JPH0520852Y2 - - Google Patents

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JPH0520852Y2
JPH0520852Y2 JP1987127984U JP12798487U JPH0520852Y2 JP H0520852 Y2 JPH0520852 Y2 JP H0520852Y2 JP 1987127984 U JP1987127984 U JP 1987127984U JP 12798487 U JP12798487 U JP 12798487U JP H0520852 Y2 JPH0520852 Y2 JP H0520852Y2
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inner ring
outer ring
roller
rail
running part
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は移動間仕切や吊戸などに使用される
吊り戸車装置に関する。
従来技術 吊り戸車装置には、ランナーにおける戸車とし
てのローラーが横軸を中心に回転するものや縦軸
を中心に回転するものがある。この内、縦軸を中
心に回転するものは第3図に示し、また、実公昭
55−24288号公報や実開昭59−152077号公報など
に開示されているように、従来、ランナー軸aに
上部ローラーbと下部ローラーcが回転自在に取
付けられ、それぞれのローラーbとcはレールd
の垂下壁の内側に形成されたローラー支持部とし
ての上下の傾斜した段部e,fにそれぞれ別個に
下面外周縁の一部を接触させて載置された構成で
ある。
この構成では、上部ローラーb、下部ローラー
cと傾斜した段部e,fとの接触部は一個所で、
しかも段部側の直線に対し、ローラー側の円が接
して回転する点接触であるので、各ローラーb,
cは常に円滑に回転し、重量のある移動間仕切で
も軽く移動させることができる。
しかし、通常、レールdは上部の躯体gと天井
板h間の天井裏に配置するのであるが、前記のロ
ーラーb,cが上下に、また、間隔を取つて配置
されているのでランナーにおけるローラー部分の
上下寸法が大きく、従つて、レールdの上下寸法
lが大きくなつて、移動間仕切などを設置する個
所の天井裏にこれに対応した大きな収納スペース
を必要とする無駄があつた。
また、レールdはアルミ合金の押し出し成形品
とすることが多いが、ローラー部分の上下寸法が
大きいとレールdの断面において、ローラー収納
部分の面積がランナー軸bが移動する開口部分の
寸法に比べて大きすぎ(第3図)、押し出し時に
素材の流れの関係から成形品が大きく歪んで出て
くるので、このような断面形状をそのままに押し
出し成形することは不可能である。そのため第3
図に示される断面形状のレールを作るには、ま
ず、断面において前記開口部分が連結壁で閉鎖さ
れローラー収納部分が中空の型材を押し出し成形
してから、前記の連結壁を除去するという煩雑な
工程を必要とするものであつた。
考案が解決しようとする問題点 この考案は、従来の縦軸を中心に回転するロー
ラーを持つランナーにおけるローラー部分の上下
寸法を小さくし、これを収納するスペース、つま
りは吊り戸車装置の収納スペースを小さくするこ
とができる吊り戸車装置の提供を課題とする。
問題を解決するための手段 縦軸に内輪を回転自在に取付け、内輪の外周に
さらに外輪を回転自在に組付けて内輪と外輪でロ
ーラーを構成し、一方、内輪支持走行部と外輪支
持走行部を縦軸移動用間隙をはさんで配置したレ
ールを設け、また、内輪と内輪支持走行部のいず
れか一方および外輪と外輪支持走行部のいずれか
一方を傾斜面としてレールにローラーを、前記の
内輪、外輪をそれぞれの支持走行部に点接触させ
て載置する。
作 用 ローラーを構成する内輪と外輪は、それぞれに
対応するレールの支持走行部に移動間仕切などの
荷重を伝達し、また、移動間仕切の移動に際し
て、それぞれに独立して回転する。
レールは移動間仕切の荷重を支持する。
ローラーは一個で高さが小さいから、小さなス
ペースに納まる。
実施例 第1図は吊り戸車装置1を示したものであり、
レール2とその内部に長手方向へ移動自在に載置
されたランナー3とからなる。
レール2は断面において、頂板4と左右の垂直
壁5,6、この垂直壁5,6の下縁から向い合つ
て張出し、縦方向のランナー軸7が通過する縦軸
移動用間隙8を形成している水平壁9,10から
なり、水平壁9の内面側、すなわち、上面が外輪
支持用走行部11に、また、水平壁10の上面が
内輪支持走行部12に構成されている。レール2
は全体が押し出し成形などによる長尺の型材であ
る。
ランナー3は前記した縦方向のランナー軸7に
内輪13を、ラジアルベアリング14を介して回
転自在に取付け、この内輪13の外周にさらに外
輪15を、スラストベアリング16を介して取り
つけた構成で、内輪13と外輪15はランナー軸
7を回転軸とした一個のローラー17を構成して
いる。
図に示す様に、内輪13の下面は外輪15の下
面より下方に突出しており、内輪13の下面外周
縁は傾斜面とされた内輪支持走行部12に接し、
外輪15の下面外周縁は傾斜面とされた外輪支持
走行部11に接している。なお、内輪13、外輪
15は共に円形であるから、反対側の支持走行部
にもそれぞれの外周縁が位置することになるが、
外輪支持走行部11と内輪支持走行部12は上下
および縦軸移動用間隙8中央からの距離に差があ
