JPH05214746A - 油圧式掘削機のエンジン・油圧制御装置 - Google Patents

油圧式掘削機のエンジン・油圧制御装置

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JPH05214746A
JPH05214746A JP4040518A JP4051892A JPH05214746A JP H05214746 A JPH05214746 A JP H05214746A JP 4040518 A JP4040518 A JP 4040518A JP 4051892 A JP4051892 A JP 4051892A JP H05214746 A JPH05214746 A JP H05214746A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オペレータが押しボタンを押すことにより、
どの作業機速度においても作業機力がアップするエンジ
ン・油圧制御装置に関する。 【構成】 エンジン1と、エンジンにより駆動される可
変容量型油圧ポンプ2と、油圧ポンプの容量制御装置8
と、容量制御装置の制御圧源と、制御圧源の制御圧を、
減圧制御する吸収トルク可変弁10と、吸収トルク可変
弁の出力圧を、減圧制御して油圧ポンプの容量制御装置
に出力するカットオフ弁9と、油圧ポンプの最高圧を規
定する安全弁5と、パワーアップ用押しボタンスイッチ
11よりなる油圧式掘削機のエンジン・油圧制御装置に
おいて、パワーアップ用スイッチを操作することによ
り、安全弁に設定圧増加信号と、カットオフ弁にカット
オフ解除信号とを出力すると共に、吸収トルク可変弁に
吸収トルク増加信号か、ガバナ駆動装置にエンジン出力
増加信号の少なくとも一方を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧式掘削機のエンジン
・油圧制御装置に関し、特に、オペレータが押しボタン
11を押すことにより従来の技術におけるカットオフ機
能の停止だけでなく、どの負荷状態でも作業機速度がア
ップする油圧式掘削機のエンジン・油圧制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は従来の技術を示す図で、図
4は油圧式掘削機の油圧制御回路に関する従来の技術
(特願昭63−42904)を示す図、図5は図4にお
ける別の従来技術の一部を示す図、図6は図4または図
5の制御回路における油圧ポンプの吐出油圧と吐出容量
の関係を示す図である。
【0003】次に、図4における制御回路ついて説明す
る。1はエンジン、2は該エンジン1により駆動される
可変容量型油圧ポンプ、3はアクチュエータの一つであ
るブームシリンダ、4は該ブームシリンダ3を制御する
ための操作弁、5は前記油圧ポンプ2の吐出圧の最高値
を規定する安全弁、5aは該安全弁5の圧力設定用ばね
力セットシリンダ、6は前記エンジン1により駆動され
る制御圧ポンプ、7は該制御圧ポンプ6の吐出圧を一定
に保持するためのリリーフ弁である。また、8はサーボ
弁8aとサーボシリンダ8bよりなる油圧ポンプ容量制
御装置、9は前記安全弁5が作動する前に油圧ポンプ2
の吐出圧の最高値を規定するカットオフ弁、10は前記
油圧ポンプ2の吸収トルク可変弁、10aはその入力信
号に応じて前記吸収トルク可変弁10の吸収トルクを変
更するソレノイド、11は掘削力アップ用押しボタン、
12は電源、13,14はソレノイド式開閉弁、15は
タンクである。また、図5は図4における掘削力アップ
用押しボタン11からソレノイド式開閉弁13,14ま
での電気回路にタイマTa,Tbを介在させた別の従来
技術で、その他の構成については図4と全く同一であ
る。
【0004】前記従来技術の作用について説明する。油
圧式掘削機による掘削作業中にオペレータが掘削力をア
ップしようとするときには、押しボタン11を押すと、
該押しボタン11を押している間、電源12の電圧が開
閉弁13,14のソレノイドに印加されるため、該開閉
弁13,14はa位置に操作される。従って、制御圧ポ
ンプ6のリリーフ弁7により一定に保持された制御圧P
C を、それぞれ前記安全弁5のばね力設定シリンダ5a
およびカットオフ弁9のばね力設定シリンダ9bに供給
するため、前記安全弁5の設定圧は、P1 =325kg
/cm2 からP2 =350kg/cm2 に上昇すると共
に、カットオフ弁9はばね9cを介してa位置に切り換
わる。
【0005】また前記可変容量型油圧ポンプ2のポンプ
