JPH06215844A - トロリー集電装置 - Google Patents

トロリー集電装置

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JPH06215844A
JPH06215844A JP768793A JP768793A JPH06215844A JP H06215844 A JPH06215844 A JP H06215844A JP 768793 A JP768793 A JP 768793A JP 768793 A JP768793 A JP 768793A JP H06215844 A JPH06215844 A JP H06215844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current collector
elastic body
rail
trolley
connecting rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP768793A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kobayashi
晋 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP768793A priority Critical patent/JPH06215844A/ja
Publication of JPH06215844A publication Critical patent/JPH06215844A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レールとの共振による騒音を防止することがで
きるトロリー集電装置を提供する。 【構成】レール9を走行する集電子1と、この集電子1
の走行方向および押圧方向と直交する軸11を介して集
電子1に連結された連結杆23を有するとともにこの連
結杆23を嵌着する筒体24を有するジョイント部2
と、集電子1を前記押圧方向に押圧させる押圧手段7を
介してジョイント部2に連結された取付体5とを備え、
ジョイント部2の連結杆23と筒体24との間に騒音防
止用の弾性体8を介在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工場内におけるホイ
スト、監視カメラ等の移動負荷に対する給電や信号伝送
を行うトロリーシステムに用いられるトロリー集電装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例を図9ないし図11に示す。すな
わち、このトロリー集電装置は、レール50を走行する
集電子51と、この集電子51の走行方向および押圧方
向と直交する軸52を介して集電子51に連結されたジ
ョイント部53と、一対が集電子51の押圧方向に並ぶ
とともにそれぞれの一端部が軸52と平行な軸54によ
りジョイント部53の側部に連結されたアーム55,5
6と、これらのアーム55,56の他端部を軸52と平
行な軸57により連結した取付体58と、アーム55,
56間に架設されて集電子51を押圧方向に押圧させる
ばね59とを備えている。集電子51の押圧手段はアー
ム55,56とばね59とで構成している。
【0003】ばね59は集電子51がレール50から離
れるのを防止するもので、アーム55,56間に斜めに
取付けることによりばね定数を小さくし押付け力の変動
を小さくしている。60はレール50から集電子51の
摺動部を通して取り込んだ電力や信号を負荷(図示せ
ず)に伝送するリード線である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トロリー集電装置のレ
ール50の施工は移動負荷の用途に応じ、図11のよう
に移動負荷のレール61に沿ってある一定間隔おきにハ
ンガ62によって簡易的に行われ、直線部ではたとえば
60cm間隔のハンガ62間のレール61は両端固定の
はり構造の支持条件になっている。
【0005】このため、従来のトロリー集電装置は、集
電子51がレール50を滑る際に図10に示すようにレ
ール50のたわみ方向の2次の振動モードとの共振現象
をひき起こし、騒音が発生するという問題があった。し
たがって、この発明の目的は、レールとの共振による騒
音を防止することができるトロリー集電装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のトロリー集電
装置は、レールを走行する集電子と、この集電子の走行
方向および押圧方向と直交する軸を介して前記集電子に
連結された連結杆を有するとともにこの連結杆を嵌着す
る筒体を有するジョイント部と、前記集電子を前記押圧
方向に押圧させる押圧手段を介して前記ジョイント部に
連結された取付体とを備え、前記ジョイント部の前記連
結杆と筒体との間に騒音防止用の弾性体を介在したこと
を特徴とするものである。
【0007】請求項2のトロリー集電装置は、請求項1
において、前記弾性体をゴムとしたものである。請求項
3のトロリー集電装置は、請求項1において、前記弾性
体を板ばねとしたものである。
【0008】
【作用】請求項1のトロリー集電装置によれば、ジョイ
ント部の連結杆と筒体との間に騒音防止用の弾性体を介
在したため、ジョイント部の走行方向の剛性が低下する
ので、レールとの共振による騒音を低減することができ
る。また異なるばね性の弾性体を選択することにより剛
性を容易に調整することができる。
【0009】請求項2のトロリー集電装置によれば、請
求項1において、前記弾性体をゴムとしたため、請求項
1と同作用がある。請求項3のトロリー集電装置によれ
ば、請求項1において、前記弾性体を板ばねとしたた
め、請求項1と同作用がある。
【0010】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図6に
より説明する。すなわち、このトロリー集電装置は、集
電子1と、ジョイント部2と、取付体5と、騒音防止用
の弾性体8とを有する。集電子1は、レール9を走行す
るもので、導電板により形成され、その摺動側の一側縁
の両端を傾斜している。この集電子1の他側縁にリード
線接続部(図示せず)を設けている。またレール9は図
6に示すように断面U字形に形成されて、底部に導体1
0を埋設している。25はハンガ、26はレール9より
負荷に給電するリード線である。
【0011】ジョイント部2は、集電子1の走行方向お
よび押圧方向と直交する軸11を介して集電子1に連結
された連結杆23を有するとともに連結杆23を嵌着す
