JPH05213307A - 線条体の結束装置 - Google Patents
線条体の結束装置Info
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- JPH05213307A JPH05213307A JP3866592A JP3866592A JPH05213307A JP H05213307 A JPH05213307 A JP H05213307A JP 3866592 A JP3866592 A JP 3866592A JP 3866592 A JP3866592 A JP 3866592A JP H05213307 A JPH05213307 A JP H05213307A
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- rubber band
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理装置から排出される電線などの線条体の
取り出し、集束、結束、排出までを自動的に行なえるよ
うにする。 【構成】 電線自動切圧機のインデックスチャック5か
ら排出される電線4を、取り出し装置11のチャック2
0で挟み、チャック20を反転させセンタリング側へ搬
送する。電線4を押さえ爪25で受け体27との間に保
持し、押し込みプレート28で集束装置13の集束位置
36に落とし込む。集束位置36に集められた電線4の
数が適宜の本数になった時、バンド掛け装置14の円弧
チャック装置39で集束位置36にある電線の束4xを
包み、輪ゴム1を円弧チャック50a、50bから外し
て結束する。さらに円弧チャック装置39を下方向へ向
けて排出台67上へ電線の束4xを排出する。
取り出し、集束、結束、排出までを自動的に行なえるよ
うにする。 【構成】 電線自動切圧機のインデックスチャック5か
ら排出される電線4を、取り出し装置11のチャック2
0で挟み、チャック20を反転させセンタリング側へ搬
送する。電線4を押さえ爪25で受け体27との間に保
持し、押し込みプレート28で集束装置13の集束位置
36に落とし込む。集束位置36に集められた電線4の
数が適宜の本数になった時、バンド掛け装置14の円弧
チャック装置39で集束位置36にある電線の束4xを
包み、輪ゴム1を円弧チャック50a、50bから外し
て結束する。さらに円弧チャック装置39を下方向へ向
けて排出台67上へ電線の束4xを排出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線自動切圧機等の線
条体処理装置から排出される電線等の線条体を自動的に
取り出して集束し、一部に引っ掛け用膨出部を形成した
輪ゴムにより結束して排出する線条体の結束装置に関す
る。
条体処理装置から排出される電線等の線条体を自動的に
取り出して集束し、一部に引っ掛け用膨出部を形成した
輪ゴムにより結束して排出する線条体の結束装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電線自
動切圧機は、自動車用ハーネスなどに用いられる電線の
計尺、切断、皮むき、端子圧着等の作業を自動的に行な
う装置である。この装置で処理された製品は排出部のイ
ンデックスチャックの解放と同時に1本ずつまたは複数
本ずつ自重で集束部位に落下させ、束取本数に達した時
点で作業者が手で取り出し、先端を揃えて輪ゴムで結束
するようにしている。
動切圧機は、自動車用ハーネスなどに用いられる電線の
計尺、切断、皮むき、端子圧着等の作業を自動的に行な
う装置である。この装置で処理された製品は排出部のイ
ンデックスチャックの解放と同時に1本ずつまたは複数
本ずつ自重で集束部位に落下させ、束取本数に達した時
点で作業者が手で取り出し、先端を揃えて輪ゴムで結束
するようにしている。
【0003】輪ゴムには実公昭61−18297号公報
に示すものが結束が容易であるために用いられている。
この輪ゴム1は図10に示すようなもので、電線などの
線条体を結束する際に輪ゴム本体2を引っ掛けるための
膨出片3を、輪ゴム本体2の内縁から輪の内部側に向け
て突設したものである。この輪ゴム1を用いて電線4を
結束する条体を図11に示す。この輪ゴム1を用いると
線条体を結束すること自体は容易であるが、先端揃え、
結束とも作業者の手作業に頼ることには変わりがなく、
自動化や無人化の妨げとなっていた。
に示すものが結束が容易であるために用いられている。
この輪ゴム1は図10に示すようなもので、電線などの
線条体を結束する際に輪ゴム本体2を引っ掛けるための
膨出片3を、輪ゴム本体2の内縁から輪の内部側に向け
て突設したものである。この輪ゴム1を用いて電線4を
結束する条体を図11に示す。この輪ゴム1を用いると
線条体を結束すること自体は容易であるが、先端揃え、
結束とも作業者の手作業に頼ることには変わりがなく、
自動化や無人化の妨げとなっていた。
【0004】このため、処理装置の出側に種々の構造、
形状の受皿装置を配して作業を容易化、自動化する試み
がなされてきたが、発明者等の知るところではいずれも
満足のいくものではなかった。また処理装置の製品排出
から集束までを自動的に処理しようとする装置も提案さ
れているが、本発明者等の知るところでは、この自動化
装置では束取本数まで集束した時点で作業者が集束した
製品を手で握って集束チャックを開いて取り出し、輪ゴ
ム結束はその後で相変らず手作業で行なうようになって
いる。このため、1人の作業者によって複数台の自動機
を運転し連結生産することはできず、またもちろん無人
化での連続生産もできないというものになっている。
形状の受皿装置を配して作業を容易化、自動化する試み
がなされてきたが、発明者等の知るところではいずれも
満足のいくものではなかった。また処理装置の製品排出
から集束までを自動的に処理しようとする装置も提案さ
れているが、本発明者等の知るところでは、この自動化
装置では束取本数まで集束した時点で作業者が集束した
製品を手で握って集束チャックを開いて取り出し、輪ゴ
ム結束はその後で相変らず手作業で行なうようになって
いる。このため、1人の作業者によって複数台の自動機
を運転し連結生産することはできず、またもちろん無人
