JPH05207646A - 過電圧保護回路 - Google Patents

過電圧保護回路

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JPH05207646A
JPH05207646A JP1088192A JP1088192A JPH05207646A JP H05207646 A JPH05207646 A JP H05207646A JP 1088192 A JP1088192 A JP 1088192A JP 1088192 A JP1088192 A JP 1088192A JP H05207646 A JPH05207646 A JP H05207646A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】過電圧検出についての検出電圧VDET の精度を
向上するとともに、ヒューズ溶断時であっても過電圧の
ときは入力側へのフィードバックを確実に行って電圧検
出回路の内部部品を保護する。 【構成】高電位側電源ラインL1 と低電位側電源ライン
0 の間に、分圧抵抗器R1 ,R0 を接続し、フォトカ
プラ用発光ダイオードLEDPCとスイッチングトランジ
スタTr0 の直列回路を接続し、コンパレータComp
の入力端子に分圧抵抗器R1 ,R0 の分割点を接続し、
出力端子にトランジスタTr0 のベースを接続する。高
電位側電源ラインL1 には電流ヒューズF0 を介挿し、
ヒューズF0 の出力側後段のb1 点において分圧抵抗器
1 ,R0 を高電位側電源ラインL1 に接続する。発光
ダイオードLEDPCとトランジスタTr0 との接続点と
低電位側電源ラインL0 との間にツェナーダイオードZ
1 を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブル・コン
トローラなどに使用されるスイッチング・レギュレータ
電源において負荷側への出力が過電圧となったときに、
その過電圧を検出してスイッチング・レギュレータ電源
側にフィードバックし、スイッチング・レギュレータ電
源のオン・デューティを短くすることで過電圧を抑制
し、負荷側への出力電圧を安定させることにより負荷側
の各部品を過電圧から保護するようにした過電圧保護回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は上記のような過電圧保護回路を備
えた電源回路の一例を示すブロック回路図である。
【0003】図において、2は入力端子部、4はヒュー
ズ、6はノイズフィルタ、8は整流平滑回路、10はス
イッチング・レギュレータ電源である。スイッチング・
レギュレータ電源10は、パワースイッチング回路部1
0aと、制御回路部10bと、電圧垂下回路部10cと
からなる。12は降圧トランス、14は24V整流平滑
回路、16は6V整流平滑回路、18は過電圧保護のた
めの電圧検出回路、20は出力端子部である。
【0004】降圧トランス12の入力側であるスイッチ
ング・レギュレータ電源10におけるパワースイッチン
グ回路部10a内のメイン・パワートランジスタ(図示
せず)のオン期間において降圧トランス12にエネルギ
ーが蓄えられ、オフ期間においてその調整されたエネル
ギーが2次側へ出力される。制御回路部10bにおいて
は、オン期間を一定の割合で長くして出力電圧を徐々に
高くするようになっている。そのため、電圧検出回路1
8を設けて出力電圧を常時的に検出しておき、過電圧に
なったときにスイッチング・レギュレータ電源10にお
ける電圧垂下回路部10cにフィードバック制御をかけ
て、オン・デューティが短くなるようにパワースイッチ
ング回路部10aのスイッチング動作を制御し、2次側
の過電圧を抑制して出力電圧を一定レベルに安定化させ
るようにしている。
【0005】図2は上記の電圧検出回路18について、
従来例の具体的構成を示す回路図である。
【0006】降圧トランス12において1次巻線12a
に電磁結合した2次巻線12bに、6V整流平滑回路1
6を構成する整流ダイオードD0 と電解コンデンサから
なる平滑コンデンサC0 が接続されている。平滑コンデ
ンサC0 の両端から高電位側電源ラインL1 と低電位側
電源ラインL0 とが導出され、それぞれの端部が出力端
子20a,20bとなっている。高電位側電源ラインL
1 と低電位側電源ラインL0 との間には、平滑コンデン
サC0 と並列な状態で、もう一つの平滑コンデンサC1
が接続され、この平滑コンデンサC1 より出力側後段に
おいて高電位側電源ラインL1 に電流ヒューズF0 が介
挿されている。
