JPH0522046A - オーデイオ用増幅回路 - Google Patents
オーデイオ用増幅回路Info
- Publication number
- JPH0522046A JPH0522046A JP16999591A JP16999591A JPH0522046A JP H0522046 A JPH0522046 A JP H0522046A JP 16999591 A JP16999591 A JP 16999591A JP 16999591 A JP16999591 A JP 16999591A JP H0522046 A JPH0522046 A JP H0522046A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier
- output terminal
- voltage
- speaker
- balanced output
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接続ケーブルでの歪の発生を抑えたオーディ
オ用増幅回路を提供する。 【構成】 ホット出力端子Ａとコールド出力端子Ｂに相
等しい直流電圧を有する平衡出力増幅器１と、この平衡
出力増幅器１によって駆動されるセンタータップ付のボ
イスコイルを有するスピーカ２を備え、平衡出力増幅器
１のグランド出力端子Ｇとボイスコイルのセンタータッ
プＳを接続して、第１の接続ケーブル３と第２の接続ケ
ーブル４と第３の接続ケーブル５に、それぞれ直流電圧
を印加する。
オ用増幅回路を提供する。 【構成】 ホット出力端子Ａとコールド出力端子Ｂに相
等しい直流電圧を有する平衡出力増幅器１と、この平衡
出力増幅器１によって駆動されるセンタータップ付のボ
イスコイルを有するスピーカ２を備え、平衡出力増幅器
１のグランド出力端子Ｇとボイスコイルのセンタータッ
プＳを接続して、第１の接続ケーブル３と第２の接続ケ
ーブル４と第３の接続ケーブル５に、それぞれ直流電圧
を印加する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ用増幅回路に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、負帰還回路技術の発達により、増
幅回路の歪は非常に少なくなってきている。
幅回路の歪は非常に少なくなってきている。
【０００３】従来の負帰還を用いた増幅回路の歪の低減
方法について、図２を参照しながら説明する。
方法について、図２を参照しながら説明する。
【０００４】図２において、抵抗１２の抵抗値をＲ４、
抵抗１３の抵抗値をＲ５とし、開ループゲインＡをもつ
増幅器１０が点線で囲まれた部分の負帰還回路をもつ場
合、負帰還回路がない場合と比較すると、歪は（数１）
で求まる値に低減される。
抵抗１３の抵抗値をＲ５とし、開ループゲインＡをもつ
増幅器１０が点線で囲まれた部分の負帰還回路をもつ場
合、負帰還回路がない場合と比較すると、歪は（数１）
で求まる値に低減される。
【０００５】
【数１】
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の歪の低減方法では、増幅器１０の出力Ｈ−Ｉ間での
歪は低減される。しかし、通常の芯線が銅よりなる接続
ケーブルは、図３のような等価回路で示される整流作用
を持ち、図４に示すように、入力電圧０近傍の微少入力
電圧において、非線形特性を示す。よって、入力電圧０
近傍の微少入力電圧において、Ｈ−Ｊ間を接続している
第１の接続ケーブル１４、またはＩ−Ｋ間を接続してい
る第２の接続ケーブル１５で歪が発生するという問題点
を有していた。
来の歪の低減方法では、増幅器１０の出力Ｈ−Ｉ間での
歪は低減される。しかし、通常の芯線が銅よりなる接続
ケーブルは、図３のような等価回路で示される整流作用
を持ち、図４に示すように、入力電圧０近傍の微少入力
電圧において、非線形特性を示す。よって、入力電圧０
近傍の微少入力電圧において、Ｈ−Ｊ間を接続している
第１の接続ケーブル１４、またはＩ−Ｋ間を接続してい
る第２の接続ケーブル１５で歪が発生するという問題点
を有していた。
【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、接続ケーブルでの歪の発生を抑えたオーディオ用増
幅回路を提供することを目的とする。
で、接続ケーブルでの歪の発生を抑えたオーディオ用増
幅回路を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ホット出力端子とコールド出力端子に相等
しい直流電圧を有する平衡出力増幅器と、この平衡出力
増幅器によって駆動されるセンタータップ付のボイスコ
イルを有するスピーカとを備え、前記平衡出力増幅器の
グランド出力端子と前記ボイスコイルのセンタータップ
とを接続したものである。
するために、ホット出力端子とコールド出力端子に相等
しい直流電圧を有する平衡出力増幅器と、この平衡出力
増幅器によって駆動されるセンタータップ付のボイスコ
イルを有するスピーカとを備え、前記平衡出力増幅器の
グランド出力端子と前記ボイスコイルのセンタータップ
とを接続したものである。
【０００９】
【作用】本発明は上記した構成により、接続ケーブルに
直流電圧を印加し、図４に示すように、入力電圧０近傍
の微少入力電圧における非線形領域での動作を避けて、
接続ケーブルの動作範囲を線形領域に持ち込むことによ
って、接続ケーブルでの歪の発生を抑えることができ
る。
直流電圧を印加し、図４に示すように、入力電圧０近傍
の微少入力電圧における非線形領域での動作を避けて、
接続ケーブルの動作範囲を線形領域に持ち込むことによ
って、接続ケーブルでの歪の発生を抑えることができ
る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１１】図１において、平衡出力増幅器１は相等し
