JPH05209731A - レーザロボットの光軸調整方法 - Google Patents

レーザロボットの光軸調整方法

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JPH05209731A
JPH05209731A JP4016375A JP1637592A JPH05209731A JP H05209731 A JPH05209731 A JP H05209731A JP 4016375 A JP4016375 A JP 4016375A JP 1637592 A JP1637592 A JP 1637592A JP H05209731 A JPH05209731 A JP H05209731A
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JP
Japan
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laser beam
robot
optical axis
laser
robot body
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JP4016375A
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Akira Nihei
亮 二瓶
Akihiro Terada
彰弘 寺田
Hiroshi Takamatsu
弘 高松
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Fanuc Corp
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    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/04Automatically aligning, aiming or focusing the laser beam, e.g. using the back-scattered light
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K26/042Automatically aligning the laser beam
    • B23K26/043Automatically aligning the laser beam along the beam path, i.e. alignment of laser beam axis relative to laser beam apparatus

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、レーザロボットの動作軸心
とレーザビームの光軸との調整を容易化する光軸調整方
法を提供することである。 【構成】 上記目的を達成するため、ロボット機体10
の側面に装着した光軸調整具30の半透明体からなるタ
ーゲット板32の板面に、ロボット機体内のレーザビー
ム進路上に設けたビームスプリッタ44で二分した一方
の可視レーザビームを導いてビームスポットSpを形成
し、ロボット動作時に同ビームスポットSpをターゲッ
ト板32の裏側から視認しながら反射ミラー26〜28
を調整して光軸調整を行う構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザロボットの関節
における動作軸心とレーザビームの進路光軸とを一致さ
せるレーザロボットの光軸調整方法に関し、特に、半透
明板からなる光投射用のターゲット面を有し、そのター
ゲット面上に投射された光スポットを同光投射面の裏面
側から目視観察可能な光軸調整具をロボット機体に着脱
自在に取付けてレーザビームの光軸調整を作業者が簡便
に行うことができるようにしたレーザロボットの光軸調
整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザロボットは、外部に設備されたレ
ーザ発振器からレーザビーム導管路を経てロボット機体
のレーザビーム入口に導き、同レーザビーム入口からロ
ボット機体内に形成したレーザビーム進路を経由してロ
ボット機体の先端に設けられた手首に装着されるレーザ
