JPH05219225A - 構内交換機の発呼者呼返し装置 - Google Patents

構内交換機の発呼者呼返し装置

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JPH05219225A
JPH05219225A JP2017392A JP2017392A JPH05219225A JP H05219225 A JPH05219225 A JP H05219225A JP 2017392 A JP2017392 A JP 2017392A JP 2017392 A JP2017392 A JP 2017392A JP H05219225 A JPH05219225 A JP H05219225A
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JP
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called
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JP2017392A
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Eiji Okuda
奥田栄二
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Meisei Electric Co Ltd
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Meisei Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通話料金着信側負担サービスを構内交換機の
設備構成のみによって行なうこと。 【構成】 着信時にISDN網3から送られてくる発番
号、着番号、着サブアドレスと、着番号照合テーブル、
着サブアドレス照合テーブルを記憶するメモリ14を設
け、着信時に受信記憶した着番号又は/及び着サブアド
レスが、対応する照合テーブル中に存在したとき、着信
回線Lを開放して、着信時に受信記憶した発番号に自動
発信し、発呼者を呼返す。回線Lがアナログ網のとき
は、着信に自動応答して、発呼者のダイヤル操作によっ
て上記各番号を受信記憶することにより、同様の制御を
行なう。 【効果】 通話料金の着信側負担を構内交換機側で行な
えるので、手続の煩雑さがなくなり、通信コストが軽減
される。また、利用者、利用時間の限定等が容易に可能
であり、人対機器及び機器相互間の通信に対しても、通
話料金着信側負担サービスが導入できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、総合ディジタル公衆回
線又はアナログ公衆回線を収容する構内交換機の発呼者
呼返し装置に関し、特に通信料金の全部又は一部を着信
者側で負担することを意図する発呼者呼返し装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の着信者側通話料金負担の方法は、
コレクトコールやフリーダイヤルという方法で行なわれ
て来た。コレクトコールは、公衆回線の交換局でオペレ
ーターが直接、着信応答者に接続の可否を問う手続を経
て、着信者側で通話料金を負担する方法であり、フリー
ダイヤルは、全ての着信に対して着信者側で通話料金を
負担する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法は、い
ずれも交換局側から提供されるサービスであって、コレ
クトコールでは通話料金以外に接続手数料を必要とする
こと、及びフリーダイヤルでは新たに回線を開設する必
要があること等により、通信コストが高くなるという問
題点がある。
【0004】また、特にコレクトコールでは、交換局の
オペレータが介在するため、通話に先立つ手続(コレク
トコール申込み手続)が通話の都度必要であって極めて
煩雑であり、更に、通信相手先がコンピュータ端末の場
合には、オペレータ側から接続の可否確認ができないた
め、コレクトコールを利用することができないという問
題点がある。
【0005】また、特にコレクトコールでは、一旦回線
を開設すると加入者(回線を開設した加入者)側の機器
操作によってはコレクトコールを停止させることができ
