JPH05220539A - リップスティック成形金型の製造方法 - Google Patents

リップスティック成形金型の製造方法

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JPH05220539A
JPH05220539A JP2537292A JP2537292A JPH05220539A JP H05220539 A JPH05220539 A JP H05220539A JP 2537292 A JP2537292 A JP 2537292A JP 2537292 A JP2537292 A JP 2537292A JP H05220539 A JPH05220539 A JP H05220539A
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JP
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die
lipstick
punch
shape
plastic working
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JP2537292A
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Inventor
Atsuyoshi Kimura
村 篤 良 木
Katsuyoshi Sakota
田 克 義 迫
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リップスティック成形空間の形状精度が高い
と共に空間内壁面が滑らかなものとなっているリップス
ティック成形金型を提供する。 【構成】 ダイス1内に収容した金型素材2に対し、リ
ップスティックの形状に対応した形状のパンチ3により
塑性加工を行って、リップスティックの形状に対応した
形状のリップスティック成形空間5aを有するリップス
ティック成形金型5を製造するに際し、金型素材2のリ
ップスティック成形空間形成側部分に下穴2aを形成し
ておくと共に、金型素材2に対する塑性加工方向の前方
部分に、金型素材のファイバーフロー調整部4として素
材側凹状部4aを設けて、塑性加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リップスティック(棒
状口紅)を製造するのに用いられるリップスティック成
形金型(鋳形金型と称することもできる)を製造するの
に利用されるリップスティック成形金型の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】化粧品の一種である口紅は、唇に塗布し
て美しい色彩とつやを与えるもので、スティック状のも
の、ペンシル状のもの、軟こう状のものなど各種のもの
があるが、スティック状のものが最も一般的である。
【0003】そして、リップスティックの組成は、通常
の場合、油や油脂類が65〜75%、ワックス類が15
〜25%、色素・顔料類が10%程度で構成される。こ
の場合、ワックス類は、スティックの形態を保持させる
ために使用される。
【0004】この種のリップスティックを製造するに際
しては、上記素材を加熱溶融して各成分を均一に分散さ
せた状態とし、リップスティック成形型に流し込んだの
ち冷却して所定形状に製造される。
【0005】このようなリップスティックの成形型に対
しては、リップスティックの表面をできるかぎり滑らか
に成形できること、および成形したリップスティックを
成形型から取り出す際の離型性が良好であることが要求
されているが、従来の場合には、リップスティック成形
型として、プラスチック製の成形型を用いていた。
【0006】この場合、リップスティックは前記したよ
うに、油や油脂類とワックス類を主としそのほか色素・
顔料類が含まれるものであるから、成形温度がそれほど
高くなく、したがってプラスチック製の成形型を用いた
場合であっても成形は十分可能である。
【0007】しかしながら、このようなプラスチック製
の成形型は耐久寿命が短いという難点があったため、型
素材を冷間工具鋼,熱間工具鋼やTiなどの金属とし、
放電加工によってリップスティック成形金型を製造する
ことも行われていた。
【0008】ところが、放電加工による場合には、放電
加工によって形成されたリップスティック成形空間の内
面性状が良好なものとなりがたく、前述したようにリッ
プスティックの表面をできるかぎり滑らかに成形できる
ことおよび離型性が良好であることの要件を満たすため
には放電加工後に内面研磨を施すことが必要となるた
