JP2560290Y2 - 可変容量型油圧ポンプの容量制御装置 - Google Patents

可変容量型油圧ポンプの容量制御装置

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JP2560290Y2
JP2560290Y2 JP1990104511U JP10451190U JP2560290Y2 JP 2560290 Y2 JP2560290 Y2 JP 2560290Y2 JP 1990104511 U JP1990104511 U JP 1990104511U JP 10451190 U JP10451190 U JP 10451190U JP 2560290 Y2 JP2560290 Y2 JP 2560290Y2
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一男 上原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パワーショベル等に用いられるクローズド
センタ型の操作弁を用いた油圧回路における可変容量型
油圧ポンプの容量制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第2図に示すように可変容量型油圧ポンプ(以下可変
油圧ポンプという)1の吐出圧油をクローズドセンタ型
の操作弁2でアクチュエータ3に供給する油圧回路にお
いては、可変油圧ポンプ1の容量を第1制御弁4と第2
制御弁5で制御している。
すなわち、可変油圧ポンプ1の斜板1aをサーボピスト
ン6で容量増減方向に作動し、その小径受圧室6aに吐出
圧P1を供給すると共に、大径受圧室6bに吐出圧P1を第1
・第2制御弁4,5で減圧して供給している。
そして、第1制御弁4は吐出圧P1と操作弁2の操作ス
トロークに比例する負荷圧P0の差圧(P1−P0)が大きく
なると連通位置A側に移動してサーボピストン6の大径
受圧室6bに吐出圧P1を供給して容量を減とし、前記差圧
が小さくなるとドレーン位置B側に移動してサーボピス
トン6の大径受圧室6b内の圧力を低下して容量増とする
ようになり、操作弁2の操作ストロークに対して容量を
増減している。
前記第2制御弁5は吐出圧P1で連通位置C側に移動
し、バネ7でドレーン位置D側に移動すると共に、その
バネ7はリンク8でサーボピストン6と連係されてサー
ボピストン6の位置、つまり斜板1aの角度がフィードバ
ックされるようになり、第2制御弁54は吐出圧P1×容量
(ポンプ入力トルク)が一定となるように制御してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる容量制御装置であると吐出圧P1と負荷圧P0の差
圧に応じて容量制御する第1制御弁4と、吐出圧P1に応
じて容量制御する第2制御弁5を有するし、その第2制
御弁5はフィードバック機構を必要とするから、構成部
品が多くコストが高くなる。
つまり、第1制御弁4は吐出圧P1が高圧又は低圧であ
っても吐出圧P1と負荷圧P0の差圧が同一であれば同一の
容量となるように容量制御するので、吐出圧P1の高圧又
は低圧に応じて容量制御できない。
このため、吐出圧P1に応じて容量制御する第2制御弁
5を設けている。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、エンジンにより駆動される可変容量型油圧
ポンプ1の斜板1aを作動するサーボピストン6を、小径
受圧室6aに供給される吐出圧P1で斜板1aを容量大方向に
作動し、大径受圧室6bに供給される圧油で斜板1aを容量
小方向に作動するものとし、 前記可変容量型油圧ポンプ1の吐出圧をサーボピスト
ン6の大径受圧室6bに供給制御する制御弁10を設け、 この制御弁10を、第1受圧部11に作用する吐出圧P1
出力圧を増圧する方向に押され、第2受圧部12に作用す
る負荷圧P0で出力圧を減圧する方向に押されて、吐出圧
P1と負荷圧P0との差圧の増大に伴って出力圧を増圧して
斜板1aが容量小方向に作動する構成とし、前記第1受圧
部11の受圧面積を第2受圧部12の受圧面積より大きくし
て吐出圧P1が増大するに従って出力圧を増圧するものと
し、 前記制御弁10を、エンジン回転数に反比例して出力圧
