JPH04178982A - テープカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 回転ヘッド式磁気テープ装置に使用するテープカセット
に関する。

従来の技術 従来の回転ヘッド式磁気テープ装置に使用されるテープ
カセットは磁気テープを引き出すためのテープ引出部材
を挿入するマウス部を形成したもので、特開平１−３２
０６９３号公報に示されるような構成のテープカセット
が一般的であった。

以下、その構成について第８図、第８図を参照しながら
説明する。

図に示すように、磁気テープ装置に使用するテープカセ
ット３１は磁気テープ３２を巻回した供給リール３３お
よび巻取り−ル３４を収納し、磁気テープ３２は供給リ
ール３３と巻取リール３４の間を回転ヘッドを搭載した
ドラム（図示せず）へ磁気テープ３２をテープカセット
３１より引出し巻回するテープ引出部材を挿入するため
の開口部３５を形成して架張されている。架張された磁
気テープ３２は前蓋３６と後蓋３７で覆われ、容易には
磁気テープ３２に触れられないようになっており、使用
時には前蓋３６と後蓋３７が上方に回動して磁気テープ
３２が露出し、テープ引出し部材により回転ヘッドを搭
載したドラムに磁気テープが引出される。

発明が解決しようとする課題 このような従来のテープカセット３１では前蓋３６と後
蓋３７を回動全開したときに両者が開口部３５の真上に
位置して上下２重構造となり、回転ヘッドを搭載したド
ラムへ磁気テープ３２を引出し巻付けるテープ引出部材
の上フランジ等の逃げに必要な上部隙間をとるために、
必然的にテープカセット３１の本体外への占有空間が大
きくなるなどの問題があった。

本発明は上記課題を解決するもので、テープ引出部材の
挿入される開口部の上部空間をとって蓋を回動したとき
でもカセット本体外への占萄空間を小さくしたテープカ
セットを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、上ハーフと下ハー
フとからなり、磁気テープを巻回した供給側および巻取
側リールを収納し、前記磁気テープを開口部に架張した
カセット本体と、前記磁気テープを前面で覆い上方へ回
動する前蓋と、前記カセット本体の開口部において天面
および底面を覆い、且つ、前記前蓋と対向して前記磁気
テープを密閉し、前記カセット本体と摺動するスライダ
とよりなるものである。

作用 本発明は上記した構成により、前蓋とスライダで磁気テ
ープを密閉しているので磁気テープの保護が可能であり
、使用時にはスライダをリール方向へ摺動しているので
、テープ引出し部材が挿入される開口部の上部空間をと
り、前蓋を回動全開してもカセット本体外への占有空間
を小さくできる。

実施例 以下、本発明の第１の実施例について第１図〜第７図を
参照しながら説明する。

第１図および第２図に示すように、上ハーフ１ａおよび
下ハーフ１ｂよりなるテープカセットエに磁気テープ２
を巻回した供給側リール３と巻取側リール４が収納され
、磁気テープ２はテープカセット１に形成された固定ボ
ス）ｌｃ、ｌｄに架張され、開口部１１を囲んでいる。

前蓋５はテープカセット１の固定ボス）ｌｃ、ｌｄで架
張された磁気テープ２を前面で覆い、テープカセット１
の側面で回動自在に軸支されている。

第４図に示すようにスライダ６はバネ（図示せず）によ
り前蓋５の方向に押圧され、テープカセット１の開口部
１１にあって、開口部１１を天面および底面で覆い、且
つ、前蓋５に対向して前蓋５で前面を覆われた磁気テー
プ２を密閉し、上ハーフ１ａおよび下ハーフ１ｂに摺動
自在に装着されている。

上記した構成において動作を説明すると、まず、第７図
のように磁気テープ装置への装着時には、スライダ６を
供給側リール−３および巻取側リール４に巻回されたテ
ープロール方向へ摺動して磁気テープ２の非磁性面を露
出させ、さらに、摺動してテープカセット１の開口部１
１の天面および底面が開放され、開口部１１が開口空間
となる。次に、上ハーフ１ａと下ハーフ１ｂにより軸支
された前蓋５をテープカセット１の上方へ回動全開する
ことにより磁気テープ２の磁性面を露出させる。

