JPH05220609A - 穿孔具 - Google Patents
穿孔具Info
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- JPH05220609A JPH05220609A JP2226192A JP2226192A JPH05220609A JP H05220609 A JPH05220609 A JP H05220609A JP 2226192 A JP2226192 A JP 2226192A JP 2226192 A JP2226192 A JP 2226192A JP H05220609 A JPH05220609 A JP H05220609A
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- JP
- Japan
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- blade
- blade body
- discharge guide
- cutting
- cut
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- Pending
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- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】被切削片19を筒状の刃体29外に排出する排
出ガイド12を、刃体29内に設けるとともに、排出ガ
イド12を、刃体29の刃先部7aよりも外方に突出し
た状態まで押し出し操作可能な押し出し軸10を設けて
ある。排出ガイド12を刃体29内から刃先部7a側に
付勢するスプリング11を設け、排出ガイド12の先端
部が、非切削時において、刃先部7aよりも外方に突出
するように、かつ、切削時において、刃体29による切
削に伴って、被切削片19が、排出ガイド12を押し退
けて刃体29内に侵入するのを許容するようにスプリン
グ11の付勢力を設定してある。押し出し軸10は、排
出ガイド12が刃体29内に引退した位置から、刃体2
9外まで突出した位置まで押し出し操作自在に取り付け
てある 【効果】 安全性、作業性に優れた穿孔具を提供するこ
とができる。
出ガイド12を、刃体29内に設けるとともに、排出ガ
イド12を、刃体29の刃先部7aよりも外方に突出し
た状態まで押し出し操作可能な押し出し軸10を設けて
ある。排出ガイド12を刃体29内から刃先部7a側に
付勢するスプリング11を設け、排出ガイド12の先端
部が、非切削時において、刃先部7aよりも外方に突出
するように、かつ、切削時において、刃体29による切
削に伴って、被切削片19が、排出ガイド12を押し退
けて刃体29内に侵入するのを許容するようにスプリン
グ11の付勢力を設定してある。押し出し軸10は、排
出ガイド12が刃体29内に引退した位置から、刃体2
9外まで突出した位置まで押し出し操作自在に取り付け
てある 【効果】 安全性、作業性に優れた穿孔具を提供するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被切削片を内嵌させな
がら被切削体に食い込む筒状の刃体を設けてある穿孔具
に関する。
がら被切削体に食い込む筒状の刃体を設けてある穿孔具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の穿孔具は、刃体の外周部が
露出しており、また、筒状の刃体内にはなにも設けてな
く、そこには、被切削片を収容するための円柱状の空間
が形成されているだけであった。
露出しており、また、筒状の刃体内にはなにも設けてな
く、そこには、被切削片を収容するための円柱状の空間
が形成されているだけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
によれば、刃体の外周部が露出しており、筒状の刃体内
の空間には、円柱状の空間が形成されているだけであっ
たために、非切削時においては、刃体の刃先部がむき出
した状態になって、作業者が刃先部で負傷しやすいとい
う欠点があった。そして同様の理由から、切削時におい
ては、刃体内に内嵌させた被切削片を刃体内から排除す
るのが困難で、その排除作業に手間がかるという欠点も
あった。本発明は、上記従来の欠点を解消し、作業者が
刃先部で負傷しにくく、しかも、刃体内からの被切削片
の排除を容易に行うことができる穿孔具を提供すること
を目的とする。
によれば、刃体の外周部が露出しており、筒状の刃体内
の空間には、円柱状の空間が形成されているだけであっ
