JP2930027B2 - ダイアル中継方式 - Google Patents

ダイアル中継方式

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JP2930027B2
JP2930027B2 JP24312696A JP24312696A JP2930027B2 JP 2930027 B2 JP2930027 B2 JP 2930027B2 JP 24312696 A JP24312696 A JP 24312696A JP 24312696 A JP24312696 A JP 24312696A JP 2930027 B2 JP2930027 B2 JP 2930027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイアル中継方式の
分野に属し、詳しくは会社の社員等が会社に課金される
状態で自分の電話機から取引先等の被呼者と通話できる
ダイアル中継方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話の普及に伴い、個人で携帯電話
を所有する人が増えている一方、社用で携帯電話を携行
する場合も多くなっている。このような場合、2台の電
話機を携行する無駄を省くためにも、会社の社員等が1
台の携帯電話機で個人用と社用の電話をかけられること
が望ましい。しかし、1台の携帯電話機で私用と社用の
両方の電話をかけることとなると課金の問題が生じる。
すなわち、個人所有の電話機で取引先等に社用の電話を
かけた場合は、課金は会社にではなく、この個人に対し
てされてしまう。逆に社用の電話機のみを携帯している
場合では、会社の費用で私用の電話をかける場合が生じ
てしまう。
【0003】このような問題を解決するために、個人の
電話機から会社のオペレータを通じで取引先等に電話を
かけることも考えられるが、人手を介する煩わしさがあ
る。そこで、会社側に代行接続装置を設けたり、あるい
は第三者課金方式により、発呼者となる社員等が個人用
の携帯電話や出先の電話機などから会社側に課金される
状態で社用の電話をかけられるようにすることが考えら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の代行接続方式
は、たとえば特開平07−030667号公報にあるよ
うに、発信電話機70と着信電話機74の間に代行接続
装置72を設置するものである。図6に示すように、代
行接続装置72は、発信電話機70を収容した加入者回
線71と接続される一方、代行回線73によって着信電
話機74と接続される。代行接続装置72は、加入者回
線71(第一回線)を通じて発信電話機70から着信が
あると、まず発信電話機70から第一回線71を通じて
着信電話機74の電話番号を受信し、この第一回線の着
信呼を保留する。そして、代行回線(第二回線)73を
使って着信電話機74を呼び出した後、第一回線・第二
回線を接続することにより接続代行を実現している。
【0005】しかしながら、このような代行接続方式で
は、第一回線の着信呼を保留のままで呼接続を行うた
め、一般交換接続である発信電話機70から代行接続装
置72までの加入者回線71、すなわち、第一回線の使
用料は発呼者である発信電話機70の使用者に対して課
金されてしまう問題があった。
【0006】一方、従来の第三者課金方式は、特開昭5
7−23358号公報や特開平04−051650号公
報にあるように、発信交換機側に第三者課金対象用照合
メモリを設け、照合合致により呼を接続する一方、この
接続に対する課金情報を第三者に対する課金として転送
するものである。
【0007】しかし、この方法では、第三者課金対象用
メモリを基本に第三者課金機能を実現しているため、発
信者が第三者課金対象用照合メモリを持つ発信交換機の
エリア内から発信した場合のみ第三者課金が可能とな
る。したがって、この発信交換機のエリア外からの発信
に対しては、発信地点から発信交換機までの課金は発信
者の負担となってしまう。また、発信側交換機側に設け
る着信課金対象用照合メモリやデータベースなどの多大
な装置を公衆電話網に設置しなければならない。さらに
はデータベースの更新など複雑な処理を必要とすること
から、このような第三者課金機能を実現するには膨大な
コストが必要となるという問題がある。加えて、発信者