【0007】電圧検出回路18は、両平滑コンデンサC
0 ,C1 の間で高電位側電源ラインL1 と低電位側電源
ラインL0 との間に構成されている。この電圧検出回路
18は次のような要素から構成されている。R0 ,R1
は直列接続された分圧抵抗器、Compはオペアンプを
利用したコンパレータ、ZD0 はコンパレータComp
の基準電圧VREF を作るツェナーダイオードである。分
圧抵抗器R1 ,R0 の抵抗分割点はコンパレータCom
pの非反転入力端子(+)に接続され、ツェナーダイオ
ードZD0 のカソードはコンパレータCompの反転入
力端子(−)に接続されている。
【0008】コンパレータCompの出力端子はスイッ
チング素子の一例であるNPN型のスイッチングトラン
ジスタTr0 のベースに接続されている。降圧トランス
12の入力側であるスイッチング・レギュレータ電源1
0において図示しないフォトトランジスタとともにフォ
トカプラを構成する発光ダイオードLEDPCのアノード
が電流制限抵抗器R2 を介して高電位側電源ラインL1
に接続され、カソードがスイッチングトランジスタTr
0 のコレクタに接続されている。スイッチングトランジ
スタTr0 のエミッタは低電位側電源ラインL0 に接続
されている。このフォトカプラ用発光ダイオードLED
PCはフィードバック用素子の一例である。
【0009】分圧抵抗器R1 ,R0 は、高電位側電源ラ
インL1 に対しては電流ヒューズF0 よりも入力側前段
において接続されている。
【0010】次に、以上のように構成された従来の過電
圧保護回路の動作を説明する。
【0011】a0 −a1 間において分圧抵抗器R1 ,R
0 によって分圧された検出電圧VDE T が基準電圧VREF
以下のときは、コンパレータCompの出力は“L”レ
ベルであるため、スイッチングトランジスタTr0 は非
導通状態を保ち、フィードバック用素子であるフォトカ
プラ用発光ダイオードLEDPCは消灯状態にある。この
段階では、出力端子20a,20bに現れる負荷側への
出力電圧VOUT は規定レベルである。
【0012】スイッチング・レギュレータ電源10から
の入力電圧が上昇すると、負荷側への出力電圧VOUT
上昇する。その出力電圧VOUT が規定レベルを超えて過
電圧となったとき、分圧抵抗器R1 ,R0 による検出電
圧VDET が基準電圧VREF を超え、コンパレータCom
pの出力が“L”レベルから“H”レベルへ反転する。
その結果、スイッチングトランジスタTr0 のベース・
エミッタ間に電流が流れて、このスイッチングトランジ
スタTr0 が導通状態となり、フォトカプラ用発光ダイ
オードLEDPCに電流が流れて、この発光ダイオードL
EDPCが点灯する。この過電圧検出光信号が入力側すな
わちスイッチング・レギュレータ電源10にフィードバ
ックされ、図示しないメイン・パワートランジスタのオ
ン・デューティを短くするように制御が行われ、降圧ト
ランス12に蓄積されるエネルギーを少なくして、出力
電圧VOUT を過電圧状態から規定レベルに自動的に戻す
のである。したがって、負荷側の各部品は過電圧から保
護されることとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
過電圧保護回路においては、電圧検出回路18における
分圧抵抗器R1 ,R0 を電流ヒューズF0 よりも入力側
前段において高電位側電源ラインL1 に接続してあるた
めに、a1 点の電圧Va1としては、電流ヒューズF0
よる電圧降下分だけ出力電圧VOUT よりも低いものが検
出されるようになっている。このa1 点の電圧Va1を分
圧抵抗器R1 ,R0 で分圧したものを検出電圧VDET
してコンパレータCompに入力しているのである。そ
して、そのため、検出電圧VDET の精度が低いものにな
らざるを得ないという不都合があった。
【0014】この不都合を避けて検出電圧VDET の精度
を上げるには、図2において二点鎖線で示すように、高
電位側電源ラインL1 に対する分圧抵抗器R1 の接続点
をa1 点ではなく、電流ヒューズF0 よりも出力側(負
荷側)後段のb1 点にすることが考えられる。こうすれ
ば、電流ヒューズF0 による電圧降下分の影響を回避で
きる。
【0015】しかしながら、ただ単に接続点をa1 点か
らb1 点に移すだけの改変では次のような問題点があ
る。
【0016】すなわち、負荷側の何らかの異常によって
過電流が流れ、その結果として電流ヒューズF0 が溶断
したとする。この場合、b1 点には電圧が現れなくなる
から、a0 −b1 間において分圧抵抗器R1 ,R0 によ
り分圧された検出電圧VDET は、入力電圧の変動のいか