たために、非切削時においては、刃体の刃先部がむき出
した状態になって、作業者が刃先部で負傷しやすいとい
う欠点があった。そして同様の理由から、切削時におい
ては、刃体内に内嵌させた被切削片を刃体内から排除す
るのが困難で、その排除作業に手間がかるという欠点も
あった。本発明は、上記従来の欠点を解消し、作業者が
刃先部で負傷しにくく、しかも、刃体内からの被切削片
の排除を容易に行うことができる穿孔具を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかる穿孔具は、被切削片を刃体外に排
出する排出ガイドを、前記刃体内に嵌入自在に、かつ、
前記刃体に対して出退自在に設けるとともに、前記排出
ガイドを、前記刃体の刃先部よりも外方に突出した状態
まで押し出し操作可能な押し出し軸を設け、前記排出ガ
イドを前記刃体内から前記刃先部側に付勢する弾性体を
設け、前記排出ガイドの先端部が、非切削時において、
前記刃先部よりも外方に突出するように、かつ、切削時
において、前記刃体による切削に伴って、前記被切削片
が、前記排出ガイドを押し退けて前記刃体内に侵入する
のを許容するように前記弾性体の付勢力を設定し、前記
排出ガイドが前記被切削片に押し退けられて、前記刃体
内に引退した位置から、前記刃体外まで突出した位置ま
で押し出し操作自在に、前記押し出し軸を取り付けてあ
ることを特徴とし、その作用及び効果は次の通りであ
る。
めに、本発明にかかる穿孔具は、被切削片を刃体外に排
出する排出ガイドを、前記刃体内に嵌入自在に、かつ、
前記刃体に対して出退自在に設けるとともに、前記排出
ガイドを、前記刃体の刃先部よりも外方に突出した状態
まで押し出し操作可能な押し出し軸を設け、前記排出ガ
イドを前記刃体内から前記刃先部側に付勢する弾性体を
設け、前記排出ガイドの先端部が、非切削時において、
前記刃先部よりも外方に突出するように、かつ、切削時
において、前記刃体による切削に伴って、前記被切削片
が、前記排出ガイドを押し退けて前記刃体内に侵入する
のを許容するように前記弾性体の付勢力を設定し、前記
排出ガイドが前記被切削片に押し退けられて、前記刃体
内に引退した位置から、前記刃体外まで突出した位置ま
で押し出し操作自在に、前記押し出し軸を取り付けてあ
ることを特徴とし、その作用及び効果は次の通りであ
る。
【0005】
【作用】つまり、上記のように構成してあるから、非切
削時においては、刃体に内嵌している排出ガイドが、排
出ガイドと押し出し軸との間に設けた弾性体の付勢力で
刃体内から刃先部側に押しやられ、その先端部が刃先部
よりも外方に突出した状態になる。その結果、作業者が
刃体部に触れた場合、この排出ガイドで作業者の手等を
受けることができて、刃先部で作業者が負傷するのを防
止できる。また、弾性体の付勢力を上記のように設定し
たことで、切削時においては、刃体による切削に伴っ
て、被切削片が、排出ガイドを押し退けて刃体内に侵入
してきて刃体内に保持される。この状態から押し出し軸
を刃先部側に押し出し操作すると、前記排出ガイドが刃
体内から刃先部側に押しやられ、被切削片をその方向に
押しやって、そのまま刃体外に排出する。このように、
押し出し軸を押し出し操作するだけで、刃体内の被切削
片を刃体外に排出できるから、排出作業を容易に行うこ
とができる。
削時においては、刃体に内嵌している排出ガイドが、排
出ガイドと押し出し軸との間に設けた弾性体の付勢力で
刃体内から刃先部側に押しやられ、その先端部が刃先部
よりも外方に突出した状態になる。その結果、作業者が
刃体部に触れた場合、この排出ガイドで作業者の手等を
受けることができて、刃先部で作業者が負傷するのを防
止できる。また、弾性体の付勢力を上記のように設定し
たことで、切削時においては、刃体による切削に伴っ
て、被切削片が、排出ガイドを押し退けて刃体内に侵入
してきて刃体内に保持される。この状態から押し出し軸
を刃先部側に押し出し操作すると、前記排出ガイドが刃
体内から刃先部側に押しやられ、被切削片をその方向に
押しやって、そのまま刃体外に排出する。このように、
押し出し軸を押し出し操作するだけで、刃体内の被切削
片を刃体外に排出できるから、排出作業を容易に行うこ
とができる。
【0006】
【発明の効果】従って、刃先部で作業者が負傷するのを
防止でき、かつ、排出作業を容易に行うことができるか
ら、安全性、作業性に優れた穿孔具を提供することがで
きた。
防止でき、かつ、排出作業を容易に行うことができるか
ら、安全性、作業性に優れた穿孔具を提供することがで
きた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、熱可塑性樹脂製のガス管1(被切削体の