化での連続生産もできないというものになっている。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なしたもので、処理装置から排出される線条体の取り出
し、集束、結束、排出までを自動的に行なえる結束装置
を提供することを目的とする。
なしたもので、処理装置から排出される線条体の取り出
し、集束、結束、排出までを自動的に行なえる結束装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る線条体の結
束装置は上記目的を達成するために、電線自動切圧機等
の線条体処理装置から排出される電線等の線条体を自動
的に取り出して集束し、一部に引っ掛け用膨出部を形成
した輪ゴムにより結束して排出する線条体の結束装置で
あって、線条体を取り出して移送する取り出し装置と、
該取り出し装置により移送されてきた線条体を受け取
り、集束のために所定位置に位置決めする位置決め装置
と、 該位置決め装置からの線条体を集束する集束装置
と、集束された線条体に輪ゴムを掛けまわして取り出
し、外部へ排出するバンド掛け装置とからなり、上記取
り出し装置は、一対の爪体を開閉自在に備えるチャック
装置と、該チャック装置を回動させる駆動装置と、上記
チャック装置の爪体の向きを回動中に反転させるカム装
置とからなり、上記位置決め装置は、 側面を上記集束
装置の集束位置上側に位置させる受け体と、上記チャッ
ク装置から上記線条体を受け取って上記受け体側面との
間で上記線条体を挟み保持する回動自在の押さえ体と、
上記受け体と押さえ体により挟んだ線条体を上記集束位
置へ押し下げる上下動自在の押し込み体とからなり、上
記集束装置は、対向面を斜面状として略V字状の集束部
を形成し上記位置決め装置からの線条体を集束する受け
台と受け爪とからなり、これらを上下動可能とするとと
もに、上記受け爪を上記受け台に回動可能に取付けて上
記集束部を開閉可能としてなり、上記バンド掛け装置
は、上記輪ゴムの上記膨出部と該膨出部との対向位置と
を適宜の間隔だけ引き離して引っ掛け、該輪ゴムととも
に上記集束部に集束させた複数の線条体の周囲を囲むた
めのチャック装置と、線条体を上記輪ゴムにより囲んだ
状態で該輪ゴムを上記チャック装置から外す輪ゴム外し
装置とからなる構成としたものである。
束装置は上記目的を達成するために、電線自動切圧機等
の線条体処理装置から排出される電線等の線条体を自動
的に取り出して集束し、一部に引っ掛け用膨出部を形成
した輪ゴムにより結束して排出する線条体の結束装置で
あって、線条体を取り出して移送する取り出し装置と、
該取り出し装置により移送されてきた線条体を受け取
り、集束のために所定位置に位置決めする位置決め装置
と、 該位置決め装置からの線条体を集束する集束装置
と、集束された線条体に輪ゴムを掛けまわして取り出
し、外部へ排出するバンド掛け装置とからなり、上記取
り出し装置は、一対の爪体を開閉自在に備えるチャック
装置と、該チャック装置を回動させる駆動装置と、上記
チャック装置の爪体の向きを回動中に反転させるカム装
置とからなり、上記位置決め装置は、 側面を上記集束
装置の集束位置上側に位置させる受け体と、上記チャッ
ク装置から上記線条体を受け取って上記受け体側面との
間で上記線条体を挟み保持する回動自在の押さえ体と、
上記受け体と押さえ体により挟んだ線条体を上記集束位
置へ押し下げる上下動自在の押し込み体とからなり、上
記集束装置は、対向面を斜面状として略V字状の集束部
を形成し上記位置決め装置からの線条体を集束する受け
台と受け爪とからなり、これらを上下動可能とするとと
もに、上記受け爪を上記受け台に回動可能に取付けて上
記集束部を開閉可能としてなり、上記バンド掛け装置
は、上記輪ゴムの上記膨出部と該膨出部との対向位置と
を適宜の間隔だけ引き離して引っ掛け、該輪ゴムととも
に上記集束部に集束させた複数の線条体の周囲を囲むた
めのチャック装置と、線条体を上記輪ゴムにより囲んだ
状態で該輪ゴムを上記チャック装置から外す輪ゴム外し
装置とからなる構成としたものである。
【0007】本発明に係る線条体の結束装置は、上記取
り出し装置の駆動装置が上記チャック装置を回転可能に
保持するアームを備え、上記カム装置が上記チャック装
置を回動させる角度範囲を2分する一対の円弧状のガイ
ド部をアストロイド状に連続させてなり、上記チャック
装置に設けたガイドピンを上記ガイド部に装着して回動
・反転ガイドさせるようにした構成とすることができ
る。
り出し装置の駆動装置が上記チャック装置を回転可能に
保持するアームを備え、上記カム装置が上記チャック装
置を回動させる角度範囲を2分する一対の円弧状のガイ
ド部をアストロイド状に連続させてなり、上記チャック
装置に設けたガイドピンを上記ガイド部に装着して回動
・反転ガイドさせるようにした構成とすることができ
る。
【0008】本発明に係る線条体の結束装置は、上記位
置決め装置に上記受け体を上記押さえ体側へ突出付勢す
るスプリングを備えた構成とすることができる。
置決め装置に上記受け体を上記押さえ体側へ突出付勢す
るスプリングを備えた構成とすることができる。
【0009】本発明に係る線条体の結束装置は、上記バ
ンド掛け装置が上記チャック装置を上記集束装置に対し
て接離させる第一の駆動装置と、上記チャック装置を上
記集束装置と上記排出部位との間で回動させる第二の駆
動装置と、上記チャック装置を開閉回動させるための第
三の駆動手段とを備え、上記チャック装置は、先端を対
向させた一対の円弧チャックの基端を回動可能に保持す
るとともにと、該円弧チャックの先端部に上記輪ゴムを
引っ掛け保持するための突起を備えてなり、上記輪ゴム
外し装置は、上記膨出部の対向位置を引っ掛ける側の円
弧チャックに回動可能に取付けたブロック体を備え、上
記両円弧チャックで上記集束部上の線条体を囲んだ状態
で上記膨出部を引っ掛ける側の円弧チャックの先端によ
り上記ブロック体を押して回動させ、該ブロック体によ
り上記輪ゴムを押し上げて上記突起から外し、上記膨出
部に引っ掛けるようにしてなる構成とすることもでき
る。
ンド掛け装置が上記チャック装置を上記集束装置に対し
て接離させる第一の駆動装置と、上記チャック装置を上
記集束装置と上記排出部位との間で回動させる第二の駆
動装置と、上記チャック装置を開閉回動させるための第
三の駆動手段とを備え、上記チャック装置は、先端を対