ビーム出射装置から目標とするワーク上に出射させ、レ
ーザビームのエネルギーによって切断、溶接、バリ取り
等の諸レーザ加工を実行する産業用ロボットとして用い
られている。
【0003】この種のレーザロボットは、レーザビーム
出射装置から出射するレーザビームがワークの目的位置
に合焦することが、レーザビームの高エネルギーを利用
したレーザ加工を遂行する上で必須の条件とされる。従
って、レーザロボットが教示プログラムに従ってその各
関節における動作を遂行し、レーザビーム出射装置から
出射されるレーザビームにより連続的にレーザ加工を遂
行する場合にも、レーザビーム出射装置の出射口から出
射されるレーザビームは、常時、ワークの所定の被加工
位置へ合焦されていなければ適正なレーザ加工を遂行す
るが不可能になる。
【0004】このとき、レーザロボットの機体内におい
ては、外部のレーザビーム導管路から導入されたレーザ
ビームは、各関節の動作軸線上に設けた反射ミラーによ
って反射され、進路を変更することによってロボット機
体内部のレーザビーム進路に指向され、ロボット機体の
終端に設けられたレーザビーム出射装置へ導かれてい
る。従って、ロボット機体の内部においては、レーザビ
ームが各関節の動作軸心を通過して、つまり、各関節の
動作軸心とレーザビームの光軸とが、一致した状態に維
持されることが、レーザビーム出射装置から出射される
レーザビームをワーク上に合焦させる必須の条件とな
る。このために、従来よりレーザロボットはレーザロボ
ットの製作、組立段階、出荷段階、使用現場での据え付
け段階、定期的保守段階、1つの使用現場から他の使用
現場へ移設する段階等の種々の段階でレーザビームの光
軸調整が必要とされ、実行されている。そして、このよ
うなレーザロボットにおけるレーザビームの光軸調整に
当たっては、高いエネルギーを有した炭酸ガスレーザ等
の加工作業用レーザビームに替えてエネルギーが低く、
かつ可視性のレーザビーム、例えば、ルビーレーザ等を
用い、光軸調整を遂行している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のレ
ーザロボットにおける可視レーザビームを用いた光軸調
整は、調整作業に用いる光軸調整治具が比較的高価であ
ると共に調整作業がやや困難であると言う難点を有して
いた。つまり、レーザビームの光軸調整度合いを目視に
より追求しながら簡単に実行する方法が未だ提供されて
いないと言う問題点があった。
【0006】依って、本発明の目的は、レーザロボット
における関節の動作軸心とレーザビームの進路とを一致
させるレーザビーム光軸調整作業を半透明板からなる光
投射用のターゲット面を有し、そのターゲット面上に投
射された光スポットを同光投射面の裏面側から目視観察
可能なターゲット式光軸調整具を用いることにより、光
軸調整作業の容易化を図ることにある。
【0007】本発明の他の目的は、レーザロボットを出
荷現場から使用、設置現場へ移動させて設置する場合や
1つの使用現場から他の使用現場へ移動、設置する場合
等に移動後の設置位置におけるレーザビーム供給系とレ
ーザロボットとを接続したとき、ロボット機体内におけ
る各関節における動作軸心とレーザビーム光軸とを一致
させる調整をターゲット式光軸調整具を用いて簡単に遂
行可能なレーザロボットの光軸調整方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、半
透明板からなる光投射用のターゲット面を有し、そのタ
ーゲット面上に投射された光スポットを同光投射面の裏
面側から目視観察可能なターゲット式光軸調整具をロボ
ット機体、例えば、ロボット機体におけるロボットアー
ム外側面や手首外面に取付け、ロボット機体内部のレー
ザビーム進路に介挿したレーザビーム分割手段により二
分したレーザビームの一方を上記のターゲット式光軸調
整具のターゲット面にスポットとして投射し、このスポ
ットをロボット機体の外部から目視で視認しながらロボ
ット機体の関節を動作させ、このときに、ロボット機体
内部の関節の動作軸心上に設けられた反射ミラーを調整
してターゲット面上でレーザビームスポットが静止する
ように光軸調整を行うものである。
【0009】即ち、本発明によれば、レーザロボットの
関節の動作軸心とロボット機体内で反射ミラーを経由す
ることにより、進路変更されて進行するレーザビームの