を減圧する方向に押す手段を設けたことを特徴とする可
変容量型油圧ポンプの容量制御装置である。
本考案によれば、制御弁10は、吐出圧P1と負荷圧P0
の差圧の増大に伴って出力圧を増圧することによって、
サーボピストン6が斜板1aを容量小方向に作動するし、
制御弁10の第1受圧部11の受圧面積が第2受圧部12の受
圧面積より大きいことから吐出圧P1の増大に伴って出力
圧を増圧することによって、サーボピストン6が斜板1a
を容量小方向に作動する。
これにより、1つの制御弁によって負荷圧P0に応じて
容量を制御できるし、吐出圧P1に応じて容量を吐出圧P1
×流量が一定となるように制御でき、しかもフィードバ
ック機構が不要となるから、部品点数が減少してコスト
を安くできる。
また、制御弁10を、エンジン回転数に反比例して出力
圧を減圧方向に押す手段を設けたことによって、エンジ
ン回転数の減少に応じて容量が減少するし、エンジン回
転数の増大に応じて容量が増大するから、これによりエ
ンジン回転に見合った容量となりパワーショベルで管つ
り等の作業でゆっくり作業を行なう際に操作性が向上
し、かつエンジンのエンストを防ぐことが出来る。
〔実施例〕
第1図に示すように制御弁10は第1受圧部11に供給さ
れる吐出圧P1で連通位置Iに向けて押され、第2受圧部
12に供給される負荷圧P0と第3受圧部13に供給される制
御圧P2とバネ14でドレーン位置IIに向けて押され、その
第2受圧部12には操作弁2の負荷圧検出ポート2aより負
荷圧P0が供給され、第3受圧部13には補助油圧ポンプ15
の吐出圧油が電磁比例減圧弁等の信号圧発生装置16で減
圧されて供給される。
前記可変油圧ポンプ1を駆動するエンジン17の回転数
は回転センサ等の回転検出手段18で検出され、その検出
したエンジン回転数はコントローラ19に送られて電磁比
例減圧弁等の信号圧発生装置16のソレノイド16aへの供
給電流をコントロールするようにしてある。
次に作動を説明する。
(1) エンジン回転数が一定の時 制御弁10の第3受圧部13にはエンジン回転数に見合う
制御弁P2が供給される。
(1)−(1) この状態で操作弁2が中立位置Nであ
ると負荷圧P0がゼロで、かつ吐出圧油が操作弁2で遮断
されて吐出圧P1が高くなるので、第1受圧部11に供給さ
れる吐出圧P1で制御弁10は連通位置Iとなり、吐出圧P1
がサーボピストン6の大径受圧室6bに供給されて斜板1a
が容量減方向に作動して可変油圧ポンプ1の容量を最小
とする。
(1)−(2) 前述の状態で操作弁2を中立位置Nか
ら操作すると操作ストロークに比例して負荷圧P0が高く
なり、それにより制御弁10がドレーン位置IIに向けて押
されてサーボピストン6の大径受圧室6b内の圧力が低下
し、斜板1aが容量増方向に作動して可変油圧ポンプ1の
容量が操作弁2の操作ストロークに比例して増大する。
(1)−(3) 操作弁2がフルストローク操作された
状態でアクチュエータ3の負荷が増大し負荷圧P0、吐出
圧P1が高くなると制御弁10は連通位置Iに向けて押され
サーボピストン6の大径受圧室6b内の圧力が高くなり、
斜板1aが容量減方向に作動して吐出圧P1×容量が一定と
なるように容量制御される。
つまり、第1受圧部11の受圧面積A1を第2受圧部12の
受圧面積A2よりも大きくしてあり、操作弁2をフルスト
ローク操作した時にはP1≒P0であるから、吐出圧P1の変
化に対する制御弁10を押す力の変化は第1受圧部11の方
が大きく制御弁10が連通位置Iに向けて押される。
具体的には、制御弁10を連通位置Iに押す力はP1×A1
で、ドレーン位置IIに押す力はP0×A2+バネ14のバネ力
となり、制御弁10は、 P1×A1=P0×A2+バネ14のバネ力 …(1) でバランスする。
P1−P0をΔPとすれば前記(1)式は、 P1×A1=(P1−ΔP)×A2+バネ力 …(2) となる。
このために、P1−P0が一定でP1が変化した時の(P1×
A1)の変化分と(P1−ΔP)の変化分の比はA1とA2の比
となる。
したがって、吐出圧P1の高いほど制御弁10を連通位置
Iに押す力が大きくなってサーボピストン6の大径受圧
室6内の圧力が高くなり、斜板1aが容量減方向に作動す
るから、吐出圧P1×容量が一定となるように容量制御さ