向させた一対の円弧チャックの基端を回動可能に保持す
るとともにと、該円弧チャックの先端部に上記輪ゴムを
引っ掛け保持するための突起を備えてなり、上記輪ゴム
外し装置は、上記膨出部の対向位置を引っ掛ける側の円
弧チャックに回動可能に取付けたブロック体を備え、上
記両円弧チャックで上記集束部上の線条体を囲んだ状態
で上記膨出部を引っ掛ける側の円弧チャックの先端によ
り上記ブロック体を押して回動させ、該ブロック体によ
り上記輪ゴムを押し上げて上記突起から外し、上記膨出
部に引っ掛けるようにしてなる構成とすることもでき
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。なお以下では従来と共通する部分には共通する符号
を付して重複する説明は省略する。
る。なお以下では従来と共通する部分には共通する符号
を付して重複する説明は省略する。
【0011】図1は本発明に係る線条体の結束装置とし
て、電線自動切圧機の製品排出用インデックスチャック
5によって排出位置まで運ばれた電線4を、図10に示
す輪ゴム1で結束し、所定位置へ排出する装置を示して
いる。図中10は機枠で、この機枠10に、電線4を取
り出して移送する取り出し装置11、取り出し装置11
により移送されてきた電線4を受け取り、集束のために
所定位置に位置決めするセンタリング装置12、 セン
タリング装置12からの電線4を集束する集束装置1
3、集束装置13により集束された電線4の束4xに輪
ゴム1を掛けまわして取り出し、所定位置へ排出するバ
ンド掛け装置14とから構成してある。
て、電線自動切圧機の製品排出用インデックスチャック
5によって排出位置まで運ばれた電線4を、図10に示
す輪ゴム1で結束し、所定位置へ排出する装置を示して
いる。図中10は機枠で、この機枠10に、電線4を取
り出して移送する取り出し装置11、取り出し装置11
により移送されてきた電線4を受け取り、集束のために
所定位置に位置決めするセンタリング装置12、 セン
タリング装置12からの電線4を集束する集束装置1
3、集束装置13により集束された電線4の束4xに輪
ゴム1を掛けまわして取り出し、所定位置へ排出するバ
ンド掛け装置14とから構成してある。
【0012】取り出し装置11は 図1ないし図3に示
すように、機枠10の頂部に配置した駆動用シリンダ1
5、機枠1の頂部右端に固定したカム板16、カム板1
6の頂部に軸受け17により支持した一対のリンクアー
ム18、19、及びチャック20から構成してある。駆
動用シリンダ15は基部を回動可能に機枠10に取付け
てあり、ロッド先端をリンクアーム18に連結してあ
る。リンクアーム19の先端は、チャック20のベース
21中央部に連結してある。カム板16にはカム溝22
が形成してあり、このカム溝22はリンクアーム19の
回動範囲を2分し、一方の円弧溝の終端を他方の円弧溝
の始端にアストロイド状に連続させたものである。チャ
ック20は、ベース21の先端に一対の爪体23、23
を開閉回動自在に備え、またベース21に設けたガイド
ピン24をカム溝22に嵌入させている。ガイドピン2
4を設けた位置は、リンクアーム19の取付け点よりも
ベース21の端部に寄せてある。なおチャック20につ
いては種々公知のものを採用できる。
すように、機枠10の頂部に配置した駆動用シリンダ1
5、機枠1の頂部右端に固定したカム板16、カム板1
6の頂部に軸受け17により支持した一対のリンクアー
ム18、19、及びチャック20から構成してある。駆
動用シリンダ15は基部を回動可能に機枠10に取付け
てあり、ロッド先端をリンクアーム18に連結してあ
る。リンクアーム19の先端は、チャック20のベース
21中央部に連結してある。カム板16にはカム溝22
が形成してあり、このカム溝22はリンクアーム19の
回動範囲を2分し、一方の円弧溝の終端を他方の円弧溝
の始端にアストロイド状に連続させたものである。チャ
ック20は、ベース21の先端に一対の爪体23、23
を開閉回動自在に備え、またベース21に設けたガイド
ピン24をカム溝22に嵌入させている。ガイドピン2
4を設けた位置は、リンクアーム19の取付け点よりも
ベース21の端部に寄せてある。なおチャック20につ
いては種々公知のものを採用できる。
【0013】センタリング装置12は図4に示すよう
に、機枠10に回動自在に支持した押さえ爪25及びそ
の回動駆動用シリンダ26と、同じく機枠10にスプリ
ングSにより水平方向へ突出付勢して取付けた受け体2
7と、押さえ爪25と受け体27によって保持した電線
4を下方へ押し下げるための押し込みプレート28及び
その駆動用シリンダ29とから構成してある。押さえ爪
25は、受け体27の側面27aとの対向面25aを平
坦面としてあり、チャック20により搬送されてきた電
線4を対向面25aと受け体27の側面27aとの間に
スプリングSの付勢力により軽く挟んで保持できるよう
になっている。 受け体27は、側面27aを構成する
垂直壁部30の下方突出部分を集束装置13の電線集束
位置のすぐ上側に位置させてある。
に、機枠10に回動自在に支持した押さえ爪25及びそ
の回動駆動用シリンダ26と、同じく機枠10にスプリ
ングSにより水平方向へ突出付勢して取付けた受け体2
7と、押さえ爪25と受け体27によって保持した電線
4を下方へ押し下げるための押し込みプレート28及び
その駆動用シリンダ29とから構成してある。押さえ爪
25は、受け体27の側面27aとの対向面25aを平
坦面としてあり、チャック20により搬送されてきた電
線4を対向面25aと受け体27の側面27aとの間に
スプリングSの付勢力により軽く挟んで保持できるよう
になっている。 受け体27は、側面27aを構成する
垂直壁部30の下方突出部分を集束装置13の電線集束
位置のすぐ上側に位置させてある。
【0014】集束装置13はこれも図4に示すように、
駆動用シリンダ31により上下動可能に機枠10に取付
けた受け台32と、受け台32に取付けた駆動用シリン
ダ33により回動可能にして受け台32に取付けた受け
爪34とから構成してある。受け台32は頂部の左側に
斜面部35を形成してあり、受け爪34はこの斜面部3
5とともにセンタリング装置12から電線4を受けとっ
て集束するための略V字形の集束位置36を形成してい
