JPH05207510A - 磁気録画再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録すべき複合映像信号をデジタル信号処理
回路により輝度信号と搬送色信号に分離する磁気録画再
生装置において、再生時に前記デジタル信号処理回路を
構成するメモリーおよびデジタルフィルタを共用化して
使用し、再生輝度信号および再生搬送色信号中のノイズ
成分を除去する具体的構成を提供する。 【構成】 記録時に、複合映像信号を輝度信号と搬送色
信号に分離するために使用されるデジタル信号処理回路
の１Ｈ遅延用メモリ１０、１１とデジタルフィルタ５、
６、７を、再生時に接続を変えて使用し、輝度信号中の
残留色成分等を除去するくし形フィルタと、再生搬送色
信号中のクロストーク成分を除去するくし形フィルタと
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複合映像信号をデジタ
ル信号処理回路を用いて輝度信号と搬送色信号に分離
し、この輝度信号と搬送色信号をそれぞれ低搬送波ＦＭ
輝度信号と低域変換色信号に変換し混合して順次記録
し、再生時にデジタル信号処理回路を用いて再生輝度信
号と搬送色信号を得る磁気録画再生装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】近年、輝度信号と搬送色信号をそれぞれ
低搬送波ＦＭ輝度信号と低域変換色信号に変換し混合し
て順次記録するＶＴＲにおいて、高画質化のために複合
映像信号から輝度信号と搬送色信号を分離するＹ／Ｃ分
離にデジタル信号処理回路が使われ始めており、特に家
庭用のＶＴＲにおいては記録時だけではなく、再生時に
復調輝度信号に含まれているノイズ成分を除去するため
のフィルタとしても前記デジタル信号処理回路を利用す
ることが多くなってきている。

【０００３】以下に従来の磁気録画再生装置について説
明する。図３はデジタル信号処理回路を使用した従来の
磁気録画再生装置の構成を示すものである。図３におい
て、１と２は映像信号入力端子、３は再生系色用アナロ
グくし形フィルタ回路であり、バンドパスフィルタ３
０、輝度垂直非相関検出回路３１、１水平走査期間（１
Ｈ）遅延素子３２、３３、セレクタ３６により構成され
る。４はＡ／Ｄ変換器、５は第一のデジタルフィルタで
あり、遅延回路５０、５１、加算器５２、１／２倍回路
５３、５５、減算器５４により構成される。６は第二の
デジタルフィルタであり、遅延回路６０、６１、加算器
６２、１／２倍回路６３、６５、減算器６４により構成
される。７は論理演算回路であり、垂直パターン判別回
路７０、符号反転回路７１、７２、セレクタ７３、７
４、加算器７５、１／２倍回路７６により構成される。
８は遅延補正回路、９は第三のデジタルフィルタ、１０
と１１は１Ｈ遅延メモリである。１２は減算器、１３と
１４はＤ／Ａ変換器、１５は遅延補正回路であり、１６
はセレクタ、１７と１８は映像信号出力端子である。

【０００４】以上のように構成された磁気録画再生装置
の動作を以下に説明する。まず、記録時は、Ｙ／Ｃ分離
回路として働き、第一の入力端子１を介してＡ／Ｄ変換
器４でデジタル化した第一の複合映像信号Ｓ１を第一の
デジタルフィルタ５により帯域制限した第一の搬送色信
号Ｃ１と、前記第一の複合映像信号Ｓ１を第一の１Ｈ遅
延メモリ１０を介して１Ｈ遅延した第二の複合映像信号
Ｓ２と、その第二の複合映像信号Ｓ２を第二のデジタル
フィルタ６により帯域制限した第二の搬送色信号Ｃ２
と、第二の１Ｈ遅延メモリ１１を用いて前記第二の搬送
色信号Ｃ２より１Ｈ遅延した第三の搬送色信号Ｃ３を作
成し、論理演算回路７の垂直パターン判別回路７０で前
記第一、第二、第三の搬送色信号Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３の垂
直相関判別を行い、前記垂直パターン判別回路７０から
の判別信号に応じてセレクタ７３、７４を切り換えて、
符号反転回路７１、７２、加算器７５、１／２倍回路７
６を用いて演算を行い第四の搬送色信号Ｃ４を抽出し、
第三のデジタルフィルタ９により前記第四の搬送色信号
Ｃ４をフィルタリングし第五の搬送色信号Ｃ５を抽出
し、前記第二の複合映像信号Ｓ２を遅延補正回路８で遅
延補正した信号Ｓ３から前記第五の搬送色信号Ｃ５を減
算器１２で減算し輝度信号Ｙを分離する。