容量は次のようにして制御される。制御圧ポンプ6の一
定に保持された制御圧PC は、吸収トルク可変弁10を
介して前記油圧ポンプ2の吐出圧と、ソレノイド10a
に出力される図示しない吸収トルク設定器からの設定信
号により油圧ポンプ2の吸収トルクT(油圧をP、油圧
ポンプの固有容積をVとすると、T=PV)が一定とな
るように減圧して前記カットオフ弁9に出力する。ま
た、カットオフ弁9は該カットオフ弁9の下流圧と前記
油圧ポンプ2の吐出圧との和に応じて前記吸収トルク可
変弁10の出力圧を減圧して、油圧ポンプ容量制御装置
8のサーボ弁8aのパイロットシリンダに作用させるこ
とにより、該パイロットシリンダに作用するパイロット
圧に応じてサーボ弁8aが操作され、該サーボ弁8aの
操作量に応じて減圧される前記制御圧ポンプ6の制御圧
C を前記サーボシリンダ8bに供給して前記油圧ポン
プ2の容量を制御している。前記のように、オペレータ
が掘削力をアップするために押しボタン11を押すこと
によってカットオフ弁9がa位置に切り換わると、該カ
ットオフ弁9のカットオフ機能が解除されると共に、前
記安全弁5の設定圧はP1 からP2 まで上昇して、該設
定圧P2 まで前記吸収トルクT(=PV)が一定となる
制御が継続する。
【0006】以上の作用を図6について説明する。前記
油圧ポンプ2の吸収トルクT=kPV(k;比例定数)
=一定の関係式において、両辺にエンジン回転数Nを乗
じると、TN=kPVN=一定なる関係式が得られる
が、TN=HP(油圧ポンプの吸収馬力)、VN=Q
(油圧ポンプの吐出量)であるため、HP=kP・Q=
一定なる関係式が得られる。即ち、P・Q=一定とな
り、PとQの関係は図6に示すような直角双曲線とな
る。前記油圧ポンプ2の吐出圧Pが安全弁5の設定圧P
1 まで上昇すると、安全弁5からリリーフロスが生ずる
ため、前記設定圧P1 の手前でカットオフ弁9のカット
オフ機能により前記油圧ポンプ2の吐出量を減少させな
がら吐出圧Pが上昇するように制御している。
【0007】オペレータが掘削力をアップしようとする
ときには、前記のように押しボタン11を押してカット
オフ弁9のカットオフ機能を解除させると共に、前記安
全弁5の設定圧をP1 からP2 まで上昇させると、前記
油圧ポンプ2の吐出圧Pが安全弁5の上昇した設定圧P
2 になるまで前記P・Q=一定のカーブ上に沿って変化
する。従って、押しボタン11を押している間は、図6
における斜線部の面積に比例する馬力が増加するため、
前記油圧ポンプ2の吐出量Qの少ない、例えば掘削作業
では掘削速度が遅い範囲における油圧P即ち、掘削力を
上昇させて作業能率の向上を図ることができる。即ち、
掘削作業において作業機が止まりそうになる重負荷時に
もう少しの掘削力が必要なときには、押しボタン11を
押せば掘削速度が遅い範囲にかぎり掘削力をアップさせ
ることができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
においては、図6における斜線の部分内の馬力が可能と
なる、いわゆる作業機速度の遅い範囲における作業機力
のアップしかできず、作業機速度の早い範囲における作
業機力をアップさせる作業は不可能であった。本発明は
上記従来の不具合を改善する目的でなされたもので、オ
ペレータが押しボタン11を押すことにより、従来の技
術におけるカットオフ機能を解除すると共に、最高油圧
の設定を増加させて低速域における馬力をアップだけで
なく、高速域における馬力をもアップさせることができ
る油圧式掘削機のエンジン・油圧制御装置に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1は、エンジン
と、該エンジンにより駆動される可変容量型油圧ポンプ
と、該油圧ポンプの容量制御装置と、該容量制御装置の
制御圧源と、該制御圧源の制御圧を、前記可変容量型油
圧ポンプの吸収トルクが所定値となる制御圧に減圧制御
する吸収トルク可変弁と、該吸収トルク可変弁の出力圧
を、前記可変容量型油圧ポンプの吐出圧がリリーフ圧に
なる手前でカットオフされる制御圧に減圧制御して前記
油圧ポンプの容量制御装置に出力するカットオフ弁と、
前記油圧ポンプの最高圧を規定する安全弁と、パワーア
ップ用スイッチよりなる油圧式掘削機のエンジン・油圧
制御装置において、前記パワーアップ用スイッチを操作
することにより、前記安全弁に設定圧増加信号と、前記
カットオフ弁にカットオフ解除信号とを出力すると共
に、前記吸収トルク可変弁に吸収トルク増加信号か、前
