JPH0521592A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法及び半導体装置Info
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- JPH0521592A JPH0521592A JP17202991A JP17202991A JPH0521592A JP H0521592 A JPH0521592 A JP H0521592A JP 17202991 A JP17202991 A JP 17202991A JP 17202991 A JP17202991 A JP 17202991A JP H0521592 A JPH0521592 A JP H0521592A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置の製造方法及び半導体装置に関
し,素子領域に結晶欠陥を発生せず,製造工程上も悪影
響を及ぼさない信頼度の高いトレンチアイソレーション
を有する半導体装置の製造方法及び半導体装置の提供を
目的とする。 【構成】 半導体基体1, 2にトレンチを形成し,その内
壁に熱酸化膜6を形成する工程と,非単結晶シリコンを
成長してトレンチを埋め込んだ後,トレンチ内に半導体
基体1, 2表面より低い表面を有する非単結晶シリコン埋
込み層8を残す工程と,全面に窒化膜12を成長して非単
結晶シリコン埋込み層8を窒化膜で覆う工程と,半導体
基体1, 2上の窒化膜12表面より低い非単結晶シリコン埋
込み層8上の窒化膜上の空間を充填するスピンオングラ
ス層9を形成した後,酸素を含む雰囲気中で焼成する工
程と,スピンオングラス層9を完全に覆う窒化膜キャッ
プ11を形成する工程を有するように構成する。
し,素子領域に結晶欠陥を発生せず,製造工程上も悪影
響を及ぼさない信頼度の高いトレンチアイソレーション
を有する半導体装置の製造方法及び半導体装置の提供を
目的とする。 【構成】 半導体基体1, 2にトレンチを形成し,その内
壁に熱酸化膜6を形成する工程と,非単結晶シリコンを
成長してトレンチを埋め込んだ後,トレンチ内に半導体
基体1, 2表面より低い表面を有する非単結晶シリコン埋
込み層8を残す工程と,全面に窒化膜12を成長して非単
結晶シリコン埋込み層8を窒化膜で覆う工程と,半導体
基体1, 2上の窒化膜12表面より低い非単結晶シリコン埋
込み層8上の窒化膜上の空間を充填するスピンオングラ
ス層9を形成した後,酸素を含む雰囲気中で焼成する工
程と,スピンオングラス層9を完全に覆う窒化膜キャッ
プ11を形成する工程を有するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法及
び半導体装置に係り,特にトレンチアイソレーションを
有する半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
び半導体装置に係り,特にトレンチアイソレーションを
有する半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,微細な高速バイポーラトランジス
タの素子分離に,トレンチアイソレーションの手法が採
用されている。
タの素子分離に,トレンチアイソレーションの手法が採
用されている。
【0003】図5(a) 〜(d) はトレンチアイソレーショ
ンを行う従来例を示す工程順断面図である。以下,これ
らの図を参照しながら,従来例の概略を説明する。 図5(a) 参照 Si基板1にLOCOS法によりフィールド酸化膜2を
形成し,素子領域にパッド酸化膜3を形成する。
ンを行う従来例を示す工程順断面図である。以下,これ
らの図を参照しながら,従来例の概略を説明する。 図5(a) 参照 Si基板1にLOCOS法によりフィールド酸化膜2を
形成し,素子領域にパッド酸化膜3を形成する。
【0004】CVD法により全面にシリコン窒化膜を堆
積した後,それをパターニングして,フィールド酸化膜
2上に開孔4aを持つ窒化膜(Si3 N4 )マスク4を形
成する。
積した後,それをパターニングして,フィールド酸化膜
2上に開孔4aを持つ窒化膜(Si3 N4 )マスク4を形
