業を能率よく
行うことができる。製品の配線パターンに対するプレス
穴の位置精度を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板位置決め装置を穴あけプ
レスなどとともに示す斜視図である。
【図2】本発明のプリント基板位置決め装置を穴あけプ
レスなどとともに示す平面図である。
【図3】プリント基板を示す図である。
【図4】製品を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の加工位置誤差検出装置を
示す図である。
【図6】本発明の第3実施例の加工位置誤差検出装置を
示す図である。
【図7】本発明の第4実施例の加工位置誤差検出装置を
示す図である。
【図8】本発明の第5実施例の加工位置誤差検出装置を
示す図である。
【図9】本発明の第6実施例のロボット装置を示す図で
ある。
【図10】本発明の第7実施例のロボット装置を示す図
である。
【図11】本発明の第7実施例の横方向駆動装置及び回
動装置を示す図である。
【図12】本発明装置を用いたフローとチャートを示す
図である。
【図13】従来の下金型を示す図である。
【図14】従来のプリント基板製品を示す図である。
【符号の説明】
10 穴あけプレス 14 下金型 18 プリント基板位置決め装置(ロボット装置) 20 横方向駆動装置(ロボット装置) 22 縦方向駆動装置(ロボット装置) 24 上下方向駆動装置(ロボット装置) 26 プリント基板置台(ロボット装置) 28 回動装置(ロボット装置) 30 ロボットハンド(ロボット装置) 32 第1カメラ 34 製品載置台(加工位置誤差検出装置) 36 製品プリント基板位置決め装置(加工位置誤差検
出装置) 38 位置合わせ部材(加工位置誤差検出装置) 40 第2カメラ(加工位置誤差検出装置) 41 製品載置台移動機構(加工位置誤差検出装置) 42 移動機構(加工位置誤差検出装置) 43 傾斜機構 44 加工位置誤差検出装置 46 製品 48 プリント基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンの印刷されたプリント基板
    を位置決め装置によって穴あけプレスに搬入し、あらか
    じめ設定した設定座標位置に位置させて、穴あけプレス
    によって穴加工するとともに配線パターン部を打抜いて
    製品とした後、製品の配線パターンに対する加工穴位置
    のずれ量を測定し、これを上記設定座標に加算したもの
    を修正座標として記憶し、プリント基板の後続の配線パ
    ターン部を修正座標位置に位置させて穴加工及び打抜き
    加工を行うことを特徴とする穴あけプレスにおけるプリ
    ント基板の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 あらかじめ設定した所定数の穴あけプレ
    ス加工が行われるごとに、製品の配線パターンに対する
    加工穴位置のずれ量を測定し、記憶した修正座標を再修
    正する請求項1記載の穴あけプレスにおけるプリント基
    板の位置決め方法。
  3. 【請求項3】 穴あけプレス(10)と、プリント基板
    位置決め装置(18)と、を有しており、配線パターン
    の印刷されたプリント基板(48)をプリント基板位置
    決め装置(18)によって穴あけプレス(10)に搬入
    し、あらかじめ記憶した設定座標位置に位置させて、プ
    リント基板(48)の配線パターンに対応する所定位置
    に穴加工するとともに配線パターン部を打抜いて製品
    (46)とする穴あけプレスにおけるプリント基板の位
    置決め装置において、 プレス加工後に穴あけプレス(10)から搬入された製
    品(46)を所定位置に位置決めする製品位置決め機構
    (34,36,38)と、これによって位置決めされた
    製品(46)の配線パターンに対する加工穴位置のずれ
    量を測定するカメラ(40)と、を有する加工位置誤差
    検出装置(44)が設けられており、加工位置誤差検出
    装置(44)は、ずれ量を上記プリント基板位置決め装
    置(18)に出力するように構成されており、プリント
    基板位置決め装置(18)は、上記設定座標にずれ量を
    加算して修正座標として記憶し直すように構成されてい
    る穴あけプレスにおけるプリント基板の位置決め装置。
  4. 【請求項4】 上記製品位置決め機構(34,36,3
    8)の製品(46)取付部と上記カメラ(40)取付部
    との相対的関係位置を変更可能な移動機構(42又は4
    1)が設けられている請求項3記載の穴あけプレスにお
    けるプリント基板の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 上記製品位置決め機構(34,36,3
    8)には、これの製品(46)取付面を上記カメラ(4
    0)光軸線に対して傾けることが可能な傾斜機構(4
    3)が設けられている請求項3又は4記載の穴あけプレ
    スにおけるプリント基板の位置決め装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145052A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 キヤノン株式会社 ロボットアームの原点設定方法、及びロボットアームの原点復帰方法
CN111730668A (zh) * 2020-06-30 2020-10-02 温州易正科技有限公司 一种pcb板钻孔用的工作台

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