JPH05206758A - 差動入力部および1電源を備え、周波数補償用キャパシタンスを有する計測用集積増幅器 - Google Patents

差動入力部および1電源を備え、周波数補償用キャパシタンスを有する計測用集積増幅器

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JPH05206758A
JPH05206758A JP4201105A JP20110592A JPH05206758A JP H05206758 A JPH05206758 A JP H05206758A JP 4201105 A JP4201105 A JP 4201105A JP 20110592 A JP20110592 A JP 20110592A JP H05206758 A JPH05206758 A JP H05206758A
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transistor
transistors
collector
input
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JP4201105A
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Michelangelo Mazzucco
ミケランジェロ・マッツーコ
Vanni Poletto
バニ・ポレット
Marco Morelli
マルコ・モレッリ
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STMicroelectronics SRL
Marelli Europe SpA
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Marelli Autronica SpA
SGS Thomson Microelectronics SRL
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    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • H03F1/083Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements in transistor amplifiers
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部の補償用キャパシタンスを用いずに小容
量のキャパシタンスでもって周波数の補償を行え、これ
により、該増幅器と同一のチップに容易に集積化出来
る、計測用増幅器を提供する。 【構成】 増幅器(A)は、周波数補償用キャパシタン
ス(C2,C1)のそれぞれに結合される第1,第2の
帰還増幅回路(A1,A2)のそれぞれに接続する、第
1,第2の入力トランジスタ(Q1,Q2)を備える。
第2の帰還増幅回路(A2)は、2段構成であって、1
個の内部の補償用キャパシタンス(CX)を備える。そ
の3つの周波数の補償用キャパシタンスは、低い数値を
有することが出来、従って、増幅器(A)と同一のチッ
プの中に容易に集積化することが出来る。該増幅器は、
特に、異なるアース導体(GND1,GND0)を有す
る、ジルコニウム・ダイオキシドの酸素センサ電子制御
装置の間のインタフェイスとして使用出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動入力部を備え、1
電源で機能する計測用集積増幅器に関する。より詳しく
は、本発明は、付記した特許請求の範囲の1の序論で定
義されるタイプの計測用集積増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】このような増幅器は、例えば、内燃機関
を有する車の触媒コンバータに適したジルコニウム・ダ
イオキシドの酸素センサ(ラムダプローブ)と、コンバー
タから物理的に離れた電子制御ユニットとの間のインタ
フェイス増幅器として使用される。この応用では、酸素
センサは、ローカルアース電圧(コンバータのアース)に
関する電圧信号を供給し、その電圧信号は、典型的に0
と最大でおよそ+1Vの間で変化する。一般に、センサ
が接続されるアースは、通常、インタフェイス増幅器を
備える電子制御ユニットのアースから物理的に分離した
別個のものである。したがって、+1Vの状態の電位差
は、センサのアースとインタフェイス増幅器のアースと
