JPH05219446A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH05219446A
JPH05219446A JP4055977A JP5597792A JPH05219446A JP H05219446 A JPH05219446 A JP H05219446A JP 4055977 A JP4055977 A JP 4055977A JP 5597792 A JP5597792 A JP 5597792A JP H05219446 A JPH05219446 A JP H05219446A
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JP
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state image
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JP4055977A
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Yuji Kokubo
有二 小久保
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業用や画像処理用に好適な高いフィールド
周波数を有する撮像信号を出力することができる汎用性
の高い固体撮像装置をローコストで提供する。 【構成】 スミアドレインを有する2ライン同時読み出
し型の固体イメージセンサ1を備え、標準撮像モードの
走査線数の1/nを有効走査線数として、垂直ブランン
キング期間中に無効画像領域の撮像電荷を上記スミアド
レインに掃き捨てて、有効画像領域の撮像電荷を線順次
に読み出すようにCCD駆動回路6を制御部7により制
御して、上記固体イメージセンサ1を駆動することによ
り、標準撮像モードに対して1/nを走査線数でn倍速
の高速撮像動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直転送レジスタ内の
不要電荷がスミアゲートを介して捨てられるスミアドレ
インを有する2ライン同時読み出し型の固体イメージセ
ンサを用いた固体撮像装置に関し、特に、標準テレビジ
ョン方式のフィールド周波数のn倍のフィールド周波数
を有する撮像信号を出力する固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD(Charge Coupled
Device:電荷結合素子)イメージセンサなどの
固体イメージセンサは、撮像管と比較して焼き付きや
残像がない、耐衝撃性が高い、カメラの小型化が容
易である、など優れた特徴を有している。通常、インタ
ーレス走査が採用されたNTSC方式などの標準テレビ
ジョン方式に準拠するビデオカメラでは、奇数フィール
ド画像の各画素からの撮像信号と偶数フィールド画像の
各画素からの撮像信号を1フィールド期間(NTSC方
式では1/60秒)毎に交互に読み出すようにしたCC
Dイメージセンサが用いられている。また、2ライン分
の水平転送レジスタを設けて、奇数フィールド画像の各
画素からの撮像信号及び偶数フィールド画像の各画素か
らの撮像信号を1フィールド期間内に全て読み出すよう
にした2ライン同時読み出し型の所謂Progress
ing Scan CCD(以下、単にP.S.CCD
という)イメージセンサが、例えばハイビジョン方式な
どの高解像度ビデオカメラ用に提供されている。
【0003】さらに、従来のNTSC方式に準拠するビ
デオカメラでは、60フィールド/秒すなわちフィール
ド周波数が60Hzとなっているが、産業用や画像処理
用などでは、、例えば、印刷物のチェックや高速で移送
される物体の検査を行う場合に高速処理が必要となり、
標準フィールド周波数のn倍のフィールド周波数(例え
ば120フィールド/秒)の撮像信号が必要とされる。
【0004】従来、このような撮像出力を例えばNTS
C方式用の固体イメージセンサから得るには、例えば実
開平2−32281号公報に開示されているように、固
体イメージセンサの撮像面の前面に遮光マスクを設け、
撮像範囲を光学的に制限して走査線数を1/2に減少さ
せ、120フィールド/秒で撮像動作を行うようにして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮像面の前
面に遮光マスクを設けた固体イメージセンサを用いて、
標準テレビジョン方式のフィールド周波数のn倍のフィ
ールド周波数で撮像動作を行うようにした従来の固体撮
