JPH05217331A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH05217331A
JPH05217331A JP2093192A JP2093192A JPH05217331A JP H05217331 A JPH05217331 A JP H05217331A JP 2093192 A JP2093192 A JP 2093192A JP 2093192 A JP2093192 A JP 2093192A JP H05217331 A JPH05217331 A JP H05217331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cassette
magnetic tape
opening
slider
Prior art date
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Pending
Application number
JP2093192A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Uchiumi
充朗 内海
Makoto Okuda
誠 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2093192A priority Critical patent/JPH05217331A/ja
Publication of JPH05217331A publication Critical patent/JPH05217331A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープを露出させ、開口部を開放して前
蓋を全開しても、カセット本体外への占有空間を小さい
テープカセットを提供することを目的とする。 【構成】 テープカセット1の開口部11に磁気テープ
2を架張し、磁気テープ2の前面を覆う前蓋5をカセッ
ト本体に回動自在に装着し、開口部11の上下を、底面
にスライダ6を摺動自在に、上面にスライダ6に形成し
たカム6aに係合する上蓋7を回動自在に装着して磁気
テープ2および開口部11を覆う。スライダ6の移動と
前蓋5の回動により、磁気テープ2を露出させ、開口部
11を開放して前蓋5を全開しても、テープカセット1
の本体外への占有空間が小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッド式磁気テー
プ装置に使用するテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ヘッド式磁気テープ装置に使
用されるテープカセットは磁気テープを引き出すための
テープ引出部材を挿入するマウス部を形成したもので、
特開平1−320693号公報に示されるような構成の
テープカセットが一般的であった。
【0003】以下、その構成について図7,図8を参照
しながら説明する。図に示すように、磁気テープ装置に
使用するテープカセット31は磁気テープ32を巻回し
た供給リール33および巻取リール34を収納し、磁気
テープ32は供給リール33と巻取リール34の間を回
転ヘッドを搭載したドラム(図示せず)へ磁気テープ3
2をテープカセット31より引出し巻回するテープ引出
部材を挿入するための開口部35を形成して架張されて
いる。架張された磁気テープ32は前蓋36と後蓋37
で覆われ容易には磁気テープ32に触れられないように
なっており、使用時には前蓋36と後蓋37が上方に回
動して磁気テープ32が露出し、テープ引出し部材によ
り回転ヘッドを搭載したドラムに磁気テープが引出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のテー
プカセット31では前蓋36と後蓋37を回動全開した
時に両者が開口部35の真上に位置して上下2重構造と
なり、回転ヘッドを搭載したドラムへ磁気テープ32を
引出し巻付けるテープ引出部材の上フランジ等の逃げに
必要な上部隙間をとる為に必然的にテープカセット31
の本体外への占有空間が大きくなるなどの問題があっ
た。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、スラ
イダの摺動により前蓋をテープ引出部材の挿入される開
口部の上部空間をとって回動し摺動した時でもカセット
本体外への占有空間が小さいテープカセットを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上ハーフと下ハーフとからなり、磁気テー
