JPH0520944A - 発泡絶縁電線の製造方法 - Google Patents
発泡絶縁電線の製造方法Info
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- JPH0520944A JPH0520944A JP3196148A JP19614891A JPH0520944A JP H0520944 A JPH0520944 A JP H0520944A JP 3196148 A JP3196148 A JP 3196148A JP 19614891 A JP19614891 A JP 19614891A JP H0520944 A JPH0520944 A JP H0520944A
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- B29C48/14—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the particular extruding conditions, e.g. in a modified atmosphere or by using vibration
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- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡時の外圧を制御することにより、安定し
た高発泡率の発泡絶縁電線を製造する。 【構成】 クロスヘッド16内において、発泡樹脂12
を芯線14上に押出被覆する。固定ボルト44によりダ
イス押え42に取付けられた密閉加圧ケース20を設
け、この密閉加圧ケース20内に、発泡を開始した発泡
樹脂電線24を通過させる。密閉加圧ケース20内の圧
力は、大気圧を越える値に設定され、圧力調整ユニット
52により制御される。密閉加圧ケース内には、発泡樹
脂12の静電容量により応じて移動する移動式冷却水槽
18が設けられ、この移動式冷却水槽18により発泡樹
脂電線24を冷却する。
た高発泡率の発泡絶縁電線を製造する。 【構成】 クロスヘッド16内において、発泡樹脂12
を芯線14上に押出被覆する。固定ボルト44によりダ
イス押え42に取付けられた密閉加圧ケース20を設
け、この密閉加圧ケース20内に、発泡を開始した発泡
樹脂電線24を通過させる。密閉加圧ケース20内の圧
力は、大気圧を越える値に設定され、圧力調整ユニット
52により制御される。密閉加圧ケース内には、発泡樹
脂12の静電容量により応じて移動する移動式冷却水槽
18が設けられ、この移動式冷却水槽18により発泡樹
脂電線24を冷却する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の高速
情報伝送路等として使用される発泡絶縁電線の製造方法
の改良に関するものである。
情報伝送路等として使用される発泡絶縁電線の製造方法
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年において、例えば、コンピユータ等
の情報伝送路として用いられる発泡絶縁電線は、情報を
高速で大量に処理するため誘電率を小さくする必要か
ら、高い発泡率が要求されている。とりわけ、ポリエチ
レンやテフロン等発泡樹脂として用いられる材料の種類
が豊富となった今日においては、安定した発泡、製造方
法が要求されている。このように、安定した高発泡率の
絶縁層を形成するためには、一般に、気泡を均一かつ適
切な大きさに調整し、更に気泡と気泡の間のプラスチッ
ク殻を薄くしなければならない。すなわち、(1)発泡
樹脂を押出機内において均一に拡散させること、及び
(2)発泡樹脂が押出ダイスから大気中に出る際に樹脂
温度を低くしてプラスチック殻の強度を向上させること
が重要である。
の情報伝送路として用いられる発泡絶縁電線は、情報を
高速で大量に処理するため誘電率を小さくする必要か
ら、高い発泡率が要求されている。とりわけ、ポリエチ
レンやテフロン等発泡樹脂として用いられる材料の種類
が豊富となった今日においては、安定した発泡、製造方
法が要求されている。このように、安定した高発泡率の
