JPH05220420A - ミルの運転制御装置 - Google Patents

ミルの運転制御装置

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JPH05220420A
JPH05220420A JP2665992A JP2665992A JPH05220420A JP H05220420 A JPH05220420 A JP H05220420A JP 2665992 A JP2665992 A JP 2665992A JP 2665992 A JP2665992 A JP 2665992A JP H05220420 A JPH05220420 A JP H05220420A
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JP
Japan
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mill
coal
feeder
command
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP2665992A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Furukoshi
博文 古越
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミル用の熱空気温度が上昇しない場合にも、
当該ミルの能力に応じて給炭量を制限し、ミルの停止を
回避することを可能とする。 【構成】 ミル出口の温度検出器6で検出されるミル出
口温度Tが規定値の65℃になるようにミル3の一次空
気温度を制御する一方、給炭機1のフィーダ2からミル
3に投入する単位時間当りの給炭量を給炭量指令10に
応じてコントローラ13で増減制御する。上記ミル出口
温度Tを関数発生器14により給炭量指令10の指令系
統レベルに変換して現在粉砕能力信号とし、この現在粉
砕能力信号15と給炭量指令10とのうちいずれか低レ
ベルの方の信号を低信号選択器11で選択して出力し、
この出力を比較器12でフィーダ2の現在給炭量と比較
しその差をフィーダのコントローラ13に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭焚のボイラー等に
おいて有用なミルの運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、石炭焚のボイラーは、図2に示す
ように、給炭機1から石炭を粉砕するためのミル(微粉
炭機)3に投入し、擂り潰して微粉炭とし、微粉の状態
でボイラ20のバーナ21へ搬送して燃焼するようにな
っている。
【0003】このミル3の粉砕能力は、ミルの中の温度
によって非常に左右される。そこで、通常、ミルの一次
空気入口側に熱空気ダンパー4及び冷空気ダンパー5を
配設し、熱空気と冷空気の比率を変えることによって熱
風の温度を変え、温度検出器6で検出されるミル出口温
度Tが一定の規定値(例えば65℃)になるようにコン
トローラ7で制御している。尚、ミル3の中に投入する
石炭の量(給炭量)については、必要とする出力負荷、
例えば給炭量指令に応じ、給炭機1のフィーダ2の回転
数を変えることで、実際に給炭機からミルに入れる単位
時間当たりの給炭量(投入量)を可変制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
ミルの出口温度(ミルの中の温度)Tを単に一定に制御
するだけでは次のような問題がある。
【0005】ミルに入る炭の性質は常に一定ではなく、
普通は含水量が非常に変化する。即ち、ミルに入る炭
は、それ以前に貯炭所,倉庫に置かれるため、梅雨季節
における雨,冬期における雪等により含水量が増大す
る。また、産地等によりもともとの炭自体が水分の高い
炭である場合もある。このため、乾燥するのに非常に熱
空気が要ることになって、場合によっては出口温度Tを
必要な規定値65℃に保てない状態となる。
【0006】一方、給炭量指令の方は、上記のようにミ
ル出口から微粉炭が出難くなっている状態で、出力負荷
上げるべく給炭量の増大を給炭機に指令することがあ
り、かかる給炭量増大指令があると、給炭機は、ミルか
ら微粉炭が出ているかどうかに関係なく、投入動作を実
行してしまう。従って、益々ミル内部の温度が上らなく
なって出難くなり、ついにはミル内が石炭で満杯になっ
て機能しなくなる事態を生じる。
【0007】例えば、プラント起動時等においてミル用
の熱空気温度が上昇しない場合、給炭量指令を増加させ
ると、ミルの粉砕能力の低下によりミルからの出炭量が
低下した状態下で給炭量(投入量)が増大するため、ミ
ル内に石炭が堆積し、ミルとしての機能を果たさなくな
ってしまう。
【0008】かかる事態が発生すると、ミルの運転を止
めてパイライトホッパーで下から掻き出す等の付加的な
作業を行うことが必要となる。通常のプラントは、1つ
のボイラーにミルを何台か具備させているため、そのう
ちのミル1台が止まったからといって、プラントの停止
に直結する訳ではないが、その停止台数分だけ出力負荷
を下げる必要が生じるという問題がある。
【0009】このように、従来のミルの運転制御装置で
は、プラント起動時等、ミル用の熱空気温度が上昇しな
