JPH05168958A - 籾摺機のロール間隙調節装置 - Google Patents

籾摺機のロール間隙調節装置

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JPH05168958A
JPH05168958A JP33923491A JP33923491A JPH05168958A JP H05168958 A JPH05168958 A JP H05168958A JP 33923491 A JP33923491 A JP 33923491A JP 33923491 A JP33923491 A JP 33923491A JP H05168958 A JPH05168958 A JP H05168958A
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JP
Japan
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roll
rolls
gap
electric motor
shaft
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Pending
Application number
JP33923491A
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English (en)
Inventor
Masaaki Chiba
雅朗 千葉
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でロール間隙調節を電動モータと
手動操作のいずれでも行うことができ、且つ、手動操作
が容易なロール間隙調節装置を提供する。 【構成】 異なる周速度で互いに逆方向に回転駆動され
る一対の籾摺用ロールのうちの一方の可動ロール11が
他方の固定ロール12に対して接近離間自在に設けられ
ている籾摺機のロール間隙調節装置において、可動ロー
ル11の固定ロール12に対する接近離間に伴って一体
移動する移動部材20に、相対回転に伴って軸芯方向に
伸縮するようにネジ結合された一対の回転軸21,22
のうちの一方が軸芯方向に移動不能に支持され、一対の
回転軸21,22のうちの他方が固定枠24に、軸芯方
向に移動不能に支持され、両ロール11,12の間隙を
手動調節するための回転操作手段26と両ロール11,
12の間隙を電動調節するための電動モータ25とが、
一対の回転軸21,22を各別に回転操作するように設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なる周速度で互いに
逆方向に回転駆動される一対の籾摺用ロールのうちの一
方の可動ロールが他方の固定ロールに対して接近離間自
在に設けられている籾摺機のロール間隙調節装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる籾摺機は、一対の籾摺用ロール
(ゴムロール)を異なる周速度で互いに逆方向に回転さ
せて両ロール間に籾を通過させ、周速度の差によるずれ
とゴムの圧迫摩擦作用により籾を脱ぷする籾摺ヘッドを
有するものである。この種の籾摺機においては、両ロー
ルの間隙(以下、ロール間隙という)が脱ぷ率に大きく
影響する一方、ロールの磨耗によりロール間隙が次第に
広がるので、ロール間隙を調節する機構を備えている
(例えば、実開平3−43331号)。
【0003】上記の籾摺機におけるロール間隙の調節は
電動モータの駆動により一方のロールを他方のロールに
接近・離間させることにより行っている。又、手動操作
によってロール間隙を調節できるようにしたものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ロール間隙調節を電動
モータと手動操作のいずれでも行えるようにするため
に、例えば電動モータの回転軸と手動操作用つまみの回
転軸とを直結すると、手動操作の際、モータをも回すこ
とになるので、大きい操作力が必要となり、操作しにく
い。一般には減速器付のモータを用いるのでなおさらで
ある。一方、電動モータの回転軸と手動操作用つまみの
回転軸とをクラッチ機構を介して接続したのでは構造が
複雑になる。
【0005】本発明はかかる実情に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、簡単な構造でロール間隙調節を
電動モータと手動操作のいずれでも行うことができ、且
つ、手動操作が容易なロール間隙調節装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の籾摺機のロール
間隙調節装置は、異なる周速度で互いに逆方向に回転駆
動される一対の籾摺用ロールのうちの一方の可動ロール
が他方の固定ロールに対して接近離間自在に設けられて
いるものであって、その特徴構成は、前記可動ロールの
前記固定ロールに対する接近離間に伴って一体移動する
移動部材に、相対回転に伴って軸芯方向に伸縮するよう
にネジ結合された一対の回転軸のうちの一方が軸芯方向
に移動不能に支持され、前記一対の回転軸のうちの他方
が固定枠に、軸芯方向に移動不能に支持され、前記両ロ
ールの間隙を手動調節するための回転操作手段と前記両
ロールの間隙を電動調節するための電動モータとが、前
記一対の回転軸を各別に回転操作するように設けられて
いる点にある。
【0007】
【作用】上記の特徴構成によれば、電動モータを回転駆
動しても回転操作手段を回転操作してもネジ結合された
一対の回転軸が軸芯方向に伸縮する。一方の回転軸は固
定枠に軸芯方向に移動不能に支持されているので、他方
の回転軸が固定枠に対して軸芯方向に移動することにな
