JPH0520968B2 - - Google Patents
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- JPH0520968B2 JPH0520968B2 JP62138742A JP13874287A JPH0520968B2 JP H0520968 B2 JPH0520968 B2 JP H0520968B2 JP 62138742 A JP62138742 A JP 62138742A JP 13874287 A JP13874287 A JP 13874287A JP H0520968 B2 JPH0520968 B2 JP H0520968B2
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Landscapes
- Processing Of Terminals (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば海洋において利用されるアン
ビリカルケーブルや高圧フレキシブルパイプ等の
長尺体の鎧装線として用いる繊維強化プラスチツ
ク(以下FRPと略称する)線条体、あるいは光
フアイバケーブルのテンシヨンメンバとして用い
るFRP線条体の接続方法に関するものである。
ビリカルケーブルや高圧フレキシブルパイプ等の
長尺体の鎧装線として用いる繊維強化プラスチツ
ク(以下FRPと略称する)線条体、あるいは光
フアイバケーブルのテンシヨンメンバとして用い
るFRP線条体の接続方法に関するものである。
(従来技術)
従来、ケーブル等におけるテンシヨンメンバや
鎧装線としては、鉄線、鋼線等の金属線が使用さ
れており、これらの接続は当該金属線の端部を突
合せ加熱溶融して接続するバツトフユージヨンウ
エルデイングが用いられていた。
鎧装線としては、鉄線、鋼線等の金属線が使用さ
れており、これらの接続は当該金属線の端部を突
合せ加熱溶融して接続するバツトフユージヨンウ
エルデイングが用いられていた。
最近ケーブル等の軽量化をはかるためにテンシ
ヨンメンバやケーブルの鎧装線としてFRP線条
体が用いられるようになつてきた。
ヨンメンバやケーブルの鎧装線としてFRP線条
体が用いられるようになつてきた。
第1図は鎧装線としてFRP線条体を用いたケ
ーブルの一例の横断面図で、1は電力ケーブル、
通信ケーブル等のケーブル本体、2は鎧装線とし
てのFRP線条体で、ガラス繊維、ポリアミド繊
維、カーボン繊維等の無機又は有機繊維の繊維体
に不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリ
コン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸したFRP3の
上に接着防止用の保護層4を設けて構成されてい
る。
ーブルの一例の横断面図で、1は電力ケーブル、
通信ケーブル等のケーブル本体、2は鎧装線とし
てのFRP線条体で、ガラス繊維、ポリアミド繊
維、カーボン繊維等の無機又は有機繊維の繊維体
に不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリ
コン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸したFRP3の
上に接着防止用の保護層4を設けて構成されてい
る。
しかし、このようなケーブルにおいて、現在ま
でのところFRP線条体の径をあまり大きくする
ことなく高張力で接続する方法がなく、長尺のケ
ーブルを製作する際にはこのFRP線条体の単長
により大きな制約を受けていた。
でのところFRP線条体の径をあまり大きくする
ことなく高張力で接続する方法がなく、長尺のケ
ーブルを製作する際にはこのFRP線条体の単長
により大きな制約を受けていた。
即ち、第1図のようなFRP線条体を鎧装線と
して用いたケーブルを製作する場合は、鎧装を施
そうとするケーブルの周囲にFRP線条体の巻か
れたボビンを回転させながらケーブル上にFRP
線条体を巻付けていく方法がとられている。この
際、ケーブル本体については既に工場内での等径
接続技術が確立されているので、いくらでも長尺
のケーブルが製造できるが、FRP線条体につい
ては前記のように径を余り大きくすることなく接
続する方法がないため、一連で製造可能なケーブ
ル長はボビンに巻付けるFRP線条体の長さで決
つてしまうことになる。この場合、大きなボビン
を作つてそこに巻付けるFRP線条体を長くし大
きな、しかも重量の重いボビンをケーブルの周囲
に回転させるため大がかりな設備を使用してい
