JPH05220411A - ロール式籾摺装置 - Google Patents

ロール式籾摺装置

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JPH05220411A
JPH05220411A JP30580191A JP30580191A JPH05220411A JP H05220411 A JPH05220411 A JP H05220411A JP 30580191 A JP30580191 A JP 30580191A JP 30580191 A JP30580191 A JP 30580191A JP H05220411 A JPH05220411 A JP H05220411A
Authority
JP
Japan
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roll
moving
fixed
paddy
rice
Prior art date
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Pending
Application number
JP30580191A
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English (en)
Inventor
Masaaki Chiba
雅朗 千葉
Masatoshi Yoshitomi
正資 吉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールの回転駆動による反力を受けることな
く移動側ロールを移動させることができるようにする。 【構成】 異なる周速度で互いに逆方向に回転駆動され
る一対の籾摺用ロール11,12の一方が固定され、且
つ、他方が固定側のロール12に対して接近離間自在に
設けられ、その移動側のロール11を固定側のロール1
2に対して移動操作する操作手段22が設けられたロー
ル式籾摺装置において、移動側のロール11の回転軸1
1aと、その駆動軸18とが平行又は略平行で、且つ、
軸芯方向に離間して設けられ、それら両軸11a,18
が自在継手19,20を備える伝動軸21で連結されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なる周速度で互いに
逆方向に回転駆動される一対の籾摺用ロールの一方が固
定され、且つ、他方が固定側のロールに対して接近離間
自在に設けられ、その移動側のロールを前記固定側のロ
ールに対して移動操作する操作手段が設けられたロール
式籾摺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール式籾摺装置は、一対の籾摺用ロー
ル(ゴムロール)を異なる周速度で互いに逆方向に回転
させて両ロール間に籾を通過させ、周速度の差によるず
れとゴムの圧迫摩擦作用により籾を脱ぷするものであ
る。
【0003】図7に示す従来例は、操作手段としてのエ
アシリンダ30が移動側ロール31の支持枠32を軸芯
P周りに回動駆動することにより、移動側ロールを固定
側ロール33に対して接近させたり離間させたりでき
る。又、駆動プーリ34からの動力がベルト35を介し
て入力プーリ31a,33aに伝達され、移動側ロール
31及び及び固定側ロール33を回転駆動する。尚、移
動側ロール31の入力プーリ31aの直径を固定側ロー
ル33の入力プーリ33aの直径より大きくして、移動
側ロール31の回転速度を固定側ロール33の回転速度
より遅くしている。
【0004】両ロール31,33間のすきま(以下、ロ
ール間隙という)は基本的には、エアシリンダ30の圧
力と、両ロール31,33間を通過する籾の量によって
決まる。通常は籾の通過量を一定にして、脱ぷ率が最も
良くなるロール間隙となるようにエアシリンダ30の圧
力を決めている。しかし、籾の通過量が変動すると、そ
れに応じてロール間隙が変化する。例えば、籾の通過量
が増加すれば、ロール間隙が広がる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロール間隙
が広がろうとするときに、エアシリンダの圧力以外に駆
動反力の影響がある。即ち、移動側ロール31が固定側
ロール33から離間する方向に移動しようとすれば、前
述のようにベルト35によって入力プーリ31aに伝達
される駆動力による反力を受ける。つまり、ロール間隙
が籾の通過量の増加に追従して円滑に広がることができ
難くなる。その結果、必要以上に籾同士を擦ることにな
って米質を損ねることになる。
【0006】又、操作手段として電動モータを用いてロ
ール間隙を自動調節するタイプのロール式籾摺装置にお
いては、上記駆動反力に打ち勝ってロール間隙を広げる
方向に移動側ロールを移動させ得る駆動力が必要であ
り、操作手段の小型化の妨げとなる。
【0007】本発明はかかる実情に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、ロールの回転駆動による反力を
受けることなく移動側ロールを移動させることができる
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のロール式籾摺装
置は、異なる周速度で互いに逆方向に回転駆動される一
対の籾摺用ロールの一方が固定され、且つ、他方が固定
側のロールに対して接近離間自在に設けられ、その移動
側のロールを前記固定側のロールに対して移動操作する
操作手段が設けられたものであって、その特徴構成は、
前記移動側のロールの回転軸と、その駆動軸とが平行又
は略平行で、且つ、軸芯方向に離間して設けられ、それ
ら両軸が自在継手を備える伝動軸で連結されている点に