【０００５】その後前記輝度信号Ｙは、第一のＤ／Ａ変
換器１３および第一の出力端子１７を介してアナログ出
力され、前記第五の搬送色信号Ｃ５は、第二のＤ／Ａ変
換器１４でアナログ化され、セレクタ１６を介して第二
の出力端子１８より出力される。

【０００６】次に再生時は、再生輝度信号を前記第一の
入力端子１を介して前記第一のＡ／Ｄ変換器４でデジタ
ル化した第一の輝度信号Ｓ１を前記第一のデジタルフィ
ルタ５により帯域制限した第一の残留色成分Ｃ１と、前
記第一の輝度信号Ｓ１を前記第一の１Ｈ遅延メモリ１０
を介して１Ｈ遅延した第二の輝度信号Ｓ２と、前記第二
の輝度信号Ｓ２を前記第二のデジタルフィルタ６により
帯域制限した第二の残留色成分Ｃ２と、前記第二の１Ｈ
遅延メモリ１１を用いて前記第二の残留色成分Ｃ２より
１Ｈ遅延した第三の残留色成分Ｃ３を作成し、前記論理
演算回路７の前記垂直パターン判別回路７０からの判別
信号に応じて前記セレクタ７３、７４を切り換えて、前
記符号反転回路７１、７２、前記加算器７５、前記１／
２倍回路７６を用いて演算を行い第四の残留色成分Ｃ４
を抽出し、前記第三のデジタルフィルタ９により前記第
四の残留色成分Ｃ４をフィルタリングし第五の残留色成
分Ｃ５を抽出し、前記第二の輝度信号Ｓ２を前記遅延補
正回路８で遅延補正した信号Ｓ３から前記第五の残留色
成分Ｃ５を前記減算器１２で減算し残留色成分が除去さ
れた再生輝度信号Ｙを作成し、前記残留色成分が除去さ
れた再生輝度信号Ｙを前記第一のＤ／Ａ変換器１３およ
び前記第一の出力端子１７を介してアナログ出力する。

【０００７】また、再生搬送色信号を前記第二の入力端
子２から再生系色用アナログくし形フィルタ３に入力
し、遅延補正回路１５を介して前記残留色成分が除去さ
れた再生輝度Ｙとのタイミングを調整し、前記セレクタ
１６を介して前記第二の出力端子１８から隣接クロスト
ークが除去された搬送色信号を出力する。このとき、前
記第一の入力端子１より入力される再生輝度信号を用い
て１Ｈ遅延素子３３および垂直非相関検出回路３１で１
Ｈ前の再生輝度信号との比較を行い垂直非相関検出信号
ＶＤを作成し、前記垂直非相関検出信号ＶＤによりセレ
クタ３６を切り換えて、垂直相関時には、バンドパスフ
ィルタ３０の出力信号をセレクトし、垂直非相関時に
は、前記バンドパスフィルタ３０に続く遅延素子３２、
減算器３４および１／２倍回路３５よりなるくし形フィ
ルタの出力信号をセレクトすることにより、垂直非相関
演算による色にじみを抑えることができる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成のＶＴＲにおいては、再生時、輝度信号系にの
みデジタル信号処理が行なわれており、搬送色信号処理
系に別途１Ｈ遅延素子を使用する色用アナログくし形フ
ィルタ３を必要とし回路規模が大きくなるという問題点
を有していた。