一例)に対し、熱可塑性樹脂製の分岐継手2を取り付け
た後、そのガス管1に、本発明の穿孔具を用いて貫通孔
1aを穿設する状態を示している。
する。図1は、熱可塑性樹脂製のガス管1(被切削体の
一例)に対し、熱可塑性樹脂製の分岐継手2を取り付け
た後、そのガス管1に、本発明の穿孔具を用いて貫通孔
1aを穿設する状態を示している。
【0008】前記分岐継手2は、前記ガス管1の外周面
に横から当て付けて取り付けられるサドル状部分2a
と、そのサドル状部分2aの一部に設けられた開口孔に
一端側を連通し、且つ、前記ガス管1の径方向に沿った
分岐路を形成するパイプ部分2bとが一体的に設けられ
てなる。前記サドル状部分2aの内面側には、それ自体
と前記ガス管1の被接続部とを融着させるジュール熱を
発生する電熱体(図外)が埋め込まれ、前記サドル状部
分2aを前記ガス管1の外周面に当て付けた状態に保持
しつつ、前記電熱体への通電を行うことにより、前記分
岐継手2が前記ガス管1にシール状態で取り付けられる
ようになっている。尚、以下の説明において、前記サド
ル状部分2a側を先端側(管外からみて先端側)とし、
前記パイプ部分2b側を基端側とする。
に横から当て付けて取り付けられるサドル状部分2a
と、そのサドル状部分2aの一部に設けられた開口孔に
一端側を連通し、且つ、前記ガス管1の径方向に沿った
分岐路を形成するパイプ部分2bとが一体的に設けられ
てなる。前記サドル状部分2aの内面側には、それ自体
と前記ガス管1の被接続部とを融着させるジュール熱を
発生する電熱体(図外)が埋め込まれ、前記サドル状部
分2aを前記ガス管1の外周面に当て付けた状態に保持
しつつ、前記電熱体への通電を行うことにより、前記分
岐継手2が前記ガス管1にシール状態で取り付けられる
ようになっている。尚、以下の説明において、前記サド
ル状部分2a側を先端側(管外からみて先端側)とし、
前記パイプ部分2b側を基端側とする。
【0009】前記分岐継手2が前記ガス管1に取り付け
られた状態において、前記ガス管1における前記サドル
状部分2aの開口孔との対応部分に、分岐路の一部とな
る貫通孔1aを穿設するのに、前記の穿孔具が用いられ
る。
られた状態において、前記ガス管1における前記サドル
状部分2aの開口孔との対応部分に、分岐路の一部とな
る貫通孔1aを穿設するのに、前記の穿孔具が用いられ
る。
【0010】その管穿孔装置は、前記パイプ部分2bを
抱き込み自在な径方向分割形式の外側挟持体3,4を備
える。また、その外側挟持体3,4の内側に係止される
と共に、内周面に雌ネジ部52aが形成された内側筒状
体5も備える。更に、その内側筒状体5の雌ネジ部52
aと螺合自在な雄ネジ部6aが外周面に形成され、且
つ、それら雌雄ネジ部52a,6aが螺合する状態で回
転操作されることによって前記分岐路に沿って前進・後
退するように構成されると共に、前記ガス管1に対して
前記貫通孔1aを穿設する穿孔具7が先端に設けられた
回転体6も備えている。
抱き込み自在な径方向分割形式の外側挟持体3,4を備
える。また、その外側挟持体3,4の内側に係止される
と共に、内周面に雌ネジ部52aが形成された内側筒状
体5も備える。更に、その内側筒状体5の雌ネジ部52
aと螺合自在な雄ネジ部6aが外周面に形成され、且
つ、それら雌雄ネジ部52a,6aが螺合する状態で回
転操作されることによって前記分岐路に沿って前進・後
退するように構成されると共に、前記ガス管1に対して
前記貫通孔1aを穿設する穿孔具7が先端に設けられた
回転体6も備えている。
【0011】前記外側挟持体3,4は、夫々、前記パイ
プ部分2bに外嵌自在な短尺の略筒状体を径方向に二分
割した形状となっており、それらを分割前の一体状態に
配置することによって生じる二つの対向部の一方が枢支
部材8にて枢支連結され、且つ、他方が締結具9によっ
て解除自在に締結されるようになっている。そして、前
記締結具9による締結を解除して前記外側挟持体3,4
を開いた上で、その外側挟持体3,4を前記パイプ部分
2bに外嵌させるようにして閉じた後、前記締結具9に
よる締結を行うことにより、前記外側挟持体3,4は、
前記パイプ部分2bを抱き込み保持することができるよ
うになっている。
プ部分2bに外嵌自在な短尺の略筒状体を径方向に二分
割した形状となっており、それらを分割前の一体状態に
配置することによって生じる二つの対向部の一方が枢支
部材8にて枢支連結され、且つ、他方が締結具9によっ
て解除自在に締結されるようになっている。そして、前
記締結具9による締結を解除して前記外側挟持体3,4
を開いた上で、その外側挟持体3,4を前記パイプ部分
2bに外嵌させるようにして閉じた後、前記締結具9に