た。又どうしても接続が必要な場合はFRP線条
体の引留装置を使つた大がかりな接続を行なつて
いた。
して用いたケーブルを製作する場合は、鎧装を施
そうとするケーブルの周囲にFRP線条体の巻か
れたボビンを回転させながらケーブル上にFRP
線条体を巻付けていく方法がとられている。この
際、ケーブル本体については既に工場内での等径
接続技術が確立されているので、いくらでも長尺
のケーブルが製造できるが、FRP線条体につい
ては前記のように径を余り大きくすることなく接
続する方法がないため、一連で製造可能なケーブ
ル長はボビンに巻付けるFRP線条体の長さで決
つてしまうことになる。この場合、大きなボビン
を作つてそこに巻付けるFRP線条体を長くし大
きな、しかも重量の重いボビンをケーブルの周囲
に回転させるため大がかりな設備を使用してい
た。又どうしても接続が必要な場合はFRP線条
体の引留装置を使つた大がかりな接続を行なつて
いた。
(解決しようとする問題点)
上述のように、従来はFRP線条体の径をあま
り大きくすることなく高張力で接続する方法がな
いため、大きな、しかも重量の重いボビンをケー
ブルの周囲に回転させるための大がかりの設備を
必要とし、コスト高になるという問題点があり、
又どうしても接続が必要な場合はFRP線の引留
装置を用いた大がかりな接続を行なつていたが、
これではケーブルの繰り出し、巻き上げ等の取扱
いが不便であるという問題点がある。
り大きくすることなく高張力で接続する方法がな
いため、大きな、しかも重量の重いボビンをケー
ブルの周囲に回転させるための大がかりの設備を
必要とし、コスト高になるという問題点があり、
又どうしても接続が必要な場合はFRP線の引留
装置を用いた大がかりな接続を行なつていたが、
これではケーブルの繰り出し、巻き上げ等の取扱
いが不便であるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上述の問題点を解消し、FRP線条体
の外径に殆んど影響を与えず1本1本を独立して
接続し必要な長尺ケーブルの製造を可能とした
FRP線条体の接続方法を提供するもので、その
特徴は、FRP線条体が未硬化又は半硬化の状態
において、その端部の保護層をそれぞれ除去して
繊維体を露出させ、露出した繊維体上にそれぞれ
2つ割れの外装部を挿通しておき、中央の直線部
と端部に向つて径を縮少した外面テーパ部を具え
た芯部を上記繊維体でそれぞれ覆い、しかる後、
上記2つ割れの外装部を前進させて嵌合すること
により接続することにある。
の外径に殆んど影響を与えず1本1本を独立して
接続し必要な長尺ケーブルの製造を可能とした
FRP線条体の接続方法を提供するもので、その
特徴は、FRP線条体が未硬化又は半硬化の状態
において、その端部の保護層をそれぞれ除去して
繊維体を露出させ、露出した繊維体上にそれぞれ
2つ割れの外装部を挿通しておき、中央の直線部
と端部に向つて径を縮少した外面テーパ部を具え
た芯部を上記繊維体でそれぞれ覆い、しかる後、
上記2つ割れの外装部を前進させて嵌合すること
により接続することにある。
第2図は上記接続具の説明図で、同図イは2つ
割れ外装部の縦断面図、同図ロは芯部の側面図で
ある。
割れ外装部の縦断面図、同図ロは芯部の側面図で
ある。
2つ割れの外装部51,55は、金属又はプラ
スチツク材より成り、それぞれ後端部はその内面
が順次その径を縮小した内面テーパ部52,56
と、相対向する端部は直線状53,57をなし、
しかも一方の直線状端部53は他方の直線状端部
57の外側に嵌合し、両者51,55が一体にな
るように構成されている。上記直線状端部53,
57にはそれぞれピン穴54,58が設けられて
おり、両者の嵌合状態において上記ピン穴54,
58にピン63(第3図ホ参照)を挿入すること
により両者の嵌合状態が固定される。
スチツク材より成り、それぞれ後端部はその内面
が順次その径を縮小した内面テーパ部52,56
と、相対向する端部は直線状53,57をなし、
しかも一方の直線状端部53は他方の直線状端部
57の外側に嵌合し、両者51,55が一体にな
るように構成されている。上記直線状端部53,
57にはそれぞれピン穴54,58が設けられて
おり、両者の嵌合状態において上記ピン穴54,
58にピン63(第3図ホ参照)を挿入すること
により両者の嵌合状態が固定される。
又芯部59は前記2つ割れ外装部51,55と
同様に金属又はプラスチツク材より成り、中央部
には前記2つ割れ外装部51,55の直線状端部
53,57の嵌合状態においてその内部に嵌合す
る直線部62を有し、両端は2つ割れ外装部5
1,55の内面テーパ部52,56の内面にそれ