ないため、通信料金の着信者側負担を例えば時間を限っ
て行なうようなことができない等、運用上の柔軟性に欠
けるという問題点がある。
【0006】本発明は、以上の諸問題を解決すべく提案
するもので、着信を受ける側の加入者の設備側の装置に
よって着信者側で通話料金負担(全額又は一部負担)を
行なうようにすることができる装置を得ることを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、通信網に結合される交換機において、着
信回線に送られてくる発呼者番号を記憶する記憶手段
と、着信回線に送られてくる発呼者呼返し要求情報を発
呼者呼返し許可情報と照合する照合手段と、該照合手段
で上記要求情報と上記許可情報とが一致したことによ
り、上記着信回線を開放し、上記記憶手段に記憶された
発呼者番号に基いて発呼者を呼出す呼出手段を設けるよ
うにしたものであり、また、上記通信網が総合ディジタ
ル公衆回線網であるときには、上記発呼者番号として呼
設定メッセージに含まれる発番号を、上記発呼者呼返し
要求情報として呼設定メッセージに含まれる着番号又は
/及び着サブアドレスをそれぞれ使用するようにし、上
記通信網がアナログ公衆回線網であるときには、上記発
呼者番号として、着信に自動応答したのち発呼者のダイ
ヤル操作によって送られてくる発呼者番号を、上記発呼
者呼返し要求情報として、ダイヤルイン内線番号又は/
及び発呼者のダイヤル操作によって送られてくる着サブ
アドレスをそれぞれ使用するようにしたものであり、更
に、着サブアドレスを使用する場合においては、着サブ
アドレス対応に内線端末を指定できるようにしたもので
ある。
【0008】
【作用】構内交換機に、着信回線を一旦開放して発呼者
を呼び返す機能を有する装置を設けたので、通話料金を
着信者側負担とする場合、着信を受ける側の加入者の設
備側で全て対応でき、手続の煩雑さ、通信コストが軽減
され、また、人と機器との間又は機器相互間の通信にお
いても着信者側通話料金負担方法が可能となる等、運用
上、極めて柔軟性に富んだシステムの構築が可能とな
る。
【0009】また、発呼者呼返し要求情報として着サブ
アドレスを使用する場合には、当該着サブアドレスによ
って利用者が限定できるので、セキュリティー性が良好
となる。
【0010】
【実施例】図面はいずれも本発明を総合ディジタル公衆
回線網に結合される構内交換機において実施した実施例
を説明するもので、図1(A)はブロック図、図1
(B)は記憶装置の構成図、図2(A)は記憶装置中の
着番号照合テーブルの構成例を示す図、図2(B)は記
憶装置中の着サブアドレスリモート呼出テーブルの構成
例を示す図、図3、図4は動作を示すフローチャートで
ある。
【0011】図1(A)において、1は本発明実施例に
係る構内交換機(PBX)、2は、構内交換機1の内線
端末、3は、総合ディジタル公衆回線網(以下ISDN
網という)、4は、ISDN網の外線加入者である。
【0012】構内交換機1は、通話路を設定するための
時分割通話路スイッチ(TDSW、以下スイッチとい
う)10、内線端末2とのインターフェースである加入
者回路(DTL)11、ISDN網の回線Lとのインタ
ーフェースであるISDNインターフェーストランク
(BIT、以下I・トランクという)12、構内交換機
1の制御処理を一括して行う中央処理装置(CPU)1
3、中央処理装置13での処理に必要なデータ、プログ
ラム等が格納されている記憶装置(MM、以下メモリと
いう)14等により構成されている。メモリ14、図1
(B)に示すように、本発明に関して、発番号を記憶す
る第1の記憶手段としてエリア141が、着番号及び着
サブアドレスを記憶する第2の記憶手段としてそれぞれ
エリア142及び143が、着番号照合テーブル100
及び着サブアドレス照合テーブル101を記憶する第3
の記憶手段としてそれぞれエリア144及び145が設
定されており、その他に処理プログラム、設置データ
等、各種情報が記憶されているエリア146が存在す
る。
【0013】メモリ14のエリア144に記憶されてい
る着番号照合テーブル100は、図2(A)に示すよう
に、着番号X1〜Xnと、これと対応させて端末2を指
定する内線端末番号A〜Zとが格納されており、メモリ
14のエリア145に記憶されている着サブアドレス照
合テーブル101は、図2(B)に示すように、着サブ
アドレスY1〜Ynと、これと対応させて上記内線端末