記ガバナ駆動装置にエンジン出力増加信号の少なくとも
一方を出力することを特徴とし、
【0010】請求項2は、前記カットオフ弁および安全
弁はそれぞれ圧力設定用ばね力セットシリンダを有し、
該各圧力設定用ばね力セットシリンダと前記制御圧源と
の間にそれぞれソレノイド式開閉弁を介設すると共に、
前記パワーアップ用スイッチと吸収トルク可変弁用ソレ
ノイドとの間に吸収トルク可変弁用コントローラを、ま
た前記パワーアップ用スイッチとガバナ駆動装置との間
にガバナ駆動装置用コントローラを設け、前記パワーア
ップ用スイッチを操作することにより、前記制御圧源の
制御圧を前記各圧力設定用ばね力セットシリンダに供給
すると共に、前記吸収トルク可変弁用コントローラを介
して吸収トルク可変弁に吸収トルク増加信号、または前
記ガバナ駆動装置用コントローラを介してガバナ駆動装
置にエンジン出力増加信号の少なくとも一方を出力する
ことを特徴とし、請求項3は、前記パワーアップ用スイ
ッチと前記ソレノイド式開閉弁のソレノイドとの間に、
前記パワーアップ用スイッチの閉作動により前記カット
オフ弁がカットオフ機能を停止した後に安全弁が設定圧
を上昇し、前記パワーアップ用スイッチの開作動により
前記安全弁が設定圧を減少した後にカットオフ弁がカッ
トオフ機能を開始することを特徴とする。
【0011】
【作用】次に前記構成の作用について説明する。請求項
1は、パワーアップ用スイッチを操作することにより、
安全弁に設定圧増加信号と、カットオフ弁にカットオフ
解除信号を出力すると共に、吸収トルク可変弁に吸収ト
ルク増加信号か、ガバナ駆動装置にエンジン出力増加信
号の少なくとも一方を出力すれば、油圧式掘削機の全速
度域における力を増加させることができる。請求項2
は、パワーアップ用スイッチを操作することにより、制
御圧源の制御圧を前記各圧力設定用ばねセットシリンダ
に供給して安全弁の設定圧を増大させ、また、カットオ
フ弁のカットオフ機能を停止させると共に、吸収トルク
可変弁用コントローラを介して吸収トルク可変弁に吸収
トルク増加信号か、ガバナ駆動装置用コントローラを介
してガバナ駆動装置にエンジン出力増加信号の少なくと
も一方を出力することにより、油圧ポンプの吸収トルク
か、エンジン出力の少なくとも一方を増加させることが
できる。請求項3は、前記パワーアップ用スイッチの切
り換えにより前記カットオフ弁がカットオフ機能を停止
した後に安全弁の設定圧を上昇し、前記パワーアップ用
スイッチの切り換えにより前記安全弁が設定圧を減少し
た後にカットオフ弁がカットオフ機能を開始することが
できるので、油圧ポンプの吐出圧が急激に変化すること
を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面により詳述
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示す図で、前記
従来技術と共通の構成要素には同一符号を付し、その構
成および作用の説明は省略する。図1は本発明の一実施
例における油圧式掘削機の油圧制御回路を示す図、図2
は図1の油圧制御回路における油圧Pと油圧ポンプ容量
Vの関係を示す図である。また、図3は図1の油圧制御
回路における油圧Pと油圧ポンプ吐出量Qの関係を示す
図である。
【0013】次に、図1における油圧制御回路について
説明する。前記従来の技術における油圧制御回路を示す
図4において、吸収トルク可変弁用コントローラ16、
ガバナ駆動装置用コントローラ17および該吸収トルク
可変弁用コントローラ16、ガバナ駆動装置用コントロ
ーラ17に関する入出力配線を追加する以外には前記従
来の技術における油圧制御回路を示す図4とほぼ、同一
である。即ち、前記押しボタン11を押すことによる掘
削力アップ信号が吸収トルク可変弁用コントローラ16
およびガバナ駆動装置用コントローラ17に出力される
と、該吸収トルク可変弁用コントローラ16は吸収トル
ク可変弁10のソレノイド10aに吸収トルク増加信号
を出力して前記油圧ポンプ2の吸収トルクを増加させ、
また、該ガバナ駆動装置用コントローラ17はガバナ駆
動装置に噴射燃料増加信号を出力してエンジン出力を増
加させる。
【0014】前記構成の作用について説明する。油圧式
掘削機による掘削作業中にオペレータが掘削力をアップ
しようとするときには、押しボタン11を押すと、該押
しボタン11を押している間、従来の技術同様に前記カ
ットオフ弁9はカットオフ機能を解除すると共に、前記
安全弁5の設定圧はP1 =325kg/cm2 からP2