んにかかわらず固定的に0〔V〕となってしまう。
【0017】このような電流ヒューズF0 の溶断状態に
おいて、高電位側電源ラインL1 が過電圧になってもコ
ンパレータCompの出力が反転せず、フィードバック
用素子としてのフォトカプラ用発光ダイオードLEDPC
が点灯しないためにスイッチング・レギュレータ電源1
0へのフィードバックが働かなくなってしまう。そし
て、その結果、高電位側電源ラインL1 の過電圧状態が
さらに進み、ついには電圧検出回路18の内部部品の耐
圧を超える過電圧となるため、その内部部品が破壊され
てしまうのである。
【0018】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、過電圧検出についての検出電圧の精
度を向上しながらも、ヒューズ溶断時であっても過電圧
となったときには入力側へのフィードバックを確実に行
って電圧検出回路の内部部品を過電圧から保護すること
ができるようにすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る過電圧保護
回路は、高電位側電源ラインと低電位側電源ラインとの
間を直列接続された分圧抵抗器を介して接続してあると
ともに入力側へのフィードバック用素子とスイッチング
素子との直列回路を介して接続してあり、かつ、前記高
電位側電源ラインにおいて前記フィードバック用素子と
の接続点よりも出力側後段にヒューズを介挿してあり、
前記分圧抵抗器の抵抗分割点での検出電圧が基準電圧を
超えたときに前記スイッチング素子を導通して前記フィ
ードバック用素子を駆動するように構成された過電圧保
護回路であって、前記高電位側電源ラインに対する前記
分圧抵抗器の接続点を前記ヒューズよりも出力側後段に
設けてあるとともに、前記フィードバック用素子と前記
スイッチング素子との接続点と前記低電位側電源ライン
との間にアノードを低電位側電源ライン側とする状態で
ツェナーダイオードを接続してあることを特徴とするも
のである。
【0020】
【作用】高電位側電源ラインに対する分圧抵抗器の接続
点をヒューズよりも出力側後段に設けてあるので、分圧
抵抗器の抵抗分割点での検出電圧にはヒューズによる電
圧降下分の影響が出ず、検出電圧の精度が高いものにな
る。
【0021】また、ヒューズが溶断した場合であって
も、過電圧が印加されたときには、フィードバック用素
子の駆動は分圧抵抗器での検出電圧によるスイッチング
素子の導通に基づくのではなく、高電位側電源ラインと
低電位側電源ラインとの間でフィードバック用素子とと
もに直列回路を構成するように新たに設けたツェナーダ
イオードを過電圧によって導通させることを通じてフィ
ードバック用素子を駆動するように構成したので、入力
側へのフィードバックを働かせることが可能となり、そ
のフィードバックによって過電圧を抑制する。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る過電圧保護回路の一実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は実施例に係る過電圧保護回路の具体
的回路構成を示す回路図である。
【0024】図において、降圧トランス12の1次巻線
12aは、スイッチング・レギュレータ電源10の出力
側に接続されている。降圧トランス12の2次巻線12
bの両端間には整流ダイオードD0 と平滑コンデンサC
0 が接続されている。平滑コンデンサC0 の両端から高
電位側電源ラインL1 と低電位側電源ラインL0 とが導
出され、それぞれの端部が出力端子20a,20bとな
っている。高電位側電源ラインL1 と低電位側電源ライ
ンL0 との間には、平滑コンデンサC0 と並列な状態
で、もう一つの平滑コンデンサC1 が接続され、この平
滑コンデンサC1 より出力側後段において高電位側電源
ラインL1 に電流ヒューズF0 が介挿されている。
【0025】スイッチング・レギュレータ電源10にお
ける図示しない制御回路部や電圧垂下回路部などととも
に過電圧保護回路を構成する電圧検出回路18は、両平
滑コンデンサC0 ,C1 の間で高電位側電源ラインL1
と低電位側電源ラインL0 との間に構成されている。こ
の電圧検出回路18は次のように構成されている。
【0026】高電位側電源ラインL1 と低電位側電源ラ
インL0 との間を直列接続された分圧抵抗器R1 ,R0
を介して接続してある。ただし、分圧抵抗器R1 は、高
電位側電源ラインL1 に対しては電流ヒューズF0 より
も出力側後段のb1 点において接続されている点が特徴
である。