番号A〜Zが格納されている。ただし、着番号照合テー
ブル100と着サブアドレス照合テーブル101に格納
した内線端末番号A〜Zは互に独立しており、相互に関
連して定めたものではない。
【0014】前記発番号、着番号及び着サブアドレス
は、いずれも回線Lからの着信時の呼設定制御階梯にお
いて、ISDN網3から構内交換機1に送付される呼設
定メッセージ内に含まれるものであり、発番号は発呼者
番号情報となり、着番号及び着サブアドレスは、それぞ
れが発呼者呼返し要求情報となる。また、上記着番号照
合テーブル100には、発呼者呼返しを許可すべき着番
号が、及び上記着サブアドレス照合テーブル101に
は、発呼者呼返しを許可すべき着サブアドレスが記憶さ
れており、それぞれが発呼者呼返し許可情報となる。
【0015】中央処理装置13は、メモリ14のエリア
146に格納された処理プログラム及び設置データ等に
よって作動する。処理プログラムには、メモリ14のエ
リア142に記憶された着番号をエリア144に格納さ
れた着番号照合テーブル100と照合するプログラム又
は/及びエリア143に記憶された着サブアドレスをエ
リア145に格納された着サブアドレス照合テーブル1
01と照合するプログラムを含んでいて、それぞれのプ
ログラムに基いて作動する中央処理装置13が発呼者呼
返し要求情報と発呼者呼返し許可情報の照合手段を構成
し、また、I・トランク12にアクセスして発呼者呼返
しのための呼設定メッセージをメモリ14のエリア14
1に記憶された発番号に基いて作成し、ISDN網の回
線Lに送出する(すなわち、ISDN網に対して発信す
る)ためのプログラムを含んでおり、このプログラムに
基いて作動する中央処理装置13及びI・トランク12
が発呼者を呼出す呼出手段を構成する。
【0016】なお、本実施例では、図2(A)又は
(B)で示した照合テーブル100,101の格納情報
から明らかなように、通話へ移行する際の構内交換機1
側の接続先を内線端末としているが、必ずしもこれを内
線端末とする必要は無く、発呼者呼返しを許可するか否
かのみを判定し(この場合には、着番号照合テーブル1
00及び着サブアドレス照合テーブル101には、発呼
者呼返しを許可するそれぞれ着番号及び着サブアドレス
のみを格納すればよい。)、構内交換機1と発呼者端末
4との間に呼返しによる通話路が設定されたのちに発呼
者自身のダイヤル操作によって接続先の内線端末の指定
を行ったり、又は更に構内交換機1から他の外線に発信
する指示を行なう等、構内交換機1内の各種サービル機
能へのアクセスが行なえるようにすることもできる。
【0017】次に、図3を参照して動作を説明する。な
お、以下の動作では、発呼者呼返しの許可は、着番号又
は着サブアドレスのいずれかで判断するものとし、着信
回線に送られてくる呼設定メッセージに着番号と着サブ
アドレスの双方が含まれているときには、着サブアドレ
スを優先して発呼者呼返し許可の判断に使用するものと
する。
【0018】外線加入者(発呼者)4が構内交換機1に
向けて発信すると、当該外線加入者4はISDN網3を
通して、構内交換機1に収容された回線Lに接続され、
該回線Lを介してISDN網3の電話交換局から構内交
換機1に呼設定メッセージが送られる。
【0019】上記呼設定メッセージ中には、外線加入者
4の加入者番号である発番号とI・トランク12に接続
された、いまの場合、着信回線である回線Lの加入者番
号である着番号が含まれており、また、外線加入者4が
発信先の加入者番号に付加して他の番号をダイヤルして
いれば、当該番号は着サブアドレスとして上記呼設定メ
ッセージに含まれる。
【0020】構内交換機1では、I・トランク12で上
記呼設定メッセージを受信し、これを中央処理装置13
が読み込むと(ステップS01)、該中央処理装置13
は読み込んだ呼設定メッセージに発番号、着番号又は着
サブアドレスがあれば、これらをメモリ14の所定のエ
リア141,142及び143に記憶する(ステップS
02)。
【0021】次に、中央処理装置13は、メモリ14に
発番号が有るか(記憶されているか)否かをチェックし
(ステップS03)、発番号が無いと判断した場合は通
常の着信処理を行って(ステップS16)、処理を終え
る。この場合には、通信料金は発呼側である外線加入者
4の負担となる。
【0022】また、上記ステップS03でのチェックで
