JPH104604A - 新交通システム車両用集電装置 - Google Patents
新交通システム車両用集電装置Info
- Publication number
- JPH104604A JPH104604A JP17288996A JP17288996A JPH104604A JP H104604 A JPH104604 A JP H104604A JP 17288996 A JP17288996 A JP 17288996A JP 17288996 A JP17288996 A JP 17288996A JP H104604 A JPH104604 A JP H104604A
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- Japan
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- arm
- spring
- trolley
- vehicle
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- Pending
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- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】集電舟の振動が抑制され、架線の不整箇所で受
ける衝撃を緩和し、離線の発生を少なくすることにあ
る。 【解決手段】主ばねにより押し付け力を付与する平行リ
ンク機構の枠組み上部に、ナイトハルトゴムバネで支持
したアームを設け、該アームの頂部に集電舟を取り付け
る構造としてなるものである。
ける衝撃を緩和し、離線の発生を少なくすることにあ
る。 【解決手段】主ばねにより押し付け力を付与する平行リ
ンク機構の枠組み上部に、ナイトハルトゴムバネで支持
したアームを設け、該アームの頂部に集電舟を取り付け
る構造としてなるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に軌道側面に設
置した剛体架線より集電する新交通システム車両用の集
電装置に関するものである。
置した剛体架線より集電する新交通システム車両用の集
電装置に関するものである。
【従来の技術】新交通システム用の従来の集電装置は、
通常軌道の側面に設置された架線が剛体であり、架線の
弾性による架線への集電舟の追従性を期待できないた
め、60km/h以上の高速では、架線と集電装置の集電舟が
離れてしまう離線が急増し、良好な集電が維持されなく
なる。従来の新交通システム車両では最高速度が60km/h
程度で実用上問題は少なかったが、近年、磁気浮上式の
新しい車両が出現し、100km/h 以上の高速走行が可能と
なっている。このためこれに対応した追従性が良い集電
装置が必要となってきている。
通常軌道の側面に設置された架線が剛体であり、架線の
弾性による架線への集電舟の追従性を期待できないた
め、60km/h以上の高速では、架線と集電装置の集電舟が
離れてしまう離線が急増し、良好な集電が維持されなく
なる。従来の新交通システム車両では最高速度が60km/h
程度で実用上問題は少なかったが、近年、磁気浮上式の
新しい車両が出現し、100km/h 以上の高速走行が可能と
なっている。このためこれに対応した追従性が良い集電
装置が必要となってきている。
【０００２】図３に従来の集電装置の一例を示す。20は
主枠、23は主ばね、25は集電舟である。この例では、架
線と車両の距離が微少に変化した場合でも、枠組み全体
が動くので架線に追従する部分の可動質量が大きい。こ
のため、枠組みの上部にアームを設け、集電舟をばねで
支持した方式のものもある。この場合は、微少な距離の
変化に対しては、アーム部のみが動く。このような一例
を図４に示す。31は主枠、35はアーム、37は支えばね、
36は集電舟である。
主枠、23は主ばね、25は集電舟である。この例では、架
線と車両の距離が微少に変化した場合でも、枠組み全体
が動くので架線に追従する部分の可動質量が大きい。こ
のため、枠組みの上部にアームを設け、集電舟をばねで
支持した方式のものもある。この場合は、微少な距離の
変化に対しては、アーム部のみが動く。このような一例
を図４に示す。31は主枠、35はアーム、37は支えばね、
36は集電舟である。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、図３
に示す例では、可動質量が大きく追従性が良くない。ま
た、図４に示す例では、追従性は図３に示す例よりは良
好であるが、支えばね37にダンピング効果がないため、
架線の不整箇所などで衝撃を受けると集電舟36が振動
し、離線の発生が継続するという難点があった。
に示す例では、可動質量が大きく追従性が良くない。ま
た、図４に示す例では、追従性は図３に示す例よりは良
好であるが、支えばね37にダンピング効果がないため、
架線の不整箇所などで衝撃を受けると集電舟36が振動
し、離線の発生が継続するという難点があった。
【０００４】
【問題を解決するための手段】本発明は上述した点に鑑
みて創案されたもので、その目的とするところは、これ
らの欠点を解決するためになされたもので、主ばねによ
り押し付け力を付与する平行リンク機構の枠組み上部
に、ナイトハルトゴムバネで支持したアームを設け、該