このとき、テープカセット１の開口部１１の上部に前Ｍ
５を回動全開してテープ引出部材を挿入しても必要充分
な隙間をとっている。

この状態で磁気テープ装置の基準位置へ装着されれば、
テープカセット１の開口部１１に挿入したテープ引出部
材が供給側リール３あるいは巻取側リール４から磁気テ
ープ２を引出し、回転ヘッドを搭載したドラム近傍の位
置へ移動して磁気テープ２を回転ヘッドを搭載したドラ
ムへ巻き付けることができ、回転ヘッドを搭載したドラ
ムを回転し、供給側リール３および巻取側リール４を回
転させ、磁気テープを走行させることにより磁気テープ
２への記録或は再生が可能となる。

次に、磁気テープ装置からの排出時には、回転ヘッドを
搭載したドラムに巻き付けられた磁気テープ２をテープ
引出部材の移動と共に供給側り−ル３あるいは巻取側リ
ール４に巻き込み、テープカセット１の開口部１１にテ
ープ引出部材が移動して排出動作になり、磁気テープ装
置のテープ引出部材がテープカセット１の開口部１１か
ら抜かれた後、前蓋５を回動して磁気テープ２の磁性面
を覆い、次にスライダ６をバネの押圧力により摺動して
テープカセット１の開口部工１の上部を覆い、さらに磁
気テープ２の非磁性面を覆って磁気テープ２および開口
部１１が密閉される。

このように本発明の実施例のテープカセットによれば、
磁気テープ２の磁性面を覆う前蓋５を上部に回動し、テ
ープカセット１の開口部１１の天面および底面と磁気テ
ープ２の非磁性面を覆うスライダ６を供給側リール３お
よび巻取側リール４のテープロール方向に摺動すること
により前蓋５の回動時にも占有空間が小さく、テープ引
出部材を挿入するテープカセット１の開口部１１の上部
空間を大きくできる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれば、前蓋と
スライダで磁気テープを密閉しているので磁気テープの
保護が可能であり、使用時にはスライダをリール方向へ
摺動しているので、テープ引出部材が挿入される開口部
の上部空間をとり前蓋を回動全開してもカセット本体外
への占を空間を小さくでき、また全閉するときにテープ
を前蓋およびスライダで挟み込むことのないカセットテ
ープを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるテープカセットの分
解図、第２図は同実施例におけるテープカセット収納時
の平面図、第３図は同実施例におけるテープカセット収
納時の側面図、第４図は同実施例におけるテープカセッ
ト収納時の断面図、第５図は同実施例におけるテープカ
セット開動時の平面図、第６図は同実施例におけるテー
プカセット開動時の側面図、第７図は同実施例における
テープカセット開動時の断面図、第８図は従来のテープ
カセットの斜視図、第９図は従来のテープカセットの側
面図である。 １・・・テープカセット、　　２・・・磁気テープ、５
・・・前蓋、　　６・・・スライダ。 代理人の氏名　弁理士　小蝦治　明　ほか２名１−−−
チー７°乃℃−ノド ？−−−不五Ｅチー７゜ ’　　　　Ｃａ− 第２図 ；ｂ　　ン　　　　　　　　　　　ｂ 第５図 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上ハーフと下ハーフとからなり、磁気テープを巻回した
   供給側および巻取側リールを収納し、前記磁気テープを
   開口部に架張したカセット本体と、前記磁気テープを前
   面で覆い上方へ回動する前蓋と、 前記カセット本体の開口部において天面および底面を覆
   い、且つ、前記前蓋と対向して前記磁気テープを密閉し
   、前記カセット本体と摺動するスライダとよりなるテー
   プカセット。