成する。
【0005】窒化膜マスク4をマスクにしてフィールド
酸化膜2とSi基板1をエッチングし,トレンチ5を形
成する。トレンチ5内のSi基板1表面を熱酸化し,熱
酸化膜6を形成する。
酸化膜2とSi基板1をエッチングし,トレンチ5を形
成する。トレンチ5内のSi基板1表面を熱酸化し,熱
酸化膜6を形成する。
【0006】図5(b) 参照
CVD法により全面にシリコン窒化膜7を成長する。
図5(c) 参照
CVD法により全面にポリSiを堆積してトレンチ5内
を埋め込んだ後,ポリシング乃至はエッチバックにより
トレンチ5内部のみにポリSi埋込み層8を残す。この
時窒化膜マスク4はストッパとなり,ポリSi埋込み層
8の上面は窒化膜マスク4の上面よりわずかに下がり,
凹み8aが形成される。
を埋め込んだ後,ポリシング乃至はエッチバックにより
トレンチ5内部のみにポリSi埋込み層8を残す。この
時窒化膜マスク4はストッパとなり,ポリSi埋込み層
8の上面は窒化膜マスク4の上面よりわずかに下がり,
凹み8aが形成される。
【0007】図5(d) 参照
ポリSi埋込み層8上部を選択的に熱酸化して,熱酸化
膜キャップ13を形成する。つづいて,煮沸リン酸液でシ
リコン窒化膜7と窒化膜マスク4をエッチングして除去
する。
膜キャップ13を形成する。つづいて,煮沸リン酸液でシ
リコン窒化膜7と窒化膜マスク4をエッチングして除去
する。
【0008】最後にパッド酸化膜3をエッチングして除
去することにより,素子領域と分離領域が形成される。
シリコン窒化膜7は熱酸化膜キャップ13形成の際の膨張
に伴なって発生する応力が素子領域に及ぶのを抑制し,
素子領域における結晶欠陥の発生を防ぐために設けられ
るが,その効果は必ずしも十分ではなく, 素子領域に図
5(d) に模式的に示すような結晶欠陥14が生じる。
去することにより,素子領域と分離領域が形成される。
シリコン窒化膜7は熱酸化膜キャップ13形成の際の膨張
に伴なって発生する応力が素子領域に及ぶのを抑制し,
素子領域における結晶欠陥の発生を防ぐために設けられ
るが,その効果は必ずしも十分ではなく, 素子領域に図
5(d) に模式的に示すような結晶欠陥14が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記の問題
に鑑み,ポリSi埋込み層8の上部を,素子領域におけ
る結晶欠陥の発生を十分に阻止できる絶縁物で充填する
方法と素子領域に結晶欠陥の発生のない半導体装置を提
供することを目的とする。
に鑑み,ポリSi埋込み層8の上部を,素子領域におけ
る結晶欠陥の発生を十分に阻止できる絶縁物で充填する
方法と素子領域に結晶欠陥の発生のない半導体装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1(a) 〜(d) は第1の
実施例を示す工程順断面図(その1),図2(e) 〜(h)
は第1の実施例を示す工程順断面図(その2)であり,
図3(a) 〜(d) は第2の実施例を示す工程順断面図(そ
の1),図4(e), (f)は第2の実施例を示す工程順断面
図(その2)である。
実施例を示す工程順断面図(その1),図2(e) 〜(h)
は第1の実施例を示す工程順断面図(その2)であり,
図3(a) 〜(d) は第2の実施例を示す工程順断面図(そ
の1),図4(e), (f)は第2の実施例を示す工程順断面
図(その2)である。
【0011】上記課題は,半導体基体1,2上に開孔4a
を有する窒化膜マスク4を形成し,該窒化膜マスク4を
マスクにして該半導体基体1,2をエッチングしトレン
チ5を形成し,該トレンチ5内壁を熱酸化して熱酸化膜
6を形成する工程と,非単結晶シリコンを成長して該ト
レンチ5を埋め込んだ後,該窒化膜マスク4上の非単結
晶シリコンを除去しかつ該トレンチ5内に該半導体基体
1,2表面より低い表面を有する非単結晶シリコン埋込
み層8を残す工程と,該非単結晶シリコン埋込み層8上
の該半導体基体1,2表面より低い空間を充填するスピ
ンオングラス層9を形成した後ベーキングする工程を有
する半導体装置の製造方法によって解決される。
を有する窒化膜マスク4を形成し,該窒化膜マスク4を