ぞれ嵌合するように端部に向つて径を縮小した外
面テーパ部60,61を有している。
同様に金属又はプラスチツク材より成り、中央部
には前記2つ割れ外装部51,55の直線状端部
53,57の嵌合状態においてその内部に嵌合す
る直線部62を有し、両端は2つ割れ外装部5
1,55の内面テーパ部52,56の内面にそれ
ぞれ嵌合するように端部に向つて径を縮小した外
面テーパ部60,61を有している。
第3図イ〜ホは本発明の接続方法の具体例の手
順の説明図である。
順の説明図である。
FRP線条体の鎧装工程において、既にケーブ
ル本体1の外周上に巻き付け終つた未硬化又は半
硬化のFRP線状体2aの端部と、次のボビンに
巻回されている未硬化又は半硬化のFRP線状体
2bの端部のそれぞれ保護層4を除去して第3図
イのように繊維体31a,31bを露出させる。
ル本体1の外周上に巻き付け終つた未硬化又は半
硬化のFRP線状体2aの端部と、次のボビンに
巻回されている未硬化又は半硬化のFRP線状体
2bの端部のそれぞれ保護層4を除去して第3図
イのように繊維体31a,31bを露出させる。
ついで、同図ロのように上記露出した繊維体3
1a,31b上にそれぞれ2つ割れ外装部51,
55を挿通しておき、後、芯部59を同図ハのよ
うに一方の繊維体31bの中に突入させ、続いて
同図ニのように他方の繊維体31aの中に突入さ
せて、芯部59を繊維体31a,31bで覆うよ
うにする。しかる後、あらかじめ繊維体31a,
31b上に挿通させておいた2つ割れ外装部5
1,55を前進させて嵌合し、ピン穴54,58
が合致した状態でピン63を挿入して固定し、同
図ホのような接続部を形成する。
1a,31b上にそれぞれ2つ割れ外装部51,
55を挿通しておき、後、芯部59を同図ハのよ
うに一方の繊維体31bの中に突入させ、続いて
同図ニのように他方の繊維体31aの中に突入さ
せて、芯部59を繊維体31a,31bで覆うよ
うにする。しかる後、あらかじめ繊維体31a,
31b上に挿通させておいた2つ割れ外装部5
1,55を前進させて嵌合し、ピン穴54,58
が合致した状態でピン63を挿入して固定し、同
図ホのような接続部を形成する。
この場合、2つ割れ外装部51,55の内面テ
ーパ部52,56と芯部59の外面テーパ部6
0,61により、繊維体31a,31bに引張り
力が大きく働けば働く程、2つ割れ外装部51,
55と芯部59の間隔が縮小され、繊維体31
a,31bはより強く挟み込まれ、より強固に接
続される。
ーパ部52,56と芯部59の外面テーパ部6
0,61により、繊維体31a,31bに引張り
力が大きく働けば働く程、2つ割れ外装部51,
55と芯部59の間隔が縮小され、繊維体31
a,31bはより強く挟み込まれ、より強固に接
続される。
このようにFRP線条体2を鎧装工程において
順次接続していくことにより長尺の鎧装ケーブル
の製造が可能となり、FRP線条体2の鎧装が終
了したケーブルを加熱槽に入れてFRP線条体を
上記接続部を含めて完全に硬化させて第1図のよ
うな鎧装ケーブルを得る。
順次接続していくことにより長尺の鎧装ケーブル
の製造が可能となり、FRP線条体2の鎧装が終
了したケーブルを加熱槽に入れてFRP線条体を
上記接続部を含めて完全に硬化させて第1図のよ
うな鎧装ケーブルを得る。
なお、FRP線条体の接続位置を千鳥状に配置
することにより、鎧装後のケーブル外径が局部的
に大きくなることを防止することができる。
することにより、鎧装後のケーブル外径が局部的
に大きくなることを防止することができる。
(発明の効果)
上述した本発明のFRP線条体の接続方法によ
れば、繊維強化プラスチツク線条体が未硬化又は
半硬化の状態において接続作業を行うので、該繊
維体を芯部の外面テーパ部に均等に広げることが
できるため、接続部に均等な力が加わると共に、
FRP線条体に引張り力が作用するとより接続部
の強度が高められるという利点を有する。
れば、繊維強化プラスチツク線条体が未硬化又は
半硬化の状態において接続作業を行うので、該繊
維体を芯部の外面テーパ部に均等に広げることが
できるため、接続部に均等な力が加わると共に、
FRP線条体に引張り力が作用するとより接続部
の強度が高められるという利点を有する。
本発明のこのような接続方法によりテンシヨン
メンバ及び鎧装線としてのFRP線条体の容易な
接続方法が確立し、サプライホビンに巻付ける
FRP線条体の長さに関係なく長尺のケーブルの
製造が可能となる。特に本発明は例えば海中で使
用される水中作動機器を海上から遠隔操作するた
めのアンビリカルケーブル等に好適である。
メンバ及び鎧装線としてのFRP線条体の容易な