ある。
【0009】
【作用】上記の特徴構成によれば、移動側のロールの回
転軸を、その駆動軸と切離し、両軸間を自在継手を備え
る伝動軸で接続しているので、移動側のロールを操作手
段で移動操作しても駆動軸は移動しない。
【0010】
【発明の効果】従って、ロールを移動させる際に回転駆
動による反力を受けることなくなった。その結果、ロー
ル間隙が籾の通過量の増加に追従して円滑に広がること
ができ、或いは、電動モータを用いてロールを移動操作
するときの操作力を小さなもので済ませることができる
ようになった。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3及び図4に自動籾摺機全体の正面図及び側面
図を示す。主な構成は、籾タンク1、籾摺ヘッドともい
われる籾摺装置2、玄米、籾殻等の混合物を風選別する
風選別部3、玄米と籾との混米を揚上搬送する混米用バ
ケットエレベータ4、揚上搬送された混米を供給部6へ
落下搬送する供給搬送部5、供給部6から供給される混
米を揺動選別する揺動選別部7、揺動選別されて得られ
た玄米を揚上搬送する玄米用バケットエレベータ8、籾
を籾タンク1まで揚上搬送する籾用バケットエレベータ
9等からなる。
【0012】籾タンク1の下部に付設された籾シャッタ
1aを開くと、籾タンク1内の籾は籾摺装置2に落下供
給され、後述するようにして脱ぷされる。籾摺装置2を
通過した処理物は、脱ぷされた玄米と籾殻、未脱ぷの籾
や粃が入り混じったものとなっている。この混合物から
籾殻及び粃が風選別部3で取り除かれて玄米と籾との混
米が残る。尚、取り除かれた籾殻は風選別部3の上部に
設けられた籾殻回収部3aから回収され、取り除かれた
粃は風選別部3の下方に配置された粃回収部3bから回
収される。
【0013】籾殻及び粃が除去されて得られる混米は、
混米用バケットエレベータ4にて揚上搬送される。混米
用バケットエレベータ4は、風選別部3で得られる混米
のみならず、後述するように、揺動選別部7で得られる
混米も揚上搬送している。揚上搬送された混米は、傾斜
シュート構造の供給搬送部5を落下して供給部6に一旦
溜まり、供給部6から所定の供給速度で揺動選別部7に
供給される。
【0014】揺動選別部7は所定の傾斜角度で揺動され
る複数段の選別板により混米を玄米と籾に選別するもの
であるが、選別されずに残った一部の混米は、混米用バ
ケットエレベータ4にて再び揚上搬送されて循環する。
従って、揺動選別部7には玄米排出シュート7a、籾排
出シュート7b、及び、混米排出シュート7cが設けら
れている。
【0015】籾排出シュート7bからの籾は籾受入用ホ
ッパ9aに還元され、新たに供給される籾と共に籾用バ
ケットエレベータ9にて揚上搬送され、籾タンク1に供
給される。又、玄米排出シュート7aから最終的に得ら
れる玄米は、玄米用バケットエレベータ8にて揚上搬送
されて玄米取出口より排出される。
【0016】次に、籾摺装置2の構造について説明す
る。図3に示すように、一対の籾摺用ロール11,1
2、供給量調節板13、繰出しロール14が設けられて
いる。籾タンク1から籾シャッタ1aを通って落下供給
される籾は、供給量調節板13の傾斜角度調節により供
給量を調節されながら、繰出しロール14にて、籾摺用
ロール11,12の間隙に供給される。
【0017】籾摺用ロール11,12は、鉄心の周囲に
所定の硬度のゴムを形成したゴムロールであって、異な
る周速度で互いに逆方向に回転駆動される。そして、両
ロール11,12間を通過する籾は、周速度の差による
ずれとゴムの圧迫摩擦作用、籾同士の摩擦作用により脱
ぷされる。又、一方のロール12が固定され、他方のロ
ール11が、固定側ロール12に対して接近離間自在に
設けられている。以下、図1及び図2に基づいて説明を
加える。
【0018】図示しない駆動プーリからの動力がベルト
によって入力プーリ15に伝達され、その回転軸16に
固着された固定側ロール12が回転駆動されると共に、
ギア17a,17b,17c,17dを介して移動側ロ
ール11の駆動軸18に伝達される。駆動軸18は、固
定側ロール12の回転軸16と逆方向で、且つ、回転軸
16よりやや(20%程度)遅い回転速度に減速されて
回転駆動される。
【0019】駆動軸18の回転は、一対の自在継手1
9,20を両端部に備える伝動軸21を介して、移動側
ロール11の筒状の回転軸11aに伝達される。即ち、
移動側ロール11の回転軸11aと、その駆動軸18と
が平行(又は略平行)で、且つ、軸芯方向に離間して設
けられ、それら両軸11a,18が自在継手19,20
を備える伝動軸21で連結された構造としている。かか
る構造により、駆動軸18は固定した状態のままで、移
動側ロール11を駆動軸18との平行(又は略平行)状
態を維持しながら固定側ロール12に対して接近・離間
移動できるので、移動の際に駆動反力を受けることがな
い。
【0020】移動側ロール11を固定側ロール12に対
して移動操作する操作手段としては、エアシリンダ22
が設けられている。図2に示すように、エアシリンダ2
2を伸縮駆動すれば、移動側ロール11の支持枠23が
軸芯P周りに回動し、移動側ロール11が固定側ロール
12に対して離間又は接近する。但し、移動範囲は、支
持枠23の内壁Uと伝動軸21との隙間の範囲内に制限
される。尚、支持枠23は、移動側ロール11を回転自
在に外嵌支持する筒状の伝動ケース部分23aと、それ
に外嵌着され且つ前記軸芯P周りに枢支される板状枠部
分(23b)とからなる。
【0021】駆動軸18と接続される自在継手19は、
図1に示すように、伝動軸21とスプライン嵌合した内
側回転部材19aと、駆動軸18とフランジ接合した外
側回転部材19bとが複数個のボール19cにより結合