発番号が有ると判断した場合には、次にメモリ14に着
サブアドレスが有るか否かをチェックし(ステップS0
4)、該着サブアドレスが無い場合には、更にメモリ1
4に着番号が有るか否かをチェックする(ステップS0
5)。双方とも無いと判断した場合には、処理はステッ
プS161に進み、前記と同様、通常の着信処理を行っ
て、処理を終える。
【0023】上記ステップS04でのチェックで着サブ
アドレスが有ると判断した場合には、中央処理装置13
は、メモリ14のエリア143に記憶された着サブアド
レスを着サブアドレス照合テーブル101と照合し(ス
テップS06)、上記着サブアドレスが当該照合テーブ
ル101に有るか否かをチェックする(ステップS0
7)。
【0024】また、上記ステップS05のチェックで着
番号が有ると判断した場合には、当該着番号について、
中央処理装置13は上記ステップS06とS07におけ
るのと同様の処理を行なう(ステップS08、S0
9)。
【0025】上記ステップS07又はS09でのチェッ
クで、着サブアドレス又は着番号がそれぞれテーブル1
01又は100に無いと判断した場合には、中央処理装
置13は、前記と同様、通常の着信処理を行って(ステ
ップS16)、処理を終える。
【0026】また、着サブアドレス又は着番号がそれぞ
れテーブル101又は100に有ると判断された場合に
は、中央処理装置13はI・トランク12にアクセスし
て前記着信回線を一旦開放し(ステップS10)、メモ
リ14のエリア141に記憶された発番号を読み出し
て、当該発番号への発信処理を行なう(ステップS1
1)。すなわち、中央処理装置13はI・トランク13
を制御して上記発番号を発信先情報として含む呼設定メ
ッセージを回線Lを介してISDN網3に送付し、これ
に基づいてISDN網3は前記外線加入者4を呼び出
す。
【0027】中央処理装置13は、ステップS11の処
理を終えると、I・トランク12を介して回線Lに送ら
れてくる上記外線加入者4の応答情報を監視し(ステッ
プS12)、上記外線加入者4が応答すると、応答情報
を検出して着サブアドレス照合テーブル101又は着番
号照合テーブル100で指定された内線端末2を、これ
と対応する加入者回路11を制御して呼び出す(ステッ
プS13)。この場合、ステップS04とS05の判断
で、着サブアドレスの有無の判断を先行させたことか
ら、照合テーブル101と100の双方に内線端末の指
定情報がある場合には、着サブアドレス照合テーブル1
01による指定が優先される。具体的には、着番号照合
テーブル100の格納情報及び着サブアドレス照合テー
ブル101の格納情報がそれぞれ図2(A)、(B)に
示す通りであり、着番号がX2,着サブアドレスがY1
であったものとすれば、端末番号Aの内線端末2が呼び
出されることとなる。
【0028】以上の制御ののち、中央処理装置13は加
入者回路11を介して上記被呼内線端末2の応答を監視
し(ステップS14)、当該内線端末2が応答すると、
スイッチ10を制御してI・トランク12と加入者回路
11との間の通信路(ア)を閉結して回線Lと内線端末
2との間に通話路を設定し(ステップS15)、処理を
終える。
【0029】ISDN網3では、以上の制御で構内交換
機1側が応答状態となったことを検出して回線Lに通話
チャンネルを設定する。これにより内線端末2と外線加
入者4との間で通話が可能となる。
【0030】以上の説明で明らかなように、外線加入者
4による構内交換機1(内線端末2)への発信は制御チ
ャンネルによる情報交換の階梯で終了し、最終的には構
内交換機1側からの発信制御によって設定された通話チ
ャンネルにより通話が行なわれることとなるので、通話
料金の負担は構内交換機1側となる。
【0031】なお、着信時の情報によって直接着信を内
線端末2に接続しない場合には、照合テーブル100,
101には発呼者呼返しを許可するための暗証番号のみ
を格納すればよい。
【0032】また、着信を直接内線端末2に接続し、か
つ暗証番号による機密性をも必要とする場合には、照合
テーブル100,101の一方で発呼者呼返しを許可す
るための暗証番号を指定し、他方で接続先内線番号を指
定するようにし、制御は、図3において、ステップ「S
04−S06−S07」の処理とステップ「S05−S
08−S09」の処理を縦列に行なうようにすればよ
い。具体的には、例えば着番号照合テーブル100に着
番号と接続先内線端末2との対応関係を格納し、着サブ