絶縁層を形成するためには、一般に、気泡を均一かつ適
切な大きさに調整し、更に気泡と気泡の間のプラスチッ
ク殻を薄くしなければならない。すなわち、(1)発泡
樹脂を押出機内において均一に拡散させること、及び
(2)発泡樹脂が押出ダイスから大気中に出る際に樹脂
温度を低くしてプラスチック殻の強度を向上させること
が重要である。
【0003】このうち、(1)発泡樹脂を均一に拡散さ
せることは、押出機内で絶縁材の練りを向上させること
等により解決が図られている。一方、(2)樹脂温度を
低くするためには、発泡樹脂を均一に混練したり、発泡
用ガスの注入等のため一度高くした樹脂温度を、その後
発泡樹脂がクロスヘッドに至る過程で下げて行かなけれ
ばならず、具体的には、(a)シリンダー長さ(L)/
シリンダー内径の(D)の大きい押出機を用いる方法、
(b)被覆材用ペレット中で予め発泡樹脂を混練させて
おく方法、(c)ガス注入用として第1段押出機を用
い、そして樹脂冷却用の押出機としての第2段押出機を
用いた2ステージ押出方法が実施されている。また、樹
脂の内部温度を均一にするためには、スタテックミキサ
ーを押出機とクロスヘッドの間に装着する方法が知られ
ている。これらの方法の他、樹脂温度を下げ安定した発
泡を得るために、従来は、図2に示すように、発泡樹脂
12を押出機内において芯線14上に被覆した後、押出
ダイス26内の圧力から大気圧中に解放されて、その圧
力差により発泡を開始した発泡樹脂12を、発泡樹脂1
2のキャパシタンスを測定するキャパシタンスモニター
38により位置制御された移動式冷却水槽18に通過さ
せて冷却することにより、気泡40が過剰に成長するの
を防止する方法が用いられていた。
せることは、押出機内で絶縁材の練りを向上させること
等により解決が図られている。一方、(2)樹脂温度を
低くするためには、発泡樹脂を均一に混練したり、発泡
用ガスの注入等のため一度高くした樹脂温度を、その後
発泡樹脂がクロスヘッドに至る過程で下げて行かなけれ
ばならず、具体的には、(a)シリンダー長さ(L)/
シリンダー内径の(D)の大きい押出機を用いる方法、
(b)被覆材用ペレット中で予め発泡樹脂を混練させて
おく方法、(c)ガス注入用として第1段押出機を用
い、そして樹脂冷却用の押出機としての第2段押出機を
用いた2ステージ押出方法が実施されている。また、樹
脂の内部温度を均一にするためには、スタテックミキサ
ーを押出機とクロスヘッドの間に装着する方法が知られ
ている。これらの方法の他、樹脂温度を下げ安定した発
泡を得るために、従来は、図2に示すように、発泡樹脂
12を押出機内において芯線14上に被覆した後、押出
ダイス26内の圧力から大気圧中に解放されて、その圧
力差により発泡を開始した発泡樹脂12を、発泡樹脂1
2のキャパシタンスを測定するキャパシタンスモニター
38により位置制御された移動式冷却水槽18に通過さ
せて冷却することにより、気泡40が過剰に成長するの
を防止する方法が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一度高
くした樹脂温度を、短い時間で低くかつ均一にすること
は容易ではなく、実際には、樹脂温度にはかなりのばら
つきがあり、不均一であったため、十分に安定した発泡
を得ることができなかった。
くした樹脂温度を、短い時間で低くかつ均一にすること
は容易ではなく、実際には、樹脂温度にはかなりのばら
つきがあり、不均一であったため、十分に安定した発泡
を得ることができなかった。
【0005】上記問題に鑑み、本発明の目的は、外気圧
を制御することにより、高くて安定した発泡率の絶縁層
を形成することができる発泡絶縁電線の製造方法を提供
することにある。
を制御することにより、高くて安定した発泡率の絶縁層
を形成することができる発泡絶縁電線の製造方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決する1つの手段として、クロスヘッドを経て芯線上
に発泡樹脂を押出被覆した後、移動式冷却水槽により発
砲絶縁電線を冷却する発泡絶縁電線の製造方法におい
て、クロスヘッドから芯線が供給された直後から発泡が
安定するまでの間の空間に移動式冷却水槽を包囲する密