い場合に給炭量指令を増加させると、ミル内に石炭が堆
積して停止を余儀なくされることがあり、止めた台数分
だけプラント出力を減少せざるを得ず、停止したミルに
ついて内部の炭の掻き出し作業を要する等の問題があっ
た。
【0010】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、ミル用の熱空気温度が上
昇しない場合にも、当該ミルの能力に応じて給炭量を制
限し、ミルを停止させないようにしたミルの運転制御装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ミル出口の温度検出器で検出されるミル
出口温度が一定の規定値になるようにミルの一次空気温
度を制御する温度制御系と、給炭機のフィーダからミル
に投入する単位時間当りの給炭量を給炭量指令に応じて
増減するフィーダ制御系とを有するミルの運転制御装置
において、上記ミル出口温度を給炭量指令の指令系統レ
ベルに変換し現在粉砕能力信号とする関数発生器を設け
ると共に、上記フィーダ制御系の給炭量指令系統中に、
上記現在粉砕能力信号と給炭量指令とを受けていずれか
低レベルの方の信号を選択して出力する低信号選択器
と、この出力をフィーダの現在給炭量と比較しその差を
フィーダのコントローラに与えて給炭量を増減させる比
較器とを設けた構成のものである。
【0012】
【作用】ミル出口温度が高く、現在粉砕能力信号より給
炭量指令の方がレベルが低い正常の場合、低信号選択器
は給炭量指令を選択してこれを通過させる。従って、比
較器はこの給炭量指令現在給炭量と比較し、その差でコ
ントローラがフィーダによる給炭量を増減する。
【0013】しかし、ミル出口温度が低く、現在粉砕能
力信号の内容が単位時間当りの給炭量でみて通常より低
い粉砕能力である場合には、それ以上の給炭量が給炭量
指令として要求されると、低信号選択器において現在粉
砕能力信号の方が選択される。比較器は、この現在粉砕
能力信号を現在給炭量と比較するが、その差はゼロであ
るので、コントローラによるフィーダの給炭量も変化せ
ず、現在の粉砕能力に対応した値に制限される。従っ
て、当該ミルがダウンしてしまうことがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0015】図1に示す石炭焚のボイラーは、基本的構
成は図2のものと同じであり、石炭は給炭機1のフィー
ダ2からミル3に投入され、微粉の状態とされてボイラ
20のバーナ21(図2参照)へ搬送される。温度制御
系のコントローラ7は、ミル3の一次空気入口側に配設
した熱空気ダンパー4及び冷空気ダンパー5による熱空
気と冷空気の比率を変えることによって、ミル出口に設
けた温度検出器6からの検出温度(ミル出口温度)Tが
一定の規定値(例えば65℃)になるように制御する。
【0016】フィーダ制御系を構成するため、給炭機1
のフィーダ2は、その搬送ベルトの回転駆動するモータ
8及び給炭量検出器9を有している。この給炭量検出器
9は、搬送ベルトの回転数を計測する回転数計(図示せ
ず)及びベルト上の重量を計測するロードセル(図示せ
ず)を含み、回転数×重さで1単位時間当たりの給炭量
を検出する構成となっている。13はこの給炭機1のフ
ィーダ2のモータ8の回転数を制御し給炭量を調整する
ためのコントローラである。
【0017】上記給炭機1からミル3へ投入する給炭量
を、ミル3の実際の粉砕能力に応じて制限するため、最
終的にコントローラ13へ入力される給炭量指令10の
指令系統には、低信号選択器11,比較器12が順次挿
入され、またミル出口温度検出器6には関数発生器14
が接続されている。関数発生器14は、温度検出器6で
得られたミル出口温度T、つまり当該ミルの現在粉砕能
力を、給炭量指令10の指令系統レベルに変換するもの
で、その変換後の信号(現在粉砕能力信号)15は低信
号選択器11に与えるようになっている。低信号選択器
11は、その一方の入力たる給炭量指令10と他方の入
力たる現在粉砕能力信号15のうち、いずれか低レベル
の方の信号を選択して通過させ、次段の比較器12に与
える。比較器12は、この低信号選択器11で選択的に
与えられた信号を、給炭量検出器9から得られる現在給
炭量と比較し、その差をコントローラ13に与え、コン
トローラ13によるフィーダ2の速度制御により給炭量
を増減させる。
【0018】次に、動作について説明する。
【0019】今、ミル出口温度検出器6の検出温度が高
く、現在粉砕能力信号15の内容が単位時間当りの給炭
量でみて通常の50トンの粉砕能力である場合におい
て、給炭量指令10が単位時間当り30トンから40ト
ンの給炭量にその要求内容が変化したとする。現在粉砕
能力信号(50t)より給炭量指令(40t)の方がレ
ベルが小さいので、低信号選択器11は小さい方の入力
信号である給炭量指令(40t)を選択してこれを通過
させ、比較器12に与える。比較器12は、この給炭量
指令(40t)を、給炭量検出器9から得られる現在給
炭量(30t)と比較し、その差をコントローラ13に
与え、コントローラ13によるフィーダ2の速度制御に
より給炭量を10t分だけ増加させる。
【0020】ところが、ミル出口温度検出器6の検出温
度が低く、現在粉砕能力信号15の内容が単位時間当り
の給炭量でみて通常の50トンより低い30トンの粉砕
能力である場合においては、次のようになる。即ち、給