よる締結を行うことにより、前記外側挟持体3,4は、
前記パイプ部分2bを抱き込み保持することができるよ
うになっている。
【0012】前記内側筒状体5は、前記パイプ部分2b
の基端において前記外側挟持体3,4の内側に係止され
る係止部51a及び前記パイプ部分2bの内周面に内嵌
される嵌合部51bを備える第1筒状体51と、前記回
転体6の雄ネジ部6aと螺合自在な雌ネジ部52aを備
える第2筒状体52との組み合わせからなり、前記第1
筒状体51の基端側の部分に前記第2筒状体52が内嵌
されて一体化されている。尚、前記第1筒状体51の嵌
合部51bは、大小2種類の外径寸法部分を形成するよ
うに2段構造とされ(大径部分が基端側に、且つ、小径
部分が先端側に形成され)、それら大径部分及び小径部
分に対して2個ずつの凹部が形成され、それらの各凹部
には、前記嵌合部51bと前記パイプ部分2の内周面と
の間に存在して前記パイプ部分2b内の気密を保持する
シール手段S(具体的には、Oリング)が係入されてい
る。そして、本実施例においては、前記2段構造のうち
の大径部分に相当する嵌合部51bが、前記パイプ部分
2bの内周面に対して前記シール手段Sを介装させた状
態で内嵌されるようになっている。
の基端において前記外側挟持体3,4の内側に係止され
る係止部51a及び前記パイプ部分2bの内周面に内嵌
される嵌合部51bを備える第1筒状体51と、前記回
転体6の雄ネジ部6aと螺合自在な雌ネジ部52aを備
える第2筒状体52との組み合わせからなり、前記第1
筒状体51の基端側の部分に前記第2筒状体52が内嵌
されて一体化されている。尚、前記第1筒状体51の嵌
合部51bは、大小2種類の外径寸法部分を形成するよ
うに2段構造とされ(大径部分が基端側に、且つ、小径
部分が先端側に形成され)、それら大径部分及び小径部
分に対して2個ずつの凹部が形成され、それらの各凹部
には、前記嵌合部51bと前記パイプ部分2の内周面と
の間に存在して前記パイプ部分2b内の気密を保持する
シール手段S(具体的には、Oリング)が係入されてい
る。そして、本実施例においては、前記2段構造のうち
の大径部分に相当する嵌合部51bが、前記パイプ部分
2bの内周面に対して前記シール手段Sを介装させた状
態で内嵌されるようになっている。
【0013】前記内側筒状体5には、前記ガス管1に対
して前記分岐継手2を取り付けた箇所の気密検査を実施
する場合の流体導入部として機能する気密検査用孔51
c,51d,52bが設けられている。具体的には、前
記第1筒状体51の大径部分及び前記第2筒状体52
に、夫々、相互に連通する状態で径方向へ穿設されてな
る気密検査用孔51c,52bが設けられ、且つ、前記
第1筒状体51の小径部分に軸方向へ穿設されてなる気
密検査用孔51dが設けられている。
して前記分岐継手2を取り付けた箇所の気密検査を実施
する場合の流体導入部として機能する気密検査用孔51
c,51d,52bが設けられている。具体的には、前
記第1筒状体51の大径部分及び前記第2筒状体52
に、夫々、相互に連通する状態で径方向へ穿設されてな
る気密検査用孔51c,52bが設けられ、且つ、前記
第1筒状体51の小径部分に軸方向へ穿設されてなる気
密検査用孔51dが設けられている。
【0014】前記回転体6においては、前記内側筒状体
5の雌ネジ部52aと螺合自在な雄ネジ部6aが中央部
の外周面に形成され、且つ、前記雌雄ネジ部52a,6
aを螺合させつつ回転操作するハンドル6cが基端側の
端部に取り付けられている。
5の雌ネジ部52aと螺合自在な雄ネジ部6aが中央部
の外周面に形成され、且つ、前記雌雄ネジ部52a,6
aを螺合させつつ回転操作するハンドル6cが基端側の
端部に取り付けられている。
【0015】前記穿孔具7は、被切削片19を内嵌させ
ながらガス管1に食い込むキャップ状の刃体29を前記
回転体6の先端側部分に取りつけて構成されている。回
転体6の先端部分の外周面には円環溝6dが形成され、
その円環溝6dに内向き突出状態に装着された係止部材
7bの先端部が係入されている。また、前記回転体6の
先端は、前記刃体29の基端部に形成された凹部の底に
接当されるようになっている。従って、前記回転体6が
回転操作されて前記先端側へ前進されても、その回転体
6と前記穿孔具7とが前記係止部材7bの前記円環溝6
dへの係入によって係合しているので、前記穿孔具7は
回転せず、その穿孔具7は前記ガス管1に対して押し切
るように前進して前記貫通孔1aを穿設するようになっ
ている。
ながらガス管1に食い込むキャップ状の刃体29を前記
回転体6の先端側部分に取りつけて構成されている。回
転体6の先端部分の外周面には円環溝6dが形成され、
