JPH05210033A - カメラシステム - Google Patents
カメラシステムInfo
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- JPH05210033A JPH05210033A JP4150929A JP15092992A JPH05210033A JP H05210033 A JPH05210033 A JP H05210033A JP 4150929 A JP4150929 A JP 4150929A JP 15092992 A JP15092992 A JP 15092992A JP H05210033 A JPH05210033 A JP H05210033A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- phase
- signal
- circuit
- voltage
- Prior art date
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】低コスト、高安定性、低消費電力、最小限の信
号接点、出力信号の位相のオフセットに対応可能なモニ
タ電極処理系を備えたカメラシステムを提供する。 【構成】カメラ本体1に設けられ、BCPU13からの
パルスを変形し、超音波モータ24に印加する交流電圧
の約4倍の周波数で該交流電圧のパルス幅に対応するパ
ルス幅を有するパルス信号を発生するボディI/F回路
11と、レンズユニット2に設けられ、上記ボディI/
F回路11からのパルスを受けLCPU23で制御され
て4相パルスを発生すると共に超音波モータ24のモニ
タ電極27からの出力を処理してLCPU23へ伝達す
るレンズI/F回路21、該レンズI/F回路21から
出力される4相パルスに基づき2相の交流電圧を発生す
る交流電圧発生手段22、この2相の交流電圧で駆動さ
れる超音波モータ24、位相比較タイミングに対応する
データを記憶した記憶手段28とで主要部が構成されて
いる。
号接点、出力信号の位相のオフセットに対応可能なモニ
タ電極処理系を備えたカメラシステムを提供する。 【構成】カメラ本体1に設けられ、BCPU13からの
パルスを変形し、超音波モータ24に印加する交流電圧
の約4倍の周波数で該交流電圧のパルス幅に対応するパ
ルス幅を有するパルス信号を発生するボディI/F回路
11と、レンズユニット2に設けられ、上記ボディI/
F回路11からのパルスを受けLCPU23で制御され
て4相パルスを発生すると共に超音波モータ24のモニ
タ電極27からの出力を処理してLCPU23へ伝達す
るレンズI/F回路21、該レンズI/F回路21から
出力される4相パルスに基づき2相の交流電圧を発生す
る交流電圧発生手段22、この2相の交流電圧で駆動さ
れる超音波モータ24、位相比較タイミングに対応する
データを記憶した記憶手段28とで主要部が構成されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラシステム、詳し
くはカメラ本体と、同カメラ本体に選択的に装着して使
用され超音波モータによって駆動されるユニットとが、
マイクロコンピュータによって協働してカメラ動作を行
なうカメラシステムに関する。
くはカメラ本体と、同カメラ本体に選択的に装着して使
用され超音波モータによって駆動されるユニットとが、
マイクロコンピュータによって協働してカメラ動作を行
なうカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】先に本出願人は、特願平3−13443
1号において、調整が容易で安定した駆動が可能な、か
つ、消費電力も少ない超音波モータ用駆動回路を具備し
たカメラシステムを提案している。この中で、上記超音
波モータの速度制御は駆動パルスの周波数または同駆動
パルスのパルス幅を用いることで可能である旨が述べら
れている。
1号において、調整が容易で安定した駆動が可能な、か
つ、消費電力も少ない超音波モータ用駆動回路を具備し
たカメラシステムを提案している。この中で、上記超音
波モータの速度制御は駆動パルスの周波数または同駆動
パルスのパルス幅を用いることで可能である旨が述べら
れている。
【0003】一方、特開昭61−251490号公報,
特開昭62−166787号公報には、超音波モータの
好ましい駆動周波数が、温度、負荷その他の要因で変化
するため、該超音波モータ上にモニター電極を設け、そ
の出力信号の駆動パルスに対する位相を検出し、該駆動
周波数を変化させて、その位相を一定に保つようなフィ
ードバック系を設けて超音波モータの駆動を安定的に行
う方法が提案されている。
特開昭62−166787号公報には、超音波モータの
好ましい駆動周波数が、温度、負荷その他の要因で変化
するため、該超音波モータ上にモニター電極を設け、そ
の出力信号の駆動パルスに対する位相を検出し、該駆動
周波数を変化させて、その位相を一定に保つようなフィ
ードバック系を設けて超音波モータの駆動を安定的に行
う方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図20は、上記特願平
3−134431号のカメラシステムにおける、超音波
モータ用駆動回路のモニター信号処理系の1例を示した
ブロック図である。
3−134431号のカメラシステムにおける、超音波
モータ用駆動回路のモニター信号処理系の1例を示した
ブロック図である。
【0005】図に示すように、超音波モータ102用の
駆動回路101は、カメラ本体内の駆動回路107と、
この駆動回路107より出力される基本パルス信号φU
SRを受けて動作するレンズユニット内の回路108と
で構成されている。該レンズユニット内駆動回路108
におけるモニター信号Sig101の処理系は、モニタ
ー出力位相判定手段であるフェイズコンパレータ106
が、基本パルス信号φUSRからレンズI/F回路10
3で選択される第1ないし第4のパルス信号のいずれか
を比較タイミングパルス信号Sig102として処理し
ているため、位相比較のタイミングが限られ、上記超音
波モータ102上に設けるモニター電極102aに位置
を精度よく適当な箇所にしないと、最適な周波数フィー
ドバックがかからなくなる。上記モニター電極102a
の位置がばらつく場合は、フェイズコンパレータ106
の信号入力系、すなわち、図中の*1または*2の箇所
にディレイ発生回路を設けて位相比較のタイミングを微
調することが考えられるが、このディレイ発生回路をコ
ンデンサ等でアナログ的に構成すると、温度等の影響に
よる動作変化が考えられ安定性を欠く上、可変抵抗や可
変容量を用いる必要があり、調整にも手間がかかりコス
トアップを招き好ましくない。
駆動回路101は、カメラ本体内の駆動回路107と、
この駆動回路107より出力される基本パルス信号φU
SRを受けて動作するレンズユニット内の回路108と
で構成されている。該レンズユニット内駆動回路108
におけるモニター信号Sig101の処理系は、モニタ
ー出力位相判定手段であるフェイズコンパレータ106
が、基本パルス信号φUSRからレンズI/F回路10
3で選択される第1ないし第4のパルス信号のいずれか
を比較タイミングパルス信号Sig102として処理し
ているため、位相比較のタイミングが限られ、上記超音
波モータ102上に設けるモニター電極102aに位置
を精度よく適当な箇所にしないと、最適な周波数フィー
ドバックがかからなくなる。上記モニター電極102a
の位置がばらつく場合は、フェイズコンパレータ106
の信号入力系、すなわち、図中の*1または*2の箇所
にディレイ発生回路を設けて位相比較のタイミングを微
調することが考えられるが、このディレイ発生回路をコ
ンデンサ等でアナログ的に構成すると、温度等の影響に
よる動作変化が考えられ安定性を欠く上、可変抵抗や可
変容量を用いる必要があり、調整にも手間がかかりコス
トアップを招き好ましくない。
【0006】また、レンズユニット内駆動回路108内
で高周波パルスを分周してディレイ発生回路を構成する
方法も考えられるが、この場合は目的とする消費電力の
低減がそこなわれてしまう。さらに、別の方法として、
カメラ本体内駆動回路107内で上記基本パルス信号φ
USRと同様に位相比較タイミング信号を発生させ、上
記レンズユニット内回路108側に伝達する方法も考え
られるが、これでは信号接点を増設する必要が生じ、コ
ストアップや信頼性向上のため増設ピンを一本のみにお
さえた有効性がうすれてしまう。