る。なお、受け台32の頂部には斜面部35のすぐ脇に
ガイド面部36aを突出形成してあり、このガイド面部
36aによって集束した電線4の端部を揃えることがで
きるようになっている。
駆動用シリンダ31により上下動可能に機枠10に取付
けた受け台32と、受け台32に取付けた駆動用シリン
ダ33により回動可能にして受け台32に取付けた受け
爪34とから構成してある。受け台32は頂部の左側に
斜面部35を形成してあり、受け爪34はこの斜面部3
5とともにセンタリング装置12から電線4を受けとっ
て集束するための略V字形の集束位置36を形成してい
る。なお、受け台32の頂部には斜面部35のすぐ脇に
ガイド面部36aを突出形成してあり、このガイド面部
36aによって集束した電線4の端部を揃えることがで
きるようになっている。
【0015】バンド掛け装置14は図2及び図5ないし
図7に示すように主に、回転駆動装置37と、上下駆動
装置38及び円弧チャック装置39とから構成してあ
る。回転駆動装置37は、機枠10下部に基端を固定し
た駆動用シリンダ40と、そのロッド先端に取付けたリ
ンクアーム41と、軸42と、この軸42に基端を取付
けたリンクアーム43と、リンクアーム43に固定され
機枠10の側壁部10aを貫通する回動保持軸44と、
その先端に取付けた回転ホルダー45とからなる。また
上下駆動装置38は、回転ホルダー45に固定し回転可
能としたガイドベース46と、その内部に配した上下駆
動用シリンダ47とから構成してある。
図7に示すように主に、回転駆動装置37と、上下駆動
装置38及び円弧チャック装置39とから構成してあ
る。回転駆動装置37は、機枠10下部に基端を固定し
た駆動用シリンダ40と、そのロッド先端に取付けたリ
ンクアーム41と、軸42と、この軸42に基端を取付
けたリンクアーム43と、リンクアーム43に固定され
機枠10の側壁部10aを貫通する回動保持軸44と、
その先端に取付けた回転ホルダー45とからなる。また
上下駆動装置38は、回転ホルダー45に固定し回転可
能としたガイドベース46と、その内部に配した上下駆
動用シリンダ47とから構成してある。
【0016】円弧チャック装置39は図7に示すよう
に、一対の保持ベース板48と、基端を保持ベース板4
8の左右両側に固定したチャック開閉駆動用シリンダ4
9、49と、保持ベース48の頂部に開閉可能に取付け
た一対の円弧チャック50a、50b及びフック装置5
1とから構成してある。保持ベース48は、背面側の突
状52をガイドベース46のガイド部53に係合させて
あり、また上下駆動用シリンダ47のロッド先端にアン
グル材54を介して固定してあって、上下駆動用シリン
ダ47の動作によりガイド部53に沿って上下動するよ
うになっている。そしてチャック開閉駆動用シリンダ4
9はロッド先端をアングル材55により円弧チャック5
0a、50bの側部に連結してあり、ロッドの伸縮によ
って円弧チャック50a、50bを開閉駆動できるよう
になっている。
に、一対の保持ベース板48と、基端を保持ベース板4
8の左右両側に固定したチャック開閉駆動用シリンダ4
9、49と、保持ベース48の頂部に開閉可能に取付け
た一対の円弧チャック50a、50b及びフック装置5
1とから構成してある。保持ベース48は、背面側の突
状52をガイドベース46のガイド部53に係合させて
あり、また上下駆動用シリンダ47のロッド先端にアン
グル材54を介して固定してあって、上下駆動用シリン
ダ47の動作によりガイド部53に沿って上下動するよ
うになっている。そしてチャック開閉駆動用シリンダ4
9はロッド先端をアングル材55により円弧チャック5
0a、50bの側部に連結してあり、ロッドの伸縮によ
って円弧チャック50a、50bを開閉駆動できるよう
になっている。
【0017】一対の円弧チャック50a、50bは図8
に示すように、夫々一対の円弧板56、56を間隔をお
いて組み合わせて構成してある。一方の円弧チャック5
0aは円弧板56、56間の頂部に輪ゴム1の膨出部3
を引っ掛けるための一対の突起57、57を設けた係止
板58が配してあり、突起57の外側には段部58aが
形成してある。他方の円弧チャック50bは、円弧板5
6、56の頂部に輪ゴム本体2の掛け回すための突起5
9、59が設けてあり、また円弧板56、56の間に突
起59から輪ゴム本体2を外すためのゴム外しブロック
60が軸61により回転可能に軸支してある。ゴム外し
ブロック60にはストッパ62が設けてあり、軸61に
より回転位置を規制してある。このストッパ62の幅と
突起57、57の間隔は対応させてあり、図5に示すよ
うに円弧チャック50a、50bが上方へ回動して先端
があわさる時に(図5中の破線で示す状態)、突起57
がストッパ62に突き当たってゴム外しブロック60を
回転させるようになっている。
に示すように、夫々一対の円弧板56、56を間隔をお
いて組み合わせて構成してある。一方の円弧チャック5
0aは円弧板56、56間の頂部に輪ゴム1の膨出部3
を引っ掛けるための一対の突起57、57を設けた係止
板58が配してあり、突起57の外側には段部58aが
形成してある。他方の円弧チャック50bは、円弧板5
6、56の頂部に輪ゴム本体2の掛け回すための突起5
9、59が設けてあり、また円弧板56、56の間に突
起59から輪ゴム本体2を外すためのゴム外しブロック
60が軸61により回転可能に軸支してある。ゴム外し
ブロック60にはストッパ62が設けてあり、軸61に
より回転位置を規制してある。このストッパ62の幅と
突起57、57の間隔は対応させてあり、図5に示すよ
うに円弧チャック50a、50bが上方へ回動して先端
があわさる時に(図5中の破線で示す状態)、突起57
がストッパ62に突き当たってゴム外しブロック60を
回転させるようになっている。
【0018】フック装置51は、保持ベース板48、4
8の頂部間に固定した支持ブロック63上に、一対のフ
ック64、64を突出方向を逆にし、かつ突出方向を輪
ゴム1を掛ける方向と直交方向にして取付けたものであ
る。フック64の位置は円弧チャック50a、50bの
突起57、59よりも中心側で、図5に示すように輪ゴ
ム本体2の途中部位を夫々引っ掛けると輪ゴム1がV字
形を描くようにしてある。またフック64は、図7に示
すように集束された電線4の束4xとの当接時に夫々上