その円環溝6dに内向き突出状態に装着された係止部材
7bの先端部が係入されている。また、前記回転体6の
先端は、前記刃体29の基端部に形成された凹部の底に
接当されるようになっている。従って、前記回転体6が
回転操作されて前記先端側へ前進されても、その回転体
6と前記穿孔具7とが前記係止部材7bの前記円環溝6
dへの係入によって係合しているので、前記穿孔具7は
回転せず、その穿孔具7は前記ガス管1に対して押し切
るように前進して前記貫通孔1aを穿設するようになっ
ている。
【0016】前記穿孔具7には、被切削片19を前記刃
体29外に排出する被切削片排出機構20を設けてあ
る。
体29外に排出する被切削片排出機構20を設けてあ
る。
【0017】前記排出機構20は、被切削片19を前記
刃体29外に排出する円板状の排出ガイド12と、排出
ガイド12を、刃体29の刃先部よりも外方に突出した
状態まで押し出し操作可能な押し出し軸10とを設けて
なり、前記排出ガイド12を刃体29内に嵌入自在に、
かつ、前記刃体29に対して出退自在に設けるととも
に、押し出し軸10を回転体6に挿通させ、回転体6と
押し出し軸10との間に、排出ガイド12を刃体29内
から刃先部7a側に付勢するスプリング11(弾性体の
一例)を設けてある。
刃体29外に排出する円板状の排出ガイド12と、排出
ガイド12を、刃体29の刃先部よりも外方に突出した
状態まで押し出し操作可能な押し出し軸10とを設けて
なり、前記排出ガイド12を刃体29内に嵌入自在に、
かつ、前記刃体29に対して出退自在に設けるととも
に、押し出し軸10を回転体6に挿通させ、回転体6と
押し出し軸10との間に、排出ガイド12を刃体29内
から刃先部7a側に付勢するスプリング11(弾性体の
一例)を設けてある。
【0018】前記排出ガイド12は、押し出し軸10の
下端部に螺合連結してある。
下端部に螺合連結してある。
【0019】前記押し出し軸10は、回転体6の上端部
から突出しており、その突出端部に、押圧操作用の金属
製キャップ28を外嵌してある。また、前記突出端部に
は、Oリング18を備えたリング状の蓋13を、ハンド
ル6cの上端面に接触させた状態で外嵌させてある。こ
の押し出し軸23は、回転体6に緩やかに内嵌してあ
り、もって、排出ガイド12が被切削片19に押し退け
られて、刃体29内に引退した位置から、刃体29外ま
で突出した位置まで押し出し操作自在にしてある。押し
出し軸10の中間部には大径部を設けてあり、その大径
部と、回転体6内の段部との間にスプリング11を介在
させてある。
から突出しており、その突出端部に、押圧操作用の金属
製キャップ28を外嵌してある。また、前記突出端部に
は、Oリング18を備えたリング状の蓋13を、ハンド
ル6cの上端面に接触させた状態で外嵌させてある。こ
の押し出し軸23は、回転体6に緩やかに内嵌してあ
り、もって、排出ガイド12が被切削片19に押し退け
られて、刃体29内に引退した位置から、刃体29外ま
で突出した位置まで押し出し操作自在にしてある。押し
出し軸10の中間部には大径部を設けてあり、その大径
部と、回転体6内の段部との間にスプリング11を介在
させてある。
【0020】前記スプリング11は、その付勢力を、排
出ガイド12の先端部が、非切削時において、刃先部7
aよりも外方に突出するように、かつ、切削時におい
て、刃体29による切削に伴って、被切削片19が、排
出ガイド12を押し退けて刃体29内に侵入するのを許
容するように設定してある。
出ガイド12の先端部が、非切削時において、刃先部7
aよりも外方に突出するように、かつ、切削時におい
て、刃体29による切削に伴って、被切削片19が、排
出ガイド12を押し退けて刃体29内に侵入するのを許
容するように設定してある。
【0021】上記の構成における穿孔具7を分岐継手2
に内装してガス管1に穿孔するときの要領及び各部材の
動きについて説明する。
に内装してガス管1に穿孔するときの要領及び各部材の
動きについて説明する。
【0022】ハンドル6cを回転操作して、回転体6を
回転させ、刃体29を、ガス管1側に螺進させる。この
螺進によって、刃体29がガス管1側に押しやられ、ガ
ス管1に食い込んで穿孔する。ガス管1の被切削片19
は、円形のまま刃体29の中空部内に入り込んで、そこ
に保持される。穿孔が終わったら、ハンドル6cで逆方
向に回転操作して刃体29を引き上げ、穿孔具7を分岐
継手2から取り外し、その状態で、押し出し軸10を刃
先部7a側に押し出し操作すると、スプリング11を押
し縮めながら排出ガイド12が刃体29内から刃先部7
a側に押しやられ、被切削片19をその方向に押しやっ
て、そのまま刃体29外に排出する。