で高周波パルスを分周してディレイ発生回路を構成する
方法も考えられるが、この場合は目的とする消費電力の
低減がそこなわれてしまう。さらに、別の方法として、
カメラ本体内駆動回路107内で上記基本パルス信号φ
USRと同様に位相比較タイミング信号を発生させ、上
記レンズユニット内回路108側に伝達する方法も考え
られるが、これでは信号接点を増設する必要が生じ、コ
ストアップや信頼性向上のため増設ピンを一本のみにお
さえた有効性がうすれてしまう。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、調整によるコストアップや温度によって生じ
る制御不安定性を防ぎ、消費電力を抑え、かつ、信号接
点を最小限に抑えた上で、レンズユニット内の超音波モ
ータのモニタ電極の設置場所等による出力信号の位相の
オフセットに対応可能なモニタ電極処理系を備えたカメ
ラシステムを提供することを目的とする。
のであり、調整によるコストアップや温度によって生じ
る制御不安定性を防ぎ、消費電力を抑え、かつ、信号接
点を最小限に抑えた上で、レンズユニット内の超音波モ
ータのモニタ電極の設置場所等による出力信号の位相の
オフセットに対応可能なモニタ電極処理系を備えたカメ
ラシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるカメラシステムは、カメラ本体と、こ
のカメラ本体に対し着脱自在に装着されるユニットと、
このユニットに設けられ、交流電圧を印加されることに
より駆動され、かつ、振動状態検出用のモニタ電極を有
する超音波モータと、上記ユニットに設けられ、位相比
較タイミングにおけるモニタ電極の出力電圧に基づいて
モニタ電極の出力信号の位相を判定する位相判定手段
と、上記カメラ本体に設けられ、上記交流電圧の約4倍
の周波数で、上記位相比較タイミングに対応するパルス
幅を有する基本パルス信号を発生する基本パルス信号発
生手段と、上記ユニットに設けられ、上記カメラ本体か
ら伝達される上記パルス信号の、連続する第1ないし第
4のパルス信号から発生する4相の、ディジタルパルス
から、上記超音波モータに印加する交流電圧を発生する
交流電圧発生手段と、上記ユニットに設けられ、位相比
較タイミングが属するのは第1ないし第4のパルスのい
ずれかの識別データ、およびその属するパルスのエッジ
からのずれ時間に対応するデータを記憶した記憶手段
と、上記記憶手段に記憶されたデータおよび上記基本パ
ルス信号に基づいて位相比較タイミング信号を発生させ
る位相比較信号発生手段とを具備しており、上記基本パ
ルス信号発生手段は、上記記憶手段のデータに基づいて
パルス幅を決定することを特徴とする。
めに本発明によるカメラシステムは、カメラ本体と、こ
のカメラ本体に対し着脱自在に装着されるユニットと、
このユニットに設けられ、交流電圧を印加されることに
より駆動され、かつ、振動状態検出用のモニタ電極を有
する超音波モータと、上記ユニットに設けられ、位相比
較タイミングにおけるモニタ電極の出力電圧に基づいて
モニタ電極の出力信号の位相を判定する位相判定手段
と、上記カメラ本体に設けられ、上記交流電圧の約4倍
の周波数で、上記位相比較タイミングに対応するパルス
幅を有する基本パルス信号を発生する基本パルス信号発
生手段と、上記ユニットに設けられ、上記カメラ本体か
ら伝達される上記パルス信号の、連続する第1ないし第
4のパルス信号から発生する4相の、ディジタルパルス
から、上記超音波モータに印加する交流電圧を発生する
交流電圧発生手段と、上記ユニットに設けられ、位相比
較タイミングが属するのは第1ないし第4のパルスのい
ずれかの識別データ、およびその属するパルスのエッジ
からのずれ時間に対応するデータを記憶した記憶手段
と、上記記憶手段に記憶されたデータおよび上記基本パ
ルス信号に基づいて位相比較タイミング信号を発生させ
る位相比較信号発生手段とを具備しており、上記基本パ
ルス信号発生手段は、上記記憶手段のデータに基づいて
パルス幅を決定することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、ユニットに最適な位相比較
のタイミング情報を記憶手段で記憶しておき、この記憶
された情報により、基本パルス信号発生手段で基本パル
ス信号のパルス幅を決定する。
のタイミング情報を記憶手段で記憶しておき、この記憶
された情報により、基本パルス信号発生手段で基本パル
ス信号のパルス幅を決定する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0011】図2は、本発明のカメラシステムを適用さ
れた一眼レフレックスカメラにおけるカメラ本体および
レンズユニットの外観図である。
れた一眼レフレックスカメラにおけるカメラ本体および
レンズユニットの外観図である。
【0012】図に示すように、符号1はカメラ本体で、
31はレリーズ釦、32はペンタプリズムを用いたファ
インダ、33はレンズを透過した光線をファインダ32
へ送るメインミラーで、中央部がハーフミラーになって
いる。34はメインミラー33のハーフミラー部を透過
した光線を反射するサブミラー、35はサブミラー34
で反射された光に基づき公知の位相差検出方式で測距す
るAFモジュール、36はボディ側レンズ装着用カメラ
マウント、37はバヨネット爪、1a〜1gは電気接点
である。
31はレリーズ釦、32はペンタプリズムを用いたファ
インダ、33はレンズを透過した光線をファインダ32
へ送るメインミラーで、中央部がハーフミラーになって
いる。34はメインミラー33のハーフミラー部を透過
した光線を反射するサブミラー、35はサブミラー34
で反射された光に基づき公知の位相差検出方式で測距す
るAFモジュール、36はボディ側レンズ装着用カメラ
マウント、37はバヨネット爪、1a〜1gは電気接点
である。
【0013】符号2はレンズユニットで40は固定枠、
41はレンズ枠、44はフォーカス枠である。このフォ
ーカス枠44の内周面には、レンズ枠41の外周面に植
設された駆動ピン49を螺旋状に案内する内径カム溝4
8が設けられていて、フォーカス枠44が回転すると、
レンズ枠41は、上記フォーカス枠44の内径カム溝4
8に案内されて光軸方向に移動することになる。
41はレンズ枠、44はフォーカス枠である。このフォ
ーカス枠44の内周面には、レンズ枠41の外周面に植
設された駆動ピン49を螺旋状に案内する内径カム溝4
8が設けられていて、フォーカス枠44が回転すると、
レンズ枠41は、上記フォーカス枠44の内径カム溝4
8に案内されて光軸方向に移動することになる。
【0014】符号42は超音波モータのステータ、43
は超音波モータのロータであり、ステータ42の電極に
A相・B相の交流電圧を印加することにより、ロータが
回転する所謂進行波型の円環型超音波モータを形成して
いる。ロータ43は上記フォーカス枠44と一体に形成
されているので、ロータ43が回転するとフォーカス枠
44も一体的に回転する。46はレンズ側マウント、4
7はバヨネット爪、2a〜2gは電気接点である。
は超音波モータのロータであり、ステータ42の電極に
A相・B相の交流電圧を印加することにより、ロータが
回転する所謂進行波型の円環型超音波モータを形成して
いる。ロータ43は上記フォーカス枠44と一体に形成
されているので、ロータ43が回転するとフォーカス枠
44も一体的に回転する。46はレンズ側マウント、4
7はバヨネット爪、2a〜2gは電気接点である。
【0015】上記レンズユニット2はカメラ本体1に上
記バヨネット爪37と47によって着脱自在に結合さ
れ、電気接点1aと2a、1bと2b、以下同様に1g
と2gまでが接触し、電気的に接続されるようになって
いる。
記バヨネット爪37と47によって着脱自在に結合さ
れ、電気接点1aと2a、1bと2b、以下同様に1g
と2gまでが接触し、電気的に接続されるようになって
いる。
【0016】符号51はフォーカス枠44上に円周方向
に設置された磁気スケール、符号52は固定枠40の内
面に固定されたMRセンサーで、磁気スケールの磁気変
化を検知して電気信号を出力する磁電変換素子により構
成されている。
に設置された磁気スケール、符号52は固定枠40の内
面に固定されたMRセンサーで、磁気スケールの磁気変
化を検知して電気信号を出力する磁電変換素子により構
成されている。
【0017】図1は、上記図2の一眼レフレックスカメ
ラのカメラシステムにおける電気回路の主要構成を示す
ブロック図である。
ラのカメラシステムにおける電気回路の主要構成を示す