め、リップスティック成形金型の製造コストが高くつく
ものになってしまうという欠点があった。
【0009】そこで、このような欠点をなくすために、
図8の(A)に示すように、側部ダイス101aと底部
ダイス101bをそなえたダイス101内に収容した金
型素材102に対し、リップスティックの形状に対応し
た形状のパンチ103により塑性加工を行って、図8の
(B)に示すように、リップスティックの形状に対応し
た形状のリップスティック成形空間105aが形成され
たリップスティック成形金型105が製造されるように
していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リップ
スティックの先端部分は非対称形状となっており、した
がって、リップスティック成形空間105aも非対称形
状(図8の(B)に示すように、中心より右側は滑らか
な曲線状をなし、中心より左側は折曲部分Fを経て直線
状をなす非対称形状)に成形する必要があるので、パン
チ103の先端部分も非対称形状(図8の(A)に示す
ように、中心より右側は滑らかな曲線状をなし、中心よ
り左側は折曲部分Fを経て直線状をなす非対称形状)に
する必要があることから、このようなパンチ103を用
いて、ダイス101内に収容した金型素材102に対し
て塑性加工を行う場合に、パンチ103に対して横向き
方向の力が作用し、図9にモデル的に示すように、パン
チ103に変形を生じ、リップスティック成形空間10
5aの形状を良好なものにできなかったり、塑性加工の
途中でパンチ103が曲がったり破損したりすることが
あるという問題点があった。
【0011】また、図8の(B)において、中心より右
側は滑らかなわん曲形状をなしているため、金属素材1
02のファイバーフローは比較的良好なものとなるが、
中心より左側は折曲点Fを堺にして方向が異なる直線状
をなしていることから、金属素材102のファイバーフ
ローに乱れを生じやすく、この結果疵となって表われる
ことがあるという問題点があり、これらの問題点を解決
することが課題となっていた。
【0012】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題にかんが
みてなされたものであって、ダイス内に収容した金型素
材に対し、リップスティックの形状に対応した形状のパ
ンチにより塑性加工を行って、リップスティックの形状
に対応した形状のリップスティック成形空間を有するリ
ップスティック成形金型を製造するに際し、金型素材の
ファイバーフローが良好になされるようになると共に、
パンチに対して塑性加工方向と直交する方向の力が加わ
りがたく、パンチが偏心して変形ないしは破損を生じる
ことがなく、プラスチック成形空間の形状精度が高いと
共に面粗さが小さく、したがって、このような高精度か
つ高鏡面性のプラスチック成形空間の形成によって、表
面が著しく滑らかであると共に形状精度が高く、離型性
も著しく良好であるリップスティックを製造することが
可能であるリップスティック成形金型を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるリップス
ティック成形金型の製造方法は、ダイス内に収容した金
型素材に対し、リップスティックの形状に対応した形状
のパンチにより塑性加工を行って、リップスティックの
形状に対応した形状のリップスティック成形空間を有す
るリップスティック成形金型を製造するに際し、前記金
型素材に対する塑性加工方向の前方部分に、前記金型素
材のファイバーフローを調整するファイバーフロー調整
部を設けて塑性加工を行う構成としたことを特徴として
いる。
【0014】本発明に係わるリップスティック成形金型
の製造方法の実施態様においては、前記ファイバーフロ
ー調整部が、金型素材のパンチによるリップスティック
成形空間形成側部分とは反対側の部分に設けた素材側凹
状部よりなる構成とし、同じく実施態様において、前記
ファイバーフロー調整部が、金型素材のパンチによるリ
ップスティック成形空間形成側部分とは反対側の部分を
支持するダイスに設けたダイス側凹状部よりなる構成と
することができる。
【0015】また、本発明に係わるリップスティック成
形金型の製造方法の実施態様においては、金型素材のパ
ンチによるリップスティック成形空間形成側部分にあら
かじめ下穴を形成しておくようにし、同じく実施態様に
おいて、リップスティックの先端部分における非対称形
状に対応させてファイバーフロー調整部を偏心させて設
けるようにすることもでき、同じく実施態様において、
素材側凹状部およびダイス側凹状部の容積をパンチによ