アドレス照合テーブル101に発呼者呼返しを許可する
暗証番号を格納して、図4に示す処理を行なえばよい。
なお、図4は図3に示すフローとの変更部分のみを示
し、処理内容は図3と同じであるので、ステップ符号で
示してある。
【0033】以上の実施例は、通信回線網がISDN網
である場合の実施例であるが、本発明は、通信回線網が
アナログ公衆回線網であっても実施することができる。
以下、この実施例を、図1に示すブロック図との相違点
を述べることによって説明する。
【0034】本実施例では当然ながら、符号3で示す回
線網はアナログ公衆回線であり、回線Lはアナログ回線
である。
【0035】また、構内交換機1においては、I・トラ
ンク12に代え、アナログ回線の外線インタフェース
(所謂、局線トランク等)が設けられ、該外線インタフ
ェースには、中央処理装置13からの制御で着信に自動
応答する機能が付与されている。また、当該外線インタ
フェースと中央処理装置13との間には新たにDTMF
信号の受信器が設けられ、外線加入者4がダイヤル操作
によって構内交換機1に送付するダイヤル信号を受信
し、又は、回線Lがダイヤルイン回線である場合には電
話交換局から送付されるダイヤルイン内線番号を受信
し、これらを中央処理装置13に送付する機能が付与さ
れている。
【0036】更に、スイッチ10には音声合成装置又は
テープレコーダのような音声による案内装置を接続し、
外線加入者4に対して案内メッセージを送出するように
することにより良好なサービスが提供できる。
【0037】本実施例の動作を説明すると、回線Lに外
線加入者(発呼者)4からの着信があると、中央処理装
置13は前記外線インタフェース(I・トランク12に
替わるもの)を介して上記着信を検出し、前記外線イン
タフェースを制御して上記着信に自動応答する。
【0038】ここで、回線Lがダイヤルイン回線である
場合には、自動応答後、電話交換局からダイヤルイン内
線番号が送られてくる。このダイヤルイン内線番号は、
前記実施例の着番号に相当し、前記外線インタフェース
を介して前記DTMF信号受信器で受信され、メモリ1
4のエリア142に記憶される。この場合において、上
記自動応答はダイヤルイン内線番号を受信するための応
答であって、この段階では発呼者である外線加入者4に
対して課金はなされない。次に上記ダイヤルイン内線番
号が構内交換機1に収容された内線端末2の番号であっ
て、当該内線端末2が空きである場合には、中央処理装
置13は前記外線インタフェースを介して通話のための
自動応答制御を行なう。
【0039】また、回線Lが通常の回線(ダイヤルイン
回線でない回線)である場合には、いきなり通話のため
の自動応答となる。
【0040】自動応答(ダイヤルイン回線の場合にあっ
ては、2回目の自動応答)により、外線加入者4と構内
交換機1との間に通話路が設定されると、中央処理装置
13はスイッチ10を制御して前記案内装置を前記外線
インタフェースに接続し、外線加入者4に対して音声に
より自己の加入番号及び着サブアドレスをダイヤルする
ように促す。なお、本実施例によるサービス(通話料金
の一部着信側負担サービス)を限られた特定の者にのみ
提供する場合には、当該特定の者にサービスを受ける方
法を周知させておくことにより、上記音声に替え、信号
音を送出するようにしてもよい。
【0041】外線加入者4が自己の加入番号及び着サブ
アドレスを構内交換機1からの案内メッセージに従って
ダイヤルすると、当該加入番号及び着サブアドレスは前
記DTMF信号受信機で受信され、それぞれメモリ14
のエリア141及び143に記憶される(加入番号は、
前記実施例の発番号に対応する。)。なお、本実施例に
おける着番号(ダイヤルイン内線番号)及び着サブアド
レスは、上記サービスを受けるための暗証番号であり、
前記実施例と同様、当該暗証番号を特定の内線端末2に
対応させることも可能である。
【0042】以上の制御のあとの処理は、前記実施例と
同様である。すなわち、図3におけるステップS03以
降の制御と同様の制御がなされ、着信回線を一旦開放し
たのち、構内交換機1から外線加入者4が呼返され、外
線加入者4の当該呼返しに対する応答によって、内線端
末2と外線加入者4との通話が可能となる。
【0043】また、本実施例では、通話料金は一部外線
加入者4側の負担となる。すなわち、図3において、ス
