JPH0521322Y2 - - Google Patents

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JPH0521322Y2
JPH0521322Y2 JP1986041542U JP4154286U JPH0521322Y2 JP H0521322 Y2 JPH0521322 Y2 JP H0521322Y2 JP 1986041542 U JP1986041542 U JP 1986041542U JP 4154286 U JP4154286 U JP 4154286U JP H0521322 Y2 JPH0521322 Y2 JP H0521322Y2
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JP
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adhesive
polishing
sheet
weight
parts
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は研磨用粘着テープもしくはシートに関
する。
〔従来の技術〕
従来、シリコンウエハー、コンピユーター部
品、磁気デイスク、セラミツクス等の表面仕上げ
加工を行う際には、支持部材もしくは押圧部材に
研磨用シートを接着剤や両面粘着テープで固定
し、間に被研磨材を供給し、支持部材もしくは押
圧部材を回転することによつて行なわれている。
(たとえば「電子工学用プラスチツクス」工業調
査会編集部編、特開昭60−135179号公報等) しかしながら接着剤で研磨用シートを固定する
方法では、接着剤層の厚みを均一にするのが困難
であり、研磨用シートを貼着後長時間圧力をかけ
て均一にする必要がある、研磨後接着剤の除去が
困難である等の欠点があつた。又両面粘着テープ
で研磨用シートを固定する方法では、テープの厚
みを均一にすることができ、貼着後すぐに研磨す
ることが可能であるが、両面粘着テープの粘着剤
としてはアクリル系の粘着剤が使用されており、
研磨の際に研磨用シートがずれたり剥離しないよ
うにするには粘着力を高くする必要があり、研磨
後研磨用シートを剥離する際に粘着剤が糊残りす
るという欠点が依然としてあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、上記欠点に鑑み、支持部材も
しくは押圧部材に容易に厚み精度よく、かつ強固
に貼着することができ、又研磨後糊残りなく容易
に剥離することができる研磨用粘着テープもしく
はシートを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案で用いる研磨用シートとしては従来公知
の任意のものが使用でき、たとえばコランダム、
エメリー、ガーネツト、α−酸化鉄、酸化アルミ
ニウム、シリコンカーバイド、酸化ジルコニウ
ム、酸化クロム、窒化ボロン、ダイアモンド等の
研磨材がポリエチレンテレフタレートフイルム等
の支持シートの一面にエポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂等の
バインダーによつて結着されたシート、ウレタン
布等があげられる。
本考案では上記研磨用シートの裏面に粘着剤層
が積層されてなるが、該粘着剤層は分子内に少な
くとも1個の反応性シラン基を有するポリエーテ
ルと粘着付与剤と架橋触媒とから形成される。
上記ポリエーテルは分子内に少なくとも1個の
反応性シラン基を有するものであり、シラン基は
次式で表わされる。
−Ra | Si −X3-a ここでaは0〜2の整数、Rは炭化水素基、X
は加水分解性基であつて、たとえばアルコキシ基
があげられる。
又主鎖は式(−R′−O)−で表わされる繰返し単
位を有するものであり、R′はアルキレン基であ
り、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、イ
ソプロピレン基等炭素数が1〜4のアルキレン基
が好ましい。
上記ポリエーテルは2個のシラン基を主鎖の両
端に有し、分子量が300〜15000であるのが好まし
く、より好ましくは1000〜10000である。
又上記粘着付与剤は従来から粘着剤に使用され
ているものであれば良いが、上記ポリエーテルと
の相溶性の良いものが好ましく、たとえばテルペ
ンフエノール樹脂、合成テルペン樹脂、部分水添
ロジングリセリンエステル、完全水添ロジングリ
セリンエステル、クマロン樹脂等があげられる。
又、粘着付与剤の添加量はポリエーテル100重
量部に対し50〜200重量部添加される。
粘着付与剤の添加量がポリエーテル100重量部
に対し、50重量部よりも少ないと粘着力が低下し
て研磨中に受ける剪断力により剥離し易くなり、
200重量部よりも多くなると相対的にポリエーテ
ルの量が少なくなり、これにより50〜150℃に加
熱したときに剥離し易くなるという性質が失われ
る。そして粘着力が強くなり過ぎ、粘着剤の凝集
力が低下するので、50〜150℃に加熱しても支持
部材等から剥離することは困難となり、剥離して
も支持部材等に糊残りを生じるので、粘着付与剤
の添加量は上記のとおりとなされる。
上記架橋触媒はポリエーテルの反応性シラン基
を架橋させるためのものであつて、シラノール縮
合触媒が使用できる。該シラノール縮合触媒とし
ては、たとえばジブチル錫ジラウレートなどの有
機錫化合物、テトライソプロピルチタネート、テ
トラブチルチタネート、ジイソプロポキシチタン
ビスアセチルアセテートなどの有機チタン化合
物、ラウリルアミン、エタノールアミンなどのア
ミン、オクチル酸錫、オクチル酸鉛、ナフテン酸
鉄などの有機酸金属塩等があげられる。
架橋触媒の添加量はポリエーテル100重量部に
対し0.1〜10重量部であるのが好ましい。
研磨用シートの裏面に粘着剤層を積層する方法
は任意の方法が採用されてよく、たとえばホツト
メルト塗工法、溶液塗工法、転写法等があげられ
る。
〔考案の効果〕
本考案の研磨用粘着テープもしくはシートの構
成は上述の通りであり、ポリエーテルと粘着付与
剤と架橋触媒よりなる粘着剤は常温においては粘
着力が大きく、50〜150℃に加熱すると粘着力が
急激に低下するから、常温において支持部材もし
くは押圧部材に容易かつ強固に貼着することがで
き、その厚み精度はすぐれているので被研磨材を
容易かつ均一に研磨することができ、又研磨後は
50〜150℃に加熱することにより、支持部材もし
くは押圧部材に糊残りをおこすことなく容易に剥
離することができる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
実施例 第1図は本考案の研磨用粘着テープもしくはシ
ートの一例を示す断面図である。図中1はウレタ
ン布よりなる研磨用シートであり、研磨用シート
の裏面に厚さ50μの粘着剤層2が積層されてい
る。粘着剤層2はシラン変性ポリエーテル(鐘淵
化学社製、MSポリマー300)100重量部、テルペ
ンフエノール樹脂60%トルエン溶液(安原油脂社
製、YSポリスターT−145)133重量部及びジブ
チル錫ジラウレート3重量部を攪拌、混合して得
られた粘着剤溶液が塗布、乾燥され、架橋されて
形成されている。
上記研磨用粘着シートをステンレススチール板
に貼着し、23℃で1時間養生した後T剥離強度
(引張速度300mm/分)を測定したところ、20℃で
は660g/25mm巾であつて、70℃では90g/25mm巾
であり、共に糊残りは全くなかつた。又上記研磨
用粘着シートをステンレススチール板に貼着し、
40℃で2日間養生した後同様にしてT剥離強度を
測定したところ20℃では680g/25mm巾であつて、
70℃では90g/25mm巾であり共に糊残りは全くな
かつた。
比較例 粘着剤溶液として2エチルヘキシルアクリレー
トとブチルアクリレートとアクリル酸(重量比
25:70:5)が共重合された酢酸エチル溶液を使
用した以外は実施例で行つたと同様にして研磨用
粘着シートを得、実施例で行つたと同様にしてT
剥離強度の測定を行つたところ23℃で1時間養生
した後の剥離強度は20℃では1200g/25mm巾であ
つて、点状の糊残りがあり、70℃では800g/25
mm巾であつて、島状の糊残りがあつた。又40℃で
2日間養生した後の剥離強度は20℃では2100g/
25mm巾であつて、島状に糊残りがあり、70℃では
1100g/25mm巾であつて、ほぼ全面に糊残りがあ
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の研磨用粘着テープもしくはシ
ートの一例を示す断面図である。 1……研磨用シート、2……粘着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 研磨用シートの裏面に分子内に少なくとも1個
    の反応性シラン基を有するポリエーテル100重量
    部に対し、粘着付与剤50〜200重量部と架橋触媒
    とからなる粘着剤層が積層されてなる研磨用粘着
    テープもしくはシート。
JP1986041542U 1986-03-19 1986-03-19 Expired - Lifetime JPH0521322Y2 (ja)

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JPS62153055U JPS62153055U (ja) 1987-09-28
JPH0521322Y2 true JPH0521322Y2 (ja) 1993-06-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121174A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護用粘着テ−プもしくはシ−ト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121174A (ja) * 1984-07-09 1986-01-29 Sekisui Chem Co Ltd 表面保護用粘着テ−プもしくはシ−ト

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Publication number Publication date
JPS62153055U (ja) 1987-09-28

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