マスクにして該半導体基体1,2をエッチングしトレン
チ5を形成し,該トレンチ5内壁を熱酸化して熱酸化膜
6を形成する工程と,非単結晶シリコンを成長して該ト
レンチ5を埋め込んだ後,該窒化膜マスク4上の非単結
晶シリコンを除去しかつ該トレンチ5内に該半導体基体
1,2表面より低い表面を有する非単結晶シリコン埋込
み層8を残す工程と,該非単結晶シリコン埋込み層8上
の該半導体基体1,2表面より低い空間を充填するスピ
ンオングラス層9を形成した後ベーキングする工程を有
する半導体装置の製造方法によって解決される。
【0012】また,上記の工程と,該スピンオングラス
層9を完全に覆う窒化膜キャップ11を形成する工程を有
する半導体装置の製造方法によって解決される。また,
半導体基体1,2上に開孔4aを有する窒化膜マスク4を
形成し,該窒化膜マスク4をマスクにして該半導体基体
1,2をエッチングしトレンチ5を形成し,該トレンチ
5内壁を熱酸化して熱酸化膜6を形成する工程と,非単
結晶シリコンを成長して該トレンチ5を埋め込んだ後,
該窒化膜マスク4上の非単結晶シリコンを除去しかつ該
トレンチ5内に該半導体基体1,2表面より低い表面を
有する非単結晶シリコン埋込み層8を残す工程と,窒化
膜12を成長して該非単結晶シリコン埋込み層8を窒化膜
で覆う工程と,該半導体基体1,2上の窒化膜12表面よ
り低い該非単結晶シリコン埋込み層8上の窒化膜上の空
間を充填するスピンオングラス層9を形成した後,酸素
を含む雰囲気中で焼成する工程を有する半導体装置の製
造方法によって解決される。
層9を完全に覆う窒化膜キャップ11を形成する工程を有
する半導体装置の製造方法によって解決される。また,
半導体基体1,2上に開孔4aを有する窒化膜マスク4を
形成し,該窒化膜マスク4をマスクにして該半導体基体
1,2をエッチングしトレンチ5を形成し,該トレンチ
5内壁を熱酸化して熱酸化膜6を形成する工程と,非単
結晶シリコンを成長して該トレンチ5を埋め込んだ後,
該窒化膜マスク4上の非単結晶シリコンを除去しかつ該
トレンチ5内に該半導体基体1,2表面より低い表面を
有する非単結晶シリコン埋込み層8を残す工程と,窒化
膜12を成長して該非単結晶シリコン埋込み層8を窒化膜
で覆う工程と,該半導体基体1,2上の窒化膜12表面よ
り低い該非単結晶シリコン埋込み層8上の窒化膜上の空
間を充填するスピンオングラス層9を形成した後,酸素
を含む雰囲気中で焼成する工程を有する半導体装置の製
造方法によって解決される。
【0013】また,上記の工程と,該スピンオングラス
層9を完全に覆う窒化膜キャップ11を形成する工程を有
する半導体装置の製造方法によって解決される。また,
半導体基体1,2と,半導体基体1,2に形成されたト
レンチ5と,該トレンチ5内壁を覆う熱酸化膜6と,該
トレンチ5を埋め込む非単結晶シリコン埋込み層8と,
該非単結晶シリコン埋込み層8上に配置されたスピンオ
ングラス層9と,該スピンオングラス層9を覆う窒化膜
11, 12とを有する半導体装置によって解決される。
層9を完全に覆う窒化膜キャップ11を形成する工程を有
する半導体装置の製造方法によって解決される。また,
半導体基体1,2と,半導体基体1,2に形成されたト
レンチ5と,該トレンチ5内壁を覆う熱酸化膜6と,該
トレンチ5を埋め込む非単結晶シリコン埋込み層8と,
該非単結晶シリコン埋込み層8上に配置されたスピンオ
ングラス層9と,該スピンオングラス層9を覆う窒化膜
11, 12とを有する半導体装置によって解決される。
【0014】
【作用】本発明では,トレンチ5内の非単結晶シリコン
埋込み層9の上には熱酸化膜キャップに替えてスピンオ
ングラス層9を形成している。スピンオングラス層9は
ベーキングによっても酸素を含む雰囲気中の焼成によっ
てもほとんど体積変化を生じないから素子領域に応力を
発生させることがない。
埋込み層9の上には熱酸化膜キャップに替えてスピンオ
ングラス層9を形成している。スピンオングラス層9は
ベーキングによっても酸素を含む雰囲気中の焼成によっ
てもほとんど体積変化を生じないから素子領域に応力を
発生させることがない。
【0015】スピンオングラス層9は酸素を含む雰囲気