方へ回動して輪ゴム本体2が外れるようになっている。
なお円弧チャック50a、50bは、支持ブロック63
の下端側で保持ベース板48、48に軸65で回動可能
に軸支してある。
8の頂部間に固定した支持ブロック63上に、一対のフ
ック64、64を突出方向を逆にし、かつ突出方向を輪
ゴム1を掛ける方向と直交方向にして取付けたものであ
る。フック64の位置は円弧チャック50a、50bの
突起57、59よりも中心側で、図5に示すように輪ゴ
ム本体2の途中部位を夫々引っ掛けると輪ゴム1がV字
形を描くようにしてある。またフック64は、図7に示
すように集束された電線4の束4xとの当接時に夫々上
方へ回動して輪ゴム本体2が外れるようになっている。
なお円弧チャック50a、50bは、支持ブロック63
の下端側で保持ベース板48、48に軸65で回動可能
に軸支してある。
【0019】図中66は輪ゴム供給装置である。輪ゴム
供給装置66としては従来公知の装置が種々存在するの
で適宜のものを用いればよく、詳細な説明及び図示は省
略する。もちろん本結束装置においては手動で輪ゴム掛
けを行なうようにしてもよい。
供給装置66としては従来公知の装置が種々存在するの
で適宜のものを用いればよく、詳細な説明及び図示は省
略する。もちろん本結束装置においては手動で輪ゴム掛
けを行なうようにしてもよい。
【0020】次に本実施例の動作を説明する。まず図3
により電線自動切圧機のインデックスチャック5からの
電線4の取り出し動作を説明する。インデックスチャッ
ク5によって電線4が排出位置Aまで運ばれるタイミン
グにあわせて駆動用シリンダ15を駆動し、リンクアー
ム18、19の回動により取り出し装置11のチャック
20を図1及び図3の実線で示す位置に回動させる。そ
して爪体23、23を開閉させて電線4を挟む。ついで
駆動用シリンダ15の駆動により、リンクアーム18、
19を逆方向へ回動させ、チャック20を図1及び図3
の破線で示す位置まで反転させる。チャック20のベー
ス21に設けたガイドピン24の位置が、リンクアーム
19の取付け点よりもベース21の端部に寄せてあるた
め、リンクアーム19の回動にともなってチャック20
は爪体23側を下方に向けて回動してゆき、ガイドピン
24がカム溝22の中点Bに達した時点でリンクアーム
19とチャック20は一線になる。さらにリンクアーム
19が回動すると、やはりガイドピン24とリンクアー
ム19の取付け位置の差によりチャック20はさらに同
じ方向へ回動し続け、ガイドピン24がカム溝22の最
も機枠10寄りの位置Cに達した時点でチャック20は
電線4をつかんだ状態と正反対方向に向く。
により電線自動切圧機のインデックスチャック5からの
電線4の取り出し動作を説明する。インデックスチャッ
ク5によって電線4が排出位置Aまで運ばれるタイミン
グにあわせて駆動用シリンダ15を駆動し、リンクアー
ム18、19の回動により取り出し装置11のチャック
20を図1及び図3の実線で示す位置に回動させる。そ
して爪体23、23を開閉させて電線4を挟む。ついで
駆動用シリンダ15の駆動により、リンクアーム18、
19を逆方向へ回動させ、チャック20を図1及び図3
の破線で示す位置まで反転させる。チャック20のベー
ス21に設けたガイドピン24の位置が、リンクアーム
19の取付け点よりもベース21の端部に寄せてあるた
め、リンクアーム19の回動にともなってチャック20
は爪体23側を下方に向けて回動してゆき、ガイドピン
24がカム溝22の中点Bに達した時点でリンクアーム
19とチャック20は一線になる。さらにリンクアーム
19が回動すると、やはりガイドピン24とリンクアー
ム19の取付け位置の差によりチャック20はさらに同
じ方向へ回動し続け、ガイドピン24がカム溝22の最
も機枠10寄りの位置Cに達した時点でチャック20は
電線4をつかんだ状態と正反対方向に向く。
【0021】次に図4により電線4のセンタリング及び
集束動作を説明する。ガイドピン24がカム溝22の最
も機枠10寄りの位置(図3中のC位置)に達すると、
回動駆動用シリンダ26が伸び、押さえ爪25が下方へ
回動し、受け体27との対向面25aによってチャック
20の爪体23に挟まれている電線4を受け体27の側
面27aに押し付ける。チャック20はこの状態で爪体
23を開いて電線4を解放し、駆動用シリンダ15の作
動により再び電線4の排出位置Aへ戻る。センタリング
装置12に渡された電線4は、スプリングSの付勢力に
より押さえ爪25と受け体27の間に軽く挟まれて保持
される。この状態で駆動用シリンダ29が下方へ伸びて
押し込みプレート28を下降させ、押さえ爪25と受け
体27によって保持した電線4を受け体27の垂直壁部
30の側面27aに沿って下方へ押し下げ、集束装置1
3の集束位置36に落とし込む。このとき電線4の後端
部が集束装置13のガイド面部36aに摺接し、集束位
置36に収められた状態で他の電線と先端部が揃う。集
束位置36に納められた電線4の本数は上記の動作が繰
り返されることにより徐々に増えて電線4は束になって
行くのにつれて、駆動用シリンダ31が受け台32を徐
々に下降させ、電線4の受渡位置がほぼ一定となるよう
に調節する。そして集束位置36に集められた電線4の
数が適宜の本数になるまで上述の動作が繰り返される。
集束動作を説明する。ガイドピン24がカム溝22の最
も機枠10寄りの位置(図3中のC位置)に達すると、
回動駆動用シリンダ26が伸び、押さえ爪25が下方へ
回動し、受け体27との対向面25aによってチャック
20の爪体23に挟まれている電線4を受け体27の側
面27aに押し付ける。チャック20はこの状態で爪体
23を開いて電線4を解放し、駆動用シリンダ15の作
動により再び電線4の排出位置Aへ戻る。センタリング
装置12に渡された電線4は、スプリングSの付勢力に
より押さえ爪25と受け体27の間に軽く挟まれて保持
される。この状態で駆動用シリンダ29が下方へ伸びて
押し込みプレート28を下降させ、押さえ爪25と受け
体27によって保持した電線4を受け体27の垂直壁部
30の側面27aに沿って下方へ押し下げ、集束装置1
3の集束位置36に落とし込む。このとき電線4の後端
部が集束装置13のガイド面部36aに摺接し、集束位
置36に収められた状態で他の電線と先端部が揃う。集