=350kg/cm2 に上昇する。同時に前記押しボタ
ン11を押した信号は前記吸収トルク可変弁用コントロ
ーラ16または、ガバナ駆動装置用コントローラ17を
介して吸収トルク可変弁10のソレノイド10aに吸収
トルク増加信号を出力して前記油圧ポンプ2の吸収トル
クを増加させ、また、ガバナ駆動装置に噴射燃料増加信
号を出力してエンジン出力を増大させる。
【0015】図2および図3におけるカットオフ機能解
除、および該カットオフ機能解除による馬力アップにつ
いては前記従来の技術と同様のため、油圧ポンプの吸収
トルクおよび油圧ポンプの吸収馬力に関する制御につい
て説明する。通常作業時においては図1の吸収トルク可
変弁10のソレノイド10aに吸収トルク可変弁用コン
トローラ16から一定の吸収トルクT1 となるトルク信
号が出力さる。従って図2における油圧ポンプ2の吐出
容量Vと油圧Pとの関係はT1で示される直角双曲線と
なる。前記図2の吸収トルクT1 =kPV(k;比例定
数)=一定の関係式において、両辺にエンジン回転数N
1 を乗じると、1 1 =kPVN1 =一定なる関係式
が得られるが、1 1 =HP1 (油圧ポンプの吸収馬
力)、VN1 =Q(油圧ポンプの吐出量)であるため、
HP1 =kP・Q=一定なる関係式が得られる。即ち、
PとQの関係は図3でB−C−Fで示すような直角双曲
線となる。
【0016】次に、押しボタン11を押すと、該押しボ
タン11を押している間、図1の吸収トルク可変弁10
のソレノイド10aには吸収トルク可変弁用コントロー
ラ16から一定の吸収トルクT2 となるトルク信号が出
力される。該吸収トルクT2=kPV(k;比例定数)
=一定の関係式において、両辺にエンジン回転数N
1(エンジン回転数を一定とする)を乗じると、2
1 =kPVN1 =一定なる関係式が得られるが、2
1 =HP2 (油圧ポンプの吸収馬力)、VN1 =Q(油
圧ポンプの吐出量)であるため、HP2 =kP・Q=一
定なる関係式が得られる。即ち、PとQの関係は図3で
I−Jで示すような直角双曲線となる。更に、図3にお
けるHP2 から吸収トルクT2 =一定としたままで、エ
ンジン回転数をN1 からN2 まで上昇させる場合は、吸
収トルクT2 =kPV(k;比例定数)=一定の関係式
において、両辺にエンジン回転数N2 を乗じると、2
2 =kPVN2 =一定なる関係式が得られるが、2
2 =HP3 (油圧ポンプの吸収馬力)、VN2 =Q
(油圧ポンプの吐出量)であるためHP3 =kP・Q=
一定なる関係式が得られる。即ち、エンジン回転数をN
1 からN2 まで上昇させるとポンプ吐出量のMAXはQ
1 =VMAX ・N1 からQ2 =VMAX ・N2 にふえるの
で、PとQの関係は図3でL−Mで示すような直角双曲
線となる。
【0017】図3においては、油圧ポンプ2の吸収馬力
を増加させるために、エンジンの回転数N1 を一定にし
て油圧ポンプ2の吸収トルクをT1 からT2 まで増加さ
せた後、油圧ポンプ2の吸収トルクT2 を一定にしてエ
ンジン回転数をN1 からN2まで増加させるように制御
したが、制御の順序はどちらでもよく、また同時に制御
してもよいことは勿論であり、また、片方だけの制御で
あってもよい。また、図1において押しボタン11とソ
レノイド式開閉弁13,14のソレノイド間に従来技術
同様にタイマーTa,Tbを介設して、油圧の急激な変
化を防止してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の通り構成したので次のよ
うな効果がある。油圧式掘削機による作業時において、
一時的に馬力をアップさせたいときにはオペレータが押
しボタンを押すだけの簡単な操作で、該押しボタンを押
している間、従来の技術におけるカットオフ機能を解除
させることによる低作業速度域における作業力アップだ
けでなく、全作業速度域における作業力をアップして作
業効率を大幅に向上させることができる。例えば、掘削
作業中にもう少しのところで掘削馬力が足らない時に
は、オペレータが押しボタンを押すだけの簡単な操作
で、該押しボタンを押している間、掘削力または掘削速
度、あるいは掘削馬力を増加さることにより、高掘削速
度域における掘削力アップも可能となり、掘削作業効率
を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における油圧式掘削機の油圧
制御回路を示す図である。
【図2】図1の油圧制御回路における油圧と油圧ポンプ
容量の関係を示す図である。