にとっては、呼接続を受ける際に暗証番号を入力しなけ
ればならないという煩わしさもある。
【0008】そこで本発明は、社内から外線電話をかけ
る場合と同じように、社員等が会社側に課金される状態
で自分の携帯電話や訪問先の電話機から簡単に社用の電
話をすることができるダイアル中継方式を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に記載されたダイアル中継方式は、構外
からかかってきた電話を受け付け、この電話の発呼者が
ダイアルする前記発呼者の電話番号を受信・記憶する受
付回路と、前記構外からかかってきた電話の終話から所
定の時間経過したことを検出するタイマーと、このタイ
マーが前記所定の時間経過したことを検出したときに
記受付回路に記憶された電話番号に構内交換機を介して
折り返し電話をかけ前記発呼者を呼び出す呼び返し回路
と、呼び出された前記発呼者がダイアルする被呼者の電
話番号を前記呼び返し回路から中継し、前記構内交換機
を介して前記被呼者に対する電話接続を行う発信回路
と、前記受付回路、前記呼び返し回路および前記発信回
路による通話の履歴を記録する記憶装置とを備えたダイ
アル中継装置を構内交換機の加入者側に併設し、前記構
内交換機と前記呼び返し回路および前記発信回路とを介
して前記発呼者を前記被呼者に電話接続するようにし
た。
【0010】本発明にかかるダイアル中継方式において
は、発呼者はまず受付回路に電話をかけ、自分の電話機
から自分の電話番号を受付回路に入力・記憶させる。こ
の通話を一旦終了させると、受付回路に記憶された電話
番号に呼び返し回路が電話接続を行うことにより、構外
にいる発呼者が呼び出される。呼び出された発呼者は、
自分の電話機から被呼者の電話番号をダイアルする。す
ると、この被呼者の電話番号は、所定の時間経過後、
び返し回路を介して発信回路に中継され、発信回路が構
内交換機を介して被呼者に対して電話接続を行う。その
結果、呼び返し回路と発信回路は、構内交換機を介して
被呼者に対するダイアル数字や発呼者・被呼者間の音声
等を中継する通話路を形成する。
【0011】本発明によれば、社員等の発呼者は、呼び
返し回路によって呼び出された後に、あたかも社内から
外線電話をかけるのと同じように簡単に取引先等の電話
番号をダイアルするだけでダイアル中継サービスを受け
ることができる。このとき、発呼者および被呼者の両者
はダイアル中継装置によって構内交換機側から呼び出さ
れているので、課金は発呼者ではなく構内交換機を有す
る加入者に対してなされる。したがって、外出中の社員
等は、会社に課金される状態で、自分の携帯電話機から
社用の電話をかけることができる。また、ダイアル中継
履歴を記録しておくことによって、暗証番号入力等の手
間が省きつつ、不正な通話を抑えることができる。
【0012】また、請求項2に記載されたダイアル中継
方式は、第1の加入者回線を通じてかかってきた電話を
受け付け、この電話の発呼者が入力する前記発呼者の電
話番号を受信・記憶する受付回路と、前記第1の加入者
回線を通じてかかってきた電話の終話から所定の時間経
過したことを検出するタイマーと、このタイマーが前記
所定の時間経過したことを検出したときに前記受付回路
に記憶された電話番号に前記第1の加入者回線を通じて
折り返し電話をかけ前記発呼者を呼び出す呼び返し回路
と、呼び出された前記発呼者がダイアルする被呼者の電
話番号を前記呼び返し回路から中継し、第2の加入者回
線を通じて前記被呼者に対する電話接続を行う発信回路
と、前記第1の加入者回線と前記受付回路および前記呼
び返し回路との間に設けられ、前記第1の加入者回線を
通じてかかってきた電話を受け付けてこの電話の発呼者
が入力する前記発呼者の電話番号を受信・記憶するとき
には前記第1の加入者回線を前記受付回路に接続し、前
記受付回路に記憶された電話番号に前記第1の加入者回
線を通じて折り返し電話をかけるときには前記第1の加
入者回線を前記呼び返し回路に接続するスイッチと、前
記受付回路、前記呼び返し回路および前記発信回路によ
る通話の履歴を記録する記憶装置とを備え、前記呼び返
し回路および前記発信回路とを介して前記発呼者を前記
被呼者に電話接続するとともに前記記憶装置にダイアル
中継履歴を記録することを特徴とする。これにより、構