の間に生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】酸素センサと電子制御
ユニット間の接続用ワイヤーは、一般に非常に長いもの
なので、コモンモードの干渉を効果的に阻止するために
は、インタフェイス増幅器は高いCMRR値(コモンモ
ード阻止値)を有するものでなくてはならない。増幅器
が高いPSRR値(電力供給阻止値)を持つことは、別
の好都合がある。ジルコニウム・ダイオキシドの酸素セ
ンサは、相当な高出力インピーダンスを有する。したが
って、このようなセンサに接続して使用されるインタフ
ェイス増幅器は、高入力インピーダンスを有していなけ
ればならない。又、増幅器は、それのアースに対してア
ナロク/デジタル・コンバータに接続されるための最適
のダイナミック・レンジ、例えば0から4Vの範囲の信
号を出力出来なくてはならない。したがって、増幅器は
約4の公称ゲインを有しなければならない。
【0004】単一の電力供給で作動し、高入力インピー
ダンスや高いCMRR値高いPSRR値を有する、差動
入力部を備えた増幅器の例は、いわゆる、「IEEE
J.Solid State Circuits」SC
−10号(1975年12月号),424ー431頁に
おける、ルディ・ジェー・ヴァン・ド・プラスクによる
「ワイドバンド・モノリシック計測用増幅器」や、「I
EEE J.Solid State Circuit
s」SC−10号(1975年12月号),417ー4
23頁における、ポール・ブロコーとマイケル・ピー・
ティムコによる「改良されたモノリシック計測用増幅
器」の中で詳述されたタイプの「計測用増幅器」であ
る。これらの増幅器の入力部でのコモンモードの電圧の
最小値が、アースに関して−1V必要なのに対して約+
1Vであるので、これらの増幅器は、ジルコニウム・ダ
イオキシドの酸素プローブと接続して使用出来ない。
【0005】しかしながら、「IEEE J.Soli
d State Circuits」SC−16号(1
981年12月号)と、米国特許第4,232,271
号の、バーナード・ディー・ミラーとローレンス・アー
ル・サンプルによる「酸素センサ・インタフェイス要求
のために設計されたIC計測用増幅器」において、上記
適用に適した増幅器のタイプが記載されている。
【0006】特に、この米国特許に記載されている増幅
器は、2個のバイポーラ・トランジスタのエミッタから
形成される入力段を備え、それらの各々のコレクタがア
ース電位より高い基準電位に保たれているので入力段は
アース電位以下の電位にすることができ、その結果基板
ダイオードの導通を防止する。電位をアースの電位未満
にすることが出来る。所望の高入力インピーダンスは、
バイポーラ・トランジスタに適切なバイアスを与えるこ
とにより、達成される。入力部間に加えられた電位差
は、電流に変換され、電流はそれからカレント・ミラー
回路の手段によって出力抵抗へ送られる。
【0007】付記した特許請求の範囲の1の序論は、実
際にこの既知のタイプの増幅器に関する。
【0008】本発明の目的は、ラムダプローブ接続用と
して差動入力部と単一電源を備えた計測用集積増幅器で
あって、該増幅器は、外部の補償用キャパシタンスを用
いずに小容量のキャパシタンスでもって周波数の補償を
行え、これにより、該増幅器と同一のチップに容易に集
積化出来る、計測用増幅器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、付記した請求項1で述べた新規な特性を有する、
特徴を述べた箇所において上述したタイプの増幅器の手
段によって達成された。 本発明の別の特徴及び利点
は、純粋に非制約的な例として提供された、添付図面に
伴う、詳細な説明から明らかになるであろう。
【実施例】
【0010】図1において、本発明に係る増幅器は、一
般にAで示される。増幅器Aは、2個の入力端子IN
−,IN+と、出力端子OUTを備える。増幅器Aの端
子IN−,IN+は、Lで示されるジルコニウム・ダイ
オキシドの酸素センサのgとlの端子に接続されて示さ
れている。そのセンサの端子gは、増幅器Aのアース導
体GND0から物理的に分離した別個の、ローカルのア
ース導体GND1に接続されている。増幅器Aの単一の
電源Vccの一極も、後者のアース導体に接続されてい
る。
【0011】増幅器は、図示された実施例内にて、np
nタイプの2個のバイポーラ・トランジスタQ1,Q2
を備えている。
【0012】Q1,Q2のエミッタは、それぞれ端子I
N−,IN+に接続されている。
【0013】抵抗器R1は、Q1とQ2のベースの間に
接続されている。抵抗器R2は、Q1のベース、エミッ