【０００９】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、新たな１Ｈメモリを追加することなくＶＴＲの再生
時の輝度および搬送色信号処理回路を記録時に用いられ
るデジタルＹ／Ｃ分離回路と共用化して小規模１チップ
ＬＳＩ化の容易な磁気録画再生装置を提供することを目
的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気録画再生装置は、記録時には、デジタル
化した第一の複合映像信号を第一の１水平走査期間（１
Ｈ）遅延用メモリにより１Ｈ遅延した第二の複合映像信
号と、前記第一の複合映像信号を第一のデジタルフィル
タにより帯域制限した第一の搬送色信号と、前記第二の
複合映像信号を第二のデジタルフィルタにより帯域制限
した第二の搬送色信号と、第二の１Ｈ遅延用メモリを用
いて前記第二の搬送色信号より１Ｈ遅延した第三の搬送
色信号を作成し、前記第一、第二、第三の搬送色信号を
論理演算回路により選択的に組み合わせて第四の搬送色
信号を抽出し、前記第四の搬送色信号から第三のデジタ
ルフィルタにより帯域制限し第五の搬送色信号を抽出
し、前記第二の複合映像信号を遅延補正した第三の複合
映像信号から前記第五の搬送色信号を減算しデジタル輝
度信号を出力し、再生時には、デジタル化した第一の輝
度信号から前記第一と第二の一方のメモリおよび前記第
一と第二の一方のデジタルフィルタを用いたくし形フィ
ルタにより第一の垂直非相関成分を抽出し、前記第三の
デジタルフィルタにより前記第一の垂直非相関信号から
第二の垂直非相関成分を抽出し、前記第一の輝度信号を
遅延補正した第二の輝度信号から前記第二の垂直非相関
成分を減算して残留色成分及びノイズが除去された第三
の輝度信号を得るとともに、デジタル化した第一の搬送
色信号を前記第一と第二の他方のメモリおよび前記第一
と第二の他方のデジタルフィルタを用いたくし形フィル
タにより隣接クロストークが除去された第二の搬送色信
号を出力し、前記論理演算回路を用いて前記第一の垂直
非相関信号から垂直非相関検出信号を作成し、前記垂直
非相関検出信号により前記第一の搬送色信号と前記第二
の搬送色信号を適応的に切り換える機能を備えた構成を
有している。

【００１１】

【作用】この構成により、輝度信号と搬送色信号をそれ
ぞれ低搬送波ＦＭ輝度信号と低域変換色信号に変換し混
合して順次記録するＶＴＲに使用した場合は、小規模１
チップデジタルＬＳＩにより、記録時には複合映像信号
のライン相関性を検出して適切にくし形フィルタを切り
換えることにより輝度信号と搬送色信号を最適に分離す
ることができ、また再生時には、復調輝度信号の残留色
成分およびノイズを除去し、さらに、搬送色信号の隣接
クロストークを除去することができる。

【００１２】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１は磁気録画再生装置の記録モー
ドの実施例であり、図２は磁気録画再生装置の再生モー
ドの実施例である。

【００１３】図１および図２において、ともに、１と２
は映像信号入力端子、３と４はＡ／Ｄ変換器である。５
は第一のデジタルフィルタであり、遅延回路５０、５
１、加算器５２、１／２倍回路５３、５７、セレクタ５
４、５５、減算器５５により構成される。６は第二のデ
ジタルフィルタであり、遅延回路６０、６１、加算器６
２、１／２倍回路６３、６７、セレクタ６４、６５、減
算器６６により構成される。７は論理演算回路であり、
垂直パターン判別回路７０、符号反転回路７１、７２、
しきい値設定回路７３、セレクタ７４、７５、加算器７
６、減算器７７により構成される。８は遅延補正回路で
あり、再生系遅延回路８０、記録系遅延回路８１、セレ
クタ８２より構成される。９は第三のデジタルフィルタ
であり、遅延回路９０、９１、加算器９２、９５、９
９、減算器９４、１／２倍回路９３、９６、９７により
構成される。１０と１１は１Ｈ遅延用メモリ、１２、１
３、１４、１５および１６はセレクタであり、１７は減
算器である。１８と１９はＤ／Ａ変換器であり、２０と
２１は映像信号出力端子である。