【図3】図1の油圧制御回路における油圧と油圧ポンプ
吐出量の関係を示す図である。
【図4】従来の技術(特願昭63−42904)におけ
る油圧式掘削機の油圧制御回路を示す図である。
【図5】別の従来技術に関する図4と異なる一部を示す
図である。
【図6】図4、または図5の制御回路における油圧と油
圧ポンプ容量の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 可変容量型油圧ポンプ 3 ブームシリンダ 4 操作弁 5 安全弁 6 制御圧ポンプ 7 リリーフ弁 8 容量制御装置 9 カットオフ弁 10 吸収トルク可変弁 11 押しボタン 12 電源 13,14 ソレノイド式開閉弁 15 タンク 16 吸収トルク可変弁用コントローラ 17 ガバナ駆動装置用コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、該エンジンにより駆動され
    る可変容量型油圧ポンプと、該油圧ポンプの容量制御装
    置と、該容量制御装置の制御圧源と、該制御圧源の制御
    圧を、前記可変容量型油圧ポンプの吸収トルクが所定値
    となる制御圧に減圧制御する吸収トルク可変弁と、該吸
    収トルク可変弁の出力圧を、前記可変容量型油圧ポンプ
    の吐出圧がリリーフ圧になる手前でカットオフされる制
    御圧に減圧制御して前記油圧ポンプの容量制御装置に出
    力するカットオフ弁と、前記油圧ポンプの最高圧を規定
    する安全弁と、パワーアップ用スイッチよりなる油圧式
    掘削機のエンジン・油圧制御装置において、前記パワー
    アップ用スイッチを操作することにより、前記安全弁に
    設定圧増加信号と、前記カットオフ弁にカットオフ解除
    信号とを出力すると共に、前記吸収トルク可変弁に吸収
    トルク増加信号か、前記ガバナ駆動装置にエンジン出力
    増加信号の少なくとも一方を出力することを特徴とする
    油圧式掘削機のエンジン・油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記カットオフ弁および安全弁はそれぞ
    れ圧力設定用ばね力セットシリンダを有し、該各圧力設
    定用ばね力セットシリンダと前記制御圧源との間にそれ
    ぞれソレノイド式開閉弁を介設すると共に、前記パワー
    アップ用スイッチと吸収トルク可変弁用ソレノイドとの
    間に吸収トルク可変弁用コントローラを、また前記パワ
    ーアップ用スイッチとガバナ駆動装置との間にガバナ駆
    動装置用コントローラを設け、前記パワーアップ用スイ
    ッチを操作することにより、前記制御圧源の制御圧を前
    記各圧力設定用ばね力セットシリンダに供給すると共
    に、前記吸収トルク可変弁用コントローラを介して吸収
    トルク可変弁に吸収トルク増加信号、または前記ガバナ
    駆動装置用コントローラを介してガバナ駆動装置にエン
    ジン出力増加信号の少なくとも一方を出力することを特
    徴とする請求項1の油圧式掘削機のエンジン・油圧制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記パワーアップ用スイッチと前記ソレ
    ノイド式開閉弁のソレノイドとの間に、前記パワーアッ
    プ用スイッチの閉作動により前記カットオフ弁がカット
    オフ機能を停止した後に安全弁が設定圧を上昇し、前記
    パワーアップ用スイッチの開作動により前記安全弁が設
    定圧を減少した後にカットオフ弁がカットオフ機能を開
    始することを特徴とする請求項2の油圧式掘削機のエン
    ジン・油圧制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6820356B2 (en) 2002-06-05 2004-11-23 Komatsu Ltd. Hybrid powered construction equipment
JP2016108761A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 日立建機株式会社 作業機械
CN111549848A (zh) * 2020-05-18 2020-08-18 三一重机有限公司 挖掘装载机的液压系统、控制方法及挖掘装载机

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