タとの間に接続されている。
【0014】IP1,IP2でそれぞれ表された、一定
のバイアス電流を発生させるための発生器は、電源Vc
cの正極と、Q1,Q2のコレクタとの間に接続されて
いる。
【0015】A1で表された第1の増幅器は、基準電源
VR1に接続された反転入力部(−)と、Q1のコレク
タに接続された第2の非反転入力部(+)とを備える。
A1の出力部は、Q1のベースに接続されている。
【0016】第2の増幅器A2の第1の反転入力部
(−)は、Q2のコレクタに接続され、その第2の非反
転入力部(+)は、基準電源VR2に接続され、その出
力部は、MOSFETトランジスタM7のゲートに接続
されている。この後者のトランジスタのドレインはQ2
のベースに接続されている。
【0017】増幅器A1は、Q1のコレクタをアースG
ND0に対して(正の)電圧VR1に保ち、その結果、
同トランジスタのエミッタをアース導体GND0の電位
以下に降下できる。同様に、Q2のコレクタは、GND
0に対し電圧VR2に保つので、その同トランジスタの
エミッタも、GND0の電位未満の電位にできる。
【0018】M7のゲートは、別のMOSFETトラン
ジスタM9のゲートに接続され、M9のドレインは、増
幅器全体Aの出力OUTを呈し、また、抵抗器R6の手
段によって、アース導体GND0に接続されている。
【0019】Q7,Q8で表される2個のpnpバイポ
ーラ・トランジスタのコレクタは、それぞれ電源M7,
M9に接続されている。トランジスタQ7のベースは、
そのエミッタとQ8のベースとに接続されている。
【0020】Q7,Q8のエミッタは、Q5,Q6で表
される別の2個のバイポーラpnpトランジスタのコレ
クタに接続される。トランジスタQ6のベースは、その
コレクタとQ5のベースとに接続されている。
【0021】Q5,Q6のエミッタは、R3,R4で表
される2個の抵抗器の手段によって、それぞれ電源Vc
cの正極に接続されている。
【0022】増幅器Aは、実際に以下のようにして機能
する。
【0023】入力トランジスタQ1,Q2は、2個の一
定電流発生器IP1,IP2によってバイアスをかけら
れている。これらのトランジスタのベース・エミッタ間
電圧は、従って、略一定と考えられてよい。これらの状
況では、抵抗R1に現れる電圧は、入力部IN−,IN
+間の電位差に相当する。
【0024】抵抗R1に生じる電圧は、従って: VR1=VIN、VIN=VIN(+)−VIN(−) R1において電圧VR1(IR1=VR1/R1)を生
じさせるのに必要な電流IR1は、M7から供給され
る。
【0025】トランジスタM7,M8並びにQ5からQ
8と、抵抗R3,R4並びにR6は、「カスコード」タ
イプの接続を有する、カレント・ミラー回路を形成す
る。カレント・ミラー回路の2つの分岐における電流間
の比率が、1:1ならば、R6を通過する電流IR6
は、R1を通過する電流に等しい。従って、IR1=I
R6である。
【0026】出力端子OUTとアース導体GND0間の
電圧VOUTは、従って以下の等式で与えられる。 VOUT=R6・IR1=VIN・R6/R1
【0027】したがって、出力電圧VOUTは、抵抗R
6,R1の抵抗間の比及び、差入力電圧VINに比例す
る。
【0028】次に、増幅器Aを周波数補償の観点から考
察する。以下の記述で明らかになるように、本発明によ
れば、増幅器Aの周波数補償は、増幅器として同一チッ
プに集積された、図1,図2並びに図4中C1,C2で
示された2個のキャパシタンスを使用することによっ
て、また、図4中CXで示された別の集積化された補償
用キャパシタンスを含む2段の増幅器A2を形成するこ
とによって行われうる。
【0029】図1でわかるように、キャパシタンスC1
は、増幅器A2の反転入力部と出力部との間に接続され
る。
【0030】キャパシタンスC2は、A1の反転入力部
とQ1のコレクタとの間に接続される。
【0031】A2の構成やキャパシタンスCXと同様
に、キャパシタンスC1,C2も、以下の考察に基づ
き、決定される。
【0032】まず最初に、増幅器A2を考察し、増幅器
A1が安定し、ほとんど無限の帯域を有するように形成
されることが出来ると仮定する。
【0033】この仮定のもとに、もし入力部IN+,I
N−が、実際の交流(AC)成分に関して、A1の手段に
より短絡されたならば、Q1のベースの電圧は、周波数
変化に関してクランプされ、あたかもQ1のベースがア
ースに接続されて(交流(AC)成分に関してのみ)いる
如く作用する。これらの考察から見て、A2の出力部と
M7のゲートの間の帰還ループがオープンならば、安定