内交換機を持たない会社であっても、少なくても二本の
加入者回線を有することで、会社に課金される状態で社
員等が個人用の電話機を用いて社用の電話をすることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の
形態にかかるダイアル中継方式の構成を表す模式図であ
る。構内交換機(以下、PBXという)1を有するA社
は公衆電話網(以下、PSTNという)3の加入者であ
る。PBX1のA社側には、受付回路21、呼び返し回
路22および発信回路23から構成されるダイアル中継
装置2が収容されている。
【0014】ここで、ダイアル中継装置2の受付回路2
1は、構外、すなわち社外からかかってきた電話を受け
付け、この電話の発呼者の電話番号(ダイアル数字)を
受信・記憶する。図1に示すように、たとえば社外にい
るA社の社員aは、個人所有の携帯電話4を使ってA社
のダイアル中継装置2にダイアル・インで電話をかけ、
受付回路21の発するメッセージに従って携帯電話4か
らこの携帯電話4または身近にある電話機のダイアル数
字をダイアルすることにより、これを受付回路21に記
憶させる。
【0015】ここで、受付回路21は、図1に図示はし
ないが、携帯電話4のダイアル数字を記憶する記憶手段
と、ここに記憶したダイアル数字を呼び返し回路22に
送出する送出手段を有している。ここで記憶手段とは、
RAM、フラッシュメモリ等のメモリを含むものとす
る。また、送出手段は、上述の記憶手段と呼び返し回路
22をつなぐバスと、データのやりとりを制御するCP
U等の制御手段よって構成され、記憶手段に記憶された
ダイアル数字をデータとして呼び返し回路22に割り当
てられたアドレスへ転送する。
【0016】呼び返し回路22は、受付回路21から転
送されてきたダイアル数字に基づき、PBX1を介して
折り返し電話をかけ、先の発呼者、すなわち社員aを呼
び出す。この呼び返し回路22と接続された発信回路2
3は、呼び返し回路22によって呼び出された発呼者
(社員a)がダイアルする被呼者(B社)の電話番号を
呼び返し回路22を介して受け取り、PBX1に中継す
る。そして、PBX1を介してB社との回線が成立した
後は、PBX1および呼び返し回路22とともに、発呼
者・被呼者間の音声等を中継する通話路を構成する。
【0017】本実施の形態にかかるダイアル中継方式の
動作を図1乃至図3を参照しながら説明する。ここで、
図2と図3は、本実施の形態にかかるダイアル中継方式
の動作を説明する模式図とフローチャートである。な
お、以下の説明においては、社外にいるA社の社員aが
自分の携帯電話4を使ってB社に社用の電話をかける場
合を想定する。
【0018】まず、A社の社員aはPBX1に収容され
た受付回路21に割り当てられているダイアル・イン番
号を自分の携帯電話4からダイアルし、受付回路21に
接続する(ステップ101)。携帯電話4が受付回路2
1に接続されると、受付回路21は自動応答したのち、
ダイアル・トーンを送出する(ステップ102)。受付
回路21からダイアル・トーンが送出されたら、社員a
は自分の携帯電話4の電話番号(ダイアル数字)をダイ
アルする。これによって受付回路21は携帯電話4のダ
イアル数字を受信・記憶し、携帯電話4との通話を一旦
終了する(ステップ103)。
【0019】終話後、受付回路21は記憶したダイアル
数字を呼び返し回路22に転送する(ステップ10
4)。ダイアル数字を受け取った呼び返し回路22は、
自己の持つタイマー(図示せず)を参照し、一定時間経
過後(例えば15秒後)、構内交換機1を介して携帯電
話4に呼び出しの電話接続する(ステップ105)。呼
び返し回路22からの呼び出しに社員aが応答すると、
この応答は呼び返し回路22を経由して発信回路23に
送られる。(ステップ106)。社員aの応答を受けた
発信回路23はPBX1に対して発信動作(OFF/H
OOK)する(ステップ107)。PBX1からのダイ
アル・トーンは、発信回路23から呼び返し回路22、
呼び返し回路22からPBX1、PBX1からPSTN
3という経路をたどり、携帯電話4へ中継される(ステ
ップ108)。これによって、社員aが被呼者であるB
社に電話をかける用意が整ったことになる。
【0020】社員aは、携帯電話4から所望の相手B社
の電話番号(ダイアル数字)をダイアルする。携帯電話