回転させ、刃体29を、ガス管1側に螺進させる。この
螺進によって、刃体29がガス管1側に押しやられ、ガ
ス管1に食い込んで穿孔する。ガス管1の被切削片19
は、円形のまま刃体29の中空部内に入り込んで、そこ
に保持される。穿孔が終わったら、ハンドル6cで逆方
向に回転操作して刃体29を引き上げ、穿孔具7を分岐
継手2から取り外し、その状態で、押し出し軸10を刃
先部7a側に押し出し操作すると、スプリング11を押
し縮めながら排出ガイド12が刃体29内から刃先部7
a側に押しやられ、被切削片19をその方向に押しやっ
て、そのまま刃体29外に排出する。
【0023】〔別実施例〕図4、図5に、穿孔具7を内
装するとともに、穿孔用キャップ30を取り付けた樹脂
製サービスチー33をガス管1に装着し、このサービス
チー33をガス管1に融着させて分岐管路を形成してい
る状態を示してあり、この場合にも本発明は適用でき
る。
装するとともに、穿孔用キャップ30を取り付けた樹脂
製サービスチー33をガス管1に装着し、このサービス
チー33をガス管1に融着させて分岐管路を形成してい
る状態を示してあり、この場合にも本発明は適用でき
る。
【0024】前記サービスチー33は、鞍状のサドル部
34と、このサドル部34に連結した筒状のT字型継手
本体部35とからなる。T字型継手本体部35は、サド
ル部34に直接連結している第1筒部38と、第1筒部
38の長手方向中間部に連通連結した第2筒部21とか
らなり、第1筒部38には、その内周部に、全体にわた
って前記穿孔具2に螺合する第1雌ねじ部37を形成す
るとともに、遊端部に、穿孔用キャップ30に螺着自在
な上端ねじ部36を形成してある。
34と、このサドル部34に連結した筒状のT字型継手
本体部35とからなる。T字型継手本体部35は、サド
ル部34に直接連結している第1筒部38と、第1筒部
38の長手方向中間部に連通連結した第2筒部21とか
らなり、第1筒部38には、その内周部に、全体にわた
って前記穿孔具2に螺合する第1雌ねじ部37を形成す
るとともに、遊端部に、穿孔用キャップ30に螺着自在
な上端ねじ部36を形成してある。
【0025】前記刃体29は、その頭部の外周に、第1
雌ねじ部37に螺合する雄ねじ部15を形成してある。
雌ねじ部37に螺合する雄ねじ部15を形成してある。
【0026】回転体6のうち、穿孔用キャップ30から
突出している上端部に六角柱部17を設けて、この六角
柱部17にハンドル6cを取り付けてある。この構成に
おいて、ハンドル6cによって回転体6を回転させ、第
1雌ねじ部37に螺合した刃体29を、ガス管1側に螺
進させると、刃体29の刃先部7aをガス管1に食い込
ませてガス管1を切削することができる。
突出している上端部に六角柱部17を設けて、この六角
柱部17にハンドル6cを取り付けてある。この構成に
おいて、ハンドル6cによって回転体6を回転させ、第
1雌ねじ部37に螺合した刃体29を、ガス管1側に螺
進させると、刃体29の刃先部7aをガス管1に食い込
ませてガス管1を切削することができる。
【0027】なお、キャップ30の上端部と六角柱部1
7との間にはストッパーリング14を設け、キャップ3
0の内周部と回転体6の中間外周部との間、及びキャッ
プ30の凹部底面とサービスチー33の第1筒部8の上
端面との間に、それぞれOリング18を介在させてあ
る。
7との間にはストッパーリング14を設け、キャップ3
0の内周部と回転体6の中間外周部との間、及びキャッ
プ30の凹部底面とサービスチー33の第1筒部8の上
端面との間に、それぞれOリング18を介在させてあ
る。
【0028】被切削体1は樹脂製のガス管に限られず、
金属製の管であってもよく、また、中実体であってもよ
い。
金属製の管であってもよく、また、中実体であってもよ
い。
【0029】上記の実施例では、刃体29を回転させな
がらガス管1に食い込ませるようにしたが、単に、軸芯
方向へのスライド移動のみでガス管1に食い込ませるよ
うにしてもよい。
がらガス管1に食い込ませるようにしたが、単に、軸芯
方向へのスライド移動のみでガス管1に食い込ませるよ
うにしてもよい。
【0030】前記刃先部7aは、のこ歯状に形成しても
よい。
よい。
【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図
【図2】図1のイ―イ線による断面図
【図3】穿孔具の要部の断面図
【図4】別実施例の縦断面図
【図5】別実施例の縦断面図
1 被切削体 29 刃体 7a 刃先部 19 被切削片 10 押し出し軸 12 排出ガイド 11 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉谷 純一 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 大松 健志 愛媛県喜多郡内子町大字内子甲1439―6