ブロック図である。
【0018】図に示すように、カメラ本体1は、上述の
電気接点1a〜1gの他、通信機能、カウンタ機能、お
よび演算制御機能を有するボディマイクロコンピュータ
ユニット(以下、BCPUと略記する)13、同BCP
U13の動作クロックを供給する高周波発振器12、B
CPU13からのパルスを変形し、超音波モータ24に
印加する交流電圧の約4倍の周波数で、上記交流電圧の
パルス幅に対応するパルス幅を有するパルス信号φUS
Rを発生する基本パルス信号発生手段であるボディI/
F回路11、これら各部に給電する電池15、ならびに
同電池15から、IC系の駆動に必要な安定した電圧を
発生するDC/DCコンバータ14が格納されている。
電気接点1a〜1gの他、通信機能、カウンタ機能、お
よび演算制御機能を有するボディマイクロコンピュータ
ユニット(以下、BCPUと略記する)13、同BCP
U13の動作クロックを供給する高周波発振器12、B
CPU13からのパルスを変形し、超音波モータ24に
印加する交流電圧の約4倍の周波数で、上記交流電圧の
パルス幅に対応するパルス幅を有するパルス信号φUS
Rを発生する基本パルス信号発生手段であるボディI/
F回路11、これら各部に給電する電池15、ならびに
同電池15から、IC系の駆動に必要な安定した電圧を
発生するDC/DCコンバータ14が格納されている。
【0019】一方、レンズユニット2側には、上述の電
気接点2a〜2gの他、比較的低周波で動作する通信機
能および演算制御機能を有するレンズマイクロコンピュ
ータユニット(以下、LCPUと略記する)23、上記
ボディI/F回路11から電気接点1a,2aを介して
供給されるφUSRパルスを受け、LCPU23で制御
されて4個のデジタルパルスφ1 〜φ4 (図6参照)を
発生すると共に、超音波モータ24のモニタ電極27か
らの出力を処理(位相判定)してLCPU23へ伝達す
るレンズI/F回路21、同レンズI/F回路21から
出力される4個のデジタルパルスφ1 〜φ4 に基づき2
相の交流電圧を発生する交流電圧発生手段22、この2
相の交流電圧で駆動される超音波モータ24、上記図2
で説明した磁気スケール51とMRセンサ52よりなる
エンコーダ25、同エンコーダ25の出力を処理してL
CPU13に伝えるエンコーダ処理回路26、および位
相比較タイミングに対応するデータを記憶した記憶手段
28とで構成されている。
気接点2a〜2gの他、比較的低周波で動作する通信機
能および演算制御機能を有するレンズマイクロコンピュ
ータユニット(以下、LCPUと略記する)23、上記
ボディI/F回路11から電気接点1a,2aを介して
供給されるφUSRパルスを受け、LCPU23で制御
されて4個のデジタルパルスφ1 〜φ4 (図6参照)を
発生すると共に、超音波モータ24のモニタ電極27か
らの出力を処理(位相判定)してLCPU23へ伝達す
るレンズI/F回路21、同レンズI/F回路21から
出力される4個のデジタルパルスφ1 〜φ4 に基づき2
相の交流電圧を発生する交流電圧発生手段22、この2
相の交流電圧で駆動される超音波モータ24、上記図2
で説明した磁気スケール51とMRセンサ52よりなる
エンコーダ25、同エンコーダ25の出力を処理してL
CPU13に伝えるエンコーダ処理回路26、および位
相比較タイミングに対応するデータを記憶した記憶手段
28とで構成されている。
【0020】上記エンコーダ25は、たとえば、特公昭
54−41134号公報、特公昭54−41135号公
報等にそれぞれ開示されているもので、これを位相をず
らして2組ならべている。エンコーダ処理回路26は、
上記エンコーダ25からの出力を増幅・波形整形して2
組のデジタルパルスとし、そのパルスを公知の方法で4
逓倍し、並びに方向信号を作成し、LCPU23に出力
する。LCPU23は上記パルスを、方向信号に従って
アップ/ダウンカウントして位置を検出し、一方上記パ
ルスの間隔を測定して速度を検出する。
54−41134号公報、特公昭54−41135号公
報等にそれぞれ開示されているもので、これを位相をず
らして2組ならべている。エンコーダ処理回路26は、
上記エンコーダ25からの出力を増幅・波形整形して2
組のデジタルパルスとし、そのパルスを公知の方法で4
逓倍し、並びに方向信号を作成し、LCPU23に出力
する。LCPU23は上記パルスを、方向信号に従って
アップ/ダウンカウントして位置を検出し、一方上記パ
ルスの間隔を測定して速度を検出する。
【0021】なお、カメラ本体1内のBCPU13およ
びレンズユニット2内のLCPU23は、信号ラインn
2 ,n3 ,n4 をそれぞれ双方向データライン、クロッ
クライン、入出力ラインとして公知のクロック同期シリ
アル通信を行うように構成されている。なお、信号ライ
ンn1 はφUSRパルスの伝送用、信号ラインn5 ,n
6 はIC駆動用定電圧と電池電圧との給電用、また信号
ラインn7 は接地ラインである。
びレンズユニット2内のLCPU23は、信号ラインn
2 ,n3 ,n4 をそれぞれ双方向データライン、クロッ
クライン、入出力ラインとして公知のクロック同期シリ
アル通信を行うように構成されている。なお、信号ライ
ンn1 はφUSRパルスの伝送用、信号ラインn5 ,n
6 はIC駆動用定電圧と電池電圧との給電用、また信号
ラインn7 は接地ラインである。
【0022】次に、カメラ本体1の内部の上記電気回路
の詳細について説明する。図3,図4は基本パルス信号
発生手段の詳細を示す論理回路図と各部動作波形のタイ
ミングチャートで、例えばP01は、点P01における
信号P01というように、測定点とその点における信号
名との両方に用いるものとする。
の詳細について説明する。図3,図4は基本パルス信号
発生手段の詳細を示す論理回路図と各部動作波形のタイ
ミングチャートで、例えばP01は、点P01における
信号P01というように、測定点とその点における信号
名との両方に用いるものとする。
【0023】図3において、C01は不図示のBCPU
13の演算制御部より値を書き込み可能なリロードレジ
スタ、C02はダウンカウンタ、C03はトグルフリッ
プフロップである。これらC01,C02,C03をま
とめて第0カウンタブロックと呼称する。
13の演算制御部より値を書き込み可能なリロードレジ
スタ、C02はダウンカウンタ、C03はトグルフリッ
プフロップである。これらC01,C02,C03をま
とめて第0カウンタブロックと呼称する。
【0024】C11はリロードレジスタ、C12はダウ
ンカウンタ、C13およびC16はRSラッチ、C14
はデコーダ、C15はアンドゲート、C17は立上りを
検出してパルスを発するワンショット回路である。これ
らC11〜C17をまとめて第1カウンタブロックと呼
称する。
ンカウンタ、C13およびC16はRSラッチ、C14
はデコーダ、C15はアンドゲート、C17は立上りを
検出してパルスを発するワンショット回路である。これ
らC11〜C17をまとめて第1カウンタブロックと呼
称する。
【0025】以下、C21〜C27,C31〜C37も
上記C11〜C17と同様に第2カウンタブロック、第
3カウンタブロックを構成している。これらは、上記B
CPU13に内蔵され、ソフトウェアによって値の書き
込み、読み出し、制御が行われる。
上記C11〜C17と同様に第2カウンタブロック、第
3カウンタブロックを構成している。これらは、上記B
CPU13に内蔵され、ソフトウェアによって値の書き
込み、読み出し、制御が行われる。
【0026】一方I01,I11,I21はDフリップ
フロップ、I02,I12,I22はエクスクルーシブ
オアゲート、I33はバッファで、これらは上記ボディ
I/F回路11に内蔵されている。
フロップ、I02,I12,I22はエクスクルーシブ
オアゲート、I33はバッファで、これらは上記ボディ
I/F回路11に内蔵されている。
【0027】第0カウンタブロックは、高周波発振器1
2の出力するパルスfを1/2分周したクロックパルス
f2 を、リロードレジスタC01に書き込まれた値だけ
ダウンカウンタC02でダウンカウントし、値が0にな
るとトグルフリップフロップC03の出力を反転させ、
ダウンカウンタC02に再度リロードレジスタC01の
値をロードする。即ち、リロードレジスタの数をL0 と
すると、図4のP01に示すように、f/2×L0 (f
は高周波発振器12の発振周波数)の周波数でデューテ
ィ比50%のパルスP01を出力する。その出力波形か
ら、図4のP02に示すように、DフリップフロップI