4からダイアルされたB社のダイアル数字は、PBX
1、呼び返し回路22を経由して発信回路23に中継さ
れる(ステップ109)。発信回路23は、PBX1お
よびPSTN3を介してB社5を呼び出す(ステップ1
10)。B社が応答することにより、発信回路23とB
社が電話接続され、その結果、社員aとB社との間にA
社のPBX1を介し、呼び返し回路22および発信回路
23を経由した通信路が形成される(ステップ11
1)。
【0021】以上のダイアル中継方式では、社員aとB
社は、それぞれ呼び返し回路22と発信回路23から構
内交換機1を介して呼び出されているので、社員aとB
社との間の電話接続に対する課金は、社員aではなくA
社に対してなされる。その結果、社員aは、自分の携帯
電話4から受付回路21に電話をかけた際の課金のみを
負担することにより、B社との通話をすることができ
る。
【0022】なお、本実施の形態においては、ステップ
105において呼び返し回路22が社員aを呼び出す前
に、受付回路21から社員aの携帯電話のダイアル数字
の転送を受けてから所定の時間だけ待つとして説明し
た。しかし、このようにする替わりに、ステップ104
を終話してから一定時間経過後に受付回路21が呼び返
し回路22にダイアル数字の転送を行うようにし、ステ
ップ105においては呼び返し回路22がダイアル数字
を受け取り次第呼び出しをするようにしてもよいことは
いうまでもない。この場合は、受付回路21がタイマー
(図1には図示せず)を参照することになる。
【0023】上述のようなダイアル中継方式は、専用の
ダイアル中継装置を構築してもよいが、パーソナル・コ
ンピュータ(PC)をモデムを介してPBXと接続する
ことによっても構築することができる。図4はそのよう
な実施の形態を示す構成図である。図4に示すように、
PC24はモデム、すなわちインターフェース(I/
F)を介してPBX1と接続されている。ここで、PC
24は、CPUやメモリ、バス、I/Fなどから構成さ
れ、上述の受付回路や呼び戻し回路、発信回路などの機
能をソフトウェアによって実現している。
【0024】また、PC24にはハードディスクなどの
外部記憶装置25、プリンタなどの出力装置26、CR
Tディスプレイなどの表示装置27などがI/Fを介し
て接続されている。これによって、ダイアル中継を行う
ためPC24にアクセスする様子をCRT27上でモニ
タすることができる。また、ダイアル中継の履歴を外部
記憶装置25に記録し、この履歴をCRT27に表示し
たり、プリンタ26に出力したりすることにより、ダイ
アル中継による課金の状況を管理することができる。こ
のとき記録または表示される情報としては、社員aすな
わち発呼者の携帯電話のダイアル数字、B社すなわち被
呼者のダイアル数字、ダイアル中継を行った時刻、ダイ
アル中継による通話時間などが考えられる。これによ
り、ダイアル中継による通話が社用のものであったか私
用のものであったかの区別をすることが可能となる。
【0025】さらに、不特定の第3者がみだりにA社の
ダイアル中継機能を利用できないようにするためには、
発呼者が正しい暗証番号を入力した場合にのみダイアル
中継を行うようにすることも考えられる。すなわち、社
員等の正当な利用者にあらかじめ暗証番号を割り当てて
おき、これを外部記憶装置25などに登録する一方、ダ
イアル中継装置として機能するPC24が、PBX1を
介して社員aが入力した暗証番号の照合を行うようにす
るのである。この場合、社員aは、ステップ103で携
帯電話4のダイアル数字を入力するのに先立って暗証番
号を入力するようになる。
【0026】しかしながら、このような照合機能を持た
せることによって暗証番号の入力という手間がかかるこ
とになる。これに対して、前述のダイアル中継履歴を記
録しておく方法でも、不正な通話をある程度抑えること
ができる。また、その方が暗証番号入力の手間が省ける
ので、あたかも社内から外線電話をかけるように簡単に
B社に電話をすることができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態は、図5に示すように、構
内交換機を持たないA社が本発明にかかるダイアル中継
方式を実施する場合である。ここでPSTN3の加入者
であるA社は二本の加入者回線31、32を有してお
り、これらはダイアル中継装置6に接続されている。こ