束位置36に納められた電線4の本数は上記の動作が繰
り返されることにより徐々に増えて電線4は束になって
行くのにつれて、駆動用シリンダ31が受け台32を徐
々に下降させ、電線4の受渡位置がほぼ一定となるよう
に調節する。そして集束位置36に集められた電線4の
数が適宜の本数になるまで上述の動作が繰り返される。
【0022】次いで図9によりバンド掛け装置14によ
る電線の結束、取り出し、排出動作を説明する。円弧チ
ャック装置39の円弧チャック50a、50bへの輪ゴ
ム掛け位置は垂直位置(図9に示すA)であり、この状
態で輪ゴム供給装置66から輪ゴム1を供給するか、人
手によるかして円弧チャック50a、50bの突起5
7、59間に輪ゴム1を掛け回す。上述のように電線4
が束4xになるまでは所定の時間が係るので、輪ゴム掛
けを人手によっても特に問題はない。なお輪ゴム1は図
10の状態ではなく、膨出部3を輪ゴム本体2の輪の外
側に反転させて使用する。円弧チャック50a、50b
に輪ゴム1を掛けた後、駆動用シリンダ40によりリン
クアーム43を駆動して装置全体を回動させて傾け、待
機位置(図9中のB)で待機させる。図示の例では待機
位置Bは垂直位置Aから45度右方向へ傾いた位置とし
てある。輪ゴム1のセットは、すでに述べたように膨出
部3を円弧チャック50aの突起57により保持して段
部58a上に位置させ、輪ゴム本体2を突起59に掛け
回し、輪ゴム本体2の途中部位をフック64、64に夫
々引っ掛けて幅広のV字状にする。
る電線の結束、取り出し、排出動作を説明する。円弧チ
ャック装置39の円弧チャック50a、50bへの輪ゴ
ム掛け位置は垂直位置(図9に示すA)であり、この状
態で輪ゴム供給装置66から輪ゴム1を供給するか、人
手によるかして円弧チャック50a、50bの突起5
7、59間に輪ゴム1を掛け回す。上述のように電線4
が束4xになるまでは所定の時間が係るので、輪ゴム掛
けを人手によっても特に問題はない。なお輪ゴム1は図
10の状態ではなく、膨出部3を輪ゴム本体2の輪の外
側に反転させて使用する。円弧チャック50a、50b
に輪ゴム1を掛けた後、駆動用シリンダ40によりリン
クアーム43を駆動して装置全体を回動させて傾け、待
機位置(図9中のB)で待機させる。図示の例では待機
位置Bは垂直位置Aから45度右方向へ傾いた位置とし
てある。輪ゴム1のセットは、すでに述べたように膨出
部3を円弧チャック50aの突起57により保持して段
部58a上に位置させ、輪ゴム本体2を突起59に掛け
回し、輪ゴム本体2の途中部位をフック64、64に夫
々引っ掛けて幅広のV字状にする。
【0023】集束位置36に集められた電線4の数が適
宜の本数に達すると、上述した電線4の取り出し、セン
タリング、集束動作が中断され、上下駆動用シリンダ4
7の動作により円弧チャック装置39全体が集束装置1
3側へと前進する。そして円弧チャック50a、50b
が集束位置36に至ると(図9中のC位置)、チャック
開閉駆動用シリンダ49が作動して円弧チャック50
a、50bを駆動し、集束位置36にある電線の束4x
を包み込む。図5中に破線で示すように円弧チャック5
0a、50bが上方へ円弧運動して先端があわさると、
輪ゴム本体2の突起59に掛け回された部分が膨出部3
を越えて段部58aに入り込み、膨出部3にその下面側
から引っ掛かる。円弧チャック50a、50bの円弧運
動の終了間際には、フック60、60が開き、輪ゴム1
を円弧チャック50a、50bから解放する。また円弧
運動の終了時には、円弧チャック50aの突起57が円
弧チャック50bストッパ62に突き当たってゴム外し
ブロック60を回転させ、輪ゴム本体2を突起59から
外す。
宜の本数に達すると、上述した電線4の取り出し、セン
タリング、集束動作が中断され、上下駆動用シリンダ4
7の動作により円弧チャック装置39全体が集束装置1
3側へと前進する。そして円弧チャック50a、50b
が集束位置36に至ると(図9中のC位置)、チャック
開閉駆動用シリンダ49が作動して円弧チャック50
a、50bを駆動し、集束位置36にある電線の束4x
を包み込む。図5中に破線で示すように円弧チャック5
0a、50bが上方へ円弧運動して先端があわさると、
輪ゴム本体2の突起59に掛け回された部分が膨出部3
を越えて段部58aに入り込み、膨出部3にその下面側
から引っ掛かる。円弧チャック50a、50bの円弧運
動の終了間際には、フック60、60が開き、輪ゴム1
を円弧チャック50a、50bから解放する。また円弧
運動の終了時には、円弧チャック50aの突起57が円
弧チャック50bストッパ62に突き当たってゴム外し
ブロック60を回転させ、輪ゴム本体2を突起59から
外す。
【0024】円弧チャック装置39による電線の束4x
への輪ゴム掛けが終了すると、集束装置13の駆動用シ
リンダ33が作動して受け爪34を開き、また駆動用シ
リンダ31が作動して受け台32と受け爪34を図9の
破線で示す位置まで下げる。ついで上下駆動用シリンダ
47の動作により円弧チャック装置39全体が待機位置
Bまで後進し、さらに待機位置Bまで円弧チャック装置
39が戻ったときに駆動用シリンダ40によりリンクア
ーム43を駆動して装置全体をさらに右方向へ回動させ
て傾け、円弧チャック50a、50bを下方向へ向けて
排出位置(図9中のD位置)へもって行く。そして排出
台67上へ電線の束4xを排出し、再び駆動用シリンダ
40の動作により逆方向へ回動して垂直位置Aへ戻り、
輪ゴム1の供給を受ける。もちろんこの時点で取り出し
装置11、センタリング装置12及び集束装置13は初
期状態に復帰させておき、電線の束4xを排出した時点
で次のサイクルにはいる。
への輪ゴム掛けが終了すると、集束装置13の駆動用シ
リンダ33が作動して受け爪34を開き、また駆動用シ
リンダ31が作動して受け台32と受け爪34を図9の
破線で示す位置まで下げる。ついで上下駆動用シリンダ
47の動作により円弧チャック装置39全体が待機位置
Bまで後進し、さらに待機位置Bまで円弧チャック装置
39が戻ったときに駆動用シリンダ40によりリンクア
ーム43を駆動して装置全体をさらに右方向へ回動させ
て傾け、円弧チャック50a、50bを下方向へ向けて
排出位置(図9中のD位置)へもって行く。そして排出