Claims (1)
- 【請求項1】 被切削片(19)を内嵌させながら被切
削体(1)に食い込む筒状の刃体(29)を設けてある
穿孔具であって、 前記被切削片(19)を前記刃体(29)外に排出する
排出ガイド(12)を、前記刃体(29)内に嵌入自在
に、かつ、前記刃体(29)に対して出退自在に設ける
とともに、前記排出ガイド(12)を、前記刃体(2
9)の刃先部(7a)よりも外方に突出した状態まで押
し出し操作可能な押し出し軸(10)を設け、前記排出
ガイド(12)を前記刃体(29)内から前記刃先部
(7a)側に付勢する弾性体(11)を設け、前記排出
ガイド(12)の先端部が、非切削時において、前記刃
先部(7a)よりも外方に突出するように、かつ、切削
時において、前記刃体(29)による切削に伴って、前
記被切削片(19)が、前記排出ガイド(12)を押し
退けて前記刃体(29)内に侵入するのを許容するよう
に前記弾性体(11)の付勢力を設定し、前記排出ガイ
ド(12)が前記被切削片(19)に押し退けられて、
前記刃体(29)内に引退した位置から、前記刃体
(9)外まで突出した位置まで押し出し操作自在に、前
記押し出し軸(10)を取り付けてある穿孔具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2226192A JPH05220609A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 穿孔具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2226192A JPH05220609A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 穿孔具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05220609A true JPH05220609A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12077831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2226192A Pending JPH05220609A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 穿孔具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05220609A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7137762B2 (en) * | 2002-01-12 | 2006-11-21 | Agru Kunststofftechnick Gmbh | Device for tapping conduits |
JP2011167809A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nagoya Univ | 合成樹脂製タンク用孔明け装置 |
JP2011167808A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nagoya Univ | 合成樹脂製タンク用孔明け装置 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP2226192A patent/JPH05220609A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7137762B2 (en) * | 2002-01-12 | 2006-11-21 | Agru Kunststofftechnick Gmbh | Device for tapping conduits |
JP2011167809A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nagoya Univ | 合成樹脂製タンク用孔明け装置 |
JP2011167808A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nagoya Univ | 合成樹脂製タンク用孔明け装置 |
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