JPH05218848A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH05218848A
JPH05218848A JP4047486A JP4748692A JPH05218848A JP H05218848 A JPH05218848 A JP H05218848A JP 4047486 A JP4047486 A JP 4047486A JP 4748692 A JP4748692 A JP 4748692A JP H05218848 A JPH05218848 A JP H05218848A
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JP
Japan
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output
output buffer
circuits
circuit
buffer circuits
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Application number
JP4047486A
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English (en)
Inventor
Takashi Nara
孝 奈良
Seikou Takahashi
正皇 高橋
Ken Uragami
憲 浦上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の出力バッファ回路の出力論理が一斉に
切り替えられる際の誤動作を防止させる。 【構成】 複数の論理出力バッファ回路を有する半導体
集積回路であって、各出力バッファ回路の入力信号また
は入力信号源の遅延を個別に制御することにより、各出
力バッファ回路における出力論理の切替タイミングを一
定範囲内で分散させる。 【効果】 各出力バッファ回路における電源電圧変動が
拡散・縮小される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、さら
には同時に動作させられる多数の高速論理出力バッファ
回路を有するIC(半導体集積回路)に適用して有効な
技術に関するものであって、たとえば多ビットの並列出
力端子を有するメモリーICやカラーパレットLSI
(大規模半導体集積回路)に利用して有効な技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばメモリーICやカラーパレット
LSIなどのように、多ビットの並列出力端子を有する
高速論理ICでは、出力端子ごとに設けられた高速論理
出力バッファ回路によって、各出力端子をハイからロウ
またはロウからハイへ論理駆動して多ビットのデータを
並列に出力することが行なわれる(たとえば、日経BP
社刊行「日経エレクトロニクス 1989年8月21日
号 no.480」291頁を参照)。ここで、従来の
この種の半導体集積回路では、各ビットでの論理出力タ
イミングをできるだけ同一に揃えるべく、各出力バッフ
ァ回路間での伝達遅延差を小さくすることが行なわれて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。すなわち、従来の半導体集積
回路では、図6に示すように、複数の出力バッファ回路
の出力論理(Y1〜Yn)がハイからロウまたはロウか
らハイのいずれか一方に一斉に切り替えられる際に、各
出力バッファ回路においてそれぞれに生じる電源電圧V
ccの変動が同一タイミングに集中する。この結果、急
激な電源電圧変動(dVcc/dt)が生じ、この電圧
変動(dVcc/dt)が大きな過渡ノイズNxを誘起
する。この結果、同一方向への論理切替が複数箇所で同
時に生じる特定パターンの出力時に誤動作が生じる、と
いう問題が生じていた。
【0004】そこで、従来においては、電源幹線の分離
や電源バイパスの強化などによって上記問題に対処して
いた。しかし、電源電圧の変動は、出力バッファ回路が
高速化するほど、急激かつ大きくなる。このため、最近
の高速化された半導体集積回路では、上述した従来の対
処方法だけでは、誤動作を十分に抑えることができなく
なってきた。本発明の目的は、複数の出力バッファ回路
の出力論理が一斉に切り替えられる際の誤動作を防止さ
せる、という技術を提供することにある。本発明の前記
ならびにそのほかの目的と特徴は、本明細書の記述およ
び添付図面からあきらかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。すなわち、複数の論理出力バッフ
ァ回路を有する半導体集積回路であって、各出力バッフ
ァ回路の入力信号または入力信号源の遅延を個別に制御
することにより、各出力バッファ回路における出力論理
の切替タイミングを一定範囲内で分散させる、というも
のである。
【0006】
【作用】上述した手段によれば、複数の出力バッファ回
路の出力論理が一斉に切替駆動されても、各出力バッフ
ァ回路における電源電圧変動はそれぞれ少しずつタイミ
ングをずらして生じるようになる。これにより、急激な
電源電圧変動およびこれにともなう大きな過渡ノイズの
発生が抑制されて、複数の出力バッファ回路の出力論理
が一斉に切り替えられる際の誤動作を防止させる、とい
う目的が達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら説明する。なお、図において、同一符号は同一あ
るいは相当部分を示すものとする。図1は本発明の技術
が適用された半導体集積回路の一実施例を示したもので
あって、1は半導体基板、2は多数の論理入力バッファ
回路2−1〜2−mを含む入力部、3は上記入力部2を
介して入力される論理信号に基づいて動作する内部回
路、4は多数の高速論理出力バッファ回路4−1〜4−
nを含む出力部、5は各出力バッファ回路4−1〜4−
nにおける出力論理の切替タイミングを一定範囲内で分
散させる出力遅延制御回路、X1〜Xmは入力、Y1〜
Ynは出力、Vccは電源電位、GNDは基準電位であ
る。
【0008】ここで、出力遅延制御回路5は、図2にそ
の構成例を示すように、同時切替数検出論理回路51、
出力タイミング制御回路52、条件設定レジスタ53、
ラッチ回路列54によって構成される。同時切替数検出
論理回路51は、各出力バッファ回路4−1〜4−nの
入力論理の変化状態をモニターし、複数の入力論理がハ
イからロウまたはロウからハイのいずれか一方に同時に
変化し、かつその同時変化数があらかじめ設定した数よ
り多かった場合に、出力タイミング制御回路52を介し
て、各出力バッファ回路4−1〜4−nの出力動作タイ
ミング(イネーブル・タイミング)をそれぞれ異なる時