れる。
(2) エンジン回転数が変化した時 (2)−(1) 負荷の急変動によりエンジン回転数が
低下するとコントローラ19より電磁比例減圧弁16のソレ
ノイド16aへの供給電源が低下して出力圧が低下するの
で、第3受圧部13に供給される制御圧P2が低下して制御
弁10は連通方向Iに押され、サーボピストン6の大径受
圧室6b内の圧力が高くなって斜板1aは容量減方向に作動
する。
(2)−(2) エンジン回転数が増大するとコントロ
ーラ19より電磁比例減圧弁16のソレノイド16aに供給電
流が増加して出力圧が高くなり、第3受圧部13に供給さ
れる制御圧P2が高くなって制御弁10はドレーン位置IIに
向けて押されサーポピストン6の大径受圧室6b内の圧力
が低下して容量増方向に作動する。
なお、第3受圧部13の代りに比例ソレノイドを設けて
コントローラ19より直接電流を与えて比例ソレノイドの
推力で制御弁10はドレーン位置IIに向けて押すようにし
ても良い。
〔考案の効果〕
制御弁10は、吐出圧P1と負荷圧P0との差圧の増大に伴
って出力圧を増圧することによって、サーポピストン6
が斜板1aを容量小方向に作動するし、制御弁10が第1受
圧部の受圧面積が第2受圧部の受圧面積より大きいこと
から吐出圧P1の増大に伴って出力圧を増圧することによ
って、サーボピストン6が斜板1aを容量小方向に作動す
る したがって、1つの制御弁によって負荷圧P0に応じて
容量を制御できるし、吐出圧P1に応じて容量を吐出圧P1
×流量が一定となるように制御でき、しかもフィードバ
ック機構が不要となるから、部品点数が減少してコスト
を安くできる。
また、制御弁10を、エンジン回転数に反比例して出力
圧を減圧方向に押す手段を設けたことによって、エンジ
ン回転数の減少に応じて容量が減少するし、エンジン回
転数の増大に応じて容量が増大する。したがって、エン
ジン回転に見合った容量となりパワーショベルで管つり
等の作業でゆっくり作業を行なう際に操作性が向上し、
かつエンジンのエンストを防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す油圧回路図、第2図は従
来の油圧回路図である。 1は可変容量型油圧ポンプ、1aは斜板、2は操作弁、3
はアクチュエータ、10は制御弁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにより駆動される可変容量型油圧
    ポンプ1の斜板1aを作動するサーボピストン6を、小径
    受圧室6aに供給される吐出圧P1で斜板1aを容量大方向に
    作動し、大径受圧室6bに供給される圧油で斜板1aを容量
    小方向に作動するものとし、 前記可変容量型油圧ポンプ1の吐出圧をサーボピストン
    6の大径受圧室6bに供給制御する制御弁10を設け、 この制御弁10を、第1受圧部11に作用する吐出圧P1で出
    力圧を増圧する方向に押され、第2受圧部12に作用する
    負荷圧P0で出力圧を減圧する方向に押されて、吐出圧P1
    と負荷圧P0との差圧の増大に伴って出力圧を増圧して斜
    板1aが容量小方向に作動する構成とし、前記第1受圧部
    11の受圧面積を第2受圧部12の受圧面積より大きくして
    吐出圧P1が増大するに従って出力圧を増圧するものと
    し、 前記制御弁10を、エンジン回転数に反比例して出力圧を
    減圧する方向に押す手段を設けたことを特徴とする可変
    容量型油圧ポンプの容量制御装置。
JP1990104511U 1990-10-05 1990-10-05 可変容量型油圧ポンプの容量制御装置 Expired - Lifetime JP2560290Y2 (ja)

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JPH0617670B2 (ja) * 1985-10-28 1994-03-09 川崎重工業株式会社 油圧ポンプの入力制御装置
JP2798411B2 (ja) * 1989-02-28 1998-09-17 東芝機械株式会社 ポンプの吐出流量制御装置

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