光軸とを一致させるレーザロボットの光軸調整方法にお
いて、前記ロボット機体内のレーザビームの進路の相互
に離間した二位置にビーム分割手段を設けて該レーザビ
ームを前記進路を進行する第1のレーザビームとロボッ
ト機体外部に向かう第2のレーザビームとに分割し、前
記第2のレーザビームを前記ロボット機体に着脱自在に
取り付けた半透明板から成るターゲット面上に投射させ
てレーザビームスポットを形成させ、前記ロボットの関
節を動作させると共に前記半透明板から成るターゲット
面の裏面側から前記レーザビームスポットを目視し、該
レーザビームスポットが前記ターゲット面上で略一点に
静止するように前記反射ミラーを調整する、ことを特徴
とするレーザロボットの光軸調整方法を提供せんとする
ものである。
【0010】
【作用】上述した半透明体からなるターゲット面を有す
る光軸調整具を用いることにより、一位置で光軸調整を
行ったレーザロボットを他の別の使用位置へ移動させて
設置したとき、予め移動前の位置において光軸調整具を
取付け、ビームスポットを2つのターゲットの中心に当
たるようにターゲットを調整した後、光軸調整具を装着
したまま移動設置すれば、光軸の中心は 2つのターゲ
ットによって記録されているため、レーザビームを2つ
のターゲットの中心に合わせれば、光軸調整は完了す
る。
【0011】以下、本発明を、添付図面に示す実施例に
従って更に、詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1は本発明によるレーザロボットの光軸調
整方法の実施例を説明する機構図であり、図2は、レー
ザロボットの機体及びそのロボット機体の側面に半透明
ターゲット面を有した光軸調整装置が取付けられた状態
を示す正面図、図3は図2のA部分を示し、ロボット機
体に取付けられた光軸調整装置を拡大図示した部分取出
し図、図4は図2の4−4矢視線方向から見たロボット
手首に着脱自在に取付られた光軸調整装置を示す部分拡
大図、図5は、図4の5ー5線による断面図である。
【0013】先ず、図2をを参照すると、本発明による
光軸調整方法を適用して光軸調整が行われるレーザロボ
ットの機体の1例が示されている。このレーザロボット
のロボット機体10はベース12、同ベース12の上面
の回転テーブル14上に矢印θで示す縦軸回りの旋回が
可能に立設されたロボット胴部16、同ロボット胴16
の上方部に矢印Uで示す首振り動作状の回転動作が可能
に枢着された長尺な第1のロボット腕18、この第1ロ
ボット腕18の前端側から突出すると共に同ロボット腕
18に対して長軸方向Rに前後進可能な第2のロボット
腕20、同ロボット腕20の先端に設けられ、旋回動作
αが可能に設けられたロボット手首22等をロボット可
動要素として具備している。上記ロボット胴16の旋回
動作は、ベース12に取付けられた駆動モータMθから
同ベース12内に組み込まれたベルト・プーリ機構等の
伝動機構を介して駆動され、また、第1ロボット腕18
の回転動作はロボット胴16に取り付けられた駆動モー
タMuからボールねじ機構等の伝動機構を経て駆動され
る構成となっている。また、第2ロボット腕20の前後
進動作やロボット手首22の旋回動作も第1のロボット
腕18の後端領域に取付けられた駆動モータMr、Mα
に依って駆動される構成を有し、ロボット胴16と第1
のロボット腕18との枢着部や手首のα軸動作部に関節
構造が設けられている。また、ロボット手首22の先端
には、レーザビームの集光手段を内蔵したレーザビーム
出射装置24が取付けられる。
【0014】このうよな構成を有したレーザロボットに
は、レーザビームの供給源であるレーザ発振器からレー
ザビーム導管路(図示なし)を経由してロボット機体の
上方または下方から導入される。いま、図2の例では、
ロボット胴16の上端に設けたレーザビーム導入口から
レーザビームがロボット機体10内に導入されるものと
する。このとき、ロボット機体内に導入されたレーザビ
ームは機体内でロボット胴16と第1ロボット腕18と
の枢着関節における動作軸心、つまり、第1ロボット腕
18の“U”回転動作の動作軸心上に設けられた内蔵の
反射ミラーで反射されて進路を変更し、第1ロボット腕
18内に進行し、次いで、同第1ロボット腕18内で再
び別の内蔵反射ミラーで反射により進路を変更され、同
第1ロボット腕18から第2ロボット腕20の内部に連