る。その移動側の回転軸には可動ロールの固定ロールに
対する接近離間に伴って一体移動する移動部材が軸芯方
向に移動不能に支持されている。従って、移動側の回転
軸の軸芯方向への移動に伴って可動ロールが固定ロール
に対して接近又は離間し、もってロール間隙調節を行な
うことができる。
【0008】
【発明の効果】上記のように、簡単な構造で、電動モー
タを回転駆動しても回転操作手段を回転操作しても、ロ
ール間隙調節をおこなうことができ、且つ、回転操作手
段を回しても電動モータを回すことにはならないので、
手動操作が容易なものとなった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3及び図4に自動籾摺機全体の正面図及び側面
図を示す。主な構成は、籾タンク1、籾摺ヘッドともい
われる籾摺装置2、玄米、籾殻等の混合物を風選別する
風選別部3、玄米と籾との混米を揚上搬送する混米用バ
ケットエレベータ4、揚上搬送された混米を供給部6へ
落下搬送する供給搬送部5、供給部6から供給される混
米を揺動選別する揺動選別部7、揺動選別されて得られ
た玄米を揚上搬送する玄米用バケットエレベータ8、籾
を籾タンク1まで揚上搬送する籾用バケットエレベータ
9等からなる。
【0010】籾タンク1の下部に付設された籾シャッタ
1aを開くと、籾タンク1内の籾は籾摺装置2に落下供
給され、後述するようにして脱ぷされる。籾摺装置2を
通過した処理物は、脱ぷされた玄米と籾殻、未脱ぷの籾
や粃が入り混じったものとなっている。この混合物から
籾殻及び粃が風選別部3で取り除かれて玄米と籾との混
米が残る。尚、取り除かれた籾殻は風選別部3の上部に
設けられた籾殻回収部3aから回収され、取り除かれた
粃は風選別部3の下方に配置された粃回収部3bから回
収される。
【0011】籾殻及び粃が除去されて得られる混米は、
混米用バケットエレベータ4にて揚上搬送される。混米
用バケットエレベータ4は、風選別部3で得られる混米
のみならず、後述するように、揺動選別部7で得られる
混米も揚上搬送している。揚上搬送された混米は、傾斜
シュート構造の供給搬送部5を落下して供給部6に一旦
溜まり、供給部6から所定の供給速度で揺動選別部7に
供給される。
【0012】揺動選別部7は所定の傾斜角度で揺動され
る複数段の選別板により混米を玄米と籾に選別するもの
であるが、選別されずに残った一部の混米は、混米用バ
ケットエレベータ4にて再び揚上搬送されて循環する。
従って、揺動選別部7には玄米排出シュート7a、籾排
出シュート7b、及び、混米排出シュート7cが設けら
れている。
【0013】籾排出シュート7bからの籾は籾受入用ホ
ッパ9aに還元され、新たに供給される籾と共に籾用バ
ケットエレベータ9にて揚上搬送され、籾タンク1に供
給される。又、玄米排出シュート7aから最終的に得ら
れる玄米は、玄米用バケットエレベータ8にて揚上搬送
されて玄米取出口より排出される。
【0014】次に、籾摺装置2の構造について説明す
る。図3に示すように、一対の籾摺用ロール11,1
2、供給量調節板13、繰出しロール14が設けられて
いる。籾タンク1から籾シャッタ1aを通って落下供給
される籾は、供給量調節板13の傾斜角度調節により供
給量を調節されながら、繰出しロール14にて、籾摺用
ロール11,12の間隙に供給される。
【0015】籾摺用ロール11,12は、鉄心の周囲に
所定の硬度のゴムを形成したゴムロールであって、異な
る周速度で互いに逆方向に回転駆動される。そして、両
ロール11,12間を通過する籾は、周速度の差による
ずれとゴムの圧迫摩擦作用、籾同士の摩擦作用により脱
ぷされる。又、一方のロール(以下、可動ロールとい
う)11が他方のロール(以下、固定ロールという)1
2に対して接近離間自在に設けられている。以下、図1
及び図2に基づいて説明を加える。
【0016】図2に示すように、駆動軸15の回転力
が、プーリ15a,16a及びベルトを介して固定ロー
ル12の回転軸16に伝達される。回転軸16からは、
プーリ16b,17a及びベルトを介して中継軸17に
回転力が伝動され、さらにギア17b,18aを介して
可動ロール11の回転軸18に伝達される。ギア17b
とギア18aとのギア比は1であり、プーリ16bはプ
ーリ17aより小さい。従って、可動ロール11は固定
ロール12より遅い回転速度で回転する。尚、回転軸1
6に固着されたプーリ16cは風選別部3へ動力を伝達
するためのものである。
【0017】固定ロール12の回転軸16の位置は固定
であるが、可動ロール11の回転軸18は固定ロール1
2の回転軸16に対して平行移動できるように構成され
ている。即ち、図1にも示すように、ギア17bとギア
18aとを収納するギアケース19が、中継軸17周り
に回動することにより、回転軸18が回転軸16に対し
て接近離間し、もって可動ロール11が固定ロール12
に対して接近離間自在に構成されている。
【0018】ギアケース19を中継軸17周りに回動さ
せる構造は次の通りである。第1に、可動ロール11の
固定ロール12に対する接近離間に伴って一体移動する
移動部材20に、相対回転に伴って軸芯方向に伸縮する
ようにネジ結合された一対の回転軸21,22のうちの
一方21が軸芯方向に移動不能に支持されている。つま
り、移動部材20はギアケース19と軸芯Pで枢着され
ると共に、回転軸21に摺動自在に外嵌し、且つ、軸芯
方向への移動を鍔部21a,21bで規制されている。
そして、回転軸21と回転軸22とは、螺合部23でネ
ジ結合されている。
【0019】第2に、前記一対の回転軸21,22のう
ちの他方22は、固定ロール12が取り付けられている
固定枠24に鍔部22a,22bで軸芯方向に移動不能