【００１４】まず、図１を用いて記録時の動作を説明す
る。第一の入力端子１および第一のＡ／Ｄ変換器３を介
して入力されたデジタル化した第一の複合映像信号Ｓ１
を第一のデジタルフィルタ５により帯域制限した第一の
搬送色信号Ｃ１と、前記第一の複合映像信号Ｓ１を第一
の１Ｈ遅延用メモリ１０を介して１Ｈ遅延した第二の複
合映像信号Ｓ２と、前記第二の複合映像信号Ｓ２を第二
のデジタルフィルタ６により帯域制限した第二の搬送色
信号Ｃ２と、第二の１Ｈ遅延用メモリ７を用いて前記第
二の搬送色信号Ｃ２より１Ｈ遅延した第三の搬送色信号
Ｃ３を作成し、論理演算回路７の垂直パターン判別回路
７０で前記第一、第二、第三の搬送色信号Ｃ１、Ｃ２、
Ｃ３の垂直相関判別を行い、前記パターン判別回路７０
からの判別信号に応じてセレクタ７４、７５を切り換え
て、符号反転回路７１、７２、加算器７６および１／２
倍回路７７でライン間の演算を行い第四の搬送色信号Ｃ
４を抽出し、第三のデジタルフィルタ９を介して第五の
搬送色信号Ｃ５を抽出し、前記第二の複合映像信号Ｓ２
を遅延補正回路８の記録系遅延回路８１により遅延補正
した複合映像信号Ｓ３から前記第五の搬送色信号Ｃ５を
減算器１７を用いて減算し輝度信号Ｙを分離する。その
後、前記輝度信号Ｙは第一のＤ／Ａ変換器１８によりア
ナログ化され出力端子２０より出力され、前記第五の搬
送色信号Ｃ５はセレクタ１６を介して第二のＤ／Ａ変換
器１９によりアナログ化され出力端子２１より出力され
る。

【００１５】次に、図２を用いて再生時の動作を説明す
る。第一の入力端子１および第一のＡ／Ｄ変換器３を介
して入力されたデジタル化した再生輝度信号Ｙ１から第
一の１Ｈ遅延メモリ１０と第一のデジタルフィルタ５よ
りなる第一のくし形フィルタにより垂直非相関信号Ｖ１
を抽出し、第三のデジタルフィルタ９でフィルタリング
して第二の垂直非相関信号Ｖ２を抽出し、前記第一の再
生輝度信号Ｙ１を遅延補正回路８の再生系遅延補正回路
８１により遅延補正した第二の再生輝度信号Ｙ２から前
記垂直非相関信号Ｖ２を減算器１７で減算して残留色成
分およびノイズが除去された第三の再生輝度信号Ｙ３を
作成し、前記第三の再生輝度信号Ｙ３を第一のＤ／Ａ変
換器１８および第一の出力端子２０を介してアナログ出
力する。

【００１６】また、第二の入力端子２より第二のＡ／Ｄ
変換器４を介して入力されたデジタル化された第一の再
生搬送色信号Ｃ１を前記第二の１Ｈ遅延メモリ１１と前
記第二のデジタルフィルタ６よりなる第二のくし形フィ
ルタにより隣接クロストークが除去された第二の再生搬
送色信号Ｃ２を作成し、セレクタ１５、前記セレクタ１
６および前記第二のＤ／Ａ変換器１９および前記第二の
出力端子２１を介してアナログ出力する。このとき、前
記論理演算回路７の符号反転回路およびセレクタ７４よ
りなる絶対値回路により、前記垂直非相関信号Ｖ１が正
の場合は前記セレクタ７４がＰ＋側をセレクトし、前記
垂直非相関信号Ｖ１が負の場合は前記セレクタ７４がＰ
−側をセレクトすることにより前記垂直非相関信号Ｖ１
の絶対値を作成し、前記第一の垂直非相関信号Ｖ１の絶
対値を加算器７６を用いてセレクタ７５でセレクトされ
たしきい値設定回路７３で設定されるしきい値と比較し
垂直非相関検出信号ＶＤを作成し、前記垂直非相関信号
ＶＤにより前記セレクタ１５を適応的に切り換えて垂直
相関時には、前記第二の搬送色信号Ｃ２をセレクトし
て、垂直非相関時には、前記第一の搬送色信号Ｃ１をセ
レクトし、垂直非相関演算ノイズの発生を抑えることが
出来る。なお、第一および第二のどのＡ／Ｄ変換器、Ｄ
／Ａ変換器、メモリの組合せでも同様に再生時の輝度信
号処理および搬送色信号処理のデジタル信号処理回路を
行うことが出来る。