る金型素材に対する押し込み量よりも大きくするように
なすこともでき、同じく実施態様において、パンチ側に
ダイスガイド部を設けると共にダイス側にパンチガイド
部を設けて前記パンチとダイスとを相互に案内させるよ
うにすることもできる。
【0016】本発明に係わるリップスティック成形金型
の製造方法において、ダイスの素材としては、冷間工具
鋼,熱間工具鋼などが使用され、パンチの素材として
は、冷間工具鋼,熱間工具鋼,高速度工具鋼,超硬工具
などが使用される。
【0017】また、リップスティック成形金型に用いら
れる金型素材としては、冷間工具鋼,熱間工具鋼,Ti
系金属,Cu−Zn−Sn系金属(砲金),Be−Cu
系金属などが用いられる。
【0018】図1は本発明の一実施態様を示すものであ
って、図1の(A)に示すように、側部ダイス1aと底
部ダイス1bをそなえたダイス1内に収容した金型素材
2に対し、リップスティックの形状に対応した形状のパ
ンチ3により塑性加工を行うに際し、前記金型素材2に
対する塑性加工方向(矢印A方向)の前方部分、すなわ
ち、金型素材2の前記パンチ3によるリップスティック
成形空間形成側部分とは反対側の部分に、塑性加工時に
おいて前記金型素材2のファイバーフローを調整するフ
ァイバーフロー調整部4として作用する素材側凹状部4
aを設けておき、この後パンチ3による金型素材2に対
する塑性加工を行うことによって、図1の(B)に示す
ように、パンチ3を除去したのちに、リップスティック
の形状に対応した形状のリップスティック成形空間5a
を有するリップスティック成形金型5が製造されるよう
にする。
【0019】このようなリップスティック成形金型5の
塑性加工による製造は、常温ないし600℃程度の温度
範囲で行うことができるが、加工温度が低いときには金
型素材2の材質によっては加工性が低下するものもあ
り、加工温度が高いときにはリップスティック成形空間
5aの壁面の粗さが大きくなることもあるので、適宜選
定するのがよい。
【0020】また、加工速度については、0.4m/s
ec以下程度とするのが望ましく、加工速度が過大であ
るとパンチ3の破損を生じやすくなるので適宜選定する
のがよい。
【0021】そして、塑性加工後には、必要に応じて電
解研磨加工などの仕上げ加工を施すことによって、リッ
プスティック成形空間5aにおける内面の鏡面性をより
一層優れたものとするのもよい。
【0022】そして、パンチ3を1度に降下させてリッ
プスティック成形空間5aが形成されるようにするほ
か、場合によっては、パンチ3を2工程以上に分けて段
階的に降下させてリップスティック成形空間5aが形成
されるようにすることも可能である。
【0023】図2は本発明の他の実施態様を示すもので
あって、図2の(A)に示すように、側部ダイス1aと
底部ダイス1bをそなえたダイス1内に収容した金型素
材2に対し、リップスティックの形状に対応した形状の
パンチ3により塑性加工を行うに際し、前記金型素材2
に対する塑性加工方向(矢印A方向)の前方部分、すな
わち金型素材2の前記パンチ3によるリップスティック
成形空間形成側部分とは反対側の部分を支持するダイス
1bに、塑性加工時において前記金型素材2のファイバ
ーフローを調整するファイバーフロー調整部4として作
用するダイス側凹状部4bを設けておき、この後パンチ
3による金型素材2に対する塑性加工を行うことによっ
て、図2の(B)に示すように、パンチ3を除去したの
ち、リップスティックの形状に対応した形状のリップス
ティック成形空間5aを有するリップスティック成形金
型5が製造されるようにする。
【0024】図3は本発明のさらに他の実施態様を示す
ものであって、図1に示した実施態様において、金型素
材2のリップスティック成形空間形成側部分にあらかじ
め下穴2aを形成しておく場合を示している。
【0025】この場合、塑性加工前の金型素材2の高さ
をHとし、下穴2aの深さをHとし、塑性加工後のリ
ップスティック成形空間5aの折曲部分Fから最下端部
分までの高さをHとしたときに、(H−H)>H
の関係となるようにすることが望ましい。
【0026】また、下穴2aの内径をφとし、リップ
スティック成形空間の内径をφとした場合に、φ
(0.70〜0.95)×φとすることが望ましい。
【0027】このように、金型素材2に対しあらかじめ
下穴2aを形成しておくことによって、パンチ3に加わ
る負荷を軽減することが可能になると共に、パンチの偏
心移動を生じがたいものにすることが可能であり、リッ
プスティック成形空間5aの形状精度をより一層向上し
たものにすると共に内面の滑らかさをより一層良好なも
のにすることが可能である。
