JPH05207608A - トロリー集電装置 - Google Patents

トロリー集電装置

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JPH05207608A
JPH05207608A JP999992A JP999992A JPH05207608A JP H05207608 A JPH05207608 A JP H05207608A JP 999992 A JP999992 A JP 999992A JP 999992 A JP999992 A JP 999992A JP H05207608 A JPH05207608 A JP H05207608A
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trolley
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Susumu Kobayashi
晋 小林
Masahiko Ueda
雅彦 植田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】集電子がレールから離れるのを抑えることがで
きるトロリー集電装置を提供する。 【構成】レール3に摺接する集電子1と、この集電子1
を軸支する保持腕4を有し、この保持腕4の集電子1の
進行方向の前側で集電子1の背面に対向した傾き規制ば
ね5を有する集電子支持体2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場内におけるホイ
スト、監視カメラ等の移動負荷に対する給電や信号伝送
を行うトロリー集電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例を図5に示す。すなわち、このト
ロリー集電装置は、レール50に摺接する集電子51
と、この集電子51を軸支する保持腕52を有する集電
子支持体53とを備えている。この集電子支持体53の
保持腕52は側部に平行リンクを構成する一対の集電ア
ーム54の一端を軸着し、他端を基礎部材55の側部に
それぞれ軸着し、基礎部材55の軸部を移動負荷(図示
せず)に回転自在に取付けている。またこの場合、集電
子51をレール50に押付けるため、集電アーム54間
にコイルばね56を装着している。ここで、コイルばね
56は集電アーム54の内部へ斜めに取付けることによ
りばね定数を小さくし、押付け力の変動を小さくしてい
る。また集電子51と移動負荷との間にリード線57が
接続され、集電子51から取り込んだ電力や信号が移動
負荷に供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トロリー線の
レール50がカーブしている部分ではレール50を一体
に形成できないので図6に示すようなジョイナ58によ
り一対のレール50を簡易に接続している。ところが、
このレール接続部は施工上の問題や外的環境によって段
差や隙間ができる。このため、従来のトロリー集電装置
においては、集電子51がレール接続部を高速走行する
際に集電子51がレール接続部の段差部分に衝突しその
後回転して図7の状態aのように、集電子51の進行方
向(矢印)の前部が高く後部が低くなりながら状態aか
ら状態dへ、集電子51がレール50から離れて跳躍す
る動作が行われる。このように集電子51がレール接続
部を高速走行する際に跳躍するため、この領域では電力
および信号供給ができず、集電特性が低下するという欠
点があった。またこのような集電子の跳躍はレール接続
部に隙間が形成された場合やレールの表面に凹凸が生じ
ている場合にも起こり得る。
【0004】したがって、この発明の目的は、集電子が
レールから離れるのを抑えることができるトロリー集電
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のトロリー集電
装置は、レールに摺接する集電子と、この集電子を軸支
する保持腕を有しこの保持腕の前記集電子の進行方向の
前側で前記集電子の背面に対向した傾き規制ばねを有す
る集電子支持体とを備えたものである。請求項2のトロ
リー集電装置は、レールに摺接するとともに前記レール
に沿って並んだ一対の集電子と、これらの集電子をそれ
ぞれ軸支する一対の保持腕を有し前記一対の保持腕を両
端に軸着するシーソー腕を有しこのシーソー腕の中間部
を軸支する支持部を有する集電子支持体とを備えたもの
である。
【0006】請求項3のトロリー集電装置は、請求項2
において、前記一対の保持腕の少なくとも一方は前記集
電子を前記レールに接近する方向に付勢するばねを有す
るものである。
【0007】