つて、例えば内輪13が外輪支持走行部11にも
接するということはない。
第1図の実施例における外輪支持走行部11、
内輪支持走行部12は共に縦軸移動用間隙8の中
央に向かつて低くなる傾斜面に構成され、これに
内輪13、外輪15の下面外周縁が接する構造で
あつたが、これとは逆に第2図に示すように、内
輪13′、外輪15′側に傾斜面を形成し、外輪支
持走行部11′、内輪支持走行部12′をレールの
長手方向に連続した断面で角状あるいは円弧状に
なる隆起18とすることもできる。すなわち、内
輪13と内輪支持走行部12および外輪15と外
輪支持走行部11はその接触個所において、支持
走行部側の直線に対し、内輪・外輪側の円が接し
て回転する点接触の構造とする。
ランナー軸7を移動間仕切の上部に連結し、ロ
ーラー17をレール2の内部に嵌込んで載置する
と、内輪13と外輪15の下面外周縁が、それぞ
れ内輪支持走行部12、外輪支持走行部11に接
して移動間仕切の荷重が支持される。この場合
に、内輪・外輪支持走行部12,11と内輪1
3、外輪15の接触点はランナー軸7に関し常に
左右に位置するからランナー軸7は走行中も傾く
ことなく安定して支持される。
ローラー17の内輪13、外輪15はそれぞれ
内輪・外輪支持走行部12,11と一個所で点接
触しているだけであるので、移動間仕切を押し・
引きするとこれら内輪13、外輪15はほとんど
抵抗なしに、また、円滑に回転し、移動間仕切を
従来の縦軸を中心に回転する二つのローラーを持
つたランナーによる場合と同様に軽く移動させる
ことができる。
そして、内輪13、外輪15は全体として一個
のローラー17となるから、内輪・外輪を収納す
るために必要なスペースは小さく、レール2の高
さlは、従来の縦軸を中心に回転する二つのロー
ラーを持つランナーを用いる場合より、確実に小
さい。
また、レール2の断面形状は第1,2図のよう
に、縦軸通過用間隙の寸法に対しローラー収納部
分の面積が充分に小さいからそのままの断面形状
で直接に押し出し成形することができる。
なお、ランナー軸7に対し内輪、外輪を回転自
在に組付ける構成は図示のものにかぎらない。ま
た、レールは内輪・外輪支持走行部を一体に形成
したものでも、別体に形成して一体化したもので
もよく、さらに、実施例のようにボツクス状に構
成しなければならないものではない。
考案の効果 レールに対するローラーの回転走行が円滑で移
動間仕切などの移動が軽い。
内輪・外輪は一個のローラーに構成されるから
高さが小さく、これを収納するレールも低いもの
となる。したがつて、天井裏の高さ寸法を比較的
小さなものとでき、無駄な空間を削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案による実施例の断
面図、第3図は従来例の断面図である。 1……吊り戸車装置、2……レール、3……ラ
ンナー、4……頂板、5……左垂直壁、6……右
垂直壁、7……ランナー軸、8……縦軸移動用間
隙、9,10……水平壁、11……外輪支持走行
部、12……内輪支持走行部、13……内輪、1
4……ラジアルベアリング、15……外輪、16
……スラストベアリング、17……ローラー、1
8……隆起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縦軸に内輪を回転自在に取付け、内輪の外周に
    さらに外輪を回転自在に組付けて内輪と外輪でロ
    ーラーを構成し、内輪支持走行部と外輪支持走行
    部を縦軸移動用間隙をはさんで配置したレールを
    設け、内輪と内輪支持走行部のいずれか一方およ
    び外輪と外輪支持走行部のいずれか一方を傾斜面
    としてレールにローラーを、前記の内輪、外輪を
    それぞれの支持走行部に点接触させて載置するこ
    とを特徴とした吊り戸車装置。
JP1987127984U 1987-08-25 1987-08-25 Expired - Lifetime JPH0520852Y2 (ja)

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JP1987127984U JPH0520852Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25

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JP1987127984U JPH0520852Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25

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JPS6433884U JPS6433884U (ja) 1989-03-02
JPH0520852Y2 true JPH0520852Y2 (ja) 1993-05-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63134772A (ja) * 1986-11-26 1988-06-07 渡壁 宏男 移動壁

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JPS63134772A (ja) * 1986-11-26 1988-06-07 渡壁 宏男 移動壁

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