アームの頂部に集電舟を取り付ける構造としてなるもの
である。その作用はかかる構成により、車体と架線間の
大きいが緩やかな距離の変化に対しては、枠組みで追従
し、微少であるが急激な変化に対してはアーム部で追従
する。しかもナイトハルトゴムのダンピング効果によ
り、集電舟の振動が抑制されるので架線の不整箇所で受
ける衝撃を緩和し、離線の発生が少ない。
みて創案されたもので、その目的とするところは、これ
らの欠点を解決するためになされたもので、主ばねによ
り押し付け力を付与する平行リンク機構の枠組み上部
に、ナイトハルトゴムバネで支持したアームを設け、該
アームの頂部に集電舟を取り付ける構造としてなるもの
である。その作用はかかる構成により、車体と架線間の
大きいが緩やかな距離の変化に対しては、枠組みで追従
し、微少であるが急激な変化に対してはアーム部で追従
する。しかもナイトハルトゴムのダンピング効果によ
り、集電舟の振動が抑制されるので架線の不整箇所で受
ける衝撃を緩和し、離線の発生が少ない。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の１実施例を示す車両の上側から
見た構成図、図２はナイトハルトゴムバネの作用を説明
するための説明図である。図１，２において、１は架
線、４は台枠、５は主枠、６は釣り合い枠、７は主ば
ね、８は中間部材、９はナイトハルトゴムバネ、10はア
ーム、11は集電舟である。台枠４、主枠５、釣り合い枠
６、中間部材８は平行リンク機構を構成し、一方を主軸
13に固定されたてこ14にもう一方を台枠に取り付けた主
ばね７の力により、平行リンク機構が伸び上がり、架線
１に対して集電舟11を押しつける力を付与する。平行リ
ンク機構を構成する中間部材８は、常に台枠４に対して
平行を維持する。この中間部材８にナイトハルトゴムバ
ネ９の外側のケース９a を固定する。
明する。図１は本発明の１実施例を示す車両の上側から
見た構成図、図２はナイトハルトゴムバネの作用を説明
するための説明図である。図１，２において、１は架
線、４は台枠、５は主枠、６は釣り合い枠、７は主ば
ね、８は中間部材、９はナイトハルトゴムバネ、10はア
ーム、11は集電舟である。台枠４、主枠５、釣り合い枠
６、中間部材８は平行リンク機構を構成し、一方を主軸
13に固定されたてこ14にもう一方を台枠に取り付けた主
ばね７の力により、平行リンク機構が伸び上がり、架線
１に対して集電舟11を押しつける力を付与する。平行リ
ンク機構を構成する中間部材８は、常に台枠４に対して
平行を維持する。この中間部材８にナイトハルトゴムバ
ネ９の外側のケース９a を固定する。
【０００６】ナイトハルトゴムバネ９は、角形のケース
９a に角形の軸９b が挿入され、ケースと軸のなす隙間
に円筒形ゴム９c が圧入されており、軸９b がケース９
a に対して円筒形ゴム９c の弾性によりねじりばね作用
を持つ。さらに、ゴム特有のダンピング効果を併せ持っ
ている。この角形の軸９b の両端にアーム10は固定され
ておりナイトハルトゴムバネ作用により、軸中心にねじ
りばね作用を有する。集電舟11は、アーム10の先端にピ
ン12により回転可能に取り付けられる。
９a に角形の軸９b が挿入され、ケースと軸のなす隙間
に円筒形ゴム９c が圧入されており、軸９b がケース９
a に対して円筒形ゴム９c の弾性によりねじりばね作用
を持つ。さらに、ゴム特有のダンピング効果を併せ持っ
ている。この角形の軸９b の両端にアーム10は固定され
ておりナイトハルトゴムバネ作用により、軸中心にねじ
りばね作用を有する。集電舟11は、アーム10の先端にピ
ン12により回転可能に取り付けられる。
【０００７】かくの如き構成により、その作用を説明す
ると次の通りである。車両２と架線１の間の大きな緩や
かな距離変化に対しては、主枠５、釣り合い枠６で構成
される平行リンク機構部が動いて集電舟11が架線１に追
従する。車両２と架線１間の急激な距離変化に対して
は、ナイトハルトゴムバネ９でばね作用を付加されたア
ーム10が動いて集電舟11が架線１に追従する。しかもナ
イトハルトゴム９のダンピング効果により、集電舟11の
振動が抑制されるので架線の不整箇所で受ける衝撃を緩
和し、離線の発生が少ない。なお、本実施例は、架線が
側面を向いている場合の例で説明したが、架線が下向
き、あるいは上向きの場合でも同様な構造で適用できる
ことは言うまでもない。
ると次の通りである。車両２と架線１の間の大きな緩や
かな距離変化に対しては、主枠５、釣り合い枠６で構成
される平行リンク機構部が動いて集電舟11が架線１に追
従する。車両２と架線１間の急激な距離変化に対して
は、ナイトハルトゴムバネ９でばね作用を付加されたア
ーム10が動いて集電舟11が架線１に追従する。しかもナ
イトハルトゴム９のダンピング効果により、集電舟11の
振動が抑制されるので架線の不整箇所で受ける衝撃を緩
和し、離線の発生が少ない。なお、本実施例は、架線が
側面を向いている場合の例で説明したが、架線が下向
き、あるいは上向きの場合でも同様な構造で適用できる
ことは言うまでもない。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、 １）ナイトハルトゴムのばね作用とダンピング効果によ
り、簡単な構造で高い追従性が得られる。 ２）構造が簡単で、保守が容易である。 ３）部品点数が少なく製作容易である。