閉外圧ケースを設け、この密閉外圧ケース内の圧力を大
気圧を越える圧力に設定し、発泡樹脂電線のキャパシタ
ンスを検出してこのキャパシタンスに応じて密閉外圧ケ
ース内での移動式冷却水槽の位置を制御することを特徴
とする発泡絶縁電線の製造方法を提供するものである。
解決する1つの手段として、クロスヘッドを経て芯線上
に発泡樹脂を押出被覆した後、移動式冷却水槽により発
砲絶縁電線を冷却する発泡絶縁電線の製造方法におい
て、クロスヘッドから芯線が供給された直後から発泡が
安定するまでの間の空間に移動式冷却水槽を包囲する密
閉外圧ケースを設け、この密閉外圧ケース内の圧力を大
気圧を越える圧力に設定し、発泡樹脂電線のキャパシタ
ンスを検出してこのキャパシタンスに応じて密閉外圧ケ
ース内での移動式冷却水槽の位置を制御することを特徴
とする発泡絶縁電線の製造方法を提供するものである。
【0007】本発明は、上記の課題を解決する他の手段
として、クロスヘッドを経て芯線上に発泡樹脂を押出被
覆した後、移動式冷却水槽により発砲絶縁電線を冷却す
る発泡絶縁電線の製造方法において、クロスヘッドから
芯線が供給された直後から発泡が安定するまでの間の空
間を移動式冷却水槽を包囲する密閉外圧ケースを設け、
この密閉外圧ケース内の圧力を大気圧を越える圧力に設
定し、発泡樹脂電線のキャパシタンスを検出してこのキ
ャパシタンスに応じて密閉外圧ケース内での移動式冷却
水槽の位置及び密閉加圧ケース内の圧力を制御すること
を特徴とする発泡絶縁電線の製造方法を提供するもので
ある。
として、クロスヘッドを経て芯線上に発泡樹脂を押出被
覆した後、移動式冷却水槽により発砲絶縁電線を冷却す
る発泡絶縁電線の製造方法において、クロスヘッドから
芯線が供給された直後から発泡が安定するまでの間の空
間を移動式冷却水槽を包囲する密閉外圧ケースを設け、
この密閉外圧ケース内の圧力を大気圧を越える圧力に設
定し、発泡樹脂電線のキャパシタンスを検出してこのキ
ャパシタンスに応じて密閉外圧ケース内での移動式冷却
水槽の位置及び密閉加圧ケース内の圧力を制御すること
を特徴とする発泡絶縁電線の製造方法を提供するもので
ある。
【0008】
【作用】このように、密閉加圧ケースを設け、発泡時の
外圧を高くすると、発泡時の発泡圧と外圧との差が小さ
くなるため、押出被覆直後の過剰発泡を防止できる。と
りわけ、発泡率の変動に応じて変化する発泡絶縁電線の
キャパシタンスを検出して、このキャパシタンスの検出
値に応じて冷却水槽の位置及び密閉外圧ケース内の圧力
すなわち発泡時の外圧を調整することができるため、最
適な発泡率を安定して得ることができる。
外圧を高くすると、発泡時の発泡圧と外圧との差が小さ
くなるため、押出被覆直後の過剰発泡を防止できる。と
りわけ、発泡率の変動に応じて変化する発泡絶縁電線の
キャパシタンスを検出して、このキャパシタンスの検出
値に応じて冷却水槽の位置及び密閉外圧ケース内の圧力
すなわち発泡時の外圧を調整することができるため、最
適な発泡率を安定して得ることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、第1図は本発明の発泡絶縁電線の製造方法に用い
る製造装置10を示し、この発泡絶縁電線の製造装置1
0は、図示しない押出機本体と、この押出機本体から供
給される発泡樹脂12を芯線14に被覆するクロスヘッ
ド16と、クロスヘッド16内で芯線14に被覆された
発泡樹脂12を冷却する移動式冷却水槽18と、密閉外
圧ケース20とから成っている。
ると、第1図は本発明の発泡絶縁電線の製造方法に用い
る製造装置10を示し、この発泡絶縁電線の製造装置1
0は、図示しない押出機本体と、この押出機本体から供
給される発泡樹脂12を芯線14に被覆するクロスヘッ
ド16と、クロスヘッド16内で芯線14に被覆された
発泡樹脂12を冷却する移動式冷却水槽18と、密閉外
圧ケース20とから成っている。
【0010】発泡樹脂12は、化学発泡剤若しくはガス
発泡剤を単独で、又は両者を混練することにより形成さ
れ、押出機本体の圧力により、ネックフランジ22を通
過してクロスヘッド16内に供給される。
発泡剤を単独で、又は両者を混練することにより形成さ
れ、押出機本体の圧力により、ネックフランジ22を通
過してクロスヘッド16内に供給される。
【0011】クロスヘッド16は、芯線14を発泡樹脂
12と共に貫通させて発泡絶縁電線24を形成する押出
ダイス26と、芯線14を案内するニップル28と、押
出機本体から発泡樹脂12を受ける樹脂通路30とから
成っている。
12と共に貫通させて発泡絶縁電線24を形成する押出
ダイス26と、芯線14を案内するニップル28と、押
出機本体から発泡樹脂12を受ける樹脂通路30とから
成っている。
【0012】移動式冷却水槽18は、図1に示すよう
に、クロスヘッド16から供給された発泡樹脂電線24
を冷却する冷却水32が充填され、密閉加圧ケース20
内に設置されたレール34上を、図示しないサーボモー
ターに制御されて回転する車輪36により移動する。移
動式冷却水槽18は、ライン上に設置されたキャパシタ
ンスモニター38により発泡樹脂12のキャパシタンス
を検出し、気泡40の大きさを調整するように、このキ
ャパシタンスの検出値に応じて初期冷却位置が制御され
ている。なお、移動式冷却水槽18には、図1に示すよ
うに、給水ユニット41が取付けられている。
に、クロスヘッド16から供給された発泡樹脂電線24
を冷却する冷却水32が充填され、密閉加圧ケース20
内に設置されたレール34上を、図示しないサーボモー
ターに制御されて回転する車輪36により移動する。移
動式冷却水槽18は、ライン上に設置されたキャパシタ
ンスモニター38により発泡樹脂12のキャパシタンス
を検出し、気泡40の大きさを調整するように、このキ
ャパシタンスの検出値に応じて初期冷却位置が制御され
ている。なお、移動式冷却水槽18には、図1に示すよ
うに、給水ユニット41が取付けられている。
【0013】密閉加圧ケース20は、図1に示すよう
に、クロスヘッド16から芯線14が供給された直後か
ら発泡が安定するまでの間の空間に、移動式冷却水槽1
8を包囲するように設置される。具体的には、密閉加圧
ケース20は、図1に示すように、一端が押出ダイス2
6の先端に設けられたダイス押え42に固定ボルト44
により固定され、また、他端において、エンドシールパ
ッキン46が取付けられ、発泡絶縁電線24がクロスヘ
ッド16を出た直後から発泡が安定するまでの間の距離
において、加圧を可能とすると共に圧力が漏れない構造
とする。
に、クロスヘッド16から芯線14が供給された直後か
ら発泡が安定するまでの間の空間に、移動式冷却水槽1
8を包囲するように設置される。具体的には、密閉加圧
ケース20は、図1に示すように、一端が押出ダイス2
6の先端に設けられたダイス押え42に固定ボルト44
により固定され、また、他端において、エンドシールパ
ッキン46が取付けられ、発泡絶縁電線24がクロスヘ
ッド16を出た直後から発泡が安定するまでの間の距離
において、加圧を可能とすると共に圧力が漏れない構造
とする。
【0014】密閉加圧ケース20は、図1に示すよう
に、密閉加圧ケース20内の圧力を検出する圧力測定器
48が取付けられ、また、加圧パイプ50により接続さ
れた圧力調整ユニット52を介して圧力ガス発圧装置
(図示せず)により加圧されている。この場合の加圧値
は、単に大気圧を越える値に設定してもよいが、発泡樹
脂12のキャパシタンスに応じて移動する移動式冷却水
槽18の移動位置を検出する水槽移動位置検出器(図示
せず)により検出された移動式冷却水槽18の位置に応
じて設定してもよい。すなわち、移動式水槽18が、ク
ロスヘッド16に近づく場合は、過発泡の場合であるか
ら、圧力調整ユニット52により、密閉加圧ケース20
内の圧力を加圧し、発泡を抑制し、逆に、冷却水槽18
が、クロスヘッド16から遠ざかる場合は、充分な発泡
が得られていない場合であるから、減圧して発泡を促す
よう、加圧値を設定する。
に、密閉加圧ケース20内の圧力を検出する圧力測定器
48が取付けられ、また、加圧パイプ50により接続さ
れた圧力調整ユニット52を介して圧力ガス発圧装置
(図示せず)により加圧されている。この場合の加圧値
は、単に大気圧を越える値に設定してもよいが、発泡樹
脂12のキャパシタンスに応じて移動する移動式冷却水
槽18の移動位置を検出する水槽移動位置検出器(図示
せず)により検出された移動式冷却水槽18の位置に応
じて設定してもよい。すなわち、移動式水槽18が、ク
ロスヘッド16に近づく場合は、過発泡の場合であるか
ら、圧力調整ユニット52により、密閉加圧ケース20
内の圧力を加圧し、発泡を抑制し、逆に、冷却水槽18
が、クロスヘッド16から遠ざかる場合は、充分な発泡
が得られていない場合であるから、減圧して発泡を促す
よう、加圧値を設定する。
【0015】次に、本発明の発泡絶縁電線の製造方法の
実施状態を説明すると、発泡樹脂12を、図示しない押
出機本体からネックフランジ22を介して、クロスヘッ
ド16内に供給し、この発泡樹脂12を、ニップル28
により案内された芯線14上に押出ダイス26により被
覆する。その後、クロスヘッド16から供給された発泡
絶縁電線24は、圧力の解放により、発泡を開始する。
実施状態を説明すると、発泡樹脂12を、図示しない押
出機本体からネックフランジ22を介して、クロスヘッ
ド16内に供給し、この発泡樹脂12を、ニップル28
により案内された芯線14上に押出ダイス26により被
覆する。その後、クロスヘッド16から供給された発泡
絶縁電線24は、圧力の解放により、発泡を開始する。
【0016】この場合、発泡樹脂12のキャパシタンス
をキャパシタンスモニター38により検出し、この検出
値に応じて、移動式冷却水槽18の初期冷却位置を規制
し、発泡樹脂12を冷却し、気泡40の大きさを制御す
る。
をキャパシタンスモニター38により検出し、この検出
値に応じて、移動式冷却水槽18の初期冷却位置を規制
し、発泡樹脂12を冷却し、気泡40の大きさを制御す
る。
【0017】さらに、密閉加圧ケース20内の圧力を大
気圧よりも高い値に設定しおく。このように外気圧を高
めておくことにより、押出被覆直後の過発泡を防止する
ことができ、もって、高発泡を安定して得ることができ
る。
気圧よりも高い値に設定しおく。このように外気圧を高
めておくことにより、押出被覆直後の過発泡を防止する
ことができ、もって、高発泡を安定して得ることができ
る。
【0018】また、密閉外圧ケース20内の圧力を単に
大気圧よりも高い値に設定するだけではなく、図1に示
すように、圧力調整ユニット52を設けて密閉加圧ケー
ス20内の圧力を制御して、発泡樹脂12の発泡率を調
整してもよい。すなわち、移動位置検出器(図示せず)
により検出された移動式冷却水槽18の位置が、クロス
ヘッド16に近づいている場合、一定の位置を越える
と、密閉加圧ケース20内の圧力は、圧力調整ユニット
52により加圧されて、発泡が規制され、逆に、移動式
冷却水槽18が、クロスヘッド16から極端に遠ざかっ
ていれば、減圧して、発泡を促進する。これにより、安
定した高発泡率の発泡絶縁電線24を製造することがで
きる。
大気圧よりも高い値に設定するだけではなく、図1に示
すように、圧力調整ユニット52を設けて密閉加圧ケー
ス20内の圧力を制御して、発泡樹脂12の発泡率を調
整してもよい。すなわち、移動位置検出器(図示せず)
により検出された移動式冷却水槽18の位置が、クロス
ヘッド16に近づいている場合、一定の位置を越える
と、密閉加圧ケース20内の圧力は、圧力調整ユニット
52により加圧されて、発泡が規制され、逆に、移動式
冷却水槽18が、クロスヘッド16から極端に遠ざかっ
ていれば、減圧して、発泡を促進する。これにより、安
定した高発泡率の発泡絶縁電線24を製造することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、密閉加
圧ケースを設け、発泡時の外圧を高くすることができる
ので、押出被覆直後の発泡圧と外圧との差を小さくする
ことができる。そのため、高発泡を安定して得ることが
でき、とりわけ、発泡率の変動に応じて変化する発泡絶
縁電線のキャパシタンスを検出して、このキャパシタン
スの検出値に応じて冷却水槽の位置及び密閉外圧ケース
内の圧力すなわち発泡時の外圧P2 を調整することがで
きるため、最適な発泡率を得ることができる、高く安定
した発泡率の絶縁層を形成することができる実益があ
る。
圧ケースを設け、発泡時の外圧を高くすることができる
ので、押出被覆直後の発泡圧と外圧との差を小さくする
ことができる。そのため、高発泡を安定して得ることが
でき、とりわけ、発泡率の変動に応じて変化する発泡絶
縁電線のキャパシタンスを検出して、このキャパシタン
スの検出値に応じて冷却水槽の位置及び密閉外圧ケース
内の圧力すなわち発泡時の外圧P2 を調整することがで
きるため、最適な発泡率を得ることができる、高く安定
した発泡率の絶縁層を形成することができる実益があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発泡絶縁電線の製造方法に用いられ
る製造装置の断面図である。
る製造装置の断面図である。
【図2】 従来の発泡絶縁電線の製造方法に用いられる
製造装置の断面図である。
製造装置の断面図である。
10 発泡絶縁電線の製造装置
12 発泡樹脂
14 芯線
16 クロスヘッド
18 移動式冷却水槽
20 密閉加圧ケース
24 発泡絶縁電線
26 押出ダイス
28 ニップル
34 レール
36 車輪
38 キャパシタンスモニター
40 気泡
42 ダイス押え
44 固定ボルト
46 エンドシールパッキン
52 圧力調整ユニット
Claims (2)
- 【請求項1】 クロスヘッドを経て芯線上に発泡樹脂を
押出被覆した後、移動式冷却水槽により発砲絶縁電線を
冷却する発泡絶縁電線の製造方法において、前記クロス
ヘッドから芯線が供給された直後から発泡が安定するま
での間の空間に前記移動式冷却水槽を包囲する密閉外圧
ケースを設け、前記密閉外圧ケース内の圧力を大気圧を
越える圧力に設定し、前記発泡樹脂電線のキャパシタン
スを検出して前記キャパシタンスに応じて前記密閉外圧
ケース内での移動式冷却水槽の位置を制御することを特
徴とする発泡絶縁電線の製造方法。 - 【請求項2】 前記発泡樹脂電線のキャパシタンスを検
出して前記キャパシタンスに応じて前記密閉加圧ケース
内の圧力を制御することを特徴とする請求項1の発泡絶
縁電線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196148A JPH0520944A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 発泡絶縁電線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196148A JPH0520944A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 発泡絶縁電線の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520944A true JPH0520944A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=16353019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3196148A Pending JPH0520944A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 発泡絶縁電線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520944A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2010095336A1 (ja) * | 2009-02-17 | 2010-08-26 | 宇部日東化成株式会社 | 差動伝送ケーブル用中空コア体の製造方法及び製造装置 |
KR20200142481A (ko) * | 2020-12-01 | 2020-12-22 | 주식회사 태강쓰리디 | 3d 프린터용 필라멘트의 직경 변화 자동 제어 장치 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP3196148A patent/JPH0520944A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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