像装置では、レートに応じたマスクを設けた高速動作専
用の固体イメージセンサを必要とするので、製造コスト
が極めて高いものとなってしまう。また、上記固体イメ
ージセンサのマスキングの精度がとれず、2倍レートの
撮像出力を得るには、本来、撮像領域を1/2に制限す
れば良いのであるが、1/2以上のマスクを必要として
いた。
【0006】そこで、本発明は、上述の如き産業用や画
像処理用に高速動作を行う従来の固体撮像装置における
実情に鑑み、ローコストで汎用性の高い固体撮像装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、上述の課題を解決するために、垂直転送レジスタ
内の不要電荷がスミアゲートを介して捨てられるスミア
ドレインを有する2ライン同時読み出し型の固体イメー
ジセンサと、標準撮像モードの走査線数の1/nを有効
走査線数として、垂直ブランキング期間中に上記固体イ
メージセンサから無効画像領域の撮像電荷を上記スミア
ドレンに掃き捨てて、有効画像領域の撮像電荷を線順次
に読み出す制御を行う制御手段とを備え、標準撮像モー
ドに対して1/nの走査線数でn倍速の高速撮像動作を
行うことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】発明に係る固体撮像装置では、標準撮像モード
の走査線数の1/nを有効走査線数として、垂直ブラン
キング期間中に固体イメージセンサから無効画像領域の
撮像電荷をスミアドレンに掃き捨てて、有効画像領域の
撮像電荷を線順次に読み出すことにより、標準撮像モー
ドに対して1/nの走査線数でn倍速の高速撮像動作を
行う。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像装置の一実施例
について図面に従い詳細に説明する。本発明に係る固体
撮像装置は、例えば図1のブロック図に示すように構成
される。
【0010】この図1に示す固体撮像装置は、2ライン
読み出し型のCCDイメージセンサ1、このCCDイメ
ージセンサ1から2ライン同時に読み出された各撮像信
号が供給される信号処理部2、この信号処理部2により
信号処理の施された撮像信号が供給されるエンコーダ
3、このエンコーダ3によるエンコード出力として得ら
れるビデオ信号を出力端子5から出力する出力バッファ
4、上記CCDイメージセンサ1を駆動するCCD駆動
回路6、これら各種回路ブロックの動作制御を行う制御
部7などから成る。
【0011】上記CCDイメージセンサ1は、図2に示
すように、それぞれ撮像面に奇数フィールド画像および
偶数フィールドの画像の各画素に対応するホトダイオー
ドなどの感光素子Sがマトリックス状に配列された撮像
部IMと、この撮像部IMの各感光素子Sにより得られ
る蓄積電荷が垂直転送レジスタIMVREG を介して転送
される蓄積部STとを有する所謂フレーム・インターラ
イン・トランスファ(FIT)型のCCDイメージセン
サであって、上記各感光素子Sにより得られた蓄積電荷
を上記蓄積部STから2本の水平転送レジスタHREG1
REG2を介して2ライン同時に読み出すことにより、1
フィールド毎に全画素すなわち1フレーム(2フィール
ド)分の蓄積電荷を撮像信号として出力するようにした
2ライン同時読み出し型のP.S.CCDイメージセン
サが使用されている。この2ライン同時読み出し型のイ
メージセンサ1は、スミア成分を除去するために、上記
水平転送レジスタHREG2に沿ってスミアゲートSMGを
介してスミアドレインVSDが設けれている。このよう
なスミアドレインを有する2ライン同時読み出し型のイ
メージセンサ1は、本件出願人などにより既に実用化さ
れている。
【0012】上記信号処理部2は、上記CCDイメージ
センサ1から2ライン同時に読み出された各撮像信号に
ついて、ガンマ補正などのプロセス処理を施した1ライ
ン毎の撮像信号を形成する。そして、この1ライン毎の
撮像信号を上記エンコーダ3に供給する。また、上記エ
ンコーダ3は、上記信号処理部2から供給される1ライ
ン毎の撮像信号から所定のテレビジョン方式に準拠した
ビデオ信号を形成する。そして、このエンコード出力と
して得られるビデオ信号を出力インピーダンスが75Ω
の出力バッファ4を介して出力端子5から出力する。
【0013】さらに、上記制御部7は、この固体撮像装
置のシステムクロックを発生するクロック発生器8と、
上記エンコーダ3に同期信号や帰線消去信号などを与え
る同期信号発生器9と、上記信号処理部2やCCD駆動
回路6に各種タイミング信号を与えるタイミング信号発
生器10とを備えてなる。そして、上記CCD駆動回路