間で遅延させる制御を行なわせる。ラッチ回路列53
は、各バッファ回路4−1〜4−nの定常的な入力論理
状態を保持して同時切替数検出論理回路51に与える。
条件設定レジスタ54には、出力タイミング制御を行な
わせるか否かの同時検出数を保持し、上記同時切替数検
出論理回路51に与える。このラッチ回路列53と条件
設定レジスタ54の内容に参照しながら上記同時切替数
検出論理回路51の検出動作が行なわれるようになって
いる。
【0009】次に、動作について説明する。図3は、上
述した出力バッファ回路4−1〜4−nの入力Yi1〜
Yin、出力Y1〜Yn、および電源電位Vccの変化
状態を同一時間軸上に示した波形図である。図1〜3に
おいて、出力バッファ回路4−1〜4−nの入力Yi1
〜Yinの中の一定数以上がロウからハイまたはハイか
らロウに同一タイミングで一斉に切り替えられた場合、
各出力バッファ回路4−1〜4−nの出力Y1〜Yn
は、それぞれの出力動作タイミングが互いに少しずつ異
なる時間で遅延制御されることにより、特定のタイミン
グに集中することなく、一定時間幅内でほぼ均等に分散
してロウからハイまたはハイからロウに切り替わる。こ
れにより、電源電圧Vccの急激な変動およびこれにと
もなう大きな過渡ノイズ(Nx)の発生が抑制され、複
数の出力バッファ回路の出力論理が一斉に切り替えられ
る際の誤動作が防止される。なお、タイミングを分散さ
せる時間幅は、上記出力バッファ回路4−1〜4−nが
接続される他の半導体集積回路あるいは回路の動作に影
響を与えない範囲内であらかじめ設定される。
【0010】図4は本発明の第2の実施例の要部を示
す。この第2の実施例では、上述した出力バッファ回路
4−1〜4−nの入力信号源である入力信号(X1〜X
m)の各伝達経路にそれぞれ遅延回路6−1〜6−kを
設けるとともに、伝達経路ごとの遅延時間を切替設定す
るための選択スイッチ回路7−1〜7−mと、各選択ス
イッチ回路7−1〜7−mの選択状態を外部からの設定
データで個別に設定する切替レジスタ8とを設ける。こ
れにより、各出力バッファ回路4−1〜4−nにおける
出力論理の切替タイミングを互いに少しずつ異ならせ
て、電源電圧の変動および過渡ノイズの発生を小さく分
散させている。
【0011】図5は本発明の第3の実施例の要部を示
す。この第3の実施例では、上述した出力バッファ回路
4−1〜4−nの入力側にそれぞれ遅延時間が少しずつ
異なる遅延回路6−1〜6−4を介在させることによ
り、各出力バッファ回路4−1〜4−nにおける出力論
理の切替タイミングを互いに少しずつ異ならせて、電源
電圧の変動および過渡ノイズの発生を分散させている。
なお、遅延回路6−1〜6−4の遅延時間は、必ずしも
出力Y1〜Ynの数だけ用意する必要はなく、少なくと
も同一タイミングで行なわれる出力切替数が誤動作発生
の防止に効果が得られる範囲内で複数通り用意すればよ
い。
【0012】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。以上の
説明では主として、本発明者によってなされた発明をそ
の背景となった利用分野であるメモリーICおよびカラ
ーパレットLSIに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、たとえばバスドライバ
などの論理ICにも適用できる。
【0013】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。すなわち、複数の出力バッファ回路の出力論理が
一斉に切り替えられる際の誤動作を防止することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用された半導体集積回路の第
1の実施例を示す回路図
【図2】図1に示した半導体集積回路の一部をなす出力
遅延制御回路の構成例を示す図
【図3】本発明による半導体集積回路の出力と電源電圧
の状態を示す波形図
【図4】本発明の第2の実施例の要部を示す回路図
【図5】本発明の第3の実施例の要部を示す回路図
【図6】従来の半導体集積回路の出力と電源電圧の状態
を示す波形図
【符号の説明】
1 半導体集積回路 2 入力部 2−1〜2−m 入力バッファ回路 X1〜Xm 入力 3 内部回路 4 出力部 4−1〜4−n 出力バッファ回路 Y1〜Yn 出力 5 出力遅延制御回路 51 同時切替数検出論理回路 52 出力タイミング制御回路 53 条件設定レジスタ 54 ラッチ回路列 Vcc 電源電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の論理出力バッファ回路を有する半
    導体集積回路であって、各出力バッファ回路における出
    力論理の切替タイミングを一定範囲内で分散させる出力
    遅延制御回路を設けたことを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 複数の論理出力バッファ回路を有する半
    導体集積回路であって、各出力バッファ回路における入
    力論理の同時切替数が設定以上のときに各出力バッファ
    回路で間での出力論理の切替タイミングを異ならせる出
    力遅延制御回路を設けたことを特徴とする半導体集積回
    路。
JP4047486A 1992-02-03 1992-02-03 半導体集積回路 Pending JPH05218848A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0923148A (ja) * 1995-07-06 1997-01-21 Nec Corp 同時動作制御回路
US6583649B2 (en) 2000-01-24 2003-06-24 Nec Corporation Signal transmission apparatus for setting delay amount based on operational speed
JP2009159602A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Hynix Semiconductor Inc 半導体記憶装置のデータ出力回路
JP2012044488A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Fujitsu Semiconductor Ltd スキュー調整回路およびスキュー調整方法
JP2014116981A (ja) * 2014-02-17 2014-06-26 Fujitsu Semiconductor Ltd 集積回路

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