テップS10の着信回線開放処理までは、回線Lは外線
加入者4の発信行為による通話状態となっているので、
ここまでの通話料金は外線加入者4が負担することとな
り、ステップS11の発信処理以降は構内交換機1側の
発信行為であるでの、ステップS12における発呼者の
呼返しに対する応答以降、終話までの通話料金は構内交
換機1側が負担することとなる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、着信
があったとき、発番号(発呼者の加入番号)及び着番
号、着サブアドレス(接続先内線端末番号、暗証番号)
を受信、記憶したのち、着信回線を一旦開放し、構内交
換機側から改めて上記発番号宛に発信するようにしたも
のであり、通話料金の着信者側料金負担が構内交換機側
の設備構成のみで可能となり、手続の煩雑さがなくな
り、通信コストが軽減され、利用者の限定、利用時間の
限定等が容易に可能となる等、サービスの向上が顕著で
ある。
【0045】また、人対人の通話の他に、人対機器又は
機器相互間の通信にも、着信側通話料金負担のサービス
を容易に導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明実施例のブロック図。(B)は
記憶装置の構成図。
【図2】(A)は着番号照合テーブルの構成図。(B)
は着サブアドレス照合テーブルの構成図。
【図3】本発明実施例のフローチャート。
【図4】本発明実施例のフローチャート。
【符号の説明】
1…構内交換機 2…内線端末 3…ISDN網 4…外線加入者 13…中央処理装置 14…記憶装置(メモ
リ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に結合される構内交換機におい
    て、外線からの着信時に、該着信回線に送られてくる発
    呼者番号情報を記憶する第1の記憶手段と、発呼者呼返
    し要求情報を記憶する第2の記憶手段と、発呼者呼返し
    許可情報を記憶しておく第3の記憶手段と、上記第2の
    記憶手段に記憶された発呼者呼返し要求情報と上記第3
    の記憶手段に記憶されている発呼者呼返し許可情報とを
    照合する照合手段と、該照合手段で上記発呼者呼返し要
    求情報と上記発呼者呼返し許可情報とが一致したことに
    より、上記着信回線を開放し、上記第1の記憶手段に記
    憶された発呼者番号情報に基づいて発呼者を呼出す呼出
    手段を有する構内交換機の発呼者呼返し装置。
  2. 【請求項2】 通信網が総合ディジタル公衆回線網であ
    り、発呼者番号情報は、呼設定メッセージに含まれる発
    番号であり、発呼者呼返し要求情報は、呼設定メッセー
    ジに含まれる着番号又は/及び着サブアドレスである請
    求項1に記載の構内交換機の発呼者呼返し装置。
  3. 【請求項3】 通信網がアナログ公衆回線網であり、構
    内交換機は着信回線への自動応答機能を有し、発呼者番
    号情報は、当該自動応答機能により着信回線に自動応答
    後、該着信回線に送付される発呼者のダイヤル操作によ
    る発呼者番号であり、発呼者呼返し要求情報は、該着信
    回線に送付されるダイヤルイン内線番号又は/及び発呼
    者のダイヤル操作による着サブアドレスである請求項1
    に記載の構内交換機の発呼者呼返し装置。
  4. 【請求項4】 第3の記憶手段に記憶しておく発呼者呼
    返し許可情報を内線端末に対応させて記憶するように
    し、発呼者を呼返す発信を、着信回線から送付された発
    呼者呼返し要求情報と一致した上記発呼者呼返し許可情
    報に対応する内線端末に接続するようにした請求項1に
    記載の構内交換機の発呼者呼返し装置。
JP2017392A 1992-02-05 1992-02-05 構内交換機の発呼者呼返し装置 Pending JPH05219225A (ja)

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JP2017392A JPH05219225A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 構内交換機の発呼者呼返し装置

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