化の目的で解析される回路は、図2に示される回路であ
る。
【0034】本発明によれば、A2による補償は、例え
ば、図4に示すように、内部の補償用キャパシタンスC
X(ミラー・キャパシタンス)と外部の補償用キャパシ
タンスC1及び通常の2段の増幅器を備えた増幅器とし
て構成することにより達成される。
【0035】図4に示す実施例中、増幅器A2は、エミ
ッタがアース導体GND0に接続され、ベースが相互に
接続され、コレクタが2個のMOSFETトランジスタ
のドレインに接続された、2個のバイポーラnpnトラ
ンジスタQ3,Q4を備えた、第1の差動入力段を備え
る。Q3のベースとコレクタは相互に接続されている。
【0036】電流発生器IP3は、電源Vccの正の端
子と、M5,M6のソースとの間に接続されている。
【0037】M5のゲートはQ2のコレクタに接続さ
れ、M6のゲートは基準電源VR2に接続されている。
【0038】Q4のコレクタはA2における第1段目の
出力を呈し、その出力はnpnバイポーラ・トランジス
タQ11のベースに接続されている。このトランジスタ
Q11は、A2における第2段目の出力を呈する。この
トランジスタは電源Vccの正の端子とトランジスタの
コレクタの間の電流発生器IP4によってバイアスされ
る。
【0039】補償用キャパシタンスCXは、Q11のベ
ースとコレクタの間に接続されている。
【0040】補償用キャパシタンスC1は、Q2とQ1
1のコレクタの間に接続されている。
【0041】上述したタイプの2段の構成のために、A
2において周波数補償を行うのが全く容易であり、その
周波数応答カーブ(その開ループのゲインGA2)は、
卓越した極及びきわめて広帯域(1以上のゲインを持
つ)を持つ。増幅器A2はこのようにして容易に形成で
きるので、増幅器A2のゲインGA2が、かなり高いゲ
インと帯域との積G・Bでおよそ1MHzのオーダーを
高い位相マージンと共に有する、図3に示すタイプの周
波数曲線を持つ。
【0042】補償用キャパシタンスC1の追加は、M7
のゲートとA2の出力部との間に(図2)、図3に示す
ように、積分器の周波数応答に対応する周波数応答を備
え、単位Aのループ・ゲインが存在することを意味す
る。
【0043】ループ・ゲインが0dBのレベルと交差す
るポイントは、Q2のコレクタとA2の出力部との間の
相互コンダクタンス(GM)(図2)に依存する。相互
コンダクタンスは、概略数メガヘルツの数値まで(例え
ば、約8MHzまで)実質的にフラットな周波数曲線を
有するので、ゲインとループ・ゲインAの最大総合帯域
との積は、以下のように表される。 G・Btotmax=GMmax/2・C1
【0044】もちろん、相互コンダクタンスGMの最大
値は、差動入力電圧が最大(例えば、+1V)である時
に生じ、差動入力電圧がゼロの時には、相互コンダクタ
ンスはゼロである。
【0045】従って、キャパシタンスC1は、相互コン
ダクタンスが最大値である場合、積G・Btotmaxが増幅
器A2の帯域以下(多くて同等)で、かつ、例えば図3
に示すように300KHzの数値となるように、選択さ
れる。このことは、A2が実際に積分器のように作用す
ることを確実にする。
【0046】差動入力電圧GMが低下する時、図3の曲
線Aによって示されるように、相互コンダクタンスGM
が低下し、その結果、積G・Btotも減少する。この
時、それでも、ループ・ゲインの曲線が0dBのレベル
を交差した時点では、曲線はまだ20dB/10の勾配
を有するため、増幅器は依然安定している。したがっ
て、ゲインと帯域との積G・Btotは、ラムダ・プロー
ブが概して15Hz以下の周波数帯域を有しているた
め、ほとんどの場合、数百ヘルツのオーダーである。
【0047】次に、増幅器A1を再度考察するすること
にする。上記で行った仮定によれば、この増幅器は、周
波数の変化に対してQ1のベース電圧を一定に保たねば
ならない。この目的のためには、ループ・ゲインAの帯
域よりはるかに大きく、従ってG・Btotmaxよりはるか
に大きい、(1よりもはるかに大きいゲインを有する)
帯域で十分である。従って、増幅器A1は、ゲインと帯
域との積G・B(A1)がおよそ4MHzとなるように
形成されうる。
【0048】入力部IN−で最大電圧は単に約+1Vで
あるので、増幅器A1を、図4に示す、単純な構成で構
築できる。すなわち、pnpバイポーラ・トランジスタ
Q9のベースに接続され、そのエミッタはMOSFET
トランジスタM8ののソースに接続され、Q9のベース
は、キャパシタンスC2と基準電源VR1とに接続され
る。MOSFETトランジスタM8のドレインは、電源