プを巻回した供給リールおよび巻取リールを収納し、前
記磁気テープを開口部に架張したカセット本体と、前記
磁気テープを前面で覆い、前記カセット本体に回動自在
に軸支される前蓋と、前記カセット本体の開口部底面を
覆い前記カセット本体に摺動し、開口部内にカムを形成
したスライダと、前記カセット本体に回動自在に軸支さ
れ前記カセット本体の開口部上部を覆い、前記スライダ
の前記カムに係合する突起部を形成した上蓋とよりなる
構成のものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、スライダのリー
ル方向への摺動と、スライダのカムに突起部で係合した
上蓋のスライダの摺動による回動と、前蓋の上方への回
動により、カセット本体の開口部に架張した磁気テープ
を露出することができ、テープ引出し部材が挿入される
開口部の上部空間を大きくとれ、かつカセット本体外へ
の占有空間を小さくできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図6を
参照しながら説明する。図に示すように、上ハーフ1a
および下ハーフ1bよりなるテープカセット1に磁気テ
ープ2を巻回した供給リール3と巻取リール4が収納さ
れ、磁気テープ2はテープカセット1に形成された固定
ポスト1c,1dに架張され、開口部11を囲んでい
る。
【0009】前蓋5はテープカセット1の固定ポスト1
c,1dで架張された磁気テープ2を前面で覆い、弾性
部材10により閉じ方向に付勢されテープカセット1に
軸5a,5bで回動自在に軸支されている。
【0010】スライダ6はテープカセット1の開口部1
1の底面を覆い下ハーフ1bに摺動自在に、また開口部
11の前面で前蓋5の下端と開口部11を略密閉するよ
うに弾性部材(図示せず)で押圧保持されている。また
スライダ6には開口部11の内面にカム6aが形成され
ている。
【0011】上蓋7はテープカセット1の開口部11の
上部を覆い上ハーフ1aに回動自在に、また開口部11
の前面で前蓋5の上端と開口部11を略密閉するように
スライダ6のカム6aで突起部7aが閉じ方向に付勢さ
れテープカセット1に軸7bで軸支されている。
【0012】上記した構成において動作を説明する。磁
気テープ装置への装着時には、まずテープカセット1を
磁気テープ装置のカセット装填装置に挿入することによ
り、カセット装填装置に具備された突起などで係止して
図3および図4の状態からA矢方向にスライダ6をバネ
の付勢力に抗して押圧し、スライダ6を供給リール3お
よび巻取リール4の方向へ摺動することにより開口部1
1の底面を開放する。このスライダ6の摺動により、ス
ライダ6のカム6aに突起部7aで係合し、軸7bでカ
セット本体1に軸氏された上蓋7が、軸7bを支点とし
て開口部11の内側B矢方向に略90度回動し図5の状
態になる。これにより、開口部11の内側の磁気テープ
2の非磁性面が露出される。
【0013】このカセット装填装置へのテープカセット
1の装填により、磁気テープ装置がテープカセット1の
挿入を感知してカセット装填装置が作動し、カセット装
填動作が開始される。カセット装填装置はテープカセッ
ト1を、テープカセット1のスライダ6が摺動され開口
部11の底面を開放した図5の状態のまま、磁気テープ
装置の所定の着座位置へと搬送する。テープカセット1
の前蓋5は磁気テープ装置の着座位置への上方からの最
後の垂直移動の段階で、従来の磁気テープ装置と同じよ
うに、磁気テープ装置に具備された固定突起、あるいは
作動装置によりテープカセット1に支持された軸5a,
5bを中心にB矢方向に略90度回動され磁気テープ2
の前面を開放し図6の状態になる。
【0014】図6の状態ではテープカセット1の開口部
11の底面が開放され前蓋5はテープカセット1の開口
部11の上部にあってもテープ引出部材を挿入するに必
要充分な隙間をとっている。この状態で磁気テープ装置
の基準位置へテープカセット1が装着されれば、テープ
カセット1の開口部11に挿入したテープ引出部材が供
給リール3あるいは巻取リール4から磁気テープ2を引
出し、回転ヘッドを搭載したドラム近傍の位置へ移動し
て磁気テープ2を回転ヘッドを搭載したドラムへ巻き付
けることができ、回転ヘッドを搭載したドラムを回転し
供給リール3および巻取リール4を回転させ磁気テープ
を走行させることにより磁気テープ2への記録あるいは
再生が可能となる。
【0015】次に、磁気テープ装置からの排出時には、
回転ヘッドを搭載したドラムに巻き付けられた磁気テー
プ2をテープ引出部材の移動と共に供給リール3あるい
は巻取リール4に巻き込み、テープカセット1の開口部