接続方法が確立し、サプライホビンに巻付ける
FRP線条体の長さに関係なく長尺のケーブルの
製造が可能となる。特に本発明は例えば海中で使
用される水中作動機器を海上から遠隔操作するた
めのアンビリカルケーブル等に好適である。
第1図は鎧装線としてFRP線条体を用いたケ
ーブルの一例の横断面図である。第2図は本発明
の接続方法に用いる接続具の説明図で、同図イは
2つ割れ外装部の縦断面図、同図ロは芯部の側面
図である。第3図イ〜ホは本発明の接続方法の具
体例の手順の説明図である。 1……ケーブル本体、2,2a,2b……
FRP線条体、3……FRP、4……保護層、31
a,31b……繊維体、51,55……2つ割れ
外装部、52,56……内面テーパ部、53,5
7……直線状端部、54,58……ピン穴、59
……芯部、60,61……外面テーパ部、62…
…直線部、63……ピン。
ーブルの一例の横断面図である。第2図は本発明
の接続方法に用いる接続具の説明図で、同図イは
2つ割れ外装部の縦断面図、同図ロは芯部の側面
図である。第3図イ〜ホは本発明の接続方法の具
体例の手順の説明図である。 1……ケーブル本体、2,2a,2b……
FRP線条体、3……FRP、4……保護層、31
a,31b……繊維体、51,55……2つ割れ
外装部、52,56……内面テーパ部、53,5
7……直線状端部、54,58……ピン穴、59
……芯部、60,61……外面テーパ部、62…
…直線部、63……ピン。
Claims (1)
- 1 繊維強化プラスチツク線条体が未硬化又は半
硬化の状態において、その端部の保護層をそれぞ
れ除去して繊維体を露出させ、露出した繊維体上
にそれぞれ2つ割れの外装部を挿通しておき、中
央の直線部と端部に向つて径を縮少した外面テー
パ部を具えた芯部を上記繊維体でそれぞれ覆い、
しかる後、上記2つ割れの外装部を前進させて嵌
合することにより接続することを特徴とする繊維
強化プラスチツク線条体の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13874287A JPS648810A (en) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | Connecting method for fiber-reinforced plastic strand |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13874287A JPS648810A (en) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | Connecting method for fiber-reinforced plastic strand |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS648810A JPS648810A (en) | 1989-01-12 |
JPH0520968B2 true JPH0520968B2 (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=15229112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13874287A Granted JPS648810A (en) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | Connecting method for fiber-reinforced plastic strand |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS648810A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5322785U (ja) * | 1976-08-03 | 1978-02-25 |
-
1987
- 1987-06-01 JP JP13874287A patent/JPS648810A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5322785U (ja) * | 1976-08-03 | 1978-02-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS648810A (en) | 1989-01-12 |
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