通したレーザビーム管路を経てロボット手首22へ進
む。ロボット手首22に進んだレーザビームは同手首2
2に設けられた反射ミラー28で再び反射により進路を
変更され、同手首22の内部の下端に設けられたパラボ
ラミラー等の集光手段を経た後、レーザビーム出射装置
24により、外部のレーザビーム照射対象であるワーク
に向けて出射される構成を有している。
【0015】従って、レーザロボットが教示プログラム
に従ってロボット動作するとき、レーザビーム出射装置
24から出射されるレーザビームが照射対象の所定目標
位置に常に正確に合焦して高エネルギーのレーザビーム
によるレーザ加工作業の遂行を可能にするには、ロボッ
ト胴16のθ旋回動作、第1ロボット腕18のU回転動
作やロボット手首22のα旋回動作の動作軸心とロボッ
ト機体内を進行するレーザビームの光軸とが正確に一致
していることが必須の条件となる。このためにレーザビ
ームの光軸調整がレーザロボットの製造、出荷、使用現
場での設置、使用現場における設置位置の変更、保守管
理等の場面で行われるもので、本発明は、その光軸調整
に光軸調整用の治具手段として後述する半透明体、例え
ば、スリガラスから成るターゲット板を有した光軸調整
具30と図2には現れないレーザビーム分割器、つま
り、ハーフミラーから成るビームスプリッタとを用い
て、簡単に作業者による光軸調整作業が遂行されるので
ある。
【0016】なお、レーザビームの光軸調整はロボット
機体内のレーザビームの進路における一位置だけに光軸
調整具30を設けて動作軸心と光軸との間の不一致を検
出し、その不一致を解消するように反射ミラーを調整す
る方法では、動作軸心と光軸との微少な傾きが検出でき
ないため、離間した二位置に光軸調整具30を設け、両
位置で動作軸心と光軸との不一致が解消されるまで反射
ミラーの調整による光軸調整が遂行される。依って、本
実施例では、第1ロボット腕18の後方部の適宜位置
(Aで示す位置)とレーザビーム出射装置24が、ロボ
ット手首22の先端に取付けられる位置との二位置に光
軸調整具30を着脱自在に装着して光軸調整を行う。な
お、後者のロボット手首22に光軸調整具30を装着す
るときにはレーザビーム出射装置24を一旦、ロボット
手首22から取外し、代わりに光軸調整具30を装着す
る方法が採られる。
【0017】さて、ここで、図3、図4、図5を参照す
ると、図3は第1ロボット腕18に装着された光軸調整
具30を拡大図示し、図4はロボット手首22の先端に
装着された光軸調整具30を示している。勿論、両者は
サイズの大小はあるが、構成的には全く同一の要素であ
り、従って、図5には図4の5ー5線による断面図が示
されている。
【0018】光軸調整具30は、半透明体、例えば、ス
リガラスから成るターゲット板32と、そのターゲット
板32を保持した枠体34とを構造要素にして形成され
ており、同ターゲット板32には同心円状に複数のスケ
ール円36が図示のごとく描かれている。また、枠体3
4は例えば、軽量な金属材料、例えば、アルミ材料で形
成され、周辺にロボット機体への取付時に用いる取付孔
38が形成されている。このような光軸調整具30は、
その半透明体からなるターゲット板32の片面に光やレ
ーザビームがスポット状に照射されると、同ターゲット
板32が半透明体であることから他面側からそのスポッ
ト状の照射光を目視することが可能である。依って、同
スポットが目視、観測して光軸調整時に上記動作軸心と
光軸との不一致とを見出すことができるのである。
【0019】次に、図1、図2により、本発明に係る光
軸調整方法を説明する。図1および図2において、レー
ザビームLは、ロボット機体10の外部のレーザビーム
導管路における反射ミラー40で反射により進路を変更
され、ロボット機体10(ロボット胴16)のレーザビ
ーム入口50から機体内に導入される。ロボット機体内
に進入したレーザビームLは、ロボット胴16と第1の
ロボット腕18との枢着関節において第1ロボット腕1
8の回転動作軸上に設けられた反射ミラー26で反射さ
れ、進路を変更して第1のロボット腕18内に進入し、
反射ミラー27で反射により進路を変更して、第1、第
2ロボット腕18、20の内部のレーザビーム路を進
む。次いで、ロボット手首22内に設けられた反射ミラ
ー28で反射されて進路を変更し、更に、集光ミラー4