6は、上記タイミング信号発生器10により与えられる
タイミング信号に基づいて、上記撮像部IMにおいて各
感光素子Sにより得られた撮像電荷を垂直転送レジスタ
IMVREG に転送させるセンサゲートパルスφSG1
φSG2 、上記撮像部IMの垂直転送レジスタIMV
REG 中の信号電荷を垂直転送させる垂直転送パルス垂直
転送パルスφIM1 〜φIM4 、上記蓄積部STの垂直
転送レジスタSTVREG 中の信号電荷を垂直転送させる
垂直転送パルス垂直転送パルスφST1 〜φST4 、上
記蓄積部STの垂直転送レジスタSTVREG から上記水
平転送レジスタHREG1,HREG2に信号電荷を転送させる
転送パルスφVH1 ,φVH2 、第1の水平転送レジス
タHREG1から第2の水平転送レジスタHREG2に信号電荷
を垂直転送させる垂直転送ゲートパルスφHHG、スミ
ア成分をスミアドレインVSDに捨てるためにスミアゲ
ートSMGを開成させるスミアゲートパルスφSMGや
上記水平転送レジスタHREG2,HREG2中の信号電荷を水
平転送させる水平転送パルスφH1 ,φH2 などを上記
CCDイメージセンサ1に与える。
【0014】この制御部7は、図示しないシステムコン
トローラにより動作モードが標準撮像モードと高速撮像
モードに切り換えられ、次のような制御動作を行うよう
になっている。
【0015】先ず、標準撮像モードにおける上記制御部
7の制御動作について説明する。この標準撮像モードは
ハイビジョン方式に準拠した562.5ライン/フィー
ルド,60フィールド/秒の撮像動作を行う動作モード
であって、上記同期信号発生器9は、ハイビジョン方式
において規定されたタイミングの同期信号や帰線消去信
号など上記エンコーダ3に与える。また、上記タイミン
グ信号発生器10は、図3に示すように、上記同期信号
発生器9が発生するハイビジョン方式に準拠した同期信
号に同期して各種タイミング信号を上記信号処理部2や
CCD駆動回路6に与える。
【0016】上記CCD駆動回路6は、垂直ブランキン
グ期間TVBLK中にセンサゲートパルスφSG1 ,φSG
2 を上記撮像部IMに与えて、各感光素子Sにより得ら
れた撮像電荷を垂直転送レジスタIMVREG に転送させ
る。
【0017】また、上記センサゲートパルスφSG1
φSG2 のタイミングの直前に、高速の垂直転送パルス
φIM1 〜φIM4 ,φST1 〜φST4 を上記撮像部
IMの垂直転送レジスタIMVREG と上記蓄積部STの
垂直転送レジスタSTVREGに与えて、上記撮像部IM
の垂直転送レジスタIMREG 内のスミア成分などの不要
電荷を上記蓄積部STの垂直転送レジスタSTVREG
高速転送させる。この高速転送動作により、上記撮像部
IMの垂直転送レジスタIMVREG 内は、不要電荷が掃
き出された空の状態となる。
【0018】そして、上記CCD駆動回路6は、上記垂
直転送レジスタIMVREG 内を空にさせた状態でセンサ
ゲートパルスφSG1 ,φSG2 を与えて、上記撮像部
IMにおいて各感光素子Sにより得られた撮像電荷を上
記垂直転送レジスタIMVREG に転送させる。
【0019】さらに、上記センサゲートパルスφS
1 ,φSG2 のタイミングの直後に、高速の垂直転送
パルスφIM1 〜φIM4 ,φST1 〜φST4 を上記
撮像部IMの垂直転送レジスタIMVREG と上記蓄積部
STの垂直転送レジスタSTVREG に与えて、上記撮像
部IMの垂直転送レジスタIMVREG 内の不要電荷を上
記蓄積部STの垂直転送レジスタSTVREG に高速転送
させる。
【0020】ここで、上記高速転送期間中は、垂直転送
ゲートパルスφHHGにより垂直転送ゲートHHGを開
成させておくとともに、スミアゲートパルスφSMGに
よりスミアゲートSMGを開成させておく。これによ
り、上記蓄積部STの垂直転送レジスタSTVREG に先
に高速転送された不要電荷は、後の高速転送により、上
記水平転送レジスタHEREG から上記スミアゲートSM
Gを介してスミアドレインVSDに捨てられる。
【0021】そして、上記蓄積部STの垂直転送レジス
タSTVREG に高速転送された信号電荷は、その後の読
み出し期間に、上記水平転送レジスタHREG1,HREG2
介して読み出される。この読み出し期間中は、上記スミ
アゲートSMGを閉成させておく。
【0022】このようにして上記固体イメージセンサ1
から読み出された撮像出力信号は、上記信号処理部2を
介してエンコーダ3に供給されてハイビジョン方式に準
拠したビデオ信号にエンコードされ、上記出力バッファ
4を介して出力端子5から出力される。
【0023】このように標準撮像モードでは、562.