11にテープ引出部材が移動して、さらにテープ引出部
材がテープカセット1の開口部11から抜かれてテープ
カセット1が閉動作に移る。
【0016】閉動作は、テープカセットの装填動作を逆
にたどり、磁気テープ装置のカセット装填装置がテープ
カセット1を排出する動作の始動により、磁気テープ装
置の所定の位置からテープカセット1を上方に引き上げ
る。これにより、前蓋5が固定突起との当接開放、ある
いは作動装置により閉じ方向に弾性部材10の付勢力で
回動し、磁気テープ2の磁性面を覆い図5の状態にな
る。
【0017】その後、テープカセット1がカセット装填
装置の動作で磁気テープ装置の前面に移送される。そし
て、テープカセット1が磁気テープ装置のカセット装填
装置から、カセット装填装置の連続した動作で、あるい
は使用者により取り出されることにより、カセット装填
装置に具備された突起などで係止押圧され開口部11の
底面を開放していたスライダ6が、バネの付勢力により
押圧摺動し前蓋5の方へ、開口部11の底面を覆う方向
へと移動し、開口部11の底面を覆う。このスライダの
摺動により、スライダ6に形成されたカム6aに突起部
7aで係合していた上蓋7も軸7bを支点として開口部
11の上方へと回動し、開口部11の天面を覆うことに
より、磁気テープ2の非磁性面も閉塞され図4の状態と
なる。
【0018】このように本発明の実施例のテープカセッ
トによれば、スライダ6の摺動と、スライダ6に形成し
たカム6aに突起部7aで係合した上蓋7をスライダ6
の摺動に連動した回動により磁気テープ2の非磁性面
を、また前蓋5の回動により磁気テープ2の磁性面をそ
れぞれ露出、あるいは開放することにより、前蓋全開時
の占有空間が小さく、テープ引出部材を挿入するテープ
カセット1の開口部11の上部空間を大きくできる。
【0019】また、図5あるいは図6に見られるように
スライダ6に形成するカム6aに上蓋7を略90度回動
した後に係止する平坦部6bを形成するなどにより、ス
ライダ6の移動距離による上蓋7の回動速度あるいは回
動角、および係止動作などをその必要に応じて変更する
ことがスライダ6のカム6aの形状を工夫することによ
り可能であることは明らかである。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、前蓋とスライダおよび上蓋で磁気テープを密
閉しているので磁気テープの保護が可能であり、テープ
引出し部材の挿入される開口部の上部空間を充分にとり
ながらカセット本体外への占有空間を小さくでき、ま
た、閉動動作時にテープを前蓋およびスライダで挟み込
むことも極めて少ないカセットテープを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例のテープカセットの蓋全
開時の底面側よりみた斜視図
【図2】本発明による一実施例のテープカセットの全体
平面図
【図3】本発明による実施例のテープカセット収納時の
側面図
【図4】本発明による実施例のテープカセット収納時の
要部断面図
【図5】本発明による実施例のテープカセットスライダ
移動時の要部断面図
【図6】本発明による実施例のテープカセット前蓋全開
時の要部断面図
【図7】従来例のテープカセットの斜視図
【図8】従来例のテープカセットの要部側断面図
【符号の説明】
1 テープカセット 2 磁気テープ 5 前蓋 6 スライダ 6a カム 7 上蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとからなり、磁気テ
    ープを巻回した供給リールおよび巻取リールを収納し、
    前記磁気テープを開口部に架張したカセット本体と、 前記磁気テープを前面で覆い、前記カセット本体に回動
    自在に軸支される前蓋と、 前記カセット本体の開口部底面を覆い前記カセット本体
    に摺動し、開口部内にカムを形成したスライダと、 前記カセット本体に回動自在に軸支され前記カセット本
    体の開口部上部を覆い、前記スライダの前記カムに係合
    する突起部を形成した上蓋とよりなるテープカセット。
JP2093192A 1992-02-06 1992-02-06 テープカセット Pending JPH05217331A (ja)

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JP2093192A JPH05217331A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 テープカセット

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