Vccの正極に接続され、ゲートはQ1のコレクタに接
続されている。
【0049】図4に示す実施例では、増幅器A1は高入
力インピーダンスを有する。さらに、トランジスタM8
は、Q1のコレクタが電流を吸収するのを阻止し、その
結果入力部IN+,IN−にはオフセット電圧が導入さ
れない。M8はMOSFETトランジスタであるため、
Q9による初期効果によって、Q9とM8における電流
が変化してもQ1のバイアス電流(発生器IP1によっ
て決定される)を変化させず、したがって、カレント・
ミラー回路中の電流に変化がなく、その結果、出力電圧
に変化がないので、CMRR値は増加する。
【0050】増幅器A2に関しては、この増幅器も、ゼ
ロの入力バイアス電流である高入力インピーダンスを有
し、その結果、入力部IN+,IN−でのオフセット電
圧の導入が阻止されることがわかる。
【0051】
【効果】上述した本発明に係わる増幅器は、最適な周波
数の補償と、高いCMRR及びPSRR値を有し、これ
により、単一電源でもって、コモンモード入力が、アー
スに対し約±1Vでもって置き換えられ、同時に、入力
部IN+,IN−間に最大約1Vの最大電位を入力でき
る。その増幅器は、外部のキャパシタンスを使用するこ
となく安定化されるので、すべての動作条件、特に入力
電圧の振幅に対して周波数補償を確実なものとする。。
【0052】もちろん、純粋に制限しない例として述べ
図示された、実施例の形態並びに構成の詳細を、幅広く
変更しても、それによって本発明の範囲から逸脱しない
のであれば、本発明の本旨は依然として同一である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る増幅器の電気回路図
【図2】 本発明に係る増幅器の、負帰還ループのゲイ
ンの安定化に関する考察のために用いられる、図1の回
路図から得られた電気回路図
【図3】 横座標が対数スケールで表された周波数の関
数として、縦座標にdBで表された、ある増幅器のゲイ
ンの曲線を示すグラフ、並びに、本発明に係る増幅器の
帰還ループのゲインの単位
【図4】 本発明に係る増幅器の、好適な実施例の詳細
な電気回路図
【符号の説明】
A 本発明に係わる増幅器 L ジルコニウム・ダイオキシドの酸素センサ GND0,GND1 アース導体 Vcc 電源 Q pnpバイポーラ・トランジスタ R 抵抗 VR 基準電源 M MOSFETトランジスタ IP 一定電流発生器 C1,C2 キャパシタンス CX 集積化された補償用キャパシタンス GA ゲイン GM 相互コンダクタンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591054901 マレリ・オートロニカ・ソシエタ・ペル・ アチオニ MARELLI AUTRONICA S OCIETA PER AZIONI イタリア20145ミラノ、ビア・グリツィオ ッティ4番 (72)発明者 ミケランジェロ・マッツーコ イタリア15040サンタ・マリア・デル・テ ンピオ(アレッサンドリア)、ストラダ・ バレンツァ22番 (72)発明者 バニ・ポレット イタリア15020カミノ(アレッサンドリ ア)、ビア・セッラ82番 (72)発明者 マルコ・モレッリ イタリア57100リボルノ、ビア・テミスト クレ・グエラッツィ71番

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアース導体(GND0)に接続さ
    れた端子を持ち、電源(Vcc)に対応する電圧レンジ
    以下の値とされるコモンモード入力電圧で機能できる、
    1個の端子を有する、単一の電源(Vcc)で機能し、
    差動入力部(IN+,IN−)を備えた計測用集積増幅
    器であって、 単一のチップの中に集積化されたその増幅器は、:第
    1,第2の入力トランジスタ(Q1,Q2)であって、
    そのベースが抵抗(R1)により相互に接続され、その
    エミッタが増幅器全体(A)の差動入力部(IN+,I
    N−)を構成し、信号源(L)の第1,第2端子(g,
    l)に接続を意図され、信号源(L)の第1端子(g)
    が、第1のアース導体(GND0)と異なる電位となっ
    ている、第2の離れたアース導体(GND1)に接続さ
    れている、第1,第2入力トランジスタ(Q1,Q2)
    と、 電源(Vcc)と、トランジスタ(Q1,Q2)のコレ
    クタの間に接続されている電流発生手段(IP1,IP
    2)と、 第1,第2トランジスタ(Q1,Q2)のコレクタに接