中での焼成により組織が緻密となるから,素子の信頼性
を高めることができる。窒化膜12はスピンオングラス層
9を酸素を含む雰囲気中で焼成する時,酸素がポリシリ
コン埋込み層9に拡散するのを防ぐストッパとしての作
用を持つ。
中での焼成により組織が緻密となるから,素子の信頼性
を高めることができる。窒化膜12はスピンオングラス層
9を酸素を含む雰囲気中で焼成する時,酸素がポリシリ
コン埋込み層9に拡散するのを防ぐストッパとしての作
用を持つ。
【0016】スピンオングラス層9を完全に覆う窒化膜
キャップ11の形成は,その後の高温工程において,スピ
ンオングラス層9から例えばリン(P)等の不純物が飛
散して素子領域を汚染するのを押さえる作用を持つ。
キャップ11の形成は,その後の高温工程において,スピ
ンオングラス層9から例えばリン(P)等の不純物が飛
散して素子領域を汚染するのを押さえる作用を持つ。
【0017】
【実施例】図1(a) 〜(d) は第1の実施例を示す工程順
断面図(その1),図2(e) 〜(h) は第1の実施例を示
す工程順断面図(その2)である。以下,これらの図を
参照しながら,第1の実施例について説明する。
断面図(その1),図2(e) 〜(h) は第1の実施例を示
す工程順断面図(その2)である。以下,これらの図を
参照しながら,第1の実施例について説明する。
【0018】図1(a) 参照
Si基板1にLOCOS法により厚さが例えば6000Åの
フィールド酸化膜2を形成し,素子領域に厚さが例えば
200Åのパッド酸化膜3を形成する。これを半導体基体
とする。
フィールド酸化膜2を形成し,素子領域に厚さが例えば
200Åのパッド酸化膜3を形成する。これを半導体基体
とする。
【0019】CVD法により,半導体基体全面に厚さが
例えば2000Åのシリコン窒化膜を堆積し,その上にさら
に厚さが例えば8000ÅのPSG膜(図示せず)を堆積す
る。PSG膜の上にレジストマスクをパターニングし
て,それをマスクにしてPSG膜をエッチングしPSG
膜マスク(図示せず)を形成しそのPSG膜マスクをマ
スクにしてシリコン窒化膜をエッチングし,フィールド
酸化膜2上に開孔4aを持つ窒化膜(Si3 N4 )マスク
4を形成する。
例えば2000Åのシリコン窒化膜を堆積し,その上にさら
に厚さが例えば8000ÅのPSG膜(図示せず)を堆積す
る。PSG膜の上にレジストマスクをパターニングし
て,それをマスクにしてPSG膜をエッチングしPSG
膜マスク(図示せず)を形成しそのPSG膜マスクをマ
スクにしてシリコン窒化膜をエッチングし,フィールド
酸化膜2上に開孔4aを持つ窒化膜(Si3 N4 )マスク
4を形成する。
【0020】図1(b) 参照
窒化膜マスク4程をマスクにしてフィールド酸化膜2と
Si基板1をエッチングし,トレンチ5を形成する。ト
レンチ5の幅は例えば1μm,深さは例えば,5μmで
ある。
Si基板1をエッチングし,トレンチ5を形成する。ト
レンチ5の幅は例えば1μm,深さは例えば,5μmで
ある。
【0021】次いで,トレンチ5内のSi基板1表面を
熱酸化し,厚さが例えば 500Åの熱酸化膜6を形成し,
それからトレンチ5底部にチャネルストップ用のイオン
注入(図示せず)を行う。イオン注入は,p−Si基板
の場合,例えばイオン種B+ ,加速エネルギー40keV,
ドーズ量2.0 ×1013cm-2である。
熱酸化し,厚さが例えば 500Åの熱酸化膜6を形成し,
それからトレンチ5底部にチャネルストップ用のイオン
注入(図示せず)を行う。イオン注入は,p−Si基板
の場合,例えばイオン種B+ ,加速エネルギー40keV,
ドーズ量2.0 ×1013cm-2である。
【0022】図1(c) 参照
CVD法により全面に厚さが例えば 300Åのシリコン窒
化膜7を成長する。 図1(d) 参照 CVD法により全面に厚さ2.6 μmのポリSiを堆積し
てトレンチ5内を埋め込んだ後,表面を研摩しついでK
OH系の液でエッチングする。または等方性ドライエッ
チングによりエッチバックする。このようにして,トレ
ンチ5内にポリSi埋込み層8を残す。この時,窒化膜
マスク4はエッチングストッパとなり,ポリSi埋込み
層8の上面は窒化膜マスク4の上面よりわずかに低くな