01およびエクスクルーシブオアゲートI02でそのエ
ッジに対応するパルスP02をつくる。
2の出力するパルスfを1/2分周したクロックパルス
f2 を、リロードレジスタC01に書き込まれた値だけ
ダウンカウンタC02でダウンカウントし、値が0にな
るとトグルフリップフロップC03の出力を反転させ、
ダウンカウンタC02に再度リロードレジスタC01の
値をロードする。即ち、リロードレジスタの数をL0 と
すると、図4のP01に示すように、f/2×L0 (f
は高周波発振器12の発振周波数)の周波数でデューテ
ィ比50%のパルスP01を出力する。その出力波形か
ら、図4のP02に示すように、DフリップフロップI
01およびエクスクルーシブオアゲートI02でそのエ
ッジに対応するパルスP02をつくる。
【0028】次に、第1カウンタブロックでは、点P0
2に出力されたパルス立上りによってリロードレジスタ
C11からロードした値を、f2 をクロックとしてダウ
ンカウンタC12でダウンカウントを開始すると同時
に、RSフリップフロップC13をセットして点P11
に“H”を出力する。デコーダC14の出力端D11は
カウンタ値が1に、また出力端D12は0になると
“H”が出力されるので、カウンタ値が1になるとRS
フリップフロップC13をリセットし、P11に“L”
を出力する。更に、ダウンカウンタC12にリロードレ
ジスタC11から再度値をロードして、カウントを禁止
する。つまり、第1カウンタブロックは、入力パルスの
立上りに同期してリロードレジスタに書き込まれた値だ
けf2 をカウントし、その長さに相当するワンショット
パルスを出力する(図4P11)。また、Dフリップフ
ロップI11およびエクスクルーシブオアゲート(12
は、P11のエッジに対応するパルスを出力する(図4
P12)。
2に出力されたパルス立上りによってリロードレジスタ
C11からロードした値を、f2 をクロックとしてダウ
ンカウンタC12でダウンカウントを開始すると同時
に、RSフリップフロップC13をセットして点P11
に“H”を出力する。デコーダC14の出力端D11は
カウンタ値が1に、また出力端D12は0になると
“H”が出力されるので、カウンタ値が1になるとRS
フリップフロップC13をリセットし、P11に“L”
を出力する。更に、ダウンカウンタC12にリロードレ
ジスタC11から再度値をロードして、カウントを禁止
する。つまり、第1カウンタブロックは、入力パルスの
立上りに同期してリロードレジスタに書き込まれた値だ
けf2 をカウントし、その長さに相当するワンショット
パルスを出力する(図4P11)。また、Dフリップフ
ロップI11およびエクスクルーシブオアゲート(12
は、P11のエッジに対応するパルスを出力する(図4
P12)。
【0029】以下第2,第3カウンタブロックも同様に
ワンショットパルスを出力し、P21およびP31(P
32)の波形(図4参照)が得られる。つまり、リロー
ドレジスタC01,C11,C21,C31に書き込ま
れた値はそれぞれ図4のパルス幅t0 ,t1 ,t2 ,t
3 を決定する。P31はバッファI33を介してP32
に出力され、φUSRとなるが、t0 ,t1 ,t2 の組
合わせでφUSRの周波数が、またt3 によってパルス
幅がそれぞれ決定される。
ワンショットパルスを出力し、P21およびP31(P
32)の波形(図4参照)が得られる。つまり、リロー
ドレジスタC01,C11,C21,C31に書き込ま
れた値はそれぞれ図4のパルス幅t0 ,t1 ,t2 ,t
3 を決定する。P31はバッファI33を介してP32
に出力され、φUSRとなるが、t0 ,t1 ,t2 の組
合わせでφUSRの周波数が、またt3 によってパルス
幅がそれぞれ決定される。
【0030】次に、図5を用いて、上記基本パルス信号
発生手段から発生されるパルス信号φUSRの周波数の
変化のさせ方を説明する。後に示すように、φUSRの
連続する4パルスが、後記図8に示すφ1'〜φ4'のパル
スとなり、後記図7に示すプッシュプル回路を介して超
音波モータを駆動する交流電圧A相およびB相をつく
る。この周波数はt0 により決まるが、φUSRの個々
のパルスの周期が異なると、A相およびB相の交流電圧
波形が歪んで駆動に悪影響を与える。このため、t2 の
ばらつきが小さい方がよい。以上の理由により、周波数
の変化の手順は図5に示すように行う。
発生手段から発生されるパルス信号φUSRの周波数の
変化のさせ方を説明する。後に示すように、φUSRの
連続する4パルスが、後記図8に示すφ1'〜φ4'のパル
スとなり、後記図7に示すプッシュプル回路を介して超
音波モータを駆動する交流電圧A相およびB相をつく
る。この周波数はt0 により決まるが、φUSRの個々
のパルスの周期が異なると、A相およびB相の交流電圧
波形が歪んで駆動に悪影響を与える。このため、t2 の
ばらつきが小さい方がよい。以上の理由により、周波数
の変化の手順は図5に示すように行う。
【0031】すなわち、上記図3におけるエクスクルー
シブオアゲートI22の出力つまり第3カウンタブロッ
クの入力信号P22が図5(E)に示すような場合、周
波数を低下させようとすると先づBCPU13の演算制
御部からのリロードレジスタC01への書き込み値を+
1にする。つまり上記図4におけるt0 が+1パルスさ
れるので、パルス53が図5(D)に示すように右側に
1パルスシフトしてパルス54になる。以下同様にして
図5(C)に示すようにt0 ,t1 をそれぞれ+1パル
スし、更に図5(B)に示すようにt0 ,t2 をそれぞ
れ+1パルスし、最後に図5(A)に示すようにt0 ,
t1 をそれぞれ+1パルスすれば、交流電圧波形をさし
て歪ませることなく周波数fを低下させることができ
る。
シブオアゲートI22の出力つまり第3カウンタブロッ
クの入力信号P22が図5(E)に示すような場合、周
波数を低下させようとすると先づBCPU13の演算制
御部からのリロードレジスタC01への書き込み値を+
1にする。つまり上記図4におけるt0 が+1パルスさ
れるので、パルス53が図5(D)に示すように右側に
1パルスシフトしてパルス54になる。以下同様にして
図5(C)に示すようにt0 ,t1 をそれぞれ+1パル
スし、更に図5(B)に示すようにt0 ,t2 をそれぞ
れ+1パルスし、最後に図5(A)に示すようにt0 ,
t1 をそれぞれ+1パルスすれば、交流電圧波形をさし
て歪ませることなく周波数fを低下させることができ
る。
【0032】一方、周波数fを上昇させる場合には、図
5(F)に示すようにt0 ,t1 をそれぞれ−1パルス
し、次いで図5(G)に示すようにt0 ,t2 をそれぞ
れ−1パルスし、更に図5(H)に示すようにt0 ,t
1 をそれぞれ−1パルスして、最後に図5(I)に示す
ようにt0 を−1パルスする。このような変化手順によ
ればt2 の差はf2 周期分以下におさまり、安定した駆
動が可能になる。
5(F)に示すようにt0 ,t1 をそれぞれ−1パルス
し、次いで図5(G)に示すようにt0 ,t2 をそれぞ
れ−1パルスし、更に図5(H)に示すようにt0 ,t
1 をそれぞれ−1パルスして、最後に図5(I)に示す
ようにt0 を−1パルスする。このような変化手順によ
ればt2 の差はf2 周期分以下におさまり、安定した駆
動が可能になる。
【0033】次に、レンズユニット2(図1参照)の内
部の上記電気回路の詳細について説明する。
部の上記電気回路の詳細について説明する。
【0034】図6はレンズI/F回路21(図1参照)
の一部を示す図である。このブロックでは第1デジタル
パルスφUSRから、4相のデジタルパルスφ1 〜φ4
をつくる。φUSRは4個のDフリップフロップ61〜
64からなるシフトレジスタ等によって、4相の駆動パ
ルスφ1'〜φ4'に変換される(図8参照)。これらは、
φUSRの連続する4パルスの立下がりから次の立下り
までの区間を“H”としている。また、出力パルスφ1
〜φ4 はLCPU23からの駆動許可信号USRCTに
より発生・禁止が可能であり、同じくLCPU23から
の正転、逆転指定信号USRDIRによってφ2 とφ4
の選択順を変更できる。これにより、後にのべる交流電
圧発生回路でのA相とB相との位相関係を反転し、回転
方向を切換えることができる。
の一部を示す図である。このブロックでは第1デジタル
パルスφUSRから、4相のデジタルパルスφ1 〜φ4
をつくる。φUSRは4個のDフリップフロップ61〜
64からなるシフトレジスタ等によって、4相の駆動パ