5ライン/フィールド,60フィールド/秒の撮像動作
を行って、ハイビジョン方式に準拠したビデオ信号を上
記出力端子5から出力ことができる。
【0024】次に、高速撮像モードにおける上記制御部
7の制御動作について説明する。この高速撮像モード
は、ハイビジョン方式に準拠した撮像動作のn倍の速度
で撮像動作を行う動作モードであって、ここでは、1水
平走査周期は変更せずに、2倍速すなわち120フィー
ルド/秒で撮像動作を行うものとする。
【0025】ハイビジョン方式に準拠した562.5ラ
イン/フィールド,60フィールド/秒の撮像動作を行
う標準撮像モードにおける走査線数は1フィールド当た
り562.5本であるから、1水平走査周期(H)は変
更せずに、2倍速で120フィールド/秒の撮像動作を
行うには、562.5ラインの半分の281(端数切捨
て)ライン/フィールドとなる。このうち、垂直ブラン
キング期間は45Hであるために、有効走査線数は、2
36ライン/フィールドとなる。
【0026】そこで、上記制御部7は、図4に示すよう
に、上記CCDイメージセンサ1の有効走査線518ラ
イン中の上下141ライン分の各撮像領域ARUP,AR
DNの撮像電荷を捨てて、236ライン分の撮像領域AR
O の撮像電荷を有効撮像出力として236ライン/フィ
ールドの撮像出力信号を得るように、高速撮像モードの
動作制御を行う。
【0027】すなわち、上記同期信号発生器9は、ハイ
ビジョン方式において規定されたタイミングに対して1
水平走査周期(H)は変更せずに2倍速のタイミングで
同期信号や帰線消去信号など上記エンコーダ3に与え
る。また、上記タイミング信号発生器10は、図5に示
すように、上記同期信号発生器9が発生する2倍速のタ
イミングの同期信号に同期して各種タイミング信号を上
記信号処理部2やCCD駆動回路6に与える。
【0028】上記CCD駆動回路6は、垂直ブランキン
グ期間TVBLK中にセンサゲートパルスφSG1 ,φSG
2 を上述の標準撮像モードの場合よりも141ライン分
早く上記撮像部IMに与えて、各感光素子Sにより得ら
れた撮像電荷を垂直転送レジスタIMVREG に転送させ
る。
【0029】また、上記センサゲートパルスφSG1
φSG2 のタイミングの直前に、高速の垂直転送パルス
φIM1 〜φIM4 ,φST1 〜φST4 を上記撮像部
IMの垂直転送レジスタIMVREG と上記蓄積部STの
垂直転送レジスタSTVREGに与えて、図6の(A)に
示すように、上記撮像部IMの垂直転送レジスタIMV
REG 内のスミア成分などの不要電荷を上記蓄積部STの
垂直転送レジスタSTVREG に高速転送させる。この高
速転送動作により、上記撮像部IMの垂直転送レジスタ
IMVREG 内は、不要電荷が掃き出された空の状態とな
る。
【0030】そして、上記CCD駆動回路6は、上記垂
直転送レジスタIMVREG 内を空にさせた状態でセンサ
ゲートパルスφSG1 ,φSG2 を与えて、図6の
(B)に示すように、上記撮像部IMにおいて各感光素
子Sにより得られた撮像電荷を上記垂直転送レジスタI
MVREG に転送させる。
【0031】さらに、上記センサゲートパルスφS
1 ,φSG2 のタイミングの直後に、高速の垂直転送
パルスφIM1 〜φIM4 ,φST1 〜φST4 を上記
撮像部IMの垂直転送レジスタIMVREG と上記蓄積部
STの垂直転送レジスタSTVREG に上述の標準撮像モ
ードの場合よりも141ライン分多く与えて、図6の
(C)に示すように、上記撮像部IMの垂直転送レジス
タIMVREG 内の不要電荷を上記蓄積部STの垂直転送
レジスタSTVREG に高速転送させる。
【0032】上記高速転送期間中は、垂直転送ゲートパ
ルスφHHGにより垂直転送ゲートHHGを開成させて
おくとともに、スミアゲートパルスφSMGによりスミ
アゲートSMGを開成させておく。これにより、上記蓄
積部STの垂直転送レジスタSTVREG に先に高速転送
された不要電荷は、後の高速転送により、上記水平転送
レジスタHREG2から上記スミアゲートSMGを介してス
ミアドレインVSDに捨てられる。また、上記CCDイ
メージセンサ1の有効走査線518ライン中の下141
ライン分の撮像領域ARDNの撮像電荷は、後の高速転送
により、上記水平転送レジスタHREG2から上記スミアゲ
ートSMGを介してスミアドレインVSDに捨てられ
る。さらに、、上記CCDイメージセンサ1の有効走査
線518ライン中の上141ライン分の撮像領域ARUP
の撮像電荷は、先の高速転送により、上記水平転送レジ
スタHREG2から上記スミアゲートSMGを介してスミア
ドレインVSDに捨てられる。
【0033】そして、上記蓄積部STの垂直転送レジス
タSTVREG に高速転送された信号電荷は、その後の読