る筒体24を有する。実施例では集電子1の他側縁の中
央位置に軸11を設け、連結杆23の先端部を連結して
いる。また筒体24の側部にアーム連結部12を設けて
いる。
【0012】取付体5は、集電子1を前記押圧方向に押
圧させる押圧手段7を介してジョイント部2のアーム連
結部12に連結されている。押圧手段7は集電子1の押
圧方向に並ぶとともにそれぞれの一端部が軸11と平行
な軸13,14によりアーム連結部12に連結され他端
部を軸11と平行な軸15,16により連結したアーム
3,4と、アーム3,4間に斜め架設されて集電子1を
押圧方向に押圧させ引っ張りコイルばねを実施例とする
ばね6からなる。また取付体5はホイストや監視カメラ
等の移動負荷の集電アーム取付板25に図5のように取
付けられる。27はリード線26を接続する端子であ
る。
【0013】騒音防止用の弾性体8は、ジョイント部2
の連結杆23と筒体24との間に介在している。この弾
性体8は筒状のゴムを実施例とし、連結杆23に嵌合し
て固着している。筒体24に連結杆23を圧入する際に
弾性体8を圧縮することにより、連結杆23と筒体24
との間の微妙な隙間がなくなるので剛性を向上でき、有
害な共振の発生も回避できる。
【0014】この実施例によれば、ジョイント部2の連
結杆23と筒体24との間に騒音防止用の弾性体8を介
在したため、ジョイント部2の走行方向の剛性が低下す
るので、レール9との共振による騒音を低減することが
できる。また異なるばね性の弾性体8を選択することに
より剛性を容易に調整することができる。この発明の第
2の実施例を図7および図8に示す。すなわち、このト
ロリー集電装置は、弾性体8をゴムに代えて屈曲した板
ばねにより形成したものであり、一対の板ばねを連結杆
23の側面に公知の手段により伸長可能に支持してい
る。連結杆23を筒体24に挿入する際、板ばねが筒体
24の内周面に押圧されて屈曲姿勢から伸長姿勢に弾性
変形するが、そのときの弾性力により連結杆23が筒体
24に連結される。
【0015】なお、この発明は、取付体5に一対の集電
子1を押圧手段7を介して設けるタンデム型を含む。
【0016】
【発明の効果】請求項1のトロリー集電装置によれば、
ジョイント部の連結杆と筒体との間に騒音防止用の弾性
体を介在したため、ジョイント部の走行方向の剛性が低
下するので、レールとの共振による騒音を低減すること
ができる。また異なるばね性の弾性体を選択することに
より剛性を容易に調整することができるという効果があ
る。
【0017】請求項2のトロリー集電装置によれば、請
求項1において、前記弾性体をゴムとしたため、請求項
1と同効果がある。請求項3のトロリー集電装置によれ
ば、請求項1において、前記弾性体を板ばねとしたた
め、請求項1と同効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の部分断面側面図であ
る。
【図2】ジョイント部の連結杆を筒体から外した状態の
断面図である。
【図3】トロリー集電装置の正面図である。
【図4】そのレールの長手方向から見た側面図である。
【図5】トロリー集電装置の斜視図である。
【図6】レールの断面図である。
【図7】第2の実施例の部分断面側面図である。
【図8】その連結杆を筒体から外した状態の断面図であ
る。
【図9】従来例の側面図である。
【図10】レールの共振状態を示す説明図である。
【図11】レールの架支状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 集電子 2 ジョイント部 5 取付体 8 弾性体 9 レール 11 軸 23 連結杆 24 筒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールを走行する集電子と、この集電子
    の走行方向および押圧方向と直交する軸を介して前記集
    電子に連結された連結杆を有するとともにこの連結杆を
    嵌着する筒体を有するジョイント部と、前記集電子を前
    記押圧方向に押圧させる押圧手段を介して前記ジョイン
    ト部に連結された取付体とを備え、前記ジョイント部の
    前記連結杆と筒体との間に騒音防止用の弾性体を介在し
    たことを特徴とするトロリー集電装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性体はゴムである請求項1記載の
    トロリー集電装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性体は板ばねである請求項1記載
    のトロリー集電装置。
JP768793A 1993-01-20 1993-01-20 トロリー集電装置 Pending JPH06215844A (ja)

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JP768793A JPH06215844A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 トロリー集電装置

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JP768793A JPH06215844A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 トロリー集電装置

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JPH06215844A true JPH06215844A (ja) 1994-08-05

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JP768793A Pending JPH06215844A (ja) 1993-01-20 1993-01-20 トロリー集電装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313139A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Seibu Electric & Mach Co Ltd 集電機構
JP2014535131A (ja) * 2011-10-13 2014-12-25 テトラ・ラヴァル・ホールディングス・アンド・ファイナンス・ソシエテ・アノニムTetra Laval Holdings & Finance S.A. 電力伝送ユニット

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