ルスφ1'〜φ4'に変換される(図8参照)。これらは、
φUSRの連続する4パルスの立下がりから次の立下り
までの区間を“H”としている。また、出力パルスφ1
〜φ4 はLCPU23からの駆動許可信号USRCTに
より発生・禁止が可能であり、同じくLCPU23から
の正転、逆転指定信号USRDIRによってφ2 とφ4
の選択順を変更できる。これにより、後にのべる交流電
圧発生回路でのA相とB相との位相関係を反転し、回転
方向を切換えることができる。
【0035】一方、超音波モータ24のモニタ電極27
で発生する信号VMO(図8参照)は、不図示の波形整形
回路を経て信号VFBO (図8参照)となり、図6に示す
ように、Dフリップフロップ65により、比較タイミン
グ信号TVFBの立上りのタイミングで“H”か“L”
かが判定、ラッチされる。図8に示すようにここで
“H”がラッチされれば上記信号VMOの位相は比較タイ
ミングの位相に対しておくれており、“L”であれば進
んでいることになる。
で発生する信号VMO(図8参照)は、不図示の波形整形
回路を経て信号VFBO (図8参照)となり、図6に示す
ように、Dフリップフロップ65により、比較タイミン
グ信号TVFBの立上りのタイミングで“H”か“L”
かが判定、ラッチされる。図8に示すようにここで
“H”がラッチされれば上記信号VMOの位相は比較タイ
ミングの位相に対しておくれており、“L”であれば進
んでいることになる。
【0036】公知の事実として、上記信号VFBO の位相
が、印加する交流電圧の位相に対してある一定のズレに
なるように周波数をフィードバックすれば、温度の変化
等に左右されずに最適な超音波モータの駆動周波数が得
られることが知られており、かつ周波数を速度制御の目
的で上記最適な駆動周波数からずらす場合は、上記周波
数よりも高周波側にずらすほうが安定性が高く好ましい
事も知られている。この実施例で周波数が上がると位相
が進む構造であれば、信号VFBO の位相が印加する交流
電圧の位相に対してある一定値よりも進まない範囲で周
波数の増減をLCPU23が決定する。
が、印加する交流電圧の位相に対してある一定のズレに
なるように周波数をフィードバックすれば、温度の変化
等に左右されずに最適な超音波モータの駆動周波数が得
られることが知られており、かつ周波数を速度制御の目
的で上記最適な駆動周波数からずらす場合は、上記周波
数よりも高周波側にずらすほうが安定性が高く好ましい
事も知られている。この実施例で周波数が上がると位相
が進む構造であれば、信号VFBO の位相が印加する交流
電圧の位相に対してある一定値よりも進まない範囲で周
波数の増減をLCPU23が決定する。
【0037】図7は交流電圧発生回路22である。上記
デジタルパルスφ1 〜φ4 は、図示のパワーMOSFE
T81〜84のゲート電極に入力されており、φ1 〜φ
4 が“H”のときパワーMOSFETがONし、トラン
ス85,86から電流を引く。いわゆるプッシュ・プル
回路である。また、トランス85,86の2次側には、
波形整形のための直列にインダクタンス87,88が挿
入されており、その先が超音波モータ24の各電極に接
続されている。この回路により、超音波モータ24の電
極には、図8,図9に示されるA相およびB相の交流電
圧が印加されることになる。
デジタルパルスφ1 〜φ4 は、図示のパワーMOSFE
T81〜84のゲート電極に入力されており、φ1 〜φ
4 が“H”のときパワーMOSFETがONし、トラン
ス85,86から電流を引く。いわゆるプッシュ・プル
回路である。また、トランス85,86の2次側には、
波形整形のための直列にインダクタンス87,88が挿
入されており、その先が超音波モータ24の各電極に接
続されている。この回路により、超音波モータ24の電
極には、図8,図9に示されるA相およびB相の交流電
圧が印加されることになる。
【0038】ここで、モニタ信号の位相比較タイミング
パルスTVFBについて詳しく述べる。上記位相比較タ
イミングは、モータ製作上のバラツキ等の理由から各モ
ータ、および正転/逆転それぞれについて最適な値を選
ぶのが好ましい。このため、本実施例では、ユニット内
の超音波モータを実動作させ、最適な位相比較タイミン
グデータを、メモリ内に書き込んでおく。
パルスTVFBについて詳しく述べる。上記位相比較タ
イミングは、モータ製作上のバラツキ等の理由から各モ
ータ、および正転/逆転それぞれについて最適な値を選
ぶのが好ましい。このため、本実施例では、ユニット内
の超音波モータを実動作させ、最適な位相比較タイミン
グデータを、メモリ内に書き込んでおく。
【0039】図10は、上記位相比較タイミングに関す
るデータの流れを示している。本実施例では、φ1 〜φ
4 のいずれかのタイミングでのφUSRの立上りを上記
タイミングに当てている。したがって、〈1〉上記タイ
ミングがφ1 〜φ4 のいずれに含まれるか、および
〈2〉上記タイミングは選択された範囲内のどのタイミ
ングかを決めればよい。〈1〉に関しては、図6に示す
USDT1.USDT2のデータの組合せで選択する。
つまり図11に示すように、USDT=1.USDT2
=1のときφ1 のタイミング(1周期360°中 0〜
90°)であり、同様にUSDT=1.USDT2=0
のときφ3 (90°〜180°),USDT1=0,U
SDT2=1のときφ2 (180°〜270°),US
DT1=USDT2=0のときφ4 (270°〜360
°)の範囲が選択される。これはBCPU13から送ら
れる正/逆転情報にもとづき、LCPU23がメモリ内
のデータを読出して該当の回転方向に関するUSDT
1,USDT2のデータをレンズI/F回路21に伝達
し、図6に示す回路により上記範囲を決定する。一方、
〈2〉に関しては、φUSRのパルス幅で決まる。この
ため、LCPUを介して送られたメモリ内のデータをも
とに、BCPU13およびボディI/F回路11でφU
SRのパルス幅を決定し、φUSR信号をレンズI/F
回路に伝達する。以上により、φUSRのパルス幅を利
用して、分解能の高い位相比較タイミングを決定するこ
とができる。
るデータの流れを示している。本実施例では、φ1 〜φ
4 のいずれかのタイミングでのφUSRの立上りを上記
タイミングに当てている。したがって、〈1〉上記タイ
ミングがφ1 〜φ4 のいずれに含まれるか、および
〈2〉上記タイミングは選択された範囲内のどのタイミ
ングかを決めればよい。〈1〉に関しては、図6に示す
USDT1.USDT2のデータの組合せで選択する。
つまり図11に示すように、USDT=1.USDT2
=1のときφ1 のタイミング(1周期360°中 0〜
90°)であり、同様にUSDT=1.USDT2=0
のときφ3 (90°〜180°),USDT1=0,U
SDT2=1のときφ2 (180°〜270°),US
DT1=USDT2=0のときφ4 (270°〜360
°)の範囲が選択される。これはBCPU13から送ら
れる正/逆転情報にもとづき、LCPU23がメモリ内
のデータを読出して該当の回転方向に関するUSDT
1,USDT2のデータをレンズI/F回路21に伝達
し、図6に示す回路により上記範囲を決定する。一方、
〈2〉に関しては、φUSRのパルス幅で決まる。この
ため、LCPUを介して送られたメモリ内のデータをも
とに、BCPU13およびボディI/F回路11でφU
SRのパルス幅を決定し、φUSR信号をレンズI/F
回路に伝達する。以上により、φUSRのパルス幅を利
用して、分解能の高い位相比較タイミングを決定するこ
とができる。
【0040】このように構成された本実施例のカメラシ
ステムのAF動作を図12,図13のフローチャートを
参照しながら説明する。
ステムのAF動作を図12,図13のフローチャートを
参照しながら説明する。
【0041】図12は、上記BCPU13のオートフォ
ーカスモードにおける動作のフローチャートである。本
モードに入る以前に、先に説明した正転/逆転時の位相
比較データは、あらかじめLCPU23(図10参照)
によりメモリから読み出され、BCPU13(図10参
照)内にストアされている。
ーカスモードにおける動作のフローチャートである。本
モードに入る以前に、先に説明した正転/逆転時の位相
比較データは、あらかじめLCPU23(図10参照)
によりメモリから読み出され、BCPU13(図10参
照)内にストアされている。
【0042】前記図2に示すレリーズ釦31が半押しさ
れると、オートフォーカスモードに入る(ステップS1
01)。次に、AFモジュール35が焦点検出を行い