【００１７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、輝度信号
と搬送色信号をそれぞれ低搬送波ＦＭ輝度信号と低域変
換色信号に変換し混合して順次記録する磁気録画再生装
置において、記録時には複合映像信号のライン相関性を
検出して適切にくし形フィルタを切り換えることにより
高解像度、高画質の輝度信号と搬送色信号を得ることが
でき、また再生時には復調輝度信号と搬送色信号を別々
のくし形フィルタに同時に介すことにより復調輝度信号
に含まれている残留色信号成分およびノイズ成分を除去
することができ、かつ再生時の搬送色信号の磁気記録媒
体上の隣接トラックからのクロストークを除去すること
ができるため、従来、再生搬送色信号のクロストーク除
去のために設けられていたアナログ信号処理回路をデジ
タル化し、メモリおよびデジタル信号処理回路を記録時
と再生時で共用化して、新に１Ｈ遅延メモリを追加する
ことなく、非常に低コストで高画質な優れた磁気録画再
生装置を実現することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の磁気録画再生装置の記録モ
ードの要部ブロック図

【図２】本発明の一実施例の磁気録画再生装置の再生モ
ードの要部ブロック図

【図３】従来の磁気録画再生装置の要部ブロック図

【符号の説明】

１、 ２ 映像信号入力端子 ３、 ４ Ａ／Ｄ変換器 ５ デジタルフィルタ ５０、５１ 遅延回路 ５２ 加算器 ５３、５７ １／２倍回路 ５４、５５ セレクタ ５６ 減算器 ６ デジタルフィルタ ６０、６１ 遅延回路 ６２ 加算器 ６３、６７ １／２倍回路 ６４、６５ セレクタ ６６ 減算器 ７ 論理演算回路 ７０ 垂直パターン判別回路 ７１、７２ 符号反転回路 ７３ しきい値設定回路 ７４、７５ セレクタ ７６ 加算器 ７７ １／２倍回路 ８ 遅延補正回路 ８０ 再生系遅延補正回路 ８１ 記録系遅延補正回路 ８２ セレクタ ９ デジタルフィルタ １０、１１ １Ｈ遅延用メモリ １２、１３、１４ セレクタ １５、１６ セレクタ １７ 減算器 １８、１９ Ｄ／Ａ変換器 ２０、２１ 出力端子

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】記録時には、記録すべきデジタル化した第
   一の複合映像信号を第一の１水平走査期間（１Ｈ）遅延
   用メモリにより１Ｈ遅延した第二の複合映像信号と、前
   記第一の複合映像信号を第一のデジタルフィルタにより
   帯域制限した第一の搬送色信号と、前記第二の複合映像
   信号を第二のデジタルフィルタにより帯域制限した第二
   の搬送色信号と、第二の１Ｈ遅延用メモリを用いて前記
   第二の搬送色信号より１Ｈ遅延した第三の搬送色信号を
   作成し、前記第一、第二、第三の搬送色信号を論理演算
   回路により選択的に組み合わせて第四の搬送色信号を抽
   出し、前記第四の搬送色信号から第三のデジタルフィル
   タにより帯域制限し第五の搬送色信号を抽出し、前記第
   二の複合映像信号を遅延補正した第三の複合映像信号か
   ら前記第五の搬送色信号を減算しデジタル輝度信号を出
   力し、そのデジタル輝度信号と前記第五の搬送色信号を
   それぞれＤ／Ａ変換して記録回路に導き、再生時には、
   デジタル化した第一の再生輝度信号から前記第一と第二
   の一方の１Ｈ遅延用メモリおよび前記第一と第二の一方
   のデジタルフィルタを用いたくし形フィルタにより第一
   の垂直非相関成分を抽出し、前記第三のデジタルフィル
   タにより前記第一の垂直非相関信号から第二の垂直非相
   関成分を抽出し、前記第一の再生輝度信号を遅延補正し
   た第二の再生輝度信号から前記第二の垂直非相関成分を
   減算し残留色成分及びノイズが除去された第三の再生輝
   度信号を得るとともに、デジタル化した第一の再生搬送
   色信号を前記第一と第二の他方の１Ｈ遅延用メモリおよ
   び前記第一と第二の他方のデジタルフィルタを用いたく
   し形フィルタに通してより隣接クロストークが除去され
   た第二の再生搬送色信号を得、前記第三の再生輝度信号
   と第二の再生搬送色信号とをＤ／Ａ変換して再生回路に
   導くことを特徴とする磁気録画再生装置。
2. 【請求項２】前記論理演算回路を用いて前記第一の垂直
   非相関信号から垂直非相関検出信号を作成し、前記垂直
   非相関検出信号により前記第一の再生搬送色信号と前記
   第二の再生搬送色信号を適応的に切り換えることを特徴
   とする請求項１記載の磁気録画再生装置。