【0027】高電位側電源ラインL1 と低電位側電源ラ
インL0 との間に、電流制限抵抗器R2 と、入力側への
フィードバック用素子としてのフォトカプラ用発光ダイ
オードLEDPCと、スイッチング素子としてのNPN型
のスイッチングトランジスタTr0 との直列回路が接続
されている。電流制限抵抗器R2 の一端は高電位側電源
ラインL1 に接続され、他端は発光ダイオードLEDPC
のアノードに接続され、発光ダイオードLEDPCのカソ
ードはスイッチングトランジスタTr0 のコレクタに接
続され、スイッチングトランジスタTr0 のエミッタは
低電位側電源ラインL0 に接続されている。分圧抵抗器
1 ,R0 の抵抗分割点はオペアンプを利用したコンパ
レータCompの非反転入力端子(+)に接続され、コ
ンパレータCompの反転入力端子(−)には、コンパ
レータCompの基準電圧VREF を作るための第1のツ
ェナーダイオードZD0 のカソードが接続され、そのア
ノードは低電位側電源ラインL0 に接続されている。コ
ンパレータCompの出力端子はスイッチングトランジ
スタTr0 のベースに接続されている。フォトカプラ用
発光ダイオードLEDPCは、降圧トランス12の入力側
であるスイッチング・レギュレータ電源10における図
示しないフォトトランジスタとともにフォトカプラを構
成している。フォトカプラでフィードバックするのは、
2次側と1次側とを電気的に遮断し、2次側の電圧変化
の影響が1次側に及ぶのを避けるためである。
【0028】そして、フィードバック用素子としてのフ
ォトカプラ用発光ダイオードLEDPCとスイッチング素
子としてのスイッチングトランジスタTr0 との接続点
が第2のツェナーダイオードZD1 を介して低電位側電
源ラインL0 に接続されている。第2のツェナーダイオ
ードZD1 のアノードは低電位側電源ラインL0 側であ
り、カソードは発光ダイオードLEDPC側である。この
第2のツェナーダイオードZD1 を設けたことも本発明
の特徴である。
【0029】次に、以上のように構成されたこの実施例
の過電圧保護回路の動作を説明する。
【0030】a0 −b1 間において分圧抵抗器R1 ,R
0 によって分圧された検出電圧VDE T が第1のツェナー
ダイオードZD0 による基準電圧VREF 以下のときは、
コンパレータCompの出力が“L”レベルとなってス
イッチングトランジスタTr0 が非導通状態であるた
め、フォトカプラ用発光ダイオードLEDPCは消灯状態
である。この場合、出力端子20a,20bに現れる負
荷側への出力電圧VOUT は規定レベルとなっている。
【0031】スイッチング・レギュレータ電源10から
の入力電圧が上昇すると、負荷側への出力電圧VOUT
上昇し、その出力電圧VOUT が規定レベルを超えて過電
圧となったとき、分圧抵抗器R1 ,R0 による検出電圧
DET が基準電圧VREF を超え、コンパレータComp
の出力が“L”レベルから“H”レベルに反転する。
【0032】その結果、スイッチングトランジスタTr
0 が導通状態となり、フォトカプラ用発光ダイオードL
EDPCに電流が流れて点灯する。この過電圧検出光信号
が入力側であるスイッチング・レギュレータ電源10に
フィードバックされ、スイッチング・レギュレータ電源
10における図示しないメイン・パワートランジスタの
オン・デューティを短くするように制御が行われ、降圧
トランス12に蓄積されるエネルギーを少なくし、出力
電圧VOUT を過電圧状態から規定レベルに自動的に戻
す。これで、負荷側の各部品を過電圧から保護するので
ある。
【0033】上記の過電圧の検出において、高電位側電
源ラインL1 に対する分圧抵抗器R1 ,R0 の接続点を
1 点と電流ヒューズF0 よりも出力側後段に設けてあ
るので、分圧抵抗器R1 ,R0 の抵抗分割点での検出電
圧VDET には、電流ヒューズF0 による電圧降下分の影
響が出ないですみ、検出電圧VDET の精度が高いものと
なっている。
【0034】さて、次に、負荷側の何らかの異常によっ
て過電流が流れ電流ヒューズF0 が溶断した場合を考え
る。b1 点には電圧が現れなくなり、a0 −b1 間にお
いて分圧抵抗器R1 ,R0 の抵抗分割点における検出電
圧VDET は、入力電圧の変動のいかんにかかわらず固定
的に0〔V〕となってしまい、コンパレータCompの
出力は“L”レベルに固定化されてしまう。したがっ
て、過電圧状態となっても、スイッチングトランジスタ
Tr0 がコンパレータCompによって導通状態にされ
ることはない。
【0035】しかし、高電位側電源ラインL1 と低電位
側電源ラインL0 との間に挿入した電流制限抵抗器R2