(ステップS102)、その出力に基づきデフォーカス
量がBCPU13内の演算制御部によって算出される
(ステップS103)。
れると、オートフォーカスモードに入る(ステップS1
01)。次に、AFモジュール35が焦点検出を行い
(ステップS102)、その出力に基づきデフォーカス
量がBCPU13内の演算制御部によって算出される
(ステップS103)。
【0043】次に、同じくBCPU13内でレンズ移動
量および移動方向が算出される(ステップS104)。
その結果を、電気接点1b〜1dを介してシリアル通信
によりレンズ側に伝達し(ステップS105)、上記し
たように予めストアされている位相比較タイミングデー
タに対応したパルス幅でφUSRを出力する(ステップ
S106)。続いてレンズ駆動開始の命令コードを同様
にシリアル通信によりレンズユニット2に出力する(ス
テップS107)。
量および移動方向が算出される(ステップS104)。
その結果を、電気接点1b〜1dを介してシリアル通信
によりレンズ側に伝達し(ステップS105)、上記し
たように予めストアされている位相比較タイミングデー
タに対応したパルス幅でφUSRを出力する(ステップ
S106)。続いてレンズ駆動開始の命令コードを同様
にシリアル通信によりレンズユニット2に出力する(ス
テップS107)。
【0044】この後はレンズユニット2からの情報待ち
状態となる。まず駆動終了コードが出力されたか否かを
調べ(ステップS108)、出力されていれば再焦点検
出動作を行って(ステップS109)、合焦ならばオー
トフォーカスモードを終了し(ステップS110,ステ
ップS111)、非合焦ならば上記ステップS103へ
戻る。
状態となる。まず駆動終了コードが出力されたか否かを
調べ(ステップS108)、出力されていれば再焦点検
出動作を行って(ステップS109)、合焦ならばオー
トフォーカスモードを終了し(ステップS110,ステ
ップS111)、非合焦ならば上記ステップS103へ
戻る。
【0045】一方上記ステップS108でNOなら周波
数変更指示コード出力されているか否かを調べ(ステッ
プS112)、出力されていればそれが周波数の上昇指
示か、下降指示かをみる(ステップS113)。上昇指
示ならば、先に述べたように、前記図3のリロードレジ
スタC01,C11,C21の値を図5に従って書換
え、t0 〜t2 の値を変化させることにより、φUSR
の4パルス分の周波数を変更する(ステップS11
4)。同様に下降指示ならば、前記図5に従ってリロー
ドレジスタC01,C11,C21の値を書換える(ス
テップS115)。その後再度上記ステップS108へ
戻り、これを繰返す。
数変更指示コード出力されているか否かを調べ(ステッ
プS112)、出力されていればそれが周波数の上昇指
示か、下降指示かをみる(ステップS113)。上昇指
示ならば、先に述べたように、前記図3のリロードレジ
スタC01,C11,C21の値を図5に従って書換
え、t0 〜t2 の値を変化させることにより、φUSR
の4パルス分の周波数を変更する(ステップS11
4)。同様に下降指示ならば、前記図5に従ってリロー
ドレジスタC01,C11,C21の値を書換える(ス
テップS115)。その後再度上記ステップS108へ
戻り、これを繰返す。
【0046】図13は、上記LCPU23のレンズ駆動
モードにおける動作のフローチャートである。BCPU
13からシリアル通信により送られる駆動方向、駆動量
の情報、および駆動開始指令コードを受信することによ
り、レンズ駆動モードに入る(ステップS201)。次
にレンズ駆動方向が繰出方向か否かを調べ(ステップS
202)、繰出方向であれば、USRDIRに“L”を
出力し(ステップS205)、逆転時の位相比較データ
をメモリから読み出す(ステップS206)。繰出方向
でない時は、USRDIRに“H”を出力し(ステップ
S203)、正転時の位相比較データを読み出す(ステ
ップS204)、そして、そのデータをもとに、USD
T1およびUSDT2をセットする(ステップS20
7)。
モードにおける動作のフローチャートである。BCPU
13からシリアル通信により送られる駆動方向、駆動量
の情報、および駆動開始指令コードを受信することによ
り、レンズ駆動モードに入る(ステップS201)。次
にレンズ駆動方向が繰出方向か否かを調べ(ステップS
202)、繰出方向であれば、USRDIRに“L”を
出力し(ステップS205)、逆転時の位相比較データ
をメモリから読み出す(ステップS206)。繰出方向
でない時は、USRDIRに“H”を出力し(ステップ
S203)、正転時の位相比較データを読み出す(ステ
ップS204)、そして、そのデータをもとに、USD
T1およびUSDT2をセットする(ステップS20
7)。
【0047】次に、駆動許可信号であるUSRCT信号
を“H”として出力する(ステップS208)。次に、
エンコーダ処理回路26からのエンコーダパルスが出力
されたか否かを調べ(ステップS209)、出力されて
いれば繰出方向か否かを検出する(ステップS21
0)。そして、繰出方向ならば位置メモリ(位置を示す
値を記憶するメモリのアドレス)の値をカウントアップ
して(ステップS211)、一方繰込み方向ならカウン
トダウンして(ステップS212)、それぞれ再度メモ
リする。
を“H”として出力する(ステップS208)。次に、
エンコーダ処理回路26からのエンコーダパルスが出力
されたか否かを調べ(ステップS209)、出力されて
いれば繰出方向か否かを検出する(ステップS21
0)。そして、繰出方向ならば位置メモリ(位置を示す
値を記憶するメモリのアドレス)の値をカウントアップ
して(ステップS211)、一方繰込み方向ならカウン
トダウンして(ステップS212)、それぞれ再度メモ
リする。
【0048】次に、その値がBCPU13から先に送信
された駆動量を満足したか否かを調べ(ステップS21
3)、所定量駆動して目的位置に達していれば駆動許可
信号USRCTを“L”にしてφ1 〜φ4 の出力を禁止
し(ステップS216)、超音波モータの駆動を停止さ
せる。そしてBCPU13に対して電気接点2b〜2d
を介してシリアル通信により駆動終了コードを出力し
(ステップS217)、駆動モードを終了する(ステッ
プS218)。
された駆動量を満足したか否かを調べ(ステップS21
3)、所定量駆動して目的位置に達していれば駆動許可
信号USRCTを“L”にしてφ1 〜φ4 の出力を禁止
し(ステップS216)、超音波モータの駆動を停止さ
せる。そしてBCPU13に対して電気接点2b〜2d
を介してシリアル通信により駆動終了コードを出力し
(ステップS217)、駆動モードを終了する(ステッ
プS218)。
【0049】一方、上記ステップS210にて目的位置
に達していなければ、一定のクロックでフリーランして
いるLCPU23内の速度カウンタのカウンタ値を読み
出し(ステップS214)、同カウンタをふたたび0に
リセットする(ステップS215)。そして、読出した
速度(パルス間隔)からスピードが目的とする値に対
し、オーバか否かを調べ(ステップS219)、オーバ
ならばシリアル通信によりBCPU13に周波数上昇指
示コードを出力し(ステップS220)、オーバでなけ
れば周波数下降指示コードを出力する(ステップS22
1)。
に達していなければ、一定のクロックでフリーランして
いるLCPU23内の速度カウンタのカウンタ値を読み
出し(ステップS214)、同カウンタをふたたび0に
リセットする(ステップS215)。そして、読出した
速度(パルス間隔)からスピードが目的とする値に対
し、オーバか否かを調べ(ステップS219)、オーバ
ならばシリアル通信によりBCPU13に周波数上昇指
示コードを出力し(ステップS220)、オーバでなけ
れば周波数下降指示コードを出力する(ステップS22
1)。
【0050】ここで、目的速度とはレンズの停止精度を
上げるため、駆動残パルスと速度の対応をLCPU23
内のROMに記憶したもので、例えば残り100パルス
までは80rpm 、残り100パルス以下では10rpm に
相当する値である。
上げるため、駆動残パルスと速度の対応をLCPU23
内のROMに記憶したもので、例えば残り100パルス
までは80rpm 、残り100パルス以下では10rpm に
相当する値である。
【0051】次に、VFB出力が“L”か否かを調べ
(ステップS222)、“L”ならばモニタ電極の出力
の位相が、駆動周波数の低すぎを示す方向にずれている
のでBCPU13に対し、シリアル通信で周波数上昇指