炭量指令10として単位時間当り40トンの給炭量が要
求されたとすると、低信号選択器11においては、給炭
量指令(40t)より現在粉砕能力信号(30t)のほ
うがレベルが小さいので、低信号選択器11は、小さい
方の入力信号である現在粉砕能力信号(30t)を選択
してこれを通過させ、比較器12に与える。比較器12
は、この現在粉砕能力信号15を、給炭量検出器9から
得られる現在給炭量(30t)と比較するが、その差は
ゼロであるので、コントローラ13によるフィーダ2の
速度制御量にも変化がなく、給炭量は現在の粉砕能力に
対応した値(30t)に制限される。
【0021】従って、極端に悪い炭が来たときは対応す
る粉砕能力に制限されてしまうことになるが、ミルその
ものがダウンしてしまって後処理を行わなければならな
いとか、更に負荷を下げなければならないと言った最悪
の状態が回避される。
【0022】上記給炭量指令10の制限期間中であるか
どうかを知るため、低信号選択器11には、その給炭量
指令10側の入力と出力とを入力とする比較器16が接
続されており、該比較器16にはその差出力が所定レベ
ル以上で働くモニタスイッチ17が接続されている。即
ち、給炭量指令10と現在粉砕能力信号15に差がある
限り、比較器16に生じる差出力によりモニタスイッチ
17がON状態となり、給炭量指令を発給している発電
所等に信号18を返す。また、ミル出口温度が高くな
り、上記給炭量指令10の制限がなくなった場合には、
低信号選択器11の入出力が給炭量指令10と一致する
ため、比較器16の差出力がゼロとなってモニタスイッ
チ17がOFF状態となる。従って、このモニタスイッ
チ17の状態を監視することにより、発電所側で、ミル
の粉砕能力が回復したこと、つまり元通りに運転しても
良いということを知ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ミル出口
温度が低く、現在粉砕能力信号の内容が単位時間当りの
給炭量でみて通常より低い粉砕能力である場合におい
て、それ以上の給炭量が給炭量指令として要求されたと
きは、その給炭量指令を現在のミルの粉砕能力に対応し
た値に制限することができる。従って、ミルそのものが
ダウンしてしまうことがない。このためプラント出力に
関しミル1台分もの負荷を下げなければならない事態が
回避される。またミル内部の炭の掻き出し作業等の後処
理を行う必要がなく、更に負荷を下げなければならない
と言った最悪の状態も回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来の石炭焚のボイラーおけるミルの運転制御
装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 給炭機 2 フィーダ 3 ミル 4 熱空気ダンパー 5 冷空気ダンパー 6 温度検出器 7 コントローラ 8 モータ 9 給炭量検出器 10 給炭量指令 11 低信号選択器 12 比較器 13 コントローラ 14 関数発生器 15 現在粉砕能力信号 16 比較器 17 モニタスイッチ 18 信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミル出口の温度検出器で検出されるミル
    出口温度が一定の規定値になるようにミルの一次空気温
    度を制御する温度制御系と、給炭機のフィーダからミル
    に投入する単位時間当りの給炭量を給炭量指令に応じて
    増減するフィーダ制御系とを有するミルの運転制御装置
    において、上記ミル出口温度を給炭量指令の指令系統レ
    ベルに変換し現在粉砕能力信号とする関数発生器を設け
    ると共に、上記フィーダ制御系の給炭量指令系統中に、
    上記現在粉砕能力信号と給炭量指令とを受けていずれか
    低レベルの方の信号を選択して出力する低信号選択器
    と、この出力をフィーダの現在給炭量と比較しその差を
    フィーダのコントローラに与えて給炭量を増減させる比
    較器とを設けたことを特徴とするミルの運転制御装置。
JP2665992A 1992-02-13 1992-02-13 ミルの運転制御装置 Pending JPH05220420A (ja)

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JP2665992A JPH05220420A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ミルの運転制御装置

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JPH05220420A true JPH05220420A (ja) 1993-08-31

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ID=12199553

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JP2665992A Pending JPH05220420A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ミルの運転制御装置

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