い増幅度Ａを持つ直流増幅器６と直流増幅器７により構
成され、センタータップ付のボイスコイルを有するスピ
ーカ２とは、第１の接続ケーブル３と第２の接続ケーブ
ル４と第３の接続ケーブル５によって接続されている。
ここで、第１の接続ケーブル３は平衡出力増幅器１のホ
ット出力端子Ａとスピーカ２の入力端子Ｃとを接続して
おり、第２の接続ケーブル４は平衡出力増幅器１のコー
ルド出力端子Ｂとスピーカ２の入力端子Ｄとを接続して
おり、第３の接続ケーブル５は平衡出力増幅器１のグラ
ンド出力端子Ｇとスピーカ２のセンタータップＳとを接
続している。
い増幅度Ａを持つ直流増幅器６と直流増幅器７により構
成され、センタータップ付のボイスコイルを有するスピ
ーカ２とは、第１の接続ケーブル３と第２の接続ケーブ
ル４と第３の接続ケーブル５によって接続されている。
ここで、第１の接続ケーブル３は平衡出力増幅器１のホ
ット出力端子Ａとスピーカ２の入力端子Ｃとを接続して
おり、第２の接続ケーブル４は平衡出力増幅器１のコー
ルド出力端子Ｂとスピーカ２の入力端子Ｄとを接続して
おり、第３の接続ケーブル５は平衡出力増幅器１のグラ
ンド出力端子Ｇとスピーカ２のセンタータップＳとを接
続している。
【００１２】以上のように構成された本実施例のオーデ
ィオ用増幅回路について、以下その動作について説明す
る。
ィオ用増幅回路について、以下その動作について説明す
る。
【００１３】直流増幅器６と直流増幅器７に相等しい電
圧値Ｅを有する直流入力電圧８と直流入力電圧９をそれ
ぞれ印加すると、平衡出力増幅器１のホット出力端子Ａ
とコールド出力端子Ｂにはグランド出力端子Ｇを基準と
して、相等しい直流電圧（数２）が発生する。
圧値Ｅを有する直流入力電圧８と直流入力電圧９をそれ
ぞれ印加すると、平衡出力増幅器１のホット出力端子Ａ
とコールド出力端子Ｂにはグランド出力端子Ｇを基準と
して、相等しい直流電圧（数２）が発生する。
【００１４】
【数２】
【００１５】そして、第１のケーブル３と第２のケーブ
ル４の抵抗値は通常等しいのでＲ１とし、第３のケーブ
ル５の抵抗値をＲ２とし、スピーカ２のボイスコイルＣ
−Ｓ間とＤ−Ｓ間の抵抗値は等しいのでＲ３とすると、
スピーカ２の入力端子Ｃと入力端子Ｄの直流電圧は、平
衡出力増幅器１のグランド出力端子Ｇを基準として、そ
れぞれ（数３）となり、
ル４の抵抗値は通常等しいのでＲ１とし、第３のケーブ
ル５の抵抗値をＲ２とし、スピーカ２のボイスコイルＣ
−Ｓ間とＤ−Ｓ間の抵抗値は等しいのでＲ３とすると、
スピーカ２の入力端子Ｃと入力端子Ｄの直流電圧は、平
衡出力増幅器１のグランド出力端子Ｇを基準として、そ
れぞれ（数３）となり、
【００１６】
【数３】
【００１７】スピーカ２のセンタータップＳの直流電圧
は、平衡出力増幅器１のグランド出力端子Ｇを基準とし
て（数４）となる。
は、平衡出力増幅器１のグランド出力端子Ｇを基準とし
て（数４）となる。
【００１８】
【数４】
【００１９】ゆえに、第１の接続ケーブル３と第２の接
続ケーブル４には、それぞれ（数５）の直流電圧が印加
され、
続ケーブル４には、それぞれ（数５）の直流電圧が印加
され、
【００２０】
【数５】
【００２１】第３の接続ケーブル５には（数６）の直流
電圧が印加される。
電圧が印加される。
【００２２】
【数６】
【００２３】また、スピーカ２の入力端子Ｃと入力端子
Ｄは直流的に同電位なので、スピーカ２は安全である。
Ｄは直流的に同電位なので、スピーカ２は安全である。
【００２４】以上のように本実施例によれば、接続ケー
ブルに直流電圧を印加でき、図４に示すような入力電圧
０近傍の微少入力電圧における非線形領域での動作を避
けて、接続ケーブルの動作範囲を線形領域に持ち込むこ
とが可能となるので、接続ケーブルでの歪の発生を抑え
ることができる。
ブルに直流電圧を印加でき、図４に示すような入力電圧
０近傍の微少入力電圧における非線形領域での動作を避
けて、接続ケーブルの動作範囲を線形領域に持ち込むこ
とが可能となるので、接続ケーブルでの歪の発生を抑え
ることができる。
【００２５】
【発明の効果】以上のように本発明は、ホット出力端子
とコールド出力端子に相等しい直流電圧を有する平衡出
力増幅器と、この平衡出力増幅器によって駆動されるセ
ンタータップ付のボイスコイルを有するスピーカを備
え、平衡出力増幅器のグランド出力端子とボイスコイル
のセンタータップを接続することにより、接続ケーブル
での歪の発生を抑えることができ、歪の少ないオーディ
オ用増幅回路を提供することができる。
とコールド出力端子に相等しい直流電圧を有する平衡出
力増幅器と、この平衡出力増幅器によって駆動されるセ
ンタータップ付のボイスコイルを有するスピーカを備
え、平衡出力増幅器のグランド出力端子とボイスコイル
のセンタータップを接続することにより、接続ケーブル
での歪の発生を抑えることができ、歪の少ないオーディ
オ用増幅回路を提供することができる。
【図１】本発明の実施例におけるオーディオ用増幅回路
の構成を示す回路図
の構成を示す回路図
【図２】従来のオーディオ用増幅回路の構成を示す回路
図
図
【図３】同従来例における接続ケーブルの等価回路図
【図４】同従来例における接続ケーブルの電圧−電流特
性図
性図
１ 平衡出力増幅器 ２ スピーカ ３ 第１の接続ケーブル ４ 第２の接続ケーブル ５ 第３の接続ケーブル
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】ホット出力端子とコールド出力端子に相等
しい直流電圧を有する平衡出力増幅器と、 この平衡出力増幅器によって駆動されるセンタータップ
付のボイスコイルを有するスピーカとを備え、 前記平衡出力増幅器のグランド出力端子と前記ボイスコ
