JPH0521076U - 扉保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉部を閉めた時、扉部左右の平衡を保ち、必
要以上に扉がガタつかないように安定させる。 【構成】 樹脂製扉ストッパ３上を、扉部１に取り付け
た樹脂製扉サポート２が滑るため、扉部を閉めることに
より、樹脂製扉ストッパ３の保持面が削れることはな
い。また、樹脂製扉ストッパ３で扉部１を定位置に規制
するため、ガタが少なく安定した状態になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は扉保持具に関し、特に金融，流通機関にて使用される電子装置筐体に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の扉保持具は図６に示すように、扉部１の平衡を保つための扉サポート７ が筐体枠４上に有している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来の扉保持具では、扉部の平衡を保つだけであったため、扉部の端面に より扉サポートの表面が削れてしまったり、また扉下部にストッパがないため、 扉部が不安定になってしまうというような問題点があった。

【０００４】 本考案の目的は前記課題を解決した扉保持具を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案に係る扉保持具においては、扉ストッパを有 し、開閉する扉を保持する扉保持具であって、 扉ストッパは、扉部の平衡を保ち必要以上に扉が閉まらないように扉を保持す るものである。

【０００６】 また、扉サポートを有しており、 該扉サポートは、扉の下面に扉ストッパに対応する位置で取付けられ、扉スト ッパ上に摺接するものである。

【０００７】 また、前記扉ストッパ及び扉サポートは、合成樹脂製であり、かつネジ止めに より取りつけられたものである。

【０００８】

【作用】

本考案では、閉じられた扉部を扉ストッパにより定位置に規制して扉部左右の 平衡を保ち、必要以上に扉がガタつかないように安定させたものである。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図により説明する。

【００１０】 図１は、本考案の一実施例を示す要部拡大斜視図、図２は、本考案の一実施例 を示す全体斜視図である。

【００１１】 図において、電子機器等の筐体のうち、側面側の筐体枠４には、扉部１の縦辺 が蝶番５により開閉可能に枢支されている。

【００１２】 底部側の筐体枠４には、閉じられた扉部１を定位置に規制する扉ストッパ３が 取付けられている。扉ストッパ３は合成樹脂製であり、その上面には、傾斜した 誘導面３ａと、サポート面３ｂと、立上り部３ｃとからなる。

【００１３】 一方、扉部１には、蝶番５から離れた下面に位置させて扉サポート２が取付け てある。扉サポート２は合成樹脂製であり、前縁側に面取り部２ａが設けられて いる。

【００１４】 図３に示すように、扉ストッパ３は２本のネジ６にて筐体枠４に取付ける。ま た扉サポート２は扉部１に２本のネジ６にて取付ける。

【００１５】 図４は扉部１を開いた状態を示す。図５に示すように、この開いた状態から扉 部１を閉じると、扉部１に取付けた扉サポート２が扉ストッパ３の誘導面３ａか らサポート面３ｂに乗り上げる。

【００１６】 扉サポート２は扉部１を閉じるときに、扉部１を支えて扉ストッパ３のサポー ト面３ｂを摺接し、扉部１ａが扉ストッパ３の立上り部３ｃに突き当たるまで誘 導する。

【００１７】 扉部１は、扉ストッパ３の立上り部３ｃに突き当たることにより定位置に規制 される（図１，図２）。

【００１８】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、樹脂製扉ストッパ上を滑らかな樹脂製扉サポー トを滑らすため、扉部を閉めることにより、樹脂製扉ストッパの保持面が削れる ことがない。

【００１９】 また、樹脂製扉ストッパにて扉部を定位置に規制するため、閉まった状態の扉 部が安定するという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す要部拡大斜視図であ
る。

【図２】本考案の一実施例を示す全体斜視図である。

【図３】本考案の取付詳細図である。

【図４】本考案の動作説明図である。

【図５】本考案の動作説明図である。

【図６】従来の扉保持具を示す詳細図である。

【符号の説明】

１ 扉部 ２ 扉サポート ３ 扉ストッパ ４ 筐体枠 ５ 蝶番 ６ ネジ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 扉ストッパを有し、開閉する扉を保持す
   る扉保持具であって、 扉ストッパは、扉部の平衡を保ち必要以上に扉が閉まら
   ないように扉を保持するものであることを特徴とする扉
   保持具。
2. 【請求項２】 扉サポートを有しており、 該扉サポートは、扉の下面に扉ストッパに対応する位置
   で取付けられ、扉ストッパ上に摺接するものであること
   を特徴とする請求項１に記載の扉保持具。
3. 【請求項３】 前記扉ストッパ及び扉サポートは、合成
   樹脂製であり、かつネジ止めにより取りつけられたもの
   であることを特徴とする請求項１，２に記載の扉保持
   具。