JPH05210875A - カンチレバー型プローブを用いた情報処理装置 - Google Patents

カンチレバー型プローブを用いた情報処理装置

Info

Publication number
JPH05210875A
JPH05210875A JP30265191A JP30265191A JPH05210875A JP H05210875 A JPH05210875 A JP H05210875A JP 30265191 A JP30265191 A JP 30265191A JP 30265191 A JP30265191 A JP 30265191A JP H05210875 A JPH05210875 A JP H05210875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
cantilever
signal
circuit
distance control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30265191A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Oguchi
高弘 小口
Kunihiro Sakai
邦裕 酒井
Akihiko Yamano
明彦 山野
Shunichi Shito
俊一 紫藤
Katsunori Hatanaka
勝則 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP30265191A priority Critical patent/JPH05210875A/ja
Publication of JPH05210875A publication Critical patent/JPH05210875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B9/00Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor
    • G11B9/12Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor using near-field interactions; Record carriers therefor
    • G11B9/14Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor using near-field interactions; Record carriers therefor using microscopic probe means, i.e. recording or reproducing by means directly associated with the tip of a microscopic electrical probe as used in Scanning Tunneling Microscopy [STM] or Atomic Force Microscopy [AFM] for inducing physical or electrical perturbations in a recording medium; Record carriers or media specially adapted for such transducing of information
    • G11B9/1409Heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B9/00Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor
    • G11B9/12Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor using near-field interactions; Record carriers therefor
    • G11B9/14Recording or reproducing using a method not covered by one of the main groups G11B3/00 - G11B7/00; Record carriers therefor using near-field interactions; Record carriers therefor using microscopic probe means, i.e. recording or reproducing by means directly associated with the tip of a microscopic electrical probe as used in Scanning Tunneling Microscopy [STM] or Atomic Force Microscopy [AFM] for inducing physical or electrical perturbations in a recording medium; Record carriers or media specially adapted for such transducing of information
    • G11B9/1418Disposition or mounting of heads or record carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 STMの原理を応用した情報処理装置のプロ
ーブを位置制御する逆圧電効果を利用したカンチレバー
において、それを構成する圧電体や電極が電圧破壊を生