イルのセンタータップとを接続したオーディオ用増幅回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16999591A JPH0522046A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | オーデイオ用増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16999591A JPH0522046A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | オーデイオ用増幅回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0522046A true JPH0522046A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15896644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16999591A Pending JPH0522046A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | オーデイオ用増幅回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0522046A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004159346A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-06-03 | Norimoto Sato | スピーカー・ユニット駆動負帰還増幅器 |
| US7647030B2 (en) | 2004-10-22 | 2010-01-12 | Parkervision, Inc. | Multiple input single output (MISO) amplifier with circuit branch output tracking |
| JP2010136152A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Victor Co Of Japan Ltd | 音響装置 |
| US8884694B2 (en) | 2007-06-28 | 2014-11-11 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification |
| US8913691B2 (en) | 2006-08-24 | 2014-12-16 | Parkervision, Inc. | Controlling output power of multiple-input single-output (MISO) device |
| US9094085B2 (en) | 2005-10-24 | 2015-07-28 | Parkervision, Inc. | Control of MISO node |
| US9106316B2 (en) | 2005-10-24 | 2015-08-11 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification |
| US9106500B2 (en) | 2006-04-24 | 2015-08-11 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification, including embodiments for error correction |
| US9166528B2 (en) | 2004-10-22 | 2015-10-20 | Parkervision, Inc. | RF power transmission, modulation, and amplification embodiments |
| US9419692B2 (en) | 2005-10-24 | 2016-08-16 | Parkervision, Inc. | Antenna control |
| US9608677B2 (en) | 2005-10-24 | 2017-03-28 | Parker Vision, Inc | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification |
| US9614484B2 (en) | 2005-10-24 | 2017-04-04 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification, including control functions to transition an output of a MISO device |
| US10278131B2 (en) | 2013-09-17 | 2019-04-30 | Parkervision, Inc. | Method, apparatus and system for rendering an information bearing function of time |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP16999591A patent/JPH0522046A/ja active Pending
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004159346A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-06-03 | Norimoto Sato | スピーカー・ユニット駆動負帰還増幅器 |