り,トレンチ5内のポリSi埋込み層8の上に凹み8aが
形成される。
化膜7を成長する。 図1(d) 参照 CVD法により全面に厚さ2.6 μmのポリSiを堆積し
てトレンチ5内を埋め込んだ後,表面を研摩しついでK
OH系の液でエッチングする。または等方性ドライエッ
チングによりエッチバックする。このようにして,トレ
ンチ5内にポリSi埋込み層8を残す。この時,窒化膜
マスク4はエッチングストッパとなり,ポリSi埋込み
層8の上面は窒化膜マスク4の上面よりわずかに低くな
り,トレンチ5内のポリSi埋込み層8の上に凹み8aが
形成される。
【0023】次いで,煮沸リン酸液によりシリコン窒化
膜7と窒化膜マスク4とエッチングして除去する。 参照 図2(e) 参照 スピンオングラスを塗布した後ベーキングし,スピンオ
ングラス層9を形成する。スピンオングラスは,例えば
東京応用化学株式会社製OCD−Type2,ベーキン
グ条件は,例えば大気中 180℃, 30分である。
膜7と窒化膜マスク4とエッチングして除去する。 参照 図2(e) 参照 スピンオングラスを塗布した後ベーキングし,スピンオ
ングラス層9を形成する。スピンオングラスは,例えば
東京応用化学株式会社製OCD−Type2,ベーキン
グ条件は,例えば大気中 180℃, 30分である。
【0024】図2(f) 参照
スピンオングラス層9上にレジストマスク10をパターニ
ングし, 0.5 %HFで全面をエッチングして,素子領域
のパッド酸化膜3上及びフィールド酸化膜2上のスピン
オングラスを除去する。
ングし, 0.5 %HFで全面をエッチングして,素子領域
のパッド酸化膜3上及びフィールド酸化膜2上のスピン
オングラスを除去する。
【0025】図2(g) 参照
レジストマスク10を剥離した後,過酸化アンモン液でフ
ィールド酸化膜2上にわずかに残っているスピンオング
ラスを除去する。
ィールド酸化膜2上にわずかに残っているスピンオング
ラスを除去する。
【0026】図2(h) 参照
CVD法により全面に厚さが例えば 200Åのシリコン窒
化膜を成長し,スピンオングラスを閉じ込めてから,レ
ジストマスク(図示せず)を用いてそのシリコン窒化膜
をエッチングし,スピンオングラス層9を完全に覆う窒
化膜キャップ11を形成する。
化膜を成長し,スピンオングラスを閉じ込めてから,レ
ジストマスク(図示せず)を用いてそのシリコン窒化膜
をエッチングし,スピンオングラス層9を完全に覆う窒
化膜キャップ11を形成する。
【0027】最後にパッド酸化膜3をエッチングして除
去することにより,素子領域と分離領域が形成される。
このようにして形成された素子分離帯は素子領域に内部
応力を発生させることがなく,また,窒化膜キャップ11
の作用により,その後の高温処理においてスピンオング
ラス層9から不純物が気相に拡散することもない。
去することにより,素子領域と分離領域が形成される。
このようにして形成された素子分離帯は素子領域に内部
応力を発生させることがなく,また,窒化膜キャップ11
の作用により,その後の高温処理においてスピンオング
ラス層9から不純物が気相に拡散することもない。
【0028】図3(a) 〜(d) は第2の実施例を示す工程
順断面図(その1),図4(e), (f)は第2の実施例を示
す工程順断面図(その2)である。以下,これらの図を
参照しながら,第2の実施例について説明する。
順断面図(その1),図4(e), (f)は第2の実施例を示
す工程順断面図(その2)である。以下,これらの図を
参照しながら,第2の実施例について説明する。
【0029】図3(a) 参照
この図は図1(d) の再掲で, ここまでの工程は第1の実
施例と同じである。 図3(b) 参照 CVD法により全面に厚さが例えば 300Åのシリコン窒
化膜12を成長し,トレンチ内のポリSi埋込み層8上を
シリコン窒化膜で覆う。
施例と同じである。 図3(b) 参照 CVD法により全面に厚さが例えば 300Åのシリコン窒
化膜12を成長し,トレンチ内のポリSi埋込み層8上を
シリコン窒化膜で覆う。
【0030】図3(c) 参照
スピンオングラスを塗布した後ベーキングし,スピンオ
ングラス層9を形成する。スピンオングラスは,例えば