【0028】図4は本発明のさらに他の実施態様を示す
ものであって、図2に示した実施態様において、金型素
材2のパンチ3によるリップスティック成形空間形成側
部分に、あらかじめ下穴2aを形成しておく場合を示し
ている。
【0029】図5は本発明のさらに他の実施態様を示す
ものであって、製造しようとするリップスティックの先
端部分が中心線に対して大きくずれており、したがって
リップスティック成形空間5aの先端部分も中心線に対
して大きくずれているものとする必要があり、そのた
め、図5に示すように、パンチ3の先端部分も中心線に
対して大きくずれているものとする必要がある場合、例
えば、パンチ3の先端部分が中心線に対してδだけず
れている場合には、ファイバーフロー調整部4として金
型素材2に設ける素材側凹状部4aの先端部分が前記ず
れ方向とは反対方向でかつ例えば同じずれ量δ(δ
=δ)だけ中心線よりずれた偏心したものとして、塑
性加工時におけるファイバーフローがさらに良好に調整
されるようにし、ファイバーフローの流れ方向が折曲部
分Fにおいて角度をもつことによって疵の発生が伴なわ
ないようにすることも必要に応じて望ましい。
【0030】図6は本発明のさらに他の実施例を示すも
のであって、パンチ3の偏心発生を防止することができ
るように、パンチ3側にはダイスガイド部3cを設ける
と共にダイス1側にはパンチガイド部1cを設けて、前
記パンチ3とダイス1とを相互に案内させるようにする
ことも場合によっては望ましい。
【0031】
【実施例】この実施例では、図7に示すように、リップ
スティック成形空間5aを形成したリップスティック成
形金型5を製造するにあたり、l=25.7mmφ,
=11.0mmφ,l=30.4mm,l=1
1.8mm,l=13.6mm,l=5.0mmの
寸法を有するものを図1ないし図5に示す5種類の製造
方法で製造した。
【0032】また、図1,図3および図5に示す素材側
凹状部4(4a)は、底部直径10mm,高さ5mmの
ものとし、図2および図4に示すダイス側凹状部4(4
b)は、直径10mm,高さ7mmのものとした。
【0033】さらに、図5に示すずれ量δ,δはと
もに5mmとした。
【0034】さらにまた、図3,図4および図5に示す
下穴2aの直径を10mm,深さを15mmとした。
【0035】さらにまた、金型5の素材には600℃に
加熱した純Tiを用い、加工速度は0.1m/secと
した。
【0036】これらの仕様のもとでリップスティック成
形金型5を製造して、リップスティック成形空間5aの
偏心量および塑性加工に要した荷重を調べたところ、表
1に示す結果であった。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示すように、下穴2aを形成した図
3,図4,図5の場合に著しく良好な結果が得られ、下
穴2aは形成しないもののファイバーフロー調整部4と
して素材側凹状部4aやダイス側凹状部4bを形成した
図1,図2の場合にも従来例以上に良好な結果を得るこ
とができた。
【0039】そして、従来の場合には、パンチの素材と
して超硬工具を用いないと破損を生じやすかったのに対
して、実施例1〜5ではパンチの素材として工具鋼を用
いたときでも破損を生じがたいものとなることが認めら
れた。
【0040】
【発明の効果】本発明に係わるリップスティック成形金
型の製造方法では、ダイス内に収容した金型素材に対
し、リップスティックの形状に対応した形状のパンチに
より塑性加工を行って、リップスティックの形状に対応
した形状のリップスティック成形空間を有するリップス
ティック成形金型を製造するに際し、前記金型素材に対
する塑性加工方向の前方部分に、前記金型素材のファイ
バーフローを調整するファイバーフロー調整部を設けて
塑性加工を行う構成としたから、金型素材のファイバー
フローが良好なものとなって、当該ファイバーフローの
交差部分が局所的に形成されることによる疵の発生を伴
いがたいものとなり、パンチに対して塑性加工方向と直
交する方向の力が加わりがたいものとなってパンチが偏
心して変形ないしは破損を生じることが少ないと共にリ
ップスティック成形空間の偏心が少なくそしてまたその
壁面が著しく滑らかなものとなり、さらにまたコスト高
につく放電加工を行わなくてもすみ、仕上げ加工を行う
としても電解研磨加工ですむため製造コストを低いもの
にすることが可能であるという著しく優れた効果がもた
らされ、高精度かつ高鏡面性のリップスティック成形空
間の形成によって、表面が著しく滑らかであると共に形
状精度が高く、離型性も著しく良好であるリップスティ
ックを成形することが可能になるという著大なる効果が
もたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるリップスティック成形金型の製
造方法の第一実施態様を示す塑性加工前(A)および塑
性加工後(B)の断面説明図である。
【図2】本発明の第二実施態様を示す塑性加工前(A)
および塑性加工後(B)の断面説明図である。
【図3】本発明の第三実施態様を示す塑性加工前(A)
および塑性加工後(B)の断面説明図である。
【図4】本発明の第四実施態様を示す塑性加工前(A)
および塑性加工後(B)の断面説明図である。
【図5】本発明の第五実施態様を示す塑性加工前の断面
説明図である。
【図6】本発明の第六実施態様を示す塑性加工前(A)
および塑性加工後(B)の断面説明図である。
【図7】本発明の実施例で製作したリップスティック成
形金型の断面説明図である。
【図8】従来のリップスティック成形金型の製造方法の
一例を示す塑性加工前(A)および塑性加工後(B)の
断面説明図である。
【図9】従来のリップスティック成形金型の製造方法に
おいてパンチに変形を生じる様子をモデル的に示す断面
説明図である。
【符号の説明】
1(1a,1b) ダイス 1c パンチガイド部 2 金型素材 2a 下穴 3 パンチ 3c ダイスガイド部 4(4a) ファイバーフロー調整部(素材側凹状部) 4(4b) ファイバーフロー調整部(ダイス側凹状
部) 5 リップスティック成形金型 5a リップスティック成形空間

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイス内に収容した金型素材に対し、リ
    ップスティックの形状に対応した形状のパンチにより塑
    性加工を行って、リップスティックの形状に対応した形
    状のリップスティック成形空間を有するリップスティッ
    ク成形金型を製造するに際し、前記金型素材に対する塑
    性加工方向の前方部分に、前記金型素材のファイバーフ
    ローを調整するファイバーフロー調整部を設けて塑性加
    工を行うことを特徴とするリップスティック成形金型の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ファイバーフロー調整部が、金型素材の
    パンチによるリップスティック成形空間形成側部分とは
    反対側の部分に設けた素材側凹状部よりなる請求項1に
    記載のリップスティック成形金型の製造方法。
  3. 【請求項3】 ファイバーフロー調整部が、金型素材の
    パンチによるリップスティック成形空間形成側部分とは
    反対側の部分を支持するダイスに設けたダイス側凹状部
    よりなる請求項1または2に記載のリップスティック成
    形金型の製造方法。
  4. 【請求項4】 金型素材のリップスティック成形空間形
    成側部分にあらかじめ下穴を形成しておく請求項1ない
    し3のいずれかに記載のリップスティック成形金型の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 リップスティックの先端部分における非
    対称形状に対応させてファイバーフロー調整部を偏心さ
    せて設ける請求項1ないし4のいずれかに記載のリップ
    スティック成形金型の製造方法。
  6. 【請求項6】 素材側凹状部およびダイス側凹状部の容
    積をパンチによる金型素材に対する押し込み量よりも大
    きくする請求項1ないし5のいずれかに記載のリップス
    ティック成形金型の製造方法。
  7. 【請求項7】 パンチ側にダイスガイド部を設けると共
    にダイス側にパンチガイド部を設けて前記パンチとダイ
    スとを相互に案内させる請求項1ないし6のいずれかに
    記載のリップスティック成形金型の製造方法。
JP2537292A 1992-02-12 1992-02-12 リップスティック成形金型の製造方法 Pending JPH05220539A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163116A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Nsk Ltd ボールねじ用ナット及びその製造方法
CN103752745A (zh) * 2014-01-20 2014-04-30 广东金莱特电器股份有限公司 反光杯模具型芯的菠萝纹冷锻压制造工艺

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