| US9143088B2 (en) | 2004-10-22 | 2015-09-22 | Parkervision, Inc. | Control modules |
| US9197163B2 (en) | 2004-10-22 | 2015-11-24 | Parkvision, Inc. | Systems, and methods of RF power transmission, modulation, and amplification, including embodiments for output stage protection |
| US9197164B2 (en) | 2004-10-22 | 2015-11-24 | Parkervision, Inc. | RF power transmission, modulation, and amplification, including direct cartesian 2-branch embodiments |
| US7647030B2 (en) | 2004-10-22 | 2010-01-12 | Parkervision, Inc. | Multiple input single output (MISO) amplifier with circuit branch output tracking |
| US8913974B2 (en) | 2004-10-22 | 2014-12-16 | Parkervision, Inc. | RF power transmission, modulation, and amplification, including direct cartesian 2-branch embodiments |
| US9768733B2 (en) | 2004-10-22 | 2017-09-19 | Parker Vision, Inc. | Multiple input single output device with vector signal and bias signal inputs |
| US9166528B2 (en) | 2004-10-22 | 2015-10-20 | Parkervision, Inc. | RF power transmission, modulation, and amplification embodiments |
| US9106316B2 (en) | 2005-10-24 | 2015-08-11 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification |
| US9705540B2 (en) | 2005-10-24 | 2017-07-11 | Parker Vision, Inc. | Control of MISO node |
| US9614484B2 (en) | 2005-10-24 | 2017-04-04 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification, including control functions to transition an output of a MISO device |
| US9608677B2 (en) | 2005-10-24 | 2017-03-28 | Parker Vision, Inc | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification |
| US9094085B2 (en) | 2005-10-24 | 2015-07-28 | Parkervision, Inc. | Control of MISO node |
| US9419692B2 (en) | 2005-10-24 | 2016-08-16 | Parkervision, Inc. | Antenna control |
| US9106500B2 (en) | 2006-04-24 | 2015-08-11 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification, including embodiments for error correction |
| US8913691B2 (en) | 2006-08-24 | 2014-12-16 | Parkervision, Inc. | Controlling output power of multiple-input single-output (MISO) device |
| US8884694B2 (en) | 2007-06-28 | 2014-11-11 | Parkervision, Inc. | Systems and methods of RF power transmission, modulation, and amplification |
| JP4737282B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2011-07-27 | 日本ビクター株式会社 | 音響装置 |
| JP2010136152A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Victor Co Of Japan Ltd | 音響装置 |
| US10278131B2 (en) | 2013-09-17 | 2019-04-30 | Parkervision, Inc. | Method, apparatus and system for rendering an information bearing function of time |
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