示コードを出力し(ステップS223)、その後再び上
記ステップS209へ戻る。
(ステップS222)、“L”ならばモニタ電極の出力
の位相が、駆動周波数の低すぎを示す方向にずれている
のでBCPU13に対し、シリアル通信で周波数上昇指
示コードを出力し(ステップS223)、その後再び上
記ステップS209へ戻る。
【0052】以上説明したように、本第1実施例によれ
ば、高周波発振器をカメラ本体1内のみに設け、高速動
作するBCPU13のみに供給し、該BCPU13内で
比較的低周波のφUSRにしてからレンズユニット側に
供給するという、レンズユニットの装着による高周波動
作の要因での消費電力の増大を抑え、かつ信号ピンの増
設も1つで済む構成のカメラシステムで、上記φUSR
のパルス幅を用いて位相判定タイミングを設定している
ため、何らの専用ハードウェアを付加することなく、位
相比較タイミングを高分解能で、かつ360°任意の位
相に設定することが可能である。
ば、高周波発振器をカメラ本体1内のみに設け、高速動
作するBCPU13のみに供給し、該BCPU13内で
比較的低周波のφUSRにしてからレンズユニット側に
供給するという、レンズユニットの装着による高周波動
作の要因での消費電力の増大を抑え、かつ信号ピンの増
設も1つで済む構成のカメラシステムで、上記φUSR
のパルス幅を用いて位相判定タイミングを設定している
ため、何らの専用ハードウェアを付加することなく、位
相比較タイミングを高分解能で、かつ360°任意の位
相に設定することが可能である。
【0053】次に、第2実施例について説明する。
【0054】本第2実施例は、φUSRの伝送経路が長
く、容量の大きい場合にも特に強力な出力バッファを用
いることなく確実にφUSRを伝送しようとするもので
ある。
く、容量の大きい場合にも特に強力な出力バッファを用
いることなく確実にφUSRを伝送しようとするもので
ある。
【0055】本第2実施例の構成は上記第1実施例とほ
ぼ同じであるが、レンズI/F回路と、動作時のフロー
が異なっている。
ぼ同じであるが、レンズI/F回路と、動作時のフロー
が異なっている。
【0056】図14は、本第2実施例のレンズI/F回
路を示している。これは、第1実施例のレンズI/F回
路(図6参照)と比べて、入力信号USRUDが付加さ
れ、φUSRの立下りエッヂと立下りエッヂを選択する
回路が設けられている。
路を示している。これは、第1実施例のレンズI/F回
路(図6参照)と比べて、入力信号USRUDが付加さ
れ、φUSRの立下りエッヂと立下りエッヂを選択する
回路が設けられている。
【0057】ここで、デジタルパルスの立上り特性と立
下り特性の相違について説明する。図15,図16は、
パルス幅の短いデジタルパルスを立上りパルスで送る場
合(図15)と立下りパルスで送る場合(図16)をそ
れぞれ示した図である。
下り特性の相違について説明する。図15,図16は、
パルス幅の短いデジタルパルスを立上りパルスで送る場
合(図15)と立下りパルスで送る場合(図16)をそ
れぞれ示した図である。
【0058】一般的にC−MOSIC等の出力は、P−
MOSトランジスタとN−MOSトランジスタとで構成
されるが、P−MOSトランジスタのドライブ能力がN
−MOSのそれと比較して低いために立下りの方が短時
間に行われる。たとえば、ドライブ能力の異なるI,I
I,III の3タイプのバッファで出力した場合、タイプ
Iでは立上りも立下りも正しく伝達されるが、タイプII
I のような場合、立上りパルスでは、“H”として伝達
される時間が0となりユニット側が動作できなくなる。
つまり、配線の寄生容量が大きい場合は、立下りパルス
を用いた方が通常のドライブ能力のバッファでも安全、
かつ確実にパルスを伝達できることになる。
MOSトランジスタとN−MOSトランジスタとで構成
されるが、P−MOSトランジスタのドライブ能力がN
−MOSのそれと比較して低いために立下りの方が短時
間に行われる。たとえば、ドライブ能力の異なるI,I
I,III の3タイプのバッファで出力した場合、タイプ
Iでは立上りも立下りも正しく伝達されるが、タイプII
I のような場合、立上りパルスでは、“H”として伝達
される時間が0となりユニット側が動作できなくなる。
つまり、配線の寄生容量が大きい場合は、立下りパルス
を用いた方が通常のドライブ能力のバッファでも安全、
かつ確実にパルスを伝達できることになる。
【0059】本第2実施例は、〈1〉信号ピンを介して
容量が大きくなりやすい経路でφUSRを伝達する場合
で、〈2〉かつφUSRが立上り区間の極めて短くな
る、90°,180°,270°,360°よりもやや
小さい位相角の位相比較タイミングを必要とする可能性
があり、〈3〉出力バッファの能力がさほど大きくない
場合に、安全・確実にφUSRをユニット側に伝達する
ものである。
容量が大きくなりやすい経路でφUSRを伝達する場合
で、〈2〉かつφUSRが立上り区間の極めて短くな
る、90°,180°,270°,360°よりもやや
小さい位相角の位相比較タイミングを必要とする可能性
があり、〈3〉出力バッファの能力がさほど大きくない
場合に、安全・確実にφUSRをユニット側に伝達する
ものである。
【0060】図17,図18は、USRUDが“L”の
場合(図17)と、“H”の場合(図18)のタイムチ
ャートそれぞれ示した図である。
場合(図17)と、“H”の場合(図18)のタイムチ
ャートそれぞれ示した図である。
【0061】1周期を360°とし、位相タイミングを
位相角として表すと、図19に示すようにUSDT1,
USDT2,USRUDの各々を設定する。こうすれ
ば、φUSRの“H”区間のパルス幅は50%以上に保
たれ、立上りと立下りを切り換えてレンズI/F回路内
で利用するため、第1実施例と同様の位相判定が可能で
ある。また、上記USRUDのデータはユニット内のメ
モリに記憶されており、動作時USDT1,USDT2
と同様に読み出される。USRUDか“H”の場合、B
CPUはパルス幅の“L”の区間と見なして出力するφ
USRの波形を決定すればよい。
位相角として表すと、図19に示すようにUSDT1,
USDT2,USRUDの各々を設定する。こうすれ
ば、φUSRの“H”区間のパルス幅は50%以上に保
たれ、立上りと立下りを切り換えてレンズI/F回路内
で利用するため、第1実施例と同様の位相判定が可能で
ある。また、上記USRUDのデータはユニット内のメ
モリに記憶されており、動作時USDT1,USDT2
と同様に読み出される。USRUDか“H”の場合、B
CPUはパルス幅の“L”の区間と見なして出力するφ
USRの波形を決定すればよい。
【0062】本第2実施例によれば、第1実施例の場合
よりも出力能力の低いバッファや容量の大きなφUSR
の伝達経路であっても安全・確実にユニットの動作を可
能にする。
よりも出力能力の低いバッファや容量の大きなφUSR
の伝達経路であっても安全・確実にユニットの動作を可
能にする。
【0063】なお、第1、第2実施例共にレンズユニッ
トを例に挙げたが、モータードライブや雲台等他のユニ
ットにも全く同様に応用可能である事は言うまでもな
い。
トを例に挙げたが、モータードライブや雲台等他のユニ
ットにも全く同様に応用可能である事は言うまでもな
い。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のカメラシス
テムは、カメラ本体側から、超音波モーターを備えたユ
ニットに伝達する超音波モーター駆動用交流電圧の約4
倍の周波数のパルス信号のパルス幅と、ユニット内のメ
モリに記憶されたデータをもとにモニタ信号の位相判定
タイミングを決定しているため、調整によるコストアッ
プや温度によって生じる制御不安定性を防ぎ、消費電力
を抑え、かつ、信号接点を最小限に抑えた上で、レンズ
ユニット内の超音波モータのモニタ電極の設置場所等に
よる出力信号の位相のオフセットに対応可能なモニタ電
極処理系を備えたカメラシステムを提供することが可能
となる。
テムは、カメラ本体側から、超音波モーターを備えたユ
ニットに伝達する超音波モーター駆動用交流電圧の約4
倍の周波数のパルス信号のパルス幅と、ユニット内のメ
モリに記憶されたデータをもとにモニタ信号の位相判定
タイミングを決定しているため、調整によるコストアッ
プや温度によって生じる制御不安定性を防ぎ、消費電力
を抑え、かつ、信号接点を最小限に抑えた上で、レンズ
ユニット内の超音波モータのモニタ電極の設置場所等に
よる出力信号の位相のオフセットに対応可能なモニタ電