じないような駆動手段を講ずることにある。 【構成】 圧電体を電極で挟持したカンチレバー型プロ
ーブ2と記録媒体1間に流れるトンネル電流を用いて情
報の記録再生等を行う情報処理装置において、該カンチ
レバー型プローブ2を駆動する信号を振幅制限するリミ
ット回路12を設けた情報処理装置を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置におい
て、情報処理にカンチレバー型プローブを用いる情報処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度記録方法として、従来からいろい
ろな方法が知られているが、代表的なものは磁気記録お
よび光記録である。磁気記録では、記録再生に使用する
磁気ヘッドなどの装置の制約により記録波長が決まり、
この場合1μm程度が限界となる。光記録では、記録再
生に使用される光のビーム径によって記録波長が制限さ
れ、1〜0.5μm程度が限界となっている。
【0003】一方、近年STM(走査型トンネル顕微
鏡)が開発され、固体表面状態を水平分解能が数オング
ストローム、垂直分解能が1オングストローム以下の高
分解能で分析できるようになった(G.Binnig
et al.,Helvetica Physica
Acta,55,726(1982))。
【0004】このSTMの原理を用いて、試料としての
記録媒体の表面上にプローブを用いて凹凸または電子状
態の変化をnmのオーダーで記録再生することがいくつ
か提案されている(特開昭63−161552、161
553)。
【0005】この際、このプローブを長さ数100μm
程度のカンチレバー(片持ちばり)上に取り付け、この
カンチレバーを圧電体で駆動する方法が考えられてい
る。従来この様なカンチレバーの作製法としては、半導
体プロセスを応用し、一つの基板上に微細加工を施す加
工技術を用いて圧電体薄膜、金属膜等の多層構造を有す
るカンチレバーを作製する方法があった(T.R.Al
brecht et al.“Microfabric
ation of integrated scann
ing tunneling microscop
e”;Proceedings of 4th Int
ernational Conferenceon s
canning tunneling microsc
opy/spectroscopy 1990)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
ンチレバーは、ZnO等の圧電体薄膜、金属膜の薄膜を
積層しているため、数Vの電圧印加により電圧破壊を起
こしやすく、容易に静電気や帯電等で圧電体薄膜の破壊
を招いていた。このため、カンチレバーを電流検出のプ
ローブとして用いる場合、カンチレバーを駆動する駆動
電圧を制限する必要があり、カンチレバーを用いて位置
制御を行う上で障害になっていた。
【0007】すなわち、本発明の目的とするところは、
上述のような問題点を解消し得る情報処理装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するための本発明の構成上の特徴は、以下の通りであ
る。
【0009】その一つは、圧電体を電極で挟持したカン
チレバー型プローブと試料間で情報の処理を行う情報処
理装置において、該カンチレバー型プローブを駆動する
信号を振幅制限するリミット回路を設けた情報処理装
置、としている点にある。
【0010】また一つは、上記情報処理装置の構成要件
に加えて、前記カンチレバー型プローブを駆動する信号
として、プローブと試料間の距離を制御する信号を用
い、かつ前記リミット回路でリミット値を越える制御信
号をカンチレバー型プローブと異なる位置制御機構に印
加する手段を有した情報処理装置、としている点にあ
る。
【0011】かかる構成によれば、例えばプローブと試
料間の距離を制御する位置制御信号の内、カンチレバー
を駆動する信号振幅をカンチレバーが電圧破壊する値以
下に設定し、かつこれを越える量の制御信号を他の駆動
機構に印加することで、カンチレバーを電圧破壊するこ
となく高精度のプローブと試料間の距離制御が行える。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0013】(実施例1)図1は、本発明に係る情報の
記録再生を行う情報処理装置の概略図である。
【0014】本図中、1は記録媒体であり、これに接近
してカンチレバー型プローブ2が対向している。カンチ
レバー型プローブ2はZ微動機構3である積層型圧電素
子に、さらにカンチレバー型プローブ2を記録媒体1に
接近させるためのステッピングモータ等のZ粗動機構4
に取り付けられている。
【0015】記録媒体1としては、電圧電流のスイッチ
ング特性に対し、メモリ効果をもつ材料を基板5上に形
成したものを用いた。本実施例では、ガラスや雲母など
の平坦な基板上に金をエピタキシャル成長させた基板5
を用意し、この基板上に電圧電流のスイッチング特性に
対しメモリ効果をもつ材料としてスクアリウム−ビス−
6−オクチルアズレンを用い、ラングミュア・ブロジェ
ット法(LB法)により、単分子膜2層の累積膜を基板
電極5上に形成した。
【0016】図2に本実施例で用いたカンチレバー型プ
ローブ2の断面図を示す。また図2(b)は、図2
(a)中A−A’部の断面図である。図2中、201は
Si基板、202,210はSi34 層、203,2
04,206,208,209は駆動用電極、205及
び207は圧電体薄膜、211はプローブ、212はプ
ローブ用電極である。このカンチレバーは、バイモルフ
構造を有し、さらに該バイモルフ構造を2分割すること
により、3次元的に駆動可能とした。以下にその作製工
程を記す。
【0017】まず、Si(100)基板201(厚さ
0.5μm)上に、CVD法によりSi34 膜を0.
15μmの厚さに成膜した。使用した原料ガスはSiH
2 Cl2 :NH3 (1:9)であり、基板温度は800
℃であった。次にフォトリソグラフィーおよびCF4
ライエッチングにより、Si34 を所望の形状にパタ
ーニングした。続いて、Cr0.01μm、Au0.0
9μm成膜し、フォトリソグラフィーおよびウェットエ
ッチングによりパターニングした。次にスパッタ法でA
lNを0.3μm成膜した。ターゲットはAlを用い、
Ar+N2 雰囲気でスパッタした。さらに、フォトリソ
グラフィーとAl用エッチング液によるウェットエッチ
ングでパターニングした。その後上記工程を繰り返し、
結局Si基板−Au/Cr−AlN−Au/Cr−Al
N−Au/Crのバイモルフ構造を形成した。さらに、
保護層としてアモルファスSiNを0.15μmCVD
法により成膜した。その後、タングステンプローブを蒸
着法で作製した後、KOHによるSiの異方性エッチン
グを用いて、Si34 がついていない部分を除去し、
カンチレバーを作製した。最後に、Wプローブ側をPt
コーティングし、カンチレバー型プローブ2を作製し
た。
【0018】カンチレバーの寸法は、700×230μ
mでZ方向の共振周波数は3.3kHz、1V印加時カ
ンチレバー先端の変位量は1.75μmであった。
【0019】記録再生時、カンチレバー型プローブ2の
先端と記録媒体1の間にバイアス回路6によりバイアス
電圧を印加した状態でZ粗動機構4を動かし、トンネル
電流が流れる程度までプローブを記録媒体に近づけ、両
者間の距離を一定とするようにサーボをかけておく。こ
の状態で記録媒体1上の所望の位置までプローブを移動
し、バイアス回路6からのバイアス電圧を変調し、電気
メモリ効果を生ずるしきい値電圧を越える電圧をプロー
ブと記録媒体間に印加し記録を行う。再生時も同様に、
バイアス回路6から読み取り用バイアス電圧をプローブ
と記録媒体間に加え、所望の位置で再生を行う。
【0020】具体的には、プローブと記録媒体1の間に
バイアス回路6によりバイアス電圧0.1〜1V程度印
加し、一定のトンネル電流(1pA)が流れる程度まで
近づけておく。この状態で記録媒体3の所望の位置まで
プローブを移動し、バイアス回路6を変調し、6Vのパ
ルス電圧をプローブと記録媒体1の間に印加すると、1
0〜100pAの電流が流れる大きさ10nmφのビッ
トが形成され、パルス電圧の印加後は、その状態を保持
した。再生時には、プローブと記録媒体1の間に電気メ
モリ効果を生じない1Vの電圧を印加しながら、トンネ
ル電流の変化を検出した。
【0021】次に、記録再生時のプローブの位置制御に
ついて説明する。前述したように、記録再生時にプロー
ブと記録媒体間の距離が一定となるようにサーボをかけ
ている。図1においてプローブから検出したトンネル電
流は、電流電圧変換回路7で電圧に変換される。この電
流電圧変換回路7の出力をLPF8に入力し、LPF8
出力は距離制御回路9に入る。距離制御回路9はトンネ
ル電流が一定になるように距離制御信号10を出力す
る。この距離出力信号10をプローブをZ方向に位置制
御する位置制御機構に印加することでプローブと記録媒
体間の距離は一定に保たれる。
【0022】本実施例では、プローブをZ方向に制御す
る位置制御機構として、カンチレバー型プローブとZ微
動機構3である積層型圧電素子を用いる。この2つの位
置制御機構を制御するため、距離制御信号10を2つに
分ける。
【0023】具体的には、距離制御信号10をHPF1
1及びリミット回路12を通し、振幅制限した距離制御
信号をカンチレバー駆動距離制御信号13として取り出
し、カンチレバー型プローブをZ方向に制御する。
【0024】一方、リミット回路12においてリミット
値を越える信号分を、差動アンプ14により取り出し、
これを距離制御信号10の低周波数成分であるLPF1
5の出力と加算器16で足し合わせ、Z微動機構制御信
号17としてZ微動機構3である積層型圧電素子に印加
する。
【0025】図3に本実施例で用いたリミット回路の詳
細を示す。図3において用いる抵抗値を等しくすれば、
入力された信号は電圧LIM1,LIM2で与えられる
電圧値でリミットされる。本実施例では、電圧LIM1
=2V、LIM2=−2Vとして設定し、入力信号を±
2Vの範囲に制限した。
【0026】このようにカンチレバー型プローブ2の位
置制御を行いながら、記録媒体1上で記録信号18に応
じて、制御回路19はバイアス回路6を制御し、記録を
行う。この時カンチレバー型プローブ2をXY走査信号
21でXY方向に位置制御し、さらにカンチレバー型プ
ローブのストロークを越える範囲はXY微動駆動回路2
0を介してXY微動機構22を制御した。再生は所望の
記録ビット列へXY微動機構22によって移動した後、
記録時と同様にカンチレバー型プローブ2の位置制御を
行いながら、記録媒体1上のデータビット領域からのト
ンネル電流変化を検出する。データはトラック構や基板
電極のうねりに比べて高い空間周波数で記録されている
のでHPF23のあと、例えば二値化回路のような復調
回路24を用いて、再生信号25を得る。
【0027】(実施例2)図4は、本発明に係る第2の
実施例としての情報処理装置の概略図である。
【0028】図4中、501は記録媒体であり、これに
接近してカンチレバー型プローブ502が対向してい
る。カンチレバー型プローブ502はZ微動機構503