東京応用化学株式会社製OCD−Type2,ベーキン
グ条件は,例えば大気中 180℃, 30分である。
ングラス層9を形成する。スピンオングラスは,例えば
東京応用化学株式会社製OCD−Type2,ベーキン
グ条件は,例えば大気中 180℃, 30分である。
【0031】図3(d) 参照
スピンオングラス層9上にレジストマスク10をパターニ
ングし, 0.5 %HFで全面をエッチングして,素子領域
のパッド酸化膜3上及びフィールド酸化膜2上のスピン
オングラスを除去する。
ングし, 0.5 %HFで全面をエッチングして,素子領域
のパッド酸化膜3上及びフィールド酸化膜2上のスピン
オングラスを除去する。
【0032】図4(e) 参照
レジストマスク10を剥離した後,過酸化アンモン液でシ
リコン窒化膜12上にわずかに残っているスピンオングラ
スを除去する。
リコン窒化膜12上にわずかに残っているスピンオングラ
スを除去する。
【0033】次いで,酸素雰囲気中で 800℃〜1000℃,
30分の焼成を行う。この焼成によりスピンオングラス
の組織は緻密になり,その後の工程に対して安定性が増
加する。
30分の焼成を行う。この焼成によりスピンオングラス
の組織は緻密になり,その後の工程に対して安定性が増
加する。
【0034】この焼成の際,シリコン窒化膜12は酸素が
ポリSi埋込み層8に拡散して熱酸化膜を形成するのを
防ぐストッパとなる。この焼成により,スピンオングラ
スの体積はほとんど変化しない。
ポリSi埋込み層8に拡散して熱酸化膜を形成するのを
防ぐストッパとなる。この焼成により,スピンオングラ
スの体積はほとんど変化しない。
【0035】なお,酸素雰囲気中焼成の後に過酸化アン
モン液でシリコン窒化膜12上に残るスピンオングラスを
除去するようにしてもよい。 図4(f) 参照 CVD法により全面に厚さが例えば 200Åのシリコン窒
化膜を成長し,スピンオングラス層9を閉じ込めてか
ら,レジストマスク(図示せず)を用いてそのシリコン
窒化膜をエッチングし,スピンオングラス層9を完全に
覆う窒化膜キャップ11を形成する。
モン液でシリコン窒化膜12上に残るスピンオングラスを
除去するようにしてもよい。 図4(f) 参照 CVD法により全面に厚さが例えば 200Åのシリコン窒
化膜を成長し,スピンオングラス層9を閉じ込めてか
ら,レジストマスク(図示せず)を用いてそのシリコン
窒化膜をエッチングし,スピンオングラス層9を完全に
覆う窒化膜キャップ11を形成する。
【0036】最後にパッド酸化膜3をエッチングして除
去することにより,素子領域と分離領域が形成される。
このようにして形成された素子分離帯は素子領域に内部
応力を発生させることがなく,また,窒化膜キャップ11
の作用により,その後の高温処理においてスピンオング
ラス層9から不純物が気相に拡散することもない。
去することにより,素子領域と分離領域が形成される。
このようにして形成された素子分離帯は素子領域に内部
応力を発生させることがなく,また,窒化膜キャップ11
の作用により,その後の高温処理においてスピンオング
ラス層9から不純物が気相に拡散することもない。
【0037】なお,第1の実施例,第2の実施例とも,
トレンチ5は必ずしもフィールド酸化膜2の形成箇所に
設ける必要はない。また,熱酸化膜6上のシリコン窒化
膜7は必ずしも必要ではないが,形成しておけば素子領
域からの不純物拡散を妨げる上でより効果的である。
トレンチ5は必ずしもフィールド酸化膜2の形成箇所に
設ける必要はない。また,熱酸化膜6上のシリコン窒化
膜7は必ずしも必要ではないが,形成しておけば素子領
域からの不純物拡散を妨げる上でより効果的である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
トレンチによる素子分離帯の形成において,ポリSi埋
込み層8上の絶縁物であるスピンオングラスは工程途中
ほとんど体積変化を起こさないから,素子領域に結晶欠
陥を発生させない。
トレンチによる素子分離帯の形成において,ポリSi埋
込み層8上の絶縁物であるスピンオングラスは工程途中
ほとんど体積変化を起こさないから,素子領域に結晶欠
陥を発生させない。