6を経てレーザビーム出射装置24からレーザビーム照
射対象に向けて出射される。
【0020】ここで、関節の動作軸心とレーザビームL
の光軸とを一致させる光軸調整を行うときには、先ず、
レーザ発振器60から可視レーザビームLをロボット機
体内へ導入し、同レーザビームLの進路上における相互
に離間した二位置、例えば、第1のロボット腕18内の
位置とロボット手首22の先端領域に、ビームスプリッ
ターとしてハーフミラー42、44が設けられる。ま
た、これらのハーフミラー42、44と対設してロボッ
ト機体に着脱自在にターゲット板32を有した上述の光
軸調整具30が取付けられる。かくして、各ハーフミラ
ー42又は44により可視レーザビームLは、ハーフミ
ラー42又は44を透過して直進する第1のレーザビー
ムL1と進路を変更された第2レーザビームL2との2
つのビームに分離され、一方の第2レーザビームL2は
光軸調整具30のターゲット板32を照射し、そのター
ゲット板面にビームスポット(図3及び図4のターゲッ
ト板32内に破線Spで示してある)を形成する。
【0021】このとき、光軸調整具30のターゲット板
32の板面は、外部から作業者“E”が目視で照射面の
裏側を観察することができるので、ターゲット板32の
板面に形成された可視レーザビームのビームスポットS
pを視認することができる。依って、次に、各光軸調整
具30のターゲット板32の板面にビームスポットSp
を形成させ、作業者Eが同ビームスポットSpを目視し
ながら第1ロボット腕18を回転動作(U軸回転)させ
る。このとき、第1ロボット腕18の回転の動作軸心と
可視レーザビームの光軸が一致していると、光軸調整具
30のターゲット板32の板面に形成されるビームスポ
ットSpは同板面の中心と一致した円を形成して静止し
ているが、不一致の場合にはターゲット板32の板面に
形成されたビームスポットSpは円弧軌跡に沿って移動
する。よって、このような円弧軌跡動作が視認されたと
きは、反射ミラー26、27等を調整してビームスポッ
トSpが静止する状態まで調整する。
【0022】なお、第1ロボット腕18に装着した光軸
調整具30とロボット手首22に装着した光軸調整具3
0において、前者側の光軸調整具30で視認したビーム
スポットが静止状態となっても後者側の光軸調整具30
側で視認されるビームスポットSpが依然として、ロボ
ット手首22の回転に伴って円弧軌跡を辿る状態を持続
している場合は、更に、手首22の反射ミラー28も調
整して手首動作軸心と光軸との一致が得られた状態まで
追い込むように光軸調整作業を続行する。こうして両光
軸調整具30のターゲット板32の板面裏側から視認し
たビームスポットSpの中心が共にターゲット板32の
板面の中央に静止円を形成したとき、レーザロボットの
光軸調整を終了する。なお、ターゲット板32に同心の
スケール円36が設けられていると、ビームスポットS
pの光軸調整度合いの視認が容易になるという利点を有
する。
【0023】上述したレーザロボットの光軸調整方法
は、レーザロボットの製作段階、出荷段階、使用現場へ
の設置段階、使用現場を一位置から他位置へ移動、設置
する場合等に可視レーザビームを用いることにより容易
に実施することができる。従って、例えば、使用現場を
異なる位置へ移動、設置するときには、上述のようにし
て予め移動前にターゲット板32を有した光軸調整具3
0を用いてロボット機体の光軸調整を終了させ、次い
で、同ロボット機体を他の設置場所へ移動して設置した
段階では、光軸調整具30のターゲット板32にレーザ
ビームを照射させ、そのビームスポットがターゲット板
32のスケール円と一致させるように外部レーザビーム
管路とロボット機体10との接続、調整を行うだけでロ
ボット動作軸とレーザビームの光軸との一致を得ること
ができる。従って、煩瑣な光軸調整作業を省略すること
ができる。
【0024】更に、レーザロボットを製作後、出荷段階
で可視レーザビームを使用し、かつ、上述した光軸調整
具30を用いて光軸調整作業を終了させ、ターゲットの
中心をビームスポットに合わせ、光軸調整具を装着した
まま、出荷すれば、使用現場にレーザロボットを設置
し、レーザビームを導入する外部の導管路とロボット機
体とを接続するとき、同光軸調整具30のターゲット板
32の板面へレーザビームスポットを形成してスケール
円36と合致させる作業さえ遂行すれば、反射ミラー2