とフォトカプラ用発光ダイオードLEDPCと第2のツェ
ナーダイオードZD1 とからなる直列回路において、第
2のツェナーダイオードZD1 のカソードには常に入力
電圧が印加されている。したがって、入力電圧が過電圧
になると、第2のツェナーダイオードZD1 が降伏して
導通し、フォトカプラ用発光ダイオードLEDPCに電流
が流れ、この発光ダイオードLEDPCからスイッチング
・レギュレータ電源10側にフィードバックがかかるこ
とになる。このフィードバックにより、スイッチング・
レギュレータ電源10における図示しないメイン・パワ
ートランジスタのオン・デューティを短くするように制
御が行われ、降圧トランス12に蓄積されるエネルギー
を少なくし、入力電圧を過電圧状態から規定レベルに自
動的に戻す結果、電圧検出回路18の内部部品を過電圧
から保護することができるのである。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高電位
側電源ラインに対して分圧抵抗器をヒューズよりも出力
側後段に接続し、ヒューズによる電圧降下の影響を受け
ないようにしたので、分圧抵抗器の抵抗分割点での検出
電圧を高精度なものにすることができる。それでいて、
高電位側電源ラインと低電位側電源ラインとの間にフィ
ードバック用素子と直列にツェナーダイオードを接続し
たので、ヒューズ溶断時であっても過電圧となったとき
にはそのツェナーダイオードの導通を通じてフィードバ
ック用素子を駆動して入力側へフィードバックすること
ができるため、過電圧を抑制して電圧検出回路の内部部
品を保護することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る過電圧保護回路の具体
的構成を示す回路図である。
【図2】従来の過電圧保護回路の具体的構成を示す回路
図である。
【図3】従来の過電圧保護回路を備えた電源回路を示す
ブロック回路図である。
【符号の説明】
10 スイッチング・レギュレータ電源 12 降圧トランス 18 電圧検出回路 D0 整流ダイオード C0 ,C1 平滑コンデンサ L0 低電位側電源ライン L1 高電位側電源ライン R0 ,R1 分圧抵抗器 R2 電流制限抵抗器 Comp コンパレータ VDET 検出電圧 VREF 基準電圧 ZD0 基準電圧を作る第1のツェナーダイオード LEDPC フォトカプラ用発光ダイオード(フィード
バック用素子) Tr0 スイッチングトランジスタ(スイッチング素
子) F0 電流ヒューズ b1 高電位側電源ラインに対する分圧抵抗器の接続
点 ZD1 新たに設けた過電圧時、発光ダイオード駆動
用の第2のツェナーダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電位側電源ラインと低電位側電源ライ
    ンとの間を直列接続された分圧抵抗器を介して接続して
    あるとともに入力側へのフィードバック用素子とスイッ
    チング素子との直列回路を介して接続してあり、かつ、
    前記高電位側電源ラインにおいて前記フィードバック用
    素子との接続点よりも出力側後段にヒューズを介挿して
    あり、前記分圧抵抗器の抵抗分割点での検出電圧が基準
    電圧を超えたときに前記スイッチング素子を導通して前
    記フィードバック用素子を駆動するように構成された過
    電圧保護回路であって、前記高電位側電源ラインに対す
    る前記分圧抵抗器の接続点を前記ヒューズよりも出力側
    後段に設けてあるとともに、前記フィードバック用素子
    と前記スイッチング素子との接続点と前記低電位側電源
    ラインとの間にアノードを低電位側電源ライン側とする
    状態でツェナーダイオードを接続してあることを特徴と
    する過電圧保護回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000113974A (ja) * 1998-10-06 2000-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱装置
CN103346546A (zh) * 2013-06-28 2013-10-09 成都汉康信息产业有限公司 用于遥测终端机的防雷击电路
US9645188B2 (en) 2011-04-21 2017-05-09 Abb Oy Arrangement to monitor DC circuit condition

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