れらのうち、第1の加入者回線31はスイッチ64を介
してダイアル中継装置6の受付回路61、呼び返し回路
62に接続される。一方、第2の加入者回線32は、発
信回路63に接続されている。
【0028】本実施の形態におけるダイアル中継方式の
基本的な動作および手順は、先に図2および図3を用い
て説明した第1の実施の形態と同じである。第1の実施
の形態と異なる点は、構内交換機を介さない点、および
携帯電話4のダイアル数字を入力する際と社員aを呼び
出す際とで第1の加入者回線31をスイッチ64で切り
替える点にある。すなわち、ダイアル中継装置6は、ス
イッチ64により、社員aが受付回路61に電話をかけ
て自分の携帯電話4のダイアル数字を入力するときには
第1の加入者回線31を受付回路61に接続し、社員a
を呼び出すときにはそれを呼び返し回路62に接続す
る。なお、スイッチ64はリレー等で実現することがで
きる。
【0029】社員aが呼び返し回路62によって呼び出
され、B社と電話接続を行う際には、B社とダイアル中
継装置6の発信回路63の間は第2の加入者回線32で
接続される。その結果、社員a(携帯電話4)−加入者
回線31−呼び返し回路62−発信回路63−加入者回
線32−B社という通信路が形成される。このときの社
員aおよびB社は、A社のダイアル中継装置6から呼び
出されているので、この通話に対する課金はA社が負担
することになる。その結果、A社は構内交換機を持たな
い場合であっても、2本の加入者回線を有することによ
り、本発明にかかるダイアル中継方式を実施することが
できる。社員aは、社内から外線電話をかけるのと同様
に、個人用の携帯電話4からA社に課金される状態でB
社に電話をかけることができるので、個人用と社用の2
台の携帯電話を携行する必要がなくなる。
【0030】なお、第1、第2の実施形態において、社
員aが個人用の携帯電話4を使用するものとして説明を
したが、携帯電話4の替わりに出先の電話機を使用する
こともできることはいうまでもない。また、受付回路2
1、61には、社員aが最初に電話をかけるのに使った
携帯電話4のダイアル数字を記憶するものとして説明し
たが、社員aは、受付回路21、61に対して異なる電
話の電話番号を記憶させることも可能である。すなわ
ち、社員aは携帯電話4を使用して受付回路21、61
にダイアル・インで電話をかけ、身近の異なる電話機
(図1、図3、図4には図示せず)の電話番号を入力す
ることにより、携帯電話4以外の電話機に呼び返しの電
話接続をさせることも可能である。また、逆に、公衆電
話や訪問先の備え付けの電話等から受付回路21、61
にダイアル・インで電話接続をし、自分の携帯電話4の
ダイアル数字を入力することにより、B社との通話を携
帯電話4を用いて行うようにすることも可能であること
はいうまでもない。
【0031】さらに、上記二つの実施の形態では、受付
回路21、61に記憶されるダイアル数字は、社員aが
自分の携帯電話4からダイアルすることとして説明した
が、これを社員aが受付回路21、61に電話接続した
際に、受付回路21、61がPSTN3の制御基地局
(図示せず)から携帯電話4のダイアル番号を受け取
り、自動的に記憶するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、構内交換機・被呼者間
の通話はいうに及ばず、個人・構内交換機間の通話に対
しても会社等に課金される状態で、社員等が個人の電話
機から簡単に社用の電話をかけることができる。したが
って、個人用の携帯電話機の他に社用の携帯電話機を携
行する必要がなくなる。このとき、社員等の発呼者は、
外線電話をかけるのと同じように簡単にダイアル中継が
行える。また、本発明にかかるダイアル中継方式は、会
社等の加入者が持つ構内交換機に簡易なダイアル中継装
置を設けるだけで、公衆電話網、構内交換機のいずれに
も変更を加えることなく実現できるので、従来に比べる
と安価に、かつ加入者レベルでダイアル中継を行うこと
ができる。
【0033】また、本発明のうち、特に請求項2に記載
されたダイアル中継方式によれば、会社等の加入者が構
内交換機を持たない場合であっても、会社等に課金され
る状態で、社員等が個人の電話機から社用の電話をかけ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかるダイアル
中継方式の構成を表す模式図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態にかかるダイアル
中継方式の動作を説明する図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態にかかるダイアル
中継方式の動作を説明するフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態にかかるダイアル
中継装置を表す模式図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態にかかるダイアル
中継方式の構成を表す模式図である。
【図6】 従来の通信回線の接続代行方式を説明する図
である。
【符号の説明】
1…構内交換機、2、6…ダイアル中継装置、21、6
1…受付回路、22、62…呼び返し回路、23、63
…発信回路、24…パーソナル・コンピュータ、25…
外部記憶装置、26…出力装置、27…表示装置、3…
公衆回線網、31、32…加入者回線、4…携帯電話、
5…被呼者、64…スイッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構外からかかってきた電話を受け付け、
    この電話の発呼者が入力する前記発呼者の電話番号を受
    信・記憶する受付回路と、前記構外からかかってきた電話の終話から所定の時間経
    過したことを検出するタイマーと、 このタイマーが前記所定の時間経過したことを検出した
    ときに 前記受付回路に記憶された電話番号に構内交換機
    を介して折り返し電話をかけ前記発呼者を呼び出す呼び
    返し回路と、 呼び出された前記発呼者がダイアルする被呼者の電話番
    号を前記呼び返し回路から中継し、前記構内交換機を介
    して前記被呼者に対する電話接続を行う発信回路と、 前記受付回路、前記呼び返し回路および前記発信回路に
    よる通話の履歴を記録する記憶装置と を備えたダイアル
    中継装置を構内交換機の加入者側に併設し、 前記構内交換機と前記呼び返し回路および前記発信回路
    とを介して前記発呼者を前記被呼者に電話接続するとと
    もに前記記憶装置にダイアル中継履歴を記録することを
    特徴とするダイアル中継方式。
  2. 【請求項2】 第1の加入者回線を通じてかかってきた
    電話を受け付け、この電話の発呼者が入力する前記発呼
    者の電話番号を受信・記憶する受付回路と、前記第1の
    加入者回線を通じてかかってきた電話の終話から所定の
    時間経過したことを検出するタイマーと、 このタイマーが前記所定の時間経過したことを検出した
    ときに 前記受付回路に記憶された電話番号に前記第1の
    加入者回線を通じて折り返し電話をかけ前記発呼者を呼
    び出す呼び返し回路と、 呼び出された前記発呼者がダイアルする被呼者の電話番
    号を前記呼び返し回路から中継し、第2の加入者回線を
    通じて前記被呼者に対する電話接続を行う発信回路と、 前記第1の加入者回線と前記受付回路および前記呼び返
    し回路との間に設けられ、前記第1の加入者回線を通じ
    てかかってきた電話を受け付けてこの電話の発 呼者が入
    力する前記発呼者の電話番号を受信・記憶するときには
    前記第1の加入者回線を前記受付回路に接続し、前記受
    付回路に記憶された電話番号に前記第1の加入者回線を
    通じて折り返し電話をかけるときには前記第1の加入者
    回線を前記呼び返し回路に接続するスイッチと、 前記受付回路、前記呼び返し回路および前記発信回路に
    よる通話の履歴を記録する記憶装置と を備え、 前記呼び返し回路および前記発信回路とを介して前記発
    呼者を前記被呼者に電話接続するとともに前記記憶装置
    にダイアル中継履歴を記録することを特徴とするダイア
    ル中継方式。
JP24312696A 1996-09-13 1996-09-13 ダイアル中継方式 Expired - Fee Related JP2930027B2 (ja)

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