    続された第1入力部と、基準電源(VR1,VR2)の
    それぞれに接続された第2入力部をそれぞれ備え、トラ
    ンジスタのコレクタを第1のアース導体(GND0)以
    上の所望の電位に保つ為に負帰還ループを形成するよ
    う、トランジスタ(Q1,Q2)のベースに接続された
    出力部を備える、第1,第2の帰還増幅器手段(A1,
    A2)と、 第2の帰還増幅器(A2)から抵抗(R1)に向かい、
    かつ抵抗(R1)を通過して流れる電流を示す電圧信号
    (VOUT)を供給するための回路(M7,M9,Q5
    −Q8,R1−R6)であって、該電流がトランジスタ
    (Q1,Q2)のエミッタ間に加えられた差信号を示す
    ものである、回路(M7,M9,Q5−Q8,R1−R
    6)とを備え、 増幅器は、周波数を補償するために、所定の周波数にま
    で1以上のゲインを持っており:第1の増幅器手段(A
    1)に結合される第1の集積化された補償キャパシタン
    ス(C2)が、第1のトランジスタ(Q1)のコレクタ
    と、第1増幅器手段(A1)の第2入力部の間に接続さ
    れ、第1増幅器手段(A1)が少なくとも、所定の周波
    数にまで1以上のゲインを持ち、 第2の増幅器手段(A2)は、カスケードによる2段の増
    幅回路(Q3,Q4,M5,M6,Q11)を含み、出力
    トランジスタ(Q11)は、そのベース・コレクタ間に接
    続された集積化された補償キャパシタンス(CX)を備
    え、そのキャパシタンス(CX)は、第2の増幅手段(A
    2)が周波数に対して安定して動作し、かつ、所定の周
    波数より高い周波数まで1以上のゲインを持ち、 第3の集積化された補償用キャパシタンス(C1)は、
    第2の増幅器手段(A2)の第1の入力部と出力部の間
    に接続され、第2の増幅器手段(A2)が、周波数に関
    して積分器のように機能するような容量値を持つことを
    特徴とする計測用集積増幅器。
  2. 【請求項2】 第1の増幅器手段(A1)は、ゲートが
    第1の入力トランジスタ(Q1)のコレクタに接続さ
    れ、ドレインが電源(Vcc)に接続され、ソースがバ
    イポーラ・トランジスタ(Q9)のエミッタに接続され
    た、MOSトランジスタ(M8)を有しMOSトランジ
    スタ(M8)のベースが、第1の集積化された補償用キ
    ャパシタンス(C2)と基準電源(VR1)に接続さ
    れ、MOSトランジスタ(M8)のコレクタが、第1の
    入力トランジスタ(Q1)のベースに接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  3. 【請求項3】 第2の帰還増幅器手段(A2)が:第1
    段(Q3,Q4,M5,M6,IP3)であって、その
    第1,第2のMOSトランジスタ(M5,M6)のそれ
    ぞれのソースがバイアス電流発生器(IP3)に接続さ
    れ、ドレインが第1,第2のバイポーラ・トランジスタ
    (Q3,Q4)のコレクタにそれぞれ接続され、バイポ
    ーラ・トランジスタ(Q3,Q4)のベースが相互に接
    続され、それらのエミッタがアース(GND0)に接続
    され、第1のバイポーラ・トランジスタ(Q3)のベー
    スとコレクタが相互に接続され、第1,第2のMOSト
    ランジスタ(M5,M6)のゲートが、第2の入力トラ
    ンジスタ(Q3)のコレクタと、電源及び基準電源(V
    R2)とにそれぞれ接続されている第1,第2のMOS
    トランジスタ(M5,M6)を備えた第1段(Q3,Q
    4,M5,M6,IP3)と、 第3のバイポーラ・トランジスタ(Q11)を備えた第
    2の増幅段であって、そのベースが第2のバイポーラ・
    トランジスタ(Q4)のコレクタに接続され、第3のバ
    イポーラ・トランジスタ(Q4)のコレクタが第2の帰
    還増幅器手段(A2)の出力部を構成している、第2の
    増幅段、 とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の増幅
    器。
JP4201105A 1991-07-29 1992-07-28 差動入力部および1電源を備え、周波数補償用キャパシタンスを有する計測用集積増幅器 Pending JPH05206758A (ja)

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