【0039】スピンオングラス層9を窒化膜キャップ11
で完全に覆うから,その後の工程でスピンオングラスが
素子領域を汚染することもない。本発明によれば,信頼
度の高い素子分離帯が形成でき,素子の微細化,高信頼
化に寄与するところが大きい。
で完全に覆うから,その後の工程でスピンオングラスが
素子領域を汚染することもない。本発明によれば,信頼
度の高い素子分離帯が形成でき,素子の微細化,高信頼
化に寄与するところが大きい。
【図1】(a) 〜(d) は第1の実施例を示す工程順断面図
(その1)である。
(その1)である。
【図2】(e) 〜(h) は第1の実施例を示す工程順断面図
(その2)である。
(その2)である。
【図3】(a) 〜(d) は第2の実施例を示す工程順断面図
(その1)である。
(その1)である。
【図4】(e), (f)は第2の実施例を示す工程順断面図
(その2)である。
(その2)である。
【図5】(a) 〜(d) は従来例を示す工程順断面図であ
る。
る。
1は半導体基板であってSi基板
2はフィールド酸化膜
3はパッド酸化膜
4は窒化膜マスクであってSi3 N4 マスク
4aは開孔
5はトレンチ
6は熱酸化膜
7は窒化膜でありシリコン窒化膜であってSi3 N4 膜
8は非単結晶Si埋込み層であってポリSi埋込み層
8aは凹み
9はスピンオングラス層
10はマスクであってレジストマススク
11は窒化膜キャップ
12は窒化膜でありシリコン窒化膜であってSi3 N4 膜
13は熱酸化膜キャップ
14は結晶欠陥
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基体(1, 2)上に開孔(4a)を有する
窒化膜マスク(4) を形成し,該窒化膜マスク(4) をマス
クにして該半導体基体(1, 2)をエッチングしトレンチ
(5) を形成し,該トレンチ(5) 内壁を熱酸化して熱酸化
膜(6) を形成する工程と, 非単結晶シリコンを成長して該トレンチ(5) を埋め込ん
だ後,該窒化膜マスク(4) 上の非単結晶シリコンを除去
しかつ該トレンチ(5)内に該半導体基体(1, 2)表面より
低い表面を有する非単結晶シリコン埋込み層(8) を残す
工程と, 該非単結晶シリコン埋込み層(8) 上の該半導体基体(1,
2)表面より低い空間を充填するスピンオングラス層(9)
を形成した後ベーキングする工程を有することを特徴と
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の工程と, 該スピンオングラス層(9) を完全に覆う窒化膜キャップ
(11)を形成する工程を有することを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項3】 半導体基体(1, 2)上に開孔(4a)を有する
窒化膜マスク(4) を形成し,該窒化膜マスク(4) をマス
クにして該半導体基体(1, 2)をエッチングしトレンチ
(5) を形成し,該トレンチ(5) 内壁を熱酸化して熱酸化
膜(6) を形成する工程と, 非単結晶シリコンを成長して該トレンチ(5) を埋め込ん
だ後,該窒化膜マスク(4) 上の非単結晶シリコンを除去
しかつ該トレンチ(5)内に該半導体基体(1, 2)表面より
低い表面を有する非単結晶シリコン埋込み層(8) を残す
工程と, 窒化膜(12)を成長して該非単結晶シリコン埋込み層(8)
を窒化膜で覆う工程と,該半導体基体(1, 2)上の窒化膜
(12)表面より低い該非単結晶シリコン埋込み層(8) 上の
窒化膜上の空間を充填するスピンオングラス層(9) を形
成した後,酸素を含む雰囲気中で焼成する工程を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の工程と, 該スピンオングラス層(9) を完全に覆う窒化膜キャップ
(11)を形成する工程を有することを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項5】 半導体基体(1, 2)と, 該半導体基体(1, 2)に形成されたトレンチ(5) と, 該トレンチ(5) 内壁を覆う熱酸化膜(6) と, 該トレンチ(5) を埋め込む非単結晶シリコン埋込み層
(8) と, 該非単結晶シリコン埋込み層(8) 上に配置されたスピン
オングラス層(9) と, 該スピンオングラス層(9) を覆う窒化膜(11, 12)とを有
することを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17202991A JPH0521592A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17202991A JPH0521592A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521592A true JPH0521592A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15934210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17202991A Withdrawn JPH0521592A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521592A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6373119B1 (en) | 1997-02-27 | 2002-04-16 | Nec Corporation | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
JP2002313906A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-25 | Denso Corp | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 |
WO2006064717A1 (ja) | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Nikon Corporation | 映像表示装置、再生装置用リモートコントローラおよび再生装置 |
WO2007023947A1 (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-01 | Hitachi, Ltd. | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP17202991A patent/JPH0521592A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6373119B1 (en) | 1997-02-27 | 2002-04-16 | Nec Corporation | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
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US8264558B2 (en) | 2004-12-13 | 2012-09-11 | Nikon Corporation | Video display apparatus, remote controller for reproduction apparatus, and reproduction apparatus |
WO2007023947A1 (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-01 | Hitachi, Ltd. | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
US8354730B2 (en) | 2005-08-26 | 2013-01-15 | Hitachi, Ltd. | Manufacturing method of semiconductor device and semiconductor device |
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