に支持されている。そして、回転軸21の端部には移動
部材20に支持された減速器付電動モータ25の回転軸
が固着され、回転軸22の端部には回転操作手段として
のつまみ26が固着されている。
【0020】従って、電動モータ25を回転駆動すれば
回転軸21が回転し、つまみ26を回転すれば回転軸2
2が回転するが、いずれの場合も両回転軸21,22の
相対回転に伴い螺合部23でのネジ結合によって両回転
軸21,22が伸縮する。そして、回転軸22は固定枠
24に対して軸芯方向に移動不能に支持されているので
回転軸21が軸芯方向に移動することになる。
【0021】その結果、移動部材20が移動してギアケ
ース19を中継軸17周りに回動させ、もって可動ロー
ル11を固定ロール12に対して接近又は離間させ、ロ
ール間隙調節がなされる。尚、上記構造から明らかなよ
うに、電動モータ25によるロール間隙調節とつまみ2
6の回転操作によるロール間隙調節とは全く独立して行
なうことができ、つまみ26の回転操作において電動モ
ータ25が負荷になることもない。
【0022】尚、図では省略しているが、回転軸22
は、デテント機構を介して固定枠24に支持されてお
り、電動モータ25にて回転軸21を回転させても回転
軸22は回転しない。逆に、つまみ26にて回転軸22
を回転操作したとき、電動モータ25の減速器の働きで
回転軸21は回転しない。
【0023】以下、別実施例について列記する。 上記実施例においては、ロール間隙を手動調節する
ための回転操作手段26を固定側の回転軸22を回転操
作するように設け、電動調節するための電動モータ25
を移動側の回転軸21を回転操作するように設けたが、
逆の関係にしてもよい。
【0024】 回転操作手段26は、上記実施例の如
く回転軸22に直付けするに限らず、ギア等を介して接
続し、回転方向を変えたり、回転数を変換してもよい。
電動モータ25についても同様である。
【0025】 移動側の回転軸21に軸芯方向に移動
不能に支持された移動部材20の移動に伴って可動ロー
ル11が固定ロール12に対して接近又は離間する構造
についても上記実施例の構造に限らず、ギア伝達機構を
設ける等、種々変更可能である。
【0026】 本発明のロール間隙調節装置は、上記
実施例のような自動籾摺機に限らず、ロール式籾摺ヘッ
ドを用いた種々の籾摺機に適用できるものである。尚、
特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために
符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に
限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る籾摺機のロール間隙調節
装置の構造図
【図2】籾摺装置のロール駆動部の構造図
【図3】自動籾摺機全体の正面図
【図4】自動籾摺機全体の側面図
【符号の説明】
11 可動ロール 12 固定ロール 20 移動部材 21,22 回転軸 24 固定枠 25 電動モータ 26 回転操作手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる周速度で互いに逆方向に回転駆動
    される一対の籾摺用ロールのうちの一方の可動ロール
    (11)が他方の固定ロール(12)に対して接近離間
    自在に設けられている籾摺機のロール間隙調節装置であ
    って、前記可動ロール(11)の前記固定ロール(1
    2)に対する接近離間に伴って一体移動する移動部材
    (20)に、相対回転に伴って軸芯方向に伸縮するよう
    にネジ結合された一対の回転軸(21,22)のうちの
    一方が軸芯方向に移動不能に支持され、前記一対の回転
    軸(21,22)のうちの他方が固定枠(24)に、軸
    芯方向に移動不能に支持され、前記両ロール(11,1
    2)の間隙を手動調節するための回転操作手段(26)
    と前記両ロール(11,12)の間隙を電動調節するた
    めの電動モータ(25)とが、前記一対の回転軸(2
    1,22)を各別に回転操作するように設けられている
    籾摺機のロール間隙調節装置。
JP33923491A 1991-12-24 1991-12-24 籾摺機のロール間隙調節装置 Pending JPH05168958A (ja)

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JPH05168958A true JPH05168958A (ja) 1993-07-02

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JP33923491A Pending JPH05168958A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 籾摺機のロール間隙調節装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109622109A (zh) * 2019-01-23 2019-04-16 浙江伯利恒仪器设备有限公司 一种砻谷机的胶辊调节结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109622109A (zh) * 2019-01-23 2019-04-16 浙江伯利恒仪器设备有限公司 一种砻谷机的胶辊调节结构
CN109622109B (zh) * 2019-01-23 2023-10-20 浙江伯利恒仪器设备有限公司 一种砻谷机的胶辊调节结构

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