である積層型圧電素子に、さらにカンチレバー型プロー
ブ502を記録媒体501に接近させるためのステッピ
ングモータ等のZ粗動機構504に取り付けられてい
る。
【0029】記録媒体501として、電圧電流のスイッ
チング特性に対しメモリ効果をもつ材料であるスクアリ
ウム−ビス−6−オクチルアズレンを用い、ラングミュ
ア・ブロジェット法(LB法)により、単分子膜2層の
累積膜を基板電極505上に形成した。カンチレバー型
プローブも実施例1と同じものを用いた。
【0030】次に、本実施例における記録再生時のプロ
ーブの位置制御について説明する。本実施例においても
記録再生時にプローブと記録媒体間の距離が一定となる
ようにサーボをかけている。
【0031】図4においてプローブから検出したトンネ
ル電流は、電流電圧変換回路507で電圧に変換され
る。この電流電圧変換回路507の出力をLPF508
に入力し、LPF508出力は距離制御回路509に入
る。距離制御回路509はトンネル電流が一定になるよ
うに距離制御信号510を出力する。この距離出力信号
510をプローブをZ方向に位置制御する位置制御機構
に印加することでプローブと記録媒体間の距離は一定に
保たれる。本実施例でもプローブをZ方向に制御する位
置制御機構としてカンチレバー型プローブとZ微動機構
503である積層型圧電素子を用いる。この2つの位置
制御機構を制御するため、距離制御信号510をリミッ
ト回路511を通し、振幅制限した距離制御信号をカン
チレバー駆動距離制御信号512として取り出し、カン
チレバー型プローブをZ方向に制御する。
【0032】一方、リミット回路511のリミット値を
越える信号分は、差動アンプ513により取り出し、Z
微動機構制御信号514としてZ微動機構503である
積層型圧電素子に印加する。本実施例においても図3の
リミット回路511によりカンチレバー駆動距離制御信
号を±2Vの範囲に制限した。この時、制御回路523
は距離制御信号510をモニタし、この電圧がリミット
回路のリミット電圧内に納まるように場合に応じてオフ
セット電圧515を発生し、これを加算器516に加え
て、Z微動機構制御信号としている。
【0033】このようにカンチレバー型プローブ502
の位置制御を行いながら、記録媒体501上で記録信号
517に応じて制御回路514はバイアス回路506を
制御し、記録を行う。再生は所望の記録ビット列へXY
微動機構519及びカンチレバー型プローブの走査によ
って移動した後、記録時と同様にカンチレバー型プロー
ブ502の位置制御を行いながら、記録媒体501上の
データビット領域からのトンネル電流変化を検出する。
データはトラック溝や基板電極のうねりに比べて高い空
間周波数で記録されているのでHPF520のあと、例
えば二値化回路のような復調回路521を用いて、再生
信号522を得る。
【0034】なお、本実施例で用いた位置制御信号、リ
ミット回路等は、実施例のようなアナログ信号、アナロ
グ回路である必要はなく、トンネル電流信号をデジタル
変換した後、同様の効果を持つように位置制御信号を振
幅制限し、再びアナログ信号としてアクチュエータに印
加しても良い。
【0035】上述の実施例は記録再生装置として説明し
たが、記録のみ、再生のみ(あるいは表面の情報検出の
み、例えばSTM)の装置でも良い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、情報処理にカンチレバ
ー型プローブを用いた情報処理装置において、カンチレ
バー型プローブを電圧破壊することなく高精度のプロー
ブと試料間の距離制御を行えるため、安定した情報処理
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカンチレバー型プローブを用いた
情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明で用いたカンチレバー型プローブの断面
図である。
【図3】本発明で用いたカンチレバー型プローブの駆動
用リミット回路の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例によるカンチレバー型プ
ローブを用いた情報処理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 カンチレバー型プローブ 3 Z微動機構 4 Z粗動機構 6 バイアス回路 9 距離制御回路 12 リミット回路 19 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紫藤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 畑中 勝則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体を電極で挟持したカンチレバー型
    プローブと試料間で情報の処理を行う情報処理装置にお
    いて、該カンチレバー型プローブを駆動する信号を振幅
    制限するリミット回路を設けたことを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記カンチレバー型プローブを駆動する
    信号として、プローブと試料間の距離を制御する信号を
    用い、かつ前記リミット回路でリミット値を越える制御
    信号をカンチレバー型プローブと異なる位置制御機構に
    印加する手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    情報処理装置。
JP30265191A 1991-10-23 1991-10-23 カンチレバー型プローブを用いた情報処理装置 Pending JPH05210875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30265191A JPH05210875A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 カンチレバー型プローブを用いた情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30265191A JPH05210875A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 カンチレバー型プローブを用いた情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05210875A true JPH05210875A (ja) 1993-08-20

Family

ID=17911553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30265191A Pending JPH05210875A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 カンチレバー型プローブを用いた情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05210875A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997035308A1 (fr) * 1996-03-15 1997-09-25 Hitachi, Ltd. Appareil d'enregistrement

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997035308A1 (fr) * 1996-03-15 1997-09-25 Hitachi, Ltd. Appareil d'enregistrement

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2741629B2 (ja) カンチレバー型プローブ、それを用いた走査型トンネル顕微鏡及び情報処理装置
JP3261544B2 (ja) カンチレバー駆動機構の製造方法、プローブ駆動機構の製造方法、カンチレバー駆動機構、プローブ駆動機構、及びこれを用いたマルチプローブ駆動機構、走査型トンネル顕微鏡、情報処理装置
JP2930447B2 (ja) 情報処理装置
JP3246987B2 (ja) マルチプローブ制御回路を具備する情報処理装置
JP3148946B2 (ja) 探針駆動機構並びに該機構を用いたトンネル電流検出装置、情報処理装置、圧電式アクチュエータ
EP0468456A2 (en) Information recording and/or reproducing apparatus
JPH05284765A (ja) カンチレバー型変位素子、及びこれを用いたカンチレバー型プローブ、及びこのカンチレバー型プローブを用いた走査型トンネル顕微鏡並びに情報処理装置
JPH05282717A (ja) 記録媒体の製造方法、及び記録媒体、及び情報処理装置
JP2783672B2 (ja) 情報記録及び/又は再生方法と情報記録及び/又は再生装置
US6475321B1 (en) Method of manufacturing electrode substrate
US5978326A (en) Information processing apparatus using an offset signal to control the position of a probe
JPH05210875A (ja) カンチレバー型プローブを用いた情報処理装置
JP3127341B2 (ja) 電極基板とその製造方法、及び記録媒体並びに情報処理装置
JP3135753B2 (ja) プローブを用いた記録再生方法および装置
JPH01312753A (ja) 記録再生装置
JP3056901B2 (ja) 記録再生装置
JP3044417B2 (ja) 情報処理装置
JPH0783942A (ja) 走査型探針顕微鏡用探針、その製造方法、当該探針を用いた記録再生装置及び微細加工装置
JP2949651B2 (ja) 電極基板及び記録媒体の製造方法
JP2968613B2 (ja) 情報再生装置
JP3217493B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3093946B2 (ja) 記録媒体
JP3261539B2 (ja) 電極基板の製造方法
JP2872662B2 (ja) 記録媒体及びその消去方法
JP3095915B2 (ja) 情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991214