台67上へ電線の束4xを排出し、再び駆動用シリンダ
40の動作により逆方向へ回動して垂直位置Aへ戻り、
輪ゴム1の供給を受ける。もちろんこの時点で取り出し
装置11、センタリング装置12及び集束装置13は初
期状態に復帰させておき、電線の束4xを排出した時点
で次のサイクルにはいる。
【0025】なお、各装置の作動要素の動作、動作休止
の制御は図示せぬセンサー、制御回路により行なうもの
であるが、この種のセンサーや制御装置は種々公知であ
るので、適宜のものを採用すればよく説明は省略する。
また各装置の作動シーケンスも上述のものに限定され
ず、効率よく電線などの線条体の処理ができるものであ
ればいろいろな形態のものを採用できる。さらに本実施
例では電線切圧機と組み合わせた電線結束機を図示、説
明してきたが本発明はこれに限定されず、線条体の結束
であれば多くの装置に適用できる。
の制御は図示せぬセンサー、制御回路により行なうもの
であるが、この種のセンサーや制御装置は種々公知であ
るので、適宜のものを採用すればよく説明は省略する。
また各装置の作動シーケンスも上述のものに限定され
ず、効率よく電線などの線条体の処理ができるものであ
ればいろいろな形態のものを採用できる。さらに本実施
例では電線切圧機と組み合わせた電線結束機を図示、説
明してきたが本発明はこれに限定されず、線条体の結束
であれば多くの装置に適用できる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る線条体の結束装置は以上
説明してきたように、線条体を取り出して移送する取り
出し装置と、該取り出し装置により移送されてきた線条
体を受け取り、集束のために所定位置に位置決めする位
置決め装置と、 該位置決め装置からの線条体を集束す
る集束装置と、集束された線条体に輪ゴムを掛けまわし
て取り出し、外部へ排出するバンド掛け装置とからなる
ものとしたので、電線自動切圧機等の線条体処理装置か
ら排出される電線等の線条体を自動的に取り出して集束
し、一部に引っ掛け用膨出部を形成した輪ゴムにより結
束して排出する動作を一連に、かつ一台の装置でできる
ようになり、従来のように手作業に頼る部分がほとんど
なくなり、自動化や無人化図れるようになり、また1人
の作業者によって複数台の自動機を運転することが可能
になるので連結生産や無人化での連続生産ができるよう
になるという効果がある。
説明してきたように、線条体を取り出して移送する取り
出し装置と、該取り出し装置により移送されてきた線条
体を受け取り、集束のために所定位置に位置決めする位
置決め装置と、 該位置決め装置からの線条体を集束す
る集束装置と、集束された線条体に輪ゴムを掛けまわし
て取り出し、外部へ排出するバンド掛け装置とからなる
ものとしたので、電線自動切圧機等の線条体処理装置か
ら排出される電線等の線条体を自動的に取り出して集束
し、一部に引っ掛け用膨出部を形成した輪ゴムにより結
束して排出する動作を一連に、かつ一台の装置でできる
ようになり、従来のように手作業に頼る部分がほとんど
なくなり、自動化や無人化図れるようになり、また1人
の作業者によって複数台の自動機を運転することが可能
になるので連結生産や無人化での連続生産ができるよう
になるという効果がある。
【0027】請求項2の線条体の結束装置は、チャック
装置を回動させる角度範囲を2分する一対の円弧状のガ
イド部をアストロイド状に連続させてなるカム溝を有す
るカム装置を備えるようにしたので、上記共通の効果に
加え、チャック装置の反転を容易に行なえるようにな
り、取り出し装置からセンタリング装置への線条体の位
相をスムーズにすることが可能になるという効果があ
る。
装置を回動させる角度範囲を2分する一対の円弧状のガ
イド部をアストロイド状に連続させてなるカム溝を有す
るカム装置を備えるようにしたので、上記共通の効果に
加え、チャック装置の反転を容易に行なえるようにな
り、取り出し装置からセンタリング装置への線条体の位
相をスムーズにすることが可能になるという効果があ
る。
【0028】請求項3の線条体の結束装置は、取り出し
装置から渡された線条体を、スプリングの付勢力により
受け体と押さえ体の間に軽く挟んで保持するようにした
ので、上記共通の効果に加え、線条体の端部を合わせる
ことや集積装置への受け渡しがスムーズになるという効
果がある。
装置から渡された線条体を、スプリングの付勢力により
受け体と押さえ体の間に軽く挟んで保持するようにした
ので、上記共通の効果に加え、線条体の端部を合わせる
ことや集積装置への受け渡しがスムーズになるという効
果がある。
【0029】請求項4の線条体の結束装置は、円弧チャ
ックの突起に引っ掛けた輪ゴムを、輪ゴム外し装置によ
って円弧チャックの円弧運動自体で外せるようにしたの
で、上記共通の効果に加え、線条体の結束、取り出しが
自動的に行なえるようになるという効果がある。
ックの突起に引っ掛けた輪ゴムを、輪ゴム外し装置によ
って円弧チャックの円弧運動自体で外せるようにしたの
で、上記共通の効果に加え、線条体の結束、取り出しが
自動的に行なえるようになるという効果がある。
【図1】本発明に係る線条体の結束装置の一実施例の正
面図である。
面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】取り出し装置の構成と動作を示す部分拡大正面
図である。
図である。
【図4】センタリング装置と集積装置の構成と動作を示
す部分拡大正面図である。
す部分拡大正面図である。
【図5】円弧チャック装置の部分拡大正面図である。
【図6】円弧チャック装置の部分拡大平面図である。
【図7】円弧チャック装置の拡大側面図である。
【図8】円弧チャック装置の要部拡大斜視図である。
【図9】集積装置と円弧チャック装置の動作を示す部分
拡大正面図である。
拡大正面図である。
【図10】輪ゴムの平面図である。
【図11】図10の輪ゴムによる結束を示す斜視図であ
る。
る。