【作用】請求項1のトロリー集電装置によれば、集電子
がレールを通常走行する際には移動負荷側からの押付け
力により集電子支持体を介して集電子がレールに押付け
られた状態で摺動する。段差等を生じているレールを集
電子が走行すると、集電子の走行方向の前部がレールか
ら離れるように回動するが、傾き規制ばねにより集電子
の前部が逆に押されてすぐにレールに接触するので集電
子がレールから離れる時間を短縮でき、したがって集電
特性を向上できる。また傾き規制ばねは集電子の跳躍の
際のみに作用するため、集電子の摺動面の摩耗も極力抑
えることができる。
【0008】請求項2のトロリー集電装置によれば、集
電子がレールを通常走行する際には移動負荷側からの押
付け力により集電子支持体を介して集電子がレールに押
付けられた状態で摺動する。段差等を生じているレール
を集電子が走行すると、前側の集電子が跳躍を始める
が、この跳躍力によりシーソー腕を介して後側の集電子
がレールに押付けられるので両方の集電子がともにレー
ルから離れる時間をほとんどなくすことができる。
【0009】請求項3のトロリー集電装置によれば、請
求項2において、前記一対の保持腕の少なくとも一方は
ばねを介在して集電子を前記レールに接近する方向に付
勢しているため、請求項2の作用のほか、集電子の振動
が抑えられる。
【0010】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1および図2に
より説明する。すなわち、このトロリー集電装置は、集
電子1と集電子支持体2とを有する。集電子1は、レー
ル3に摺接するものであるが、従来例と同様の銅製のも
のを用いている。レール3は絶縁ガイドに導体を埋め込
んだものである。
【0011】集電子支持体2は、集電子1を軸支する保
持腕4を有し、この保持腕4の集電子1の進行方向の前
側で集電子1の背面に対向した傾き規制ばね5を有す
る。実施例では保持腕4に軸6により集電子1を取付け
ている。また傾き規制ばね5は保持腕4の集電子1の進
行方向の前後に一対設けている。この傾き規制ばね5は
保持腕4と一体に形成された中空の支持腕7と、支持腕
7内に収納されたコイルばね8と、コイルばね8の先端
部に押圧されて支持腕7の先端部より突出した釦9から
なる。そしてコイルばね8を圧縮状態で支持腕7内に収
納することにより釦9に初期荷重を与え、押付力を大き
くしている。
【0012】また集電子支持体2の支柱部10の側部に
平行リンクを構成する一対の集電アーム11の一端部を
軸12により連結し、集電アーム11の他端部を基礎部
材(図示せず)の側部に軸着し、基礎部材の軸部を移動
負荷(図示せず)に回動自在に軸着し、さらに集電アー
ム11間にコイルばね13を懸架して集電子支持体2を
レール3側に押付けているが、この構成は図5と同様で
ある。なお、集電子1と移動負荷とを接続するリード線
は図示省略している。
【0013】この実施例によれば、集電子1がレール3
を通常走行する際には移動負荷側からの押付け力により
集電子支持体2をレール3側に押付けるので図2の
(a)のように集電子1がレール3に押付けられた状態
で摺動し、釦9にはなにも作用しない。段差等を生じて
いるレール3を集電子1が走行すると、図2の(b)の
ように集電子1の走行方向の前部がレール3から離れる
ように回動するが、前側の傾き規制ばね5により集電子
1の前部が逆に押されてすぐにレール3に接触するので
集電子1がレール3から離れる時間を短縮でき、したが
って集電特性を向上できる。また傾き規制ばね5は図
(b)のように集電子1の跳躍の際のみに作用するた
め、集電子1の摺動面の摩耗も極力抑えることができ
る。
【0014】また、この実施例は傾き規制ばね5を走行
方向の前後にそれぞれ設けたため、集電子1の往復走行
に対応することができる。この発明の第2の実施例を図
3および図4に示す。すなわち、このトロリー集電装置
は、集電子1がレール3に沿って一対有する。また集電
子支持体2は集電子1をそれぞれ軸支する一対の保持腕
4を有し、一対の保持腕4を両端に軸着するシーソー腕
14を有し、このシーソー腕14の中間部を軸支する支
柱部10を有する。
【0015】保持腕4は中空部16と、中空部16に収
納された圧縮コイルばねを実施例とするばね17と、ば
ね17に押圧された連結部材18とを有する。この保持
腕4は一端が軸19により集電子1に連結され、他端が
軸20によりシーソー腕14の両端に連結され、中間部
が軸21により支柱部10に連結され、支柱部10は第
1の実施例と同様に集電アームおよびコイルばねを介し
て移動負荷に取付けられている。
【0016】この実施例によれば、集電子1がレール3
を通常走行する際には移動負荷側からの押付け力により