6等による調整作業を行うことなく、光軸調整作業を終
えることができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、半透明体から成るターゲット板を有した簡単
な光軸調整具を用いるだけでレーザロボットの関節にお
ける動作軸心とレーザビームの光軸とを一致させること
ができ、しかも、ターゲット板に形成されたビームスポ
ットを同ターゲット板の裏側から視認することにより、
光軸の調整度合いを認識することができるので、光軸調
整作業が容易化される。
【0026】又、レーザロボットの出荷時に、この光軸
調整具を使用して光軸調整を終了させておけば、使用現
場にレーザロボットを設置する段階では、実用される外
部レーザビーム管路とロボット機体との接続時にレーザ
ビームのビームスポットが光軸調整具上のターゲット板
面で事前に行った光軸調整時と同じビームスポット状態
を形成させるように接続するだけで光軸調整を達成で
き、レーザロボットの使用現場における設置作業を迅速
に完了させることができる。
【0027】また、同様に、レーザロボットの使用現場
を一位置から他の位置へ移設する場合も、移動前に一
度、光軸調整を完了させておけば、他の位置へ移動設置
したときには、改めて煩瑣な光軸調整作業を行うことな
く、光軸調整を達成することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザロボットの光軸調整方法の
実施例を説明する略示機構図である。
【図2】レーザロボットの機体及びそのロボット機体の
側面に半透明ターゲット面を有した光軸調整装置が取付
けられた状態を示す正面図である。
【図3】図2のA部分を示し、ロボット機体に取付けら
れた光軸調整装置を拡大図示した部分取出し図である。
【図4】図2の4−4矢視線方向から見たロボット手首
に着脱自在に取付られた光軸調整装置を示す部分拡大図
である。
【図5】図4の5ー5線による断面図である。
【符号の説明】
10…ロボット機体 16…ロボット胴 18…第1ロボット腕 20…第2ロボット腕 22…ロボット手首 24…レーザビーム出射装置 26…反射ミラー 27…反射ミラー 28…反射ミラー 30…光軸調整具 32…ターゲット板 36…スケール円 44…ハーフミラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザロボットの関節の動作軸心とロボ
    ット機体内で反射ミラーを経由することにより、進路変
    更されて進行するレーザビームの光軸とを一致させるレ
    ーザロボットの光軸調整方法において、 前記ロボット機体内のレーザビームの進路の相互に離間
    した二位置にビーム分割手段を設けて該レーザビームを
    前記進路を進行する第1のレーザビームとロボット機体
    外部に向かう第2のレーザビームとに分割し、 前記第2のレーザビームを前記ロボット機体に着脱自在
    に取付けた半透明板から成るターゲット面上に投射させ
    てレーザビームスポットを形成させ、 前記ロボットの関節を動作させると共に前記半透明板か
    ら成るターゲット面の裏面側から前記レーザビームスポ
    ットを目視し、 該レーザビームスポットが前記ターゲット面上で略静止
    円を形成するように前記反射ミラーを調整するようにし
    た、ことを特徴とするレーザロボットの光軸調整方法。
  2. 【請求項2】 前記ビーム分割手段が設けられる前記レ
    ーザビームの進路における二位置は、前記レーザビーム
    がロボット機体に導入される導入口に近いレーザビーム
    進路の上流位置と、該レーザビームが前記ロボット機体
    から出射される出射口に近いレーザビーム進路の下流位
    置との二位置であるように設定する請求項1に記載のレ
    ーザロボットの光軸調整方法。
  3. 【請求項3】 前記ロボット機体に着脱自在に取付られ
    る前記半透明板から成るターゲット面に、予め、複数の
    同心円を目盛付けし、 該同心円の最小同心円内に前記レーザビームスポットを
    追い込むように前記反射ミラーを調整する請求項1また
    は2に記載のレーザロボットの光軸調整方法。
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