極処理系を備えたカメラシステムを提供することが可能
となる。
【図1】本発明の第1実施例を示すカメラシステムの電
気回路の主要構成を示すブロック図。
気回路の主要構成を示すブロック図。
【図2】上記第1実施例のカメラシステムが適用される
一眼レフレックスカメラにおけるカメラ本体およびレン
ズユニットを示す外観斜視図。
一眼レフレックスカメラにおけるカメラ本体およびレン
ズユニットを示す外観斜視図。
【図3】上記第1実施例における基本パルス信号発生手
段を示す論理回路図。
段を示す論理回路図。
【図4】上記第1実施例における基本パルス信号発生手
段の動作波形のタイミングチャート。
段の動作波形のタイミングチャート。
【図5】上記第1実施例における基本パルス信号発生手
段において発生するパルス信号の周波数変化を示すタイ
ミングチャート。
段において発生するパルス信号の周波数変化を示すタイ
ミングチャート。
【図6】上記第1実施例におけるレンズI/F回路の1
部を示す論理回路図。
部を示す論理回路図。
【図7】上記第1実施例における交流電圧発生回路の構
成を示す電気回路図。
成を示す電気回路図。
【図8】上記第1実施例における、超音波モータの電極
に印加される交流電圧の1例を示すタイミングチャー
ト。
に印加される交流電圧の1例を示すタイミングチャー
ト。
【図9】上記第1実施例における、超音波モータの電極
に印加される交流電圧の他の例を示すタイミングチャー
ト。
に印加される交流電圧の他の例を示すタイミングチャー
ト。
【図10】上記第1実施例における位相比較タイミング
信号のデータの流れを示したブロック図。
信号のデータの流れを示したブロック図。
【図11】上記第1実施例における位相比較タイミング
信号と位相タイミング選択信号との関係を示したタイミ
ングチャート。
信号と位相タイミング選択信号との関係を示したタイミ
ングチャート。
【図12】上記第1実施例におけるカメラ本体内CPU
の、オートフォーカス時の動作を示すフローチャート。
の、オートフォーカス時の動作を示すフローチャート。
【図13】上記第1実施例におけるレンズユニット内C
PUの、オートフォーカス時の動作を示すフローチャー
ト。
PUの、オートフォーカス時の動作を示すフローチャー
ト。
【図14】本発明の第2実施例を示すカメラシステムに
おけるレンズI/F回路の1部を示す論理回路図。
おけるレンズI/F回路の1部を示す論理回路図。
【図15】上記第2実施例における基本パルス信号を立
上がりパルスで選択する場合の該パルス波形を示した線
図。
上がりパルスで選択する場合の該パルス波形を示した線
図。
【図16】上記第2実施例における基本パルス信号を立
下がりパルスで選択する場合の該パルス波形を示した線
図。
下がりパルスで選択する場合の該パルス波形を示した線
図。
【図17】上記第2実施例における基本パルス信号を立
下がりパルスで選択する場合の、該基本パルス信号の4
相パルス信号の様子を示したタイミングチャート。
下がりパルスで選択する場合の、該基本パルス信号の4
相パルス信号の様子を示したタイミングチャート。
【図18】上記第2実施例における基本パルス信号を立
上がりパルスで選択する場合の、該基本パルス信号の4
相パルス信号の様子を示したタイミングチャート。
上がりパルスで選択する場合の、該基本パルス信号の4
相パルス信号の様子を示したタイミングチャート。
【図19】上記第2実施例における位相タイミング選択
信号および基本パルス信号選択信号と位相角との関係を
示した表。
信号および基本パルス信号選択信号と位相角との関係を
示した表。
【図20】従来のカメラシステムの超音波モータ用駆動
回路のモニター信号処理系の1例を示すブロック図。
回路のモニター信号処理系の1例を示すブロック図。
1…カメラ本体 2…レンズユニット 11…ボディI/F回路 12…高周波発振器 13…ボディCPU 14…DC/DCコンバータ 15…電池 21…レンズI/F回路 22…交流電圧発生手段 23…レンズCPU 24…超音波モータ 25…エンコーダ 26…エンコーダ処理回路 27…モニター電極 28…記憶手段
Claims (1)
- 【請求項1】カメラ本体と、 このカメラ本体に対し着脱自在に装着されるユニット
と、 このユニットに設けられ、交流電圧を印加されることに
より駆動され、かつ、振動状態検出用のモニタ電極を有
する超音波モータと、 上記ユニットに設けられ、位相比較タイミングにおける
モニタ電極の出力電圧に基づいてモニタ電極の出力信号
の位相を判定する位相判定手段と、 上記カメラ本体に設けられ、上記交流電圧の約4倍の周
波数で、上記位相比較タイミングに対応するパルス幅を
有する基本パルス信号を発生する基本パルス信号発生手
段と、 上記ユニットに設けられ、上記カメラ本体から伝達され
る上記パルス信号の、連続する第1ないし第4のパルス
信号から発生する4相の、ディジタルパルスから、上記
超音波モータに印加する交流電圧を発生する交流電圧発
生手段と、 上記ユニットに設けられ、位相比較タイミングが属する
のは第1ないし第4のパルスのいずれかの識別データ、
およびその属するパルスのエッジからのずれ時間に対応
するデータを記憶した記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたデータおよび上記基本パルス
信号に基づいて位相比較タイミング信号を発生させる位
相比較タイミング信号発生手段と、 を具備しており、上記基本パルス信号発生手段は、上記
記憶手段のデータに基づいてパルス幅を決定することを
特徴とするカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4150929A JPH05210033A (ja) | 1991-10-22 | 1992-06-10 | カメラシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-274289 | 1991-10-22 | ||
JP27428991 | 1991-10-22 | ||
JP4150929A JPH05210033A (ja) | 1991-10-22 | 1992-06-10 | カメラシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05210033A true JPH05210033A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=26480361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4150929A Withdrawn JPH05210033A (ja) | 1991-10-22 | 1992-06-10 | カメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05210033A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003021779A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Nidec Copal Corp | カメラ装置 |
JP2005003968A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-01-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | カメラ、交換レンズ、およびカメラボディ |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP4150929A patent/JPH05210033A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003021779A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Nidec Copal Corp | カメラ装置 |
JP2005003968A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-01-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | カメラ、交換レンズ、およびカメラボディ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |