JPH03210708A - 発泡絶縁電線の製造方法 - Google Patents

発泡絶縁電線の製造方法

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JPH03210708A
JPH03210708A JP2005568A JP556890A JPH03210708A JP H03210708 A JPH03210708 A JP H03210708A JP 2005568 A JP2005568 A JP 2005568A JP 556890 A JP556890 A JP 556890A JP H03210708 A JPH03210708 A JP H03210708A
Authority
JP
Japan
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water
extruder
resin
foaming agent
hopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP2005568A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Komatsuda
小松田 広明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03210708A publication Critical patent/JPH03210708A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は少量の水の安定注入を可能にした水を使用した
発泡絶縁電線の製造方法に関する。
「従来の技術」 従来、中心導体の周囲に発泡層を設けてなる発泡絶縁電
線の周囲にシールドを設けて線間の静電容量を低く設定
するようにした同軸ケーブルがあり、このような同軸ケ
ーブルにあっては、通信の高速化、高密度化に伴ない、
高周波信号に対する損失のさらに少ない高発泡度の発泡
絶縁電線の開発が望まれている。
このような同軸ケーブルの一部をなす発泡絶縁電線を製
造する技術の一例として、特願平1−212381号に
みられる方法が提案されている。
この方法は、発泡性樹脂を中心導体の表面に押出被覆し
てなる発泡絶縁電線の製造方法において、化学発泡剤が
混合された樹脂材料を押出機中で水の沸点以上で化学発
泡剤の分解点以下の温度に加熱しつつ該樹脂材料に水を
混合させるとともに、この混合箇所と押出ヘッド七の間
の区間で化学発泡剤の分解温度以上に樹脂材料を加熱す
るようにしており、樹脂中に注入された水は、押出機中
で、水蒸気となって膨張しないよう高圧に保持され、さ
らに注入箇所と押出ヘッドとの間の区間で化学発泡剤の
分解温度以上に加熱されることにより化学発泡剤が分解
し、樹脂は押出ヘッドの成形ダイから大気中に押出され
ることによって減圧され、分解ガスは発泡し、同時に水
も水蒸気となって膨張する。この時、水の膨張によって
気化熱が奪われ、泡が均一化して発泡度が高められるよ
うになっている。なお、前記水の量は使用樹脂の0.3
〜4.0重量%程度であり、この水をポンプで樹脂中に
注入している。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、前記発泡絶縁電線の製造方法においては、注
入する水の量が微量であるためにこの水の安定した注入
が困難であるという問題があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、微量の水を
安定して樹脂内に注入することができ、高発泡の絶縁電
線を製造することができる発泡絶縁電線の製造方法を提
供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明は、発泡剤として水を
用い、発泡性樹脂を中心導体の表面に押出被覆してなる
発泡絶縁電線の製造方法において、熱分解により気体を
発生する高吸水性の化学発泡剤に予め所定量の水を吸収
させておき、押出機に気密に設けられたホッパの内圧を
前記押出機の内圧より高圧とし、前記化学発泡剤中の水
が前記ホッパに逃げるのを阻止すると共に押出機内で水
が気化するのを阻止して前記吸水した化学発泡剤が混合
された樹脂材料を前記押出機中で水の沸点以下でかつ化
学発泡剤の分解点以下の温度に加熱しつつ混合させ、こ
の混合箇所と押出ヘッドとの間の区間で前記化学発泡剤
の分解温度以上に樹脂材料を加熱している。
「作用」 前記構成によれば、熱分解により気体を発生する高吸水
性の化学発泡剤に予め所定量の水を吸収させているので
、微量の水を安定して樹脂内に注入することが可能とな
り、ホッパの内圧を押出機の内圧より高圧としたので、
押出機中の吸水した化学発泡剤中の水がホッパに逃げる
のを阻止すると共に押出機内で水が気化するのを阻止し
て押出機中で樹脂と化学発泡剤とを均一に混合し、この
混合部から押出機のダイまでの間で発泡剤の分解温度以
上に加熱され、この加熱に伴い、混入された水から発生
した水蒸気、および発泡剤から発生するガスにより樹脂
が高発泡度に発泡され、これにより高発泡絶縁電線を生
産することが可能となる。
「実施例」 以下、図面を養魚して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明方法の実施に用いられる発泡絶縁電線の
被覆装置を示すものである。
符号1は中心導体であって、この中心導体1は、巻き出
し機から送り出された後、押出機2の押出ヘッド3に送
り込まれて発泡樹脂4が被覆され、さらに、冷却槽5に
おいて水浴により冷却された後、巻き取られるようにな
っている。
前記押出機2は2段構成とされ、ホッパ6に投入された
原料ベレットを第1段押出機構7へ送り込んで加熱混合
しつつ第2段押出機構8に送り込んでさらに加熱した後
、押出ヘッド3へ供給する構成となっている。なお、9
はスクリューフィーダである。
前記原料ペレットには、加熱によって分解してガスを発
生する化学発泡剤として、0.3〜1.0重量%程度の
吸水性を有する後記する核剤が添加されており、この核
剤には予め必要量の水、即ち使用樹脂の0.3〜4.0
重量%の水を吸収させておく。
従って、前記吸水性を有する核剤の水の含有率は100
〜400%以上でなくてはならない。
この条件を満たす核剤となり得る物質としてはゼオライ
ト、シリカゲル、モレキュラーシーブ。
活性炭等があり、これらが前記核剤として用いられ、上
述の必要量の水を吸水させた核剤を予め使用樹脂に混ぜ
ておくことにより必要量の水を一定して得ることができ
る。
なお、核剤はベレット状の樹脂に比べて小さいため、樹
脂の隙間を通って均一にまぜることができる。
また、樹脂が供給されるホッパ6の内圧は予め第1段押
出機構7の樹脂入口より高圧(10気圧程度)にしてお
く。これにより、核剤に吸収されり水力押出ダイスに到
達するまでにホッパ6側に逃げることがなく、かつ水の
沸点が上がる(10気圧において水の沸点は160’C
)ので、前記核剤中の水は気化することなく押出ダイス
に到達することができ、樹脂は十分な発泡剤としての水
を得て、高発泡し、その結果高発泡の絶縁電線を製造す
ることができる。
前記第1段押出機構7内では、該第1段押出機構7内の
樹脂が、該押出機構7内部の圧力下における水の沸点以
下でかつ前記発泡剤分解(発泡)温度以下の温度で加熱
混合される。また前記第1段押出機構7内で加熱混合さ
れている樹脂材料には、前記化学発泡剤に吸水されてお
り樹脂材料の0.3〜4.0重量%程度量の水が混入さ
れており、この水は第1段押出機構7内がこの中の水の
沸点以下であることにより、液体のままで樹脂材料に混
合される。核剤はペレット状の樹脂に比べて小さいため
、樹脂の隙間を通って均一にまぜることができる。この
樹脂材料中の水は、樹脂材料に混合されて均一に分散し
ている発泡剤により、樹脂材料中に均一に分散される。
さらに、第1段押出機構7において所定量の水が混入さ
れた樹脂材料は、第2段押出機8に送り込まれて前記発
泡剤の分解(発泡)温度以上に加熱され、押出ヘッド3
によって中心導体1の周囲に被覆された後、この加熱に
伴い、混入された水から発生した水蒸気、および発泡剤
から発生するガスにより 高発泡度に発泡される。
以上のようにして製造された発泡絶縁電線の気泡中には
、温度の低下にともない、発泡に用いられた蒸気が復水
することによりよって水が発生し、この水は、誘電率が
高いため発泡絶縁電線の低容量性を損なうことになるか
ら、前記工程を経て一旦製造された発泡絶縁電線に真空
乾燥あるいは通電加熱による乾燥などの処理を施すこと
が望ましい。そして、所定の処理を経た発泡絶縁電線に
例えば編組線などを被せることにより、所望の低容量性
を持った同軸ケーブルを得ることができる。
なお、発泡絶縁電線の製造工程にあっては、必要に応じ
て、発泡樹脂被覆前の中心導体の周囲に内層としての樹
脂を被覆し、あるいは、発泡樹脂被覆後に発泡層を覆っ
て外層としての樹脂を被覆してもよいのはもちろんであ
る。
また、発泡性樹脂材料中に、前記核剤の他、発泡核剤と
してタルク等を混合すること、あるいは、水の分散を容
易にすべく親水性物質を混合することも有効である。
なお、前記核剤は樹脂と混合する直前まで恒温槽に入れ
ておくことによりその吸水率を一定に保つことができる
また、前記吸水させた核剤は押出直前に樹脂にまぶして
使用するのが好ましい。
「発明の効果」 本発明によれば、発泡剤として水を用い、発泡性樹脂を
中心導体の表面に押出被覆してなる発泡絶縁電線の製造
方法において、熱分解により気体を発生する高吸水性の
化学発泡剤に予め所定量の水を吸収させておき、押出機
に気密に設けられたホッパの内圧を前記押出機の内圧よ
り高圧とし、前記化学発泡剤中の水が前記ホッパに逃げ
るのを阻止すると共に押出機内で水が気化するのを阻止
して前記吸水した化学発泡剤が混合された樹脂材料を前
記押出機中で水の沸点以下でかつ化学発泡剤の分解点以
下の温度に加熱しつつ混合させ、この混合箇所と押出ヘ
ッドとの間の区間で前記化学発泡剤の分解温度以上に樹
脂材料を加熱するようにしたので、微量の水を安定して
樹脂内に注入することができ、注入した水が押出機から
ホッパ側へ逃げるのを阻止することができ、押出機中で
水が水蒸気となって膨張しないよう高圧に保持され水の
沸点が上がり気化せず液状を保持して押出機のダイまで
到達させることができ、これにより高発泡絶縁電線を生
産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の発泡絶縁電線の製造方法の実施に適用さ
れる被覆装置の側面図である。 1・・・・・・中心導体、2・・・・・・押出機、3・
・・・・・押出ヘッド、4・・・・発泡樹脂、6・・・
・・・ホッパ 7・・・・・・第1段押出機構、8・・
・・・・第2段押出機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  発泡剤として水を用い、発泡性樹脂を中心導体の表面
    に押出被覆してなる発泡絶縁電線の製造方法において、
    熱分解により気体を発生する高吸水性の化学発泡剤に予
    め所定量の水を吸収させておき、押出機に気密に設けら
    れたホッパの内圧を前記押出機の内圧より高圧とし、前
    記化学発泡剤中の水が前記ホッパに逃げるのを阻止する
    と共に押出機内で水が気化するのを阻止して前記吸水し
    た化学発泡剤が混合された樹脂材料を前記押出機中で水
    の沸点以下でかつ化学発泡剤の分解点以下の温度に加熱
    しつつ混合させ、この混合箇所と押出ヘッドとの間の区
    間で前記化学発泡剤の分解温度以上に樹脂材料を加熱す
    ることを特徴とする発泡絶縁電線の製造方法。
JP2005568A 1990-01-12 1990-01-12 発泡絶縁電線の製造方法 Pending JPH03210708A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518299A (ja) * 2011-06-29 2014-07-28 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー エーロゲル粒子を含有する有機フォーム複合物を製造するための方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014518299A (ja) * 2011-06-29 2014-07-28 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー エーロゲル粒子を含有する有機フォーム複合物を製造するための方法

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