されて一体回転すると共に、両回転部材19a,19b
の回転軸芯の相対角度が所定の範囲内で変更自在に構成
されている。同様に、回転軸11aと接続される自在継
手20は、伝動軸21とスプライン嵌合した内側回転部
材20aと、移動側ロール11の回転軸11aとフラン
ジ接合した外側回転部材20bとが複数個のボール20
cにより結合されて一体回転すると共に、両回転部材2
0a,20bの回転軸芯の相対角度が所定の範囲内で変
更自在に構成されている。
【0022】尚、前述のようにして、籾タンク1から籾
が両ロール11,12の間隙に供給されている間は、移
動側ロール11はエアシリンダ22にて所定の圧力で固
定側ロール12に対して押されている。そして、両ロー
ル11,12の間隙は、その所定圧力と籾の供給量とが
釣り合う状態でほぼ一定に維持されるが、何らかの原因
で籾の通過量が増加すれば、それに追従してロール間隙
が広がることになる。
【0023】又、図3に示すように、混米用バケットエ
レベータ4と玄米用バケットエレベータ8とは並んで設
けられ、夫々の駆動軸4a,8aが連動連結されてい
る。但し、両駆動軸4a,8aは振動等に起因して芯ず
れを起こすことがあるので、その悪影響(例えば軸受け
部の磨耗劣化)を回避すべく、図5及び図6に示すよう
に、ボールジョイント24を用いた自在リンク接続とし
ている。
【0024】つまり、駆動軸4aと一体回転するリンク
25及び駆動軸8aと一体回転するリンク26の夫々に
対して、中継リンク27がボールジョイント24によっ
て連結され、両駆動軸4a,8a間の芯ずれは、リンク
25,26,27が形成する三角形の変形により吸収さ
れる。
【0025】以下、別実施例について列記する。 移動側ロール11の回転軸11aと、その駆動軸1
8とを連結する伝動軸21に備えられた自在継手19,
20は上記実施例の構造に限らず、公知の種々の自在継
手を用いることができる。又、用いられる自在継手に応
じて回転軸11a、駆動軸18、及び、伝動軸21との
接続構造も種々変更されうる。
【0026】 移動側ロール11を移動操作する操作
手段としては、上記実施例のエアシリンダに限らず、例
えば、電動モータを用いてもよい。この場合、移動側ロ
ール11の回転軸11aと駆動軸18とが直結されてい
ないので、ロール間隙を広げる方向に移動側ロールを移
動させる際に、移動側ロール11の回転駆動力から受け
る反力が無く、従って、電動モータによる駆動力を小さ
なものとすることができる。
【0027】本発明のロール式籾摺装置は、実施例のよ
うな自動籾摺機に限らず、種々の籾摺機に適用できるも
のである。尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便
利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るロール式籾摺装置のロー
ル駆動部の側断面図
【図2】ロール駆動部の平面図
【図3】自動籾摺機全体の正面図
【図4】自動籾摺機全体の側面図
【図5】バケットエレベータの連動連結構造を示す側面
【図6】バケットエレベータ連動連結構造を示す斜視図
【図7】従来例に係るロール式籾摺装置のロール駆動部
の構成図
【符号の説明】
11 移動側のロール 11a 移動側のロールの回転軸 12 固定側のロール 18 移動側のロールの駆動軸 19,20 自在継手 21 伝動軸 22 操作手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる周速度で互いに逆方向に回転駆動
    される一対の籾摺用ロール(11、12)の一方が固定
    され、且つ、他方が固定側のロール(12)に対して接
    近離間自在に設けられ、その移動側のロール(11)を
    前記固定側のロール(12)に対して移動操作する操作
    手段(22)が設けられたロール式籾摺装置であって、
    前記移動側のロール(11)の回転軸(11a)と、そ
    の駆動軸(18)とが平行又は略平行で、且つ、軸芯方
    向に離間して設けられ、それら両軸(11a,18)が
    自在継手(19,20)を備える伝動軸(21)で連結
    されているロール式籾摺装置。
JP30580191A 1991-11-21 1991-11-21 ロール式籾摺装置 Pending JPH05220411A (ja)

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JP30580191A JPH05220411A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 ロール式籾摺装置

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JP30580191A JPH05220411A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 ロール式籾摺装置

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JPH05220411A true JPH05220411A (ja) 1993-08-31

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JP30580191A Pending JPH05220411A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 ロール式籾摺装置

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