図4の(a)のように集電子支持体2をレール3側に押
付けるので集電子1がレール3に押付けられた状態で摺
動する。段差等を生じているレール3を集電子1が走行
すると、前側の集電子1が図4の(b)のように軸19
の回りを回動しながら跳躍を始めるが、この跳躍力によ
りシーソー腕14を介して後側の集電子1がレール3に
押付けられるので両方の集電子1がともにレール3から
離れる時間をほとんどなくすことができる。
【0017】また各保持腕4は集電子1がレール3に接
近するように付勢するばね17を有するため、集電子1
の振動を吸収するダンパ作用があり、また振動衝撃によ
る軸19〜21の破壊の防止にもなる。なお、第2の実
施例の各保持腕4は両方にばね17を設けているがいず
れか一方のみでもよく、あるいはばね17は両方ともな
くてもよい。また、保持腕4にばね17を設けた場合に
は、移動負荷側に設けられたコイルばね13を省略する
ことができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1のトロリー集電装置によれば、
集電子がレールを通常走行する際には移動負荷側からの
押付け力により集電子支持体を介して集電子がレールに
押付けられた状態で摺動する。段差等を生じているレー
ルを集電子が走行すると、集電子の走行方向の前部がレ
ールから離れるように回動するが、傾き規制ばねにより
集電子の前部が逆に押されてすぐにレールに接触するの
で集電子がレールから離れる時間を短縮でき、したがっ
て集電特性を向上できる。また傾き規制ばねは集電子の
跳躍の際のみに作用するため、集電子の摺動面の摩耗も
極力抑えることができるという効果がある。
【0019】請求項2のトロリー集電装置によれば、集
電子がレールを通常走行する際には移動負荷側からの押
付け力により集電子支持体を介して集電子がレールに押
付けられた状態で摺動する。段差等を生じているレール
を集電子が走行すると、前側の集電子が跳躍を始める
が、この跳躍力によりシーソー腕を介して後側の集電子
がレールに押付けられるので両方の集電子がともにレー
ルから離れる時間をほとんどなくすことができる。
【0020】請求項3のトロリー集電装置によれば、請
求項2において、前記一対の保持腕の少なくとも一方は
ばねを介在して集電子を前記レールに接近する方向に付
勢しているため、請求項2の作用のほか、集電子の振動
が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の部分側面図である。
【図2】その動作説明図である。
【図3】第2の実施例の部分側面図である。
【図4】その動作説明図である。
【図5】従来例の部分側面図である。
【図6】レール接続部を示す部分斜視図である。
【図7】レール接続部に段差がある場合の集電子の跳躍
を説明する動作説明図である。
【符号の説明】
1 集電子 2 集電子支持体 3 レール 4 保持腕 5 傾き規制ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに摺接する集電子と、この集電子
    を軸支する保持腕を有しこの保持腕の前記集電子の進行
    方向の前側で前記集電子の背面に対向した傾き規制ばね
    を有する集電子支持体とを備えたトロリー集電装置。
  2. 【請求項2】 レールに摺接するとともに前記レールに
    沿って並んだ一対の集電子と、これらの集電子をそれぞ
    れ軸支する一対の保持腕を有し前記一対の保持腕を両端
    に軸着するシーソー腕を有しこのシーソー腕の中間部を
    軸支する支持部を有する集電子支持体とを備えたトロリ
    ー集電装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の保持腕の少なくとも一方は前
    記集電子を前記レールに接近する方向に付勢するばねを
    有する請求項2記載のトロリー集電装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2737163A1 (fr) * 1995-07-25 1997-01-31 Westinghouse Air Brake Co Collecteur d'energie de vehicule auxiliaire
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WO2023093308A1 (zh) * 2021-11-29 2023-06-01 中车大连机车车辆有限公司 一种地面供电电气车辆及受电靴

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