み出し期間に、上記CCDイメージセンサ1の有効走査
線518ライン中の中央の236ライン分の撮像領域A
O の撮像電荷が上記水平転送レジスタHREG1,HREG2
を介して読み出される。この読み出し期間中は、上記ス
ミアゲートSMGを閉成させておく。
【0034】このようにして上記固体イメージセンサ1
から2倍速で読み出された撮像出力信号は、上記信号処
理部2を介してエンコーダ3に供給されてビデオ信号に
エンコードされ、上記出力バッファ4を介して出力端子
5から出力される。
【0035】このように高速撮像モードでは、281ラ
イン/フィールド,120フィールド/秒の2倍速の撮
像動作を行って、2倍速のビデオ信号を上記出力端子5
から出力ことができる。
【0036】ここで、上述の実施例では標準撮像モード
における走査線数を半分にすることにより高速撮像モー
ドで2倍速の撮像動作を行うようにしたが、走査線数を
1/nにすることによりn倍速の撮像動作を行うことが
でき、走査線数を1/3にして3倍速の撮像動作を行っ
たり、走査線数を1/4にして4倍速の撮像動作を行う
ようにしてもよい。また、高速撮像モード専用の固体撮
像装置として良い。
【0037】また、高速撮像モードにおける有効走査線
領域は1ライン単位で任意に設定することができ、この
有効走査線領域を時間とともに変更することにより、電
子チルト機能を実現することも可能である。
【0038】さらに、上述の実施例ではハイビジョン方
式に準拠した撮像動作を行う場合について説明したが、
上記CCDイメージセンサ1から読み出される撮像出力
信号からNTSC方式に準拠したビデオ信号を生成する
ようようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、発明
に係る固体撮像装置では、スミアドレンを有する2ライ
ン同時読み出し型の固体イメージセンサを用いて、標準
撮像モードの走査線数の1/nを有効走査線数として、
垂直ブランキング期間中に固体イメージセンサから無効
画像領域の撮像電荷をスミアドレンに掃き捨てて、有効
画像領域の撮像電荷を線順次に読み出すことにより、標
準撮像モードに対して1/nの走査線数でn倍速の高速
撮像動作を行って、産業用や画像処理用に最適な高いフ
ィールド周波数を有する撮像信号を確実に得ることがで
きる。
【0040】従って、本発明によれば、光学的なマスキ
ング手段を必要とせずに、動解像度が高く、動きの速い
被写体の撮影に適した固体撮像装置を実現することがで
き、ローコストで汎用性の高い固体撮像装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】上記固体撮像装置に用いた2ライン同時読み出
し型のCCDイメージセンサの構成を示す模式的な平面
図である。
【図3】上記固体撮像装置の標準撮像モードの動作を示
すタイミングチャートである。
【図4】高速撮像モードにおける上記CCDイメージセ
ンサによる撮像電荷の使用状態を模式的に示す平面図で
ある。
【図5】上記固体撮像装置の高速撮像モードの動作を示
すタイミングチャートである。
【図6】上記CCDイメージセンサにおける撮像電荷の
転送状態を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・CCDイメージセンサ 2・・・・・・・・信号処理部 3・・・・・・・・エンコーダ 5・・・・・・・・出力端子 6・・・・・・・・CCD駆動回路 7・・・・・・・・制御部 S・・・・・・・・感光素子 IM・・・・・・・・撮像部 IMVREG ・・・・・垂直転送レジスタ ST・・・・・・・・蓄積部 STVREG ・・・・・垂直転送レジスタ HREG1,HREG2・・・水平転送レジスタ SMG・・・・・・・スミアゲート VSD・・・・・・・スミアドレイン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直転送レジスタ内の不要電荷がスミア
    ゲートを介して捨てられるスミアドレインを有する2ラ
    イン同時読み出し型の固体イメージセンサと、 標準撮像モードの走査線数の1/nを有効走査線数とし
    て、垂直ブランキング期間中に上記固体イメージセンサ
    から無効画像領域の撮像電荷を上記スミアドレンに掃き
    捨てて、有効画像領域の撮像電荷を線順次に読み出す制
    御を行う制御手段とを備え、 標準撮像モードに対して1/nの走査線数でn倍速の高
    速撮像動作を行うことを特徴とする固体撮像装置。
JP4055977A 1992-02-07 1992-02-07 固体撮像装置 Pending JPH05219446A (ja)

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