1 輪ゴム 3 膨出部 4 電線 4x 電線の束 5 インデックスチャック 10 機枠 11 取り出し装置 12 センタリング装置 13 集束装置 14 バンド掛け装置 15 駆動用シリンダ 16 カム板 18、19 リンクアーム 20 チャック 22 カム溝 23 爪体 24 ガイドピン 25 押さえ爪 27 受け体 28 押し込みプレート 27a 受け体の側面 25a 押さえ爪の対向面 32 受け台 34 受け爪 36 集束位置 37 回転駆動装置 38 上下駆動装置 39 円弧チャック装置 47 上下駆動用シリンダ 49 チャック開閉駆動用シリンダ 50a、50b 円弧チャック 51 フック装置 56 円弧板 57 突起 58a 段部 59 突起 60 ゴム外しブロック 62 ストッパ 64 フック 66 輪ゴム供給装置 S スプリング
Claims (4)
- 【請求項1】 電線自動切圧機等の線条体処理装置から
排出される電線等の線条体を自動的に取り出して集束
し、一部に引っ掛け用膨出部を形成した輪ゴムにより結
束して排出する線条体の結束装置であって、 線条体を取り出して移送する取り出し装置と、該取り出
し装置により移送されてきた線条体を受け取り、集束の
ために所定位置に位置決めする位置決め装置と、 該位
置決め装置からの線条体を集束する集束装置と、集束さ
れた線条体に輪ゴムを掛けまわして取り出し、外部へ排
出するバンド掛け装置とからなり、 上記取り出し装置は、一対の爪体を開閉自在に備えるチ
ャック装置と、該チャック装置を回動させる駆動装置
と、上記チャック装置の爪体の向きを回動中に反転させ
るカム装置とからなり、 上記位置決め装置は、 側面を上記集束装置の集束位置
上側に位置させる受け体と、上記チャック装置から上記
線条体を受け取って上記受け体側面との間で上記線条体
を挟み保持する回動自在の押さえ体と、上記受け体と押
さえ体により挟んだ線条体を上記集束位置へ押し下げる
上下動自在の押し込み体とからなり、 上記集束装置は、対向面を斜面状として略V字状の集束
部を形成し上記位置決め装置からの線条体を集束する受
け台と受け爪とからなり、これらを上下動可能とすると
ともに、上記受け爪を上記受け台に回動可能に取付けて
上記集束部を開閉可能としてなり、 上記バンド掛け装置は、上記輪ゴムの上記膨出部と該膨
出部との対向位置とを適宜の間隔だけ引き離して引っ掛
け、該輪ゴムとともに上記集束部に集束させた複数の線
条体の周囲を囲むためのチャック装置と、線条体を上記
輪ゴムにより囲んだ状態で該輪ゴムを上記チャック装置
から外す輪ゴム外し装置とからなることを特徴とする線
条体の結束装置。 - 【請求項2】 上記取り出し装置の駆動装置は、上記チ
ャック装置を回転可能に保持するアームを備え、上記カ
ム装置は、上記チャック装置を回動させる角度範囲を2
分する一対の円弧状のガイド部をアストロイド状に連続
させてなり、上記チャック装置に設けたガイドピンを上
記ガイド部に装着して回動・反転ガイドさせるようにし
たことを特徴とする請求項1の線条体の結束装置。 - 【請求項3】 上記位置決め装置に、上記受け体を上
記押さえ体側へ突出付勢するスプリングを備えた請求項
1または2の線条体の結束装置。 - 【請求項4】 上記バンド掛け装置は、上記チャック装
置を上記集束装置に対して接離させる第一の駆動装置
と、上記チャック装置を上記集束装置と上記排出部位と
の間で回動させる第二の駆動装置と、上記チャック装置
を開閉回動させるための第三の駆動手段とを備え、 上記チャック装置は、先端を対向させた一対の円弧チャ
ックの基端を回動可能に保持するとともにと、該円弧チ
ャックの先端部に上記輪ゴムを引っ掛け保持するための
突起を備えてなり、 上記輪ゴム外し装置は、上記膨出部の対向位置を引っ掛
ける側の円弧チャックに回動可能に取付けたブロック体
を備え、上記両円弧チャックで上記集束部上の線条体を
囲んだ状態で上記膨出部を引っ掛ける側の円弧チャック
の先端により上記ブロック体を押して回動させ、該ブロ
ック体により上記輪ゴムを押し上げて上記突起から外
し、上記膨出部に引っ掛けるようにしてなることを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかの線条体の結束装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3866592A JPH05213307A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 線条体の結束装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3866592A JPH05213307A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 線条体の結束装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05213307A true JPH05213307A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12531572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3866592A Pending JPH05213307A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 線条体の結束装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05213307A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107080348A (zh) * | 2016-02-16 | 2017-08-22 | 金华市鹰豪电子机械有限公司 | 一种全自动翻圈机 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP3866592A patent/JPH05213307A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107080348A (zh) * | 2016-02-16 | 2017-08-22 | 金华市鹰豪电子机械有限公司 | 一种全自动翻圈机 |
CN107080348B (zh) * | 2016-02-16 | 2023-08-15 | 金华市鹰豪电子机械有限公司 | 一种全自动翻圈机 |
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