り、簡単な構造で高い追従性が得られる。 ２）構造が簡単で、保守が容易である。 ３）部品点数が少なく製作容易である。
【図１】図１は本発明の１実施例を示す車両の上側より
見た構成図である。
見た構成図である。
【図２】図２はナイトハルトゴムバネの説明図である。
【図３】図３は従来の集電装置の一例を示す車両の上側
より見た構成図である。
より見た構成図である。
【図４】図４は従来の集電装置の他の一例を示す車両の
上側より見た構成図である。
上側より見た構成図である。
１ 架線 ２ 主枠 ６ 釣り合い枠 ７ 主ばね ９ ナイトハルトゴムバネ 10 集電舟
Claims (1)
- 【請求項１】 軌道側面に設置した剛体架線より集電す
る新交通システム車両用集電装置において、主ばねによ
り押し付け力を付与する平行リンク機構の枠組み上部に
ナイトハルトゴムバネで支持したアームを設け、該アー
ムの頂部に集電舟を取り付けたことを特徴とする新交通
システム車両用集電装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17288996A JPH104604A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 新交通システム車両用集電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17288996A JPH104604A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 新交通システム車両用集電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH104604A true JPH104604A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15950212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17288996A Pending JPH104604A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 新交通システム車両用集電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH104604A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4889455A (en) * | 1987-05-21 | 1989-12-26 | Sandvik Ab | Drill |
| JP2008228396A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Railway Technical Res Inst | パンタグラフ |
| JP2014207788A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 三菱重工業株式会社 | 交通システム、及び給電方法 |
| JP2017123751A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 三菱重工業株式会社 | 集電装置及び車両 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17288996A patent/JPH104604A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4889455A (en) * | 1987-05-21 | 1989-12-26 | Sandvik Ab | Drill |
| JP2008228396A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Railway Technical Res Inst | パンタグラフ |
| JP2014207788A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 三菱重工業株式会社 | 交通システム、及び給電方法 |
| US9969299B2 (en) | 2013-04-12 | 2018-05-15 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Traffic system and power supply method |
| JP2017123751A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 三菱重工業株式会社 | 集電装置及び車両 |
| KR20170083477A (ko) | 2016-01-08 | 2017-07-18 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 집전 장치 및 차량 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051109 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051128 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060322 |